JP2509888B2 - 内層回路の基準位置表示マ―ク露出方法 - Google Patents

内層回路の基準位置表示マ―ク露出方法

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JP2509888B2 JP556588A JP556588A JP2509888B2 JP 2509888 B2 JP2509888 B2 JP 2509888B2 JP 556588 A JP556588 A JP 556588A JP 556588 A JP556588 A JP 556588A JP 2509888 B2 JP2509888 B2 JP 2509888B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、導体と絶縁体とが交互に複数の層をなして
いる多層プリント配線板における内層回路の基準位置表
示マーク露出方法に関する。
(従来の技術) 多層プリント配線板の製造工程は、例えば第3図
(a)及び(b)に示すような4層の多層プリント配線
板の場合、回路未形成の外層銅箔1a,1dと回路が形成さ
れている内層銅箔1b,1cとがそれぞれ絶縁基材2a,2b,2c
を介して積層された多層プリント配線板3に対して、穴
明け、スルーホールのメッキおよび外層銅箔1a,1dの回
路形成の各処理が順次施される。この穴明けと、外層銅
箔の回路形成処理は、内層銅箔1b,1cの回路に対して正
確に相対的な位置関係が保たれた状態でおこなう必要が
あるため、これらの処理に先立って多層プリント配線板
3に基準穴を設けることが行われている。基準穴の穴明
けは、通常次に示す2工程でおこなわれる。
(1)基準穴より多少大きい直径の座ぐり用カッターに
よって、内層銅箔1bにつけられた基準位置表示マーク付
近に、第4図(a)及び(b)に示すように基準位置表
示マーク4が露出するまで座ぐり加工する。
(2)次に、露出した基準位置表示マーク4を目視し
て、第5図(a)及び(b)に示すように、全体を貫通
する基準穴5を正確に穴明けする。
しかし、(1)の座ぐり工程は、基準位置表示マーク
を損傷しないように、カッターが内層銅箔1bに達したと
きカッターの下降を停止させる必要がある。ところが、
一般的に銅張積層板は加熱プレス成形によって得られる
ため厚さにバラツキがあって座ぐり深さが一定しない。
従って、カッターの上下動を自動化することが難しく、
従来この座ぐり作業は、熟練者によって目視で行われた
り、多層プレス成形前に基準位置表示マークに離型シー
トを貼付しておき、座ぐりが基準位置表示マークに達し
たとき離型シートによる切削抵抗の違いを手で感じとっ
て停止する方法が行われている。これを改良する方法と
して、特開昭58−33896号公報に開示されているよう
に、カッターの刃先を回転軸に対して大小をつけて2分
割するとともにそれらを電気的に絶縁し、刃策が基準位
置表示マークに触れたとき刃先同士の電気的導通を検知
して切削を停止する方法もあるが、カッターを2分割し
再度絶縁物で接着しているため刃物として安定した切削
が得られないことと、大小刃先との間にある絶縁層がせ
まいため切粉により導通し切削途中で誤停止することが
ある等、カッターとしての製作性及び構造的に難点があ
った。また特開昭61−90851号広報に開示されているよ
うに、配線板の銅箔層と絶縁基材とのカッターの切削抵
抗の違いを電流値の変化としてとらえ判断停止する方法
もあるが、絶縁基材の厚いものや、絶縁基材の樹脂とガ
ラス繊維の構成が異なっていて均一な切削抵抗が得られ
ない場合には誤動作をおこし、座ぐりができない等の問
題点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、銅箔切
粉に起因する導通によって誤検知することがなく安定し
た座ぐり作業が自動的に行え、切削具の刃先そのものを
特殊に加工しなくとも導通検知が可能となり、刃先も容
易に再研摩できる多層プリント配線板の内層回路基準位
置表示マークの露出方法を提供しようとすものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意研究を重
ねた結果、切削具の刃先と離れている位置に電気接点を
設けることにより上記の目的が達成できることを見いだ
し本発明を完成したものである。すなわち、本発明は、
多層プリント配線板を回転する切削具で切削して内層回
路の基準位置表示マークを露出する方法において、切削
具の切削中心と刃先とを除いた刃先外周円内に、切削具
本体と電気的に絶縁され、かつ切削具の回転軸方向に摺
動し、かつ刃先より突出する復元力を有する電気接点を
設け、刃先と電気接点とが内層回路の基準位置表示マー
クに達した時に、刃先と電気接点を通じて起こる電気的
導通を検知して切削を停止することを特徴とする多層プ
リント配線板における内層回路の基準位置表示マーク露
出方法である。
(作用) 切削具で切削し、電気接点が内層回路の基準位置表示
マークに達すると復元力の接触圧によって電気接点は基
準位置表示マークに接触する。電気接点の進行が停止さ
れても一方切削具は尚も切削を続け、切削具の刃先が基
準位置表示マークに達した時に始めて、刃先と電気接点
とが基準位置表示マークの銅箔によって電気的に導通
し、切削が停止する。表示マークの露出状態によっては
更に数パルス送り込み切削を行うこともできる。刃先
と、刃先外周円内に位置する電気接点とは離れているた
め、銅箔切粉による誤動作がなくなり、また刃先も安定
した切削をするものが得られる。
(実施例) 次に本発明方法の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は、この実施例に使用した切削具の斜視図を示
す。切削具の切削中心と刃先を除いた刃先外周円内に
回転軸方向に沿う溝(穴でもよい)9を加工し、絶縁層
7によって電気的に絶縁した電気接点8を設け収納固定
してある。この電気接点8は、回転軸方向(矢印A・B
方向)に摺動し、かつスプリング等によって刃先より突
出する方向に復元力を有するコンタクトプローブで、自
由状態時において刃先より多少突出した形で固定され
る。この電気接点8の先端形状は、切削面を損傷しない
ように球面状のものが好ましい。この実施例で使用した
電気接点8の摺動ストロークは5mm,バネ圧は100gのもの
である。ストロークやバネ圧は状況に応じて必要な大き
さのものを使用することができる。電気接点の摩耗は少
なくて通常の超硬チップカッターの使用限界1000穴以上
まで十分使用できるため、切削具の刃先再研摩時に交換
すればよく、またその交換は簡便にできる。
次に、第2図を参照し、内層回路の基準位置表示マー
クを露出させる切削装置について説明する。該切削装置
は、絶縁チャック14とチャック17で把握された切削具
と、切削具をベルトなどを介して回転させる切削具回
転モーター15と、切削具を下降・上昇させる駆動部10
と、切削具の位置を検出する位置検出部11と、この位
置検出部11の検出結果に基づいて切削具の下降、上昇
動作を制御する制御部12と、多層プリント配線板3を押
さえるクランプ装置(図示せず)とによって構成されて
いる。多層プリント配線板3の基準位置表示マークの真
上に、切削具の回転軸がくるように多層プリント配線板
3を移動させて位置合せを行う。次に装置のスタートス
イッチ13を押すとクランプがおりるとともに切削具
回転しながら下降し、外層銅箔1aに切削具の刃先と電
気接点8が接触して電気的導通信号が生じ、この導通信
号はスリップリング16を経由して下降・上昇動作制御部
12の中のカウンター回路に加算され、さらに駆動部10の
パルスモーターのコントロールで下降速度の減速信号を
出す。次に絶縁基材2aを座ぐってゆき、内層銅箔1b上に
ある基準位置表示マーク4に刃先と電気接点が接触して
第二の導通信号がカウンター回路に加算される。カウン
ター回路のカウント数が層設定スイッチ18で設定した層
設定数と一致した時に、モータ制逆駆動回路により切削
具を停止、上昇させる。層設定数と一致した導通信号が
あった時、直ちに切削具を停止、上昇させるさせるこ
とができるが、露出マークの状態によりさらに数パルス
送り込めるようにすることもできる。切削具が上昇す
るとクランプが上昇し座ぐりのサイクルが終了する。こ
うしてきれいに基準位置表示マークを露出させることが
できる。
[発明の効果] 以上の説明したように、本発明の多層プリント配線板
における内層回路の基準位置表示マーク露出方法は、刃
先中心と刃先を除いた刃先外周円内に電気接点を設けた
ことによって、切削具の刃先の加工を要せずに導通検知
が可能となって切削具の切削の耐久性を低下させず、ま
た検知部の刃先と電気接点の間が広くあいているため銅
箔切粉による導通で誤検知することが少なく、従って安
定した座ぐりを自動的に行うことができる。また電気接
点はソケットに接続して刃先の再研摩時に取り外すこと
により、刃先は容易に再研摩できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す切削具の斜視図、第2
図は本発明の内層回路の基準位置表示マーク露出装置を
概念的に示す図、第3図(a)及び(b)、第4図
(a)及び(b)並びに第5図(a)及び(b)は多層
プリント配線板に基準穴を穿孔する工程を示す斜視図又
は断面図である。 1a,1d……外層銅箔、1b,1c……内層銅箔、2a,2b,2c……
絶縁基材、3……多層プリント配線板、4……基準位置
表示マーク、5……基準穴、……切削具、7……絶縁
層、8……電気接点、9……溝又は穴、10……駆動部、
11……位置検出部、12……制御部、13……スタートスイ
ッチ、14……絶縁チャック、15……切削具回転モータ
ー、16……スリップリング、17……チャック、18……層
設定スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層プリント配線板を回転する切削具で切
    削して内層回路の基準位置表示マークを露出する方法に
    おいて、切削具の切削中心と刃先とを除いた刃先外周円
    内に、切削具本体と電気的に絶縁され、かつ切削具の回
    転軸方向に摺動し、かつ刃先より突出する復元力を有す
    る電気接点を設け、刃先と電気接点とが内層回路の基準
    位置表示マークに達した時に、刃先と電気接点を通じて
    起こる電気的導通を検知して切削を停止することを特徴
    とする多層プリント配線板における内層回路の基準位置
    表示マーク露出方法。
JP556588A 1988-01-13 1988-01-13 内層回路の基準位置表示マ―ク露出方法 Expired - Lifetime JP2509888B2 (ja)

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