JP2509675Y2 - 電磁プランジャ - Google Patents

電磁プランジャ

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JP2509675Y2
JP2509675Y2 JP6091U JP6091U JP2509675Y2 JP 2509675 Y2 JP2509675 Y2 JP 2509675Y2 JP 6091 U JP6091 U JP 6091U JP 6091 U JP6091 U JP 6091U JP 2509675 Y2 JP2509675 Y2 JP 2509675Y2
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bobbin
yoke
engaging
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耕司 梅田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電磁プランジャに関
し、特に部品点数を縮減すると共に組立ての作業性を向
上させたものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来の
電磁プランジャでは、ボビンをヨークに挿入後、両者の
間にスペーサをはめ込んで、がたつかないようにする必
要があった。この考案の目的はスペーサなしで、ボビン
をヨークへガタ無く、安定に固定できるような新しい構
造を工夫すると共に組立ての作業性を向上させようとす
るものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この考案ではボビンは、
合成樹脂製で、円筒部と、その円筒部の両端のやゝ内側
に対向して形成された第1、第2フランジ部とより構成
される。その第1フランジ部は、概略方形状に形成さ
れ、その外面上端の一方の角部に係合突起が形成され
る。
【0004】また、ヨークは、冷間圧延鋼板製で、矩形
状の底板と、その両端より上方にほゞ直角に折曲げ延長
された方形状の第1、第2側板とで構成される。その第
1側板には、板面のほゞ中心に円孔が形成され、その円
孔の上方部分が削除されて、その円孔と一体のU形凹部
とされ、そのU形凹部の左右に作られた凸部の一方の上
端に係合孔が形成され、その係合孔の近傍の側板内面と
上記U形凹部の周面とで作るエッジの一部を面取りして
案内凹部が形成される。上記第2側板には、上記第1側
板のU形凹部の下側の半円と対向して同じ曲率の円孔が
形成される。
【0005】上記ボビンの係合突起を上にして、上記円
筒部の両端を上記U形凹部の下端及び第2側板の円孔に
それぞれ係合させ、上記ボビンを上記ヨークの係合孔の
方向に回転させることにより、上記係合突起を上記ヨー
クの案内凹部で案内させて、上記係合孔に係合させると
共に、上記ボビンの第1、第2フランジ部を上記ヨーク
の第1、第2側板で挾持させる。
【0006】上記第1フランジ部の外面上端の他方の角
部に第1突起が、また下端の、上記係合突起の下方の角
部に第2突起がそれぞれ形成されているのが望ましい。
また、上記第1フランジ部の下半部の内、上記係合突起
と斜めに対向する側の半部が上記円筒部と同軸心の円弧
部とされ、上記第2フランジ部が、上記円弧部の周縁と
同じ曲率半径の円板状に形成されているのが望ましい。
【0007】
【実施例】この考案の実施例を図1を参照して説明す
る。電磁プランジャは、ヨーク1と、そのヨーク1に収
容、保持される円筒状のボビン2と、そのボビン2に巻
回されるコイル3と、ボビン2の中心孔に進退自在に挿
通され、一端部がその中心孔より外部に突出して配され
るアーマチャー4と、ヨーク1の外部においてアーマチ
ャー4の上記一端部に巻回され、アーマチャー4をボビ
ン2の一端より外部に偏倚させるコイルばね5とにより
構成される。コイル3に電流を流して、アーマチャー4
をコイルばね5の偏倚力に抗して、その偏倚方向と反対
方向に移動させる。電流をオフにすれば、コイルばね5
の偏倚力により、アーマチャー4は図の位置に戻され
る。
【0008】ボビン2は、合成樹脂製で、図2に示すよ
うに、円筒部2aと、その両端のやゝ内側に対向して形
成された第1、第2フランジ部2b,2cとより成る。
第1フランジ部2bは概略方形状に形成され、その外面
上端の一方の角部に係合突起2dが、他方の角部に第1
突起2eが、また下端の、係合突起2dの下方の角部に
第2突起2fがそれぞれ形成される。この例では第1、
第2突起2e,2fは係合突起2dより外径及び高さが
小さくされている。第1フランジ部2bの下半部の内、
係合突起2dと斜めに対向する側の半部(従って全体の
ほゞ1/4 の部分)は、円筒部2aと同軸心の円弧部2g
とされる。第2フランジ部2cは円弧部2gの周縁と同
じ曲率半径の円板状に形成される。第1フランジ部2b
の上端縁の中間にT形突起2hが突設される。ボビン2
に巻回されたコイル3の一端がT形突起2hにからげて
固定された後、外部に導出される。
【0009】円筒部2aの端部2kの第2フランジ部2
cからの突出長Δ1 と第1フランジ部2bの第1、第2
突起2e,2fの突出長Δ2 とはほゞ等しく設定され
る。ヨーク1は、冷間圧延鋼板製で、図3に示すよう
に、矩形状の底板1aと、その両端より上方にほゞ直角
に折曲げ延長された方形状の第1、第2側板1b,1c
とより成る。第1側板1bには、板面のほゞ中心に円孔
が形成され、その円孔の上方部分が削除されて、その円
孔と一体のU形凹部1dが形成される。第1側板1bの
上半部は、U形凹部1dにより分離されて、一対の凸部
1e,1fが形成され、その一方の凸部1eの上端に係
合孔1gが形成される。図4に示すようにその係合孔1
gの近傍の側板内面とU形凹部1dの周面とで作るエッ
ジの一部を面取りして案内凹部1hが形成される。
【0010】第2側板1cには、第1側板1bのU形凹
部1dの下側の半円と対向して、同じ曲率の円孔1iが
同軸心に形成される。従ってU形凹部1dの幅と円孔1
iの直径とは同じ長さR1 となる。この寸法R1 はボビ
ン2の円筒部2aの直径R2よりやゝ大きく設定され
る。第1、第2側板1b,1cの間隔L1 は、ボビン2
の円筒部2aの、端部2k側の端面と第1フランジ部2
bの外面との距離L2(図2参照)にほゞ等しく設定され
る。第1、第2側板1b,1cの共通の幅W1 は、ボビ
ンの第1、第2フランジ部2b,2cの共通の幅W2
ほゞ等しいが、やゝ大きく設定される。この例では、第
1側板の係合孔1gの直径はボビン2の第1フランジ部
2bの係合突起2dの直径より小さく設定される。従っ
て両者が係合した場合には、係合突起2dの頂部のみが
係合孔1g内に突出した状態となる。
【0011】次にボビン2をヨーク1に固定する手順を
述べる。 (a) 図5に示すように、ボビンの係合突起2dを上に、
円弧部2gを下にして、ボビン2の軸線をヨーク1の軸
線に平行に重ね、ボビンの端部2kをヨークの第2フラ
ンジ部2cの内面に対接させると共に、円筒部2aの端
部2jをヨークのU形凹部1dに挿入させて、ボビンの
軸線をヨークの軸線に平行に保って、ボビン2を下方に
押し込み、端部2jをU形凹部1dの下端に当接させ
る。この状態では円筒部の端部2kは第2側板の円孔1
iとほゞ同軸心に対向しているので、ボビン2をシフト
とさせ、端部2kを円孔1i内に挿入する。図5に示し
たように、係合突起2dはU形凹部1d内に、また第
1、第2突起2e,2fは第1側板2bの両側縁の外側
にそれぞれ逃されているので、これまでの組立作業に対
し、何のさまたげにもならない。
【0012】(b) ボビン2を図5の矢印11の方向に多
少力を入れて回転させると、係合突起2dは、図4に示
した案内凹部1gに案内されて、側板1bの内面に乗り
上げられる。即ち、ヨーク1は弾性を持っているので第
1、第2側板1b,1c、特に第1側板の凸部1eは外
側に僅かに反ることによって可能となる。第1、第2突
起2e,2fは、その突出長Δ2 と同じ寸法だけボビン
の端部2kが円孔1iに挿入されているので、なんなく
第1側板1bの内面に対接または近接対向した状態とさ
れる。更にボビン2を矢印11方向に、最初の状態から
のべ1/4回転させれば、係合突起2dが係合孔1gには
め込まれ、反らされていたヨーク1は自身の復元力によ
って元の反りのない状態に戻る。また第1フランジ部2
bは係合突起2dと第1、第2突起2e,2fとにより
第1側板1bに対接し、第2フランジ部2cの外面が第
2側板1cの内面に対接し、両側板により挾持される
((b)項終り。)上述でボビン2を回転させる際、ボ
ビン2のヨークの底板1aと対向する側が円弧部2gと
されているので、ヨーク1の軸線の底板1aからの高さ
1 を、ボビン2の軸線の高さH2 より僅かに大きい程
度に設定することができ、電磁プランジャ全体の高さを
低く抑えることができる。
【0013】なお、ボビンの第1フランジ部2bの第
1、第2突起2e,2fを省略することもできる。図1
の例ではアーマチャー4には、円柱状の可動鉄心4aの
両端に合成樹脂製のピン4b,4cが圧入により取付け
られている。これらのピンによって、図示してない振動
板をたたくことによってチャイムを構成できる。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、ヨークの第1、第2
側板1b,1cにU形凹部1d及び円孔1iが、U形凹
部1dで分離された凸部1eに係合孔1gが、また係合
孔1gの近傍のU形凹部1dの周面のエッジ部に案内凹
部1hがそれぞれ設けられ、一方ボビン2の第1フラン
ジ部2bの外面に係合突起2dがそれぞれ設けられる。
【0015】ボビン2の円筒部2aの両端をU形凹部1
h及び円孔1iにそれぞれ係合させた状態でボビン2を
回転させることにより係合突起2dを案内凹部1hで案
内させて係合孔1gに係合させることができる。従って
ボビン2はヨーク1の軸線を中心とする周方向へ動くこ
とが抑えられると共にボビン2の第1、第2フランジ部
2b,2cがヨーク1の第1、第2側板1b,1cによ
り挾持される。このようにして、この考案では特にスペ
ーサを用いることなく、ボビン2をヨーク1へガタ無く
安定に保持することができる。また、上述したようにボ
ビンとヨーク1との組立作業は極めて簡単であり、組立
工数を大幅に縮減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す図で、Aは左側面図、
Bは正面図、Cは右側面図、Dは底面図。
【図2】図1のボビン2を示す図で、Aは左側面図、B
は正面図、Cは右側面図。
【図3】図1のヨーク1を示す図で、Aは平面図、Bは
左側面図、Cは正面図、Dは右側面図。
【図4】図3のヨーク1の要部の斜視図。
【図5】図1のボビン2をヨーク1へ装着する方法を説
明するための図。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークと、そのヨークに収容、保持され
    る円筒状のボビンと、そのボビンに巻回されるコイル
    と、上記ボビンの中心孔に進退自在に挿通され、一端部
    がその中心孔より外部に突出して配されるアーマチャー
    と、上記ヨークの外部において上記アーマチャーの一端
    部に巻回され、そのアーマチャーを上記ボビンの一端よ
    り外部に偏倚させるコイルばねとより成り、上記コイル
    に電流を流して、上記アーマチャーを上記コイルばねの
    偏倚力に抗してその偏倚方向と反対方向に移動させる電
    磁プランジャにおいて、上記ボビンは、合成樹脂製で、
    円筒部と、その円筒部の両端のやゝ内側に対向して形成
    された第1、第2フランジ部とより成り、その第1フラ
    ンジ部は、概略方形状に形成され、その外面上端の一方
    の角部に係合突起が形成され、上記ヨークは、冷間圧延
    鋼板製で、矩形状の底板と、その両端より上方にほゞ直
    角に折曲げ延長された方形状の第1、第2側板とより成
    り、その第1側板には、板面のほゞ中心に円孔が形成さ
    れ、その円孔の上方部分が削除されて、その円孔と一体
    のU形凹部とされ、そのU形凹部の左右に作られた凸部
    の一方の上端に係合孔が形成され、その係合孔の近傍の
    側板内面と上記U形凹部の周面とで作るエッジの一部を
    面取りして案内凹部が形成され、上記第2側板には、上
    記第1側板のU形凹部の下側の半円と対向して同じ曲率
    の円孔が形成され、上記ボビンの係合突起を上にして、
    上記円筒部の両端を上記U形凹部の下端及び第2側板の
    円孔にそれぞれ係合させ、上記ボビンを上記ヨークの係
    合孔の方向に回転させることにより、上記係合突起を上
    記ヨークの案内凹部で案内させて、上記係合孔に係合さ
    せると共に、上記ボビンの第1、第2フランジ部を上記
    ヨークの第1、第2側板で挾持させるようにしたことを
    特徴とする、電磁プランジャ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第1フランジ部
    の外面上端の他方の角部に第1突起が、また下端の、上
    記係合突起の下方の角部に第2突起がそれぞれ形成され
    ていることを特徴とする電磁プランジャ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記第1フ
    ランジ部の下半部の内、上記係合突起と斜めに対向する
    側の半部が上記円筒部と同軸心の円弧部とされ、上記第
    2フランジ部が、上記円弧部の周縁と同じ曲率半径の円
    板状に形成されていることを特徴とする電磁プランジ
    ャ。
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KR102484448B1 (ko) * 2021-01-04 2023-01-03 현대모비스 주식회사 차량 제동용 코일조립체 및 이를 포함한 제동장치

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