JP2509432B2 - 保護導体端子 - Google Patents

保護導体端子

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JP2509432B2 JP5015291A JP1529193A JP2509432B2 JP 2509432 B2 JP2509432 B2 JP 2509432B2 JP 5015291 A JP5015291 A JP 5015291A JP 1529193 A JP1529193 A JP 1529193A JP 2509432 B2 JP2509432 B2 JP 2509432B2
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保護導体端子であっ
て、絶縁材料ケーシング内に配置された導体レールと、
この導体レールに結合された固定兼接触脚部とを備えて
おり、該固定兼接触脚部は、保護導体母線として作用す
る支持レールとの機械的かつ電気的な結合のため、支持
レール脚部へ下から係合する、ばね作用を有するフック
部材とこれと協働するばね手段とを有している形式のも
のに関する。
【０００２】
【従来の技術】しかし上述の形式の公知の保護導体端子
（ヨーロッパ特許第０２３３４５８号明細書）にあって
は、接触脚部が端子全体のために支持レールとの電気的
な接続だけでなく機械的な接続をも行うことができ、そ
のために絶縁材料ケーシングの脚部領域を極めて簡単に
保持することができるが、接触脚部は複雑で製作上高価
な構造を有している。つまり接触脚部は２重脚状の複雑
な薄板曲げ部材であって、その内方には、別個に製造さ
るべき板ばね状のばねが組み込まれていなければならな
い。従って薄板曲げ部材の、支持レールへ下から係合す
る、ばね作用を持つフック部材によって到達さるべき支
持レール上への信頼性の高い保持作用を実現するために
は、構造的に著しい費用が必要である。
【０００３】また既に保護導体端子が公知になっており
（ドイツ国実用新案第７７１２３３１号明細書）、この
例では、端子の導体レールと支持レールとの間に結合部
材として中実の金属部材が設けられている。しかしこの
中実の金属部材は、その形態上支持レールとの機械的な
結合には不充分にしか働かないので、機械的な結合のた
めには端子の絶縁材料ケーシング上に特別な組付け脚形
態部を設ける必要がある。
【０００４】更にこの中実の金属部材内にも、ばね部材
として別のばねが組み込まれていなければならない。ば
ねと中実の金属部材との間の結合部を例えば簡単な緊張
装置によって簡単に形成した場合には、端子を支持レー
ルの長手方向に移動せしめる際、ばねは金属部材内にお
けるその保持作用を失うような結果になる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、冒頭で述べた形式の保護導体端子を改良して、その
固定兼接触脚部が支持レールの信頼性の高い保持作用を
保証することができるようにすると共に、極めて簡単に
製作できるようにすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項１に
記載の特徴によって上記課題を解決することができた。
【０００７】
【発明の効果】この種の接触脚部は一体状の中実に金属
部材であり、これにはもはや別個のばね手段を組み込む
必要がない。一体成形されたばね部材は、支持レール上
で信頼性の高い保持作用を有しており、その際中実の金
属部材に一体形成されたばね脚部は、この例で通常使用
されている例えば銅合金のような金属から出発して、そ
の幾何学的形状によって、例えば一体形成されたばね脚
部として、充分に所望の機能を果すことができる。つま
り一方では所要のばね作用を有し、かつ他方では良好な
取扱いのためには尚充分に弾性的である。
【０００８】この種の接触脚部は、基本的に、これを適
切な肉厚の金属プレートからその最終形状に打抜くこと
ができる。しかし又、接触脚部が適切な成形ストランド
からの分離によって得られるような構成も可能である。
このような形式で接触脚部は、これをほぼ不良品なしで
製作することができる。
【０００９】特にばね脚部の位置、数及び形状に関する
別の有利な構成が、請求項２以下に述べられている。
【００１０】
【実施例】次に本発明に基く保護導体端子の実施例を、
添付の図面を参照し乍ら詳細に説明する。
【００１１】図１及び図２に図示の保護導体端子は、通
常の絶縁材料ケーシング１を有し、その内方には導体レ
ール２が挿入されており、該導体レール２には、任意の
公知の構造の導体接続部３が装着されている。導体レー
ル２は、固定兼接触脚部４，４′に電気的及び機械的に
不動に結合されており、該固定兼接触脚部４，４′自体
は、導体レールと支持レール５とを電気的に並びに端子
全体と支持レール５とを機械的に結合するために使われ
ており、該支持レール５は、この種の保護導体端子にあ
っては保護導体母線として使用されている。この種の保
護導体端子の図１に図示の実施例にあっては、固定兼接
触脚部４が２つのフック部材６及び７を有し、該部材
６，７は、その形態に基いて実用上ばね作用を有してい
る。この実施例にあっては、固定兼接触脚部４に特に長
いばね脚部８が一体形成されている。このばね脚部８
は、フック部材６に近い側から出発し、かつその位置か
ら支持レール幅の大部分に亘って別のフック部材７の方
に延びている。この構成にあっては、フック部材７が支
承傾斜部９を有し、該支承傾斜部９は、種々の支持レー
ルの種々の長さ及び種々の肉厚の支持レール脚部のため
のスペースがあるような長さに設計されている。ばね脚
部８は、支承傾斜部９上に位置する支持レール脚部の上
面に作用を及ぼしている。向い合って位置しかつ不動の
支承体として役立っているフック部材６は、制御傾斜部
１０を有し、該制御傾斜部１０には、他方の支持レール
脚部の自由端部のための溝状の受容部１１が続いてい
る。端子を支持レール上に載設する際には、固定兼接触
脚部を先づ傾斜状態で、フック部材７及びばね脚部８で
もって対応する支持レール脚部と結合せしめる。下方に
押圧すると他方の支持レール脚部は、制御傾斜部１０に
沿って移動して受容部１１上に至り、その際一方の支持
レール脚部は、相応してフック部材７の支承傾斜部９上
に移動する。最終位置はばね脚部８によって確保され
る。
【００１２】このため支持レール脚部は、この実施例の
場合種々の形態で使用可能である。固定兼接触脚部４は
特に簡単な成形部を有しており、かつ特に長い、したが
って所望の機能に特に良好に適合するばね脚部８を有し
ている。
【００１３】本発明の原理の枠内で、夫々所定の使用例
に最適に適合可能であるような、構造的に別の構成を容
易に実現することができる。こうして図２には、基本的
に同一の構造の保護導体端子が図示されている。この端
子は固定兼接触脚部４′を有し、該脚部４′は、ほぼ中
央領域から出発している２つの比較的短いばね脚部８′
及び８″を有し、該脚部８′，８″は夫々、その位置か
ら支持レール脚部の方に延び、かつその上面と協働して
いる。この構成にあってはフック部材６及び７が、その
幾何学的形状によってやはりばね作用を有するように形
成されている。つまり本来の両ばね脚部と並んで、フッ
ク部材６及び７もばね脚部と同じように作用する。つま
り全体的に必要で所望のばね作用は、全部で４つの弾発
作用をする部材に分割されている。従ってこれに対応し
た構成の場合には、支持レール上における特に確実な、
弾発的な保持が、支持レールへの係止に関する特に良好
な取扱性を伴って実現可能である。
【００１４】図３に図示の実施例の場合には固定兼接触
脚部４″が設けられており、この場合にあっては、その
一方のフック部材７′がより長いばね距離を有してい
る。このため図示の実施例ではフック部材７′が側方で
支持レールを超えて外方に延びており、次いで対応する
支持レール脚部に対しＣ字形に折り返されている。フッ
ク部材７′は、この支持レール脚部と協働しているその
端部に支承傾斜部９′を有している。この構成の場合は
フック部材７′のばね距離が長いために特に、支持レー
ルの異なる誤差（Ａｂｍａｓｓ）に対して、製作誤差の
補償を保証することができる。フック部材７′がこのよ
うにＣ字状に形成されていることによって、向い合って
位置するフック部材６の不動のストッパを支持レールに
対して常に確実に引張る水平方向の力が生ぜしめられ
る。また支持レールに著しい製作誤差がある場合には、
構成部材の金属部材が各場合共絶縁材料ケーシング１の
補助なしで支持レール５上に確実に位置することによっ
て、該製作誤差を補償することができる。
【００１５】この実施例にあってはばね脚部８′′′が
１つだけ設けられており、該ばね脚部８′′′は、装置
のばね特性を考慮してその他の点ではそれ自体比較的短
かくて宜く、かつ図示の実施例の場合には、この固定兼
接触脚部４″のほぼ中心部からＣ字形に形成されたフッ
ク部材７′に向って延びている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の保護導体端子が開放されている場合の
側面図である。
【図２】本発明の保護導体端子の別の実施例の側面図で
ある。
【図３】本発明の保護導体端子の別の実施例の側面図で
ある。
【符号の説明】
１ 絶縁材料ケーシング ２ 導体レール ３ 導体接続部 ４，４′，４″ 接触脚部 ５ 支持レール ６，７，７′ フック部材 ８，８′，８″，８′′′ ばね脚部 ９，９′ 支承傾斜部 １０ 制御傾斜部 １１ 受容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト コンラート ドイツ連邦共和国 デトモルト ディセ シュトラーセ 20 (72)発明者 マンフレート ヴィルメス ドイツ連邦共和国 デトモルト エラー ンブルッフヴェーク 19 (72)発明者 ユルク ディークマン ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト ア ウフ デム ブッシュ 17 (72)発明者 ヴァルター ハニング ドイツ連邦共和国 デトモルト アム ランゲン グルント 66 (56)参考文献 特開 平１−248486（ＪＰ，Ａ) 実公 昭40−30051（ＪＰ，Ｙ１)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 保護導体端子であって、絶縁材料ケーシ
    ング（１）内に配置された導体レール（２）と、この導
    体レール（２）に結合された固定兼接触脚部（４）とを
    備えており、該固定兼接触脚部（４）は、保護導体母線
    として作用する支持レール（５）との機械的かつ電気的
    な結合のため、支持レール脚部へ下から係合する、ばね
    作用を有するフック部材（６，７，７′）とこれと協働
    するばね手段（８）とを有している形式のものにおい
    て、固定兼接触脚部（４，４′，４″）が中実の金属部
    材として形成されており、かつばね手段として、支持レ
    ール上面へ作用する縦長のばね脚部（８，８′，８″，
    ８′′′）が少くとも１つ、上記金属部材に一体形成さ
    れていることを特徴とする保護導体端子。
  2. 【請求項２】 固定兼接触脚部（４，４′，４″）が、
    対応する輪郭の材料ストランドから切り取られた成形部
    材であることを特徴とする、請求項１記載の保護導体端
    子。
  3. 【請求項３】 固定兼接触脚部（４，４′，４″）が、
    金属プレートから打ち抜かれた成形部材であることを特
    徴とする、請求項１記載の保護導体端子。
  4. 【請求項４】 固定兼接触脚部（４）が長いばね脚部
    （８）を有し、該ばね脚部（８）は、一方のフック部材
    （６）の近傍から出発し脚幅の大部分を超えて他方のフ
    ック部材（７）の方に延びていることを特徴とする、請
    求項１から３までのいづれか１項記載の保護導体端子。
  5. 【請求項５】 固定兼接触脚部（４′）が、ほぼその中
    心領域から出発している２つのばね脚部（８′，８″）
    を有しており、該ばね脚部（８′，８″）は両フック部
    材（６，７）の方に夫々延びていることを特徴とする、
    請求項１から３までのいづれか１項記載の保護導体端
    子。
  6. 【請求項６】 フック部材（６，７′）の一方（７′）
    には、より長いばね距離が与えられていることを特徴と
    する、請求項１から５までのいづれか１項記載の保護導
    体端子。
  7. 【請求項７】 フック部材（７′）が側方で支持レール
    （５）を超えて外方に延び、かつ支持レール（５）へ向
    かって折り返されてＣ字形に形成されていることを特徴
    とする、請求項６記載の保護導体端子。
  8. 【請求項８】 フック部材（７′）が、その支持レール
    脚部に向い合った端部に傾斜部（９′）を有しているこ
    とを特徴とする、請求項７記載の保護導体端子。
  9. 【請求項９】 固定兼接触脚部（４″）が、ほぼその中
    心領域から出発してより長いばね距離を備えたフック部
    材（７′）の方に延びているばね脚部（８′′′）を１
    つだけ有していることを特徴とする、請求項６から８ま
    でのいづれか１項記載の保護導体端子。
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