JP2509139B2 - カ―ド式乗車券処理装置 - Google Patents

カ―ド式乗車券処理装置

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JP2509139B2
JP2509139B2 JP15687593A JP15687593A JP2509139B2 JP 2509139 B2 JP2509139 B2 JP 2509139B2 JP 15687593 A JP15687593 A JP 15687593A JP 15687593 A JP15687593 A JP 15687593A JP 2509139 B2 JP2509139 B2 JP 2509139B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は路線バスや電車などの
車両への乗車時における乗車賃を、読み書き可能な、い
わゆるキャッシュレス乗車券により精算を行うカード式
乗車券処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は大都市においては多量の交通需要
の増大に対し、輸送量の多い鉄道、特に地下鉄の整備拡
充が図られている。また省エネルギーの問題から自家用
車による通勤を公共輸送機関であるバスに転換させるべ
く、種々のサービス案が提案されている。その一つは鉄
道とバスとの交通網を充実させて旅客を目的地まで速く
輸送するという方法である。すなわち鉄道の主要駅を中
心としてバス交通網を形成し、交通渋滞の激しい都市内
は鉄道で、郊外はバスで行くべくする方法である。また
鉄道を利用できないバス交通地域内においては、鉄道に
匹敵する主幹バスと称する特急バスを走らせ、その主幹
バスの停留所に接続する普通バスを走らせることによ
り、全体としての乗車時間を短縮する方法がとられてい
る。しかしながら前記したような交通形態になると、バ
スから鉄道へ、また鉄道からバスへと、あるいはバスか
らバスへと乗継ぎの回数が増える結果となり、乗継ぎの
たびの乗車券購入のわずらわしさ、またそれぞれに乗車
券を購入した場合には料金が割高になるなどがあり、実
施には問題が残っていた。
【0003】この問題を解決するには、バスと鉄道との
相互乗継ぎを可能にする乗継乗車券の発行及び乗継シス
テムが必要である。このために乗継ぎのための乗車券を
購入するような煩わしさがなく、また乗継割引券発行機
を特に設ける必要がなく、かつ乗継ぎを容易に行うこと
ができ、乗継者にとっては割引料金で乗継ぎを可能にす
る乗継券精算装置を特願昭55−182392にて提案
してきた。
【0004】しかしながら前記提案では乗継ぎのたびの
乗車券の購入回数は減らすことはできるものの、最初に
乗車券を購入する手間が必要となる。一方、最近は磁気
カードを利用したキャッシュレス乗車券の実用化が試行
されている。このキャッシュレス乗車券方式とは、あら
かじめ決められた金額の高額乗車券を購入しておき、以
後有効期間内であればその購入金額までは何回でも自由
に分割使用ができる方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来考えられているキ
ャッシュレス乗車券方式は、乗車地から降車地までの運
賃を降車時に精算するものである。しかしながら、この
方式では例えばX駅からY駅経由Z駅まで利用するのに
際して、利用者がY駅からZ駅までの券、つまり定期券
を有していた場合、X駅にてキャッシュレス乗車券で乗
車し、Z駅にて定期券を用いて降車することにより、X
駅からY駅間の料金を支払わずに利用する不正乗車(キ
セル等の不正利用)が行われる場合があり、このような
不正乗車による損害を少なくするものが望まれている。
【0006】この発明の目的は交通機関の乗車のたびの
乗車券の購入の煩わしさをなくし、キャッシュレス乗車
券(以下カード式乗車券と記す)の使用を可能にし、路
線バスや電車などの車両への乗車時にカード式乗車券の
有効金額から予め決められた手法により定められた金額
を減じ、降車時に利用区間に応じた金額と、その減じた
金額とを用いて精算することにより、不正乗車による損
害を少なくすることができるカード式乗車券処理装置を
提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は車内に設けら
れ、有効金額と乗車地とを情報として記憶するカード式
乗車券に対し、運賃精算するカード式乗車券処理装置に
おいて、乗車口に設けられ、上記カード式乗車券の記録
情報を読取る読取り手段と、その読取った有効金額から
予め決められた手法により定められた金額を自動的に減
算する手段と、その減算された有効金額と現乗車地とに
そのカード式乗車券の記録情報を書替える書替え手段と
を有する乗車口用カード処理装置と、降車口に設けら
れ、上記カード式乗車券の記録情報を読取る読取り手段
と、その読取った有効金額を精算金額に書替える書替え
手段とを有する降車口用カード処理装置と、運賃演算に
必要な運賃データを有する中央処理装置と、上記降車口
用カード処理装置で読取られた情報及び上記運賃データ
から運賃演算を行い、その演算された金額と上記定めら
れた金額とを用いて上記カード式乗車券の上記精算金額
を算出する手段と、を具備するものである。
【0008】
【実施例】全体の構成及び動作 以下この発明のカード式乗車券処理装置の実施例を図面
を使用して詳細に説明する。この実施例では多くの機能
を設けてあるが、必要に応じて省略又は変更できるもの
も多く含んでいる。このことは後の説明で明らかにす
る。
【0009】この発明の実施例の全体の構成を図1に示
す。このカード式乗車券処理装置に用いるカード式乗車
券1は、例えばバスのターミナル、地下鉄等との乗継駅
などに設置されるキャッシュレス乗車券販売器(以下販
売器と称する)2によって発行販売される。カード式乗
車券1は地下鉄などとの乗継ぎを可能にするものとする
のであれば、形状,カードの種別,カードに記憶させる
情報の記録手段ならびにデータ様式等を乗継ぎ可能交通
機関において統一化することが必要である。
【0010】カード式乗車券1は各種情報を記録し、ま
たその記録を読出すことができるもので、例えば磁気カ
ードが用いられる。即ちカード式乗車券1には例えば磁
気ストライプ101が方形カードの長手方向と平行に設
けられ、このストライプ101上に金額情報等を記憶し
てある。販売器2は旅客があらかじめ設定された現金3
を紙幣挿入口201に挿入し、その後希望する金額を金
額押しボタン群204のボタンを選択的に押すことによ
って、購入金額に相当するカード式乗車券1がカード取
出口203に発行される。販売器2の表示器202は挿
入した金額を表示するものであり、販売器2内の制御器
205は乗車券発行のための機械部ならびに電気部の制
御を行い、カード式乗車券1の磁気ストライプ101に
購入金額、券の有効期間、カード種別(大人,小人等)
等の必要諸データを記録する。なおこの発明は発行され
たカード式乗車券1を用いるが、その発行のための構成
に特徴があるものではないから、販売器2の具体的構成
についての説明は省略する。
【0011】この発明によるカード式乗車券処理装置
は、例えばバス4の乗車口5および降車口6の乗客用の
通路近くに乗車口用カード処理装置7、降車口用カード
処理装置7′としてそれぞれ設けられ、それらカード処
理装置7,7′の総合管理を行う中央処理装置8および
運転士が操作する入力操作部9が例えば運転席近くに設
けられる。
【0012】乗車口用カード処理装置7には乗車券通路
701が形成され、カード式乗車券1をその通路701
の入口702から出口703に通過させることにより、
カード式乗車券1の記録情報の読取り、書替えを行う。
カード式乗車券1の送りを乗客自身が手動で行う形式
と、カード式乗車券1を入口702に挿入するとモータ
704が起動され、モータ704によってカード搬送機
構705が駆動され、自動的にカード式乗車券1が出口
703に移動されるタイプとが考えられるが、この説明
では後者で行うものとする。
【0013】乗車口での処理 カード式乗車券1が入口702に挿入されると、カード
挿入検出器706が検出し(図2AのステップS1 )、
制御部710が動作を開始し、制御部710はモータ7
04を起動し(ステップS2 )、挿入されたカード式乗
車券1を搬送する。そのカード式乗車券1はその搬送途
中でまず読取ヘッド707にて、この例では有効金額、
有効期間、種別、乗継時刻等の諸データが読出され、そ
の読出されたデータが有効であると判断すれば(ステッ
プS4 )、そのままカード式乗車券1は搬送される。も
しその読出されたデータから有効金額が不足、あるいは
ない場合、有効期間が外れている場合等有効でないと判
断されると、モータ704に対し逆転指令が出され(ス
テップS5 )、カード式乗車券1は返却される。この
時、表示器711およびスピーカ712によって乗客に
その内容を知らせることも行われる(ステップS6 )。
【0014】有効と判定されたカード式乗車券1は書込
みヘッド708に送られ、一方制御部710においてカ
ード式乗車券1から読取った有効金額から予め決められ
た手法により定められた金額(以下所定の金額と記す)
が自動的に減算され、その減算された有効金額、現乗車
地情報としての乗車停留所コード、運行系統乗継ぎの場
合は乗継ぎコード等の記録のためのデータ書替えが書込
みヘッド708によって行われる(ステップS7 )。つ
まり、ここで有効金額から所定の金額が一旦引落とされ
る。書替えが正常に行われたかをチェックするために、
カード式乗車券1は次の読取りヘッド709を通過する
際に読取られて(ステップS8 )、正しいデータと照合
され(ステップS9 )、正常であればそのカード式乗車
券1は出口703に送られ、モータ704は停止され、
乗客の手にカード式乗車券1は渡る。読取り照合により
書込み誤りがあれば、モータ704を逆回転後正転させ
(ステップS11)、カード式乗車券1を戻し再度書込み
動作を行う。
【0015】なお、この例では有効金額から減算される
所定の金額は、その乗車停留所から終点までの運賃とさ
れ、即ち各乗車停留所毎に定められたものである。ステ
ップS4 での判定は図2Bに示すように、まず有効期間
内かの判定が行われ(ステップS12)、有効期間内であ
れば金額P1 があるかが判定され(ステップS13)、金
額P1 があればその乗車停留所から終点までの運賃Pe
を運賃データ表から読取る(ステップS14)。カード式
乗車券1から読取った系統番号及び降車地と、その乗車
地及びそのバスの系統番号とから乗継ぎが可能かの判定
と、読取り使用時刻から現在時刻まで所定時間以上経過
しているかいないかから乗継ぎか否かの判定が行われる
(ステップS15)。乗継ぎと判定されると前記Pe に対
し割引き演算が行われ、Pe ′とされる(ステップ
16)。この割引きは一定料金の差引き、一定料率の差
引きなどが考えられる。次に読取った金額P1 からPe
(又はPe ′)が引算され(ステップS17)、この結果
が正かゼロなら有効とされる(ステップS18)。前記カ
ード式乗車券1の返却時には表示器711にてステップ
17での差引き後の残高金額の表示が行われ、またステ
ップS7 での金額の書込みはステップS17の引算結果で
あり、またステップS15で乗継ぎと判定されるとそのこ
とも書込まれる。前記した一連の動作のための制御は制
御部710にて行う。
【0016】降車口での処理 降車口6側に設置する降車口用カード処理装置7′の電
気的ならびに機械的構成は、乗車口用カード処理装置7
と同じものでよいため、構成部品の詳細説明は省略す
る。降車口用カード処理装置7′でのカード式乗車券1
の処理は図2Cに示すように、降車時にカード式乗車券
1が挿入され、これが検出されると(ステップS19)、
モータが起動され(ステップS20)、乗車券データが読
取られ(ステップS21)、乗車時に引落とした運賃の精
算が行われ(ステップS22)、その精算結果、降車停留
所のコード、降車時刻等のデータ書込みが行われる(ス
テップS23)。すなわち運賃の精算とは乗車時に終点ま
での運賃が引落とされているため、途中下車に対しては
運賃を戻す必要があるし、降車停留所、時刻の記録は乗
継ぎ時の運行系統の記録(降車時での記録でもよい)と
合わせて乗継ぎ割引きの処理等に用いるものである。降
車の際も乗客に対しては残高金額等を表示器711′に
よって知らせ(ステップS25)、これにより乗客は常に
そのカード式乗車券1の有効金額を知ることができ、有
効金額がなくなるまで何回も使用することができる。カ
ード式乗車券1がカード処理装置7′の出口703′へ
送られるとモータ704′は停止される。
【0017】なおステップS22での運賃精算は図2Dに
示すように、読出された乗車地と現在地とより運賃デー
タ表から運賃Pr が読取られ(ステップS26)、読取ら
れた乗継ぎコードから乗継ぎか否か判定され(ステップ
27)、乗継ぎと判定されるとPr に対する割引き演算
が行われ運賃がPr ′とされ(ステップS28)、このP
r ′又はPr と乗車時に求めた運賃との差Pe (Pe
′)−Pr (Pr ′)を求め、その差額を読出した金
額P1 −Pe (Pe ′)に加算する(ステップS29)。
【0018】中央処理装置及び入力操作部 次に中央処理装置8と入力操作部9との構成、作用を説
明する。中央処理装置8はカード処理装置7,7′のそ
れぞれを管理するものであり、カード処理装置7,7′
と必要データの送受信を行うためのインターフェースユ
ニット(以下I/Oと称する)801,802と、有効
期間、乗継時刻等の管理を行うための補助機能となる時
計回路803と、入力操作部9とのデータ送受用I/O
804と、運行系統、停留所データ等を記憶した運行メ
モリ805と、運賃精算に必要な運賃メモリ806と、
乗客の利用乗車区間、路線収入、運行時間等の乗降デー
タを記憶するためのデータ記録メモリ807と、データ
記録メモリ807内の収集データを外部から取出す出力
端子、また運行メモリ805、運賃メモリ806の情報
書替えのためのデータ入力用端子とするデータ入出力用
I/O808と、前記した各構成部を制御するマイクロ
コンピュータ809とがデータバス810にて互に接続
されて構成されている。
【0019】入力操作部9は運行系統を指示するための
系統スイッチ901と、運行開始時にそのことを中央処
理装置8にセットするための起動スイッチ902と、停
留所に停車した(到着した)ことを知るためのドア開信
号904の入力部と、停留所を判定するための距離信号
あるいは運転者の操作による停留所信号905の入力部
と、主としてカード処理装置7,7′の動作を監視する
モニタ903となどで構成される。
【0020】バスの運行に際しては、運転者はこれから
走るべき路線の系統番号を系統スイッチ901で設定
し、始発駅にて起動スイッチ902を押す。これにより
I/O804を介してマイクロコンピュータ809には
運行系統が指示されるため、マイクロコンピュータ80
9は運行メモリ805および運賃メモリ806よりその
系統の運行データと必要な諸データとを読出し、マイク
ロコンピュータ809内に持つ一次記憶メモリのRAM
に記憶し、必要に応じて諸データの読出しができる状態
を作る。
【0021】カード処理装置7,7′が乗車券の精算処
理に必要なデータは、カード式乗車券1が挿入され、そ
の記録情報が読出されてからカード処理装置7,7′が
発するデータの要求信号に応じてその都度転送する方
式、あるいはあらかじめまとめてデータを転送してお
き、その転送データをカード処理装置7,7′側で記憶
し、処理できるようにしておき、必要に応じて更新デー
タを転送する方法とがある。後者で説明すれば、例えば
運行開始時点で運行すべき系統の運行データ、運賃デー
タ、運行月日データをまず転送しておき、停留所信号の
発生時に通過停留所コードを送り、ドア開信号で現在時
間データを送る。
【0022】カード処理装置7,7′は中央処理装置8
より伝送される乗車券の運賃精算に必要な各情報のデー
タを制御部710,710′の記憶用メモリ(RAM)
に記憶し、そしてカード式乗車券1が挿入されるたびに
制御部710,710′はそれぞれ予め決められた演算
処理を行う。また読取りによって判る乗客の乗車地、降
車地、大人、小人の種別等のデータをRAMに記憶し、
例えばドア開信号がOFFとなり、乗客の乗り降り動作
がなくなってからその記録データを中央処理装置8に送
り、データ記録メモリ807に保存しておくことができ
る。その記録データは特別に用意したデータ収集器によ
りデータ入出力I/O808を通じて人為的に集める
が、その収集を無線機等にて遠隔操作することもでき
る。
【0023】次に各部の詳細を図面により補足説明す
る。カード式乗車券 図3は磁気カードによるカード式乗車券1のデータフォ
ーマット例を示す。その磁気ストライプ101には図3
Aに示すように記録情報の始めを示す「STX」、「会
社コード(交通機関企業体コード)」、「有効期間」、
「券金額」、「券種」、「系統」、「乗車地」、「降車
地」、「乗継ぎ」、「使用時刻」、記録情報の終りを示
す「ETX」がその順に書込まれており、カード処理装
置内でのカード式乗車券1の移動により「STX」から
順次その記録が読出される。
【0024】書込みデータの例を図1中のカード式乗車
券1の流れb,c,dに対応して図3B,C,Dに表わ
す。購入されたカード式乗車券1は図3Bに示すように
¥3000であることが券金額欄に記録されてあり、ま
た券種の欄には大人用の券であることが記録されてあ
る。乗車してそのカード式乗車券1を乗車口用カード処
理装置7を通過させた状態ではそのカード式乗車券1に
図3Cに示すように運行系統の欄に120番の系統を示
す系統コード120が、乗車地欄にその乗車地を示す停
留所コード002が、使用時刻の欄に乗車時刻の13:
00が、更にコード002の停留所から終点までの運賃
200円を、それまでの券金額欄の金額から差引いた後
の¥2800が券金額欄にそれぞれ書込まれたものとな
る。
【0025】乗客が降車地で降車口用カード処理装置
7′にカード式乗車券1を通した状態では、そのカード
式乗車券1は図3Dに示すようにその降車地の停留所コ
ード015が降車地欄に、その時の降車時刻14:30
が使用時刻欄に、更にコード002の停留所からコード
015の停留所までの運賃¥140を、乗車時の券金額
¥3000から差引いて精算された金額¥2860が券
金額の欄にそれぞれ記録されたものとなる。
【0026】この図3Dに示したカード式乗車券1が次
の乗車に使用され、例えば図5に示す系統番号130の
コード112の停留所に時刻14:40に乗車すると、
それまでの記録情報中の系統番号が120で降車地コー
ドが015であることから乗継ぎが可能と判定され、更
に使用時刻14:30から乗継ぎと判定され、この結
果、このコード112の停留所で乗車し、乗車口用カー
ド処理装置7を出たカード式乗車券には図3Eに示すよ
うに系統番号が130となり、乗車地コードが112と
なり、更に乗継ぎ表示が“1”とされる。
【0027】なおカード式乗車券1に対する各種データ
の書替えはすべてデータを1度RAMに読取った後、新
たにすべてのデータを書込むか、書替え部と非書替え部
とに分離してデータを配しこれらを区別して書替え部に
対してのみ書替えを行う。カード処理装置 図4はカード処理装置7,7′の内部構成例をさらに詳
細に示したものである。制御部710はマイクロコンピ
ュータで構成された例であり、マイクロプロセッサ(C
PU)7101、制御の手順がプログラムとして記憶さ
れているプログラムメモリ(ROM)7102、さらに
各種処理に必要なデータの読書き、記録データの一時記
憶等を行うための読書き可能なメモリ(RAM)710
3、中央処理装置8との信号入出力のためのインタフェ
ース用入出力ポート7104、カード搬送機構駆動用モ
ータ704に対する動作指令出力のためのインタフェー
ス用入出力ポート7105、読取り磁気ヘッド707,
709の読取りデータを取込むためのインタフェース用
入出力ポート7106,7107、書込み磁気ヘッド7
08に書込みデータを送出するためのインタフェース用
入出力ポート7108、カード挿入検出器706の検出
出力を取込むためのインタフェース用入出力ポート71
09、表示器711へ表示データを送出するためのイン
タフェース用入出力ポート7110、音声合成回路71
12、その合成音声信号をスピーカ712へ出力するた
めのインタフェース入出力ポート7111で構成されて
ある。読取り及び書込み用の磁気ヘッドに対する入出力
ポート7106〜7108は増幅器、周波数変調、復調
回路等が組込まれている。
【0028】運行路線 図5は運行路線の例を示し、バス系統110とバス系統
120とが乗継ぎ停留所1aで交差し、バス系統120
とバス系統130とが乗継ぎ停留所1bで交差し、バス
系統130の起終点101は地下鉄系統140との乗継
ぎ停留所1cとなっている。各系統の丸印は停留所を示
し、その3桁の数字はこの停留所のコードを示し、0
1,02…は停留所間の運賃区間を示す。
【0029】運行メモリデータ 図6は運行メモリ805の記憶データ例を示す。運行メ
モリ805は各運行系統の停留所コードの順序とその運
賃区間が記憶され、またその停留所に乗継ぎ系統があれ
ばそのデータなどを記憶している。運賃メモリデータ 図7は運賃メモリ806の記憶データ例として120系
統の運賃表(大人)を示す。コード002の停留所で乗
り、コード015の停留所で降りた人は最初に終点まで
の200円が券金額から引算され、降車の時に実際の運
賃が140円であるため200円−140円=60円が
戻され、券金額に加算される。
【0030】データ記録メモリ 図8はデータ記録メモリ807の記録データの例を示
す。例えば各系統別の乗車−降車間の利用人数等のデー
タが記録できる。
【0031】
【発明の効果】この発明のカード式乗車券処理装置によ
れば、乗客が乗車時に単にカード式乗車券の挿入動作を
すれば、そのカード式乗車券の有効金額から一旦所定の
金額が自動的に差し引かれ、降車時に乗客の利用区間に
応じた金額と、その差し引いた金額とを用いて運賃の精
算処理が行われるため、不正乗車による損害を少なくす
ることができ、またその処理に対して運転者に特別な操
作を必要としない。さらに、乗客は乗車のたびの乗車券
の購入が必要でなく、余分なわずらわしさから解放され
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカード式乗車券処理装置の一例
を示すブロック図。
【図2】その各部の動作の例を示す流れ図。
【図3】カード式乗車券の記憶例を示す図。
【図4】カード処理装置の具体例を示すブロック図。
【図5】路線系統、停留所コード、区間コードの例を示
す図。
【図6】運行メモリ805のデータ例を示す図。
【図7】運賃メモリ806のデータ例を示す図。
【図8】データ記録メモリ808の記憶例を示す図。
【符号の説明】
1 カード式乗車券 4 バス 7 乗車口用カード処理装置 7′ 降車口用カード処理装置 8 中央処理装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内に設けられ、有効金額と乗車地とを
    情報として記憶するカード式乗車券に対し、運賃精算す
    るカード式乗車券処理装置において、 乗車口に設けられ、上記カード式乗車券の記録情報を読
    取る読取り手段と、その読取った有効金額から予め決め
    られた手法により定められた金額を自動的に減算する手
    段と、その減算された有効金額と現乗車地とにそのカー
    ド式乗車券の記録情報を書替える書替え手段とを有する
    乗車口用カード処理装置と、 降車口に設けられ、上記カード式乗車券の記録情報を読
    取る読取り手段と、その読取った有効金額を精算金額に
    書替える書替え手段とを有する降車口用カード処理装置
    と、 運賃演算に必要な運賃データを有する中央処理装置と、 上記降車口用カード処理装置で読取られた情報及び上記
    運賃データから運賃演算を行い、その演算された金額と
    上記定められた金額とを用いて上記カード式乗車券の上
    記精算金額を算出する手段と、 を具備することを特徴とするカード式乗車券処理装置。
JP15687593A 1993-06-28 1993-06-28 カ―ド式乗車券処理装置 Expired - Fee Related JP2509139B2 (ja)

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