JP2508967Y2 - デ―タ入力回路 - Google Patents

デ―タ入力回路

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JP2508967Y2
JP2508967Y2 JP1990034686U JP3468690U JP2508967Y2 JP 2508967 Y2 JP2508967 Y2 JP 2508967Y2 JP 1990034686 U JP1990034686 U JP 1990034686U JP 3468690 U JP3468690 U JP 3468690U JP 2508967 Y2 JP2508967 Y2 JP 2508967Y2
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誠二 山下
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、互いに並列の着火回路が確実に診断できる
ようにしたデータ入力回路に関する。
[従来技術] 衝突発生時に膨張して乗員を保護するエアバッグシス
テムは、スクイブと呼ばれる起爆素子を衝撃を感知して
作動する衝撃感知センサに接続し、衝撃感知センサの作
動とともにスクイブに所要の着火電流を通電して着火起
爆させ、直接又は間接にエアバッグを膨張して展開させ
る構成とされている。こうしたエアバッグシステムは、
衝突発生時に確実な作動を約束できるようにするため、
着火回路に断線や短絡が発生していないかを定期的に或
いは常温監視或いは診断しておくことが望ましい。
第2図に示したデータ入力回路は、車載エアバッグシ
ステム診断用のデータを入力するのための回路である。
具体的には、第1の衝撃感知センサ13を内蔵する第1の
着火回路11と第2の衝撃感知センサ23を内蔵する第2の
着火回路21とを電源1に並列接続するとともに、第3の
衝撃感知センサ31を介して共通接地した回路構成を有す
る。
本例の場合、第1の着火回路11は、第1の回り込み防
止ダイオード12と、運転席側の衝撃を感知して閉成する
接点13aと診断電流通電用の診断抵抗13bの並列接続回路
からなる第1の衝撃感知センサ13と、所定の着火電流を
通電されて起爆着火するスクイブ14とを直列接続して構
成してある。第2の着火回路21は、第2の回り込み防止
ダイオード22と、助手席側の衝撃を感知して閉成する接
点23aと診断電流通電用の診断抵抗23bの並列接続回路か
らなる第2の衝撃感知センサ23と、所定の着火電流を通
電されて起爆着火するスクイブ24とを直列接続して構成
してあり、基本的には第1の着火回路21と同一の回路構
成をなす。第3の衝撃感知センサ31は、車室外の衝撃を
感知して閉成する接点31aと診断電流通電用の診断抵抗3
1bの並列接続回路で構成されている。
各衝撃感知センサ13,23,31が衝突に伴う追加速度を検
出し、接点13a,23a,31aが閉成すると、スクイブ14,24に
所要の着火エネルギをもたらす着火電流が通電され、ス
クイブ14,24の着火起爆とともにエアバッグが作動す
る。なお、上記の緊急事態が発生しなくとも、診断目的
にスクイブ14,24には着火電流に満たない診断電流が常
時通電されており、この診断電流に基づいて回路内に発
生する電圧差をコンパレータ41にて監視し、回路異常の
有無を検出する構成になっている。
具体的には、スクイブ14,24は下流側の結線点Bで結
線されて第3の衝撃感知センサ31に共通接続されている
ため、この結線点Bをコンパレータ41の比較入力端子
(反転入力端子)に接続し、一方また第2の回り込み防
止ダイオード22と第2の衝撃感知センサ23の接続点(基
準電圧入力点25)をコンパレータ41の基準入力端子(非
反転入力端子)に接続してある。第1の着火回路11や第
2の着火回路21に異常がない場合、基準電圧入力点25の
電圧は結線点Bの電圧よりも大であり、その場合はコン
パレータ41の出力はハイレベルである。通常、診断抵抗
13b,23bには数mAの診断電流が常時通電されており、診
断抵抗23bとスクイブ24の直列合成抵抗に診断電流を乗
算した値の電圧降下が存在するため、コンパレータ41の
基準入力電圧が比較入力電圧を上回り、コンパレータ41
の出力はハイレベルとなる。これに対し、例えば基準電
圧入力点25から結線点Bの間で断線やショート等の異常
が発生した場合は、基準電圧入力点25と結線点Bとの電
圧関係が逆転し、比較入力電圧が基準入力電圧を上回る
結果、コンパレータ41の出力はハイレベルからロウレベ
ルへと反転し、異常が検出される。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のデータ入力回路は、第1の回り込み防止ダ
イオード12と第2の回り込み防止ダイオード22に同一規
格のダイオードを使用しているが、製品間のばらつきに
よって電圧降下特性に差が生じ、第2の回り込み防止ダ
イオード22における電圧降下が第1の回り込み防止ダイ
オード12の電圧降下よりも大きく、その差がかなりの値
に達することがある。こうした場合、第1の着火回路11
における電圧降下が少ないために、結線点Bの電圧が持
ち上げられてしまい、着火回路11,21に異常がないにも
拘わらず、コンパレータ41がロウレベルの異常検出信号
を出力することがあるといった課題があった。
本考案は上記実情に鑑みて創案されたものであり、電
源に並列接続した本来同一構成かつ同一特性であるべき
複数の回路にばらつきがあっても、コンパレータの誤判
定が防止できるようにしたデータ入力回路を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、衝撃を感知して
閉成する接点と診断電流通電用の診断抵抗の並列接続回
路からなる衝撃感知センサを、所定の着火電流を通電さ
れて起爆着火するスクイブに直列接続し、回り込み防止
ダイオードを介して電源に並列接続した複数の着火回路
と、該複数の着火回路を共通接地する共通接地回路と、
前記各回り込み防止ダイオードのカソードにそれぞれ抵
抗を介して共通接続した基準入力端子及び前記各着火回
路と前記共通接地回路の接続点に接続した比較入力端子
を有するコンパレータとを具備することを特徴とするも
のである。
[作用] 本考案によれば、衝撃感知センサをスクイブに直列接
続し、回り込み防止ダイオードを介して電源に並列接続
した複数の着火回路を、共通接地回路を介して共通接地
するとともに、コンパレータの基準入力端子を各回り込
み防止ダイオードのカソードにそれぞれ抵抗を介して共
通接続し、かつコンパレータの比較入力端子を各着火回
路と共通接地回路の接続点に接続することにより、着火
回路の異常の有無をコンパレータにより的確に監視する
ことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、第1図を参照して説
明する。第1図は、本考案のデータ入力回路の一実施例
を示す回路図である。
データ入力回路は、基本的には、電源1と共通接地回
路である第3の衝撃感知センサ31との間に、第1及び第
2の着火回路に並列接続したものであり、エアバッグの
起爆着火に直接関与する基本的な部分は従来と同様の回
路構成をなす。また、コンパレータ41の比較入力端子に
は、従来と同様、スクイブ14,24と第3の衝撃感知セン
サ31の結線点Bが抵抗等を介することなく直接接続して
ある。
ただし、従来と大きく異なる点として、第1の回り込
み防止ダイオード12と第1の衝撃感知センサ13の間の第
1基準電圧入力点15に第1の分岐回路16を接続するとと
もに、第2の回り込み防止ダイオード22と第2の衝撃感
知センサ23の間の第2基準電圧入力点25に第2の分岐回
路26を接続し、さらに両分岐回路16,26をそれぞれ分岐
抵抗16a,26aを介してコンパレータ41の基準入力端子に
共通接続してある。
ここで、分岐抵抗16a,26aの抵抗値をR1,R2とし、第1
の回り込み防止ダイオード12のカソード電圧をE1,第2
の回り込み防止ダイオード22のカソード電圧をE2とし、
コンパレータ41の比較入力端子に印加される電圧をEと
すると、内分の原理から E=(R2E1+R1E2)/(R1+R2) で表される。なお、実施例では、分岐抵抗16a,26aに同
じ抵抗値R1,R2を有するものを使用しており、R1=R2で
あるため、 E=(E1+E2)/2 となる。
すなわち、コンパレータ41の比較入力電圧Eは、第1,
第2の回り込み防止ダイオード12,22のカソード電圧E1,
E2の相加平均となることが分かる。従って、第1の着火
回路11と第2の着火回路21とに異常がない場合は、コン
パレータ41の基準入力電圧は比較入力電圧よりも常に大
であり、コンパレータ41の出力はハイレベルである。
また、第1及び第2の回り込み防止ダイオード12,22
における電圧降下特性が異なる場合でも、両ダイオード
12,22のカソード電圧E1,E2の平均電圧Eを示す点Aと、
カソード電圧E1,E2に比べ衝撃感知センサ13とスクイブ1
4における電圧降下分、或いは衝撃感知センサ23とスク
イブ24における電圧降下分だけ低い結線点Bとでは、電
圧差が厳然と存在し、従って異常箇所が無いにも拘わら
ずコンパレータ41がロウレベルの信号を出力することは
ない。
また、第1基準電圧入力点15か又は第2基準電圧入力
点25と点Bとの間で断線、ショート等の異常があれば、
点Aの電圧Eと点Bの電圧関係が逆転し、コンパレータ
41からロウレベルの信号が出力され、インジケータラン
プに異常が表示される。
なお、上記実施例では、電源1と衝撃感知センサ31と
の間に第1及び第2の2系列の着火回路11,21を並列接
続して構成したデータ入力回路を例にとったが、3系列
以上の着火回路を電源1に並列接続し、各着火回路の回
り込み防止ダイオードのカソードをコンパレータの基準
入力端子に共通接続する構成とすることもできる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、衝撃感知セン
サをスクイブに直列接続し、回り込み防止ダイオードを
介して電源に並列接続した複数の着火回路を、共通接地
回路を介して共通接地するとともに、コンパレータの基
準入力端子を各回り込み防止ダイオードのカソードにそ
れぞれ抵抗を介して共通接続し、かつコンパレータの比
較入力端子を各着火回路と共通接地回路の接続点に接続
した構成としたから、各着火回路内の回り込み防止ダイ
オードのカソード電圧をコンパレータに通ずる抵抗の抵
抗比に応じて重み付け加算し、コンパレータの基準入力
電圧とすることができ、これにより回り込み防止ダイオ
ードの電圧降下特性にばらつきがあろうとも、各着火回
路に異常がない限り、コンパレータの誤出力を確実に防
止することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のデータ入力回路の一実施例を示す回
路図、第2図は、従来のデータ入力回路の一例を示す回
路図である。 (主要部分を示す図面の符号の説明) 1……電源 11,12……着火回路 12,22……回り込み防止ダイオード 13,23……衝撃感知センサ 14,24……スクイブ 15,25……基準電圧入力点 16,26……分岐回路 16a,26a……抵抗 31……衝撃感知センサ 41……コンパレータ B……結線点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】衝撃を感知して閉成する接点と診断電流通
    電用の診断抵抗の並列接続回路からなる衝撃感知センサ
    を所定の着火電流を通電されて起爆着火するスクイブに
    直列接続し、回り込み防止ダイオードを介して電源に並
    列接続した複数の着火回路と、該複数の着火回路を共通
    接地する共通接地回路と、前記各回り込み防止ダイオー
    ドのカソードにそれぞれ抵抗を介して共通接続した基準
    入力端子及び前記各着火回路と前記共通接地回路の接続
    点に接続した比較入力端子を有するコンパレータとを具
    備することを特徴とするデータ入力回路。
JP1990034686U 1990-03-31 1990-03-31 デ―タ入力回路 Expired - Lifetime JP2508967Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52475A (en) * 1975-06-23 1977-01-05 Nippon Seimitsu Keisoku Kk Central temperature supervisor
JPS5621300A (en) * 1979-07-28 1981-02-27 Chino Works Ltd Multiple location scanner for contact signal

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