JP2508682B2 - 空気浄化装置の空気浄化エレメント - Google Patents

空気浄化装置の空気浄化エレメント

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JP2508682B2 JP62039658A JP3965887A JP2508682B2 JP 2508682 B2 JP2508682 B2 JP 2508682B2 JP 62039658 A JP62039658 A JP 62039658A JP 3965887 A JP3965887 A JP 3965887A JP 2508682 B2 JP2508682 B2 JP 2508682B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、空気中に含まれる粉塵、炭化水素や不快臭
を取除くとともに、煙草の煙りや燃焼ガス等に含まれる
一酸化炭素を酸化し、無害化する空気浄化装置の空気浄
化エレメントに関し、特に車両用空間浄化装置に用いて
好適なものである。
[従来の技術] 例えば、車両の搭載される空気浄化装置や、住宅内の
空気を浄化する空気浄化装置は、汚染空気の流通路内に
濾過体を配設し、車内の空気を濾過体を通過する様に強
制循環させて室内の浄化を行なっていた。
この濾過体は、従来、実開昭51−67473号、実開昭58
−107128号公報に示されるように、微粒子濾過用の濾材
と活性炭とを組合せて用い、空気中の埃りを濾材で取除
くとともに、空気中に含まれる炭化水素や不快臭を活性
炭で物理的に吸着していた。
しかしながら、煙草の煙りや、車両排気ガス、暖房装
置の燃焼ガス等の中には、人体に有害な一酸化炭素が含
まれるが、従来の濾過体では一酸化炭素を吸着あるいは
酸化して無害化することができない問題点を備えてい
た。
この問題点を解決する技術として、特開昭50−44184
号、特開昭50−44974号が公知である。この公知技術
は、一酸化炭素を酸化する貴金属触媒を、活性炭等の吸
着作用を有する物質に担持させて触媒体を形成し、この
触媒体を通気性のあるケース内に収納して濾過体に用い
ていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のものは、触媒体をケース内に収
納した構造を備えるため、空気浄化装置に搭載する場
合、触媒体を収納したケースの他に、空気中の粉塵を取
除く濾過部材を空気の流通路内に配設する必要がある。
このため、微粒子濾過用の濾材、吸着作用を有する物
質、および触媒体を組合せた濾過体を配設するスペース
が大きく必要となり、空気浄化装置が大型化するという
問題点を備えていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、微粒子濾過用の濾材、活性炭等の吸着作用を有す
る物質、および貴金属等の触媒を備える触媒体を、空気
浄化装置内の小さなスペース内に取り付けることのでき
る空気浄化装置の空気浄化エレメントの提供にある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、次の技術的手段
を採用する。
空気浄化装置の空気浄化エレメントは、 空気浄化装置の空気通路内に配置される枠体と、 この枠体内に配置され、屏風状に折り曲げられて前記
枠体内に配置された濾過体とを備える。
前記濾過体は、 吸着作用を有する物質を備えるシート状の濾材からな
る第1濾過部材と、 微粒子濾過用の濾材を備えるシート状の濾材からなる
第2濾過部材と、 前記第1濾過部材と前記第2濾過部材との間に挟まれ
て支持された粒状の触媒体とを備え、 前記第1濾過部材と前記第2濾過部材との間には接着
剤が設けられ、この接着剤によって、前記第1濾過部材
と前記第2濾過部材との間の接合、ならびに前記第1濾
過部材と前記第2濾過部材との間における粒状の前記触
媒体の保持が成され、 さらに、前記第1濾過部材が風上側に配置される。
[作用] 空気浄化装置を通過する空気は、枠体内に配置された
濾過体を通過する。
濾過体を通過する空気は、まず、第1濾過部材を通過
し、炭化水素や不快臭などを、吸着作用を有する物質で
吸着する。この時、触媒を劣化させる成分も、第1濾過
部材の吸着作用を有する物質に吸着される。
第1濾過部材を通過した空気は、粒状の触媒体に触
れ、第1濾過部材を通過した一酸化炭素が酸化して、人
体に比較的無害な二酸化炭素となる。
粒状の触媒体を通過した空気は、第2濾過部材を通過
し、空気中に含まれる粉塵が除去される。
[発明の効果] 上記の作用で示したように、触媒体には、触媒を劣化
させる成分が除去された後の空気が触れるため、触媒の
性能を長期に亘って維持することができる。
また、触媒体がシート状の第1濾過部材および第2濾
過部材に挟まれて支持されるとともに、活性炭等の吸着
作用を有する物質が触媒体をサンドイッチする一方の第
1濾過部材に担持されるため、吸着作用を有する物質、
触媒体、微粒子濾過用の濾材が、一枚の濾過体で構成さ
れる。
さらに、接着剤を用いることで、第1、第2濾過部材
が接合されるとともに、その接着材が触媒体を安定保持
することができる。また、第1、第2濾過部材が接着剤
で接合された一枚の濾過体は、柔軟性に富み、屏風状に
折り曲げることが容易である。
そして、1枚の濾過部材を屏風状に折り曲げ、枠体内
に配置することで、高性能の空気浄化エレメントを、従
来になく小型化することができる。
[実施例] 次に、本発明の空気浄化装置の空気浄化エレメントを
車両用の空気浄化装置に適用した一実施例に基づき説明
する。
第3図は車両用の空気浄化装置100の概略斜視図を示
す。この空気浄化装置100は、車室内後部座席の後部の
リヤトレイ200の上面に取付けられている。空気浄化装
置100のケース300は、前方と後方とが傾斜した箱体で、
リヤトレイ200に螺子により取付けられている。このケ
ース300は、一方の側面に車室内の空気をケース300内に
導く導入口310を備え、前方の傾斜した面に吹出口320を
備える。
ケース300の内部には、スクロールケース410、シロッ
コファン420および駆動モータ430からなる送風機400が
配設されている。スクロールケース410の吸入口411は、
ケース300の導入口310と連通して設けられ、スクロール
ケース410の吐出口412は、吹出口320と連通する室内連
通ダクト321に連結されている。
この室内連通ダクト321内には、室内連通ダクト321内
を通過する空気を浄化する空気浄化エレメント500が配
設されている。この空気浄化エレメント500は、第1図
および第2図に示すように、屏風状に折り曲げ加工され
た濾過体510と、その濾過体510を外周より支持する支持
フレーム520とからなる。
濾過体510は、第1図に示すように、粒状の活性炭を
接着剤で担持せしめた濾材または活性炭繊維により形成
された第1濾過部材511と、微粒子濾過用の濾材例えば
濾紙により形成された第2濾過部材512とが、例えば繊
維状の熱融着型接着剤513によって貼り合わされてい
る。
なお、接着剤513は、第1濾過部材511から第2濾過部
材512への空気の通過を阻止しないものである。
この第1濾過部材511と第2濾過部材512の貼り合わせ
面の間には、貴金属触媒を備える触媒体514が支持され
ている。本実施例の触媒体514は、直径が数mmの球状、
円柱状、立方形状等に形成されたアルミナ片で、アルミ
ナ片の外表面に貴金属触媒を担持した構成より成る。ま
た、本実施例の貴金属触媒は、低温時にも一酸化炭素を
接触により酸化可能な、白金やパラジウムを用いてい
る。なお、本実施例では、スクロールケース410の吐出
口412側(上流側)に第1濾過部材511が配され、ケース
300の吹出口320側(下流側)に第2濾過部材512が配さ
れる。
支持フレーム520は、濾過体510を収納する主枠521
と、濾過体510の端部を主枠521の端部とともに挟んで支
持する保持枠522とからなり、濾過体510と主枠521とは
接着剤により貼り付けられ、濾過体510と主枠521との間
に隙間が生じないように設けられている。
次に、上記実施例の作動を説明する。
車両乗員が、空気浄化装置100の図示しないスイッチ
をONすると、送風機400の駆動モータ430が通電され、シ
ロッコファン420が回転する。これにより、車室内の汚
れた空気がケース300の導入口310内に吸引され、室内挿
通ダクト321内の空気浄化エレメント500を通過して吹出
口320より、再び車室内に吐出される。
汚れた空気は空気浄化エレメント500の濾過体510を通
過する際、まず、第1濾過部材511を通過する。この第
1濾過部材511を通過する際、空気中に含まれる不快臭
や炭化水素等が、第1濾過部材511の備える活性炭や、
活性炭繊維等の吸着作用を有する物質に物理的に吸着さ
れて取除かれる。
この、不快臭や炭化水素の取除かれた空気は、次に、
触媒体514の各間、および触媒体514内を通過する。この
触媒体514を通過する際、排気ガスや、煙草の煙り中に
含まれる、人体に有害な一酸化炭素が、触媒体514の有
する貴金属触媒に接触して酸化され、人体に比較的無害
な、二酸化炭素となる。
次に、触媒体514を通過した空気は、第2濾過部材512
を通過する。この第2濾過部材512を通過する際、空気
中に含まれる粉塵が取除かれ、浄化空気として車室内に
吐出される。
なお、触媒体514の使用量は、空気浄化装置100を作動
させた状態で、車室内の一酸化炭素の量が、10分後に半
減する程度を適量とする。
このように、活性炭等の吸着作用を有する第1濾過部
材511、微粒子濾過用の第2濾過部材512、および触媒体
514が、一枚の濾過体510に構成されるため、従来の触媒
体を用いた濾過体に比較して軽量小形化でき、空気浄化
装置100を軽量小形化することができる。
また、活性炭等の吸着作用を有する第1濾過部材51
1、微粒子濾過用の第2濾過部材512、および触媒体514
が、軽量小型な一枚の濾過体510に構成されるため、本
発明の濾過体510を、従来の触媒体514を備えない濾過体
に代り、従来既存の車両用の空気浄化装置に改良を加え
ることなく搭載することができる。
また、第1濾過部材は、吸着作用を備える物質を備え
ておればよく、活性炭以外の吸着作用物質であってもよ
く、他に微粒子の濾材機能を備えさせても良い。また、
第2濾過部材も、微粒子濾過用の濾材を備えておれば、
吸着作用を備える物質を備えさせても良い。
さらに、本実施例を車両用の空気浄化装置に適用した
例を示したが、家庭用の空気浄化装置、デパート、工場
等の業務用の空気浄化装置など、他の空気浄化装置の空
気浄化エレメントに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気浄化エレメントの側面断面図、第2図は空
気浄化エレメントの斜視図、第3図は車両用の空気浄化
装置の設置状態を示す斜視図である。 図中 100……空気浄化装置、500……空気浄化エレメン
ト、510……濾過体、511……第1濾過部材、512……第
2濾過部材、514……触媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/87

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気浄化装置の空気通路内に配置される枠
    体と、 この枠体内に配置され、屏風状に折り曲げられて前記枠
    体内に配置された濾過体とを備え、 前記濾過体は、 吸着作用を有する物質を備えるシート状の濾材からなる
    第1濾過部材と、 微粒子濾過用の濾材を備えるシート状の濾材からなる第
    2濾過部材と、 前記第1濾過部材と前記第2濾過部材との間に挟まれて
    支持された粒状の触媒体とを備え、 前記第1濾過部材と前記第2濾過部材との間には接着剤
    が設けられ、この接着剤によって、前記第1濾過部材と
    前記2濾過部材との間の接合、ならびに前記第1濾過部
    材と前記第2濾過部材との間における粒状の前記触媒体
    の保持が成され、 さらに、前記第1濾過部材が風上側に配置される ことを特徴とする空気浄化装置の空気浄化エレメント。
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