JP2508666Y2 - 空調用ダクトの結合構造 - Google Patents

空調用ダクトの結合構造

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JP2508666Y2
JP2508666Y2 JP13035290U JP13035290U JP2508666Y2 JP 2508666 Y2 JP2508666 Y2 JP 2508666Y2 JP 13035290 U JP13035290 U JP 13035290U JP 13035290 U JP13035290 U JP 13035290U JP 2508666 Y2 JP2508666 Y2 JP 2508666Y2
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duct
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尚志 森原
武明 三ッ谷
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の空調用ダクトの結合構造に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、第4図及び第5図に示すように自動車1には車
室2内の温度を快適に保持するための空調装置3が搭載
されている。この空調装置3の、ヒータコア等を収納し
たヒータ本体4と、インストルメントパネル5に設けた
センタベンチレーションルーバ口6とは空調用ダクトの
センタベンチレーションダクト7(以下、ダクト7とい
う)を介して接続され、空気が車室内に流出するように
なっている。さらに、ダクト7には車質2内の両側に空
気を導くためのサイドベンチレーションダクト8が接続
されると共にブロア9も送風ダクト10を介してヒータ本
体4に接続している。
この各部材同士の結合構造(第5図におけるA,B,C,D
の部分)、例えば、B部分のヒータ本体4とダクト7の
結合構造を第6図及び第7図を用いて説明する。図にお
いて、符号11で示すものはヒータ本体4の出力側の接続
部で、この接続部11にはシール材としてのパッキン12が
装着している。この接続部11にダクト7の一端側を嵌合
させれば、第7図に示すようにダクト7の内周部によっ
てパッキン12が圧縮されパッキン12がダクト7に密着し
て空気洩れが生じることなくヒータ本体4とダクト7と
を確実に結合させることができる。
なお、ダクトの接続構造として、実開昭50-193713号
公報に開示されたものがある。この公報に開示されたも
のはインストルメントパネルに設けられたベンチレータ
ルーバの回転軸保持用のホルダをルーバケースの上方に
延設させこのホルダを、ベンチレータルーバに嵌着させ
る蛇腹状のダクトに引っ掛けてダクトを保持するように
したものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記説明した従来技術のヒータ本体とダクトとをパッ
キンによって密着させ結合したものは、結合時に、ヒー
タ本体の接続部にパッキンを装着しなければならず、こ
のため部品組立工数が多くなると共にパッキンによる部
品点数が増加しコストが上昇する問題点がある。
なお、実開昭59-193713号公報に開示されたものはホ
ルダを延設工程があることに若干の問題点がある。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、自動車用空調装置に利用される空調ダクトの
端部を改良することによって、パッキン等のシール部材
を兼ねるようにした空調用ダクトの結合構造を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するための手段として、自
動車の空調用ダクトの端部近傍を端部に向かって徐々に
拡径させて拡径傾斜部に形成し、該拡径傾斜部の最大径
部を内径方向に湾曲させて折返部を形成し、さらに、該
折返部から前記端部を縮径させて、前記拡径傾斜部と一
体のダクト嵌合部に形成し、該ダクト嵌合部の先端及び
先端近傍の内径を、該ダクト嵌合部と嵌合する相手部品
の接続部の外径よりも小さく形成すると共に、該接続部
と前記ダクト嵌合部とを結合させる際、該ダクト嵌合部
が、前記接続部に押し込まれることによって、前記折返
部から内側に折り返されて前記接続部に係合するように
したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案は、以上説明したように、自動車の空調用ダク
トの端部近傍に設けた拡径傾斜部の最大径部に折返部を
設け、この折返部から端部を縮径させて前記拡径傾斜部
と一体のダクト嵌合部に形成し、このダクト嵌合部の先
端及び先端近傍の内径を、ダクト近傍部に嵌合する相手
部品の接続部の外形よりも小さく形成して、ダクト嵌合
部に相手部品を結合させる際、ダクト嵌合部の先端等
を、相手部品の接続部によって内側に押し込んで、ダク
ト嵌合部を前記折返部から内側に折り返させ、ダクト本
体の撓み力によってダクト本体を前記接続部に冠着させ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図にもとづき第5図乃
至第7図と同一の部分には同一の符号を付して説明す
る。図において、符号7で示すものは自動車用空調装置
のヒータ本体4に接続されるダクトである。
このダクト7の一端側の端部近傍は、この端部近傍か
ら端部に向って徐々に拡径された拡径傾斜部13に形成さ
れている。この拡径傾斜部13の略最大径部にはこの最大
径部をダクト7の内径方向に湾曲させた折返部14が形成
されている。さらに、この折返部14から先の端部は、こ
の折返部14を起点にして徐々に縮径され、拡径傾斜部13
と一体のダクト近傍部15に形成されている。
このダクト嵌合部15の先端及び先端近傍の内径は、相
手部品である自動車用空調装置のヒータ本体4に設けた
接続部11の外径よりも小さく形成されている。したがっ
て、ヒータ本体4の接続部11にダクト嵌合部15を嵌合さ
せるとき、パッキンの装着されていないヒータ本体4の
接続部11によって、ダクト嵌合部15を拡径傾斜部13の内
方向に押し込んでいくと、ダクト嵌合部15が折返部14よ
り内側に折り返されてヒータ本体4の接続部11の外周に
嵌着する。これによって、この折り返した折返部14が接
続部11のパッキンとなり、シール効果を発揮させること
ができる。
本実施例は、以上のように構成したので、自動車用空
調装置のヒータ本体4の接続部11にダクト7を結合させ
る場合、ダクト7の端部のダクト嵌合部15を接続部11の
端面に当接させてから矢印方向に強く押せばダクト嵌合
部15は折返部14から内側に折り返され(第1図の一点鎖
線)、第2図に示すようにダクト嵌合部15の撓み力によ
って、ダクト嵌合部15が接続部11の外周部に強く密着し
て結合し、シール材の役目をして空気洩れを防止するこ
とができる。
なお、第3図に示すように、接続部11の外周部に突部
16を形成すれば、ダクト7を嵌着させた際、この突部16
に内側に折り返したダクト嵌合部15が係合し脱落を防止
することができる。
なお、本実施例は、ダクト7とヒータ本体4との結合
部分を示したが、これに限らず、ダクト7とサイドベン
チレーションダクト8との結合部、さらに、ヒータ本体
4と送風ダクト10との結合部、さらに、送風ダクト10と
ブロア9との結合部にも適用できることはいうまでもな
い。
(考案の効果) 本考案は、以上詳細に説明したように、自動車の空調
用ダクトの端部近傍を端部に向かって拡径させた拡径傾
斜部に形成し、該拡径傾斜部の最大径部に折返部を形成
し、さらに、折返部から前記端部を縮径させてダクト嵌
合部に形成し、このダクト嵌合部の先端及び先端近傍の
内径を、このダクト嵌合部に嵌合する相手部品の接続部
の外径よりも小さくしたので、前記相手部品の接続部と
前記ダクト嵌合部とを結合させる際には、前記接続部を
ダクト嵌合部に押し込むことができる。これによって、
ダクト嵌合部が前記折返部から内側に折り返され、ダク
ト嵌合部の撓み力によって、ダクト嵌合部を前記接続部
の外周部に密着させることができる。
これによって、折り返したダクト嵌合部の先端等を相
手部品の接続部の外周部に密着させることができ、充分
なシール効果を上げることができる。したがって、ダク
トの結合には従来のようなパッキンを必要としなくな
り、パッキン廃止による部品組立工程の省略や部品点数
の減少によるコストダウンを期待することができる。ま
た、他のダクトに突部を形成すればダクトが容易に外れ
なくなる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す模式図、第2図はダク
トをヒータ本体に嵌着させたところを示す模式図、第3
図は他の嵌着状態を示す模式図、第4図は空調装置を取
り付けた自動車の側面図、第5図は空調装置を簡略化し
て示す模式図、第6図は従来のダクトの結合構造を示し
ダクトがヒータ本体に結合するところを示す模式図、第
7図は従来のダクト結合構造を示し、ダクトがヒータ本
体に結合したところを示す模式図である。 4……ヒータ本体 7……センタベンチレーションダクト 11……接続部 13……拡径傾斜部 14……折返部 15……ダクト嵌合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の空調用ダクトの端部近傍を端部に
    向かって徐々に拡径させて拡径傾斜部に形成し、該拡径
    傾斜部の最大径部を内径方向に湾曲させて折返部を形成
    し、さらに、該折返部から前記端部を縮径させて、前記
    拡径傾斜部と一体のダクト嵌合部に形成し、該ダクト嵌
    合部の先端及び先端近傍の内径を、該ダクト嵌合部と嵌
    合する相手部品の接続部の外径よりも小さく形成すると
    共に、該接続部と前記ダクト嵌合部とを結合させる際、
    該ダクト嵌合部が、前記接続部に押し込まれることによ
    って、前記折返部から内側に折り返されて前記接続部に
    係合するようにしたことを特徴とする空調ダクトの結合
    構造。
JP13035290U 1990-11-30 1990-11-30 空調用ダクトの結合構造 Expired - Lifetime JP2508666Y2 (ja)

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JPH0486511U JPH0486511U (ja) 1992-07-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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特許庁編「技術動向シリーズ特許からみた管・管継手」(昭和62年3月31日(初版))社団法人発明協会発行第84頁,第102頁

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