JP2508444Y2 - ロ―ドバランサ - Google Patents

ロ―ドバランサ

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JP2508444Y2
JP2508444Y2 JP8995691U JP8995691U JP2508444Y2 JP 2508444 Y2 JP2508444 Y2 JP 2508444Y2 JP 8995691 U JP8995691 U JP 8995691U JP 8995691 U JP8995691 U JP 8995691U JP 2508444 Y2 JP2508444 Y2 JP 2508444Y2
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JP
Japan
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hydraulic
cylinder
load
pressure
balance cylinder
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JP8995691U
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JPH0532400U (ja
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弘隆 大橋
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロードバランサに係り、
重量物を僅かな力で所望の箇所に搬送、移動させること
ができるようにしたロードバランサに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン部品等の重量物を搬送するに際
して、負荷重量に見合う反力を発生しておき、作業者の
操作力に伴う負荷変動に応じた力を発生させることによ
り重量物を軽快に搬送移動できるようにしたロードバラ
ンサが知られている。
【0003】従来のこの種のロードバランサとして、実
開昭61−197079号公報に開示されている。これ
は重量物を載せて自由可動できるアームを設けておき、
このアームを通じて伝えられる負荷を空圧式のバランス
シリンダで受けるとともに、バランスシリンダを含む全
負荷を油圧式の重量感知シリンダで受けるようにしてい
る。そして、バランスシリンダは精密減圧弁を介して空
圧源に接続され、重量感知シリンダは感知負荷による初
期荷重をパイロット圧として精密減圧弁に伝達するよう
にしている。
【0004】このようなロードバランサによれば、重量
物が最初にアームに載置されたときに、これに見合う反
力を重量感知シリンダで受けるとともに、これが精密減
圧弁にパイロット圧として導入され、アーム操作を行う
ことに伴う操作変動に見合った負荷反力を精密減圧弁の
開閉により空気圧がバランスシリンダに導入され、これ
によって常時無重量に近い状態で重量物を軽快に搬送さ
せることができるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ロードバランサでは、バランスシリンダにおける作動流
体は空気であり、その圧縮性のために停止モードとする
場合にはバランスシリンダの負荷が加わるロッドを機械
的に拘束して固定させる必要がある。これには通常機械
式ブレーキが採用されており、バランスシリンダのロッ
ド周囲に取付けられていた。また、重量感知シリンダは
バランスシリンダを含む負荷重量を検知する必要がある
ため、両シリンダを上下一体の構造にする必要があっ
た。このため、従来方式のロードバランサでは停止モー
ドのために機械式ブレーキをシリンダ部分に必ず設ける
必要があると同時に、バランシシリンダと重量感知シリ
ンダの一体化のために装置の大型化が避けられず、設計
の自由度も制限されてしまい、コスト面の不利益があっ
た。
【0006】本考案の目的は、上記従来の問題点に着目
し、ロードバランサの付属機器類の構造簡素化を図ると
ともに、設計自由度を大幅に向上させ、もって低コスト
化を実現できる構造としたロードバランサを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係るロードバランサは、負荷を油圧力とし
て受けるバランスシリンダと、これに油圧接続された油
層部および当該油層部に自由表面で接する空気層部とが
形成された油空圧シリンダとを設け、この油空圧シリン
ダの空気層部を精密減圧弁を介して空圧源に接続し、か
つ前記精密減圧弁のパイロット圧を前記バランスシリン
ダに接続される油圧配管を通じて導入してなり、前記バ
ランスシリンダと油空圧シリンダの油圧接続配管部と上
記パイロット圧導入配管とに開閉バルブを介装したもの
である。
【0008】
【作用】上記構成によれば、初期荷重の設定はバランス
シリンダから精密減圧弁に至る油圧配管を通じて行われ
る。そして設定荷重に対する変動力はバランスシリンダ
から油圧によって油空圧シリンダに伝えられ、空気層部
の圧力変動として検出される。この変動は精密減圧弁に
よって調整され、変動に見合った加圧空気が空圧源から
油空圧シリンダに供給され、バランス荷重は油圧力とし
てバランスシリンダに伝達され、油圧反力によって負荷
を受けることができるのである。そして、バランスシリ
ンダと油空圧シリンダ管の油圧配管に介装した開閉弁を
閉鎖することによりバランスシリンダに内挿されている
ロッドは拘束され、制動力として機能するので、別途に
機械式のブレーキを装備する必要がない。また、バラン
スシリンダと油空圧シリンダとは油圧配管で接続してい
るため、この配管の引回しは自由に設定でき、構造的に
両者は自由に配置できる。したがって、特別に重量感知
シリンダを設ける必要がなくなり、構造を簡素にできる
のである。
【0009】
【実施例】以下に本考案に係るロードバランサの具体的
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図2は実施例に係るロードバランサの外観
構成を示している。ロードバランサは台車10上に枢着
された主アーム12を備えており、主アーム12と台車
10との間にリフト用シリンダ14を取付け、主アーム
12を傾動可能としている。また、主アーム12の先端
部にはリフトアーム16が枢着連結され、これは主アー
ム12に対して上下方向に起伏動作可能に屈曲できるよ
うになっている。そして、このリフトアーム16の先端
には重量物18を載せる載置台20が取付けられてい
る。載置台20は前記主アーム12およびリフトアーム
16の動作のいかんに拘らず常に水平面を維持するよう
になっており、このため主アーム12およびリフトアー
ム16は水平リンク機構によって構成されている。
【0011】このような構成において、重量物18を無
負荷状態で搬送するために、台車10にはリフトアーム
16の昇降操作力を制御する駆動手段22が搭載されて
おり、この駆動手段22の一部を構成しているバランス
シリンダ24が前記主アーム12とリフトアーム16の
間に連結されている。この駆動手段22の具体的構成を
図1に示す。
【0012】主アーム12とリフトアーム16との間に
連結されるバランスシリンダ24にはピストン26が摺
動自在に内挿されており、このピストン26によって区
画されている下部の室内には作動油が充填された油圧室
28とされている。他方の室は大気開放室であり、この
大気開放室にはピストン26に対して重量物18および
リフトアーム16からの負荷を軸力として受けるロッド
30が挿通され、ピストン26とリフトアーム16を連
結している。したがって、バランスシリンダ24では重
量物18を含むリフトアーム16側からの負荷を油圧力
として受けるものとなっているのである。
【0013】また、台車10には油空圧シリンダ32が
設置され、この内部には容積の1/2程度の作動油を充
填することにより油層部34および当該油層部34に自
由表面で接する空気層部36とが形成されている。そし
て、この油空圧シリンダ32の油層部34と前記バラン
スシリンダ24の油圧室28とは油圧配管38によって
接続され、これにより両シリンダ24、32との間で作
動油が流通できるようになっている。そして、油圧配管
38の途中には電磁開閉バルブ40を介装し、通流を遮
断可能としている。また、油空圧シリンダ32にはその
空気層部36に対して精密減圧弁42を介して圧縮空気
源44が接続され、精密減圧弁42の作動により油空圧
シリンダ32に圧縮空気の給排が行われるようになって
いる。
【0014】ところで、前記精密減圧弁42は圧縮空気
源44から油空圧シリンダ32に供給する空気の圧力を
パイロット圧力と比較して、空気層部36の圧力変動に
応じて圧縮空気の給排をなす。このパイロット圧は前記
バランスシリンダ24の油圧室28の圧力を導入するよ
うになっており、このためバランスシリンダ24と精密
減圧弁42のパイロット圧導入部との間に油圧配管46
が接続されている。この油圧配管46には電磁開閉バル
ブ48が介装され、初期設定した後に回路を閉鎖し初期
圧力をパイロット圧として精密減圧弁42に設定するも
のとしている。
【0015】このような構成に係るロードバランサの作
用は次のようになる。予めバランスシリンダ24と油空
圧シリンダ32を接続している開閉バルブ40を遮断し
ておいた状態で搬送対象の重量物18を載置台20に載
せる。これによりバランスシリンダ24のロッド30に
は初期荷重が軸力として作用し、この軸力に見合った油
圧が油圧室28に発生する。この油圧は油圧配管46を
介して精密減圧弁42に伝えられ、パイロット圧として
設定される。その後開閉バルブ48を閉じてパイロット
圧を固定し、シリンダ24、32を接続している開閉バ
ルブ40を開放する。この開放によりバランスシリンダ
24の油圧力は油空圧シリンダ32の油圧層部34に伝
達され、内部で空気層部36の圧力が初期荷重にバラン
スするように圧縮空気源44から圧縮空気が供給され
る。かかる状態から載置台20を作業者が持上げたり押
し下げたりすると、その変動はバランスシリンダ24の
油圧力として油空圧シリンダ32内の空気層部36の圧
力変動として現れ、この変動を補償するように精密減圧
弁42が作用し、軽快に重量物18を任意の箇所に移動
することができるのである。
【0016】このような構成では、特にシリンダ24、
32間の油圧配管38に設けた開閉バルブ40を遮断す
ることによりバランスシリンダ24ないのピストン2
6、ひいてはリフトアーム16の駆動を停止することが
できる。したがって特に機械式ブレーキを採用する必要
がなくなり、装備を簡素化することができる。
【0017】また、精密減圧弁42へのパイロット圧は
直接バランスシリンダ24に発生する油圧を導入するの
で、重量感知シリンダをバランスシリンダ24に付帯さ
せる必要がなくなり、バランスシリンダ24部分の長尺
化を防止できる。しかも油空圧シリンダ32は台車10
の任意の箇所に設置できるので、設計自由度が大きくな
る利点が得られる。
【0018】なお、上記実施例において、載置台20に
設置したロードセル等のセンサによって重量物18の存
在の有無を検知するようにしておき、センサが重量物1
8の落下等を検出したときにシリンダ間の開閉バルブ4
0の緊急遮断操作を行わせるようにロジックを組込んで
おくようにすればよい。このように構成では搬送時に重
量物18が落下したような場合の安全性が向上する。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るロー
ドバランサによれば、負荷を油圧力として受けるバラン
スシリンダと、これに油圧接続された油層部および当該
油層部に自由表面で接する空気層部とが形成された油空
圧シリンダとを設け、この油空圧シリンダの空気層部を
精密減圧弁を介して空圧源に接続し、かつ前記精密減圧
弁のパイロット圧を前記バランスシリンダに接続される
油圧配管を通じて導入してなり、前記バランスシリンダ
と油空圧シリンダの油圧接続配管部と上記パイロット圧
導入配管とに開閉バルブを介装したので、ロードバラン
サの付属機器類の構造簡素化を図るとともに、設計自由
度を大幅に向上させ、もって低コスト化を図ることがで
きる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るロードバランサの制御回路構成で
ある。
【図2】実施例に係るロードバランサの外観構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 台車 12 主アーム 16 リフトアーム 18 重量物 22 駆動手段 24 バランスシリンダ 28 油圧室 32 油空圧シリンダ 34 油圧層部 36 空気層部 38、46 油圧配管 40、48 開閉バルブ 42 精密減圧弁 44 圧縮空気源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を油圧力として受けるバランスシリ
    ンダと、これに油圧接続された油層部および当該油層部
    に自由表面で接する空気層部とが形成された油空圧シリ
    ンダとを設け、この油空圧シリンダの空気層部を精密減
    圧弁を介して空圧源に接続し、かつ前記精密減圧弁のパ
    イロット圧を前記バランスシリンダに接続される油圧配
    管を通じて導入してなり、前記バランスシリンダと油空
    圧シリンダの油圧接続配管部と上記パイロット圧導入配
    管とに開閉バルブを介装したことを特徴とするロードバ
    ランサ。
JP8995691U 1991-10-07 1991-10-07 ロ―ドバランサ Expired - Lifetime JP2508444Y2 (ja)

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JPH0532400U JPH0532400U (ja) 1993-04-27
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