JP2508181Y2 - チャック機構 - Google Patents

チャック機構

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JP2508181Y2
JP2508181Y2 JP12888388U JP12888388U JP2508181Y2 JP 2508181 Y2 JP2508181 Y2 JP 2508181Y2 JP 12888388 U JP12888388 U JP 12888388U JP 12888388 U JP12888388 U JP 12888388U JP 2508181 Y2 JP2508181 Y2 JP 2508181Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はチャック機構に関し、特に直方体のカートリ
ッジのハンドリングに適用される側面クランプ方式のチ
ャック機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のチャック機構は、ロータリソレノイ
ド,モータ及びエアシリンダ等の駆動源に連結され、そ
の駆動源の動力により直接カートリッジのハンドリング
動作を行っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来のチャック機構はチャック機構そのもの
に駆動源を持ち、この駆動源もチャック機構と一体とな
って移動動作するため、チャック機構そのものが比較的
大きく、且つ重くなり、更に駆動するための配線や配管
が必要になるが、この配線や配管が輻湊して複雑になり
機構全体の価格が高くなるという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は直方体の形成を成し、第1の側面の端部近傍
の両側面に対向して凹形溝を備えたカートリッジを移送
するチャック機構において、前記カートリッジの上面に
近接して、且つ前記上面に平行に配置され、前記両側面
に沿って平行に移動自在なプレートの中央近傍に前記カ
ートリッジを突出させるカートリッジプッシュを配置す
ると共に、前記プレートの両端部に前記カートリッジの
上面に垂直な方向に相対向してラッチ支軸,ラッチピン
及びプレートピンとをそれぞれ配置固定し、前記ラッチ
支軸と中央部で嵌合して回転自在であって、前端部に前
記ラッチ支軸と平行に配置したフック支軸と中央部で嵌
合して回転自在なL字形のフックと中央部の外側に突き
当てころと後端部にワンウェーころとを配置固定し、前
記後端部をラッチばねを介して前記プレートピンに連結
し相対向して配置したラッチと、且つ前記ラッチの前記
フックの外側に前記フック支軸に平行してフックピンを
設け、フックばねを介して前記フックの一端を前記ラッ
チに連結し、更に前記プレートに近接して平行、且つ直
交してに配置固定されたトッププレートに、前記ラッチ
に対応してそれぞれ垂直な方向にワンウェー支軸,ワン
ウェーピン及びトップピンが配置固定され、前記ワンウ
ェー支軸と中央部で嵌合して回転自在で前端部に断面が
L字形の形状を成し、前記ワンウェーころが摺動するこ
ろガイド面を備え、後端部をワンウェーばねを介してト
ップピンに連結して相対向して配置されたワンウェーガ
イドを有し、前記プレートを移動することによって前記
突き当てころに移動しない固定面が突き当る手段によっ
て構成されている。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図であって、第1図
(a)は平面図、第1図(b)は側面図を示す。
第2図はカートリッジの斜視図を示す。
第1図(a),(b)及び第2図において、ラッチ1
は直方体のカートリッジ26の近傍の両側面部に設けられ
た凹形のカートリッジ溝37に嵌入するL字形のフック2
と、ラッチ1の回転中心のラッチ支軸3と、このラッチ
支軸3を中心としてラッチ1を右回転に回転させる突き
当てころ4と、ラッチ1の回転角度を一定に保つワンウ
ェーころ5と、ラッチ支軸3を中心としてラッチ1を左
回転の回転力を与えるラッチばね7と、ラッチ1をラッ
チ支軸3を中心として左回転の回転止めであるラッチピ
ン6とから構成されプレート18に配置されている。ワン
ウェーガイド8はワンウェーガイド8の回転中心である
ワンウェー支軸9と、ワンウェーころ5のガイドである
ころガイド面10と、ワンウェー支軸9を中心としてワン
ウェーガイド8に右回りの回転力を与えるワンウェーば
ね12と、ワンウェー支軸9を中心としてワンウェーガイ
ド8に右回りの回転止めであるワンウェーピン11とから
構成されトッププレート22に配置されている。またラッ
チ1にはフック2がフック支軸13により回転可能なよう
に取付けられ、フックピン14はフック支軸13を中心とし
て右回りの回転止めになるように取付けられている。フ
ックばね15の一方の端はフック2のフックばね穴16に貫
入しフック2に接続され、フックばね15の他端はラッチ
1に設けられているばね貫入部17に貫入し接続されるこ
とにより、フックばね15はフック支軸13を中心として右
回りの回転力をフック2に与える構造となっている。カ
ートリッジプッシュ39はカートリッジ26を移動させるも
のであってプレート18に取付けられている。ラッチ1は
プレート18に固着されたラッチ支軸3により回転可能な
ようにプレート18に取付けられ、ラッチピン6もラッチ
1の回転止めとしてプレート18に固着される。また、ラ
ッチばね7の一端はラッチ1に設けられたラッチばね穴
19に貫入してラッチ1に接続され、ラッチばね7の他端
はプレート18に固着されているプレートピン20接続され
ることにより、ラッチばね7はラッチ支軸3を中心とし
て左回りの回転力をラッチ1に与える構造となってい
る。突き当てころ4はラッチ1に固着された構造となっ
ていて、突き当てころ4が突き当て面21に押し当ること
によりラッチ支軸3を中心としてラッチ1を右回転させ
る。またワンウェーころ5もラッチ1に固着された構造
となっていてころガイド面10の表裏を摺動する。ワンウ
ェーガイド8はトッププレート22に固着されたワンウェ
ー支軸9により回転可能なように取付けられ、ワンウェ
ーピン11はワンウェーガイド8の回転止めとしてトップ
プレート22に固着される。また、ワンウェーばね12の一
端はワンウェーガイド8に設けられたワンウェーばね穴
23に貫入しワンウェーガイド8に接続され、ワンウェー
ばね12の他端はトッププレート22に固着されているトッ
プピン24に接続されることにより、ワンウェーばね12は
ワンウェー支軸9を中心として右回りの回転力をワンウ
ェーガイド8に与える構造となっている。
第3図は本考案のチャック機構を含むピッカ機構(取
り出し機構)27を示す図であって、第3図(a)は平面
図、第3図(b)は正面図を示す。
第4図は第3図のピッカ機構を利用したシステムの実
施例を示す側面図である。
ケース25はカートリッジ26を複数個格納する格納庫で
あって、ドライブ装置41はカートリッジ26に格納された
記録媒体に記録された情報の読出し・書込みを行うもの
であって、本考案のチャック機構を含むピッカ機構27は
カートリッジ26をケース25とドライブ装置41との間を移
動させる機能を有している。ピッカ機構27は枠形状の骨
格であるフレーム28と、フレーム28に取付けられプレー
ト18がカートリッジ26をケース25とドライブ装置41との
間を移動させる方向にガイドするリニアガイド29と、フ
レーム28に取付けられワンウェーガイド8とカートリッ
ジ26のガイドであるベアリング30とを有するトッププレ
ート22,ベルト31,プーリ32及びモータ33とから構成され
る。また、フレーム28に取付けられプレート18に接続さ
れてプレート18を駆動する駆動部34と、フレーム28に取
付けられてラッチ1に固着された突き当てころ4の突き
当て部である突き当て面21とから構成される。トッププ
レート22はカートリッジ26の移動方向に近接して平行に
2つ設けられ、カートリッジ26の両端にあるカートリッ
ジ溝37にそれぞれ対応してワンウェーガイド8を取付け
たワンウェー支軸9,ワンウェーピン11及びトップピン24
が相対向して垂直に配置固着され、一方トッププレート
22に接近して平行、且つ直行して配置されたプレート18
にはワンウェーガイド8にそれぞれが対応し、相対向し
てラッチ1を取付けたラッチ支軸3,ラッチピン6及びプ
レートピン20並びにカートリッジプッシュ39が垂直に固
着されている。カートリッジ26の下部のガイドであるベ
アリング30を有するベースプレート35はフレーム28に取
付けられ、カートリッジ26の側面をガイドするベアリン
グ30を有するサイドプレート36もフレーム28に取付けら
れ、トッププレート22とサイドプレート36及びベースプ
レート35とでカートリッジ26をガイドする構造となって
いる。
第5図(a),(b),(c),(d)及び(e)は
ラッチ1が移動してカートリッジ26に接近し、ケース25
に格納されたカートリッジ26を取出す動作の過程を示す
平面図である。
第6図の(a),(b),(c),(d),(e),
(f)及び(g)はカートリッジプッシュ39がカートリ
ッジ26をピッカ機構27内から押し出しつつ、フック2が
カートリッジ溝37を抜け出す動作の過程を示す平面図で
ある。
なお、第5図及び第6図の図面においては、本考案の
実施例の動作を詳細に説明するために、特に動作の説明
に必要な構成部品のみ記し、他の構成部品は省略してあ
る。
まず最初にラッチ1がケース25に格納されているカー
トリッジ26を取出す動作から説明する。ラッチ1がカー
トリッジ26を取出すときは、第3図(a)に示すピッカ
機構27の内部にカートリッジ26が無い場合であり、ラッ
チ1を有するプレート18を駆動部34であるモータ33,プ
ーリ32およびベルト31による駆動力とリニアガイド29と
により矢印A方向に駆動される。矢印A方向への駆動に
よりラッチ1を有するプレート18は,第4図に示すよう
にカートリッジ26を格納するケース25に接近させる。ま
た、前述したようにラッチ1はプレート18に固着されて
いるラッチ支軸3に回転可能に取付けられており、ラッ
チ1には引張りコイルばねであるラッチばね7がラッチ
1を左回転させる方向に回転力が作用するように取付け
られている。プレート18に取付けられているラッチピン
6はラッチ1の回転止めであり、第1図(a)に示した
状態よりラッチ1は左回転できない。このようにラッチ
ばね7の回転力とラッチピン6の回転止めによりラッチ
1に外力が作用しない限りラッチ1は第1図(a)に示
した状態で安定している。
第5図(a)はプレート18が矢印A方向へ駆動される
ことにより、ラッチ1がカートリッジ26とワンウェーガ
イド8に接近したときを示す図である。この場合ラッチ
1には外力が作用していないので、ラッチ1は回転せず
安定している。また、フック2については第1図(a)
及び(b)示したように、フック2は引張りコイルばね
であるフックばね15によりフック2を右回転させる方向
に回転力が作用している。フックピン14はラッチ1に取
付けられており、フック2の回転止めである。このよう
にフックばね15による回転力とフックピン14の回転止め
によりフック2もラッチ1と同様に、外力が作用しない
限りフック2は第1図(a)に示した状態で安定してい
る。
第5図(b)は第5図(a)の状態にあるラッチ1を
更に矢印A方向に駆動したときを示す図である。第5図
(b)はフック2がカートリッジ26に接触することによ
り、外力が作用しフック支軸13中心に左回転した状態を
示している。ここでラッチ1のラッチばね7による回転
力はフック2のフックばね15による回転力より大きくな
るように設定されているため、ラッチ1は回転せず第5
図(b)の状態で安定している。また、突き当てころ4
については、突き当てころ4が突き当て面21に接触し始
める状態を示している。なお、外側のころガイド面10に
はワンウェーころ5が接触しないので、ワンウェーガイ
ド8には外力が作用せず、第1図(a)に示すようにワ
ンウェーガイド8はワンウェーピン11に接触した状態で
安定している。
第5図(c)は更にカートリッジ26を取出す動作を進
めた状態を示す図である。第5図(c)は第5図(b)
の状態にあるラッチ1を更に矢印A方向に駆動したとき
であり、移動しない固定面である突き当て面21に突き当
てころ4が押しつけられることによりラッチ1に外力が
作用し、ラッチ1はラッチ支軸3を中心に右回転する。
このため、ラッチ1が右回転してワンウェーころ5がワ
ンウェーガイド8の外側のころガイド面(図中,下側の
面10に接触することによりワンウェーガイド8に外力が
作用し、ワンウェーガイド8はワンウェー支軸9を中心
に左回転している。
第5図(d)は第5図(c)の状態から更にカートリ
ッジ26を取出す動作を進めた状態を示す図である。第5
図(d)はラッチ1を更に矢印A方向に駆動し、そして
矢印A方向とは逆方向の矢印B方向に移動方向が変化す
る位置でラッチ1が停止している状態を示している。こ
の状態はラッチ1が第5図(c)の状態より、更に矢印
A方向に駆動した状態であり、突き当てころ4が押しつ
けられ、且つ移動しない固定面である突き当て面21によ
ってラッチ1の回転角は第5図(d)の状態で取出し動
作時の最大の角度となる。しかしながら、この状態でも
ワンウェーころ5と外側のころガイド面10との接触点は
ころガイド面10の端部であるガイド右端部38を越えるこ
とはない。また、フック2についてはラッチ1の回転角
が取出し動作時の最大角となるため、カートリッジ26に
よる制約から開放され、フック2は第1図(a)に示す
ようにフックピン14に接触して安定した状態になってい
る。
第5図(e)は第5図(d)の状態から更にカートリ
ッジ26を取出す動作を進めた状態を示す図である。第5
図(e)は移動停止していたラッチ1を矢印B方向に駆
動したときの状態を示している。ラッチ1が矢印B方向
に移動することにより、突き当てころ4が突き当て面21
に押しつけられることによって生じたラッチ1の回転角
は減少し、やがてフック2はカートリッジ26のカートリ
ッジ溝37に入り込む。そして更に第5図(e)の状態よ
りラッチ1を矢印B方向に移動させると、フック2は第
1図(a)に示すようにフックピン14に接触し右回転で
きないため、カートリッジ26の両側面部に設けられたカ
ートリッジ溝37に引掛けて、第3図(a)及び(b)に
示すようにカートリッジ26をピッカ機構27内に移動さ
せ、完全に格納した状態となる。
以上の動作が、本考案のチャック機構がケース25内に
格納されているカートリッジ26をピッカ機構27内に移動
させ、ピッカ機構27内に格納する動作である。
次に本考案のチャック機構がピッカ機構27内に格納し
たカートリッジ26を移動させ、ケース25に格納する動作
を説明する。
第6図(a)は、第3図(a)及び(b)に示すカー
トリッジ26をピッカ機構27内に完全に格納した状態か
ら、カートリッジ26をケース25に移動し、かつ格納する
途中の状態を示す図である。第6図(a)の状態では、
まだフック2はカートリッジ26のカートリッジ溝37に入
り込んでいる。
第6図(b)は第6図(a)の状態から更にカートリ
ッジプッシュ39がカートリッジ26をケース25に押し込ん
だ状態を示す図である。第6図(b)は第6図(a)の
状態になるプレート18に取付けられたラッチ1及びカー
トリッジプッシュ39を更に矢印A方向に移動している状
態を示している。第6図(b)では突き当てころ4が突
き当て面21に接触し、ラッチ1はラッチ支軸3を中心に
右回転している。ラッチ1が回転することにより、フッ
ク2はカートリッジ溝37より脱出し、外側のころガイド
面10にはワンウェーころ5が押しつけられてワンウェー
ガイド8を左回転させる。
第6図(c)は第6図(b)の状態にあるラッチ1を
更に矢印A方向に移動している状態を示す図である。第
6図(c)において、カートリッジ26もラッチ1と同様
にカートリッジプッシュ39によりケース25の設置される
方向である矢印A方向に移動している。ラッチ1が矢印
A方向に移動することにより、突き当てころ4が移動し
ない固定面である突き当て面21に押しつけられて、ラッ
チ1の回転角は益々増加し、ワンウェーころ5ところガ
イド面10との接触点はころガイド面10の右端であるガイ
ド右端部38に達する。
第6図(d)は第6図(c)の状態にあるラッチ1を
更に矢印A方向に移動した後、矢印A方向とは逆方向の
矢印B方向に移動へ移行する途中の停止した状態を示す
図である。第6図(d)において、カートリッジプッシ
ュ39はカートリッジ26をケース25に格納できる位置に設
置されているので、第6図(c)の状態よりもケース25
の方向に移動し、カートリッジ26は完全にケース25に格
納される。また、ラッチ1の回転もラッチ1が更に矢印
A方向に移動しているため、突き当てころ4が移動しな
い固定面である突き当て面21により大きく押しつけら
れ、ラッチ1の回転角は更に増加し、ワンウェーころ5
はころガイド面10の右端であるガイド右端部38を越え
る。ワンウェーころ5がガイド右端部38を越えることに
より、ワンウェーガイド8は第1図(a)に示すように
ワンウェーばね12による回転力でワンウェーピン11に接
触するまで右回転し静止する。
第6図(e)はラッチ1の停止した第6図(d)の状
態からプレート18に取付けられているラッチ1及びカー
トリッジプッシュ39が矢印B方向に移動した状態を示す
図である。第6図(e)において、ラッチ1が矢印B方
向に移動することにより、突き当て面21が突き当てころ
4を押しつけることによって生じたラッチ1の回転角は
徐々に減少し、ワンウェーころ5がワンウェーガイド8
の内側のころガイド面(図中、上側の面)10に接触する
までラッチ1は左回転する。なお、第6図(e)の状態
でワンウェーころ5が内側のころガイド面10に接触して
いるときのラッチ1の回転角ではフック2がカートリッ
ジ26に接触しないように設定されている。また、カート
リッジ26を矢印A方向のみに押し出す機能を有するカー
トリッジプッシュ39は矢印B方向に移動した距離だけカ
ートリッジ26より離れる。
第6図(f)は第6図(e)の状態からプレート18に
取付けられているラッチ1及びカートリッジプッシュ39
が更に矢印B方向に移動した状態を示す図である。第6
図(f)において、ラッチ1が矢印B方向に移動するこ
とにより、ワンウェーころ5は内側のころガイド面10を
摺動するためラッチ1の回転は開放状態のままに制限さ
れる。すなわち、ラッチ1はフック2がカートリッジに
接触しない回転角度を維持することができる。その後、
ワンウェーころ5は内側のころガイド面10を摺動しなが
らころガイド面10のガイド左端部40に達する。
第6図(g)は第6図(f)の状態からプレート18に
取付けられているラッチ1及びカートリッジプッシュ39
が更に矢印B方向に移動した状態を示す図である。第6
図(g)において、ラッチ1が矢印B方向に移動するこ
とにより、ワンウェーころ5は内側のころガイド面10の
ガイド左端部40を越えてころガイド面10の制約を受けな
くなる。このため、ラッチ1はラッチばね7の回転力に
よりラッチピン6に接触し元の角度(位置)に戻る。な
お、ラッチ1が元の角度に戻ったとき、フック2はカー
トリッジ26と接触しないような位置に設定されている。
その後、ラッチ1は更に矢印B方向に移動し、ケース25
に格納されているカートリッジ26を取出すための待機位
置に移動する。
以上の動作が、本考案のチャック機構がピッカ機構27
内に格納されているカートリッジ26をケース25内に移動
させ、格納する動作である。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案のチャック機構に
よれば移動動作するプレートに取付けられたラッチと、
ラッチの回転角度を一定に保つワンウェーガイドとを設
置することにより、ロータリソレノイド,モータ及びエ
アシリンダ等の駆動源等を用いないでカートリッジのハ
ンドリング動作を行うことができるため、低価格で小
型,軽量なチャック機構を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図で、第1図(a)は
平面図、第1図(b)は側面図、第2図はカートリッジ
の斜視図、第3図は第1図の一実施例図を含むピッカ機
構を示す図で、第3図(a)は平面図、第3図(b)は
正面図、第4図は第3図に示すピッカ機構を利用したシ
ステムの側面図、第5図(a),(b),(c),
(d)及び(e)並びに第6図(a),(b),
(c),(d),(e),(f)及び(g)はそれぞれ
チャック機構の動作状態を示す平面図である。 1…ラッチ、2…フック、3…ラッチ支軸、4…突き当
てころ、5…ワンウェーころ、6…ラッチピン、7…ラ
ッチばね、8…ワンウェーガイド、9…ワンウェー支
軸、10…ころガイド面、11…ワンウェーピン、12…ワン
ウェーばね、13…フック支軸、14…フックピン、15…フ
ックばね、16…フックばね穴、17…ばね貫入部、18…プ
レート、19…ラッチばね穴、20…プレートピン、21…突
き当て面、22…トッププレート、23…ワンウェーばね
穴、24…トップピン、25…ケース、26…カートリッジ、
27…ピッカ機構、28…フレーム、29…リニアガイド、30
…ベアリング、31…ベルト、32…プーリ、33…モータ、
34…駆動部、35…ベースプレート、36…サイドプレー
ト、37…カートリッジ溝、38…ガイド右端部、39…カー
トリッジプッシュ、40…ガイド左端部、41…ドライブ装
置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体の形状を成し、第1の側面の端部近
    傍の両側面に対向して凹形溝を備えたカートリッジを移
    送するピッカ機構の内部に配置されたチャック機構にお
    いて、前記カートリッジに前記第1の側面に平行に配置
    され、前記両側面に沿って平行に移動自在なプレートの
    中央近傍に前記カートリッジを突出させるカートリッジ
    プッシュを配置すると共に、前記プレートの両端部に前
    記カートリッジの前記第1の側面に対して垂直な方向に
    相対向してラッチ支軸、ラッチピン及びプレートピンと
    をそれぞれ配置固定し、前記ラッチ支軸と中央部で嵌合
    して回転自在であって、前端部に前記ラッチ支軸と平行
    に配置したフック支軸と中央部で嵌合して回転自在なL
    字形のフックと中央部の外側に突き当てころと後端部に
    ワンウェーころとを配置固定し、前記後端部をラッチば
    ねを介して前記プレートピンに連結し相対向して位置し
    たラッチと; 前記ラッチの前記フックの外側に前記フック支軸に平行
    してフックピンを設け、フックばねを介して前記フック
    の一端を前記ラッチに連結し、更に前記プレートに近接
    し、平行して配置固定されたトッププレートに、前記ラ
    ッチに対応してそれぞれ垂直な方向にワンウェー支軸、
    ワンウェーピン及びトップピンが配置固定され、前記ワ
    ンウェー支軸と中央部で嵌合して回転自在で前端部に断
    面がL字形の形状を成し、前記ワンウェーころがカート
    リッジ取り出しの際にはその一方の面でのみ往復摺動し
    カートリッジ挿入の際にはまずその前記一方の面を前進
    摺動し挿入後には他方の面を後退摺動するためのころガ
    イド面を備え、後端部をワンウェーばねを介してトップ
    ピンに連結し相対向して配置されたワンウェーガイド
    と; を有し、前記プレートを移動することにより前記突き当
    てころに前記ピッカ機構の移動しない固定面が突き当る
    ようにしたことを特徴とするチャック機構。
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