JP2508102Y2 - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JP2508102Y2
JP2508102Y2 JP1990050352U JP5035290U JP2508102Y2 JP 2508102 Y2 JP2508102 Y2 JP 2508102Y2 JP 1990050352 U JP1990050352 U JP 1990050352U JP 5035290 U JP5035290 U JP 5035290U JP 2508102 Y2 JP2508102 Y2 JP 2508102Y2
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政計 柿本
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ユーエイチティー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、配線基板や可撓性フィルム及び金属箔等の
薄板状の被加工物に所望形状の孔を穿孔せしめる穿孔装
置に関し、更に詳しくは前記穿孔装置におけるパンチと
昇降杆との接続構造に関する。
(従来の技術) 従来、此種穿孔装置は、支持台に穿設した通孔に摺動
自在に嵌装するパンチと、昇降機構に連係して昇降動自
在に支持される昇降杆とを接続してなり、昇降機構の作
動によりパンチを昇降動させて、作業面上に載置した被
加工物におけるパンチ直下の部分に所望形状の孔を穿孔
するようになっている。
また、従来の穿孔装置は、例えばパンチの後端に雌ネ
ジ部を形成すると共に昇降杆の先端部に前記雌ネジ部に
螺合する雄ネジ部を形成し、昇降杆の先端部とパンチの
後端とを螺嵌することによりパンチと昇降杆を接続して
いる。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の穿孔装置によれば、パンチと昇降杆を
直結することで両者の接続を行うようになっているが、
このためパンチを嵌装する通孔,パンチ,昇降杆,昇降
杆が連係する昇降機構夫々の芯出しに高い精度が要求さ
れ、この芯出し作業に相当の手間がかかるという不具合
が生じていた。
本考案は上述したような従来事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とする処は、パンチの軸芯と昇降杆
の軸芯との間に若干のずれが生じても、昇降杆の打動力
をパンチに確実に伝達できる穿孔装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、本考案の穿孔装置は、
支持台7に穿設した通孔8に摺動自在に嵌装され、平面
状の被打動面28aを有する掛止頭部28を後端に備えたパ
ンチ12と、昇降機構13に連絡され、先端に平面状の打動
面23aを有する打動用拡大頭部23を備えた昇降杆19と、
該パンチ12の被打動面28aと昇降杆19の打動面23aとを当
接させた状態で接続する弾性材からなる筒状の接続部材
21とを備え、前記接続部材21は、中間部に内設した凹穴
部22に連通して先端側にパンチ12の掛止頭部28の挿入孔
32を、後端側に昇降杆19の打動用拡大頭部23の挿入孔30
を各々開孔した形状に形成され、前記凹穴部22は、その
内底面に掛止する前記掛止頭部28と、該掛止頭部28の被
打動面28aに打動面23aが当接する打動用拡大頭部23とを
一緒に収容する広さに凹設して該凹穴部22周りの接続部
材21の周壁部をパンチ12と昇降杆19との軸芯ずれ時の変
形部21aとしてなり、且つ前記凹穴部22はその内部後半
部に前記昇降杆19における打動用拡大頭部23の後面及び
側周面が面掛止する掛止面22bを形成していることを要
旨とする。
(作用) 上記技術的手段によれば、図2に示すようにパンチ12
の掛止頭部28と昇降杆19の打動用拡大頭部23とは被打動
面28aと打動面23aとを当接させた状態で弾性材で成形し
た接続部材21の凹穴部22に収容され、且つその打動用拡
大頭部23はその後面及び側周面を凹穴部22の内部後半部
に形成した掛止面22bに面掛止し、また掛止頭部28は同
凹穴部22の内底面に掛止している。そのため、昇降杆19
とパンチ12との間に軸芯ずれが生じると、被打動面28a
と打動面23aとの当接関係を維持したまま接続部材21に
おける凹穴部22周りの周壁部として残置された変形部21
aが弾性変形してそれに対応する。
また、打動用拡大頭部23と掛止面22bとの掛止力、掛
止頭部28と凹穴部22の内底面との掛止力が、昇降杆19と
接続部材21との分離、接続部材21からのパンチ12の外
れ、打動面23aと被打動面28aとの離間等を招かずに昇降
杆19の上昇力を、パンチ12に伝達する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、1は機台であり、この機台1には適
宜間隔をおいて複数の穴2が開設され、この穴2内にダ
イス3を嵌挿すると共に、このダイス3下側に嵌挿され
るブッシュ4、機台1に螺着される固定板5によってダ
イス3の脱落を防いでいる。
上記機台1の上面は被加工物aを載置する作業面6と
し、また、機台1の上方には作業面6との間に適宜幅の
隙間bを残して支持台7が架設されている。
支持台7は、機台1上に設けた高さ調節機構(不図
示)を介して機台1上に架設され、前記機台1に設けた
ダイス3と相対する位置には夫々通孔8が開設されてい
る。
この支持台7の上面には正面略形若しくは略形の
取付用架台9が立設され、この取付用架台9における水
平部10には前記通孔8と相対する位置に夫々取付孔11が
開設されている。
上記相対するダイス3、通孔8、取付孔11同士は、夫
々所望の精度をもって略同軸芯状に配設される。
夫々の通孔8にはパンチ12が嵌装され、また夫々の取
付孔11には昇降機構13が取付けられている。
昇降機構13は、下端部を前記取付孔11に挿通すると共
にこの下端部外周に設けた雄ネジ部14にナット部材15を
螺嵌して取付孔11に固定されるエアーシリンダー16で構
成されている。
このエアーシリンダー16のロッド17先端には、その外
周に雄ネジ部18を設けて昇降杆19を接続するようになっ
ている。
昇降杆19は、前記ロッド17先端に螺嵌する筒状の後端
部20と、後述する接続部材21の凹穴部22に挿入れる打動
用拡大頭部23とを連設してなり、その打動用拡大頭部23
はその先端に平面状の打動面23aを備え、後述する接続
部材21を介してパンチ12の後端に接続している。
パンチ12は、通孔8に摺動自在に嵌挿される本体部24
と、この本体部24先端に設けたパンチ部25と、本体部24
後端に設けた接続部26とからなり、この接続部26は本体
部24より若干小径な軸27の後端部(即ちパンチ12の後
端)に掛止頭部28を設けて構成している。
掛止頭部28はその後端面に平面状の被打動面28aを備
えている。
接続部材21は、ウレタンゴム或いはその他の所望な強
度を有する弾性材料を用いて、適宜長さを備えた筒状に
形成され、その内部には上記昇降杆19における打動用拡
大頭部23の打動面23aと、パンチ12における掛止頭部28
の被打動面28aとを当接させた状態で収容する凹穴部22
が形成されている。
また、凹穴部22は、内部底面を水平状として前記パン
チにおける掛止頭部28の掛止面22aとする共に、内部後
半部を前記昇降杆19における打動用拡大頭部23の後半部
であるその後面及び側周面が面掛止する形状の掛止面22
bとしている。
また、接続部材21には前記凹穴部22から昇降杆19側、
即ち後端側の端面(上端面)29にわたって打動用拡大頭
部23用の挿入孔30が、パンチ12側、即ち先端側の端面
(下端面)31にわたって掛止頭部28用の挿入孔32が夫々
形成されている。
挿入孔30は、上端面29側から打動用拡大頭部23を挿入
した際に拡開してこの打動用拡大頭部23を凹穴部22内に
突出させるものであり、この挿入孔30の開口縁には外方
に向けて拡開するテーパー33が設けられている。
そうして、そのテーパー33に対応する打動用拡大頭部
23の先端側34は先細状に形成され、詳細にはその先端が
平面状の前記打動面23aになっており、挿入孔30への挿
入をスムーズに行えるようになっている。
挿入孔32は、下端面31側から掛止頭部28を挿入した際
に拡開してこの掛止頭部28を凹穴部22内に突出させるも
のであり、この挿入孔32の下端面31側は掛止頭部28をス
ムーズに挿入可能な大径部35としている。
高さ調節機構は、詳述しないが、エアーシリンダー等
の昇降機構を備えてなり、支持台7を昇降させて支持台
7と作業面6との間の隙間b寸法を調節するようになっ
ている。
以上の構成によれば、打動用拡大頭部23を接続部材21
の上端面29側から挿入すると共に、掛止頭部28を下端面
側から挿入させて、打動用拡大頭部23の後面及び側周面
を凹穴部22の内部後半の掛止面22bに面掛止し、また掛
止頭部28を凹穴部22の内部底面の掛止面22aに掛止す
る。この時、打動面23aと被打動面28aとが当接関係を形
成し、また接続部材21は、打動用拡大頭部23と掛止頭部
28周囲の周壁部分にパンチ12及び昇降杆19の軸芯ずれ時
に打動用拡大頭部23で弾性変形される変形部21aを残置
する。
従って、昇降杆19の軸芯21′とパンチ12の軸芯12′と
の間に若干のずれが生じていても、打動面23aと被打動
面28aとの当接関係を維持したままその変形部21aが弾性
変形して打動力をパンチ12に伝達させるようにする(第
2図参照)。
そうして、エアーシリンダー16の作動による上昇力は
打動用拡大頭部28と掛止面22bとの掛止力及び掛止頭部2
8と掛止面22aとの掛止力によって昇降杆19と接続部材21
とが分離することなくパンチ12に伝達されて同パンチ12
を上昇させ、下降によって被加工物aに所望形状の孔を
穿孔する。
尚、本実施例の穿孔装置は、複数のパンチ12を摺動可
能に支持すると共に、任意のエアーシリンダー16の作動
を入切可能とすることにより、被加工物aにおける数種
の穿孔パターンに対応するようになっている。
また、本考案はこれに限定されず、例えば単一のパン
チ12を摺動可能に支持するものにも実施可能である。
(考案の効果) 本考案は以上のように昇降杆19先端の打動用拡大頭部
23とパンチ12後端の掛止頭部28とをその打動面23aと被
打動面28aとを当接させた状態で弾性材で成形した接続
部材21に凹設する凹穴部22に収容し、且つその打動用拡
大頭部23の後面及び側周面を凹穴部22の内部後半部に形
成した掛止面22bに面掛止し、また掛止頭部28を同凹穴
部22の内底面に掛止させ、更に接続部材21における凹穴
部22周りに残置された周壁部が変形部21aを形成するよ
うになっているから、パンチ12の軸芯と昇降杆19の軸芯
との間にずれが生じることがあっても被打動面28aと打
動面23aとの当接関係を維持したまま変形部21aが弾性変
形する。
そのため、パンチ12を嵌装する通孔8、パンチ12、昇
降杆19、昇降杆19が連係する昇降機構13各々の芯出しに
高い精度を必要とせず、芯出し作業にかかる手間を簡単
な構造でもって不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の穿孔装置の一実施例を示し、第1図は要
部を示す一部切欠正面図、第2図は第1図の要部拡大図
である。 尚、図中 7:支持台、8:通孔 12:パンチ、19:昇降杆 13:昇降機構、21:接続部材 21a:変形部、22a、22b:掛止面 22:凹穴部、28a:被打動面 23a:打動面、23:打動用拡大頭部 28:掛止頭部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台7に穿設した通孔8に摺動自在に嵌
    装され、平面状の被打動面28aを有する掛止頭部28を後
    端に備えたパンチ12と、昇降機構13に連絡され、先端に
    平面状の打動面23aを有する打動用拡大頭部23を備えた
    昇降杆19と、該パンチ12の被打動面28aと昇降杆19の打
    動面23aとを当接させた状態で接続する弾性材からなる
    筒状の接続部材21とを備え、前記接続部材21は、中間部
    に内設した凹穴部22に連通して先端側にパンチ12の掛止
    頭部28の挿入孔32を、後端側に昇降杆19の打動用拡大頭
    部23の挿入孔30を各々開孔した形状に形成され、前記凹
    穴部22は、その内底面に掛止する前記掛止頭部28と、該
    掛止頭部28の被打動面28aに打動面23aが当接する打動用
    拡大頭部23とを一緒に収容する広さに凹設して該凹穴部
    22周りの接続部材21の周壁部をパンチ12と昇降杆19との
    軸芯ずれ時の変形部21aとしてなり、且つ前記凹穴部22
    はその内部後半部に前記昇降杆19における打動用拡大頭
    部23の後面及び側周面が面掛止する掛止面22bを形成し
    ていることを特徴とする穿孔装置。
JP1990050352U 1990-05-14 1990-05-14 穿孔装置 Expired - Lifetime JP2508102Y2 (ja)

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