JP2507972Y2 - オストミ―バツグ - Google Patents

オストミ―バツグ

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JP2507972Y2
JP2507972Y2 JP6690190U JP6690190U JP2507972Y2 JP 2507972 Y2 JP2507972 Y2 JP 2507972Y2 JP 6690190 U JP6690190 U JP 6690190U JP 6690190 U JP6690190 U JP 6690190U JP 2507972 Y2 JP2507972 Y2 JP 2507972Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、生体の表面に形成された開孔に装着し、生
体内から開孔を通して出てくる排出物を収容するための
オストミーバッグに関する。
〔従来の技術〕
種々の疾患により生体表面に造設ないし形成された開
孔には、通常オストミーバッグが装着され、生体内から
開孔を通して排出される汚物を処理することが行われ
る。このオストミーバッグは、生体の開孔の周辺に貼り
つけられるようにした接皮部の接皮側と反対側に袋体を
結合し、開孔よりの排出物を袋体内に収容するのが最も
一般的な構造である。
このオストミーバッグの袋体は、主にポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩化ビニリデ
ン、エチレン酢酸ビニルコポリマー等の軟質で厚みが40
〜500μm程度の透明又は半透明のプラスチックからな
るパウチフィルムで形成されている。このパウチフィル
ムは、***物を一時貯留させなければならないから、排
泄物、臭気が外部に漏れないこと、外部からの圧力によ
り破れないだけの強度を有すること、高いシール強度を
有すること、肌に違和感を与えずしなやかであること、
装着時音を発生しないこと等の多くの要求を満たすもの
でなければならない。一方、袋体に***物が入った場合
を考えると、従来のものでは***物の付いた所が透けて
見え、不潔感を与え、取扱が苦痛となり、特に第三者と
接触する場合には第三者に与える不潔感から当事者の精
神的苦痛も大きかった。この点を解決するため、布で袋
を作りオストミーバッグの袋体を包むことが行われてい
るが格好のいいものではない。またパウチフィルムに色
を付けたりしぼを付けることも行われているが、これら
の方法によっては完全に不透明化できず、場合によって
は***物の接触している所がさらに不快な色に変わった
りして有効な解決策にはならない。さらにパウチフィル
ムの厚さを極めて厚くすれば不透明とはなるが、袋体が
重くなったり硬くなったりして上述の諸要求を満たすこ
とができなくなり、またパウチフィルムを通して生体の
開孔を観察することが全く不可能となり、この方法も不
適当である。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の目的は、オストミーバッグに本来求められる
諸要求を満たし、しかも***物が見えないようなオスト
ミーバッグを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案のオストミーバッ
グにおいては、開口および接皮側の粘着層を有する接皮
部と、接皮部の接皮側と反対側に結合した袋体とを備
え、袋体は袋体を形成するパウチフィルムの少なくとも
接皮部と反対側の表面に不透明のカバーフィルムを設
け、カバーフィルムはパウチフィルムと周辺部において
固着し、接皮部の開口と対向する位置にスリットを設け
るものである。
カバーフィルムのスリットを設けた部分は2枚のフィ
ルムが重なり合うようにすることもできる。
〔作用〕
本考案のオストミーバッグにおいては、袋体の接皮部
材と反対側、すなわち外側に不透明のカバーフィルムが
設けられているため、袋体の内部は透視不可能となって
おり、必要が生じた場合には、カバーフィルムに設けた
スリットを手で開くことによってスリットに対向する位
置にある接皮部の開口ないし生体の開孔をパウチフィル
ムを介して目視することができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面について説明する。
第1図a、bはそれぞれ本考案の実施例の縦断面図、
正面図である。オストミーバッグは接皮部1と袋体2と
から形成され、接皮部1は可撓性を持った例えばプラス
チック製の薄い正方形状のシートよりなり、一方の側す
なわち接皮側には粘着層3を備え、中心部には開口4を
有している。袋体2は内側すなわち接皮部1側のパウチ
フィルム5および外側すなわち接皮部1と反対側のパウ
チフィルム6よりなり、内側のフィルム5は接皮部1の
開口4に相応する開口7の周辺部8でもって接皮部1の
開口4の周りに固着され、また内側のパウチフィルム5
の外周辺9と外側のパウチフィルム6の外周辺10とは互
いに熱溶着され、接皮部1と袋体2とは一体化されてい
る。さらに外側のパウチフィルム6の外側すなわち接皮
部1と反対側にはパウチフィルムとほぼ同形のカバーフ
ィルム11がその外周辺12でもってパウチフィルム5、6
の外周辺9、10に熱溶着されている。このカバーフィル
ム11は接皮部1の開口4と対向する位置に横方向のスリ
ット13を有し、しかもこのスリット13を設けた部分にお
いてカバーフィルム11は重なり合っている。すなわちカ
バーフィルム11は上下に分離した2枚のフィルム部分11
a、11bよりなり、この両フィルム部分11a、11bは接皮部
1の開口4に対向する位置で部分的に重ねて、外周辺を
パウチフィルム5、6の外周辺と固着されている。
なお、内側のパウチフィルム5の表面にもほぼ同形の
カバーフィルム14が設けられ、その内周、外周辺は内側
のパウチフィルム5のそれらとそれぞれ固着されてい
る。
接皮部1としては、ポリエチレン、塩素化ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニリデン、
ポリプロピレン、ポリウレタン、塩酸ゴム等からなるフ
ィルム、これらを表面層に持つ複合フィルムを用いるこ
とができる。粘着層3としては、アクリル系粘着剤、ゴ
ム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、
またペクチン、カラヤガム、シコニン等を前記粘着剤や
ポリイソブチレンゴム等に混入した皮膚保護剤といわれ
る粘着剤を用いることができる。
袋体のパウチフィルム5、6には、***物を漏れない
ように貯留し、悪臭を漏らさないようにするため、引裂
強度、シール強度が高く、柔軟性があり、耐水蒸気透過
度、ガスバリア性に優れた素材が好ましく、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレ
ン、エチレン・アクリル酸メチルコポリマー、エチレン
・アクリル酸エチルコポリマー等のプラスチックフィル
ムを使用することができる。
外側のカバーフィルム11には、袋体に収容された***
物を外から見えないようにし、また体の動きに応じてよ
く変形し音を生じないようにするため、不透明性が高
く、柔軟性がよいことが必要であり、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、エチレン・酢酸ビルニコ
ポリマー、レーヨン、ナイロン等のフィルム、不織布が
適している。
内側のカバーフィルム14には、パウチフィルムが肌に
直接触れ汗を貯留させたり、冷たいパウチフィルムが肌
と接触することによる違和感を緩衝するため、柔軟性が
あり肌ざわりのよいものが適しており、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、レーヨン等
のフィルム、不織布が適している。この内側のカバーフ
ィルム14は、内側のパウチフィルム5が表側に露出する
ことは通常ないから不透明性は特に必要ないが、操作中
露出することを考慮して不透明としてもよい。
なお、外側のカバーフィルム11の外周辺は全面にわた
ってパウチフィルムの外周辺と固着する必要はなく、カ
バーフィルムがパウチフィルムの表面よりまくれあがら
ない程度に部分的に固着されていてもよい。
次に本考案の実施例の使用方法を図面について説明す
る。
第2図a、bに示すように、患者の体表面に形成され
た開孔、例えばストーマ21と接皮部1の開口4とが対向
するように、接皮部1を粘着部3でもってストーマ21の
周囲の表皮面22上に固定する。***物はストーマ21より
接皮部1の開口4、内側のパウチフィルム5の開口7を
通り、両パウチフィルム5、6で形成された袋体2内に
収容される。***物がパウチフィルム5、6内に存在し
ても、外側のカバーフィルム11が不透明であるから前面
からは***物が目視されることはない。
装着中、ストーマの状態を見たい場合には、指23でス
リット13を押し拡げることによりストーマ上部に位置す
る外側のカバーフィルム11が除かれ、パウチフィルム6
を透してストーマを観察することができる。なお、この
スリット13は、オストミーバッグを装着するときにも、
ストーマに接皮部の開口4を位置合わせするのに用いる
ことができる。
第3図a〜dは、本考案のスリットの異なる実施例の
正面図で、第1図と同等部分には同符号が付してある。
第3図aは、第1図と同様接皮部の開口4に対向する
位置にカバーフィルム11に横方向のスリット31を設けた
ものであるが、この例では1本のスリット線が設けられ
ているだけで、スリットを設けた部分においてカバーフ
ィルム11が重ね合わされてはいない。
第3図bは、接皮部の開口4に対向する位置にカバー
フィルム11に横方向の破線状スリット32を設けたもの
で、必要が生じた場合このスリット32を破るようにした
ものである。
第3図cは、カバーフィルム11のほぼ中央に縦方向に
スリット33を設け、かつそのスリット33は第1図のもの
と同様にカバーフィルム11が重ね合わされている。
第3図dは、接皮部の開口4に対向する位置にカバー
フィルム11に縦方向に1本の線よりなるスリット34を設
けたものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、袋体の表側に袋体を形成するパウチ
フィルムとは別の不透明性のカバーフィルムを設けるこ
とにより、袋体内に***物が存在しても表側からは見え
ず、本人にも第三者にも不快感を与えることはなく、オ
ストミーバッグを装着するときにはカバーフィルムのス
リットを開けることにより接皮部の開口と人体の開孔と
の位置合わせを目視しながら行うことができ、装着中に
も適宜スリットを開けて人体開孔の観察、接皮部の漏れ
の監視を行うことが可能となり、さらにスリットを開け
ることにより外側パウチフィルムへの脱臭ガス抜きチッ
プに着脱が可能となるものである。また袋体のパウチフ
ィルムはパウチフィルム本来の機能のみを考慮して最適
の素材を選ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bは本考案の一実施例のそれぞれ縦断側面
図、正面図、第2図a、bは本考案の使用状態を説明す
るためのそれぞれ縦断側面図、正面図、第3図a〜dは
本考案のスリットの異なる実施例の説明図である。 1……接皮部 2……袋体 3……粘着層 4……開口 5、6……パウチフィルム 9、10……パウチフィルムの外周辺 11……カバーフィルム 12……カバーフィルムの外周辺 13、31、32、33、34……スリット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口および接皮側の粘着層を有する接皮部
    と、接皮部の接皮側と反対側に結合した袋体とを備え、
    袋体は袋体を形成するパウチフィルムの少なくとも接皮
    部と反対側の表面に不透明のカバーフィルムを設け、カ
    バーフィルムはパウチフィルムと周辺部において固着
    し、接皮部の開口と対向する位置にスリットを設けたこ
    とを特徴とするオストミーバッグ。
  2. 【請求項2】カバーフィルムのスリットを設けた部分に
    おいて2枚のフィルムが重なり合うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のオストミーバッグ。
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