JP2507191Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2507191Y2
JP2507191Y2 JP4576591U JP4576591U JP2507191Y2 JP 2507191 Y2 JP2507191 Y2 JP 2507191Y2 JP 4576591 U JP4576591 U JP 4576591U JP 4576591 U JP4576591 U JP 4576591U JP 2507191 Y2 JP2507191 Y2 JP 2507191Y2
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尚広 島尻
弘志 上西
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Nifco Inc
Toyota Motor Corp
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Nifco Inc
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2部材の接合部に介在
し、2部材を接合するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、プラスチック製のラ
ジエータグリル60と金属製のブラケット62を接合す
る方法として、クリップ64が一般的に利用されている
(特公昭55−14923号)。
【0003】このクリップ64は、弾性材料で成形され
ており、ブラケット62の取付孔66の縁部と係合する
係止溝68と、ラジエータグリル60の係止孔70に係
止される狭部72を備えている。
【0004】この弾性体であるクリップ64の弾性撓み
を利用して、係止溝68を備えたアーム74を取付孔6
6へ、また狭部72を備えた支持体76を係止孔70の
周縁部から立設されたキャッブ78にそれぞれ嵌入す
る。これによって、係止溝68で取付孔66の縁部を、
また狭部72で係止孔70の縁部を係止することによっ
て、ラジエータグリル60とブラケット62を接合させ
ることができる。 また、クリップ64の弾性復帰力及
びクリップ64を挟持するキャップ78によって、クリ
ップ64は上下方向(矢印A方向)及び左右方向(矢印
B方向)へはガタつかない。
【0005】ところが、このようなクリップ64の構造
では、前後方向(矢印C方向)へは、クリップ64の弾
性復帰力が作用しない。したがって、係止溝68と取付
孔66の縁部、及び狭部72と係止孔70の縁部との係
止部で生じる若干の隙間のため、前後方向(矢印C方
向)にガタつきを生じてしまう。
【0006】さらに、従来のクリップ64は一旦取付け
ると、ブラケット62側から取外すことが容易ではなか
った。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は係る事実を考
慮し、取付け後は2部材との間でガタつきを生じること
なく、また取り外しも容易なクリップを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るクリップ
は、第1の取付部材と第2の取付部材とを接合するクリ
ップにおいて、前記第1の取付部材に形成された孔へ弾
性変形しながら嵌入され嵌入後は弾性復帰して前記孔に
係止される舌片を有する支持体と、前記第2の取付部材
に設けられる収容部の後端部に設けられた支持柱へ弾性
変形しながら押し拡げられ前記支持柱を通過すると弾性
復帰して支持柱を係止する爪部を有する脚部と、前記支
持体と前記脚部の間に設けられ前記収容部に嵌入される
と収容部の壁面を押し拡げる方向に弾性復帰力を作用さ
せるストッパー部を有するアームと、前記ストッパー部
の頂面から互いに離間する方向へ延設され前記第1の部
材と前記第2の部材との接合状態ではその接合面間に位
置し第1の部材と第2の部材を互いに離間させる方向に
弾性復帰力を作用させる弾性片と、を有することを特徴
としている。
【0009】
【作用】上記構成のクリップでは、弾性たわみを利用し
て、支持体に設けられた舌片を第1の取付部材に形成さ
れた孔に嵌入して係止させ、また脚部に設けられた爪部
を第2の取付部材に設けられた支持柱に押し当て係止さ
せると共に、アームに設けられたストッパー部を第2の
取付部材に設けられた収容部内へ嵌入させ、収容部の壁
面を押し拡げる方向に作用する弾性復帰力によって、第
1の部材と第2の部材とを接合する。
【0010】この接合状態において、第1の部材と第2
の部材との接合面に位置する弾性片が第1の部材と第2
の部材とに挟持されることにより、弾性復元力を生じさ
せ、第1の部材と第2の部材とを互いに離間させる方向
へ力を作用させる。
【0011】このため、舌片と孔との係止部、及び爪部
と支持柱の係止部においてガタ付きを生じることがな
い。
【0012】また、クリップを取り外す時は、第2の取
付部材側に突出した爪部と支持柱の係止状態をドライバ
ー等を差し込み解除することにより、簡単に取り外すこ
とができる。
【0013】
【実施例】図1及び図2には、本考案に係るクリップ1
0を適用して、ヘッドランプカバー12がラジエータグ
リル14に取付けられた第1実施例が示されている。
【0014】クリップ10は板状の支持体16と、この
支持体16の基部18から延設された一対の脚部20と
一対のアーム22から構成されている。
【0015】支持体16の基部18と反対方向の端部の
側面には、コ字状の切込み23(図2参照)が形成さ
れ、側面から押し出された状態で舌片24が設けられて
いる。この舌片24は、ラジエータグリル14に設けら
れた係止孔26に嵌入される時には弾性変形し、貫通後
は弾性復元して支持体16の端部をラジエータグリル1
4の孔26に係止する。
【0016】また、支持体16の基部18から延設され
る一対のアーム22は、支持体16から互いに離間し舌
片24に向かって斜めに延設されたテーパー部30と、
このテーパー部30の先端から支持体16と平行とされ
たストッパー部32と、このストッパー部32の先端か
ら基部18方向に曲げられた屈曲部34から構成されて
いる。これによって、一対のアーム22と支持体16と
の間には、略矩形状の隙間36が形成され、アーム22
の支持体16方向へ弾性変形を可能にしている。なおア
ーム22及び支持体16は、ラジエータグリル14の支
持孔26の上下縁部から立設された一対の押え板28に
よって挟持され、上下方向(矢印A方向)への動きを拘
束される。
【0017】アーム22のストッパー部32の頂面に
は、略中央部に支持体16の先端方向に屈曲した屈曲部
38Aを有する弾性片38が設けられている。この弾性
片38は、ラジエータグリル14とヘッドランプカバー
12との接合面に挟持された時、板ばねとなって、ラジ
エータグリル14とヘッドランプカバー12とを離間さ
せる方向へ弾性復帰力を作用させる(図2参照)。な
お、この弾性片38はラジエータグリル14の係止孔2
0の左右両側に立設された一対の支持板39に挟持さ
れ、上下方向(矢印A方向)への動きを拘束される。
【0018】一方、支持体16の基部18から延設され
た一対の脚部20の間にはU字状の隙間40が形成さ
れ、脚部20が基部18を支点として互いに接離する方
向に弾性変形可能となっている。脚部20の先端部に
は、互いに接近する方向に突出する爪部42が設けられ
ている。この爪部42の基部18側には、突部42Aが
形成されている。また一対の爪部42が対向する面に
は、先端部に向かって互いに離間する方向に傾斜するテ
ーパー部42Bが形成されている(図2参照)。
【0019】これらアーム22と脚部20は、ヘッドラ
ンプカバー12に形成され、ラジエータグリル14の方
向に開口部46を有する収容部としてのボックス44へ
嵌入されるようになっている。このボックス44の上下
壁面48の内壁間隔は、ラジエータグリル14に設けら
れた一対の押え板28が挿入可能な大きさとされてい
る。また左右壁面50の内壁間隔は、アーム22のスト
ッパー32の頂面間の幅より、若干小さくされ、アーム
22が嵌入された時、一対のアーム22を互いに接近す
る方向に弾性変形させるようになっている。
【0020】また、ボックス44の後側の両側面には、
貫通部52が形成され、脚部20が貫通できるようにな
っている。この貫通部52の中央には、上下壁面48の
先端部を支持する支持柱54が設けられている。この支
持柱54の外側面にはその軸方向に沿って溝56が形成
され、爪部42に設けられた突部42Aを係止するよう
になっている。
【0021】次に、このクリップ10の取付け方法を説
明する。図1に示すように、クリップ10の支持体16
の先端をラジエータグリル14の孔26に嵌入する。こ
れによって、舌片24が孔26の縁部に押圧され撓みな
がら、孔26を貫通する。図2に示されるように、貫通
後は、舌片24弾性復帰してラジエータグリル14の反
対側の壁面と当接して、ラジエータグリル14にクリッ
プ10の支持体16を係止する。この状態で、図2に示
されるように、アーム22及び支持体16は、押え板2
8に挟持され、また、弾性片38は支持板39に挟持さ
れるので、上下方向(矢印A方向)にガタつくことがな
い。
【0022】次に、クリップ10を挟持した押え板28
へ、ヘッドランプカバー12のボックス44を嵌入す
る。これによって、脚部20とアーム22がボックス4
4内に収容される。この嵌入時には、一対の爪部42の
テーパー部42Bが係止柱54に押し広げられながら支
持柱54を通過し、通過後は、爪部42が脚部20の弾
性復帰力によって支持柱54を挟持すると共に突部42
Aと溝56が係合するので、クリップ10はヘッドラン
プカバー12へ確実に係止される。
【0023】一方アーム22も、テーパー部30が左右
壁面50に押圧されながら嵌入され、ストッパー部32
が左右壁面50の押し潰された状態で停止する。これに
よって、アーム22のストッパー部32は、左右壁面5
0を押し開く方向に弾性復帰力を作用させるので、左右
方向(矢印B方向)にガタつくことなく、クリップ10
は、ヘッドランプカバー12に係止される。
【0024】ここで、図2に示すように、ラジエータグ
リル14とヘッドランプカバー12の接合面に挟まれた
弾性片38は、ラジエータグリル14とヘッドランプカ
バー12を互いに離間させる方向すなわち前後方向(矢
印C方向)に弾性復帰力を作用させる。これによって、
舌片24と孔26の係止部及び爪部42Bと支持柱54
の係止部に生じる前後方向の微小な隙間を消去するの
で、車体の振動等によって、前後方向にガタつくことが
ない。
【0025】なお、脚部20は必ずしも一対必要とせ
ず、図4に示す第2実施例のクリップ11のように、一
つの脚部20でも、十分に取付強度を発揮できる。
【0026】また、ヘッドランプカバー12をラジエー
タグリル14から取外す必要が生じた場合においても、
図3に示すように、ドライバー58等で、爪部42を押
し広げて、爪部42と係止柱54との係止状態を解除す
るだけで、簡単に取外すことができる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るクリ
ップは、車両の前後、左右及び上下方向へのガタつきを
吸収する機構となっているので、取付け後は2部材との
間でガタつきを生じることない。
【0028】また取り外しも、ドライバー等でボデーか
ら行えるので、ヘッドランプカバー等のつけ換え作業等
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るクリップとこのクリップで取
付けられるラジエータグリルとヘッドランプカバーとが
示された斜視図である。
【図2】第1実施例に係るクリップが取付けられた状態
を示す断面図である。
【図3】第1実施例に係るクリップを取り外す方法を示
した斜視図である。
【図4】第2実施例に係るクリップの斜視図である。
【図5】従来のクリップとこのクリップで取付けられる
ラジエータグリルとブラケットとが示された斜視図であ
る。
【符号の説明】
16 支持体 20 脚部 22 アーム 38 弾性片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の取付部材と第2の取付部材とを接
    合するクリップにおいて、前記第1の取付部材に形成さ
    れた孔へ弾性変形しながら嵌入され嵌入後は弾性復帰し
    て前記孔に係止される舌片を有する支持体と、前記第2
    の取付部材に設けられる収容部の後端部に設けられた支
    持柱へ弾性変形しながら押し拡げられ前記支持柱を通過
    すると弾性復帰して支持柱を係止する爪部を有する脚部
    と、前記支持体と前記脚部の間に設けられ前記収容部に
    嵌入されると収容部の壁面を押し拡げる方向に弾性復帰
    力を作用させるストッパー部を有するアームと、前記ス
    トッパー部の頂面から互いに離間する方向へ延設され前
    記第1の部材と前記第2の部材との接合状態ではその接
    合面間に位置し第1の部材と第2の部材を互いに離間さ
    せる方向に弾性復帰力を作用させる弾性片と、を有する
    ことを特徴とするクリップ。
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