JP2507045B2 - 燃料タンク構造 - Google Patents
燃料タンク構造Info
- Publication number
- JP2507045B2 JP2507045B2 JP11422289A JP11422289A JP2507045B2 JP 2507045 B2 JP2507045 B2 JP 2507045B2 JP 11422289 A JP11422289 A JP 11422289A JP 11422289 A JP11422289 A JP 11422289A JP 2507045 B2 JP2507045 B2 JP 2507045B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- fuel tank
- tank
- tank body
- recessed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は自動車に適する合成樹脂製の燃料タンク構
造に関するものである。
造に関するものである。
（従来の技術） 従来、合成樹脂製の燃料タンクはタンク内膨脹時の圧
力による変形を防ぐために一般には第５図に示す如く、
タンク本体101の上面側中央部位から内側へ窪ませた上
位側凹部103の底面105と、下面側中央部位から内側へ窪
ませた下位側凹部107の底面109とを突合せて一体に結合
し、タンク本体101のほぼ中央部位の強度を確保する構
造を採っている（類似構造として実開昭60−118520号公
報がある）。
力による変形を防ぐために一般には第５図に示す如く、
タンク本体101の上面側中央部位から内側へ窪ませた上
位側凹部103の底面105と、下面側中央部位から内側へ窪
ませた下位側凹部107の底面109とを突合せて一体に結合
し、タンク本体101のほぼ中央部位の強度を確保する構
造を採っている（類似構造として実開昭60−118520号公
報がある）。
（発明が解決しようとする課題） 前記した如く強度を確保する上位側凹部103と下位側
凹部107の各底面105、109は一体に重ね合せ結合してい
る所から、例えば、衝突時によりタンク本体101に大き
な衝撃荷重が働らいた時に、場合によっては結合領域に
亀裂が入る恐れがある。この場合、過大な荷重が入力さ
れても結合領域に亀裂が入らないように上位側凹部103
及び下位側凹部107を肉厚とすることで対応が図れる
が、一体成形のためタンク本体101全体が肉厚化し重量
の面、コストの面において望ましくない。
凹部107の各底面105、109は一体に重ね合せ結合してい
る所から、例えば、衝突時によりタンク本体101に大き
な衝撃荷重が働らいた時に、場合によっては結合領域に
亀裂が入る恐れがある。この場合、過大な荷重が入力さ
れても結合領域に亀裂が入らないように上位側凹部103
及び下位側凹部107を肉厚とすることで対応が図れる
が、一体成形のためタンク本体101全体が肉厚化し重量
の面、コストの面において望ましくない。
そこで、この発明は簡単な工夫によって過大な荷重が
タンク本体に入力されても結合領域に亀裂の入ることの
ない燃料タンク構造を提供することを目的としている。
タンク本体に入力されても結合領域に亀裂の入ることの
ない燃料タンク構造を提供することを目的としている。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために、この発明にあっては、タ
ンク本体の上面側から内側へ窪ませた第１凹部の底面
と、下面側から内側へ窪ませた第２凹部の底面を互いに
離間させると共に、これら底面にそれぞれタンク本体の
内側に突出する突起部を設けて、各突起部を突合わせて
接合してある。
ンク本体の上面側から内側へ窪ませた第１凹部の底面
と、下面側から内側へ窪ませた第２凹部の底面を互いに
離間させると共に、これら底面にそれぞれタンク本体の
内側に突出する突起部を設けて、各突起部を突合わせて
接合してある。
（作用） かかる燃料タンクによれば、第１凹部の底面と第２凹
部の底面とは突起部を介して接合し合うためタンク本体
の強度が確保される。
部の底面とは突起部を介して接合し合うためタンク本体
の強度が確保される。
一方、タンク本体に過大な荷重が入力されると、タン
ク本体の変形時に第１凹部の突起部と、第２凹部の突起
部とは無理なく離れて入力荷重をかわす。
ク本体の変形時に第１凹部の突起部と、第２凹部の突起
部とは無理なく離れて入力荷重をかわす。
（実施例） 以下、第１図乃至第５図の図面を参照しながらこの発
明の一実施例を詳細に説明する。
明の一実施例を詳細に説明する。
図中１は燃料タンク３のタンク本体を示している。
タンク本体１は合成樹脂材によって成形され、上面1a
側のほぼ中央部位には内側へ円筒状に窪んだ第１凹部５
が一体成形されている。また、タンク本体１の下面1b側
のほぼ中央部位には内側へ円筒上に窪んだ第２凹部７が
一体成形され、第２凹部５の底面5aと第２凹部７の底面
7aとは所定の隙間ｄが確保されている。第１凹部５の底
面5aと第２凹部７の底面7aには半球状の突起部９・９が
一体に形成され、突起部９と突起部９は突合わされた状
態で一体に接合している。
側のほぼ中央部位には内側へ円筒状に窪んだ第１凹部５
が一体成形されている。また、タンク本体１の下面1b側
のほぼ中央部位には内側へ円筒上に窪んだ第２凹部７が
一体成形され、第２凹部５の底面5aと第２凹部７の底面
7aとは所定の隙間ｄが確保されている。第１凹部５の底
面5aと第２凹部７の底面7aには半球状の突起部９・９が
一体に形成され、突起部９と突起部９は突合わされた状
態で一体に接合している。
第４図（イ）（ロ）（ハ）（ニ）はタンク本体１の成
形手順を示したものである。
形手順を示したものである。
まず、第４図（イ）に示すように成形材（パリソン）
Ｐが、型合せ時にも互いに離間する第１凹部成形部11と
第２凹部成形部13とを有する一対の外型15・15の間に送
り込まれる。
Ｐが、型合せ時にも互いに離間する第１凹部成形部11と
第２凹部成形部13とを有する一対の外型15・15の間に送
り込まれる。
次に、第４図（ロ）に示すように成形材（パリソン）
Ｐに対し左右から外型15・15が閉じ合わされる。この
時、第１凹部成形部11と第２凹部成形部13は互いに離間
しているので、この部分にあるパリソンＰには所定の隙
間ｄが確保されて、パリソンＰが互いに貼りついてしま
うことがない そして、第４図（ハ）に示すようにブローピンＢによ
りエアをパリソンＰ内に送り込むことにより、タンク本
体１の外形が成形される。
Ｐに対し左右から外型15・15が閉じ合わされる。この
時、第１凹部成形部11と第２凹部成形部13は互いに離間
しているので、この部分にあるパリソンＰには所定の隙
間ｄが確保されて、パリソンＰが互いに貼りついてしま
うことがない そして、第４図（ハ）に示すようにブローピンＢによ
りエアをパリソンＰ内に送り込むことにより、タンク本
体１の外形が成形される。
最後に第４図（ニ）に示すように突起部成形部17・17
を油圧装置19・19によって型内に前進させることで、一
体に接合された各突起部９・９が成形される。そして、
この互いに接合される突起部９・９の接合強度の調整
は、突起部成形部17・17の先端部分の大きさを適宜変え
ることにより自由に接合幅を変えることができるので、
容易に達成できる。
を油圧装置19・19によって型内に前進させることで、一
体に接合された各突起部９・９が成形される。そして、
この互いに接合される突起部９・９の接合強度の調整
は、突起部成形部17・17の先端部分の大きさを適宜変え
ることにより自由に接合幅を変えることができるので、
容易に達成できる。
したがって、前記のように成形されたタンク本体１に
よれば、接合し合う各突起部９・９と第１凹部５及び第
２凹部７とによって圧力に対する強度が確保されるよう
になる。
よれば、接合し合う各突起部９・９と第１凹部５及び第
２凹部７とによって圧力に対する強度が確保されるよう
になる。
次にタンク本体１に過大な荷重が入力されると、その
入力により変形するが、その際に各突起部９・９は接合
面積が小さいため無理なく離れて入力荷重をかわすため
第１凹部５と第２凹部７に亀裂は起きない。
入力により変形するが、その際に各突起部９・９は接合
面積が小さいため無理なく離れて入力荷重をかわすため
第１凹部５と第２凹部７に亀裂は起きない。
［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明の燃料タンクによれば、
接合された第１凹部の突起部と第２凹部の突起部とによ
ってタンク本体の強度の確保ができるようになる。ま
た、過大な荷重が入力されると各突起部は無理なく離れ
るため第１凹部と第２凹部に亀裂が入るのを防ぐことが
できる。
接合された第１凹部の突起部と第２凹部の突起部とによ
ってタンク本体の強度の確保ができるようになる。ま
た、過大な荷重が入力されると各突起部は無理なく離れ
るため第１凹部と第２凹部に亀裂が入るのを防ぐことが
できる。
第１図はこの発明の燃料タンクの切断面図、第２図は突
起部と突起部を突合せ接合した状態の拡大断面図、第３
図はタンク本体の斜視図、第４図（イ）（ロ）（ハ）
（ニ）は成形工程を示した説明図、第５図は従来例を示
した第１図と同様の切断面図である。 １…タンク本体 ５…第１凹部 ７…第２凹部 ９…突起部
起部と突起部を突合せ接合した状態の拡大断面図、第３
図はタンク本体の斜視図、第４図（イ）（ロ）（ハ）
（ニ）は成形工程を示した説明図、第５図は従来例を示
した第１図と同様の切断面図である。 １…タンク本体 ５…第１凹部 ７…第２凹部 ９…突起部
Claims (1)
- 【請求項１】タンク本体の上面側から内側へ窪ませた第
１凹部の底面と、下面側から内側へ窪ませた第２凹部の
底面を互いに離間させると共に、これら底面にそれぞれ
タンク本体の内側に突出する突起部を設けて、各突起部
を突合わせて接合したこと特徴とする燃料タンク構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11422289A JP2507045B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 燃料タンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11422289A JP2507045B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 燃料タンク構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02296537A JPH02296537A (ja) | 1990-12-07 |
| JP2507045B2 true JP2507045B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=14632291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11422289A Expired - Lifetime JP2507045B2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 燃料タンク構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19627742C2 (de) * | 1996-07-10 | 2000-08-03 | Mannesmann Vdo Ag | Kraftstoffbehälter und Verfahren zu seiner Herstellung |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP11422289A patent/JP2507045B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02296537A (ja) | 1990-12-07 |
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