JP2506829Y2 - 滴計数ユニット - Google Patents

滴計数ユニット

Info

Publication number
JP2506829Y2
JP2506829Y2 JP1991037425U JP3742591U JP2506829Y2 JP 2506829 Y2 JP2506829 Y2 JP 2506829Y2 JP 1991037425 U JP1991037425 U JP 1991037425U JP 3742591 U JP3742591 U JP 3742591U JP 2506829 Y2 JP2506829 Y2 JP 2506829Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
capsule
counting unit
closure device
drop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991037425U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0488817U (ja
Inventor
アントナン、ゴンカルヴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JPH0488817U publication Critical patent/JPH0488817U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506829Y2 publication Critical patent/JP2506829Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0282Burettes; Pipettes mounted within a receptacle

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は、液体物質だけでなく又美容クリ
ームのようなペースト状物質を分与することのできる滴
計数ユニット(drop counter unit)
に関する。
【0002】普通の滴計数装置は液体の分与に適当なだ
けである。これ等の装置は、分与しようとする液体物質
の溜めと、この溜め用の閉塞カプセルと、このカプセル
と一体で前記溜め内に入れた液体中に入込みキャップと
一体の室内に頂部部分が開口する管とを備えている。こ
の室は、プラスチック材から成る壁により境界を定めら
れている。この室は、カプセル軸線内に配置され尖頭形
の壁により上端部を閉じた円筒体の形を持っている。前
記の室の境界を定める弾性の壁に逐次に手動の押圧力を
加えることにより、管を物質内に押込むときは、この室
内に部分真空が生じ液体物質をこの管内で上昇させる。
この物質を分与するには、次で管の内容物に対し弾性隔
膜をわずかに押しこの管から1滴ずつ放出すればよい。
【0003】このような装置ではその室内に生成するよ
うにする部分真空は、一層高い粘度を持つ物質を吸上げ
るには不十分である。この装置の他の障害は、この装置
が弾性隔膜に加える力に依存するので、管内に吸上げる
物質の量が各場合ごとに決して同じにはならないことで
ある。さらに弾性隔膜は摩耗しやすい。
【0004】フイルマニク(Firmenieh)を発
明者とする仏国特許願第2,000,973号明細書に
は、内容物を逃さないで、内部及び周囲大気間のかなり
の圧力差に耐えることのできるピペット式閉塞装置を設
けたびんについて記載してある。内容物の逃げは、たと
えばこのびんが高度で飛行する航空機の加圧区画内に入
れられないでこの航空機内にあるときに起る。このため
にピペット式閉塞装置は、びん内に押込んだ剛性の中空
部品と、この部品内に納められびんにこの閉塞装置をね
じ込んだときにこのびん内に入込むピベットに接合した
弾性の柔軟な区画と、前記中空部品に当てがわれ閉塞装
置をねじ込み終ったときに中空部品及びびんの間に締付
けられびんを漏れ止めの状態に閉鎖するようにした密封
部片とを備えている。この閉塞装置は、柔軟な室を締付
けてこの室から空気を除き、次でこの押圧力を止めたと
きにびん内に入れた液体をピペットにふたたび満たし、
このピペットから液体を吸引することのできる穴を形成
してある。
【0005】このピペット栓により所期の目的を達成す
ることができるが、なお又、普通の滴計数装置の場合と
同様に低圧を生ずる室が柔軟なベロー形隔膜により仕切
ってあるので、この装置がペースト状コンシステンシー
を持つ物質の分与にはやはり適さない。さらに一定量の
物質を管内に吸上げることができなくて、又隔膜は、こ
のピペット式閉塞装置を操作する際に摩耗を受けやすい
と共に分与しようとする物質を汚染する恐れがある。
【0006】本考案はこれ等の障害を除くことができ
る。本考案によれば滴計数装置の可変容積室は、もはや
摩耗しやすい変形自在な隔膜により境界を定められない
で、管の上部部分に接合した固定壁により境界を定めら
れた室と、この室内で漏れを伴わないで滑動するピスト
ンとにより構成してある。このピストンは、使用者がこ
のピストンに加える圧力をゆるめた瞬間からコイルばね
により休止位置にもどる。この構造により室内に、ペー
スト状物質を吸上げるのに十分なだけ強い部分真空を生
成することができる。最小容積の室を得ることのできる
ピストンの操作ごとに、与えられた量の物質を管部片内
に吸上げることができる。この量は、本装置を多くの機
会に使用した後にも、つねに同じままである。しかもコ
イルばねを、前記室の外部に設けることにより、分与し
ようとする液体物質又はペースト状物質とコイルばねと
が接触することがなく、このような物質の汚染の恐れが
ない。
【0007】従って本考案は、第1に分与しようとする
液体物質又はペースト状物質を入れた溜め(1)と、第
2にこの溜め(1)に取付けた取りはずし可能な閉塞装
置(2)と、第3にこの閉塞装置(2)と一体で、この
閉塞装置が前記溜めに取付けられたときに、下部部分は
前記溜め内に入込み、上部部分は前記閉塞装置(2)の
室(17)内に開口するようにした管(13)とを備
え、さらにこの管(13)を前記物質内に浸したとき
に、前記室(17)内に部分真空を生じさせて前記管
(13)内に前記物質を吸上げるが、又前記室(17)
内を圧縮状態にして前記管(13)内に前もって吸上げ
た物質を1滴ずつ分与できるようにした操作手段を設
け、前記閉塞装置(2)に一体であり、前記管(13)
の上部部分に接合した固定部分と、この固定部分に対し
て前記操作手段の作用のもとに、前記閉塞装置の室(1
7)が最大容積を持つ休止位置と、この室(17)が最
小容積を持つ末端作動位置との間で漏れ防止状態で滑動
するピストン(20)により構成した可動部分との間
に、前記室(17)の境界を定め、前記可動部分をその
休止位置にもどすように弾性手段を設けた、液体物質又
はペースト状物質を分与することのできる滴計数ユニッ
トにおいて、前記弾性手段を、側部のスカート部分
(7)を持つ、前記閉塞装置(2)の閉塞カプセル
(6)に接合した、前記室(17)の固定の円筒形の壁
(16)の外側に配置され、この円筒形の壁(16)を
囲むコイルばね(25)により構成し、このコイルばね
の両端部のうちの一方の端部は、前記閉塞カプセル
(6)のスカート部分(7)と、前記室(17)の固定
部分とを接合する受け座(8)に押しつけられ、他方の
端部は、前記室(17)の可動部分と一体の受け面(2
6)に押しつけられたことを特徴とする滴計数ユニット
にある。
【0008】本考案のとくに有利な実施例によれば、室
の可動部品は管軸線に沿って滑動する。これ等の条件の
もとでは、室の固定部分は、閉塞装置の閉塞カプセルに
接合した円筒壁とするのが有利である。前記カプセル
は、閉塞装置を溜めに取付けるために、この溜めに設け
た対応手段に補形的な取付け手段を形成した側部すそ部
分を備えている。
【0009】カプセルのスカート部分は受け座を介し室
の固定の円筒壁に接合するのがよい。このスカート部分
は、前記円筒壁とこの円筒壁に一体の管とに対し実質的
に同軸である。カプセルのスカート部分と室の固定部分
とを接合する受け座は、スカート部分及び室の間に、溜
めを確実に閉塞密封する手段を取付けるのが有利であ
る。
【0010】室の可動部分をもどす弾性部片の第1の構
造例によればこの弾性手段は室の固定部分の外側に配置
する。カプセルのスカート部分を受け座を介し室の固定
円筒壁に接合する場合には、これ等の弾性手段は、カプ
セルの受け座と操作手段との間に配置するのが有利であ
る。
【0011】本考案の特定の実施例によれば、閉塞装置
は、ピストン休止位置に室の可動部分用の止め片を備え
ている。
【0012】前記した第1の構造例によるときは、操作
手段は、室の円筒形固定壁を囲むつる巻ばねから成る。
このつる巻ばねは、その両端部の一方をカプセルのすそ
部分と室の固定部分とを接合する受け座に当てがい、他
端部を室の可動部分と一体の受け面に当てがってある。
ピストン休止装置で室の可動部分に対し止め片を設けて
ある場合には、前記操作手段は、ピストンと一体の押し
ボタンにより構成するのが有利である。この押しボタン
は環状のフランジを備えている。このフランジの両側の
一方は、ばねを当てがう受け面を構成する。前記フラン
ジはその他方の側を、閉塞装置に設けた止め片に当てが
うようにしてある。
【0013】本考案によれば溜めは、頚部を設けたびん
である。閉塞装置を確実に漏れ止めにする部片は、前記
頚部により仕切った出口開口内に密に取付けるようにし
た軸線方向ダクトから成る。
【0014】これ等の密封手段の構造の1変型によれ
ば、この密封手段は上向きに広がる円すい台形受け面を
備える。この受け面は、カプセルスカート部分と固定の
室の円筒壁とを互に接合する受け座の内壁に形成してあ
る。さらに前記受け面は、溜め開口の内縁部に形成した
対応する形状の受け面に当てがうよにすることができ
る。
【0015】
【実施例】以下本考案滴計数ユニットの実施例を添付図
面について詳細に説明する。
【0016】図1及び図2には本考案による滴計数ユニ
ットの実施例 を示してある。この滴計数ユニットは、
図2に詳細に示した閉塞装置を協働させた溜め1により
構成してある。
【0017】溜め1は、外側にねじ5を形成した円筒壁
を持つ頚部4に上部部分を接合した胴部3を備えたびん
から成っている。
【0018】閉塞装置2はポリプロピレンのような比較
的柔軟なプラスチック材から成る閉塞カプセル6を備え
ている。閉塞カプセル(以下単にカプセルと呼ぶ)6
は、受け座8に接合した円筒形のスカート部分7により
構成してある。スカート部分7の内壁には、溜め1の頚
部4のねじ5に協働するようにしたねじ9を配置してあ
る。スカート部分7の外壁はその自由端部の近くに、後
述の機能を持つ周辺保持環10を形成してある。
【0019】受け座8には中心穴11を形成してある。
中心穴11には、カプセル6の外側に向い広がる円すい
台形の接合区域12を介し、本計数ユニットを溜め1に
取付けたときに溜め1内に下端部が入込む管13を接合
してある。管13はほぼ円筒形である。その軸線はカプ
セル6の軸線と同じである。そして管13の壁はその下
端部区域14でわずかに狭めてある。
【0020】カプセル6の受け座8には内部に円筒形の
ダクト15を取付けてある。ダクト15は、管13の軸
線に心合わせされ、スカート部分7及び円すい台形の接
合区域12の間に配置してある。円筒形のダクト15
は、溜め1の頚部4内に入込み、又頚部4の内壁と協働
して頚部4及びカプセル6の間を確実に密封するように
してある。
【0021】カプセル6の受け座8はその外部に、管1
3及びカプセル6と同じ軸線を持つ円筒形の壁16を取
付けてある。円筒形の壁16の直径はダクト15の直径
よりわずかに大きい。壁16は受け座8と共に室17の
固定部分を形成する。室17は又後述の可動部分によっ
て境界を定められている。壁16の内面は円筒形であ
る。さらに壁16は、その外方面からその受け座8との
接合区域18に向い厚さを厚くしてある。壁16の自由
内周縁部は面取りしてある。
【0022】室17の可動部分はピストン20から成っ
ている。ポリエチレンのような比較的剛性のプラスチッ
ク材から成るピストン20は、壁16により境界を定め
られた空間内に入込むスカート部分21を設けてある。
スカート部分21は壁16の円筒形内面に当るようにな
る。スカート部分21は扁平な頂部22に接合してあ
る。頂部22は、スカート部分21の直径より大きい直
径の円形の形状を持つ。頂部22の周辺部には、スカー
ト部分21と同軸の第2の円筒形のスカート部分23を
接合してある。スカート部分23は、壁16の直径より
大きい直径を持つ。さらにスカート部分23の自由端部
に、外側に向い直角を挟む折曲げ部を設け、フランジ2
4を形成してある。
【0023】金属製のコイルばね25は、円筒形の壁1
6を囲み、コイルばね25の両端部の一方をカプセル6
の受け座8に当てがい又他端部を環状の受け面26に当
てがってある。受け面26は、フランジ24の対応する
面により構成してある。
【0024】カプセル6のまわりには、とくにポリプロ
ピレン又は類似の材料から作ったカバーキャップ27を
固定してある。カバーキャップ27は、中心穴30を形
成した頂部29に接合したほぼ円筒形のスリーブ28に
より構成してある。中心穴30は円筒形のスカート部分
31により内周縁部を形成されている。スカート部分3
1の環状の自由縁部は、ピストン20用の止め片32を
構成する。フランジ24の受け面26を構成する表面の
反対側の表面は、止め片32と協働する第2の環状の受
け面33を形成する。
【0025】さらに円形の穴30は、穴30内でピスト
ン20が自由に滑動できるような直径を持っている。
【0026】スリーブ28の内面はその自由縁部の近く
に、カプセル6のスカート部分7に設けた周辺保持環1
0を受入れるようにした環状のみぞ34を形成してあ
る。さらにスリーブ28の内壁に、ほぼ中間の高さ位置
に配置した段形を設けてある。この段形は、カプセル6
の受け座8の外面に当たるようにした環状の受け面35
を構成する。
【0027】閉塞装置2を構成する各部品の組立ては極
めて簡単にできる。すなわちばね25をカプセル6のま
わりにはめ、ばね25が壁16を囲みながら、一方のば
ね端部がカプセル6の受け座8に当たるようにする。次
いでピストン20をカプセル6にはめ、ピストンのスカ
ート部分21が壁16により境界を定められた空間内に
入込むようにする。さらに壁16の直径とスカート部分
21の直径とは、スカート部分21が壁16の内面に漏
止めの状態に当たるが壁16に沿って滑動できるように
算定する。次いでカバーキャップ27を、カプセル6の
周辺保持環がみぞ34内に連関するようになるまで、カ
プセル6のまわりに押下げる。このときには、受け面3
5はカプセル6の受け座8に実質的に当たり、フランジ
24の受け面33はカバーキャップ27と一体の止め片
32に当たる。さらにこの第2図に示した位置では、ば
ね25は環状の受け面26に対しわずかに圧縮される。
【0028】閉塞装置2は次で、溜め1の頚部4にカプ
セル6のスカート部分7をねじ込むことにより組立てる
ことができる。
【0029】溜め1に入れた物質の分与は次のようにし
て行われる。
【0030】閉塞装置2をねじもどしてもねじもどさな
くても管13が溜め1内に入れた物質内に入込んだ状態
で、押しボタンの機能を果す頂部22を押すことによ
り、ばね25を圧縮しスカート部分21を下降させ、従
って室17の容積を減小させる。頂部22に加えた圧力
を次でゆるめる。この場合ばね25はその初めの位置に
もどり、ピストン20をその休止位置にもどす。この場
合室17内に部分真空が形成され、若干量の物質を管1
3内に吸上げる。この量は、とくにばね25のもどり力
が分っているから、前もて容易に算定することができ
る。
【0031】次で閉塞装置22をねじもどした後、頂部
22を軽く押しピストン20を室17の固定部分に下降
させ、管13の端部14を介し物質を1滴ずつ放出でき
る圧縮が起るようにすればよい。
【0032】図3、図4及び図5は本考案者による従来
の滴計数ユニットの第1の変型を示す。この滴計数ユニ
ットは、閉塞装置102を取付けることのできるびんか
ら成る溜め101を備えている。
【0033】溜め101の胴部103はその上部部分が
頚部104に終っている。頚部104は外側にねじ10
5を形成してある。頚部104の内周縁部は面取りして
ほぼ円すい台形の受け面104aを構成するようにして
ある。
【0034】閉塞装置102は、側部のスカート部分1
07とスカート部分107にその上部区域で接合した受
け座108とにより構成したカプセル106を備えてい
る。受け座108の上方にはスカート部分107の上部
部分107aを設けてある。スカート部分は内側にねじ
109を形成してある。ねじ109は、溜め101の頚
部104に形成したねじ105と協働するようにしてあ
る。受け座108は、円すい台形の壁116aにより周
縁部を仕切った大きい穴を形成してある。円すい台形の
壁116aは、ねじ109を形成した区域の方に向いこ
の区域の外側の方に広がっている。壁116aは頚部1
04の円すい台形の受け面104aに当たるようにして
ある。
【0035】円すい台形の壁116aの下縁部には、ス
カート部分107と動軸の円筒形の壁116を接合して
ある。壁116はスカート部分107の下縁部を越えて
下方に延びている。このようにして壁116は、円形の
中心穴116cを持つ受け座116bに接合してある。
受け座116bは、外側の方に向いた短いスカート部分
116dを設けてある。スカート部分116dはその内
側に下縁部の近くに、後述の機能を持つ環状みぞ116
eを形成してある。
【0036】壁116a、116及び受け座116b
は、後述の可動部分と共に、室117の境界を定める固
定部分を構成する。
【0037】カプセル116の部分107aはその上部
部分を内側部107bに向い直角を挟んで折り曲げてあ
る。内側部107bの環状内壁は止め片132を構成す
る。
【0038】カプセル106は、同様にポリプロピレン
から作った管113を受入れてある。管113はその上
部部分の近くに、スカート部分116dに形成した内側
みぞ116eに入込むようにした周辺保持環113aを
形成してある。管113の下部部分は、図面の簡単な説
明の管13と同様に作ってある。
【0039】室117の境界を定める可動部分はピスト
ン120により構成される。ピストン120は、壁11
6により仕切った区画内で滑動することのできる周辺の
スカート部分121を備えている。スカート部分121
は外側に複数の環状環121aを形成してある。各環1
21aは壁116の内面に当てがわれ、ピストン120
を確実に漏れ止めの状態で滑動させる。
【0040】スカート部分121は、スカート部分12
1の軸線に配置した中心柄部分121cに一体の受け座
121bに接合してある。柄部分121cはそのスカー
ト部分121の反対側の端部を、円板121dに連結し
てある。円板121dの環状外面は、カプセル106に
設けた止め片132に当てがうことのできる受け面13
3を構成する。
【0041】円板121dは、外側の方に向いて短い円
筒形スカート部分121eを取付けてある。スカート部
分121eは外側に周辺保持環121fを形成してあ
る。スカート部分1221eの自由縁部121gは面取
りしてある。
【0042】受け座121b及び円板121dの間で柄
部分121eにばね125を連結してある。ばね125
は、ピストン120と一体形成した円すい台形部片から
成っている。ばね125は第5図にさらに詳しく示して
ある。ばね125は円板121dに向い広がっている。
閉塞装置102を構成する各部片を組立てたときに、ば
ね125の面取りした自由周縁部は円すい台形壁116
aに当たるようにすることができる。第5図に明かなよ
うにばね125は側部切欠き125aを持ち、円すい台
形の壁116aに沿いばね125が移動できるようにし
てある。
【0043】なお閉塞装置102は、頂部122bに接
合した周辺スカート部分122aにより構成した押しボ
タン122を備えている。スカート部分122aは、前
記の保持環121fを受入れるようにした環状みぞ12
2cを内側に形成してある。
【0044】図3及び図4の閉塞装置102の組立ては
次のようにして行う。すなわち押しボタン122を、こ
のために形成したみぞ122c内に周辺保持環121f
をつかみ連関させることによりピストン120に取付け
る。次でこの組合わせをカプセル106内に導入し、ス
カート部分121が壁116の内面に当たるようにす
る。次でみぞ116e内における保持環113aのつか
み連関により管123を固定する。図3に示すたこの位
置ではばね125は引張位置にある。そしてばね125
の自由端部はこのためにカプセル106の外壁に当たっ
ている。
【0045】閉塞装置102の機能は図1及び図2の閉
塞装置の機能と同様である。ピストン120が壁116
により境界を定められた区画内に入込んだ位置は図4に
示してある。この位置ではばね125はほぼ全く圧縮さ
れた状態で示してある。
【0046】本変型でも又ピストン120の操作ごとに
吸上げられる液体の量を算定することができる。
【0047】図6に示すように本考案者による従来の滴
計数ユニットの第2の変型は図3ないし図5に示した滴
計数ユニットとほぼ同様である。
【0048】この場合の各構成部品は第1の変型に対し
使った各参照数字に100を加えて示してある。次にこ
れ等の2つの変型間の違いだけを述べることにする。
【0049】管213はカプセル206に一体に作って
ある。従って管213は、室217を仕切る受け座21
6bの壁に形成した穴216cに直接連結してある。さ
らにスカート部分207の部分207aは内側に向けた
折り曲げ部を設けてない。止め片232は、スリーブ2
28の上縁部に直角を挟んで形成した折曲げ部の内壁に
より構成してある。スリーブ228は、閉塞装置202
の組立て位置でスカート部分207及びその延長部分2
07aを囲むようになる。スリーブ228及びその直角
を挟む折り曲げ部228aはキャップ227を構成す
る。さらにスリーブ228はその下部部分にビード22
8bを形成してある。ビード228bは、スカート部分
207の外側に形成したみぞ207bにつかみ連関する
ようになる。
【0050】閉塞装置202の組立ては閉塞装置102
の組立てに比べて、ピストン220とこれと一体にした
押しボタン222とのカプセル206内への取付け後
に、ビード228bがみぞ207b内につかみ連関する
まで、外側キャップ227をアスカート部分207及び
その延長部分207aのまわりに滑動させることが違う
だけである。
【0051】この変型の機能は前記第1変型の機能と全
く同じである。
【0052】以上本考案をその実施例について詳細に説
明したが本考案はなおその精神を逸脱しないで種種の変
化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案滴計数ユニットの実施例を、その溜めを
閉塞カプセルにより閉じた位置で示す正面図である。
【図2】図1の拡大軸方向断面図である。
【図3】本考案者による従来の滴計数ユニットの第1の
変型の上部部分の軸方向断面図である。
【図4】図3に示す滴計数ユニットを、そのピストンの
中間体作動位置で示す軸方向断面図である。
【図5】図3及び図4に示し滴計数ユニットのピストン
の斜視図である。
【図6】本考案者による従来の滴計数ユニットの第2の
変型の図3と同様な軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 溜め 2 閉塞装置 13 管 17 室 20 ピストン 25 コイルばね

Claims (9)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1に分与しようとする液体物質又はペ
    ースト状物質を入れた溜め(1)と、第2にこの溜め
    (1)に取付けた取りはずし可能な閉塞装置(2)と、
    第3にこの閉塞装置(2)と一体で、この閉塞装置が前
    記溜めに取付けられたときに、下部部分は前記溜め内に
    入込み、上部部分は前記閉塞装置(2)の室(17)内
    に開口するようにした管(13)とを備え、さらにこの
    管(13)を前記物質内に浸したときに、前記室(1
    7)内に部分真空を生じさせて前記管(13)内に前記
    物質を吸上げるが、又前記室(17)内を圧縮状態にし
    て前記管(13)内に前もって吸上げた物質を1滴ずつ
    分与できるようにした操作手段を設け、 前記閉塞装置(2)に一体であり、前記管(13)の上
    部部分に接合した固定部分と、この固定部分に対して前
    記操作手段の作用のもとに、前記閉塞装置の室(17)
    が最大容積を持つ休止位置と、この室(17)が最小容
    積を持つ末端作動位置との間で漏れ防止状態で滑動する
    ピストン(20)により構成した可動部分との間に、前
    記室(17)の境界を定め、前記可動部分をその休止位
    置にもどすように弾性手段を設けた、液体物質又はペー
    スト状物質を分与することのできる滴計数ユニットにお
    いて、 前記弾性手段を、側部のスカート部分(7)を持つ、前
    記閉塞装置(2)の閉塞カプセル(6)に接合した、前
    記室(17)の固定の円筒形の壁(16)の外側に配置
    され、この円筒形の壁(16)を囲むコイルばね(2
    5)により構成し、このコイルばねの両端部のうちの一
    方の端部は、前記閉塞カプセル(6)のスカート部分
    (7)と、前記室(17)の固定部分とを接合する受け
    座(8)に押しつけられ、他方の端部は、前記室(1
    7)の可動部分と一体の受け面(26)に押しつけられ
    たことを特徴とする滴計数ユニット。
  2. 【請求項2】 前記可動部分が、前記管(13)の軸線
    に沿って滑動することを特徴とする請求項1の滴計数ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記室の固定部分が、前記閉塞装置
    (2)の閉塞カプセル(6)に接合した円筒形の壁(1
    6)であり、前記カプセル(6)に、前記閉塞装置
    (2)を溜め(1)に取付けるために、この溜めに設け
    た取付け手段に対応する相補的な取付け手段を備えた側
    部のスカート部分(7)を設けたことを特徴とする請求
    項2の滴計数ユニット。
  4. 【請求項4】 前記カプセル(6)のスカート部分
    (7)を、前記室(17)の固定の円筒形の壁(16)
    に受け座(8)により接合し、かつ前記円筒形の壁(1
    6)と、この円筒形の壁に一体の前記管(13)とに対
    してほぼ同軸にしたことを特徴とする請求項3の滴計数
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記カプセル(6)のスカート部分
    (7)と、前記室(17)の固定部分とを接合する前記
    受け座(8)に、前記スカート部分(7)と前記室(1
    7)との間において、前記溜め(1)の閉塞密封を確実
    にする密封手段を設けたことを特徴とする請求項4の滴
    計数ユニット。
  6. 【請求項6】 前記弾性手段を、前記カプセル(6)の
    受け座(8)と、前記操作手段との間に配置したことを
    特徴とする請求項1の滴計数ユニット。
  7. 【請求項7】 前記弾性手段を、前記室(17)の前記
    固定の円筒形の壁(16)を囲み、両端部のうちの一方
    の端部は、前記カプセル(6)のスカート部分(7)と
    前記室(17)の固定部分とを接合する受け座(8)に
    押しつけられ、他方の端部は、前記室(17)の可動部
    分と一体の受け面(26)に押しつけられたコイルばね
    (25)により構成したことを特徴とする請求項6の滴
    計数ユニット。
  8. 【請求項8】 前記操作手段を、前記ピストン(20)
    と一体の押しボタン(22)により構成し、この押しボ
    タン(22)に、環状のフランジ(24)を設け、この
    フランジの両側のうちの一方の側は、前記コイルばねを
    押しつけられる前記受け面(26)を構成するが、他方
    の側は、前記閉塞装置(2)に設けた止め片(32)に
    押しつけられるようにしたことを特徴とする請求項7の
    滴計数ユニット。
  9. 【請求項9】 前記ピストン(20)に、前記室(1
    7)の固定部分内に入込むと共にこの固定部分の内面に
    押しつけられるようにした周辺スカート部分(21)を
    設けたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの
    滴計数ユニット。
JP1991037425U 1983-07-13 1991-03-04 滴計数ユニット Expired - Lifetime JP2506829Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8311700A FR2549015B1 (fr) 1983-07-13 1983-07-13 Ensemble compte-gouttes
FR8311700 1983-07-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0488817U JPH0488817U (ja) 1992-08-03
JP2506829Y2 true JP2506829Y2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=9290808

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59144509A Pending JPS6057216A (ja) 1983-07-13 1984-07-13 滴計数ユニツト
JP1991037425U Expired - Lifetime JP2506829Y2 (ja) 1983-07-13 1991-03-04 滴計数ユニット

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59144509A Pending JPS6057216A (ja) 1983-07-13 1984-07-13 滴計数ユニツト

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4579153A (ja)
JP (2) JPS6057216A (ja)
BE (1) BE900141A (ja)
CH (1) CH658637A5 (ja)
DE (1) DE3425900C2 (ja)
ES (1) ES280489Y (ja)
FR (1) FR2549015B1 (ja)
GB (1) GB2143220B (ja)
IT (2) IT1179015B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3618558A1 (de) * 1986-06-03 1987-12-10 Azza Sa Vorrichtung zur entnahme von dosierten fluessigkeitsmengen
FR2608563B1 (fr) * 1986-12-19 1989-08-18 Morel Simone Recipient distributeur a compte-gouttes
FR2625977B1 (fr) * 1988-01-20 1990-04-27 Hequet Claude Bouchon doseur pour flacon et son procede de fabrication
US8403008B2 (en) * 2010-05-24 2013-03-26 Elc Management, Llc Metered dose applicator with light for activating product
CN103025622B (zh) * 2010-06-07 2015-07-29 莱雅公司 使用吸液管的封装及涂抹装置
FR2964953B1 (fr) * 2010-09-17 2012-10-26 Oreal Dispositif de conditionnement et d'application au moyen d'une pipette
KR200453126Y1 (ko) * 2010-07-23 2011-04-13 주식회사 에프에스코리아 스포이드형 화장품 용기
US20120225918A1 (en) * 2011-03-03 2012-09-06 Voom, Llc Compositions and Methods for Non-Surgical Treatment of Ptosis
FR2973782B1 (fr) * 2011-04-07 2013-06-21 Valois Sas Distributeur compte-gouttes.
US9237793B2 (en) * 2011-09-23 2016-01-19 Jong-Suh Choi Cap for cosmetic bottle
KR200467603Y1 (ko) * 2011-09-27 2013-06-21 펌텍코리아 (주) 스포이드형 화장품 용기
TWM455413U (zh) * 2013-01-28 2013-06-21 Well Max Beauty Lab Co Ltd 滴管容器
US9234781B2 (en) * 2013-06-07 2016-01-12 Young Ju Lee Automatic filling up spuit
WO2015023061A1 (ko) * 2013-08-14 2015-02-19 주식회사 에프에스코리아 자동충전 피펫장치
WO2017127993A1 (en) * 2016-01-25 2017-08-03 L'oreal Filling assembly for the manufacturing of a packaging and dispensing device for dual content
KR101803769B1 (ko) * 2016-02-12 2017-12-28 최종서 화장품 용기용 캡
US10640279B2 (en) * 2018-08-01 2020-05-05 Veritiv Operating Company Container assembly with syringe
KR102128583B1 (ko) * 2020-01-03 2020-07-08 (주)연우 내용물 토출 용기
KR102558756B1 (ko) * 2021-08-20 2023-07-26 (주)국일 듀오믹스 기능을 가지는 화장품 용기용 캡
CN116923888A (zh) * 2022-03-31 2023-10-24 西尔格定量泵(无锡)有限公司 一种分配组件和包括其的容器***

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1241207A (en) * 1916-12-26 1917-09-25 George O Gilbert Oiler.
US2311367A (en) * 1940-04-22 1943-02-16 Laura A Chambers Liquid applicator
AT176470B (de) * 1951-08-29 1953-10-26 Wilhelm Koreska Pipette
US2781063A (en) * 1955-08-17 1957-02-12 Harold W Williams Dropper bottle cap
DE1051149B (de) * 1957-05-07 1959-02-19 Ciba Geigy Verschluss fuer Behaelter
US3168913A (en) * 1964-02-03 1965-02-09 Robert P Eagles Dispenser
US3312255A (en) * 1964-04-23 1967-04-04 Miller Ellison Liquid container and dropper assembly
NL6901415A (ja) * 1968-01-30 1969-08-01
CH538965A (fr) * 1971-05-14 1973-07-15 Firmenich & Cie Bouchon-Pipette pour flacon
GB1510081A (en) * 1976-03-04 1978-05-10 Atkin R Pipettes
JPS5316953U (ja) * 1976-07-23 1978-02-13
DE2827585A1 (de) * 1978-06-23 1980-01-10 Wischerath Kg Josef Als dosierspender ausgebildeter kunststoff-behaelterverschluss
JPS5734426U (ja) * 1980-08-06 1982-02-23
FR2493515A1 (fr) * 1980-10-31 1982-05-07 Suppo Steril Laboratoires Dispositif de reglage et de blocage de la course d'un piston
FI62470C (fi) * 1981-06-17 1983-01-10 Labsystems Oy Pipett

Also Published As

Publication number Publication date
FR2549015B1 (fr) 1986-06-13
US4579153A (en) 1986-04-01
CH658637A5 (fr) 1986-11-28
IT8467711A1 (it) 1986-01-12
ES280489U (es) 1985-10-16
IT8467711A0 (it) 1984-07-12
IT8453635V0 (it) 1984-07-12
IT1179015B (it) 1987-09-16
JPS6057216A (ja) 1985-04-03
FR2549015A1 (fr) 1985-01-18
GB2143220B (en) 1986-10-22
DE3425900A1 (de) 1985-01-24
GB8416751D0 (en) 1984-08-08
JPH0488817U (ja) 1992-08-03
GB2143220A (en) 1985-02-06
DE3425900C2 (de) 1987-04-09
ES280489Y (es) 1986-05-16
BE900141A (fr) 1985-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2506829Y2 (ja) 滴計数ユニット
US5267673A (en) Dosing device which can be placed on various containers
US4886193A (en) Container closure cap with metering appliance
US9004317B2 (en) Product packaging and dispensing device comprising a sterile filter bottle which is equipped with a nozzle
US5306125A (en) Dispensing pump for substances of low viscosity, especially paste-like substances
US5100027A (en) Dispensing unit for at least one product, a cosmetic product in particular, in cream, liquid or powder form
EP0179853B1 (en) Pump for dispensing liquid from a container
US4457454A (en) Two-compartment dispenser
US5950878A (en) Dispensing tube valve assembly
US6779690B2 (en) Double-acting pump for ejecting a product from a container
EP2892656B1 (en) Foam dispenser
JP3905934B2 (ja) 容器に装着可能な液量装置
US20080302828A1 (en) Product Packaging and Dispensing Device Comprising a Sterile Filter Bottle Which is Equipped with a Nozzle
US2804240A (en) Dispensing attachment for containers
JPH05270577A (ja) 適量分与装置
US4087023A (en) Airspace type spray dispenser
US20240066537A1 (en) Device for dispensing a fluid product, and method for filling same
US2562317A (en) Liquid dispenser with a resilient wall pump
US6345737B1 (en) Device for dispensing a single dose of fluid
US2811390A (en) Aerosol valve assembly
US11596937B2 (en) Dispenser for viscous products
US2808966A (en) Dispensing pump and valve arrangement
US6283335B1 (en) Oil sprayer with hand operated air pump
US6776312B2 (en) Actuating head of a double-acting pump for ejecting a product from a container
US7988021B2 (en) Sliding-jacket pump