JP2505719Y2 - 上向き刻印用金型 - Google Patents

上向き刻印用金型

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JP2505719Y2
JP2505719Y2 JP14026489U JP14026489U JP2505719Y2 JP 2505719 Y2 JP2505719 Y2 JP 2505719Y2 JP 14026489 U JP14026489 U JP 14026489U JP 14026489 U JP14026489 U JP 14026489U JP 2505719 Y2 JP2505719 Y2 JP 2505719Y2
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JP14026489U
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哲 清水
雄之輔 高梨
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株式会社アマダメトレックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ワークに上向き刻印を行なうようにした
上向き刻印用金型に関する。
(従来の技術) 従来、例えばタレットパンチプレスにおける回転自在
な上、下部タレットの円周上には適宜な間隔で複数のス
テーションが設けられ、この各ステーションには上,下
金型が対をなして装着されている。そして、ワークに上
向き刻印を行なう場合には、前記ステーションに上,下
金型を対にした上向き刻印用金型を装着し、1ステーシ
ョンで例えば1文字の刻印を行なうようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ワークに多数の文字をランダムに刻印加工
する場合には、刻印用金型の数が多くなり、前記タレッ
トのステーションを多数使用してしまうという問題があ
る。
また、1文字の刻印を行なうのに1つの金型が必要な
ため、金型費用がかかる。また、文字を変えるごとにタ
レットを回転させるため、時間がかかるという問題があ
った。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、使用
するステーションを1ケ所で済ませると共にタレットを
回転させる時間のロスを省き、加工スピードを早め、か
つ金型費用を減少せしめるようにした上向き刻印用金型
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、下面を平面
に形成した上金型と、ダイホルダの円周上に適宜な間隔
で複数の刻印チップを装着した下金型との協働でワーク
に上向き刻印を行なう上向き刻印用金型であって、前記
ダイホルダの下部にダイプレートを設け、このダイプレ
ートに回転可能な回転部材を係合し、この回転部材を前
記ダイホルダに対して相対的に回転せしめることにより
複数の刻印チップから所望の刻印チップを選択すると共
に、ダイプレートのストライカ部で選択された刻印チッ
プの下面を支持する構成として上向き刻印用金型を構成
した。
(作用) この考案の上向き刻印用金型を採用することにより、
ワークに上向き刻印加工を行なう場合には、加工位置に
下面を平面に形成した上金型とダイホルダの円周上に適
宜な間隔で複数の刻印チップを装着した下金型とを位置
決めする。次いで、ダイホルダに装着された複数の刻印
チップから所望の刻印チップを選択する。この選択され
た刻印チップの下面に、回転部材を相対的に回転せしめ
てダイプレートのストライカ部を割出して位置決めし支
持させる。上金型と下金型との協働によりワークの刻印
加工が行なわれる。
さらにワークに次の刻印加工を行なう場合には回転部
材を回転せしめてダイボルダのストライカ部を所望の刻
印チップの下面に割出し位置決めすると共に支持せしめ
ることを繰返すことにより行なわれる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第4図を参照するに、タレットパンチプレス1は、ギ
ャップ部3をとりまく左右コラム5,7と上,下部フレー
ム9,11とで門型構造に構成されている。ギャップ部3の
第4図における左側の上,下部フレーム9,11には円盤状
の上,下部タレット13,15が回転軸17,19を介して回転自
在に支承されている。この上,下部タレット13,15は図
示省略のサーボモータのごとき駆動モータによって同期
をとって回転されるようになっている。
また、前記上,下部タレット13,15における円周上に
は適宜な間隔で複数の上,下ステーションが設けられて
いて、この各上,下ステーションは上,下金型21,23が
相対向して装着されている。
前記上部フレーム9には上部タレット13の上金型21を
打撃するストライカ25を備えたラム本体27が昇降自在に
装着されている。また、上部フレーム9には前記ラム本
体27を昇降させるためのクランク軸29が設けられてお
り、このクランク軸29には回転を伝達するための駆動装
置が連動連結されている。
前記ふところ部3の第4図における右側には、ワーク
Wを支持する固定テーブル31が前記下部フレーム11上に
設けられており、また下部フレーム11に架設されたガイ
ドレール33を介して移動テーブル35が第4図において左
右方向(Y軸方向)へ移動自在に設けられている。
この移動テーブル35上にはキャレッジベース37が設け
られており、このキャレッジベース37には前後方向(X
軸方向)へ延伸して設けられたガイドレール39に沿って
X軸方向へ移動自在なキャレッジ41が設けられている。
このキャレッジ41の前側には複数のワーククランプ43が
取付けられており、このワーククランプ43にワークWが
クランプされる。
上記構成により、ワーククランプ43にワークWをクラ
ンプして、ワーククランプ43をX,Y軸方向へ移動せしめ
て、ワークWの所望位置を加工位置に位置決めする。次
いで、上,下部タレット13,15を回転せしめて所望の
上,下金型21,23を加工位置に割出して位置決めし、上
金型12と下金型23との協働によりワークWにパンチ加工
が行なわれることになる。
前記上,下部タレット13,15における複数のステーシ
ョンに装着される上,下金型13,15の1つに、上向き刻
印用金型45の上金型45Aと下金型45Bが装着されている。
上金型45Aは第3図に示されているように、全体的な構
造は公知のものを採用しているため、詳細な説明を省略
するが、パンチチップ47の下面47Aが平面で形成されて
いる。すなわち、パンチチップ47はめくらパンチとなっ
ている。
前記上向き刻印用金型45の下金型45Bは、第1図およ
び第2図に示されているように、下部タレット15に配置
された複数のステーションの1つに装着されている。よ
り詳細には、第1図および第2図において、下部タレッ
ト15にあけられた穴49にはダイプレート51が装着されて
いる。このダイプレート51の外周には回転部材としての
プーリ53がキー55で一体化されている。プーリ53には無
端ベルト57の一端が掛回されて無端ベルト57の他端が図
示省略の駆動装置に設けられた別のプーリに掛回されて
いる。この駆動伝達はすでに例えば特公昭63−59774号
として公知となっているから、構成の詳細な説明を省略
する。
上記構成により、図示省略の駆動装置を駆動させる
と、無端ベルト57が走行し、プーリ53に回転が伝達され
るから、ダイプレート51が回転されることになる。
前記プーリ53にはダイホルダ59が相対的に回転可能に
支持されていると共に、ダイホルダ59の円周上には、第
2図に示されているように例えば36°間隔で10個の刻印
チップ61(61A〜61J)がスプリング63を介在させて装着
されている。この刻印チップ61(61A〜61J)の上面には
例えば0から9までの数字が刻印されている。
ダイホルダ59の外周部にはダイスペーサ65が、ダイホ
ルダ59の内周部にはエジェクタプレート67が設けられて
いる。しかも、前記ダイプレート51とダイホルダ59との
間には支持プレート69が設けられ、ダイホルダ59とエジ
ェクタプレート67との間には弾性部材71が設けられてい
る。さらに、支持プレート69,ダイホルダ59,弾性部材71
およびエジェクタプレート67はお互いの軸心にあけられ
た穴に挿入されたボルト73で一体化されていて、これら
全体をダイスペーサ65に装着せしめると、支持プレート
69がダイプレート51上に相対的に回転可能に支承される
ようになっている。
前記ダイプレート51における上部の1部には第1図に
示すごとく、例えばカム形状をしたストライカ部51Sが
設けられて、ダイプレート51をダイホルダ59に対して相
対的に回転せしめて所望の刻印チップ61の下面に割出さ
れると、割出された刻印チップ61が上方へ押し上げられ
ると同時に加工力を支えるようになっている。
上記構成により、ワークWに上向きの刻印加工を行な
う場合には、上,下部タレット13,15のステーションに
装着された複数の上,下金型21,23の中から、上向き刻
印用金型45の上金型45Aと下金型45Bとを、上,下部タレ
ット13,15を回転せしめて加工位置に割出す。次いで、
例えばワークWに例えば数字3を刻印する場合には、ダ
イプレート51を回転せしめてストライカ部51Sを数字3
の刻印チップ61Dの下面に割出すと、ストライカ部51Sが
刻印チップ61Dを上方へ押し上げると共に刻印チップ61D
を支える。この状態において上金型45Aと下金型45Bとを
協働せしめることによって、ワークWに数字3の刻印が
行なわれる。
このように、ワークWに0〜9の数字を刻印する場合
には、ダイプレート51をダイホルダ59に対して相対的に
回転せしめて所望の刻印チップ61を加工位置に割出すこ
とによって、従来のように下金型45Bをいちいち割出す
必要がないから短時間で、かつ加工スピードを早めて行
なうことができる。また、上向き刻印用金型45は従来の
ように多数のステーションに装着せず、1つのステーシ
ョンに装着して行なうことができると共に、金型費用を
減少させることができる。
なお、この考案は、前述した実施例に限定させること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、こ
の考案によれば、ワークに上向き刻印加工を行なう場合
には、加工位置に下面を平面に形成した上金型とダイホ
ルダの円周上に適当な間隔で複数の刻印チップを装着し
た下金型とを位置決めする。次いで、ダイホルダに装着
された複数の刻印チップから所望の刻印チップを選択す
る。この選択された刻印チップの下面に、回転部材を相
対的に回転せしめてダイプレートのストライカ部を割出
して位置決めし支持させる。上金型と下金型との協働に
よりワークに刻印加工が行なわれる。
さらにワークに次の刻印加工を行なう場合には回転部
材をダイホルダに対して相対的に回転せしめてダイホル
ダのストライカ部を所望の刻印チップの下面に割出し位
置決めすると共に支持せしめることを繰返すことにより
行なわれる。
したがって、上,下部タレットのステーションに1つ
の上向き刻印用金型を装着し、下金型を回転せしめて割
出すようにしたものであるから、従来のような下金型を
いちいち割出す必要がないから短時間で、かつ加工スピ
ードを早めて行なうことができる。また、上向き刻印用
金型は従来のように多数のステーションに装着せず、1
つのステーションに多数の刻印チップを装着した上向き
刻印用金型を装着して使用するものであるから、金型費
用を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の主要部を示し、第2図におけるI−
I線に沿った断面図、第2図は上向き刻印用金型のうち
の下金型を下部タレットに装着した平面図、第3図は上
向き刻印用金型のうちの上金型を概略的にした概略図、
第4図はこの考案を実施する一実施例のタレットパンチ
プレスの正面図である。 1……タレットパンチプレス、15……下部タレット 45……上向き刻印用金型、45A……上金型 45B……下金型、47……パンチチップ 47A……下面、51……ダイプレート 51S……ストライカ部、53……プーリ(回転部材) 61,61A,61J……刻印チップ、65……ダイスペーサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面を平面に形成した上金型と、ダイホル
    ダの円周上に適宜な間隔で複数の刻印チップを装着した
    下金型との協働でワークに上向き刻印を行なう上向き刻
    印用金型であって、前記ダイホルダの下部にダイプレー
    トを設け、このダイプレートに回転可能な回転部材を係
    合し、この回転部材を前記ダイホルダに対して相対的に
    回転せしめることにより複数の刻印チップから所望の刻
    印チップを選択すると共に、ダイプレートのストライカ
    部で選択された刻印チップの下面を支持する構成として
    なることを特徴とする上向き刻印用金型。
JP14026489U 1989-12-05 1989-12-05 上向き刻印用金型 Expired - Lifetime JP2505719Y2 (ja)

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