JP2505428Y2 - ホイルロ―ダのステアリング構造 - Google Patents

ホイルロ―ダのステアリング構造

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JP2505428Y2
JP2505428Y2 JP10984789U JP10984789U JP2505428Y2 JP 2505428 Y2 JP2505428 Y2 JP 2505428Y2 JP 10984789 U JP10984789 U JP 10984789U JP 10984789 U JP10984789 U JP 10984789U JP 2505428 Y2 JP2505428 Y2 JP 2505428Y2
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道也 田部
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は土砂の積込み作業を行なうホイルローダのス
テアリング構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、ホイールローダは、機体前方に上下昇降自在に
積込み用バケットを連結する前部機体と、エンジンや運
転座席を有する後部機体とを中折自在に連結して、同前
部機体と後部機体とをアーティキュレート方式により機
体の舵取りを行うものが存在する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、機体前方に連結する積込み用バケットによ
り土砂を掬い上げる場合に、同積込み用バケットが横方
向に移動しないものであるから、壁際に積まれた土砂を
確実に掬い上げることができず、したがって、土砂の積
込み作業を能率的に行うことができないいものであっ
た。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、上下昇降自在の積込み用バケット及び左
右の前車輪を有する前部機体と、エンジン及び左右の後
車輪を有する後部機体とを中折自在に連結すると共に、
アーティキュレート方式により機体の舵取りを行うホイ
ルローダのステアリング構造において、後部機体側の後
車輪、又は、前部機体側の前車輪のいづれかに操向機構
を また、上記操向機構の操作レバーは後部機体上に設け
たことにも特徴を有する。
(ホ)作用・効果 本考案によれば、積込み用バケットを連結する前部機
体と、エンジンを搭載する後部機体とを中折自在に連結
して、アーティキュレート方式により機体の舵取りを行
うホイルローダのステアリング構造において、後部機体
側の後車輪、又は、前部機体側の前車輪を操向機構によ
り左右方向に操向自在としたものであるか、機体が中折
状に屈曲した状態であっても機体を直進させることがで
き、したがって、前端に連設する積込み用バケットを壁
ぎわに接近させた状態で機体を直進させることができ、
土砂を確実に掬い上げることができるものである。
また、上記操向機構の操向レバーを後部機体上に設け
ることにより運転操作がきわめて容易であって、全体と
して機体をコンパクトに構成することができると共に、
構造が簡単で土砂の積込み作業を能率的に行うことがで
きるものである。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
及び第2図において、(A)はホイルローダの機体で、
前方に積込み用バケット(1)を有する前部機体(2)
と、エンジン(3)及び運転者用座席(4)を装備する
後部機体(5)より構成されている。
(6)は前部機体(2)と後部機体(5)とを中折自
在に連結する連結部で、(7)は連結ピン、(8)は前
部連結片(9)と後部機体(5)との間に装備する操舵
用油圧シリンダであって、上記後部機体(5)上に設け
るステアリングハンドル(10−1)と連動連結してアー
ティキュレート式の舵取り機構(10)を構成している。
(11)は前部機体(2)上に高く突設する支持コラム
で、同支持コラム(11)の上部両側には側面がヘ字状の
左右メインブーム(12)(12)の基部を枢着している。
そして、同左右メインブーム(12)(12)の前端に
は、上記積込み用バケット(1)を連結している。(1
3)は左右メインブーム(12)(12)の中央部に横方向
に固着する水平フレームで中間に設ける支点部(14)は
回動フレーム(15)を縦方向に設けている。
(16)は回動フレーム(15)の上端と支持コラム(1
1)との間に介装する回動シリンダ、(17)は回動フレ
ーム(15)の下端と積込み用バケット(1)とを連結す
る下部リンクである。
また、(18)は支持コラム(11)の下部と左右メイン
ブーム(12)(12)との間に介装する昇降用油圧シリン
ダであって、上記左右メインブーム(12)(12)や昇降
用油圧シリン(18)、回動フレーム(15)及び積込み用
バケット(1)などによってローダ装置(19)を構成し
ている。(20)は後部機体(5)より前部機体(2)に
動力を伝達するドライブシャフトである。
(21)は前部機体(2)の左右に装着する駆動用前車
輪、(22)は後部機体(5)の左右に装着する駆動用後
車輪である。
また、第2図及び第3図は本考案の第1実施例を示す
ものであって、後部機体(5)に設ける左右の後車輪
(22)(22)を左右方向に操向自在としている。(23)
は後部機体(5)の下部に横方向に設ける操向用油圧シ
リンダで、同操向用油圧シリンダ(23)の先端は、後部
機体(5)の底部に、後方に向けて設けるピットマンア
ーム(24)の後端に連結されている。(25)は同ピット
マンアーム(24)の回動支点である。そして、同ピット
マンアーム(24)と左右の後車輪(22)(2)のナック
ルアーム(26)(26)とはタイロッド(27)(27)にて
連動連結されている。(28)は操縦コラム(29)上に設
ける後車輪用操向レバーで、油圧切換弁(30)及び供給
パイプ(31−1)(31−2)を介して前記操向用油圧シ
リンダ(23)を伸縮作動自在としている。
そして、手元側の操向レバー(28)、油圧切換弁(3
0)、操向用油圧シリンダ(23)、ピットマンアーム(2
4)、タイロッド(27)並びにナックルアーム(26)な
どにより操向機構(32)を構成している。
なお、(33)はステアリングハンドル(10−1)の下
部に連結する油圧式ステアリングユニットである。
また、第4図及び第5図は本考案の第2実施例を示す
ものであって、前部機体(2)に設ける左右の前車輪
(21)(21)を左右方向に操向自在としている。(34)
は前部機体(2)の下部に横方向に設ける操向用油圧シ
リンダで、同操向用油圧シリンダ(34)の先端は、前部
機体(2)の底部に後方に向けて設けるピットマンアー
ム(35)の先端に連結されている。同ピットマンアーム
(35)と左右の前車輪(21)(21)のナックルアーム
(37)(37)とはタイロッド(38)(38)にて連動連結
されている。また、操向レバー(28)を有する油圧切換
弁(30)と上記操向用油圧シリンダ(34)とは供給パイ
プ(39−1)(39−2)を介して連通しており、操向レ
バー(28)の操作により同操向用油圧シリンダ(34)を
伸縮作動自在といている。そして、操向レバー(28)、
油圧切換弁(30)、操向用油圧シリンダ(34)、ピット
マンアーム(35)などにより操向機構(32)を構成して
いる。
本考案の実施例は上記のように構成されており、ホイ
ルローダにより土砂の掬い上げと積込み作業を行う場合
は、機体を前進させながらステアリングハンドル(10−
1)を右に回すと、アーティキュレート方式の舵取り機
構(10)が作動して、機体が第2図の状態より第3図に
示す如く中折屈曲して前端のバケット(1)が壁(a)
に接近状態となる。そして、手元側の操向レバー(28)
を操作すると、油圧ポンプ(図示せず)により加圧され
た高圧作動油が、油圧切換弁(30)より供給パイプ(31
−1)に導かれて操向用油圧シンダ(23)に入って同操
向用油圧シリンダ(23)を伸長させる。
そして 左右の後車輪(22)(22)は後部機体(5)
に対して左向きに操向されて直進方向に位置にする。し
たがって、バケット(1)を壁ぎわに接近させた状態で
機体を直進させることできるものである。
また、第4図において、土砂の掬い上げ及び積込み作
業を行う場合は、ステアリングハンドル(10−1)を左
に回すと、アーティキュレート方式の舵取り機構(10)
により機体は第4図の状態より第5図に示す如く中折屈
曲状態となり、同時にバケット(1)を壁(a)に接近
させた状態となる。
そして、手元側の操向レバー(28)を操作すると、高
圧の作動油が油圧切換弁(30)より供給パイプ(39−
1)を介して操向用油圧シリンダ(34)に導かれて、同
操向用油圧シリンダ(34)を伸長させる。
そして、ピットマンアーム(35)が左向きに回動して
タイロッド(38)(38及びナックルアーム(37)(37)
が作動し、前部機体(2)に対して前車輪(21)(21)
を右向きに操向する。したがって、前車輪(21)(21)
を直進方向に操向して機体を直進させることができ、同
時に、積込み用バケット(1)により壁(a)ぎわの土
砂を確実に掬い上げることができるものである。
また、ステアリングハンドル(10−1)に連結する油
圧式ステアリングユニット(33)を上記操向機構(32)
とを連動連結することもでき、この場合は運転操作をよ
り簡単とすることができるものである。
以上の如く、本考案によれば、積込み用バケットを連
結する前部機体(2)とエンン(3)を搭載する後部機
体(5)とを中折自在に連結して、アーティキュレート
方式により機体の舵取りを行うホイルローダのステアリ
ング構造において、後部機体(5)側の後車輪(22)
(22)、又は、前部機体(2)側の前車輪(21)(21)
を操向機構(32)により左右方向に操向自在としたもの
であるから、機体が中折状に屈曲した状態であっても機
体を直進させることができ、したがって、前端に連設す
る積込み用バケット(1)を壁ぎに接近させた状態で機
体を直進させることができ、土砂を確実に掬い上げるこ
とができるものである。
また、上記操向機構(32)の操向レバー(28)を後部
機体(5)上に設けることにより運転操作がきわめて容
易であって、全体として機体をコンパクトに構成するこ
とができると共に、構造が簡単で土砂の積込み作業を能
率的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホイルローダの全体側面図、第2
図及び第3図は本考案の第1実施例を示す概略平面図、
第4図及び第5図は同第2実施例を示す概略平面図であ
る。 (1):積込み用バケット (2):前部機体 (3):エンジン (5):後部機体 (21):前車輪 (22):後車輪 (28):操向レバー (32):操向機構

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下昇降自在の積込み用バケット(1)及
    び左右の前車輪(21)(21)を有する前部機体(2)
    と、エンジン(3)及び左右の後車輪(22)(22)を有
    する後部機体(5)とを中折自在に連結すると共に、ア
    ーティキュレート方式により機体の舵取りを行うホイル
    ローダのステアリング構造において、 後部機体(5)側の後車輪(22)(22)、又は、前部機
    体(2)側の前車輪(21)(21)のいづれかに操向機構
    (32)を設け操向自在としたことを特徴とするホイルロ
    ーダのステアリング構造。
  2. 【請求項2】上記操向機構(32)の操向レバー(28)
    は、後部機体(5)上に設けてあることを特徴とする請
    求項1記載のホイルローダのステアリング構造。
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