JP2505242B2 - 自動仕分け装置による搬送物の仕分け方法 - Google Patents

自動仕分け装置による搬送物の仕分け方法

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JP2505242B2
JP2505242B2 JP63051677A JP5167788A JP2505242B2 JP 2505242 B2 JP2505242 B2 JP 2505242B2 JP 63051677 A JP63051677 A JP 63051677A JP 5167788 A JP5167788 A JP 5167788A JP 2505242 B2 JP2505242 B2 JP 2505242B2
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和行 雨宮
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は自動仕分け装置の誤仕分けを防止する方法
に関するものである。
従来の技術 一般に、従来の自動仕分け装置の構成は、搬送物を所
定間隔で供給する複数個の供給コンベヤから成るインダ
クション部と、搬送物を整列搬送するマージ部と、この
マージ部にて整列されて搬送される搬送物を各仕分け位
置にて仕分ける分岐装置を備えたソータ部とから主に成
っている。この様な従来の自動仕分け装置において、イ
ンダクション部から供給された搬送物はマージ部にて整
列されてソータ部に送り込まれるときに、マージ部で遅
れてソータ部に到着するまでにコンベヤ上で搬送物の滑
りなどによってバラツキが出来るので、インダクション
部からのタイミングで分岐装置を作動させると、搬送物
とのタイミングが狂うのでソータ部の入り口にセンサー
を1個設けて、マージ部での遅れを搬送物とタイミング
を合わせ直して分岐装置を作動させている。また、この
場合に、センサー1個で搬送物の間隔を検知する方法と
して分岐装置のベルト移動量を検知するパルスを用い
て、搬送物がセンサーを通過するときのパルス数をカウ
ントして一定間隔以上であるか否かを判断して、間隔が
狭い場合には分岐装置を作動させずに分岐装置を通過さ
せている。更に、この様な従来の自動仕分け装置の分岐
装置には種々のものがあるが、例えば昇降するホィール
式のダイバータにおいては搬送物が当該分岐装置に到着
したときに分岐装置が上昇(オン)して搬送物を仕分け
分岐し、仕分けられるべきでない別の搬送物が到着した
ときに分岐装置が下降(オフ)するよう制御されている
ものがある。また、この様な方式と異なって、仕分けら
れるべき搬送物が分岐装置に到着した時に分岐装置がオ
ンとなり、一定時間経過後にオフにされるように制御さ
れるものがある。
発明が解決しようとする問題点 併し乍ら、この様な従来の方法においては第3図に示
される様に自動仕分け装置1のインダクション部2から
搬送物A、Bが間隔Lで払出されるが、搬送物Aが遅れ
てマージ部3の出口では間隔L′となってソータ部4の
分岐装置5に供給された場合には、先発の搬送物Aがソ
ータ部4の対応しない分岐装置5の上に在って当該分岐
装置5を通過する途中であっても、後続の搬送物Bが対
応する当該分岐装置5に到着すると分岐装置5が作動し
て両搬送物A、Bが第4、5図に示される様に一緒に分
岐されて搬送物Aが誤仕分けされる。
また、第6、7図に示される様に先発の搬送物Aが対
応する分岐装置5において分岐されている内に後続の搬
送物Bが当該分岐装置5に到着すると、後続の搬送物B
によって先発の搬送物Aのための当該分岐装置5の分岐
作動を戻してしまうので、先発の搬送物Aが完全に分岐
されずに分岐の途中で後続の搬送物Bと一緒に直進して
搬送物Bと同じ仕分け先に入って先発の搬送物Aが誤仕
分けされる。
また、この様な従来の自動仕分け装置において、1個
のセンサー20で搬送物の間隔を検出する方法では搬送物
の到着タイミングとベルト移動量のパルスを合わせるこ
とが出来ずに1パルス内の誤差が発生して正確でない。
従って、この発明の目的はこの様な従来における問題
点を解決するために、自動仕分け装置のソータ部の入口
に2つのセンサーを間隔をおいて設けて搬送物間の間隔
の正常および異常を検出して誤仕分けを起こしそうな異
常間隔の場合には搬送物を仕分けせずにオーバーフロー
すなわち通過させて誤仕分けを防止するようにした自動
仕分け装置の誤仕分けを防止する方法を提供することに
ある。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するために、この発明は、インダク
ション部等から供給される搬送物を、間隔を調整しかつ
整列してソータ部に搬送し、ソータ部の分岐装置により
仕分ける自動仕分け装置による搬送物の仕分け方法にお
いて、ソータ部の入口に搬送方向に間隔を置いて2つの
センサーを設け、下流側の第2センサーが先発の搬送物
の通過を検出した後に上流側の第1センサーが後続の搬
送物の通過を検出するように設定し、両センサーからの
検出信号により、先発の搬送物と後続の搬送物の間の間
隔の適否を判断し、その間隔が一定間隔以上であれば当
該搬送物を所定の位置で仕分け、その間隔が一定間隔以
下であれば当該搬送物を所定の位置で仕分けず、その位
置を通過させるように、分岐装置の作動を制御し、これ
によって自動仕分け装置による搬送物の誤仕分けを防止
するものである。
作用 ソータ部の入口に搬送方向に間隔を置いて2つのセン
サーを設け、下流側の第2センサーが先発の搬送物の通
過を検出した後に上流側の第1センサーが後続の搬送物
の通過を検出するように設定し、両センサーからの検出
信号により、先発の搬送物と後続の搬送物の間の間隔の
適否を判断し、その間隔が一定間隔以上であれば当該搬
送物を所定の位置で仕分け、その間隔が一定間隔以下で
あれば当該搬送物を所定の位置で仕分けず、その位置を
通過させるように、分岐装置の作動を制御し、これによ
って自動仕分け装置による搬送物の誤仕分けを防止する
ものであるから、センサーの信号から次の信号までのベ
ルト移動量のパルス数をカウントする必要がなく、した
がって1パルス内に発生する誤差もないので、簡単な構
造で正確な仕分けが可能である。
この発明の他の目的や特長および利点は以下の添付図
面に沿っての詳細な説明によって明らかになろう。
実施例 図面の第1図にはこの発明の方法が実施された自動仕
分け装置の一例が示されている。図示される様に、この
発明の方法を実施するための自動仕分け装置1は通常の
自動仕分け装置と基本的構造が同一で、複数個の供給コ
ンベヤから成るインダクション部2と、搬送物を整列し
て搬送するマージ部3と、搬送物を各仕分け位置にて仕
分けるソータ部4とから構成されている。この様な自動
仕分け装置1のソータ部4の入口に第1、第2の2つの
センサー10、12が搬送方向に間隔を置いて配置される。
これら第1、第2のセンサー10、12は両センサー10、12
を通過する搬送物A、Bの間隔を検出して正常か異常か
を判断する。すなわち、第2図に示されるように、先発
の搬送物Aが第1センサー10の通過から第2センサー12
の通過までに後続の搬送物Bが第1センサー10に到着し
た場合は異常とし、到着しない場合を正常と判断する。
このためには、搬送コンベアの速度を考慮して上流側の
第1センサー10と下流側の第2センサー12との間の間隔
を予め決定しておく必要がある。すなわち、正常の場合
に合わせて、下流側の第2センサー12が先発の搬送物A
の通過を検出した後に上流側の第1センサー12が後続の
搬送物Bの通過を検出するように設定しておくものであ
る。また、第1センサー10は搬送物の到着タイミングの
バラツキを補正する機能も併せ持っている。この様にし
て搬送物の間隔を正常か異常かを判断して、正常の場合
には搬送物を分岐仕分けさせ、異常の場合には分岐仕分
けさせないでオーバーフローさせてソータ部4を通過さ
せる。
この様な搬送物A、B間の間隔が正常か異常かを判断
して搬送物を分岐仕分けさせるか否かを決めて、正常の
場合に所定の仕分け位置の分岐装置5を作動させるに際
しては、第2センサー12を通過した搬送物Aが最初の第
1の分岐装置5に到着するに要するパルス数L3を算出
し、このパルス数L3を以って当該搬送物Aの現在位置の
情報として判断利用して、ソータ部4の所定の分岐装置
5を制御作動することが好適である。
すなわち、第1図において、第1のセンサー10に搬送
物Aが到着してから第2のセンサー12を通過するまでの
パルス数L2を計測し、第1センサー10から第1の分岐装
置5までのパルス数L1から先のパルス数L2を引き、残り
のパルス数L3を算出して先発の搬送物Aの行先データと
残りパルス数L3を仕分け制御装置に通知して搬送物Aの
分岐を対応する分岐装置にて行う。
また、搬送物間の間隔異常の場合には、第1センサー
10に先発の搬送物Aが到着してからのパルス数を計測し
ているが、この先発の搬送物Aが第2センサー12を通過
する前に後続の搬送物Bが第1センサー10に到着する
と、この到着の時点で間隔異常と判断して残りのパルス
数を計算してオーバーフローデータと残りパルス数とを
仕分け制御装置に通知する。この異常記憶は、後続の搬
送物Bが第1センサー10を通過してから第2センサー12
を通過するまでに、第1センサー10に次の後続の搬送物
が到着していないことによって解除される。また、異常
の場合のオーバーフローデータおよび残りパルス数の通
知は、制御方法が異なれば、不要の場合もある。
この様に、第1、第2の2つのセンサー10、12を所定
の間隔を置いて自動仕分け装置1のソータ部4の入口に
設け、先発の搬送物Aが第2センサー12を通過する時に
後続の搬送物Bが第1センサー10に到着しているか否か
によって搬送物間A、Bの間隔が正常が異常かを判断し
て、搬送物A、B間の間隔が異常の場合にはソータ部4
の全分岐装置5を仕分け作動せずに搬送物Aをオーバー
フローさせることによって誤仕分けを防止することが確
実にできると共に、搬送物A、B間の間隔が正常の場合
には搬送物Aが第1のセンサー10に到着して第2のセン
サー12を通過する迄のパルス数L2を計測して残りのパル
ス数L3を算出することによって、当該搬送物Aの先行デ
ータと相俟って誤残りパルス数L3により所定のソータ部
4の仕分け位置の分岐装置5の制御作動が可能となり所
定の仕分け位置での仕分けが確実に出来る。
発明の効果 この様に、この発明によれば、ソータ部の入口に搬送
方向に間隔を置いて2つのセンサーを設け、下流側の第
2センサーが先発の搬送物の通過を検出した後に上流側
の第1センサーが後続の搬送物の通過を検出するように
設定し、両センサーからの検出信号により、先発の搬送
物と後続の搬送物の間の間隔の適否を判断し、その間隔
が一定間隔以上であれば当該搬送物を所定の位置で仕分
け、その間隔が一定間隔以下であれば当該搬送物を所定
の位置で仕分けず、その位置を通過させるように、分岐
装置の作動を制御し、これによって自動仕分け装置によ
る搬送物の誤仕分けを防止するものであるから、搬送物
間の間隔に起因する誤仕分けが無くなり、インダクショ
ン部等から供給する搬送物の間に余分の間隔を与えて搬
送物を払い出す必要がなく、自動仕分け装置の仕分け能
力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施した自動仕分け装置の平
面概要図、第2図はセンサー部分における説明概要図、
第3図は従来の方法における自動仕分け装置の平面概要
図、第4図乃至第7図は従来の方法における誤仕分けの
説明概要図である。 図中、1:自動仕分け装置、2:インダクション部、3:マー
ジ部、4:ソータ部、5:分岐装置、10、12、20:センサ
ー、A、B:搬送物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インダクション部等から供給される搬送物
    を、間隔を調整しかつ整列してソータ部に搬送し、ソー
    タ部の分岐装置により仕分ける自動仕分け装置による搬
    送物の仕分け方法において、前記ソータ部の入口に搬送
    方向に間隔を置いて2つのセンサーを設け、下流側の第
    2センサーが先発の搬送物の通過を検出した後に上流側
    の第1センサーが後続の搬送物の通過を検出するように
    設定し、両センサーからの検出信号により、先発の搬送
    物と後続の搬送物の間の間隔の適否を判断し、その間隔
    が一定間隔以上であれば当該搬送物を所定の位置で仕分
    け、その間隔が一定間隔以下であれば当該搬送物を所定
    の位置で仕分けず、その位置を通過させるように、分岐
    装置の作動を制御し、これによって自動仕分け装置によ
    る搬送物の誤仕分けを防止することを特徴とする自動仕
    分け装置による搬送物の仕分け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS534299A (en) * 1976-07-01 1978-01-14 Mito Kouki Kk Wrench for use in decorative machine screw
JPS5532174U (ja) * 1978-08-23 1980-03-01

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