JP2505045Y2 - モ―タの端子装置 - Google Patents

モ―タの端子装置

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JP2505045Y2
JP2505045Y2 JP1990042699U JP4269990U JP2505045Y2 JP 2505045 Y2 JP2505045 Y2 JP 2505045Y2 JP 1990042699 U JP1990042699 U JP 1990042699U JP 4269990 U JP4269990 U JP 4269990U JP 2505045 Y2 JP2505045 Y2 JP 2505045Y2
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connector
motor
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JP1990042699U
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隆 山本
哲雄 松原
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はモータに電力を供給する接続線を固定するた
めのモータの端子装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の技術をステップモータの場合を例にとり説明す
る。
ステップモータとして、そのモータの軸方向に2個の
ボビンを同軸に配置したものが知られている(例えば、
特開昭61-4459号公報等)。このようなステップモータ
において、そのボビンに巻かれる巻線及び外部との接続
線は次のように処理される。まず、巻線の一端を保持し
た状態でボビンに前記巻線を周回させる。そして、その
周回後にその周回部に接着剤を付け、その周回させた巻
線が解けないようにし、巻線を切断する。尚、ここまで
の処理は専用機械あるいは汎用ロボットにより行うこと
が可能である。
次に、各巻線の端部に所定長さの接続線(リード線)
を半田付けにより接続する。そして、各接続部に絶縁テ
ープを巻いて絶縁する。そして、これらの接続部に無理
な引っ張り応力が加わることを防ぐとともに全体の絶縁
を行うために接続線を巻線の周回部に沿わせた状態で、
その周回部面を絶縁テープで更に覆う。なお、これらの
処理は自動化が困難であり手作業で行われる。
しかしながら、前記従来例では手作業による工程が多
く作業性が非常に悪かった。そこで、本出願人はこの接
続部に汎用のコネクタを用いたものを出願した。これは
巻線端部を端子ピンに半田付けし、その端子ピンにコネ
クタの端子部を半田付けするものである。このモータで
は手作業による作業工程を減らし、作業性を大幅に改善
し、更に汎用性を高めている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記のように接続部にコネクタを用い
る構成では、以下の点で問題が残されている。まず、第
1の問題点として、コネクタの半田付け時にモータに対
してコネクタを適正位置に保持する必要がある。例え
ば、コネクタの位置がずれていた場合では、他の端子と
の絶縁が保てない場合がある。また、コネクタの接続端
子部が、巻線側の接続部より浮いた状態で保持された場
合には、接続不良を起すことがある。更に、コネクタに
無理な力がかかった場合にその接続部が離れる場合もあ
った。従って、コネクタの接続を容易に行い得るモータ
が要望されている。
本考案は、前記要望に応えるためになされたもので、
その目的は、コネクタを接続する工程を容易になし得る
モータの端子装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案のモータの端子装
置は、電力の供給を受けて回転子を回転させるための作
動部を有するモータに、前記作動部に電力を供給するた
めの端子ピンと、電力が供給される第1コネクタに結合
可能であって前記端子ピンに接続された端子部を有する
第2コネクタとを備えたものを対象として、前記モータ
の一部を覆う側板に、前記端子ピンと端子部との接続に
際して前記第2コネクタを挿入させる開口を有し、かつ
その開口を通じて挿入された第2コネクタの外周面の少
なくとも大部分を覆ってその第2コネクタの挿入方向と
直交する方向に位置規制する保持部を形成している。
[作用] 前記構成を有する本考案のモータの端子装置は次のよ
うに製造される。まず、第1コネクタに接合される前記
第2コネクタを、前記側板の保持部に対して、その開口
を通じて挿入し、その端子部を前記端子ピンに接触ある
いは近接した状態にする。この状態において、前記第2
コネクタの外周面の少なくとも大部分が前記保持部に覆
われ、そのことによって、その第2コネクタはその挿入
方向と直交する方向に位置規制された状態で前記保持部
内に安定的に保持される。そして、この状態で、前記端
子ピン及び端子部が半田付け等の手法により接続され
る。この場合、端子ピン及び端子部が互いに固定的に位
置決めされた安定状態で接続されるため、処理が簡潔と
なり、さらに、機械等による処理も容易となる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して
説明する。
第1図乃至第4図において、モータケース1は、平帯
状の板材がC字筒状に折曲されてなるフレーム2と、こ
のフレーム2の筒部の両端開口部に溶接などによって固
着された両端板3,4とにより中空状に形成されている。
一方の端板4は、本発明の側板を構成するものであっ
て、第2図に示すように、前記フレーム2の筒部開口の
形状と略同一形状の蓋部4aと矩形部4bとを有す形状にプ
レス加工した平板を用いる。そして、この矩形部4bを第
2図中に一点鎖線で示す位置で折り曲げて使用する。こ
の矩形部4bにより形成された部分は保持部(第1図及び
第3図中で符号4cを付して示す)となり、その断面形状
は、後述するハウジングコネクタ(第2コネクタ)11の
断面形状と略同一となっている。前記端板3はこの保持
部4cがフレーム2のC字形状の開口部の一部を覆う様に
取り付けられる。
両端板3,4の中心部には軸受5,6を介してモータ軸7が
回転可能に支持されている。このモータ軸7の軸周りに
は、両軸受5,6の間において、永久磁石よりなる回転子
8がモータ軸7と一体に装着されている。
モータケース1内には、その回転子8の外周に沿って
多数個のくし歯状の磁極を交互に備えた対のヨーク9が
モータ軸7の軸線方向に二対、固定状態で配設されてい
る。
各一対をなすヨーク9の間には、巻枠10がそれぞれ配
設されている。これら2個の巻枠10は断面がU字形をな
し、かつそのU字形における開放端が外方へ向くように
環状に形成されている。そして、各巻枠10にはそれぞれ
2本のエナメル線よりなる巻線17,18が巻装されてい
る。
この各巻枠10には、フレーム2内に装着された状態に
おいて互いに隣接する側壁に端子ホルダ12が形成され
る。各端子ホルダ12は、3本の端子ピン15の立設間隔
は、前記ハウジングコネクタ11のコネクタピン間隔と等
しく構成される。
なお、前記ヨーク9と巻枠10と巻線17,18とによって
本発明の作動部が構成される。
前記ハウジングコネクタ11は、汎用の形状のものを用
いる。このハウジングコネクタ11は接合面と逆の面に6
本のコネクタピン(端子部)11aが突出している。これ
らのコネクタピン11aの先端部は第1図に示すように一
方向に対して略直角に屈曲加工されている。
そして、このハウジングコネクタ11は、前記保持部4c
の一側の開口から第1図における矢印Aの方向より前記
コネクタピン11aの折曲方向をモータの半径方向外側に
して挿入される。そして、コネクタピン11aが前記端子
ピン15と対向、好ましくは接触する状態まで挿入され、
この位置に保持される。前記保持部4cは、この状態でハ
ウジングコネクタ11に対しその挿入方向と直交する方
向、つまり、図中の上下方向並びに紙面法線方向に対し
て移動を規制する。
このようにハウジングコネクタ11の移動が規制された
状態において、前記対向あるいは接触するコネクタピン
11a及び端子ピン15を半田付けする。この作業は、両者
が相対的に固定されているために流し半田等の手法で専
用機械あるいは汎用の工作ロボットにより容易になし得
る。更に、両者が略直線上に並んでいるため簡易な方法
で前記処理をなし得る。その後、その半田付けした部分
を蓋部2aで覆う。
外部電極に接続されるリード線21は前記ハウジングコ
ネクタ11と結合可能な形状を有するポストコネクタ(第
1コネクタ)19に接続される。この装置において異なる
長さのリード線21を備えたポストコネクタ19を多数用意
することにより、異なる複数の用途に対して同一のモー
タを利用できる。つまり、この実施例のモータでは、用
途に応じてリード線部分のみを別工程で製造し、本体部
分は共通のものを利用できる。
尚、前記実施例では、保持部をモータの外枠に設けた
例を示したが、本考案はこれに限定されるものではな
い。例えば、後方の端板4の内側に軸受を保持するため
のメタルプレートを取り付けるものにおいては、そのメ
タルプレートに保持部を設けてもよい。第5図(a)及
び(b)にその正面図及び断面図が示される。そのメタ
ルプレート31は本発明の側板を構成するものであり、保
持部32が形成される。このようにすれば、前記メタルプ
レート31を、軸受部33を成形型にはめた状態でのインサ
ート成形等の処理により容易に一工程で作成し得る。
また、前記実施例では、リード線部分を利用者に製造
あるいは既製のものより選択してもらうことを前提とし
たが、工場出荷前に取り付けてもよい。また、この場
合、両コネクタを結合した状態で接着したとしても本考
案の技術的思想の範疇である。この場合ではリード線の
組み付け工程を最終工程とすることができるので、他の
工程時にリード線が邪魔になることがないといった効果
もある。
また、前記実施例では本考案をステップモータに実施
した例を示したが、本考案はこれに限定されるものでは
なく他の電磁モータにも利用可能である。
その他本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が
可能である。
[考案の効果] 以上詳述したことから明かなように、本考案によれ
ば、コネクタを用いているため、従来多数の工程により
なす必要があったリード線の接合を、容易に少数の工程
でなし得る。また、側板の保持部により第2コネクタが
固定的に保持できるため、その端子部と端子ピンとの相
対的な位置が確定した安定状態でその接合工程をなすこ
とができるため、専用機械あるいは汎用工作ロボットに
より容易にこの処理を行わせることも可能となる。更
に、簡単な構成の保持部によって第2コネクタを確実に
位置規制して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を説明するもので、第1図は上記
実施例を説明するもので、第1図は上記実施例のステッ
プモータの側断面図、第2図は端板の展開図、第3図は
第1図A−A線断面図、第4図は巻枠の断面図、第5図
はメタルプレートに保持部を設けた例におけるメタルプ
レートの正面図及び断面図である。 図中、4は端板、4cは保持部、8は回転子、9はヨー
ク、10は巻枠、11はハウジングコネクタ、11aはコネク
タピン、15は端子ピン、17,18は巻線、19はポストコネ
クタ、21はリード線、31はメタルプレート、32は保持部
である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力の供給を受けて回転子を回転させるた
    めの作動部を有するモータに、前記作動部に電力を供給
    するための端子ピンと、電力が供給される第1コネクタ
    に結合可能であって前記端子ピンに接続された端子部を
    有する第2コネクタとを備えたモータの端子装置におい
    て、 前記モータの一部を覆う側板に、前記端子ピンと端子部
    との接続に際して前記第2コネクタを挿入させる開口を
    有し、かつその開口を通じて挿入された第2コネクタの
    外周面の少なくとも大部分を覆ってその第2コネクタの
    挿入方向と直交する方向に位置規制する保持部を形成し
    たことを特徴とするモータの端子装置。
JP1990042699U 1990-04-20 1990-04-20 モ―タの端子装置 Expired - Lifetime JP2505045Y2 (ja)

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JPH042957U JPH042957U (ja) 1992-01-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043573Y2 (ja) * 1985-01-30 1992-02-04
JPS6430656U (ja) * 1987-08-12 1989-02-27
JPS6450647U (ja) * 1987-09-21 1989-03-29

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