JP2505042Y2 - 車両用ヒ―トプロテクタ― - Google Patents

車両用ヒ―トプロテクタ―

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JP2505042Y2
JP2505042Y2 JP1990037693U JP3769390U JP2505042Y2 JP 2505042 Y2 JP2505042 Y2 JP 2505042Y2 JP 1990037693 U JP1990037693 U JP 1990037693U JP 3769390 U JP3769390 U JP 3769390U JP 2505042 Y2 JP2505042 Y2 JP 2505042Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関のヒートプロテクターに関するも
のである。
〔従来の技術〕
車両用内燃機関の周囲には、発電機などの補機の外
に、各種の付帯機器が取付けられており、これらの機器
類を繋ぐホースなどの配管や電気配線などが配置されて
おり、これらは、排気マニホールドからの放射熱を受け
加熱されるために、熱に弱い部材に熱害が起こるという
問題がある。これらの熱害を受ける部材を前記高熱源か
ら遠ざけることは、狭いエンジンルームではレイアウト
上困難な場合が多いことは周知である。
そこで、排気マニホールドなどの排気管を導風管で被
覆し、この管内に冷却空気を導入して、排気管を冷却す
る排気管冷却装置を開示した実開昭50-59431号公報の先
行技術がある。この公報に開示された導風管は、排気管
から放射される熱から、熱害を受け易い部材を保護する
ことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記公報の排気管冷却装置のように、ヒー
トプロテクターで排気マニホールドを覆うと、熱放射に
よる冷却が行われなくなり、冷却空気による冷却だけに
なるので、排気管の冷却効率が低下するという問題があ
る。この問題を、第3図によって説明する。
第3図に示すように、シリンダヘッド1に取付けた排
気マニホールド2を覆うヒートプロテクター4は、シリ
ンダヘッド1側を図に点線で示す位置5まで折り曲げた
形状に形成し、シリンダヘッド1側と、冷却空気を取り
入れる冷却ファン6側(開放部8)と、反対側(図の左
側)から昇温した空気を排出する側(開放部10)との3
方を開放するように構成をしている。なお、図の12はシ
リンダヘッドカバー、14はシリンダボディ、16は排気管
である。
開放部8に吹き込まれた冷却ファン6と車両の走行と
による冷却空気は、排気マニホールド2で加熱され、昇
温した空気は、図の白抜き矢印aで示すように、覆い部
材4内の天井側を主として流れて開放部10から排出され
る。この排出空気流は、温度が高いために上昇流とな
る。
以上によって、覆い部材4のある側の熱害をなくし、
大部分の熱気をエンジンルーム内の上方に逃がすことが
できるが、一部は小白抜き矢印bで示す方向にも流れ、
この部分にラバーホース18などが配置されていると熱害
が発生するという問題がある。ところで、狭いエンジン
ルーム内では、レイアウト上、熱害を受ける部材を別の
位置に移動させることも、また排風方向を変更すること
も一般的に困難である場合が多い。
また、別の問題として、排気マニホールド2の放熱に
よる冷却が著しく減少するために、排気マニホールド2
に熱が蓄積され、各気筒(図示せず)の排気ガスが集中
する排気マニホールド2の高温部Hを冷却することがで
きず、熱害の危険が起こるという問題がある。
本考案は、以上の問題に着目して成されたものであ
り、排気マニホールドの冷却効率を向上させると共に、
排気マニホールドから放射する熱や、熱風となった冷却
空気によって熱害を起こす危険をなくすことのできる車
両用ヒートプロテクターを提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するための本考案の車両用ヒートプ
ロテクターの構成は、冷却ファンを気筒配列方向前方に
置き、冷却ファンの空気流、走行風などの冷却空気を機
関の縦方向前方より取り入れる内燃機関において、シリ
ンダヘッドの側方に取り付けた排気マニホールドの周囲
の外側部分を覆う覆い部材を取り付け、この覆い部材
に、冷却ファンに向けて前方側を開口した冷却空気取り
入れ口と、覆い部材の後部側を上方に向けて大きく開口
した空気出口とを設け、大部分の冷却空気の排気と排気
マニホールドからの熱放射とを、前記空気出口部分から
上方に向けて行わせるようにしたものである。
前記覆い部材は、遮熱性の高い材料を使用することは
好ましいが、通常は、加工性の高い鋼板などで形成する
ことができる。
本考案の車両用ヒートプロテクターは、冷却空気との
温度差の大きい上流側では伝熱を主とした冷却手段を適
用し、冷却空気が昇温して温度差が小さくなった下流側
では熱放射による放熱を可能にすると共に、覆い部材に
よって熱風の流れを誘導し、また、放射熱及び熱風を遮
蔽して、熱害を受け易い部材を熱害から守ることを可能
にする。
〔実施例〕
以下添付の図を対照して一実施例により本考案の車両
用ヒートプロテクターを具体的に説明する。
第1図〜第2図に示すキャブオーバー車に適用した本
実施例の車両用ヒートプロテクターは、排気マニホール
ド2の高温となる部分Hに積極的に冷却空気を導入でき
るように、鋼板製の覆い部材4で冷却ファン6側の上流
側Uを形成し、また下流側Dは、鋼板製の覆い部材20
を、熱害の危険のある側に配置し、前記危険のない上方
に熱風を誘導すると共に、熱放射を容易にするように大
きく開放して取付けた。
即ち、覆い部材4は、密閉状ではなくシリンダヘッド
1側を開放するように覆って、ボルト22で排気マニホー
ルド2に取付け、また、覆い部材20は、図に示すよう
に、上方を除く3方、即ち、下方、側方、及び後方の変
速機(図示せず)側を覆うようにボルト22で排気マニホ
ールド2に取付けた。したがって、覆い部材4内を通過
して昇温した冷却空気は、白抜き矢印に示すように上昇
してキャブインシュレーター24の方に排出できる。した
がって、上流側Uを冷却空気流により、下流側Dを熱放
射と冷却空気とにより排気マニホールド2を冷却し、し
かも、高温部Hを冷却空気と熱放射とにより冷却して全
体を効率よく冷却することができる。しかも、熱害を受
け易いラバーホース18などが、例えば、冷却ファン6か
ら送られる空気流下流側に配置されていても熱害から守
ることができ。
排気マニホールド2の上方に熱害を受ける部材を配置
する必要が生じた場合には、この部分に熱風が吹き付け
ないように覆い部材20を配置し、下流側Dの開放する方
向を熱害の危険のない方向に移動させることにより、熱
害を回避することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の車両用ヒートプロテクタ
ーは、覆い部材により排気マニホールドに積極的に冷却
空気を導入して、冷気により効率よく冷却を行うと共
に、冷却空気が加熱され温度差が小さくなる下流側の覆
い面積を小さくして、熱放射による放熱を容易にして冷
却効率を向上させると共に、前記覆い部材によって、熱
風の流れ方向を誘導し、また放射熱を遮蔽して熱害を受
け易い部材を熱害から守ることができるので、排気マニ
ホールドの近くに熱害を受け易い部材を配置することが
可能となる。したがって、エンジンルーム内のレイアウ
トが極めて容易になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例による本考案の車両用ヒートプロテクタ
ーを取付けた内燃機関の要部平面図、第2図は第1図の
要部側面図、第3図は従来の車両用ヒートプロテクター
の要部側面図である。 2……排気マニホールド、4,20……覆い部材、6……冷
却ファン、D……下流側、H……高温部、U……上流
側。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却ファンを気筒配列方向前方に置き、冷
    却ファンの空気流、走行風などの冷却空気を機関の縦方
    向前方より取り入れる内燃機関において、シリンダヘッ
    ドの側方に取り付けた排気マニホールドの周囲の外側部
    分を覆う覆い部材を取り付け、この覆い部材に、冷却フ
    ァンに向けて前方側を開口した冷却空気取り入れ口と、
    覆い部材の後部側を上方に向けて大きく開口した空気出
    口とを設け、大部分の冷却空気の排気と排気マニホール
    ドからの熱放射とを、前記空気出口部分から上方に向け
    て行わせるようにした車両用ヒートプロテクター。
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