JP2504047B2 - 自動車のヘッドランプ用ディップスイッチに特に有用な二安定スイッチ - Google Patents

自動車のヘッドランプ用ディップスイッチに特に有用な二安定スイッチ

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JP2504047B2
JP2504047B2 JP62094980A JP9498087A JP2504047B2 JP 2504047 B2 JP2504047 B2 JP 2504047B2 JP 62094980 A JP62094980 A JP 62094980A JP 9498087 A JP9498087 A JP 9498087A JP 2504047 B2 JP2504047 B2 JP 2504047B2
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
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    • B60Q1/1446Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means controlled by mechanically actuated switches
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    • B60Q1/1461Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights
    • B60Q1/1469Multifunction switches for dimming headlights and controlling additional devices, e.g. for controlling direction indicating lights controlled by or attached to a single lever, e.g. steering column stalk switches
    • HELECTRICITY
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    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/56Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
    • H01H13/60Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force with contact-driving member moved alternately in opposite directions

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用のスイッチ、特に、自動車のヘッ
ドランプのディップビーム位置とメインビーム位置との
切り換えを行うに適する二安定スイッチに関する。その
ようなスイッチは一般に「ディップスイッチ」と呼ばれ
ている。
(発明の目的) 本発明の第一の目的は、好ましくは揺動運動で作動す
る単一レバーを逐次的に使用して制御でき、かつ自動車
のヘッドランプのディップビーム位置とメインビーム位
置との切り換えを自動的に行うのに適する二安定スイッ
チであって、構造が簡単で、安価であり、そして信頼性
に優れた二安定スイッチを提供することである。
本発明の別の目的は、自動車のヘッドランプのディッ
プビームとメインビームとの切り換えを制御するととも
に、ヘッドランプがスイッチオフされ、サイド灯がスイ
ッチオンされているときにはいつでもディップビーム位
置に自動的に戻るようになった二安定スイッチを提供す
ることである。
本発明のさらに別の目的は、作動時に低レベルのノイ
ズしか発生させない二安定スイッチを提供することであ
る。
本発明のなおさらに別の目的は、電源電流の切り換え
をできる二安定スイッチを提供することである。
(発明の要約) 本発明の要旨とするところは、二安定スイッチ、特に
自動車のヘッドランプのディップビーム位置とメインビ
ーム位置との切り換えを行うディップスイッチであり、
該二安定スイッチは、 休止位置と作動位置との間を並進して案内されるコン
トロールクロスヘッド; 該コントロールクロスヘッドの移動方向に延設され、
このクロスヘッド並進方向を横切るように延びている軸
を中心にコントロールクロスヘッドに枢着されたトグル
バー; コントロールクロスヘッドの移動方向とともに前記ト
グルバーのピボット軸にほゞに直交する方向に移動可能
なコンタクトキャリッジ;および 前記トグルバーに面するコンタクトキャリッジの共通
面に設けられた二つの傾斜カム表面; を収容するハウジングから成り、前記コンタクトキャ
リッジは、少なくとも一つのコンタクトスタッドを有し
ており、また、前記カム表面がハウジング内のコンタク
トキャリッジの位置によってトグルバーに面する位置を
交替的に占めるように構成された二安定スイッチであ
る。
前記コンタクトキャリッジは前述の二つの位置の間を
移動しているのが有利であるが、前述の位置のうちの好
ましくはディップビームとする場合に対応する休止位置
に向かって弾性的に押し付けられている。
好ましくは、前記コンタクトキャリッジをその第二の
位置にロックする手段を設けるのがよい。
そのようなロック手段の一つの変更例では、コンタク
トキャリッジがその移動方向に直交して突出し、前記ハ
ウジングに設けたスロットあるいはそれに取り付けられ
た適宜部材に係合しているペグを備えており、前記スロ
ットはクロスヘッドの移動方向に平行に延設された少な
くとも一つのロックセグメントを備えている。
したがって、本発明にかかる二安定スイッチは、好ま
しくは、コンタクトキャリッジをアンロックする要素を
備えている。そして、この要素は、クロスヘッドの移動
方向に平行に伸びているスロットのロックセグメントを
カバーするのに適しており、それによりコンタクトキャ
リッジがその休止位置に戻るようにするのである。
上記のアンロック要素は、コンタクトキャリッジがそ
のメインビーム位置にロックされるのを防止するために
固定してもよい。その場合、メインビーム位置は不安定
となる。しかし、このアンロック要素は、クロスヘッド
の移動方向に平行に伸びているスロットのロックセグメ
ントをカバーする位置と、それをカバーしない位置との
間を制御可能に移動できるようにしてもよい。アンロッ
ク要素を使用して、例えば、車両の照明を制御する手段
がヘッドランプの位置からサイド灯の位置に切り換えら
れる場合にはいつでも二安定スイッチが自動的にディッ
プビーム位置に確実に戻るようにしてもよい。この配置
例については以下に詳述する。
前記トグルバーはクロスヘッドの移動方向に平行に伸
びた休止位置に向かって弾性的に押されているのが有利
である。
また、前記コントロールクロスヘッドは、コンタクト
キャリッジから離れてその休止位置の方向に弾性的に押
し付けられるのが有利である。
好ましくは、前記コンタクトキャリッジは前記コント
ロールクロスヘッドから離れる方向に面した二つの支持
領域をその表面に備えている。これらの支持領域はハウ
ジングあるいはそれの接続された要素に当接されてい
て、コンタクトスタッドを備えている。
有利には、前記コンタクトキャリッジのストロークと
カム傾斜部の位置は、次のようにするのがよい。つま
り、ハウジング内のキャリッジの位置によって、トグル
バーならびにトグルバーの先端部が接触しているカム傾
斜部の底部における一のまたは他のノッチ部のピボット
軸を通っている線が、クロスヘッドから離れる方向に面
したキャリッジの1面においてコンタクトキャリッジ
と、ハウジングまたはそれに固定された要素の間におけ
る支持点のいずれかの側を通っているようにする。かか
る配置例は以下において詳述するが、コンタクトキャリ
ッジがロック状態とアンロック状態との間を交替するた
めに反対の二方向に枢動させるのが特に役立つ。メイン
ビーム位置においてキャリッジをロックさせるべく該キ
ャリッジを押し出す位置にあっては、ロックペグはクロ
スヘッドの移動方向に平行な方向に伸びたスロットのロ
ックセグメントに押し込まれる。これと対照的には、コ
ンタクトキャリッジが他の態様で枢動される場合、ペグ
はクロスヘッドの移動方向に平行に伸びたスロットのロ
ックセグメントから押出されるが、これはキャリッジが
その休止位置、つまりディップビーム位置に戻れるよう
にするためである。
好ましくは、弾性部材はクロスヘッドの移動方向に平
行に伸びたロックセグメントに向かってペグを押し付け
ており、そしてその弾性部材は有利にはキャリッジに支
持されたコンタクトスタッドと協働するバネから構成さ
れるのが有利である。
本発明は、第二の位置におけるコンタクトキャリッジ
をロックする各種の手段を提供するものであり、それは
コンタクトキャリッジを遠隔操作で休止位置にまで戻す
ことができ、またコンタクトキャリッジをその第二の位
置に選択的にロックできるようにするものである。つま
り、それが第二の位置に到達するときはいつでもコンタ
クトキャリッジが自動的に所定の位置にロックされる第
一の配置と、コンタクトキャリッジがそのようにはロッ
クされない第二の配置との間を選択することを可能とす
るのである。
これは、クロスヘッドに連働するトグルバーによって
そこに移動させられるときはいつでも、第一の位置に向
かってコンタクトキャリッジを弾性的に押付ける手段に
よって、またその第二の位置においてコンタクトキャリ
ッジを選択的に保持するに適する電磁気的に制御された
ロック手段によって、達成される。
例えば、この第一の位置は、コンタクトキャリッジに
よって支持されたコンタクトスタッドが自動車のヘッド
ランプのディップビームとメインビームとの切り換えを
行う場合はいつでも、ディップビーム位置として使用し
てもよい。電磁気によるロック手段が、例えばヘッドラ
ンプの作動位置からサイド灯の作動位置への照明制御用
スイッチの動作によって、そのアンロック配置にまで解
放される場合はいつでも、そのディップスイッチは自動
的にそのディップ位置に再び戻され初期化される。
有利には、そのようなロック手段は、連働する補助ス
イッチによって選択的に付勢される電気コイルと、ロッ
ク部材を支持するとともにキャリッジの第一の位置に対
応する休止位置から該キャリッジの第二の位置に対応す
るロック位置の間をキャリッジによって移動させられる
スライド部材とを備えている。かかるスライド部材はコ
イルが付勢されている間はロック位置に保持されてい
る。好ましくは、これらのロック手段は、コンタクトキ
ャリッジの移動方向に直交して伸びているペグと該ペグ
を受け入れるスロットとによってそれぞれ構成された二
つのロック部材を備えている。このスロットはクロスヘ
ッドの移動方向に平行に伸びた少なくとも一つのロック
セグメントを有しており、ロック部材の一つはコンタク
トキャリッジに設けられており、また他のロック部材は
スライド部材に設けられている。
好適態様にあって、ペグはコンタクトキャリッジに固
定されており、一方スロットはスライド部材に設けられ
ている。
有利には、コンタクトキャリッジとスライド部材とは
並進関係で案内される。
本発明の別の目的は、コンタクトキャリッジを移動さ
せるときスイッチの作動ノイズを少なくすることであ
る。そのためには、本発明によれば、コンタクトキャリ
ッジが二つの位置を移動するのに適するものであって、
弾性手段がそのような位置の第一のものに向かってキャ
リッジを押付けており、またキャリッジをこの第一の位
置に向かって移動させる場合とそれが案内部材の接触表
面の法線の方向から入らないで案内構造と係合するよう
に構成された案内構造をハウジングが備えている。
好ましくは、この案内構造は、第一の位置へ移動させ
られる場合、キャリッジの接触表面としてまた案内面と
して作用する円筒状表面を備えている。
本発明の別の目的は、クロスヘッドがその休止位置か
ら作動位置に移動させられる場合にヘッドランプのフラ
ッシュ作用を行う改良手段を提供することである。有利
には、コントロールクロスヘッドが、介在するばねによ
って支持した導電性ブレードを備えることによって構成
される。このばねは前記ブレードとクロスヘッドとの間
に介在されており、クロスヘッドがその作動位置に向か
って移動させられる場合にハウジングに取り付けられた
導電性タブに向って予め設定された力でブレードを押付
けるようになっている。
本発明の別の有利な特徴によれば、コンタクトキャリ
ッジをその第二の位置に選択的にロックする手段が設け
られている。つまり、これはコンタクトキャリッジをそ
れが第二の位置に到達したときにはいつでも自由にロッ
クするかロックを解除するかできる手段である。かかる
手段は、第一の位置に向かってキャリッジを弾性的に押
付ける手段と、クロスヘッドと連働するトグルバーによ
って第二の位置に移動させられる場合、その第二の位置
にキャリッジを選択的に保持する、電磁気的に制御され
たロック手段とから構成される。また、そのロック手段
は、連働する補助スイッチによって選択的に付勢される
電気コイルと、コンタクトキャリッジに設けられ、キャ
リッジの第一の位置に対応する休止位置とキャリッジの
第二の位置に対応するロック位置との間をキャリッジの
移動方向に平行に移動できる、第二ロック部材と協働す
る第一ロック部材を備えたスライドと、およびコンタク
トキャリッジとスライドにそれぞれ設けられたロック部
材を係合させるために、キャリッジが第一の位置から第
二の位置に移動させられる場合はいつでも、コンタクト
キャリッジとスライドとの間におけるコンタクトキャリ
ッジの移動方向と直交する相対的移動を制御する傾斜部
とから構成される。なお、前記スライドは、前記コイル
が付勢されるときそのロック位置に保持されている。
(発明の好適態様) 次に、図面を参照して本発明をさらに具体的に説明す
る。
説明を簡潔にするために、以下の説明にあっては各図
面中に示され互いに直交している三つの軸O、P、Qを
持つ直交座標系を使って説明する。これらの軸は、以下
にあって、それぞれ、主軸、副軸、そして補助軸と呼
ぶ。
主軸Oは、第1図、第2図、第4図ないし第8図、第
10図ないし第17図、第19図、第21図、第22図、第27図、
第29図、第32図、そして第33図の各面に平行であり、ま
た第3図、第18図、第20図、第23図ないし第26図、第30
図、第31図、そして第34図ないし第37図の各面に直交し
ている。
副軸Pは、第1図、第3図、第18図、第20図ないし第
26図、第30図、第31図、そして第34図ないし第37図の各
面に平行であり、また第2図、第4図ないし第8図、第
10図ないし第17図、第19図、第27図、第29図、第32図、
そして第33図の各面に直交している。
補助軸Qは、第2図ないし第8図、第10図ないし第16
図、第18図ないし第20図、第23図ないし第27図、そして
第29図ないし第37図の各面に平行であり、また第1図、
第17図、第21図、そして第22図に直交している。
第1図および第8図に示す第一の態様: 第1図ないし第8図にあって符号100はコントロール
クロスヘッド200、トグルバー300、およびコンタクトキ
ャリジ400を収容するスイッチ用のハウジングを示す。
ハウジング100は数多くの方法で製作してもよく、し
たがって、以下において詳細には述べることはしない。
しかし、第1図、第2図、および第3図に例として示
す態様ではハウジング100は、本体102と二つのカバー板
106、108とから構成される。本体102はそのいずれの側
にも開いている内側空間部104を限定している。この内
側空間部104は前述のカバー板106、108によって閉じら
れている。これらのカバー板は主軸Oに対し直角方向に
延在している。
カバー板108は第1図から分かるように複数の電気接
点用のコンタクトブレード110、112、114、および116を
支持している。これらのブレードのそれぞれは、カバー
板108を貫通していてまたそれから突き出たその主要長
さ部分110A、112A、114A、または116Aと、例えばコンタ
クトキャリッジ400に取り付けられたコンタクトスタッ
ドと協働させるために、この主要長さ部分と直交しカバ
ー板108の内側表面に載置されているその副長さ部分110
B、112B、114B、および116Bとから構成される。本体102
は主軸Oおよび副軸Pにほゞ平行に伸びた二つの側壁12
4,126を有している。本体102のほぼ中間地点に二つの平
行なウエブ120、122が設けられている。これらのウエブ
は側壁126、124に垂直方向に伸びており、またカバー板
106、108の中間面に実質上垂直である。これらの側壁12
4,126とともに、ウエブ120、122はチャンバー128形成す
る。第1図および第2図の断面に垂直であって、第3図
の断面に平行な面内でチャンバー128はその断面がほゞ
直立した形になっている。このチャンバー128はコント
ロールクロスヘッド200とコンタクトキャリッジ400を摺
動自在に収容している。
より詳しくは、コントロールクロスヘッド200は、主
軸Oに平行してスライドすべく、チャンバー128内をウ
エブ120、122によって並進して案内される。
チャンバー128はコンタクトキャリッジ400をも案内し
て補助軸Qに平行にスライドさせる。
コントロールクロスヘッド200は、チャンバー128内を
移動でき、コントロールクロスヘッド200がコンタクト
キャリッジ400になんら動作をさせない第1図および第
2図に示す休止位置(restposition)と、コントロール
クロスヘッド200がチャンバー128内での補助軸Qに平行
なコンタクトキャリッジ400の移動を制御する、第5
図、第6図および第8図に模式的に示されている作動位
置(working position)との間を移動できるようになっ
ている。
コントロールクロスヘッド200は上述の休止位置と作
動位置との間を各種駆動手段で動くようにしてもよい。
第1図および第2図に示す態様にあっては、コントロ
ールクロスヘッド200はチャンバー128内をレバー10でス
ライドさせられる。このレバー10は、ハウジング100か
ら突き出ており、またピボット軸18を中心にハウジング
に回転自在に取付けられている。これは、ハウジングの
本体102に回転自在に取り付けられピボット軸18の回り
に同軸的に延設され、直径方向に対向しているスタブ軸
14、16を備えたボール手段12によって行われている。コ
ントロール用のレバー10のピボット軸18はコンタクトキ
ャリッジがスライドする方向に平行に伸びている。
ハウジング100の内部にあってピボット軸18を越えた
ところには、レバー10は、コントロールクロスヘッド20
0の頂部表面202に当接したフィンガ20にまで伸びてい
る。より詳細には、フィンガ20は、クロスヘッドの頂部
表面202に設けられ、コンタクトキャリッジ400が(補助
軸Qを)スライドする方向にほゞ平行な方向に伸びてい
る円筒状の凸部204に当接している。レバー10のピボッ
ト軸18が、ウエブ120、122に平行にまたチャンバー128
の外にあるため、当業者であれば容易に理解されるよう
に、レバー10をピボット回転(枢動)させると、したが
ってフィンガ20のピボット軸18を中心に枢動させると、
コントロールクロスヘッドは前述の主軸Oに平行にスラ
イドすることになる。これはフィンガ20とクロスヘッド
上の凸部204との接触によるものであり、またチャンバ
ー128によって設けられたクロスヘッド200の機械的案内
によるものである。
レバー10には好ましくはピボット軸18を回転する場合
のその位置を割出す装置が設けられる。第1図ないし第
8図に示す態様にあっては、この位置割出しは、フィン
ガ20の一端に設けられた盲穴24に収容されたスタッド22
によって行われるが、このときスタッド22は穴24からバ
ネ26で押し出されてくる。
さらに、コントロールクロスヘッド200は第1図およ
び第2図に示すように休止位置に向かって押されてい
る。それらに示す態様にあって、コントロールクロスヘ
ッド200は一対のコイルばね210、212によってその休止
位置に向って押されている。これらのコイルばねは、コ
ントロールクロスヘッドの底面214、216、つまりコンタ
クトキャリッジのほうを向いた面と、側壁124、126から
内部空間部104内に突き出たウエブ130、132との間に介
在させられている。
より詳述すれば、ばね210、212は、表面214、216に設
けられた半円球突起218、220によって、またウエブ13
0、132に設けられ、ばね210、212のそれぞれの端に係合
した半円球突起134によって所定位置に保持されてい
る。
トグルバー300はコントロールクロスヘッドの移動方
向にほゞ平行な方向に、つまり、主軸Oに平行な方向に
伸びている。トグルバー300はコントロールクロスヘッ
ド200の底部面、つまりコンタクトキャリッジ400を向い
た面に取付けられている。トグルバー300は副軸Pに平
行に伸びた符号302で示す軸を中心にコントロールクロ
スヘッド200に枢軸的に取付けられている。
トグルバー300は、それが全体的にコントロールクロ
スヘッドの移動方向に伸びた第1図および第2図に示す
休止位置に向かって弾性的に押し付けられている。
第1図ないし第8図に示す態様にあっては、トグルバ
ー300はばね350によってこの休止位置に向かって弾性的
に押し付けられている。図示例では、ばね350はトグル
バー300に係合しそしてコントロールクロスヘッド200に
よって支持されている細長い“ピアノ線”タイプのばね
である。より正確には、ばね350は、トグルバー300を貫
いて設けられた断面が矩形である孔304を貫通してい
る。孔304はトグルバー300内をそのピボット軸302に垂
直に貫通している。孔304はピボット軸302のコントロー
ルクロスヘッド200と反対側に設けられている。孔304
は、ピボット軸302に実質上同心的であって、トグルバ
ー300の全体の方向に垂直に伸びているコンタクトキャ
リッジ400の方向を向いた平面306を有している。この平
面306は、ばね350の支持面として作用する。このばね
は、コントロールクロスヘッド200の底部面の上を、つ
まりキャリッジ400のほうを向いた面の上を、補助軸Q
に対してほゞ平行に、つまりキャリッジ400がスライド
する方向に伸びている。ばね350の両端352、354はコン
トロールクロスヘッド200に設けられ対称的に配置され
た凹所230、232に収容されている。トグルバー300は、
軸302を中心に同心的に配置され、キャリッジ400のほう
を向いた円筒状支持面234、236内に収容され、コントロ
ールクロスヘッド200の表面の設けた二つのスタブ軸30
8、310によって軸302を中心に枢動する。
コンタクトキャリッジ400に近い側のトグルバー300の
一端は、ピボット軸302に平行に動く軸に中心を合わせ
た半円筒状の先端部312を備えている。
キャリッジ400の構造を次に説明する。すでに述べた
ように、キャリッジ400はチャンバー128内に摺動自在に
取付けられ、補助軸Qに平行に移動する。キャリッジ40
0はコイルばね402によって第2図に示すように休止位置
に向かって押し付けられる。ばね402はハウジングの側
壁124とこの側壁124に面するキャリッジ400の側面404と
の間に配置されている。側面404に隣接するばね402の一
端は側壁に固定されたペグ406に係合している。第2図
に示す休止位置にあっては、ばね402によって押されて
いるコンタクトキャリッジ400は、側面404の反対側の側
面408が、弾性接触部410、例えばハウジングの側壁126
に取付けられたゴム製パッドに当接している。
コンタクトキャリッジ400は、コンタクトホイール414
およびスタッド450の両方によって、コントロールクロ
スヘッド200から最も離れた表面412をカバー板108の内
側表面109に当接させている。コンタクトホイール414は
トグルバー300のピボット軸302に平行な軸420を中心に
キャリッジ400に枢動自在に取付けられている。
コンタクトホイール414はこのように二つのスタブ軸4
16、418によってキャリッジ400に枢軸的に取付けられ、
またカバー板108の内側表面109に対面している。これら
のスタブ軸416、418は軸420を中心に同軸的に設けられ
ており、キャリッジ400の円筒状支持面に当接してい
る。
コンタクトスタッド450はカバー板108に支持されたコ
ンタクトブレード、例えば第1図に示すコンタクトブレ
ード112の副長さ部分と接触している。そのため、コン
タクトスタッド450は、自動車のヘッドランプ系統にお
けるフルビームとディップビームとを交替させるために
多数のコンタクトブレード対の短絡を行うに適する。
コンタクトスタッド450はキャリッジ400に設けられキ
ャリッジ400の底部面412に向かって開いている盲孔422
内に収容されている。
コンタクトスタッド450はコイルばね424によって盲孔
422から押し出されている。
有利には、コンタクトスタッド450は、外径が実質上
盲孔422の直径に等しい(少し遊びがある程度)円筒体4
52と、コンタクトブレードに当接する円錐ヘッド454と
から構成される。
キャリッジ400の頂部面426、すなわちコントロールク
ロスヘッド200のほうを向いていて前述の表面412と反対
側の面は二つの円筒状凸部428を有している。これらの
凸部は側壁124とウエブ120、128とから延設されたウエ
ブ140に当接している。このウエブ140は補助軸Qに平行
にチャンバー128内に突き出ている。
ウエブ140はトグルバー300が枢動可能な楕円形スロッ
ト142を備えている。
円筒状凸部428とウエブ140との多数の接触点は、軸30
2、420に平行に伸びていて、主軸Oに平行な面内に実質
上位置しており、そしてコンタクトホイール414のピボ
ット軸420を貫通している母線ラインによって限定され
ている。その結果、孔422から外側にコンタクトスタッ
ド450を押し出しているばね424は、コンタクトキャリッ
ジ400を反時計方向に枢動させる傾向にある。第2図参
照。そのようなピボット運動を阻止するために、コンタ
クトキャリッジ400には主軸Oと副軸Pとで形成する面
に垂直な方向に突出したペグ455が設けられており、そ
のペグ455ウエブ120に設けたスロット144に収容されて
いる。ばね455はクロスヘッド200に向かってペグ455を
押し出している。このように、ペグ455は、クロスヘッ
ド200から離れる方向であってカバー板108の方向を向い
たスロット144の表面146に当接している。
スロット144は、補助軸Qにほゞ平行に伸びているメ
インセグメント148と、補助軸Qに垂直に伸びたロック
セグメント150とを備えている。ロックセグメント150は
側壁126から最も離れた主セグメント148の端部に配置さ
れている。この側壁126はばね402を押し付けたとき休止
位置に相当する接触状態となるキャリッジ400に抗して
弾性パッド410を支持している。
さらに、コントロールクロスヘッド200のほうを向い
たその面426にはコンタクトキャリッジ400が二つの傾斜
したカム460、470を備えている。これらの傾斜したカム
460、470は交替でトグルバー300の先端部312と協働する
のに適する。これを行うには、これらのカム460、470
が、補助軸Qに平行なキャリッジ400の移動位置によっ
て、トグルバー300の先端部312の反対側の位置において
交替するようになっている。
カム460、470は前述のピボット軸302、320に平行に伸
びた母線ラインによって限定されている。これらのカム
460、470の間の中間領域は、第2図において、符号448
で示されている。
カム460、470のそれぞれは、中間領域448から離れる
方向に、つまりキャリッジのそれぞれ面404、408に向か
って、補助軸Qに対しある角度を持ち、中間領域448か
ら離れるにつれカバー板108に向っている傾斜面、そし
て補助軸Qを横断するように延在する、トグルバー300
の先端部312の支持面から構成される。
より正確には、第2図に示す態様にあっては、各カム
460、470は、中間領域448から離れるように、つまりキ
ャリッジの側面404、408のそれぞれ一方に向かって、補
助軸Qに対しある角度をもってそして中間領域448から
離れるにつれてカバー板108に向かって傾斜している平
面462または472、半円筒状凹形ノッチの形状の表面464
または474、そして次に平面をなし補助軸Qに対し直交
している支持面466または476から順次構成されている。
チャンバー128内におけるコンタクトキャリッジ400の
位置によって、カム傾斜部の中間領域448はトグルバー3
00の先端部312の一方の側あるいは他の側に配置されて
いる。このように、コントロールクロスヘッド200がレ
バー10によって主軸Oに平行に並進して駆動される場
合、トグルバー300の先端部312はカム460、470の二つの
平らな表面462、472の一方あるいは他方の上をスライド
し、補助軸Qに平行な一方にあるいは他方に併進するコ
ンタクトキャリッジを押すために、半円筒状凹形表面46
4または474の一方に当接するようになる。
かかる配置の細部については以下に詳細に説明する。
添付の第1図ないし第8図からも分かるように、スロッ
ト144のロックセグメント150は、補助軸Qに直角に、そ
してスロットの主セグメント148から離れるようにコン
トロールクロスヘッド200の方を向いて延設されてい
る。したがって、ロックセグメント150は、コントロー
ルクロスヘッド200から離れるような面を向いていると
ともに、ばね424の作用でコンタクトキャリッジ400のピ
ボット運動を制限するためにペグ455の支持面として作
用するスロットの支持面146を中断する。さらに同じく
添付の第1図ないし第8図から分かるように、補助軸Q
に平行なコンタクトキャリッジ400のストロークおよび
キャリッジ400上のカム460、470の位置は、ハウジング
内のキャリッジ400の位置によって、トグルバー300のピ
ボット軸302を通っており、そしてカム460、470の両端
でのノッチ464、474の一方あるいは他方を通っている母
線ラインは、それぞれ、コンタクトキャリッジ400のホ
イール414がハウジング100に接する点がいずれかの側に
くるように通っている。上記ノッチではトグルバー300
の先端部312と接触するようになる。
かかる配置例では、トグルバー300の先端部312が、コ
ンタクトキャリッジ400をその休止位置から離れるよう
に移動させるために、カム460のノッチ464に当接してい
る場合、トグルバー300は、ペグ455をロックセグメント
150に向かって押し付ける場合、ばね424によって生じる
カップルと同じ方向にキャリッジ400の上にピボットカ
ップルを生じさせ、そしてこれによりコンタクトキャリ
ッジをその休止位置から離れるようにしている。
しかし、トグルバー300の先端部312が他のカム470の
半円筒状ノッチ474に当接している場合、トグルバー300
はコンタクトキャリッジ400を第2図に示す位置に向か
って(ばね402との協働によって)押し付ける。さら
に、トグルバー300は、キャリッジ400に(第2図に示す
ように、時計方向の)ピボットカップルを生じさせる。
これは、孔422に収容されているばね424によって生じさ
せられるカップルとは反対であり、そのためスロット14
4内のロックセグメント150からペグ455を解放するとと
もに、キャリッジ400をアンロックしてそれが休止位置
に戻れるようにしている。
添付の第1図ないし第8図から分かるように、傾斜し
たカム460、470の間の中間領域448は、コンタクトホイ
ール414およびコンタクトスタッド450によってそれぞれ
決定されるようなキャリッジ400とカバー板108との多数
の接触点の間にも設けられている。同様に、スロット14
4およびペグ455はそれらの接触点の間に位置している。
第1図ないし第3図に示す二安定スイッチの操作につ
いて第4図ないし第8図を参照して以下説明する。
第4図において、二安定スイッチはその休止位置で示
してある。
コントロールクロスヘッド200はばね210、212によっ
てコンタクトキャリッジ400から離れるように押されて
いる。トグルバー300の先端部312はしたがってコンタク
トキャリッジ400から離れており、それによって、トグ
ルバー300が、主軸Oに実質上平行になるように、ばね3
50によってその休止位置に保持される。コンタクトキャ
リッジ400はばね402によって弾性パッド410に突き当て
られている。ペグ455はスロット144のロックセグメント
150から最も遠い端に位置している。トグルバー300の先
端部312はカム460の平らな表面462の反対側に位置して
いる。コンタクトスタッド450は第4図において符号16
0、162によって示す二つのコンタクトブレードまたはコ
ンタクトタブを短絡する円錐ヘッド部454を備えてい
る。これらのコンタクトブレードまたはタブはカバー板
108に取付けられ、それを貫通している。タブ160、162
の間が電気的に接続されると、自動車のディップビーム
状態のヘッドランプ回路に電気を供給する回路が閉じ
る。
第5図はディップビーム状態の位置からフルビームの
位置への切り換えを行うためのコントロールクロスヘッ
ドの移動の最初の段階を示す。コントロールレバー10が
軸18を中心に枢動され、コントロールクロスヘッド200
がコンタクトキャリッジ400に向かって主軸Oに平行に
並進して移動する。トグルバー300の先端部312がカム46
0の表面462に接触すると、トグルバー300は第2図に示
すように時計方向に、また第1図ないし第8図に示すよ
うに半時計方向に枢動する。トグルバー300の先端部312
がこのようにカム460の円筒状ノッチ468を押圧する。ば
ね350はトグルバー300が枢動するにつれ曲がる。この状
態では、第5図に示すように、コンタクトキャリッジ40
0およびその付属部品はまだ前と同じ位置を占めてお
り、その様子は第4図に示すと同じである。
もしレバー10を解放すると、コントロールクロスヘッ
ド200は第4図に示すようにばね210、212の押し付け作
用でその休止位置に戻る。第5図に示すようなコントロ
ールクロスヘッド200の位置はしたがって不安定位置で
ある。このような不安定位置はヘッドランプをフラッシ
ュさせる場合のような補助機能を制御するために利用で
きる。かかる構造は慣用のものであって、以下にあって
もこれ以上詳述しない。
第6図は、ヘッドランプのディップビーム位置からフ
ルビーム位置へ切り換えた後のコントロールクロスヘッ
ド200とコンタクトキャリッジ400の位置を示す。コント
ロールレバー10が軸18を中心に傾動を続けるとコントロ
ールクロスヘッド200は、戻りばね210、212の弾性的押
し付けに抗してコンタクトキャリッジ400の方にさらに
移動する。第5図に示すように、表面462をスライドし
てきたトグルバーの先端部312が、カム460の底部におい
て円筒状ノッチ464に係合してからは、ピボット軸302を
通るとともに先端部312と円筒状ノッチ464との接触点を
通るトグルバー300の軸は、側壁124とコンタクトキャリ
ッジ400との方向に向かうコントロールクロスヘッド200
の並進方向に対して傾斜してゆく。その結果、第6図に
示すように、クロスバーであるトグルバー300の先端部3
12が円筒状ノッチ464に接触したばかりの第5図に示す
位置からのコントロールクロスヘッド200の並進が続け
られ、第6図に示す位置からばね402に抗して側壁124に
向かってコンタクトキャリッジ400の移動が開始する。
キャリッジ400のこのような移動の期間中、ペグ455はス
ロット144のメインセグメント148に沿ってそのロックセ
グメント150に向かってスライドする。図からも分かる
ように、側壁124に向かったキャリッジ400の並進時に、
ばね424はキャリッジ上でピボットカップル作用を及ぼ
す(第2図に示すように反時計方向に、また第4図ない
し第8図に示すように時計方向に)、ロックセグメント
150へと続くスロット144の表面146に対してペグ455を押
し付けている。同様に、ピボット軸302を通っていると
ともに、トグルバー300の先端部312と円筒状ノッチ464
との間の接触点の中心を通っている母線ラインの延長上
のペグ455に反対の側に、ホイール414とカバー板108と
の接触点がくる。その結果、トグルバー300もまたコン
タクトキャリッジ400にばね424と同じ方向に作用するピ
ボットカップル作用を及ぼす。したがって、ペグ455が
ロックセグメント150に到達すると、ロックセグメント
内に押し込められ、コンタクトキャリッジを第6図に示
す作動位置にロックする。ペグ455が一旦ロックセグメ
ント150に捕捉されてしまうと、ばね402はもはや第4図
に示す休止位置にコンタクトキャリッジ400を戻すこと
はできない。
コンタクトキャリッジ400とともに移動するコンタク
トスタッド450は、カバー板108に取付けられた別の対の
コンタクトブレードまたはタブ162、164を短絡する。
図から分かるように、中間コンタクトタブまたはブレ
ード162が、第4図および第6図に示すように休止位置
または作動位置にあってスタッド450によって短絡され
る両方の対の接点に共通させることは有利である。第6
図に示す位置において接点162、164の間に存在する接続
は自動車のヘッドランプのメインビーム回路に電流を流
す働きをする。
さらに図から分かるように、主軸Oに対するトグルバ
ー300の傾斜角度は、コントロールクロスヘッド200が第
5図に示す位置から離れて第6図に示す位置に向かうに
つれ増大する。そのとき、コントロールバー10に与えら
れコンタクトキャリッジ400を移動させる力は段々に小
さくなっていく。このような配置によればコンタクトキ
ャリッジの移動にはスナップ(snap)効果がみられ、高
電力を運ぶ回路を切り換えることが可能となる。
第7図は、コントロールレバー10を解放した後のコン
トロールクロスヘッド200、トグルバー300そしてコンタ
クトキャリッジ400で占められる位置を示す。ばね210、
212はコントロールクロスヘッド200をコンタクトキャリ
ッジ400から離してその休止位置に戻す。ばね350はトグ
ルバーが主軸Oに実質上平行になっているその休止位置
にトグルバー300を戻すことができる。トグルバー300の
先端部312はまたカム460、470から離れる。しかし、コ
ンタクトキャリッジ400がその休止位置から動かされて
しまっているため、トグルバー300の先端部312はカム47
0の上方にきてしまう。コンタクトキャリッジ400および
その付属部品は、ロックセグメント150に係止されてい
るペグ455によって、第6図を参照して先に説明した作
動位置のままである。
第8図は、レバー10を再駆動させてコンタクトキャリ
ッジ400を前述の休止位置に戻してからの、コントロー
ルクロスヘッド200、トグルバー300、そしてコンタクト
キャリッジ400の位置を示す。
コントロールクロスヘッド200は主軸Oに平行に並進
して二回目動かされ、ばね210、212の作用に抗してコン
タクトキャリッジ400に向かって移動する。トグルバー3
00の先端部312がカム470の表面472に接触すると、トグ
ルバーは枢動させられるが、その方向は、第4図に位置
から第5図の位置へ変わるときの枢動方向と反対の方向
である。トグルバー300の先端部312は、この場合には、
前述の表面462の方向とは反対の方向に傾斜した表面472
をスライドさせられる。このように、トグルバー300は
第2図に示すように反時計方向にそして第4図ないし第
8図に示すように時計方向に枢動する。トグルバー300
の先端部312はカム470の一端でノッチ474に到達する。
次いで、トグルバー300は、ばね424によって与えられた
方向と反対の方向にコンタクトキャリッジ400にピボッ
トカップル作用を及ぼし、これによりペグをロックセグ
メント150から外に追い出して、スロット144のメインセ
グメント148に押し込む。トグルバー300に関連したばね
420は、次いで第8図に示すように休止位置にコンタク
トキャリッジ400をスナップ効果で戻す。ペグ455はメイ
ンセグメント148に沿ってロックセグメント150から離れ
るように移動し、コンタクトスタッド450は電気接点16
0、162を短絡する位置に戻される。自動車のヘッドラン
プ回路はディップビーム位置に戻される。弾性パッド41
0はコンタクトキャリッジ400を停止させる衝撃を吸収す
る。コントロールレバー10が解放されると、コントロー
ルクロスヘッド200はばね210、212によってコンタクト
キャリッジ400から離れたその休止位置に戻される。ト
グルバー300はばね350の作用によってその休止位置に戻
され、主軸Oと同じ方向に伸びている。トグルバー300
の先端部312は再び第4図に示すようにカム460に面して
位置する。スイッチはこれでディップビーム位置からメ
インビーム位置への切り換えによって開始する新しい作
動サイクルに対し用意ができる。
図からも分かるように、第7図に示す位置(メインビ
ーム位置)から第8図に示す位置(ディップビーム位
置)に変わる場合、コンタクトキャリッジ400にトグル
バー300によって生じるピボットカップルにより、ペグ4
55をロックセグメント150から追い出すが、これは、第
5図に示す状態とは異なり、トグルバー300のピボット
軸302を通っているとともにトグルバー300の先端部312
と円筒状ノッチ474との(第8図に示す位置における)
接点の中心を貫いている母線ラインに対し、スロット14
4と同じ側にホイール414とカバー板108との接点がく
る。
所望により、本発明にかかる二安定スイッチは、スロ
ット144のロックセグメント150をカバーするに適するア
ンロック要素をさらに備えてもよい。もし、そのような
アンロック要素がずっとロックセグメント150をカバー
しているのであれば、第6図に模式的に示す、メインビ
ーム位置に対応するコンタクトキャリッジ400の位置は
不安定位置となる。ペグ155はもはやロックセグメント1
50内には侵入出来ず、キャリッジ400は、コントロール
レバー10が解放されると直ちにばね402によって弾性接
触部410に抗してその休止位置に戻る。ロックセグメン
ト150をカバーする位置とそれをカバーしない位置との
間で位置が制御できる移動性アンロック要素を使用する
ことも可能となる。そのようなロック要素によれば本発
明にかかる二安定スイッチはより複雑な形態で作動可能
となるのである。かかるロック要素を使用すれば、スイ
ッチはレバー10を再び操作することなく、補助コントロ
ールの作用によってその休止位置あるいはディップビー
ム位置にまで自動的にスイッチは確実に戻ることができ
るのである。
上に述べたように、アンロック要素は車両の照明をサ
イド灯の位置に切り換える手段によって制御でき、引き
続いてサイド灯からヘッドランプへ移行させる際は常に
ヘッドランプはディップビーム位置から開始し、フルビ
ーム位置からは開始しない。
ロックセグメント150を選択的にカバーするそのよう
な移動性アンロック要素の一例は、第1図において符号
500で図示される装置によって構成されてもよい。この
装置500はウエブ120に抗して補助軸Qに平行に並進して
案内される。この移動性装置500は、レバー10に同軸的
に係合され、軸11を中心に自由に回転できるロッド502
上の偏心フィンガ504によって並進して移動される。第
1図に示す例にあっては、フィンガ504はこの移動性装
置500に固定されたフオーク506に係合している。当業者
には容易に理解されるように、レバーの軸11を中心にロ
ッド502を枢動させると、フィンガ504がそれに応じて枢
動し、そして装置500が並進し、セグメント150を順番に
閉じたり、開いたりするのである。装置50には、装置50
0がロックセグメントをカバーする位置に向かって移動
するときロックセグメント150からペグを解放するため
に、有利には、並進方向に対して傾斜していてペグ455
と係合するに適する表面が設けられている。
第9図ないし第16図に示すロック手段: ペグ455はウエブ120に近接したコンタクトキャリッジ
400の面413から突出している。ペグ455は、主軸Oと補
助軸Qとによって形成された平面に垂直な方向にコンタ
クトキャリッジ400の側面から離れるように突出してい
る。ペグ455はキャリッジ400上のコンタクトホイール40
4とそのコンタクトスタッド450との間に位置している。
ペグ455は第一ロック部材を構成する。
第二ロック部材はスライド600の側面602にスロット61
0の形態で設けられている。
より正確には、スライド600は補助軸Qに平行な方向
にハウジング100に対し並進して案内される。このよう
に、スライド600とコンタクトキャリッジ400はウエブ12
0のそれぞれの側に配置されている。
スライド600はハウジング100に固定されているコイル
700と協働するに適する強磁性材料のブレード630を備え
ている。
スライド600の側面602に設けたスロット610は、コン
タクトキャリッジ400およびスライド600のほぼ並進方向
に伸びているメインセグメント612、および主軸Oにほ
ぼ平行で、コンタクトキャリッジ400の並進方向に垂直
に伸びたロックセグメント614を備えている。
ロックセグメント614はハウジングの側壁126からもっ
とも離れているメインセグメント612の一端に配置され
ており、これに抗してコンタクトキャリッジ400とスラ
イド600がその休止位置に係止されている。
コイル700はスライド600の方を向いた補助軸Qに平行
に伸びた強磁性材料のコア702に巻かれている。
コイル700およびそのコア702は前述のハウジングの側
壁126からもっとも離れた側面であってスライド600を向
いた面においてハウジング100に取付けられている。
第9図は、供給源806からコイル700へ選択的に電流を
供給する、二つのワイヤ802、804によってコイル700の
端子に接続されている補助コントロールスイッチ800を
模式的に示す。
上述のブレード630はコア702を向いたスライド600上
に支持されている。
第9図ないし第16図に示すように、スライド600に取
付けられた強磁性材料のブレード630は横リンク636によ
って相互の接続されたほぼ平行な二つのブランチ632、6
34とともに一体的に成形されている。したがって、ブレ
ード630はほぼU字型をしている。
ブレード630はスライド600に固定された支持ブリッジ
620に係止されている。
支持ブリッジ620は主軸Oおよび補助軸Qによって形
成される面に平行な全ての切断面において均一な横断面
を有している。
より正確には、スライド600に固定した支持ブリッジ6
20は、副軸Pに平行な軸を中心にした半円筒状表面622
によって、また前記半円筒状表面622から伸びておりそ
れから離れるにつれ僅かに広がっている二つの平面62
4、626によって、範囲が限定される。
半円筒状表面622の曲率半径はブレード630のリンク63
6の内側曲率半径と補足的な関係にある。
このように、当業者であれば容易に理解されるよう
に、強磁性材料のブレード630が支持ブリッジ620に係合
する場合、ブレード630は僅かな程度の自由度を有して
おり、半円筒状表面622の軸を中心に枢動が自在であ
り、そのためコア702にもっとも近いブレード630のブラ
ンチ632は前記軸を中心に枢動させることにより僅かに
移動させることができ、それによって、コア702とブレ
ード632との間のエアギャップをできるだけ少なくする
ために、コア702の端面704にブレード630が密接して自
由に押されるようにしてもよい。
第9図から分かるように、コア702の端面704に係合す
るためのブレード630のブランチ632は、好ましくは、リ
ンク636およびその他のブランチ634より幅が大きい。
第9図ないし第16図から当業者であれば容易に理解さ
れるように、コンタクトスタッド450に連動するばね424
は、コントロールクロスヘッド200から離れる方向を向
いたスロット610の表面616にロックペグ455を押し付け
る。
ロックセグメント614は、ペグ455の支持面として作用
する上記表面616に向かって開いている。
第9図ないし第16図に示す二安定スイッチの操作につ
いては以下に第12図ないし第16図を参照して説明する。
これらの図面においては、スライド600に設けられた
ロック用のスロット610だけが連続線で表され、残りの
部品は点線で示されている。
第12図は、二安定スイッチをその休止位置で示すもの
である。
コントロールクロスヘッド200はその戻りばね210、21
2によってコンタクトキャリッジ400から離れるように押
し付けられる。トグルバー300の先端部312はコンタクト
キャリッジ400か離れている。トグルバー300はばね350
によってその休止位置に置かれており、コントロールク
ロスヘッド200がスライドする方向に実質上平行に伸び
ている。コンタクトキャリッジ400は接触パッド410にば
ね402によって押し付けられている。ペグ455はスライド
600のスロット610のロックセグメント614に位置してい
る。
トグルバー300の先端部312はカム460の方を向いてい
る。コンタクトスタッド450は、二つの電気接点160、16
2を短絡し、自動車のディップビーム位置のヘッドラン
プ回路に電流を供給する作用を有利に行っている。
ペグ455がロックセグメント614に係止されていること
から、スライド600は第9図および第10図に示すよう
に、ハウジングの側壁126に隣接してその休止位置に保
持される。
そのため、スライド600はコイル700から離れて置か
れ、ブレード630もコア702から離れている。
第13図はディップビーム位置からフルビーム位置へヘ
ッドランプを切り換えるためにコントロールクロスヘッ
ド200が移動させられる第一段階を示す。クロスヘッド2
00はコンタクトキャリッジ400に向かって並進して移動
させられる。トグルバー300の先端部312は端に設けられ
たノッチに向かってカム460の上をスライドして、第12
図ないし第16図に示すように反時計方向にトグルバー30
0を枢動させる。
ばね350はトグルバー300が枢動するにつれ曲がる。第
13図に示す段階では、コンタクトキャリッジ400とスラ
イド600は第12図に関連させて述べたと同様の位置を占
める。その結果、ペグ455はスロット610のロックセグメ
ント614内にまだ存在する。
もし、コントロールクロスヘッド200を駆動するレバ
ーが解放されると、戻りばね210、212によって与えられ
る弾性力によって第12図に示すようにクロスヘッドはそ
の休止位置に戻る。
このように、第13図に示すコントロールクロスヘッド
200の位置は不安定位置である。
このような不安定位置はヘッドランプをフラッシュす
るなどのような補助機能を制御するために使用できる。
このような構造は慣用的であって、以下にあっても細部
については説明しない。
コントロールクロスヘッド200が戻りばね210、212の
弾性力に抗してコンタクトキャリッジ400の方に移動し
続けると、第14図に示すように、ディップビーム位置か
らフルビーム位置にヘッドランプは切り換えられる。ト
グルバー300の先端部312がカム460の一端のノッチに滑
り込むと、ピボット軸302を通っているとともに傾斜カ
ム460の底部ノッチとの先端部312の中心接点を通ってい
るトグルバー300の中心軸は、コントロールクロスヘッ
ド200がスライドする方向に対して傾斜しており、コン
タクトキャリッジ400の方を向いて前述の側面126から離
れるような傾斜をしている。その結果、第14図に示すよ
うに、トグルバー300の先端部312がカム460の端と接触
したばかりの第13図に示す位置から第14図に示す位置へ
のコントロールクロスヘッド200の並進が続くと、コン
タクトキャリッジ400は、その戻りばね402に抗して補助
軸Qに平行に側壁126から離れるように移動させられ
る。
このような移動期間中、ペグ455はスライド600を駆動
させ、コイル700に向かう同じ方向に並進させる。
コンタクトキャリッジ400が第14図に示す第二の位置
に到達すると、スライド600に固定されたブレード630は
コイル700のコア702に当接するようになる。
図からも分かるように、コンタクトキャリッジ400が
側壁126から離れるように動いている間は、ばね424は、
ロックセグメント614の底部にペグ455を押し付けるピボ
ットカップル作用(第12図ないし第16図に示すように時
計方向)を生じさせている。同時に、ピボット軸302を
通るとともに、トグルバー300の先端部312とカム460と
の中心接点を通っている母線ラインを延長すると、ペグ
455の反対側にホイール414とハウジング100との接点が
くる。その結果、トグルバー300はまたばね424と同じ方
向に作用する。コンタクトキャリッジ400にピボットカ
ップル作用を生じさせている。これによってペグ455の
ロックセグメント614からの離脱が防止されている。
第14図に示すようなコンタクトキャリッジ400の第二
の位置において、コンタクトキャリッジ400とともに移
動するコンタクトスタッド450はハウジング100に取付け
られていた別の対の電気接点ブレードまたはタブ162、1
64を短絡する。タブ162、164の電気的接続は自動車のヘ
ッドライトをフルビーム位置にする作用をする。
補助スイッチ800を開くと、コイル700は付勢されな
い。その場合、コントロールクロスヘッド200の移動を
制御するレバーを解放すると、クロスヘッド200とそれ
に関連したトグルバー300は戻りばね210、212によって
第12図に示すように休止位置に戻される。そしてコンタ
クトキャリッジ400も同様にその戻りばね402によって第
12図に示す第一の位置に戻される。スライド600はコン
タクトキャリッジ400に追従し、ロックセグメント614に
係合するペグ455のためにハウジングの側壁126に近接し
た休止位置に持ち来される。
次いで、スタッド450が一対の接点160、162を短絡し
て回路を閉じてヘッドランプをディップビーム位置にす
る。
第14図に示すメインビーム位置はこのようにこれらの
条件下では不安定位置に相当する。
しかし、補助スイッチ800を閉じると、コイル700は付
勢される。この場合には、コンタクトキャリッジ400を
第14図に示す第二の位置に動かしてから、コントロール
クロスヘッド200を移動させるレバーを解放すると、ス
イッチの各要素が第15図に示す位置にくる。
第15図からも分かるように、戻りばね210、212はコン
トロールクロスヘッド200をコンタクトキャリッジ400か
ら離れたその休止位置に戻す。第12図に示した第一の位
置に同じである。
ばね350はトグルバー300をそれが主軸Oに実質上平行
に伸びているその休止位置に戻す。トグルバー300の先
端部312は再びカム460、470から離れた位置にくる。
しかし、スライド600はコイル700に抗して側壁126か
ら離れるようにして保持される。
その結果、コンタクトキャリッジ400は、ペグ455がロ
ックセグメント614に係止されているため、ばね402の弾
性戻り力に抗して第二の位置に保持される。
このように、コンタクトキャリッジ400が並進して移
動するため、トグルバー300の先端部312はカム470に対
向する位置にくる。言い換えれば、コイル700が補助ス
イッチ800によって付勢されている間に、コンタクトキ
ャリッジ400の第二の位置は安定位置になるのである。
コンタクトキャリッジ400は補助スイッチ800を開くこ
とにより第12図に示すように遠隔操作で休止位置に戻さ
れるようにしてもよい。
コイル700が付勢されなくなるとただちに、スライド6
00は側壁126から離れたロック位置にはもはや保持され
なくなり、戻りばね402が、ロックセグメント614に係合
しているペグ455によって、スライド600とともにコンタ
クトキャリッジ400を側壁126の方に戻す。
スイッチは次いで第12図に示す位置に戻される。
コンタクトキャリッジ400もまた、第16図に示すよう
に、コンタクトキャリッジ400の方にコントロールクロ
スヘッド200をさらに移動させることにより、第12図に
示すその最初の位置、つまり休止位置に戻される。
第16図に示す位置は、コントロールクロスヘッド200
が主軸Oに平行に二回に移動させられ、コンタクトキャ
リッジ400に向かって、前述のように、第15図に示す位
置から、そしてばね210、212の戻り力に抗して動いた後
のそれである。
トグルバー300の先端部312がカム470に接触すると、
トグルバー300は、先に第12図に示す位置から第13図に
示す位置に移動したときの枢動方向とは反対の方向に枢
動する。トグルバー300の先端部312は次いでカム470に
沿ってスライドする。その結果、トグルバー300は第12
図ないし第16図に示すように時計方向に枢動する。トグ
ルバー300の先端部312はカム470の一端でのノッチに係
合しており、そのため、ばね424によって付与されたピ
ボットカップルとは反対のピボットカップルをコンタク
トキャリッジ400に生じさせ、それにより、ペグ455をス
ロット610のロックセグメント614からメインセグメント
612内に押し出す。ばね402はトグルバー300とともにコ
ンタクトキャリッジ400を第16図に示すような休止位置
にスナップ動作で急速に戻す。その位置は、コンタクト
キャリッジ400に関する限り、第12図に示すそれに同じ
である。
ペグ455はメインセグメント612に沿ってロックセグメ
ント614から離れるように移動し、コンタクトスタッド4
50は電気接点160、162を短絡する。自動車のヘッドラン
プはこれによりディップビーム位置に戻ることになる。
弾性パッド410は側壁126に接触してくるコンタクトキ
ャリッジ400の衝撃を吸収する。
一方、スライド600はハウジングの側壁126から離れる
ようにしてそのロック位置に保持されている。コントロ
ールクロスヘッド200に連働するコントロールレバーが
解放されると、クロスヘッド200は、第12図に示すよう
に、戻りばね210、212の作用により、コンタクトキャリ
ッジ400から離れるようにしてその休止位置に戻る。ト
グルバー300はばね350の作用によってその休止位置に戻
る。
トグルバー300の先端部312は再び第12図に示すように
カム460に対向する。
かくして、スイッチは、ディップビーム位置からフル
ビーム位置へ切り換える新しい作動の開始に備える。
図からも分かるように、第15図に示す位置(メインビ
ーム位置)から第16図に示す位置(ディップビーム位
置)に移る場合、ロックセグメント614からペグ455を追
い出そうとするピボットカップルがキャリッジ400上に
トグルバー300によって生じるが、これは、トグルバー3
00のピボット軸302を通過するとともに、トグルバー先
端部312とカム470の一端にあるノッチとの接点中心を通
るラインに対し、スロット610と同じ側にハウジング100
とホイール414との接点がくるからである。換言すれば
第16図に示す位置はこの点で第13図に示す位置と相違し
ている。
コントロールクロスヘッド200が連働する駆動体であ
るレバーによってコンタクトキャリッジ400の方に再び
持ち来され、第16図に示す位置から開始する場合、クロ
スヘッド200およびキャリッジ400は第13図および第14図
に示す各移動段階を経て操作が繰り返される。
第一段階では、トグルバー300の先端部312がカム460
に沿ってその一端のノッチに向かってスライドする。ト
グルバーは、第12図ないし第16図に示すように、反時計
方向に枢動する。コントロールクロスヘッド200が戻り
ばね210、212の弾性力に抗してコンタクトキャリッジ40
0の方に移動を続けるとき、コンタクトキャリッジ400は
再び側壁126から離れて第二の位置に向かって移動され
る。
コンタクトキャリッジ400が補助軸Qに平行に並進す
るかかる移動期間中、ペグ455は、ロックセグメント614
に向かってスロット610のメインセグメント612に沿って
スライドする。第13図および第14図に関連させて先に説
明したように、キャリッジ400が側壁126から離れるよう
に移動している間は、ばね424はキャリッジ400にピボッ
トカップル作用を及ぼす。これは、第12図ないし第16図
に示す通り、時計方向であって、スロット610の表面616
にペグ455を押し付け、ロックセグメント614に導く。同
様に、ピボット軸302を通っており、トグルバー300の先
端部312とカム640の一端にあるノッチとの接点を通るラ
インの延長上において、ペグ455と反対の側にハウジン
グ100とホイール414との接点がくる。これにより、トグ
ルバー300はばね424と同じ方向に作用するピボットカッ
プル作用をコンタクトキャリッジ400に及ぼす。その結
果、ペグ455がロックセグメント614と同一平面にくるよ
うになると、ロックセグメント内に押し込まれ、それに
よって第14図および第15図に示すようにコンタクトキャ
リッジ400をその作動位置にロックする。
コイル700が付勢され続ける限り、ペグ455はロックセ
グメント614にあって捕捉され続け、ばね402はコンタク
トキャリッジ400を第12図に示すような休止位置に戻す
ことはできない。
コンタクトキャリッジ400とともに移動するコンタク
トスタッド450は対になった接点162、164を再び短絡す
る。しかし、コンタクトキャリッジ400が第16図の休止
位置に到達するときと、コンタクトキャリッジ400が第1
4図に示す第二の位置に到達するときとの間で、もしコ
イル700への電流が切られたら、そのときは、ペグ455が
スロット610のロックセグメント614内に侵入しているに
もかかわらず、コンタクトキャリッジ400の第二の位置
は不安定位置に相当する。これはロック用のスロット61
0を含むスライド600がもはや側壁126から離れた状態で
固定されていないからである。その結果、コンタクトキ
ャリッジ400とペグ455によってそれに接続されたスライ
ド600は、コントロールクロスヘッド200を駆動するレバ
ーが解放されると直ぐに、ばね402によって第12図に示
す第一の位置に戻される。
結局、コンタクトキャリッジ400は、付勢されている
コイル700によってスライド600が側壁126から離れて保
持されている間だけは、第14図および第15図に示すよう
に第二の位置に保持され得る。
コイル700が消勢されると直ちに、コンタクトキャリ
ッジ400の第二の位置は、第15図および第16図に示すよ
うに、不安定位置となる。
その結果、コイル700が付勢されないときは、コンタ
クトキャリッジ400は第12図に示すようにばね402によっ
てその休止位置に絶えず押し付けられている。
しかし、コイル700が付勢されると、コントロールク
ロスヘッド200のコンタクトキャリッジ400の方への逐次
的移動によって、第12図および第15図に示す位置の間で
コンタクトキャリッジの切り換えが行われる。このた
め、結果として、自動車のヘッドランプのディップビー
ム位置とメインビーム位置との間での切り換えが行われ
る。
最後には、コンタクトキャリッジ400は、コイル700へ
の電流を切ることによりディップビーム位置にある自動
車ヘッドランプに対応する、第12図に示すような、その
休止位置に戻って、そこから自動的に再び開始する。こ
れは、コイル700が消勢されるときはいつでも、ペグ455
と協働するロック用のスロット610を含むスライド600が
解放されるからである。
変更例にあっては、、ペグ455はコイル700と協働する
スライド600に固定されてもよく、またペグ455と協働す
るようにロックセグメント614を含むロック用スロット6
10がコンタクトキャリッジ400に設けられるようにして
もよい。
その場合には、ロック用スロット610は、上述の位置
およびスライド600へのロック用スロット610の設置に関
しては、他の適宜方法で設けるべきである。
さらに正確には、コンタクトキャリッジ400にロック
用スロット610が設けられる場合には、ロックセグメン
ト614はハウジングの側壁126に最も近いメインセグメン
トの一端に設けるべきである。この側壁126もまた、キ
ャッリッジ400がばね402の押し付け力の作用でその休止
位置にあるとき、キャリッジ400が接触する弾性パッド4
10を支持している。
さらに、ロックセグメント614はコントロールクロス
ヘッド200に向かうのではなく、それから離れるように
配置されるのが必要である。
第17図−第31図に示す第二の態様の構造: これらの図面に示した電気スイッチは、本質的に、ハ
ウジング100、コントロールレバー10、コントロールク
ロスヘッド200、トグルバー300、およびコンタクトキャ
リッジ400から構成され、これらは実質上すでに述べた
ところであるが、本例ではさらに照明選択キャリッジ50
0およびクレビス650を備えている。
コントロールレバー10はボール12によって支持されて
いる。ボール12は二つの直交軸13、15を中心にカバー板
106に枢動自在に取り付けられている。軸13は補助軸Q
に平行であり、軸15は主軸Oに平行である。
ボ−ル12はピボット軸13に対し実質上半径方向に伸び
たフィンガ20に取り付けられている。フィンガ20はクロ
スヘッド200の頂部面202に当接している。
トグルバー300は、ピボット軸302に中心が合わせら
れ、コントロールクロスヘッド200の底面に形成された
二つの円筒状支持面に、一対のスタップ軸308、310を経
て、当接している。ばね350は弾性ブレード350から構成
される。
第17図に示すように、ロッド502はレバー10と共軸関
係で係合しており、レバーの軸11を中心に回転自在とな
っている。ロッド502には照明選択キャリッジ500に固定
されたフオーク506に係合した偏心フィンガ504が設けら
れている。照明選択キャリッジ500は、ハウジングに固
定されたウエブ120とリブ121によって、補助軸Qに平行
に並進して案内され、軸11を中心にロッド502が回転す
るとき並進して移動するのである。
照明選択キャリッジ500は、好ましくは、二つのコン
タクトスタッド550、552を備えており、それらはいくつ
か対になった関連する導電性ブレードに当接しており、
オフ位置から、逐次、サイド灯位置、そして、コンタク
トキャリッジ400の位置に応じてメインビームまたはデ
ィップビームとなるヘッドランプ位置へと進みながら移
動する。とき、照明の各種モードを選択するのである。
クレビス650は本質的にベース652と二つのタイン
(歯)654、656から構成される。
クレビス650は、第一支持面662、664、第二支持面66
6、668、および第三支持面670、672(これらはボ−ル12
から突き出たフィンガ20に係合している)によってボ−
ル12に当接している。
第一支持面662、664はボ−ル12の外側表面に対し補足
的な凹形球形面で形成されている。第二支持面666、668
はボ−ル12から突き出たスタッブ軸17、19の外側表面に
対し補足的な凹形円筒状面で形成されている。これらの
スタッブ軸17、19は共通軸13を中心に全く反対にそして
同軸関係にある。最後に、第三支持面670、672は、主軸
Oおよび副軸Pに平行な平面によって形成されている。
上述のようにクレビス650とボ−ル12とが協働する結
果、軸15を中心にボ−ルが回転するとき、クレビス650
はボ−ル12に追従する。しかし、ボ−ル12はクレビス65
0に対し軸13を中心に枢動自在である。
当然ながら、レバー10のロッド502は、ボ−ル12とク
レビス650との双方に対し長軸11を中心に回転自在であ
る。
クレビス650は、ハウジング100によって支持された導
電性ブレードに弾性的に押し付けられているコンタクト
スタッド680を備えている。
クレビス650が軸15の回りを枢動するとき、スタッド6
80は多くの異なったブレード対を接続して自動車の左右
方向指示器の照明を行わせる。
第2図および第3図に示す具体例にあっては、例えば
ゴム製の弾性パッド410がハウジングの側壁に取り付け
られており、その休止位置にある場合これに向かってコ
ンタクトキャリッジ400がばね402によって押されてい
る。
しかし、本件出願人の知見によれば、作動時のノイズ
を少なくする目的でハウジングにそのような弾性接触パ
ッドを付け加えることは、また、無視し得ない余分の費
用を必要とするとともにスイッチの組み立てを複雑にす
る。
かかる理由から上述の具体例にあっては、それに向か
って戻りばね402によってコンタクトキャリッジ400が押
し付けられるハウジングの側壁124に取り付けた案内構
造170を採用するのである。案内構造170はキャリッジ40
0がその休止位置に移動するときこの案内構造170の接触
表面にその非法線方向から入って接触するような形状と
する。
より正確には、案内構造170はコンタクトキャリッジ4
00を向いて接触表面として作用する凹形表面から形成さ
れる。この表面は副軸Pに平行に伸びた母線ラインによ
って範囲が定められている。上述の凹形表面は、ハウジ
ングの側壁124から出てそこから内側に伸びており、副
軸Pに平行な軸を中心にした円筒状部分172と、これに
つづくハウジングの底部のカバー板108から離れるよう
に傾斜している平面部分174とから構成され、コンタク
トキャリッジ400はハウジング100の内部において前述の
凹形表面に係合している。
案内構造170にみられるこの凹形表面の半径はそれと
対面するコンタクトキャリッジ400の凸形表面の半径よ
り僅かに大きくなるように選び、案内構造170の接触部
とコンタクトキャリッジ400とが最初は斜めから係合し
ながら徐々に実質上法線方向の接触に円滑に変わってゆ
き、キャリッジ400とばね402、424の総合作用とが機械
平衡(mechanical equilibrium)に達する地点まで到達
する。
ここで繰り返すと、すでに述べたように、コンタクト
キャリッジ400がその戻りばね402の弾性力に抗して第二
の位置に移動すると、コンタクトスタッド450に連働し
たばね424はキャリッジ400にピボットカップル作用を及
ぼす。このピボットカップルはスタッド450を含むキャ
リッジの端部を底部のカバー板108から離れるように移
動させる。このように、コンタクトキャリッジ400をば
ね402によって第19図に示すように休止位置に戻すと、
コンタクトスタッド450を含むその端部は、案内構造170
の平面部174と最初は非法線の方向から接触を開始す
る。その後、スイッチの各部品および特にコンタクトキ
ャリッジ400さらにハウジング100は少なくとも僅かには
変形可能なプラスチックでできているから、コンタクト
キャリッジ400が平面部174に接触をすることにより発生
するスイッチ操作のノイズは非常に少ない。コンタクト
キャリッジ400は平面部174に沿って、円筒状表面172内
にスライドしてゆく。その結果、キャリッジ400は底部
のカバー板108に向かって多少移動することになる。
ヘッドランプをフラッシュさせるコンタクトブレード
の構造を以下に説明する。このブレードは符号710で表
わされ、第27図に詳細に示す。
すでに述べたように、ヘッドランプは、実際にそれか
ら出て行かなくても、コンタクトキャリッジ400に向か
ってコントロールクロスヘッド200を移動させるだけで
フラッシュが行われる。
ブレード710が第27図において符号712、714で示す二
つのブレードを相互に接続するときに、ヘッドランプは
フラッシュする。
ブレード710はコントロールクロスヘッド200に固定さ
れたフィンガ250に取り付けられる。
ブレード710は導電性材料の板を打ち抜いてから折り
曲げて作っており、一個のものからできている。
その構造は二つの立上り部720、722と二つのクロス部
材724、726とを有するフレームから本質的に構成され
る。平行な立上り部720、722は主軸Oに実質的に平行で
ある。立上り部720、722を相互に接続する平行なクロス
部材724、726は補助軸Qに実質上平行である。
クロス部材726は立上り部722を越えて伸びており、ウ
ィング728の形態をしていて、前述のブレード714に対面
しているこコンタクトタブ730を支持している。
さらに、立上り部720は、立上り部720、722およびク
ロス部材724、726によって構成されるフレームから離れ
るように、ブランチ732によって伸ばされている。この
ブランチ732は二つの直交した折曲部734、736を有して
おり、それらは前述のブレード712にそのまま当接して
いる。これらはそれらの間に電気的接続を行うためであ
り、またブレード710のピボット軸受を形成するためで
ある。
コントロールクロスヘッド200の上に設けられたフィ
ンガ250は、副軸Pに実質上平行に伸びている。それ
は、立上り部720、722およびクロス部材724、726から形
成されるフレームの内側を通っている。
より正確には、フィンガ250はクロス部材724の側面73
8に当接しており、それはブレード714が取り付けられて
いるハウジングの底部カバー板108からさらに離れてい
る。
フィンガ250は、フィンガ250とクロス部材726との間
に配置されたばね252によってクロス部材724の内側表面
738に弾性的に押付けられている。ばね252はフィンガ25
0に固定されたペッグ254によってまたクロス部材726に
固定されたペグ240によってその位置に保持される。
コンタクトタブ730を支持するウィング728の自由端
は、底部カバー板108の反対方向に折曲げられた延長部7
42を含む。この延長部742は補助軸Qに平行な軸と同心
の円筒状覆いとなる。この延長部742は、ブレード714に
向う方向におよびそらから離れる方向に移動するとき、
ブレード712上で枢動するから、ブレード710を案内する
ために使われる。
また、ブレード710は、副軸Pに平行にクロスヘッド2
00から離れてフィンガ250上をスライドするのが防止さ
れる。これは、底部カバー板108から離れるように主軸
Oに実質上平行に伸びている、フィンガ250に取り付け
られたラグ256のためである。
クロス部材724はこのようにバネ252による弾性力によ
ってクロスヘッド200本体とラグ256との間に捕捉され
る。
このように、スイッチ装置の組み立てを容易にするた
めに、コンタクトブレード710はクロスヘッド200に予め
組み込んでもよい。
第27図からわかるように、ブレード710の上側のクロ
ス部材724が補助軸Qに実質的に平行に延在しているな
らば、休止位置にある場合、クロスヘッド200に固定さ
れたフィンガー250の頂部面がクロス部材724に対して傾
斜している。フィンガ250の頂部面は、ピボットブラン
チ732を支持する立上り部720に向かって上側のクロス部
材724から離れるように傾斜している。従って、第27図
に示すように、折曲部734、736を備え、ブレード712上
で支持面として作用するブランチ732、およびフィンガ2
50と上側のクロス部材724との間に形成される接触領域
は、バネ252がそれに沿って作用する軸のいずれかの側
にそれぞれ位置する。その結果、バネ252は、ブレード7
10上に永久ピボットカップル作用を与え、ブレード712
にブレード710の折曲部734、736を押しつける。
さらに、上記の配置をとることにより、折曲部734、7
36には、タブ730がブレード714に接触するに先立って、
ブレード712との永久的接触が維持される。
コントロールクロスヘッド200が、軸13を中心にボ−
ル12を枢動させることによりコンタクトキャリッジ400
の方に移動させられる場合、ブレード710に固定された
コンタクトタブ730はブレード714と接触する。ブレード
714上のコンタクトタブ730によって生じる力はばね252
によって決まる。ばね252は一定の力を出せるように十
分にフレキシブルである。
本発明の別の特徴によれば、ハウジング100内のウエ
ブ720、722のうちの少なくとも一つには弾性トング180
を設ける。この弾性トング180は、戻りばね210、212の
押す力を受けて底部カバー板108からクロスヘッド200が
離れるとき、そのクロスヘッド200の移動を制限するの
に適するのである。
これらのトング180は底部カバー板108から反対方向に
延在しており、それらの自由端は、コントロールクロス
ヘッド200をスライド自在に受け入れるチャンバー128の
内側に向かって底部カバー板から離れる方向に突出して
いる。
トング180は前述のブレード710とともにクロスヘッド
200がウエブ120、122の間で係合する場合、弾性的に曲
がる。続いて、トング180はコントロールクロスヘッド2
00が戻るのを阻止するために休止位置に弾性的に戻る。
かかる構造によれば、別々の追加部品を使用する必要な
く、ハウジング100の本体の所定場所にコントロールク
ロスヘッド200を保持することによって、スイッチ組み
立て能率を大幅に促進する。
スイッチ操作の混乱を防止するために、弾性トング18
0によって限定されるようなコントロールクロスヘッド2
00の予備組み立て位置は、スイッチが完全に組み立てら
れた後に占める位置と比較して底部カバー板108からさ
らに離れており、ボ−ル12から突出しているフィンガ20
に当接する位置である。
図からまた分かるように、第2図に示す具体例にあっ
ては、副軸Pに平行である軸420を有するホイール414に
よって、コンタクトキャリッジ400は底部カバー板108に
当接する。第17図および第19図に示す具体例にあって
は、ホイール414は底部カバー板108それ自体に回転自在
に取り付けられている。ホイール414の回転軸は副軸P
に平行になっている。
クレビス650に連働する戻り機構の構造を次に説明す
る。
回転軸15を中心とするクレビスの移動は、プッシャ65
9によって割り出されている。このプッシャ659は、連働
するばね658によって、ハウジング100の内側に形成され
た割り出し表面190に弾性的に押し付けられているホイ
ール657に取り付けられている。
ハウジング100内に設けられた割り出し表面190はピボ
ット軸15に面した多くの凹所を形成している。これらの
凹所は第18図から分かるように、クレビス650の休止位
置を構成している。それらはまた、第18図に示すよう
に、軸15を中心に時計方向あるいは反時計方向に移動す
る場合、二つの安定した作動位置を構成している。これ
らの安定な位置は自動車の二つの異なった方向指示器の
位置に対応する。
それらの安定した作動位置から離れて休止位置に戻す
ためには、第18図に示すように、まず割り出しホイール
657を第18図に示す位置に戻すために、自動車の運転者
がコントロールレバー10に適宜方向の力をかければよ
い。
クレビス650を第18図に示すその休止位置に戻すに
は、自動車のステアリングホイールの回転によって慣用
的な方法で駆動されるロッカーバー900を使用してもよ
い。
この休止位置にあっては、ロッカーバー900は副軸P
に実質上平行に延設されている。いずれかの側面には主
軸Oに実質上平行な二つのスタブ軸902、904が設けられ
ている。
ロッカーバー900は横方向に伸びたフック構造906、90
8を備えている。これらのフック構造は反対側でハウジ
ング100に接続された引張りばね910、912と協働してい
る。ばね910、912は、副軸Pに実質上平行であって、ボ
−ル12から離れる方向を向いた合力をロッカーバー900
に作用させる。
ロッカーバー900の底部スタブ軸209は、第30図に見ら
れるように、クレビス650のベース652の頂部面に設けら
れた開口部690に係合している。
開口部690は、ピボット軸15の方を向いた中心点692を
有するW−形縁部、および同様に軸15に面した二つの対
称に配置された側面凹所694、696によって少なくとも部
分的に制限されている。
開口部960内の点692は、二つの側面凹所694、696の底
部に比較して軸15により近接している。
頂部スタブ軸904は、パート950に設けた楕円開口部95
2に係合している。
通常の作動位置にあっては、楕円開口部952の長軸方
向は、副軸Pに平行に伸びており、また第18図において
参照符号XVII−XVIIによって示されるスイッチの長手方
向対称面に一致している。クレビスに設けられた開口部
690の点692もまた図面に示すようにクレビスが休止位置
にある場合、XVII−XVIIの対称面に一致する。
クレビス650が軸15を中心に枢動されて移動する場
合、開口部690の凹所694または696のうちの一つが開口
部952の下側の位置に来る。したがって、底部スタブ軸9
02は開口部690を横切ってスライドし、凹所694または69
6の一つの底部に収容されるが、一方、頂部スタブ軸904
はピボット軸15から離れるように楕円開口部952に沿っ
てスライドする。方向指示器の一つあるいはその他がス
イッチオンされる。
慣用的な態様では、自動車のステアリングホイールに
接続したステアリングカラムはロッカーバー900と協働
する構造を備えている。
この構造によれば、ステアリングホイールが第一方向
に回転される場合、添付図面に示すようにクレビス650
をその休止位置に戻すためには、ロッカーバー900は、
開口部690の外側に固定された側面接触部に突き当てる
べく、スタブ軸902、904の軸中心に枢動させられる。
しかし、ステアリングホイールが反対方向に回転する
ならば、ロッカーバー900は、クレビス650の固定された
前述の接触部のいずれとも突き当たる必要なく、スタブ
軸902、904の軸を中心に枢動自在となる。
これらの慣用的な配置例は以下にあってはこれ以上詳
述しない。
ただ図面から理解すべきことは、楕円開口部952を有
するパート950はハウジング100の本体に対し移動自由で
あることである。かかる構造も慣用的であり、当業者に
は良く知られたことであって、ロッカーバー900がクレ
ビス650をその休止位置に押し戻すようにする方向に、
ステアリングホイールが戻されるにも関わらず、方向指
示器のランプをスイッチオンにしておくために、運転者
がクレビス650を軸15中心のピボット位置に保持する場
合、ロッカーバー900またはそれに接続したパートが損
傷しないように作用する。
添付図面に示した具体例にあっては、パート950はほ
ゞ矩形のチャンバー954を備えている。
このチャンバーは互いに対面した、前述のXVII−XVII
の対称面の回りに対称的に配置された二つの側面956、9
58を備えている。それらの側面は内側を向いた突出部96
0、962を備えている。
これらの突出部960、962は形状がフラストコニカルで
あって、XVII−XVIIの対称面に向かってテーパが設けら
れており、さらにそれらは軸方向に面取りがなされてい
る。言い換えれば、突出部960、962のエンベロップは概
観がフラストコニカルであって、対称軸の回りを180度
の角度だけ伸びている。
移動するパート950に固定されたこれらの突出部960、
962は、使用にあたって、頂部カバー板106に固定された
符号192、194で示す対称性突出部に対して押し付けられ
ている。このように、突出部の対962&192および960&1
94が協働してフラストコニカル形状のペグを形成する。
コイルばね198は補助軸Qに実質上平行に伸びてお
り、両端において前記ペグのそれぞれに止められてい
る。
当業者であれば容易に理解されるように、ばね198
は、パート950がハウジング100に対し相対的に移動でき
るようにまたカバー板106に抗してパート950を保持する
ために、カバー板106にパート950を弾性的に支持する。
かかる配置例は本発明によるスイッチの組み立てを促
進するために特に利益的である。
第32図−第37図に示すコンタクトキャリッジをロックす
る手段: これらの手段は、符号400で示すコンタクトキャリッ
ジと符号600で示すスライドから構成される。
コンタクトキャリッジ400とスライド600とはウエブ12
0のそれぞれの側に置かれる。ウエブ120は以下にその形
状を詳述する開口部121を備えている。
ウエブ120に近接したコンタクトキャリッジ400の面41
3にはロック部材またはペグ455が設けられている。この
部材は面413から突出しており、スライド600と協働すべ
く開口部12を貫いて伸びている。
ハウジングの底部カバー板108、すなわちコンタクト
スタッド450によってコンタクトキャリッジ400が当接し
ているカバー板に面した開口部121の縁部は、三つのセ
グメント170、171、172から構成される。コンタクトキ
ャリッジ400は、休止位置からその第二の位置に移動さ
せられるとき、ロック部材455によって三つのセグメン
ト170、171、172に順次押し当てられる。
第一のセグメント170は補助軸Qに実質上平行に伸び
ている。第二のセグメント171はそれが第一のセグメン
ト170から離れるにつれ、底部カバー板108から離れるよ
うに勾配が設けられている。最後に、第三のセグメント
172は補助軸Qに実質上平行に伸びている。
スライド600はハウジング100内に固定されたコイル70
0と協働すべく強磁性材料のブレード630を備えている。
スライド600は、コンタクトキャリッジ400がその第二
の位置に移動する場合、ロック部材455が突当たるフィ
ンガ648を備えている。フィンガ648は、ロック部材455
とコイル700との間において、クロスヘッド200の並進方
向と実質上平行である。すまり主軸Oに平行である方向
に伸びている。
スライド600はまたコンタクトキャリッジ400に固定さ
れたロック部材455 と協働するに適するロック部材640
を備えている。
スライド600上のロック部材640は、補助軸Qを横切る
方向に横たわっている表面641から成る。この表面641
は、ハウジングの底部カバー板108に面しているスライ
ド600の表面642から突出しており、そして、コンタクト
キャリッジ400の移動方向に平行に伸びた、つまり主軸
Oに直交する表面643で終わっている。表面643はハウジ
ングのカバー板108と対面している。
スライド600上の表面641はロックコイル700のほうを
向いている。
コンタクトキャリッジ400に設けられたロック部材455
には、前述のロック表面641と協働するロック表面456が
設けられている。ロック表面456は補助軸Qを横断する
方向に横たわっている。それはコイル700の反対方向に
面している。このロック表面456は、最後に、ロック部
材455上で表面457となっており、底部カバー板108の反
対方向に面しており、また主軸Oにほゞ直交している。
コイル700は補助軸Qに平行の伸びておりスライド600
に面している電磁気材料のコアに巻かれている。
好ましくは、ブレード630はスライド600にロックする
ことができ、そのためブレード630は、第9図ないし第1
1図に関連させて先に述べたように、コア702とブレード
630との間のエアギャップをできるだけ少なくするため
に、コア702の端面704に密着して押し付けられるように
する。
第32図、第33図、および第34図に示す手段を含むスイ
ッチの操作について第35図、第36図および第37図を参照
して以下説明する。
第35図においては、スイッチは休止位置で示されてい
る。
コントロールクロスヘッド200は戻りばね210、212に
よってコンタクトキャリッジ400から離れるように押さ
れている。トグルバー300の先端部312はコンタクトキャ
リッジ400から離れている。先端部はカム460に面してい
る。コンタクトキャリッジ400はばね402によってその休
止位置に押し出されている。コンタクトスタッド450は
ハウジングに取り付けられ、有利には、自動車のディッ
プビーム位置にあるヘッドランプ回路に電力を供給する
作用をする、二つのコンタクトブレードの短絡を行う。
コンタクトスタッド450と連働するばね424は、コンタ
クトキャリッジ400に取り付けられたロック部材455の表
面457を、ウエブ120に設けた開口部121の第一のセグメ
ント470に押し付けている。
このとき、スライド600はコイル700から離れており、
ブレード630はコア702から距離をおいている。
第36図は、コントロールクロスヘッド200が移動して
ディップビーム位置からフルビーム位置へ切り換えた後
における、コンタクトキャリッジ400の位置およびスラ
イド600の位置を示す。コンタクトキャリッジ400は、補
助軸Qに平行に移動するが、これは、コントロールクロ
スヘッド200が主軸Oに平行に移動されてトグルバー300
を前述のようにカム460に沿ってスライドさせることに
よる。
図から分かるように、第35図に示す休止位置から第36
図に示す第二の位置に向かって移動するにつれ、コンタ
クトキャリッジ400に設けられたロック部材455はスライ
ド600上のコントロールフィンガ648に接触することにな
る。また、この移動期間中、コンタクトキャリッジ400
上のロック部材455はばね424によって押されて開口部12
1の第二のセグメント171の上をスライドして移動の最後
に第三のセグメント172に到る。その結果、コンタクト
キャリッジ400は、前記パートのロック表面456、641を
接触させるために、主軸Oに平行な方向においてスライ
ド600に対し相対的に移動する。スライド600はハウジン
グの底部カバー板108から一定距離をおいたままである
が、底部カバー板108に平行に伸びたハウジングのウエ
ブ101に対してスライドするため、コンタクトキャリッ
ジ400は、その休止位置(第35図参照)からその第二の
位置(第36図参照)に向かって移動するにつれ、ばね42
4によってハウジングの底部カバー板108から離れるよう
に押される。底部カバー板108から離れるコンタクトキ
ャリッジ400の移動の範囲は、底部カバー板108からの開
口部121の第一、第三セグメント170、172の間の高さ(l
evel)の違いによって決まる。
第36図に示すように、コンタクトキャリッジ400がそ
の第二の位置に到達すると、キャリッジ600のブレード6
30はコイル700のコア702に突き当たる。すでに述べたよ
うに、コンタクトキャリッジ400が第36図に示す第二の
位置に向かって移動するにつれ、スタッド450と連働す
るばね424はキャリッジ400にピボットカップル効果を生
じさせ、これがロック部材455を開口部121の第三セグメ
ント172に押し付ける。同様に、ピボット軸302を通り、
カム460上でトグルバー300の先端部312の接点の中心を
通るラインを延長すると、ロック部材455によって占め
られる側と反対の側にホイール414の軸がくる。このよ
うに、トグルバー300もまたばね424と同じ方向に作用す
るピボットカップル効果をコンタクトキャリッジ400に
及ぼしている。
スイッチコントロールレバーにより発揮される力が解
放されると、ばね402はロック部材455のロック表面456
をスライド600のロック表面641に押し付ける。
コンタクトキャリッジ400の第二の位置にあっては、
第36図に示すように、コンタクトスタッド450は異なっ
た対の電気接点ブレードを短絡する。この異なった対の
ブレードの間の電気接続は自動車のメインビーム回路に
電力を投入するのに使用できる。
クロスヘッド200の移動を制御するレバーが解放され
るとき、もし電気コイル700が消勢されると、コンタク
トキャリッジ400は第35図に示すようにばね402によって
その休止位置に戻される。スライド600はコンタクトキ
ャリッジ400に追従し、ロック部材455によって、第35図
に示すようにその休止位置に戻される。これを行うに
は、ロック表面641に相接するスライド600の表面643
は、スライド600がその休止位置にある場合、開口部121
の第一セグメント170と同じ高さになる。さらに、第35
図に示すように、スライドがその休止位置にある場合、
補助軸Qに対し横断方向に横たわっているロック表面64
1は、開口部121の第一、第二セグメントの交点と一致す
る。
換言すれば、装置が第36図の第二の位置にある場合、
もしコイル700が付勢されず、スイッチコントロールレ
バーが解放されると、コンタクトキャリッジ400のロッ
ク表面456は、ロック部材455が開口部121の第一セグメ
ント170に到達するまで、スライド600のロック表面641
に接触し続ける。このように、ロック表面456がロック
表面641からエスケープする場合、スライド600は、第35
図に示すように、その休止位置に戻る。
結局、もしコイル700が付勢されないならば、第36図
に示すメインビーム位置は不安定位置である。対照的
に、もしコイル700が付勢されるならば、ロック用のス
ライド600は、その位置に保持され、コンタクトキャリ
ッジ400の接触部として作用する。第36図に示すメイン
ビーム位置は、したがって、安定位置となる。クロスヘ
ッド200が一旦戻りばね210、212によってコンタクトキ
ャリッジ400から離れたその休止位置に戻った場合、ト
グルバー300が第二カム470に面した位置をとる。
コンタクトキャリッジ400は、コイル700に連働するス
イッチを開くことにより遠隔操作で第35図に示す休止位
置に戻されるようにしてもよい。コイル700が付勢され
なくなると、スライド600はもはや第36図に示すロック
位置に保持されず、ばね402は、互いに係合したロック
表面456、641によって、スライド600とともにコンタク
トキャリッジ400を第35図に示す休止位置に戻す。
コンタクトキャリッジ400は、コントロールクロスヘ
ッド200をコンタクトキャリッジ400の方に二回目移動さ
せることにより、第一のまたは休止位置に戻してもよ
い。トグルバー300の先端部312がカム470に接触すると
き、トグルバー300はばね424によって生じる方向とは反
対の方向にコンタクトキャリッジ400にピボットカップ
ルを発生させる。トグルバー300によって発生したピボ
ットカップルの作用で、ロック部材455は開口部121の第
三のセグメント172から離れるように押される、つまり
ハウジングの底部カバー板108に向かって押され、その
ためロック表面456はスライド600に設けたロック表面64
1からエスケープする。このとき再び、トグルバー300に
関連したばね402はコンタクトキャリッジ400をスナップ
動作で休止位置に戻す。
自動車のディップビーム照明回路はコンタクトスタッ
ド450によって再びスイッチが入る。
しかし、スライド600は第37図に示すようにコイル700
に抗してロック位置にある。
コントロールクロスヘッド200が再び作動されると
き、コンタクトキャリッジ400はコイル700に向かって補
助軸Qに沿って戻される。もしコイルがまだ付勢されて
いるならば、スライド600はコンタクトキャリッジ400を
ロックする作用がある。コンタクトキャリッジ400およ
びスライド600は次いで第36図に示す安定位置を占め
る。
コンタクトキャリッジ400がコイルのほうに戻される
前にコイル700への電力がスイッチオフされるならば、
スイッチコントロール用のレバーが解放されると直ち
に、ばね402は、ロック表面456、641の協働によってコ
ンタクトキャリッジ400およびスライド600をもとに戻
す。
結局、スライド600がコイル700のコア702に抗して保
持されるとき、つまりコイル700が付勢されるときだ
け、コンタクトキャリッジ400は、自動車のヘッドライ
トがメインビームに切り換えられた場合に相当する第36
図に示すような第二の位置に保持される。
コイル700がもはや付勢されなくなると、第36図に示
すコンタクトキャリッジ400の第二の位置は不安定位置
となる。
その結果、コイル700が付勢されないとき、コンタク
トキャリッジ400はばね402の作用で第35図に示す休止位
置に常に戻されている。
対照的に、コイル700に電力が供給されているとき、
コンタクトキャリッジ400の方向へのコントロールクロ
スヘッド200の逐次的移動は、ディップビーム位置から
メインビーム位置へそしてその逆への切り換えを行うた
めに、コンタクトキャリッジを第36図と第37図に示す二
つの位置の間で交替に切り換える作用を行う。
上述の配置例を採ることにより、コンタクトキャリッ
ジ400が第35図に示す休止位置にある場合、それは底部
カバー板108に対しては確実に常に同じ位置にあるのが
分かる。
同様に、第36図に示す第二の位置にある場合は、コン
タクトキャリッジ400は常に底部カバー板108から同じ距
離にある。
結局、コンタクトスタッド450によってそれと連働す
るコンタクトブレードに生じる圧力は、コンタクトキャ
リッジ400が第35図に示すような休止位置にあるときは
いつでも、常に同じである。同様に、コンタクトスタッ
ド450によつてそれと連働するコンタクトブレードに生
じる圧力は、休止位置にある場合に生じる圧力とは必ず
しも同じではないにしても、コンタクトキャリッジ400
が第36図に示すような第二の位置にあるときはいつで
も、常に同じである。
当然ながら、本発明は以上述べた特定の具体的態様に
のみ制限されるのではなく、特許請求の範囲の範囲内の
各種変更例も包含するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の二安定スイッチの第一の態様の概略
断面図であって、第2図のI−Iに沿った、クロスヘッ
ド並進方向に平行でコンタクトキャリッジ並進方向に垂
直な断面図; 第2図は、第1図のスイッチの概略断面図であって、第
1図のII−IIに沿った、クロスヘッド移動方向に平行で
コンタクトキャリッジ移動方向に平行な断面図; 第3図は、第1図のスイッチの概略断面図であって、第
1図のIII−IIIに沿った断面図; 第4図、第5図、第6図、第7図、および第8図は、第
1図の二安定スイッチの操作の各段階を示す説明図; 第9図ないし第16図は、コンタクトキャリッジに連働す
るロック手段の各種具体例をより正確に示す説明図であ
って、 第9図は、ロック手段の略式斜視図、 第10図は、第9図のX−Xの長手方向断面図、 第11図は、第9図のXI方向から見たコンタクトキャリッ
ジの方を向いたスライド面の側面図、 第12図、第13図、第14図、第15図、および第16図は、前
記ロック手段を含む二安定スイッチの操作の各段階の説
明図、 第17図は、本発明にかかる二安定スイッチの第二の態様
の長手方向略式断面図であって、第18図のXVII−XVIIに
沿った切断面図; 第18図は、第17図のスイッチの断面図であって、第17図
のXVIII−XVIIIに沿った切断面図; 第19図は、第17図のスイッチの断面図であって、第17図
のXVII−XVII長手方向断面に直交する第17図のXIX−XIX
に沿った切断面図; 第20図は、第18図の場合と同じ方向からみた第17図のス
イッチのボールの平面図; 第21図は、第17図の断面と同じ方向からみた同じボール
の一部断面で示す側面図; 第22図は、第17図のスイッチのクレビスを示す同様の断
面図; 第23図は、上半分が第18図に同様な底面図であって、下
半分が第17図のXXIII−XXIIIの断面図である第22図に示
すクレビスの半分づつの説明図; 第24図は、第17図のスイッチの断面図であって、第17図
のXXIV−XXIVに沿った断面図; 第25図は、第17図の矢印XXVに沿ってみた、第17図のス
イッチに使用するコントロールクロスヘッドの平面図; 第26図は、第17図の矢印XXVI−XXVIに沿ってみた、同じ
コントロールクロスヘッドの底面図; 第27図は、第17図の矢印XXVII−XXVIIに沿ってみた、第
17図のスイッチに使用するヘッドランプフラッシュ用の
ブレードの側面図; 第28図は、第17図のXXVIII−XXVIIIに沿った、第17図の
スイッチのコントロールレバーの断面図; 第29図は、第17図のXXIX−XXIXに沿った、第17図のスイ
ッチの部分断面図; 第30図は、第17図の矢印XXXに沿ってみた、第17図のス
イッチに使用するクレビスの平面図; 第31図は、第17図のXXXI−XXXIに沿った第17図のスイッ
チに使用するオーバライド型スライドの部分断面図;お
よび 第32図ないし第37図は、第二の位置にあるコンタクトキ
ャリッジをロックするのに適する手段の別の具体化例を
示す説明図であって、 第32図はこの具体化例で使用するコンタクトキャリッジ
の側面図、 第33図は、スライドを収容するハウジングの側面図、 第34図は、上記スライドの概略側面図、そして第35図、
第36図、および第37図は、上述のロック手段を含むスイ
ッチの操作の各段階の概略側面図である。 100:ハウジング 200:コントロールクロスヘッド 300:ドグルバー 400:コンタクトキャリッジ 450:コンタクトスタッド 460,470:カム 600:スライド 700:コイル

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二安定スイッチ、特に自動車のヘッドラン
    プのディップビーム位置とメインビーム位置との切り換
    えを行うディップスイッチであって、 休止位置と作動位置との間を並進して案内されるコント
    ロールクロスヘッド; 該コントロールクロスヘッドの移動方向に延設され、こ
    のクロスヘッド並進方向を横切るように伸びている軸を
    中心にコントロールクロスヘッドに枢着されたトグルバ
    ー; コントロールクロスヘッドの移動方向とともに前記トグ
    ルバーのピボット軸にほゞ直交する方向に移動可能なコ
    ンタクトキャリッジ;および 前記トグルバーに面するコンタクトキャリッジの共通面
    に設けられた二つの傾斜カム表面; を収容するハウジングから成り、前記コンタクトキャリ
    ッジは、少なくとも一つのコンタクトスタッドを有して
    おり、また、前記カム表面がハウジング内のコンタクト
    キャリッジの位置によってトグルバーに面する位置を交
    替的に占めるように構成されている二安定スイッチ。
  2. 【請求項2】前記コンタクトキャリッジは二つの位置の
    間を移動可能であり、休止位置に向かって弾性的に押し
    付けられている特許請求の範囲第1項記載の二安定スイ
    ッチ。
  3. 【請求項3】前記コンタクトキャリッジがその移動方向
    に垂直に突出しているペグを備えており、該ペグがハウ
    ジング内にまたはそれに相対的に固定された要素に設け
    たスロットに係合しており、そして該スロットがクロス
    ヘッド移動方向に平行に延設されている少なくとも一つ
    のロックセグメントを含む、特許請求の範囲第1項記載
    の二安定スイッチ。
  4. 【請求項4】クロスヘッド移動方向に平行に延設されて
    いるスロットの前記セグメントをカバーするのに適する
    アンロック要素を含む、特許請求の範囲第3項記載の二
    安定スイッチ。
  5. 【請求項5】前記アンロック要素は移動可能であり、ク
    ロスヘッド移動方向に平行に延設されているスロットの
    前記セグメントをカバーする位置と、前記セグメントを
    カバーしない位置との間を制御可能に移動できるように
    した特許請求の範囲第4項記載の二安定スイッチ。
  6. 【請求項6】前記トグルバーがクロスヘッド移動方向に
    平行に延在する休止位置に向かって該トグルバーが弾性
    的に押されている特許請求の範囲第1項記載の二安定ス
    イッチ。
  7. 【請求項7】前記コントロールクロスヘッドが前記コン
    タクトキャリッジから離れてその停止位置の方向に押し
    付けられている特許請求の範囲第1項記載の二安定スイ
    ッチ。
  8. 【請求項8】前記コンタクトキャリッジの、コントロー
    ルクロスヘッドから最も離れた表面が、ハウジングまた
    はそれに対して相対的に固定された部材に当接されてい
    る二つの領域を含み、該領域のうちの一つはコンタクト
    スタッドから構成されている特許請求の範囲第1項記載
    の二安定スイッチ。
  9. 【請求項9】前記コンタクトキャリッジのストロークと
    該コンタクトキャリジ上のカム傾斜部の位置は、ハウジ
    ング内のキャリッジの位置によって、トグルバーのピボ
    ット軸ならびにトグルバーの先端が接触している一のま
    たは他のカム傾斜部の底部を通っている線が、それぞ
    れ、コントロールクロスヘッドから最も離れたコンタク
    トキャリッジの面において、前記コンタクトキャリッジ
    と、ハウジングまたはそれに相対的に固定された部材の
    間における支持点のいずれかの側を通っている特許請求
    の範囲第1項記載の二安定スイッチ。
  10. 【請求項10】弾性部材がハウジング内に設けられたス
    ロットのロックセグメントに向かって前記ペグを押し付
    ける特許請求の範囲第3項記載の二安定スイッチ。
  11. 【請求項11】前記弾性部材はまたコンタクトスタッド
    を押し付けコンタクトキャリッジから離れるようにして
    ハウジングに取付けられた電気接点に係合させる特許請
    求の範囲第10項記載の二安定スイッチ。
  12. 【請求項12】前記コンタクトキャリッジが二つの位置
    を移動できるものであって、それらの位置の第一のもの
    に向かってキャリッジを弾性的に押付ける手段を備え、
    また前記キャリッジをこの第一の位置に向かって移動さ
    せる場合それが案内構造の接触表面の法線の方向から入
    らないで案内構造と出会うように構成された案内構造を
    前記ハウジングが備えている特許請求の範囲第1項記載
    の二安定スイッチ。
  13. 【請求項13】前記案内構造の接触表面がほぼ円筒状の
    表面を含む特許請求の範囲第12項記載の二安定スイッ
    チ。
  14. 【請求項14】前記案内構造の円筒状表面はコンタクト
    キャリッジの移動方向に対し横方向に伸びた軸を中心に
    回転する円筒の表面である特許請求の範囲第13項記載の
    二安定スイッチ。
  15. 【請求項15】前記コンタクトキャリッジは、その第一
    の位置に向かって移動する場合、最初に前記案内構造の
    接触表面と法線の方向から入らないで接触し、引き続い
    て法線方向からの接触に移ってゆく特許請求の範囲第12
    項記載の二安定スイッチ。
  16. 【請求項16】前記コントロールクロスヘッドは介在す
    るばねによって支持した導電性ブレードを備えており、
    前記クロスヘッドがその作動位置に向かって移動される
    場合、前記ばねによって定まる一定の力で前記導電性ブ
    レードを導電性タブに向かって押し付ける特許請求の範
    囲第1項記載の二安定スイッチ。
  17. 【請求項17】前記ブレードが二つの立上り部と二つの
    クロス部材とから成るフレームから構成され、前記コン
    トロールクロスヘッドが該クロス部材の一方の内側表面
    に当接するフィンガを含み、そして前記ばねが前記フィ
    ンガと他のクロス部材との間に介在している特許請求の
    範囲第16項記載の二安定スイッチ。
  18. 【請求項18】前記立上り部の一つがハウジングに取付
    けられたブレードに当接する突出部を含み、これによ
    り、前記コントロールクロスヘッドにより移動されるブ
    レードと、取付けられたブレードとの間に永久的電気接
    点を形成し、同時に、取付けられた前記ブレードを中心
    にコントロールクロスヘッドで移動されるブレードのヒ
    ンジ点を形成する特許請求の範囲第17項記載の二安定ス
    イッチ。
  19. 【請求項19】前記クロス部材のいずれかが導電性タブ
    を支持している特許請求の範囲第17項記載の二安定スイ
    ッチ。
  20. 【請求項20】前記コントロールクロスヘッドにより移
    動されるブレードと、取付けられたブレードとの間、お
    よび該コントロールクロスヘッドにより移動されるブレ
    ードとクロスヘッド上のフィンガとの間の支持領域が、
    連働するばねの軸の反対側に配置されている特許請求の
    範囲第18項記載の二安定スイッチ。
  21. 【請求項21】前記コントロールクロスヘッドにより移
    動されるブレードを、該クロスヘッドがその作動位置に
    向かって移動されているとき、メインビーム位置のヘッ
    ドランプをフラッシュさせるのに使用する特許請求の範
    囲第16項記載の二安定スイッチ。
  22. 【請求項22】前記ハウジングが、ハウジングに関し予
    備組み立て位置に前記クロスヘッドを保持するのに適す
    るトングを含む、自動車の照明を制御する特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の二安定スイッチ。
  23. 【請求項23】前記コントロールクロスヘッドは第一お
    よび第二直交軸を中心にハウジングに対し回転自在に取
    付けられたボールの前記第一軸を中心にした回転により
    その休止位置と作動位置との間を移動し、該ボールは、
    自動車の方向支持器の照明を制御するために前記第二軸
    を中心に回転するとき連結されるクレビスをさらに備
    え、該クレビスは、前記ハウジングに関し制限された移
    動が可能なパートに対し枢動し、並進すべく案内される
    ロッカーバーの制御により停止位置に戻り、前記ハウジ
    ングおよび制限された移動が可能なパートはそれぞれ平
    頭円錐の半分の形状の一対の突出部をそれぞれ含み、該
    突出部は対で一緒になって平頭円錐の形状の二つの支持
    部を構成し、ばねの両端が該支持部に取付けられている
    特許請求の範囲第1項記載の二安定スイッチ。
  24. 【請求項24】前記コンタクトキャリッジがハウジング
    に取付けられたホイール上にある特許請求の範囲第1項
    記載の二安定スイッチ。
  25. 【請求項25】前記コンタクトキャリッジが二つの位置
    の間を移動可能であり、該二つの位置のうちの一つに向
    かって前記キャリッジを弾性的作用により押し出す手段
    を設けるとともに、コントロールクロスヘッドに連働し
    たトグルバーによってキャリッジを移動する場合、前記
    位置の第二の位置に該キャリッジを選択的に保持するた
    めに、電磁気的に制御されるロック手段を設けた特許請
    求の範囲第1項記載の二安定スイッチ。
  26. 【請求項26】前記ロック手段が、ロック部材を備えた
    スライドに連働した補助スイッチにより選択的に付勢さ
    れる電気コイルから構成され、該ロック手段は、前記キ
    ャリッジの第一位置に相当する停止位置とキャリッジの
    第二位置に相当するロック位置との間を前記コンタクト
    キャリッジによって移動可能であり、前記スライドは前
    記コイルが付勢されているときにはロック位置に維持さ
    れている特許請求の範囲第25項記載の二安定スイッチ。
  27. 【請求項27】前記ロック手段は、コンタクトキャリッ
    ジの移動方向に直交して伸びているペグと該ペグを受け
    入れるスロットとによってそれぞれ構成された一対のロ
    ック部材から成り、該スロットはクロスヘッドの移動方
    向に平行に伸びた少なくとも一つのロックセグメントを
    有しており、前記ロック部材の一方はコンタクトキャリ
    ッジに設けられており、また他のロック部材はスライド
    に設けられている特許請求の範囲第26項記載の二安定ス
    イッチ。
  28. 【請求項28】前記ペグは前記コンタクトキャリッジに
    取付けられ、また前記スロットは前記スライドに設けら
    れている特許請求の範囲第27項記載の二安定スイッチ。
  29. 【請求項29】前記コンタクトキャリッジおよびスライ
    ドが平行に並進して案内される特許請求の範囲第26項記
    載の二安定スイッチ。
  30. 【請求項30】前記スロットが、コンタクトキャリッジ
    の移動方向にほぼ同じ方向に伸びているメインセグメン
    トと、コンタクトキャリッジの移動方向に垂直な方向に
    伸びたロックセグメントとを有する特許請求の範囲第27
    項記載の二安定スイッチ。
  31. 【請求項31】前記ロックセグメントは前記メインセグ
    メントの一端に設けられている特許請求の範囲第30項記
    載の二安定スイッチ。
  32. 【請求項32】前記コンタクトキャリッジが二つの位置
    の間を移動可能であり、該二つの位置のうちの一つの位
    置に向かって前記キャリッジを弾性的作用により押し出
    す手段を設けるとともに、コントロールクロスヘッドに
    連働したトグルバーによってキャリッジを第二の位置へ
    移動する場合、前記位置の第二の位置に該キャリッジを
    選択的に保持するために、電磁気的に制御されるロック
    手段を設け、前記ロック手段が、連働する補助スイッチ
    により選択的に付勢される電気コイルと、コンタクトキ
    ャリッジに設けられた第二ロック部材に協働する第一ロ
    ック部材を備えたスライドと、該スライドは前記キャリ
    ッジの第一位置に相当する休止位置とキャリッジの第二
    位置に相当するロック位置との間を前記コンタクトキャ
    リッジによってその移動方向に平行に移動可能であり、
    該スライドは前記コイルが付勢されているときにはロッ
    ク位置に維持され、そして前記コンタクトキャリッジに
    設けたロック部材およびスライドを係合させるために第
    一の位置から第二の位置にコンタクトキャリッジを移動
    させる場合、該コンタクトキャリッジの移動方向に垂直
    な方向での前記コンタクトキャリッジおよびスライドの
    相対的移動を制御する傾斜部から構成される特許請求の
    範囲第1項記載の二安定スイッチ。
  33. 【請求項33】前記スライドに設けた前記第一ロック部
    材と前記コンタクトキャリッジに設けた第二ロック部材
    がキャリッジ移動方向に直交するロック表面を含む特許
    請求の範囲第32項記載の二安定スイッチ。
  34. 【請求項34】コンタクトキャリッジおよびスライドの
    相対的移動を制御する前記傾斜部がハウジングに設けら
    れている特許請求の範囲第32項記載の二安定スイッチ。
  35. 【請求項35】前記傾斜部が、ハウジング内においてウ
    エブを通して設けられている開口部の縁部によって形成
    されている特許請求の範囲第34項記載の二安定スイッ
    チ。
  36. 【請求項36】ハウジング内のウエブを通る前記開口部
    の縁部の一方が、コンタクトキャリッジの移動方向に実
    質上平行に伸びている第一セグメント;コンタクトキャ
    リッジの移動方向に対し傾斜した傾斜部を構成し、前記
    第一セグメントから離れるときキャリッジが接触してい
    るカバー板から離れる方向に傾斜している第二セグメン
    ト;およびキャリッジの移動方向に平行に伸びた第三セ
    グメントの三つのセグメントから構成される特許請求の
    範囲第35項記載の二安定スイッチ。
  37. 【請求項37】前記スライドに設けられた前記第一ロッ
    ク部材および前記コンタクトキャリッジに設けられた第
    二ロック部材がキャリッジ移動方向に直交するロック表
    面を含み、前記スライドに設けた該ロック表面が、その
    休止位置において、前記ハウジングのウエブを通して設
    けた前記開口部の縁部の第一セグメントと第二セグメン
    トとの交点に一致する特許請求の範囲第36項記載の二安
    定スイッチ。
  38. 【請求項38】前記スライドに設けた前記ロック表面が
    前記第一セグメントと共面関係の表面に一致する特許請
    求の範囲第37項記載の二安定スイッチ。
  39. 【請求項39】前記スライドが、前記キャリッジがその
    休止位置からその第二の位置に向かって移動するときそ
    のコンタクトキャリッジへの接触部として作用するコン
    トロール用のフィンガを含む、特許請求の範囲第32項記
    載の二安定スイッチ。
  40. 【請求項40】前記ロック手段が、ロック部材を備えた
    スライドに連働した補助スイッチにより選択的に付勢さ
    れる電気コイルから構成され、該ロック手段は、前記キ
    ャリッジの第一位置に相当する休止位置とキャリッジの
    第二位置に相当するロック位置との間を前記コンタクト
    キャリッジによって移動可能であり、前記スライドは前
    記コイルが付勢されているときにはロック位置に維持さ
    れ、該スライドは、コイルが付勢されている間はロック
    位置に該スライドを保持するために、該コイルと協働す
    るに適する強磁性材料のブレードを有する特許請求の範
    囲第32項記載の二安定スイッチ。
  41. 【請求項41】前記ブレードが、前記コイルに設けられ
    たコアを密着して押すことができるように前記スライド
    上にゆるく支持されている特許請求の範囲第40項記載の
    二安定スイッチ。
  42. 【請求項42】前記ブレードが、横リンクによって相互
    連結され、前記リンクによって前記スライドに枢動自在
    に取付けられた、二つのほぼ平行なブランチをもったU
    字形体をなす特許請求の範囲第40項記載の二安定スイッ
    チ。
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