JP2519813Y2 - パワーウィンド用スイッチ - Google Patents

パワーウィンド用スイッチ

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JP2519813Y2
JP2519813Y2 JP1988157002U JP15700288U JP2519813Y2 JP 2519813 Y2 JP2519813 Y2 JP 2519813Y2 JP 1988157002 U JP1988157002 U JP 1988157002U JP 15700288 U JP15700288 U JP 15700288U JP 2519813 Y2 JP2519813 Y2 JP 2519813Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電動モータによりウィンドガラスが昇降
するパワーウィンド用スイッチの構造に係り、特にマニ
ュアル作動用とオート作動用の接点を共に有するスイッ
チ構造に関する。
[従来の技術] 従来よりパワーウィンド用スイッチには、マニュアル
作動用とオート作動用の2つの接点を有し、クリック機
構により揺動規制される1つのノブで操作するものがあ
る。
マニュアル作動の場合はノブによりスイッチを投入し
ている時のみウィンドガラスを昇降させるものであり、
オート作動用の場合は昇降用2つのリレーを接続してな
る電子リレー回路が設けられており、一度ノブによるス
イッチを投入しただけで、その後手を離してもウィンド
が昇降を完了するまでモータ回路がオン状態を維持する
ものである。この場合、スイッチは主に略V字形の板バ
ネからなる揺動接点板を備えた反転スイッチで構成さ
れ、揺動接点板はクリック機構と別にバネ付勢された押
圧ピンにより反転傾動されるようになっている。
これとは別に、特開昭56−4126号には、略円錐形をな
すゴムの内側中心に導電性ゴムの中央接点とこの中央接
点の周囲を囲みかつより下方に位置するリング状接点と
を設けた弾性接点が示されている。
さらに、実開昭60−130533号にはパワーウインド用の
スイッチが示され、マニュアル位置とオート位置へ揺動
するノブと、このノブの揺動をガイドするためスイッチ
ボデイ側に設けられたV字形のガイド斜面と、ノブの揺
動でオンオフするモータ回路のスイッチと、ノブのオー
ト位置でスイッチをオンに保持するリレーとを備えてい
る。
また、実開昭62−92535号には、揺動可能な操作レバ
ーの裏面中央に凹部を設け、これに押圧される滑動子を
ケース側に設けたクリック機構と、一端を操作レバーに
当接し、他端に可動接点を取付けた一対のプッシュロッ
ドを設けたものが示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで最初に述べた従来例の場合は、反転スイッチ
を構成するための揺動接点板やバネ付勢された押圧ピン
等を備える必要があるため、機構が複雑になって高価で
あるとともに比較的大きなスペースを必要とし、スイッ
チが大きくなるという問題があった。
また、特開昭56−4126号の弾性接点は、中央接点とリ
ング状接点とが略円錐形ゴムに取り付けられているた
め、オート接点を導通するとき中央接点とリング状接点
の間の略円錐形ゴムが屈曲変形し、これが長期に使用さ
れると中央接点とリング状接点の間の高さが変化し、接
点開閉時におけるノブの揺動量すなわちノブストローク
が不安定になるおそれがある。
さらに、実開昭62−92535号のクリック機構は、操作
レバーの裏面中央にガイド溝となる凹部を設けたので、
本願のように2段階クリックにするとガイド溝が大きく
ならざるを得ず、操作レバーを大型化するか、操作レバ
ーの肉厚を薄くして耐久性を犠牲にしなければならな
い。
逆に実開昭62−92535号のようにガイド溝をスイッチ
ボデイ側へ設けるとすれば、レバー側の場合と同様に耐
久性を犠牲にするか又はスイッチボデイの肉厚を厚くし
て強度をださなければならずこの場合には必然的に大型
化する。しかしながら車載部品として耐久性が高くかつ
可級的にコンパクトにすることが望まれている。
そこで、本考案はこのような問題点を解決するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るパワーウィン
ド用スイッチは、パワーウィンドのモータを回転制御す
るための制御回路と、この制御回路をノブ操作によって
切換える接点機構を備えたスイッチであって、スイッチ
のノブをマニュアル位置にすると制御回路をノブがマニ
ュアル位置にある間のみモータを回転させるマニュアル
状態とし、ノブをオート位置にするとそれ以後自動的に
モータの回転が持続されるオート状態にするパワーウィ
ンド用スイッチにおいて、スイッチボデイへ揺動自在に
支持されたノブと、このノブをマニュアル位置とオート
位置へ2段階に揺動規制するために、ノブ側に設けられ
てスプリングで突出方向に付勢された押圧部材と、この
押圧部材が摺動するようにスイッチボデイ側に設けられ
た略V字状のガイド斜面と、前記ノブの両端部に当接
し、該ノブの揺動によって上下動する2つのプッシュロ
ッドと、略筒状に形成されたマニュアル接点である第1
の接点端子と該第1の接点端子の内側に絶縁されて位置
するオート接点である第2の接点端子とからなり、前記
各プッシュロッドの下端部へ設けられた導電性樹脂又は
導電性ゴムからなる一対の弾性接点と、前記第1の接点
端子が当接することにより導通して制御回路をマニュア
ル状態にする第1の固定端子板と、前記第2の接点端子
が当接することにより導通して制御回路をオート状態に
する第2の固定端子板と、前記一対の各弾性接点の周囲
を覆いかつこれらを第1及び第2の固定端子板から離す
方向へ付勢する一対のラバーとを備え、前記ガイド斜面
は前記一対の弾性接点の間へ突出形成され、該ガイド斜
面にはノブのマニュアル位置に対応する第1の段差とノ
ブのオート位置に対応する第2の段差を設け、かつ第2
の段差はノブに力を加えているときのみ押圧部材を保持
し、力を除くと押圧部材が中立位置へ復帰する傾斜に形
成されるとともに、前記第1の接点端子は先端部を前記
第2の接点端子の先端部よりも突出し、ノブをマニュア
ル位置へ揺動させると第1の接点端子のみが第1の固定
端子板と接触して制御回路をマニュアル状態とし、さら
にノブを揺動させてオート位置にすると第2の接点端子
も第2の固定端子板と接触して制御回路をオート状態に
する、ことを特徴とする。
[考案の作用] ノブを揺動させると、ノブがプッシュロッドに当接し
てこれを下降させ、同時に第1及び第2の接点端子を下
降させる。
ここで、ノブがマニュアル位置にあるときは、第1の
接点端子が第1の固定端子板に当接して導通状態とな
り、当接している間だけウィンドガラスを昇降させるモ
ータを駆動させる。このとき、第2の接点端子は第1の
接点端子の内側へ引き込んでいるので第2の固定端子板
と離隔している。
また、ガイド斜面にはノブのマニュアル位置に対応す
る第1の段差とノブのオート位置に対応する第2の段差
を設け、かつ第2の段差はノブに力を加えているときの
み押圧部材を保持し、力を除くと押圧部材が中立位置へ
復帰する傾斜に形成されているので、オート状態ではノ
ブをオートリターンできる。
次に、ノブをさらに揺動させて、オート位置になる
と、第1の接点端子は導電性樹脂又は導電性ゴムであ
り、かつ外側の第1接点を略筒状とし、内側の第2接点
よりも突出させたことにより、第2接点の接続時に外側
がたわみ易くなり、操作荷重が小さくなって操作性が向
上しているから、押圧により容易に圧縮変形して第2の
接点端子も第2の固定端子板と当接して導通状態とな
る。これにより、例えばモータ駆動させるためのリレー
を作動させ、手を離すことによりノブが中立状態へ復帰
してもウィンドガラスの昇降が完了するまでモータを駆
動するオート状態になる。
このとき、弾性接点は略筒状の第1接点とこの内側の
第2接点からり、ノブストロークは両接点間のギャップ
で決定され、このギャップは一定するので長期使用にお
いてもノブストロークが安定する。
このノブ操作において、ノブの揺動を直線的な動きに
変えて接点移動を行うことができる。このため、各固定
端子板に対して可動側の各接点端子を直線的に接触させ
ることができるので、固定端子板に対して斜め方向から
接触する従来のものと比較して接点接触がより正確にな
る。また、固定端子板自体の面積を小さくし、かつ隣り
合う固定端子板間隔を狭くできる。
さらに、略V字状のガイド斜面をスイッチボデイ側に
設け、かつこのガイド斜面を一対の弾性接点間に突出さ
せて設けたので、2段階クリック用の大きなガイド面で
あってもスイッチボデイの外形を大きくせずにこの部分
の肉厚を十分にとることができる。
また一対のプッシュロッドがそれぞれ揺動せずに上下
動するので、ガイド斜面をスイッチボデイの内方へ入り
込ませても、弾性接点間の間隔を狭くできる。したがっ
てスイッチボデイやノブを大型化せずにコンパクト化で
きかつ耐久性を向上できる。
[実施例] 以下、本考案の好ましい実施例を第1図乃至第3図に
より説明する。
第1図は本考案のパワーウィンド用スイッチを示した
概略断面図である。第1図において、軸支されたノブ1
の揺動方向にアーム2a、2bが一体に成形されている。ノ
ブ1の下部には縦方向に孔3が設けられており、孔3内
にはスプリング4により付勢された押圧ピン5を有す
る。また、ノブ1の下方には略V字形のガイド斜面6が
設けられ、その表面には押圧ピン5が当接摺動する。ス
プリング4、押圧ピン5及びガイド斜面6によって本考
案のクリック機構が構成されている。
さらに、ガイド斜面6にはマニュアル作動用に揺動規
制する第1の段差7a、7bが形成されるとともに、オート
作動用に揺動規制する第2の段差8a、8bが形成されてい
る。
また、ノブ1側部にはアーム2a、2bに当接し、上下動
するプッシュロッド9a、9bが設けられている。このプッ
シュロッド9a、9bの下方にはラバー10に取付られた筒状
の第1の接点端子11a、11bが設けられている。第1の接
点端子11a、11bの筒内には短い第2の接点端子12a、12b
が設けられている。第1及び第2の接点端子は弾性接点
を構成し、それぞれ導電性樹脂、例えば導電性ゴムより
なり、互いに絶縁されている。第2の接点端子12a、12b
の先端部は、第1の接点端子11a、11bの先端部より上方
にあり、第2の固定端子板16a、16bとの間隔は、第1の
接点端子11a、11bと第1の固定端子板15a、15bとの間隔
よりも大きくなっている。
一方、プッシュロッド9aの下方はスイッチボデイ13に
より覆われており、下部にはモータ(図示せず)を駆動
するためのプリント基板14が設けられている。このプリ
ント基板14には第1の接点端子11a、11b、第2の接点端
子12a、12bに対応する第1の固定端子板15a、15b及び第
2の固定端子板16a、16bがプリントされており、またリ
レーRL1、RL2、コネクタCN及び制御用の電子素子が設け
られている。
次に、上記パワーウィンド用スイッチの作用を第2図
により説明する。第2図(A)はマニュアル作動の場合
の概念図である。まず、ノブ1を所定の角度θだけ揺
動して押圧ピン5がガイド斜面6の段差7bまで回動す
る。このとき、アーム2aはプッシュロッド9aを押し下げ
ることにより、ラバー10中の第1及び第2の接点端子11
a、12aを押し下げ、第1の接点端子11aの端部がプリン
ト基板14の第1の固定端子板15aと当接する。これによ
り、第1の固定端子板15a上では導通状態となり、後述
する回路動作によりウィンドガラスを昇降させるモータ
を駆動する。そして、ノブ1より手を離すと、スプリン
グ4の復元弾性によってノブ1は中央位置に復帰すると
ともに、ラバー10の復元弾性により第1及び第2の接点
端子11a、12aは共に元の位置へ復帰し、第1の固定端子
板15aと離れる。すなわち、第1の接点端子11aと第1の
固定端子板15aとが当接しているときにモータが駆動さ
れ、離れたときにモータ駆動は停止する。
また、ノブ1を揺動させると、ノブ1の両側に設けら
れたアーム2a、2bに一端が当接しているプッシュロッド
9a、9bに対して、ノブ1の揺動を直線的な動きに変化さ
せて伝達するので、プッシュロッド9a、9bの各他端に設
けられている第1の接点端子11a、11b及び第2の接点端
子12a、12bを、第1の固定端子板15a、15b及び第2の固
定端子板16a、16bに対して直線的に接触させることがで
きる。
その結果、第1の固定端子板15a、15b、第2の固定端
子板16a、16bの面積を小さくし、並びに隣り合う固定端
子板間隔を小さくしても確実な接点接触を確保できる。
一方、第2図(B)にオート作動の場合の概念図を示
す。ノブ1を昇降の角度θだけ揺動することにより、
第2図(A)のマニュアル作動の位置よりさらに回動し
て、押圧ピン5がガイド斜面6の第2の段差8bまで達す
ると、アーム2aによりプッシュロッド9a、第1及び第2
の接点端子11a、12aはさらに押し下げられる。すなわ
ち、第1の接点端子11aは導電性ゴムよりなっているこ
とから、プッシュロッド9aにより圧縮され撓むこととな
り、これにより第2の接点端子12aの端部とプリント基
板14上の第2の固定端子板16aとが当接して第2の固定
端子板16aは導通状態となる。このとき、後述する回路
動作によりリレーRL1が動作し、コネクタCNを介してウ
ィンドガラスを昇降させるモータを駆動する。そして、
ノブ1より手を離すと中央位置に復帰し、これに伴って
プッシュロッド9a、第1及び第2の接点端子11a、12aが
初期の状態に復帰してもリレーRL1は後述のラッチ回路
で保持され、ウィンドガラスが昇降が完了するまでモー
タを駆動させるものである。以上はノブ1を図中左側
(上昇とする)に揺動させた場合を示したが、右側(下
降とする)に揺動させたときも同様である。
このように、導電性ゴムよりなる筒状の長い第1の接
点端子11aと、筒内に設けられた短い第2の接点端子12a
により、簡易な構成でマニュアル作動及びオート作動の
両方の接点状態を作ることができる。
また、第1接点端子11aを略筒状とし、第2の接点端
子12aよりも突出させたことにより、第2の接点端子12a
の接続時に外側の第1接点端子11aがたわみ易くなり、
操作荷重が小さくなるので、軽快な操作性を実現でき
る。
しかも、弾性接点は略筒状の第1の接点端子11aとこ
の内側の第2の接点端子12aからなり、ノブストローク
は両接点間のギャップで決定されるから、このギャップ
が一定するので長期使用においてもノブストロークが安
定する。
さらに、ガイド面をスイッチボデイ13側に設けたの
で、2段階クリック用の比較的大きなガイド面があって
も、この部分の肉厚を十分にとることがでるから耐久性
を向上できる。
さらに、略V字状のガイド斜面をスイッチボデイ13側
に設け、かつこのガイド斜面を一対の弾性接点間に突出
させて設けたので、2段階クリック用の大きなガイド面
であってもスイッチボデイ13の外形を大きくせずにこの
部分の肉厚を十分にとることができる。
また一対のプッシュロッドがそれぞれ揺動せずに上下
動するので、ガイド斜面をスイッチボデイ13の内方へ入
り込ませても、弾性接点間の間隔を狭くできる。したが
ってスイッチボデイ13やノブ1を大型化せずにコンパク
ト化できかつ耐久性を向上できる。
このノブ操作において、ノブ1の揺動を直線的な動き
に変えて接点移動を行うことができる。このため、各固
定端子板15a、15b、16a、16bに対して可動側の各接点端
子11a、12aを直線的に接触させることができるので、固
定端子板15a、15b、16a、16bに対して斜め方向から接触
する従来のものと比較して接点接触がより正確になる。
また、固定端子板自体の面積を小さくし、かつ隣り合う
固定端子板15a、15b、16a、16bを間隔を狭くできるの
で、この点でもスイッチ全体をコンパクトにできる。
次に、ウィンドガラスを昇降させるモータを制御する
プリント基板14のブロック回路図を第3図に示す。第3
図において、バッテリBTより抵抗R1を介してマニュアル
作動における上昇用の第1の固定端子板15aの接点の一
方に接続されるとともに、抵抗R2を介してオート作動に
おける上昇用の第2の固定端子板16aの接点の一方に接
続されており、第1の固定端子板15aと第2の固定端子
板16aの接点の他方は接地されている。抵抗R1と第1の
固定端子板15aの接点の一方の接続点からはインバータ
回路17を介してOR回路18の一方の入力に接続され、抵抗
R2と第2の固定端子板16aの接点の一方の接続点からは
インバータ回路19、ラッチ回路20を介しOR回路18の他方
の入力に接続される。また、OR回路18の出力端はリレー
駆動用のオペアンプ21の入力に接続され、その出力端は
リレーRL1の励磁コイルに接続される。そして、リレーR
L1のNO端子はバッテリBTに接続されるとともに、COM端
子はモータ22に接続され、NC端子は接地されている。
一方、バッテリBTより抵抗R3を介してマニュアル作動
における下降用の第1の固定端子板15bの接点の一方に
接続されるとともに、抵抗R4を介してオート作動におけ
る下降用の第2の固定端子板16bの接点の一方に接続さ
れており、第1の固定端子板15b、第2の固定端子板16b
の接点の他方は接地されている。抵抗R3と第1の固定端
子板15bの接点の一方の入力の接続点からはインバータ
回路23を介してOR回路24の一方の入力に接続され、抵抗
R4と第2の固定端子板16bの接点の一方を接続点からは
インバータ回路25、ラッチ回路26を介してOR回路24の他
方の入力に接続される。また、OR回路24の出力端はリレ
ー駆動用のオペアンプ27の入力に接続され、その出力端
はリレーRL2の励磁コイルに接続される。そして、リレ
ーRL2のNO端子はバッテリBTに接続されるとともに、COM
端子はモータ22に接続されNC端子に接地されている。
また、モータ22には連動するパルス発生器28が設けら
れており、その出力はオート保持回路29に接続され、そ
の出力端はラッチ回路20、26のリセット端子にそれぞれ
接続されている。次に、上記ブロック回路図の動作につ
いて説明する。まず、マニュアル作動の場合、ノブ1に
よって上昇用(下降用)の第1の接点端子11a(11b)に
より第1の固定端子板15a(15b)のスイッチが導通状態
となる。このとき、抵抗R1(R4)、インバータ回路17
(23)及びOR回路18(24)を介してオペアンプ21(27)
に信号を印加し、オペアンプ21(27)はリレーRL1(R
L2)の励磁コイルを励磁する。これにより、リレーRL1
(RL2)の接点はCOM−NO端子間で導通され、ウィンドガ
ラスを上昇(下降)する方向にモータ22が駆動回転す
る。そして、ノブ1より手を離して第1の固定端子板15
a(15b)が非導通状態となったときモータ22は停止す
る。
一方、ノブ1の上昇(下降)方向に回動角を大きく揺
動させると、第2の接点端子12a(12b)により第2の固
定端子板16a(16b)のスイッチが導通状態となる。この
とき、抵抗R2(R4)及びインバータ回路19(25)を介し
て、ラッチ回路20(26)の接点端子に信号を印加し、ノ
ブ1より手を離して第2の固定端子板16a(16b)のスイ
ッチが非導通状態となっても、その信号状態を保持す
る。ラッチ回路20(26)の出力端子からはOR回路18(2
4)を介してオペアンプ21(27)に信号を印加し、前述
と同様にリレーRL1(RL2)によりモータ22を駆動する。
ここで、モータ22の回転はパルス発生器28を介してオ
ート保持回路29で電圧変換されて検出され、ウィンドガ
ラスが全閉又は全開位置に達したとき、ラッチ回路20
(26)での保持状態は解除され、リレーRL1(RL2)のス
イッチ状態はCOM−NC端子間の状態となってモータ22へ
の電圧供給を停止させるものである。
[考案の効果] 本考案によれば、導電性樹脂よりなり、対応する各固
定端子板との間隔が長短に異る第1及び第2の接点端子
を内外に配した弾性接点を設けることにより、1つのノ
ブでマニュアル作動及びオート作動の両方の機能を持た
せることができるとともに、簡単構造かつ安価なパワー
ウィンド用スイッチとすることができる。
また、外側の第1の接点端子を略筒状とし、内側の第
2の接点端子よりも突出させたことにより、第2の接点
端子の接続時に外側がたわみやすくなり、操作荷重が小
さくなるので、操作が軽快になり、操作性が向上する。
しかも、弾性接点は略筒状の第1接点とこの内側の第
2接点からなり、ノブストロークは両接点間のギャップ
で決定されるから、このギャップが一定するので長期使
用においてもノブストロークが安定する。
さらにノブ操作において、ノブの揺動を直線的な動き
に変えて接点移動を行うことができる。このため、各固
定端子板に対して可動側の各接点端子を直線的に接触さ
せることができるので、固定端子板に対して斜め方向か
ら接触する従来のものと比較して接点接触がより正確に
なる。また、固定端子板自体の面積を小さくし、かつ隣
り合う固定端子板間隔を狭くできる。
そのうえ、ノブの揺動をプッシュロッドを介して、直
線的な動きに変化させて接点移動を行うことができるの
で、固定端子板の接触面積をあまり大きくしたり、隣り
合う固定端子板間隔をあまり広げなくても確実な接点接
触を確保することがでる。
しかも、略V字状のガイド斜面をスイッチボデイ側に
設け、かつこのガイド斜面を一対の弾性接点間に突出さ
せて設けたので、2段階クリック用の大きなガイド面で
あってもスイッチボデイの外形を大きくせずにこの部分
の肉厚を十分にとることができる。
また一対のプッシュロッドがそれぞれ揺動せずに上下
動するので、ガイド斜面をスイッチボデイの内方へ入り
込ませても、弾性接点間の間隔を狭くできる。したがっ
てスイッチボデイやノブを大型化せずにコンパクト化で
きかつ耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパワーウィンド用スイッチを示した概
略断面図、第2図はその動作状態を示した作動説明図、
第3図は本考案のパワーウィンド用スイッチによるモー
タ駆動制御を示す回路図である。 (符号の説明) 1…ノブ、6…ガイド斜面、9a、9b…プッシュロッド、
11a、11b…第1の接点端子、12a、12b…第2の接点端
子、15a、15b…第1の固定端子板、16a、16b…第2の固
定端子板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーウィンドのモータを回転制御するた
    めの制御回路と、この制御回路をノブ操作によって切換
    える接点機構を備えたスイッチであって、スイッチのノ
    ブをマニュアル位置にすると制御回路をノブがマニュア
    ル位置にある間のみモータを回転させるマニュアル状態
    とし、ノブをオート位置にするとそれ以後自動的にモー
    タの回転が持続されるオート状態にするパワーウィンド
    用スイッチにおいて、スイッチボデイへ揺動自在に支持
    されたノブと、 このノブをマニュアル位置とオート位置へ2段階に揺動
    規制するために、ノブ側に設けられてスプリングで突出
    方向に付勢された押圧部材と、 この押圧部材が摺動するようにスイッチボデイ側に設け
    られた略V字状のガイド斜面と、 前記ノブの両端部に当接し、該ノブの揺動によって上下
    動する2つのプッシュロッドと、 略筒状に形成されたマニュアル接点である第1の接点端
    子と該第1の接点端子の内側に絶縁されて位置するオー
    ト接点である第2の接点端子とからなり、前記各プッシ
    ュロッドの下端部へ設けられた導電性樹脂又は導電性ゴ
    ムからなる一対の弾性接点と、 前記第1の接点端子が当接することにより導通して制御
    回路をマニュアル状態にする第1の固定端子板と、 前記第2の接点端子が当接することにより導通して制御
    回路をオート状態にする第2の固定端子板と、 前記一対の各弾性接点の周囲を覆いかつこれらを第1及
    び第2の固定端子板から離す方向へ付勢する一対のラバ
    ーとを備え、 前記ガイド斜面は前記一対の弾性接点の間へ突出形成さ
    れ、該ガイド斜面にはノブのマニュアル位置に対応する
    第1の段差とノブのオート位置に対応する第2の段差を
    設け、 かつ第2の段差はノブに力を加えているときのみ押圧部
    材を保持し、力を除くと押圧部材が中立位置へ復帰する
    傾斜に形成されるとともに、 前記第1の接点端子は先端部を前記第2の接点端子の先
    端部よりも突出し、ノブをマニュアル位置へ揺動させる
    と第1の接点端子のみが第1の固定端子板と接触して制
    御回路をマニュアル状態とし、 さらにノブを揺動させてオート位置にすると第2の接点
    端子も第2の固定端子板と接触して制御回路をオート状
    態にする、 ことを特徴とするパワーウィンド用スイッチ。
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