JP2503885B2 - クロスダイポ―ルアンテナ - Google Patents

クロスダイポ―ルアンテナ

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JP2503885B2
JP2503885B2 JP5152874A JP15287493A JP2503885B2 JP 2503885 B2 JP2503885 B2 JP 2503885B2 JP 5152874 A JP5152874 A JP 5152874A JP 15287493 A JP15287493 A JP 15287493A JP 2503885 B2 JP2503885 B2 JP 2503885B2
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JP
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dipole antenna
feeding
rod
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shaped radiating
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昭夫 望月
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロスダイポールアン
テナに係り、特に給電部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クロスダイポールアンテナは、小型軽量
であることから衛星搭載用の全方向性アンテナの1つと
して良く用いられている。この種の衛星搭載用クロスダ
イポールアンテナとしては、従来、例えば図2に示すも
のが知られている。
【0003】即ち、図2において、このクロスダイポー
ルアンテナは、支持マスト21の先端に22と23の2
個のダイポールアンテナを同一面内に直交して配置し、
この支持マスト21内に2組みの同軸型平衡不平衡変換
回路を設け、この2組みの変換回路から支持マスト21
の下端に2本の同軸線を臨ませ、それらの先端に24と
25の給電用同軸コネクタを取り付けたもので、2個の
ダイポールアンテナと支持マストはアルミ合金の切削加
工で制作され、軽量化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクロス
ダイポールアンテナでは、給電部分である2組みの同軸
型平衡不平衡変換回路を支持マスト内に組み込むように
しているので、構造が複雑化し組立調整が困難ないしは
面倒であるという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的は、給電部分の構造の簡素化を図り容
易に且つ精度よく組み立てることを可能にするクロスダ
イポールアンテナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のクロスダイポールアンテナは次の如き構成
を有する。即ち、本発明のクロスダイポールアンテナ
は、4角柱状に形成され、4つの側面それぞれの先端側
に棒状放射素子が立設される支持柱とこの支持柱の下端
側に設けられる2個の給電用同軸コネクタとを有する誘
電体支持部と; 前記支持柱の相隣り合う2つの側面の
それぞれに貼着される給電基板部と; を備え、前記給
電基板部は、誘電体基板の表面及び貼着面たる裏面に給
電線路パターンがそれぞれ形成され、表離面の給電線路
パターンの下端が前記2個の給電用同軸コネクタの対応
するものに接続され、表面の給電線路パターンの上端が
その裏面が貼着される支持柱側面に立設される棒状放射
素子に接続され、裏面の給電線路パターンの上端が前記
支持柱側面に対向する支持柱側面に立設される棒状放射
素子に接続される; ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のクロスダ
イポールアンテナの作用を説明する。別体の2個の給電
基板部または幅中央で裏面側に直角に折り曲げた給電基
板部を誘電体支持部の支持柱の相隣り合う2つの側面に
貼着する。そして、一方の表裏面の給電線路パターン
は、それらの下端を2個の給電用同軸コネクタの一方に
接続するとともに、表面の給電線路パターンの上端を裏
面が貼着される支持柱側面に立設される棒状放射素子に
接続し、裏面の給電線路パターンの上端を前記支持柱側
面に対向する支持柱側面に立設される棒状放射素子に接
続する。つまり1つのダイポールアンテナについての給
電部を形成したのである。同様のことを他方の表裏面の
給電線路パターンについても行い、もう1つのダイポー
ルアンテナについての給電部を形成する。
【0008】これにより所望のクロスダイポールアンテ
ナの組み立てが完了するが、給電線路パターンは正確な
位置寸法で形成できるので、容易に且つ精度良く組み立
てることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係るクロスダイポー
ルアンテナを示す。このクロスダイポールアンテナは誘
電体支持部(図1(a))と給電基板部(図1(b))
とで構成される。
【0010】図1(a)において、支持柱1は、誘電体
棒を4角柱状に形成したもので、その下端は基台2上に
固定される。この支持柱1の先端側には、4つの側面そ
れぞれに棒状放射素子(3a、3b、3c、3d)が立
設され、また4つの側面のうちの1対の対向側面に両者
間を連通する穴4が設けられる。また、基台2には、5
aと5bの2個の給電用同軸コネクタが取り付けられ、
その中心導体及び外部導体が支持柱1の穴4が設けられ
た側面と隣の側面との表面近傍に取り出してある。
【0011】図1(b)において、誘電体基板6は、そ
の表裏面に金属箔が接着または蒸着で形成されるが、そ
の表裏面の金属箔をエッチングして横方向の幅中央の両
側の表裏面に正確な位置寸法で給電線路パターンたる表
面パターン(7a、7b)及び裏面パターン(8a、8
b)を形成してある。
【0012】表面パターン(7a、7b)は、細長い帯
状パターンであるが、裏面パターン(8a、8b)は、
表面パターンの下端から上端に近い部分までを覆うよう
なグランドパターンとこれに接続され表面パターンの上
端から更に上方に伸びる細長い帯状パターンとからな
る。
【0013】表裏面の帯状パターンの幅と長さの関係を
適宜にすれば従来の同軸型平衡不平衡変換回路と同等の
作用を営むことは良く知られているが、本発明では、裏
面パターンにはグランドパターンが必ず必要であり、そ
の結果そのグランドパターンに接続される帯状パターン
は表面パターンの上端から更に上方に伸びることになる
点に着目し、クロスダイポールアンテナの給電部をプリ
ント回路という簡素な構成で実現したものである。以
下、組み立て方法を説明する。
【0014】以上の構成において、図1(c)に示すよ
うに、表面パターン(7a、7b)の上端から更に上方
に伸びる部分の基板を裏面パターン(8a、8b)の帯
状パターンの部分を残して切除した誘電体基板6をその
幅中央で裏面側に直角に折り曲げる。
【0015】そして、図1(d)に示すように、誘電体
支持部9の支持柱の相隣り合う2つの側面に貼着し、表
離面の給電線路パターンを給電用同軸コネクタと4つの
棒状放射素子とに接続し、クロスダイポールアンテナを
完成する。
【0016】具体的には、表裏面の給電線路パターンの
同軸コネクタへの接続では、表面パターン7a(7b)
の下端を同軸コネクタ5a(5b)の中心導体に接続し
裏面パターン8a(8b)の下端(グランドパターンの
下端)を同軸コネクタ5a(5b)の外部導体に接続す
る。
【0017】また、表裏面の給電線路パターンの棒状放
射素子への接続では、表面パターン7a(7b)の上端
はその裏面が貼着される支持柱側面に立設される棒状放
射素子3d(3a)の基部に接続し、裏面パターン8a
の上端は穴4に押し通し対向する支持柱側面に取り出し
そこに立設される棒状放射素子3cの基部に接続し、裏
面パターン8bの上端は支持柱1の頭部を超えて対向す
る支持柱側面に取り出しそこに立設される棒状放射素子
3bの基部に接続する。
【0018】つまり、7aと8aの表裏面パターンが形
成される給電基板部10aは、3cと3dからなる1つ
のダイポールアンテナに対する給電部を形成し、7bと
8bの表裏面パターンが形成される給電基板部10b
は、3aと3bからなるもう1つのダイポールアンテナ
に対する給電部を形成しているのである。
【0019】以上のように、クロスダイポールアンテナ
の組み立ては極めて容易に且つ精度良く行うことができ
る。
【0020】なお、以上の説明では、給電基板部は、実
際の適用場面を考慮して1枚の誘電体基板を折り曲げて
使用するようにしたが、2枚の誘電体基板により2つの
別体の給電基板部を構成しても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロスダ
イポールアンテナでは、給電部を誘電体基板に形成した
給電線路パターンで構成し、その給電線路パターンを放
射素子及び同軸コネクタに接続するようにしたので、容
易に且つ精度良く組み立てることが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクロスダイポールアン
テナの構成を示し、(a)は誘電体支持部の斜視図、
(b)は給電基板部の平面図、(c)は給電基板部の成
形状態の斜視図、(d)は組み立て完了状態の斜視図で
ある。
【図2】従来のクロスダイポールアンテナの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 支持柱 2 基台 3a〜3d 棒状放射素子 4 穴 5a,5b 給電用同軸コネクタ 6 誘電体基板 7a,7b 表面パターン 8a,8b 裏面パターン 9 誘電体支持部 10a,10b 給電基板部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4角柱状に形成され、4つの側面それぞ
    れの先端側に棒状放射素子が立設される支持柱とこの支
    持柱の下端側に設けられる2個の給電用同軸コネクタと
    を有する誘電体支持部と; 前記支持柱の相隣り合う2
    つの側面のそれぞれに貼着される給電基板部と; を備
    え、前記給電基板部は、誘電体基板の表面及び貼着面た
    る裏面に給電線路パターンがそれぞれ形成され、表離面
    の給電線路パターンの下端が前記2個の給電用同軸コネ
    クタの対応するものに接続され、表面の給電線路パター
    ンの上端がその裏面が貼着される支持柱側面に立設され
    る棒状放射素子に接続され、裏面の給電線路パターンの
    上端が前記支持柱側面に対向する支持柱側面に立設され
    る棒状放射素子に接続される; ことを特徴とするクロ
    スダイポールアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロスダイポールアン
    テナにおいて; 前記給電基板部は、横方向の幅中央の
    両側の表裏面に給電線路パターンがそれぞれ形成される
    誘電体基板をその幅中央で裏面側に直角に折り曲げたも
    のである;ことを特徴とするクロスダイポールアンテ
    ナ。
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KR100343893B1 (ko) * 1999-08-20 2002-07-19 우종명 원편파 다이폴 안테나
CN106876885A (zh) 2015-12-10 2017-06-20 上海贝尔股份有限公司 一种低频振子及一种多频多端口天线装置

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JPS58134513A (ja) * 1982-02-04 1983-08-10 Mitsubishi Electric Corp ダイポ−ルアンテナ

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