JP2503536B2 - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JP2503536B2
JP2503536B2 JP62263622A JP26362287A JP2503536B2 JP 2503536 B2 JP2503536 B2 JP 2503536B2 JP 62263622 A JP62263622 A JP 62263622A JP 26362287 A JP26362287 A JP 26362287A JP 2503536 B2 JP2503536 B2 JP 2503536B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は粘度指数が高くて、低温粘度が低く、かつ
増粘性が大きいとともに、せん断安定性、耐熱性、耐酸
化性に優れた潤滑油組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
粘度指数が高く、せん断安定性および耐酸化性に優れ
た潤滑油組成物として、100℃における動粘度が40〜1
000cStのポリα−オレフィン、100℃における動粘度
が1〜10cStの合成炭化水素、100℃における動粘度が
1〜10cStのエステル、および本質的に、分散剤、酸
化防止剤、腐食防止剤、耐摩耗性、流動点降下剤、防錆
剤、抑泡剤および極圧剤からなる群から選ばれる少なく
とも1種の添加剤を含む添加剤パッケージからなる潤滑
剤組成物が提案されている(特開昭59−89397号)。
この潤滑剤組成物は上記、をベースオイルとし、
これにの増粘剤との添加剤を配合したものである。
の増粘剤としては、1−オクテン、1−デセン、1−
ドデセン等の比較的長鎖のα−オレフィンオリゴマーが
使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の潤滑油組成物は、な
お粘度指数が高くなく、粘度の温度依存性が大きいた
め、高温粘度をある値に維持するように設計すると、低
温粘度は高くなるとともに、増粘性も小さいという問題
点があった。
この発明の目的は上記問題点を解決するため、粘度指
数が高くて、低温粘度が低く、かつ増粘性が大きいとと
もに、せん断安定性、耐熱性および耐酸化性に優れた潤
滑油組成物を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
(A)100℃における動粘度が1〜20cStの合成炭化水
素およびエステルから選ばれる1種以上のベースオイル
50〜99.8重量部と、 (B)100℃における動粘度が1000〜10000cSt、135℃
デカリン中における極限粘度〔η〕が0.5dl/g以下、ゲ
ルパーミュエーションクロマトグラフィーで測定した数
平均分子量が2000〜7800、ゲルパーミュエーションクロ
マトグラフィーで測定したQ値(重量平均分子量/数平
均分子量)が4以下、かつエチレン組成の標準偏差値σ
が0〜3のエチレン/α−オレフィンコオリゴマーから
選ばれる1種以上の増粘剤0.2〜50重量部と を含有する潤滑油組成物である。
本発明で使用する(A)成分のベースオイルは100℃
における動粘度が1〜20cStの合成炭化水素または(お
よび)エステル油であって、従来より使用されているも
のが使用できる。例えば100℃における動粘度が1〜20c
Stの合成炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマ
ー、アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類などが
あげられ、これらはそれぞれ単独でまたは2種以上混合
して使用される。
このうちα−オレフィンオリゴマーとしては、C8(オ
クテン)〜C12(ドデセン)またはこれらのオレフィン
の混合物からなるα−オレフィンの低分子量オリゴマー
が使用できる。低粘度α−オレフィンオリゴマーは、チ
ーグラー触媒、熱重合、フリーラジカルを触媒とする重
合、またはBF3を触媒として使用する重合によって製造
できる。これらの重合方法は例えば米国特許第4,045,50
8号に記載されている。
アルキルベンゼン類、アルキルナフタレン類として
は、ベンゼンまたはナフタレンとオレフィンとのフリー
デル・クラフツアルキル化によって製造され、このよう
なアルキルベンゼン類またはアルキルナフタレン類は、
通常大部分がアルキル鎖長が炭素原子6〜14個のジアル
キルベンゼンまたはジアルキルナフタレンである。アル
キルベンゼン類またはアルキルナフタレン類の製造にお
いて使用されるアルキル化オレフィンは線状もしくは枝
分れ鎖のオレフィンまたはこれらの組合せでもよい。こ
れらの製造方法は例えば米国特許第3,909,432号に示さ
れている。
100℃における動粘度が1〜20cStの低粘度エステルと
しては、例えばペラルゴン酸のような一塩基酸とアルコ
ールとから製造されるモノエステル;二塩基酸とアルコ
ールとから、またはジオールと一塩基酸または酸混合物
とから製造されるジエステル;ジオール、トリオール
(例えばトリメチロールプロパン)、テトラオール(例
えばペンタエリスリトール)、ヘキサオール(例えばジ
ペンタエリスリトール)等を一塩基酸または酸混合物と
を反応させて製造したポリオールエステルなどがあげら
れる。これらのエステルの例としては、トリデシルペラ
ルゴネート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジ−
2−エチルヘキシルアゼレート、トリメチロールプロパ
ントリヘプタノエート、ペンタエリスリトールテトラヘ
プタノエートなどがあげられる。
本発明で使用する(B)成分の増粘剤は100℃におけ
る増粘度が1000〜10000cSt、好ましくは1100〜6500cS
t、特に好ましくは、1500〜5000cSt、かつ135℃デカリ
ン中における極限粘度〔η〕が0.5dl/g以下のエチレン
/α−オレフィンコオリゴマーである。極限粘度〔η〕
が0.5dl/gを越えると、せん断安定性および溶解性に劣
るものしか得られない。このようなエチレン/α−オレ
フィンコオリゴマーとしては、エチレン成分単位が20〜
80モル%、好ましくは30〜70モル%、特に好ましくは40
〜60モル%、α−オレフィン成分単位が20〜80モル%、
好ましくは30〜70モル%、特に好ましくは40〜60モル%
の範囲からなり、ゲルパーミュエーションクロマトグラ
フィー(GPC)で測定した数平均分子量(n)が2000
〜7800、好ましくは2300〜5000、特に好ましくは2500〜
4500の範囲にあり、GPCで測定したQ値(重量平均分子
量/数平均分子量)が4以下、好ましくは3.5以下、特
に好ましくは3.0以下の範囲の透明な液状低分子量エチ
レン/α−オレフィン共重合体を用いる。
数平均分子量(n)が2000未満では、粘度指数が低
くて、低温粘度が高くなり、流動点が高くなるほか、増
粘性が小さくなって、添加量が多くなり、また揮発によ
る減量も多くなる。逆に7800を越えると、せん断安定性
や溶解性も劣るようになる。Q値が上記範囲内にある
と、せん断安定性が特に良好となり、かつ組成物の揮発
による減量が少なくなり、耐熱性や耐酸化性も優れる
が、4を越えると低温粘度が高くなり、せん断安定性、
耐熱性および耐酸化性が劣るとともに、揮発による減量
が多くなる。
このエチレン/α−オレフィンコオリゴマーのエチレ
ン組成の標準偏差値σは通常0〜3、好ましくは0〜
2、特に好ましくは0〜1の範囲のものを用いる。エチ
レン/α−オレフィンコオリゴマーのエチレン組成の標
準偏差値σは、次のようにして算出される。
すなわち、エチレン/α−オレフィンオリゴマーの良
溶媒であるヘキサンと貧溶媒であるアセトンを用いてヘ
キサン単独溶媒およびヘキサン/アセトン(以下、H/A
という。)が4/1、3/2、1/4(容量比)の混合溶媒を調
整して、まずコオリゴマーをヘキサン単独溶媒に溶解す
る。
ヘキサン単独溶媒に溶解しないフラクション1(エチ
レン組成が最も高い)と溶解するフラクション2のう
ち、フラクション2を分液してH/A混合溶媒(4/1)に溶
解し、同様に溶解しないフラクション3と溶解するフラ
クション4のうち、フラクション4を分液してH/A混合
溶媒(3/2)に溶解し、同様に溶解しないフラクション
5と溶解するフラクション6のうち、フラクション6を
分液してH/A混合溶媒(1/4)に溶解し、溶解しないフラ
クション7と溶解するフラクション8を得る。
次いでフラクション1、3、5、7、8の組成の異な
る5フラクションを脱溶媒し、各フラクションのコオリ
ゴマーの重量M1〜M5を求めると、各フラクションの重量
分率WiはMi/M1+M2+M3+M4+M5で表わされ、IR分析に
より各フラクションのエチレン組成Eiが得られる。
標準偏差値σは各フラクションのエチレン組成Eiおよ
び重量分率Wiを用いて、次式に従って計算して求められ
る。エチレン組成の標準偏差値σが大きいほど組成分布
が広いことを示している。
上記式中においてEiはフラクションのエチレン組成を
示し、Wiはiフラクションの重量分率を示し、は共重
合体の平均エチレン組成を示す。エチレン組成の標準偏
差値σが上記範囲にあると、得られる潤滑油組成物が透
明で優れた外観を有し、かつ熱安定性、耐酸化性、溶解
性が良好であるほか、低温粘度が低く、せん断安定性も
優れる。標準偏差値σが3を越える場合、エチレン組成
Eが平均エチレン組成に対してマイナス側に大きくば
らつくフラクションにより、低温粘度が高く、耐熱性お
よび対酸化性が劣り、またはエチレン組成Eが平均エチ
レン組成に対してプラス側に大きくばらつくフラクシ
ョンにより、透明性、溶解性が悪化する。
なお本発明において、動粘度はJIS K2283により測定
される。またエチレン/α−オレフィンコオリゴマー中
のエチレン含有量は13C−NMR分析により測定される。そ
の数平均分子量は、分子量既知の標準物質(単分散ポリ
スチレンおよびスクアラン)を用いて予め較正されたGP
Cによって測定される。またQ値は、分子量既知の標準
物質(単分散ポリスチレンw500〜840×104、16個)を
使用してGPCカウントを測定し、分子量とEV(Elution V
olume)の相関図(較正曲線)を作成しておく。そしてG
PC法により試料のGPCパターンをとり、分子量を較正曲
線から求めた後Q値を計算する。
前記エチレン/α−オレフィンコオリゴマーの構成成
分であるα−オレフィン成分単位としては、プロピレ
ン、1−ブデン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−
オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセ
ン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセンなどの炭素原
子数が3〜20のα−オレフィンを例示することができ、
これらのα−オレフィンの2種以上の混合成分であって
もよい。
前記エチレン/α−オレフィンコオリゴマーの製造方
法として、水素の共存下、可溶性バナジウム化合物と有
機アルミニウム化合物とから形成される触媒を用いて、
液相下でエチレンとα−オレフィンを連続的に共重合さ
せ、その最重合系におけるバナジウム化合物濃度を液相
1当り0.3ミリモル以上とし、かつ重合系に供給する
バナジウム化合物は、重合系のバナジウム化合物濃度の
5倍以下の濃度となるように重合媒体に希釈して供給す
る方法がある。
バナジウム化合物としては、VOCl3、VO(OC2H5)C
l2、VO(OC2H51.5、Cl1.5、VCl4などの一般式VO(O
R)nX3-nまたはVX4(ここでRは脂肪族炭化水素基、X
はハロゲン、0≦n≦3である。)で示される化合物が
使用できる。また有機アルミニウム化合物としては、
(C2H53Al、(C2H52AlCl、(C2H51.5AlCl1.5
(iso−C4H91.5AlCl1.5、(C2H53AlCl2、これらの
混合物などの一般式R1 mAlX1 3-m(ここでR1は脂肪族炭化
水素基、X1はハロゲン、1≦m≦3である。)で示され
る化合物が使用できる。
重合媒体としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
灯油、シクロヘキサン、トルエンのような炭化水素類が
使用できる。液相中のバナジウム化合物濃度は0.3ミリ
モル/以上、好ましくは0.5〜20ミリモル/、また
有機アルミニウム化合物濃度はAl/V(原子比)が2〜5
0、特に3〜20の範囲となるようにすればよい。
共重合温度は0〜100℃、特に20〜80℃、重合圧力は
0〜50kg/cm2(ゲージ圧)、特に0〜30kg/cm2(ゲージ
圧)、平均滞留時間は5〜300分、特に10〜250分とする
ような重合条件を採用すればよい。
本発明の潤滑油組成物は前記(A)成分50〜99.8重量
部、好ましくは60〜95重量部、および(B)成分0.2〜5
0重量、好ましくは5〜40重量部を含むものであり、
(A)成分および(B)成分の配合比は組成物の動粘度
が所定の値になるよう設定される。(A)成分および
(B)成分の配合比が上記範囲内にあると、せん断安定
性に優れ、粘度指数が高く、低温粘度の低い経済的な潤
滑油組成物が得られる。
本発明の潤滑油組成物の前記成分以外に各種添加剤等
の他の成分を配合してもよい。配合可能な添加剤として
は、中性、塩基性のスルホネートおよびフェネート(金
属塩型)等の清浄剤;こはく酸イミド、エステルおよび
ベンジルアミン、共重合系ポリマー(無灰型)等の分散
剤;塩素化パラフィンとナフタリンまたはフェノールの
縮合物、ポリアルキルアクリレートおよびメタアクリレ
ート、ポリブテン、ポリアルキルスチレン、ポリ酢酸ビ
ニル等の流動点降下剤;チオりん酸亜鉛、トリアルキル
フェノール等の酸化防止剤;硫酸、スルホン酸およびり
ん酸エステル、脂肪酸誘導体、アミン誘導体、第四アン
モニウム塩、ポリオキシエチレン系の活性剤等の乳化
剤;第四アンモニウム塩、硫酸化油、りん酸エステル等
の抗乳化剤;フェノール系化合物、ホルムアルデヒド供
与体化合物、サリチルアニリド系化合物等のかび防止
剤;スティン防止剤;アンチチャッター剤;アンチスコ
ーク剤;極圧添加剤などがあげられる。
本発明の潤滑油組成物は前記(A)、(B)成分およ
び必要により配合される他の成分を混合することにより
得られる。本発明の潤滑油組成物は、そのまま潤滑油ま
たは潤滑油ベースとして、従来のものと同様に使用する
ことができ、特に自動車または工業用のギヤ油;自動
車、航空機、ロボット、成形機等の作動油;エンジン油
などに好適に使用される。
本発明の潤滑油組成物は次のような特性を有する。
粘度指数が高い。
通常潤滑油(ギヤ油、エンジン油など)を設計すると
き、高温時の耐荷重性能を維持するため、100℃動粘度
を合わせるが、粘度指数が高いと40℃動粘度は、粘度指
数が低い場合よりもより低くなる。
低温粘度が低い。
このためエンジン油では寒冷地でのエンジン油始動性
が良い。また一般にギヤ油、エンジン油等の潤滑油用途
ではエネルギーロスを少なくできる。
増粘性が大きい。
このため増粘剤の使用量が少なくなる。
エチレン/α−オレフィンコオリゴマーの代りに各種
増粘剤(例えばオレフィンコポリマー系、ポリメタアク
リレート系)を使うと、せん断安定性が悪く、使用経時
により粘度を低下し、耐荷重性能が低下する致命的欠陥
があるが、この組成物はせん断安定性が極めて良い。
鉱物油ベースに較べると、粘度指数がかなり高く、低
温粘度が大幅に低く、耐熱性、耐酸化性が大幅に優れ、
せん断安定性が良好である。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の潤滑油組成物は特定のエチレン
/α−オレフィンコオリゴマーをベースオイルに配合し
たので、従来のものより粘度指数が高くて低温粘度を低
くでき、また増粘性が大きくて増粘剤の使用を少なくで
きるとともに、せん断安定性、耐熱性および耐酸化性に
優れている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。実施例にお
ける評価方法は表1の通りである。
実施例1〜3 エチレン/プロピレンコオリゴマー(I)(エチレン
60モル%、n7800、100℃における動粘度4950cSt、
〔η〕0.45dl/g、Q値2.0、σ値0.1以下)、エチレン/
プロピレンコオリゴマー(II)(エチレン55モル%、
n4000、100℃における動粘度3100cSt、〔η〕0.24dl/
g、Q値2.2、σ値0.1以下)、またはエチレン/プロピ
レンコオリゴマー(III)(エチレン53モル%、n370
0、100℃における動粘度2060cSt、〔η〕0.20dl/g、Q
値2.4、σ値0.1以下)と、ポリα−オルフィンオリゴマ
ー(PAO−6、Chegron Chemical社製、Synfluid 6cSt P
AO、商品名、100℃における動粘度6cSt、粘度指数135)
を表2の割合で、100℃で1時間混合して潤滑油組成物
を得、その特性を評価した。
実施例4 実施例1〜3でPAO−6の代りにエステル油DIDA(大
八化学(株)製、商品名、100℃における動粘度3.5cS
t、粘度指数138)を表2の割合で使用して評価した。
比較例1 エチレン/プロピレンコオリゴマー(IV)(エチレン
49モル%、n1400、100℃における動粘度100cSt、
〔η〕0.07dl/g、Q値1.5、σ値0.1以下)単独を比較の
ため評価した。
比較例2 ポリα−オレフィンオリゴマー(PAO−100、Mobil Ch
emical社製、SHF−1001、商品名、100℃における動粘度
100cSt)単独を比較のため評価した。
比較例3〜4 エチレン/プロピレンコオリゴマー(III)と、エチ
レン/プロピレンコオリゴマー(V)(エチレン48モル
%、n1000、100℃における動粘度40cSt、〔η〕0.05d
l/g、Q値1.4、σ値0.1以下)およびエチレン/プロピ
レンオリゴマー(VI)(エチレン46モル%、n2100、1
00℃における動粘度5000cSt、〔η〕0.26dl/g、Q値6.
7、σ値6.0)を表2の割合で混合し、評価した。なおエ
チレン/プロピレンオリゴマー(VI)を混合した組成物
は白濁していた。
比較例5 エチレン/プロピレンコポリマー(エチレン60モル
%、n6.5万、w/n=1.5、〔η〕0.52dl/g)およ
びPAO−6を表2の割合で配合し評価した。
以上の結果をまとめて表2に示す。
実施例5、比較例6〜8 実施例3および比較例5で用いたもののほか、エチレ
ン/プロピレンコオリゴマー(VII)(エチレン49モル
%、n800、100℃における動粘度20cSt、〔η〕0.04dl
/g、Q値1.4、σ値0.1以下)およびポリα−オレフィン
オリゴマー(PAO−40、Mobil Chemical社製、SHF−40
1、商品名、100℃における動粘度40cSt)を使用して、
表3に示す配合で潤滑油を調製し評価した。ただし、極
圧添加剤はアングラモル99(日本ルグリゾール社製、商
品名)を使用した。
比較例9 市販のISO VG220級の工業用ギヤ油を同じ方法で評価
した。
以上の結果をまとめて表3に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 105:32 C10M 105:32 159:12 159:12 143:08 143:08 143:02) 143:02) C10N 20:02 C10N 20:02 20:04 20:04 30:08 30:08 30:10 30:10 40:04 40:04 40:08 40:08 70:00 70:00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)100℃における動粘度が1〜20cStの
    合成炭化水素およびエステルから選ばれる1種以上のベ
    ースオイル50〜99.8重量部と、 (B)100℃における動粘度が1000〜10000cSt、135℃デ
    カリン中における極限粘度〔η〕が0.5dl/g以下、ゲル
    パーミュエーションクロマロトグラフィーで測定した数
    平均分子量が2000〜7800、ゲルパーミュエーションクロ
    マトグラフィーで測定したQ値(重量平均分子量/数平
    均分子量)が4以下、かつエチレン組成の標準偏差値σ
    が0〜3のエチレン/α−オレフィンコオリゴマーから
    選ばれる1種以上の増粘剤0.2〜50重量部と を含有する潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】α−オレフィンが炭素原子数3〜20のもの
    である特許請求の範囲第1項記載の潤滑油組成物。
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