JP2502223B2 - 分岐型回路遮断器 - Google Patents

分岐型回路遮断器

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JP2502223B2 JP23804291A JP23804291A JP2502223B2 JP 2502223 B2 JP2502223 B2 JP 2502223B2 JP 23804291 A JP23804291 A JP 23804291A JP 23804291 A JP23804291 A JP 23804291A JP 2502223 B2 JP2502223 B2 JP 2502223B2
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博之 有信
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分岐型回路遮断器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の負荷が回路遮断器を介して電源に
接続されている場合において、各負荷を個別に遠隔制御
したい場合、回路遮断器の負荷側の外部接続端子に複数
の電磁接触器を接続し、各電磁接触器の負荷側の外部接
続端子に負荷を接続することが考えられる。
【0003】また、複数の負荷を同時に遠隔制御する場
合に、1つの電磁接触器に複数の回路遮断器を介して複
数の負荷を接続することがある。さらにこの場合、別の
電源を電磁接触器を介して各負荷に同時に給電できるよ
うにすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の各場合、いずれも設置スペースが増大するとともに配
線作業が増加するという欠点があった。したがって、こ
の発明の目的は、設置スペースを低減でき、配線作業を
簡単にすることができる分岐型回路遮断器を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の分岐型回路遮
断器は、1つのブレーカ固定接点および複数のリモート
固定接点を有する固定接点板と、前記ブレーカ固定接点
に対向する1つのブレーカ可動接点を有する回路遮断器
機構部と、前記ブレーカ可動接点に電気的に接続される
第1の外部接続端子と、前記複数のリモート固定接点に
それぞれ対向する複数のリモート可動接点を有してそれ
ぞれ信号により前記リモート可動接点を開閉する複数の
信号駆動機構部と、複数の前記リモート可動接点にそれ
ぞれ電気的に接続される複数の第2の外部接続端子とを
備えたものである。
【0006】請求項2の分岐型回路遮断器は、複数のブ
レーカ固定接点および1つのリモート固定接点を有する
固定接点板と、前記複数のブレーカ固定接点にそれぞれ
対向する複数のブレーカ可動接点を有する複数の回路遮
断器機構部と、前記複数のブレーカ可動接点にそれぞれ
電気的に接続される複数の第1の外部接続端子と、前記
リモート固定接点に対向する1つのリモート可動接点を
有して信号により開閉する信号駆動機構部と、前記リモ
ート可動接点に電気的に接続される第2の外部接続端子
とを備えたものである。
【0007】請求項3の分岐型回路遮断器は、複数のブ
レーカ固定接点および複数のリモート固定接点を有する
固定接点板と、前記複数のブレーカ固定接点にそれぞれ
対向する複数のブレーカ可動接点を有する複数の回路遮
断器機構部と、前記複数のブレーカ可動接点にそれぞれ
電気的に接続される複数の第1の外部接続端子と、前記
複数のリモート固定接点にそれぞれ対向する複数のリモ
ート可動接点を有してそれぞれ信号により開閉する複数
の信号駆動機構部と、前記複数のリモート可動接点に電
気的にそれぞれ接続される複数の第2の外部接続端子と
を備えたものである。
【0008】請求項4の分岐型回路遮断器は、請求項
1,請求項2または請求項3において、前記固定接点板
が前記回路遮断器機構部と前記信号駆動機構部との間に
配設され、前記固定接点板の前記回路遮断器機構部側の
表面に前記ブレーカ固定接点を設け、前記固定接点板の
前記表面と反対側の前記信号駆動機構部側の表面に前記
リモート固定接点を設けたものである。
【0009】
【作用】請求項1の分岐型回路遮断器によれば、各信号
駆動機構部に信号を送信することにより複数の負荷を個
別に開閉することができるとともに、回路遮断器機構部
の操作により複数の負荷を同時に開閉することができ
る。この場合、固定接点板を共通にしているため、回路
遮断器機構部と信号駆動機構部の一体化が可能になると
ともに、設置スペースを小さくすることができる。また
回路遮断器機構部と信号駆動機構部との間の配線が省略
できるので配線作業が簡単になる。
【0010】請求項2の分岐型回路遮断器によれば、複
数の回路遮断器機構部の操作により複数の負荷を個別に
開閉することができるとともに、信号駆動機構部に信号
を送信することにより複数の負荷を同時に開閉すること
ができるほか、請求項1と同作用がある。請求項3の分
岐型回路遮断器によれば、回路遮断器機構部および信号
駆動機構部により複数の負荷の個別開閉および同時開閉
ができるとともに、別の電源を複数の負荷に給電するこ
とが可能になるほか、請求項1と同作用がある。
【0011】請求項4の分岐型回路遮断器によれば、請
求項1,請求項2または請求項3において、前記固定接
点板を前記回路遮断器機構部と前記信号駆動機構部との
間に配設し、前記固定接点板の前記回路遮断器機構部側
の表面に前記ブレーカ固定接点を設け、前記固定接点板
の前記表面と反対側の前記信号駆動機構部側の表面に前
記リモート固定接点を設けたため、全体を小型にするこ
とができる。
【0012】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図8に
基づいて説明する。すなわち、この分岐型回路遮断器
は、固定接点板1と、回路遮断器機構部2と、複数の信
号駆動機構部3と、第1の外部接続端子19と、複数の
第2の外部接続端子56とを有する。
【0013】固定接点板1は1つのブレーカ固定接点4
および複数のリモート固定接点5を有する。回路遮断器
機構部2はブレーカ固定接点4に対向する1つのブレー
カ可動接点6を有する。複数の信号駆動機構部3は複数
のリモート固定接点5に対向する複数のリモート可動接
点7をそれぞれ有して信号によりリモート可動接点7を
開閉する。第1の外部接続端子19はブレーカ可動接点
6に電気的に接続される。複数の第2の外部接続端子5
6は複数のリモート可動接点7にそれぞれ電気的に接続
される。
【0014】以下、実施例について詳細に説明する。固
定接点板1は図4に示すように矩形板を実施例とし、そ
の一端部の片面にブレーカ固定接点4を設け、その反対
側の面に一対のリモート固定接点5を並列に設けてい
る。また固定接点板1のブレーカ固定接点4の側部より
アーク走行片8を延出している。この固定接点板1はケ
ース9の側壁の貫通孔10に貫通されて中間部が支持さ
れ、ケース9の開口を閉塞するカバー63に形成した係
止溝(図示せず)に一端部を係止し、他端部はケース9
に側設されたカバー63′の付いたケース9′に貫通さ
れてその側壁に形成された係止溝10′に係止してい
る。
【0015】回路遮断器機構部2は、図5に示すように
ブレーカ可動接点6を保持した可動接触子11と、電路
の異常を検出する過電流検出用のバイメタル13および
短絡検出用の電磁石14からなる異常電流検出手段12
と、この異常電流検出手段12に応動するトリップリン
ク15と、トリップリンク15にラッチされてトリップ
リンク15の動作により釈放されるラッチリンク16
と、ラッチリンク16に支持された可動接触子11と、
ラッチリンク16のラッチ状態で可動接触子11を開閉
操作するハンドル17とを備えている。
【0016】すなわち、この回路遮断器機構部2は外殻
を形成するケース9内のみに設けられたフレーム18に
組み込まれている。ケース9の異常電流検出手段12の
近傍の端部にたとえば電源側となる第1の外部接続端子
19が設けられ、第1の外部接続端子19,電磁石14
のコイル14a,可撓リード線20,バイメタル13,
フレーム18,可撓リード線21,可動接触子11の経
路でブレーカ可動接点6に接続されている。バイメタル
13および電磁石14は公知の構造のものを用いてい
る。
【0017】また、トリップリンク15は、ケース9の
固定軸22に復帰ばね23を介して取付けられ、電磁石
14の可動部に当接して位置決めされるとともに、ラッ
チ部24を有する。ラッチリンク16は、ケース9に固
定されたハンドル軸25に軸支され、トリップリンク1
5のラッチ部24にラッチされる係合部26を有すると
ともに、可動軸27を摺動自在に支持するスリット28
を有する。可動接触子11は中間部の軸受け孔67が固
定軸29に軸支され、固定軸29に開極ばね30が介在
されている。また可動接触子11のブレーカ可動接点6
と反対側の端部に設けた軸32と可動軸27との間に連
結リンク31が連結されている。一方ハンドル17がハ
ンドル軸15に軸支されてケース9のハンドル穴70よ
り一部が突出し、ハンドル17に設けた軸33と可動軸
27との間に反転リンク34が連結されている。またハ
ンドル17は復帰ばね35によりオフ方向に付勢されて
いる。36は消弧装置であり、36aはフレーム18に
一体となった上側のアーク走行板、36bは中間部がア
ーク走行片8に接近した下側のアーク走行板である。7
3はケース9のバイメタル13の調整ねじ13aの調整
用の孔74を塞ぐ封止板、75はアークガス還流側板で
ある。
【0018】この回路遮断器機構部2は、図5がオン状
態、図6がオフ状態、図7が短絡時のトリップ状態であ
る。ラッチリンク16がトリップリンク15にラッチさ
れた状態でハンドル17を図5の状態から図6の状態に
時計回りに回動すると、軸33がハンドル軸25と可動
軸27を結ぶ線を超えることにより、開極ばね30の力
で可動軸27がスリット28を摺動し、ハンドル17が
時計回りの方向に付勢されて図6の状態に位置決めされ
ると同時に、可動接触子11が固定軸29を中心に開極
動作する。一方ハンドル17を反対向きすなわち反時計
回りに回動した場合前記と逆にオン状態になり、軸33
がハンドル軸25と可動軸27とを結ぶ線を反対向きに
超えることにより開極ばね30のばね力の加わる方向が
反転してハンドル17が図5の位置に位置決めされる。
また可動接触子11は固定軸29を受ける軸受け孔67
が長孔になっており、オン状態で開極ばね30のばね力
により回路ブレーカ固定接点4に接点圧が付与される。
【0019】また、オン状態で電路に異常電流たとえば
短絡電流が流れた場合、電磁石14が動作し、トリップ
リンク15が固定軸20の回りを復帰ばね23のばね力
に抗して回動し、ラッチ部24がラッチリンク16の係
合部26から外れる。すると開極ばね30のばね力によ
り連結リンク31および可動軸27を介してラッチリン
ク16がハンドル軸25の回りを反時計回りに回動しな
がら、可動軸27はスリット28を摺動して、可動接触
子11がトリップ開極して図7に示すようになり、また
ハンドル17は軸33に加わる開極ばね30のばね力が
なくなることにより規制を解除されて復帰ばね35のば
ね力により中立位置に回動する。
【0020】ブレーカ可動接点6のトリップ開極時にブ
レーカ可動接点6とブレーカ固定接点4との間にアーク
が発生すると、アークの固定接点板1側は固定接点板1
のアーク走行片8および下側のアーク走行板36bを走
行し、アークのブレーカ可動接点6側は上側のアーク走
行板36aを走行して消弧グリッド36に吸引され、消
弧される。
【0021】また電路に過電流が流れた場合は、バイメ
タル13がわん曲動作してトリップリンク15が調整ね
じ13aにより押されて回動し、前記したトリップ動作
が行われる。トリップ開極した遮断器機構部2のリセッ
トは、中立姿勢のハンドル17を図7から図6の状態に
オフ側に倒すことにより可動軸27をスリット28の端
部に引き寄せながらラッチリンク16を回動して係合部
26をラッチ部24に係合させる。
【0022】信号駆動機構部3は、ケース9,9′に装
着されている。ケース9の信号駆動機構部3は、図6に
示すようにリモート可動接点7を保持した可動接触子4
0と、この可動接触子40を保持する接触子保持体41
と、この接触子保持体41に連結された双安定型電磁石
42とを有する。可動接触子40は図4に示すように中
間部に支点突部40aおよびリード線接続部40bを有
する。接触子保持体41は略L字形をなし、屈曲部が固
定軸43に軸支され、その一片の孔付挟持部44の孔に
可動接触子40の支点突部40aが挿着されて中間部を
支持され、可動接触子40のリモート可動接点7の反対
側と接触子保持体41との間に接点圧付与ばね45を介
在している。また接触子保持体41の他片部と双安定型
電磁石42のプランジャ46の一端部とが軸47により
連結される。48はバイアスばね、77は連結具であ
る。双安定型電磁石42は公知の構造であり、コイル枠
49に巻装されたコイル50と、コイル50の両側に配
置された内ヨーク51と、内ヨーク51の外側に設けら
れた永久磁石52と、永久磁石52の外側に設けられた
外ヨーク53と、外ヨーク53と内ヨーク51との間に
位置する接極子54を両端部に有してコイル枠49を貫
通したプランジャ46とを有する。プランジャ46は移
動方向の両端の位置に永久磁石52により保持され、コ
イル50にある方向に通電して励磁することによりプラ
ンジャ46を反対側の位置に移動することができる。プ
ランジャ46の移動により接触子保持体41が固定軸4
3の回りを回動し、これに伴って可動接触子40が開閉
動作する。そしてプランジャ46の移動方向の一端の位
置で図5ないし図7のようにリモート可動接点7がリモ
ート固定接点5に接触したオン状態となり、他端の位置
で第8図に示すようにリモート可動接点7がリモート固
定接点5から離れたオフ状態となる。またオン状態で接
触子保持体44に支持された可動接触子40が支点突出
部40aを中心に回動して接点圧付与ばね45により接
点圧が付与される。
【0023】56はケース9の第1の外部接続端子19
と反対側に設けられた負荷側となる第2の外部接続端
子、57は第2の外部接続端子56と可動接触子40の
リード線接触部40bとを接続する可撓リード線(図
1,図4参照)であり、その中間部は下側のアーク走行
板36bの端部にも接続されている。その結果、ブレー
カ可動接点6がブレーカ固定接点4,固定接点板1,リ
モート固定接点5,リモート可動接点7,可動接触子4
0,可撓リード線57を介して第2の外部接続端子56
に電気的に接続され、したがって第1の外部接続端子1
9と第2の外部接続端子56との間がブレーカ可動接点
6およびリモート可動接点7の開閉動作によって開閉さ
れることとなる。59はコイルリード線、76は電磁石
押さえばね、78はレシジュアルプレートである。
【0024】また、59はコイルリード線、60は信号
駆動機構部3の動作状態を表示する表示部材、61はそ
の固定軸、62は表示部材60と接触子保持体との連結
軸、66はケース9に形成されたのぞき窓である。他の
信号駆動機構部3は、ケース9′に装着される。このケ
ース9′は図2および図3のようにケース9に側設さ
れ、ケース9の側面開口を閉塞するカバー63とともに
かしめ鋲64により連結される。また固定接点板1の1
つのリモート固定接点5がケース9′内に位置し、ケー
ス9′のリモート可動接点7がリモート固定接点5に対
向する。なお、ケース9′には回路遮断器機構部2およ
び第1の外部接続端子19がない。
【0025】この分岐型回路遮断器は、第1の外部接続
端子19に電源線(図示せず)を接続し、第2の外部接
続端子56にそれぞれ負荷線(図示せず)を接続する。
ハンドル17をオン,オフに操作すると、全ての負荷が
オン,オフとなる。また信号駆動機構部3のコイル50
に信号を送信すると信号の送られた双安定型電磁石42
が動作することにより、その第2の外部接続端子56に
接続された負荷がオンまたはオフになる。すべての信号
駆動機構部3にそれぞれ信号を送信して動作させるとす
べての負荷がオンまたはオフとなる。一方、負荷の一つ
に過電流または短絡電流等の異常電流が流れると、回路
遮断器機構部2がトリップ動作し、全負荷が遮断され
る。
【0026】この実施例によれば、複数の負荷を個別に
信号により開閉することができるとともに、回路遮断器
機構部2の操作により複数の負荷を同時に開閉すること
ができる。この場合、固定接点板1を共通にしているた
め、回路遮断器機構部2と信号駆動機構部3の一体化が
可能になるとともに、設置スペースを小さくすることが
できる。また回路遮断器機構部2と複数の信号駆動機構
部3との間の配線が省略できるので配線作業が簡単にな
る。
【0027】また固定接点板1が、回路遮断器機構部2
と信号駆動機構部3との間に配設され、固定接点板1の
回路遮断器機構部2側の表面にブレーカ固定接点4を設
け、固定接点板1の前記表面と反対側の信号駆動機構部
3側の表面にリモート固定接点5を設けたため、まとま
りやすくなるので全体を小型にすることができる。また
ブレーカ可動接点6とリモート可動接点7同志を接触し
たものでは接点圧が不安定であったが、固定接点板1を
介在しブレーカ固定接点4およびリモート固定接点5を
設けることにより接点圧が安定する。
【0028】なお、ケース9′はカバー63と同構成の
カバー63′が付いているが、ケース9の側壁で兼用し
てカバーを省略してもよい。この発明の第2の実施例を
図9ないし図15に示す。すなわち、この分岐型回路遮
断器は、第1の実施例において、信号駆動機構部3、リ
モート固定接点5および第2の外部接続端子56が3個
の場合である。図9はその回路構成を示しており、80
はコイル50に信号を給電する操作端子である。図10
はその外観を示し、ケース9,9′,9″が並設されて
一体となっている。図11はその第2の外部接続端子5
6側の正面を示し、第2の外部接続端子56の下側すな
わち取付面側に操作端子80をそれぞれ並設している。
図12はケース9,9′,9″を分解した状態を示すも
ので、固定接点板1の一部が回路遮断器機構部2を有す
るケース9から延出している。図13は固定接点板1の
外観であり、第1の実施例と比較して固定接点板1から
延出したアーク走行板36b′を有すること、ブレーカ
固定接点4とリモート固定接点5が上下にずれて反対側
に配置されていることが相違している。図14はケース
9の内部構造を示しているが前記相違点以外はほとんど
第1の実施例と共通している。図15はケース9′(ケ
ース9″も同様)の内部構造を示し、回路遮断器機構部
2および第1の外部接続端子19および消弧装置36が
ない点がケース9と異なる。
【0029】この実施例も第1の実施例と同様の作用効
果を有する。なお、固定接点板1に設けるリモート固定
接点5の数は制限されないので、信号駆動機構部3をさ
らに増加することが可能である。すなわち、第2の実施
例と同様にケース9″に同構成のケースを側設しかしめ
鋲で一体にするとともに信号駆動機構部数のリモート固
定接点5を有する固定接点板1を設けることにより増設
が可能であり、かつ負荷に対応した各信号駆動機構部3
と回路遮断器機構部2の電流容量の相違にも対応するこ
とができる。
【0030】また、固定接点板1は片面にブレーカ固定
接点4を設け、他の片面にリモート固定接点5を設けた
が、同じ面にこれらを設けてもよい。この発明の第3の
実施例を図16ないし図19に示す。すなわち、この分
岐型回路遮断器は、複数のブレーカ固定接点4および1
つのリモート固定接点5を有する固定接点板1と、複数
のブレーカ固定接点4にそれぞれ対向する複数のブレー
カ可動接点6を有する複数の回路遮断器機構部2と、複
数のブレーカ可動接点6にそれぞれ電気的に接続される
複数の第1の外部接続端子19と、リモート固定接点5
に対向する1つのリモート可動接点7を有して信号によ
り開閉する信号駆動機構部3と、リモート可動接点7に
電気的に接続される第2の外部接続端子56とを備えて
いる。
【0031】この実施例は、複数の負荷を制御する分電
盤において、図16のように主幹回路遮断器81と負荷
数の分岐回路遮断器82を設置する場合に、さらに主幹
回路遮断器81と分岐回路遮断器82との間に信号で開
閉する電磁接触器83を設けるときに、分岐回路遮断器
82と電磁接触器83に適用することができる。図17
はこの実施例の回路構成であり、図18はケース9,
9′,9″を分解した状態でケース9から露出した固定
接点板1はたとえば図13の想像線を含んだものと同様
になる。ただし、ブレーカ固定接点4は1つであり、リ
モート可動接点5は複数である。ケース9の断面は図1
4と同様である。図19はケース9′(ケース9″も同
様)であり信号駆動機構部3,第2の外部接続端子56
および操作端子80がない状態である。
【0032】この実施例によれば、複数の回路遮断器機
構部2の操作により複数の負荷を個別に開閉することが
できるとともに、信号駆動機構部3に信号を送信するこ
とにより複数の負荷を同時に開閉することができる。そ
の他は、第1の実施例および第2の実施例と同様であ
る。なお、複数の回路遮断器機構部2の相互は公知の連
動手段でハンドル連動やトリップ連動をするようにして
もよい。
【0033】この発明の第4の実施例を図20ないし図
22に示す。すなわち、この分岐型回路遮断器は、複数
のブレーカ固定接点4および複数のリモート固定接点5
を有する固定接点板1と、複数のブレーカ固定接点4に
それぞれ対向する複数のブレーカ可動接点6を有する複
数の回路遮断器機構部2と、複数のブレーカ可動接点6
にそれぞれ電気的に接続される複数の第1の外部接続端
子19と、複数のリモート固定接点5にそれぞれ対向す
る複数のリモート可動接点7を有してそれぞれ信号によ
り開閉する複数の信号駆動機構部3と、複数のリモート
可動接点6に電気的にそれぞれ接続される複数の第2の
外部接続端子56とを備えている。
【0034】図20は分電盤に設置した状態での回路例
であり、複数の負荷A1,A2に複数の回路遮断器機構
部2の第1の外部接続端子19を接続し、複数の電源E
1,E2に複数の信号駆動機構部3の第2の外部接続端
子56を接続している。図21はその内部回路である。
図22はケース9,9′を分離した状態であり、各ケー
ス9,9′の内部は図14と同様であり、ケース9側か
ら固定接点板1が露出している。
【0035】この実施例によれば、回路遮断器機構部2
の操作により負荷A1,A2を個別に開閉でき、信号駆
動機構部3に信号を送信することにより複数の負荷A
1,A2を同時に開閉でき、さらに信号駆動機構部3に
信号を送信することにより複数の電源E1,E2を切り
換えることができ、いわゆる別の電源を複数の負荷A
1,A2に給電することが可能になる。その他は第1の
実施例および第2の実施例と同様である。
【0036】
【発明の効果】請求項1の分岐型回路遮断器によれば、
各信号駆動機構部に信号を送信することにより複数の負
荷を個別に開閉することができるとともに、回路遮断器
機構部の操作により複数の負荷を同時に開閉することが
できる。この場合、固定接点板を共通にしているため、
回路遮断器機構部と信号駆動機構部の一体化が可能にな
るとともに、設置スペースを小さくすることができる。
また回路遮断器機構部と信号駆動機構部との間の配線が
省略できるので配線作業が簡単になるという効果があ
る。
【0037】請求項2の分岐型回路遮断器によれば、複
数の回路遮断器機構部の操作により複数の負荷を個別に
開閉することができるとともに、信号駆動機構部に信号
を送信することにより複数の負荷を同時に開閉すること
ができるほか、請求項1と同効果がある。請求項3の分
岐型回路遮断器によれば、回路遮断器機構部および信号
駆動機構部により複数の負荷の個別開閉および同時開閉
ができるとともに、別の電源を複数の負荷に給電するこ
とが可能になるほか、請求項1と同効果がある。
【0038】請求項4の分岐型回路遮断器によれば、請
求項1,請求項2または請求項3において、前記固定接
点板を前記回路遮断器機構部と前記信号駆動機構部との
間に配設したため、全体を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のカバーを外した状態
の一部破断正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その分解斜視図である。
【図5】オン状態の断面図である。
【図6】回路遮断器機構部のオフ状態の断面図である。
【図7】トリップ状態の断面図である。
【図8】信号駆動機構部のオフ状態の断面図である。
【図9】第2の実施例の内部回路図である。
【図10】外観斜視図である。
【図11】操作端子側からみた側面図である。
【図12】ケースごとの分解斜視図である。
【図13】固定接点板の斜視図である。
【図14】ケースのオン状態の断面図である。
【図15】回路遮断器機構部のないケースの断面図であ
る。
【図16】第3の実施例を適用した盤内の結線図であ
る。
【図17】内部回路図である。
【図18】ケースごとの分解斜視図である。
【図19】信号駆動機構部のないケースの断面図であ
る。
【図20】第4の実施例を適用した盤内の結線図であ
る。
【図21】内部回路図である。
【図22】ケースごとの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 固定接点板 2 回路遮断器機構部 3 信号駆動機構部 4 ブレーカ固定接点 5 リモート固定接点 6 ブレーカ可動接点 7 リモート可動接点 19 第1の外部接続端子 56 第2の外部接続端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのブレーカ固定接点および複数のリ
    モート固定接点を有する固定接点板と、前記ブレーカ固
    定接点に対向する1つのブレーカ可動接点を有する回路
    遮断器機構部と、前記ブレーカ可動接点に電気的に接続
    される第1の外部接続端子と、前記複数のリモート固定
    接点にそれぞれ対向する複数のリモート可動接点を有し
    てそれぞれ信号により前記リモート可動接点を開閉する
    複数の信号駆動機構部と、複数の前記リモート可動接点
    にそれぞれ電気的に接続される複数の第2の外部接続端
    子とを備えた分岐型回路遮断器。
  2. 【請求項2】 複数のブレーカ固定接点および1つのリ
    モート固定接点を有する固定接点板と、前記複数のブレ
    ーカ固定接点にそれぞれ対向する複数のブレーカ可動接
    点を有する複数の回路遮断器機構部と、前記複数のブレ
    ーカ可動接点にそれぞれ電気的に接続される複数の第1
    の外部接続端子と、前記リモート固定接点に対向する1
    つのリモート可動接点を有して信号により開閉する信号
    駆動機構部と、前記リモート可動接点に電気的に接続さ
    れる第2の外部接続端子とを備えた分岐型回路遮断器。
  3. 【請求項3】 複数のブレーカ固定接点および複数のリ
    モート固定接点を有する固定接点板と、前記複数のブレ
    ーカ固定接点にそれぞれ対向する複数のブレーカ可動接
    点を有する複数の回路遮断器機構部と、前記複数のブレ
    ーカ可動接点にそれぞれ電気的に接続される複数の第1
    の外部接続端子と、前記複数のリモート固定接点にそれ
    ぞれ対向する複数のリモート可動接点を有してそれぞれ
    信号により開閉する複数の信号駆動機構部と、前記複数
    のリモート可動接点に電気的にそれぞれ接続される複数
    の第2の外部接続端子とを備えた分岐型回路遮断器。
  4. 【請求項4】 前記固定接点板は前記回路遮断器機構部
    と前記信号駆動機構部との間に配設され、前記固定接点
    板の前記回路遮断器機構部側の表面に前記ブレーカ固定
    接点を設け、前記固定接点板の前記表面と反対側の前記
    信号駆動機構部側の表面に前記リモート固定接点を設け
    た請求項1,請求項2または請求項3記載の分岐型回路
    遮断器。
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