JP2502140Y2 - 圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾板 - Google Patents

圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾板

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JP2502140Y2
JP2502140Y2 JP5451892U JP5451892U JP2502140Y2 JP 2502140 Y2 JP2502140 Y2 JP 2502140Y2 JP 5451892 U JP5451892 U JP 5451892U JP 5451892 U JP5451892 U JP 5451892U JP 2502140 Y2 JP2502140 Y2 JP 2502140Y2
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貢 牧之田
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株式会社栗田機械製作所
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧搾式フイルタプレス
における圧搾濾板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧搾膜を有するフイルタプレスに
おける圧搾濾板の濾過面に排水部材を敷き、排水部材上
から圧搾濾板を濾布で被い、この濾布と、隣接する濾過
板の濾布との間に形成された濾過室内に原液を供給して
濾過を行い、濾布で濾過された濾過液は排水部材を通し
て機外へ排出することは公知である。この場合、上記排
水部材は圧搾膜に跨って掛けるかまたは圧搾膜の周囲を
濾板基板の周囲に設けた溝内に差し込み、排水部材の周
囲とともに埋め込みパッキングで押え込んで該基板に固
定する。また排水部材は、圧搾膜の濾過面に貫通した原
液孔にフランジ状締付金具を用いて両側から締め付け
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、排水部材を圧
搾膜に固定する上記の方法は構造が複雑でありまた固定
作業に手数を要する。排水部材の交換作業において、圧
搾膜を破損しないよう注意を要する。また排水部材の周
辺と原液孔とが圧搾膜に固定されていると排水部材は圧
搾膜の膨張を押さえることになり、圧搾膜が無理に膨張
して圧搾膜または排水部材が破れることがある。
【0004】本考案は、上記従来における排水部材の取
り付け方の欠点を解消刷ることを目的とし、排水部材を
圧搾膜の原液孔に簡単に取り付けて濾過面に支持し濾過
圧搾作業を円滑に行うことができる圧搾式フイルタプレ
スにおける圧搾濾板を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる圧搾式フ
イルタプレスにおける圧搾濾板は、濾板基材と、濾板基
材の両側に配置され各濾過面を貫通する原液孔の周縁部
で互いに連結される一対の圧搾膜と、両側の圧搾膜上に
それぞれ配置され該圧搾膜とともに両側に掛ける濾布で
被われる網状又はシート状等の排水部材から成り、一対
の圧搾膜間に圧搾流体が給排される圧搾式フイルタプレ
スにおける圧搾濾板において、上記排水部材を介して圧
搾膜の原液孔周縁に一対の原液孔締付板が当てられ、一
対の原液孔締付板を両側から締め付けることにより一対
の圧搾膜の原液孔の周縁部が互いに気密に連結されると
ともに両側の排水部材の原液孔周縁部が圧搾膜と原液孔
締付板との間に挟まれ、さらに排水部材は原液孔締付板
に、一端を原液孔締付板に固定し他端を排水部材に掛け
止める連結部材によって連結され、圧搾膜と排水部材と
が両側に掛ける濾布で被われるように構成する。
【0006】また一対の原液孔締付板はその外周部の肉
厚が原液孔周囲の肉厚より薄肉にされ、この薄肉の外周
部の面と圧搾膜の原液孔周縁との間に排水部材の原液孔
周縁が挿入される間隙が形成され、該間隙に排水部材の
原液孔が挿入されて挟まれるとともに原液孔締付板の原
液孔周囲部の面は圧搾膜の原液孔周縁に当てて両側の上
記締付板を締め付けることにより圧搾膜の原液孔周縁が
気密に連結されるよう構成してもよい。
【0007】
【作用効果】濾過面を貫通する原液孔を備えた一対の圧
搾膜を濾板基材の両側にその額縁部を挟むようにして配
置し、圧搾膜の濾過面に網状又はシート状等の排水部材
を敷き、この排水部材を介して圧搾膜の原液孔周縁に一
対の原液孔締付板を当てて両側から締め付ける。排水部
材は圧搾膜の原液孔周縁と原液孔締付板との間に挟まれ
るとともに一対の圧搾膜の原液孔は気密に連結される。
また排水部材は原液孔締付板に、一端を原液孔締付板に
固定し他端を排水部材に掛け止める連結部材で連結する
ので、排水部材は原液孔まわりで濾過面の左右へ動かな
いように支持される。排水部材は原液孔にネジ等で締め
付ける必要がないので、圧搾膜を傷めることがなくまた
排水部材の取り付け取り外しも容易になる。排水部材は
圧搾膜の膨張を少しも押さえない。
【0008】また一対の原液孔締付板の外周部の肉厚を
原液孔周囲部の肉厚より薄肉にしてこの薄肉にした側と
圧搾膜との間に排水部材を挿入する間隙を形成し、この
間隙に排水部材を挿入して挟み付ける場合は、排水部材
の原液孔を原液孔締付板の原液孔周囲部にはめ込んで上
記間隙に挿入することができるので、間隙内で排水部材
を必要以上に締め付ける恐れがない。また圧搾膜は排水
部材を挟んでも傷つくことがなく長持ちする。
【0009】
【実施例】本考案を図を用いて説明刷る。図1及び図2
において符号1は角形の中空の濾板基材、2は濾板基材
1の中空部、3は一対の圧搾膜を示す。4は一対の圧搾
膜3の原液孔5間に挟んだ間隔板、6は圧搾膜3の平坦
な濾過面、7は排水部材としてのポリプロピレン製ネッ
ト、8は同ネット7の原液孔で圧搾膜3の原液孔5内に
入っている。9はネット7の外周辺で濾板基材1の額縁
から内側に傾斜する傾斜面上にある。排水部材の外周辺
9は圧搾膜3の平坦な濾過面内にあってもよい。10
は,両側の圧搾膜3の原液孔5間を気密に締め付けるた
めの締付板である。11は締付板10の原液孔である。
また上記ネット7の原液孔8周縁は締付板10と圧搾膜
3との間に挟む。濾板基材1の中央部は板又は網等の濾
過床にして、濾過床に原液孔を貫通してもよい。この場
合、両側の圧搾膜間の間隔板4はなくてもよい。
【0010】締付板10の外周部12には子ネジ14を
付け、この子ネジ14と上記ネット7の原液孔8周縁間
を連結用針金15で連結する。図示では、原液孔の片側
に3箇所ある各子ネジ14の皿状頭部でそれぞれ針金1
5の一端を締付板10に固定し、また各針金15の他端
をネット7の網目に通して掛けてある。針金15の他端
はネット7の材質や構造を考慮して、原液孔周縁から適
宜離れた位置に掛けてもよい。針金15の代わりに細い
ひも又は棒、小平板などを用いてもよい。また子ネジ1
4を用いないで針金15を直接締付板10に結んでもよ
い。
【0011】排水部材としてはポリプロピレン製ネット
7の他にポリ塩化ビニル製ネット又は薄手の多孔性シー
ト、金網などがある。また排水部材は一重又は二重以上
にして用いる。多孔性シートはその面を貫通する多数の
孔と縦溝又は横溝を有するものを用いてもよい。
【0012】16は、一対の濾布を示す。濾布16はネ
ット7と圧搾膜3とを被い、濾布16の原液孔17周縁
部は両側の締付板10の原液孔11周縁部をゆるく包
む。濾布16は、図示しない公知の濾布吊り装置で濾板
上方から吊る。
【0013】図3は、図2における原液孔部分の拡大図
である。また図4は、図3に示す原液孔部分の正面図で
ある。図3,4において、締付板10の外周部12の肉
厚は圧搾膜3に当てる側を切り欠いて薄肉にし、その切
り欠き側と圧搾膜3の原液孔周縁側との間に間隙13を
形成し、この間隙13内にネット7の原液孔周縁部を挿
入している。針金15はネット7を締付板10側に引き
締めている。
【0014】本考案の圧搾式フイルタプレスにおける圧
搾濾板は、その把手 (図略) を固定板 (図略) と濾板締
付装置 (図略) 間に掛け渡した側板 (図略) 上に載せて
移動自在に配列する。濾板締付装置により可動板 (図
略) を進出させて濾板の列を締め付け、固定板側又は可
動板側から濾板の原液孔を通して原液を各濾板の濾布間
に形成した濾過室内に供給して濾布で濾過し、濾液は排
水部材を通り圧搾膜の濾液孔18から濾板基材1の濾液
通孔19に出て、該濾液通孔19と重なる圧搾膜3の濾
液通孔20と濾布16の濾液通孔21とを通して機外へ
排出する。次いで各圧搾濾板の圧搾膜3間に圧搾流体を
供給し圧搾膜を膨張させて圧搾脱水を行い濾液は胴様に
排出する。濾過脱水後、可動板を後退駆動して圧搾濾板
を一枚ずつ又は圧搾濾板を連結具で順次連結して同時に
移動して濾板間を開放し, ケーク排出を行う。本考案の
圧搾濾板は圧搾膜を用いない普通濾板又は濾枠と交互に
並べて濾過圧搾を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における圧搾濾板の正面図である。
【図2】図1の中央縦断面図である。
【図3】図2の原液孔部分を拡大した断面図である。
【図4】図3における原液孔部分の正面図である。
【符号の説明】
1・・濾板基材,3・・一対の圧搾膜,5・・圧搾膜3
の原液孔,7・・排水ネット,8・・ネット7の原液
孔,10・・一対の原液孔締付板,11・・締付板10
の原液孔,12・・締付板10の外周部,13・・間
隙,14・・子ネジ15・・針金,16・・一対の濾
布,17・・濾布16の原液孔。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾板基材と、濾板基材の両側に配置され
    各濾過面を貫通する原液孔の周縁部で互いに連結される
    一対の圧搾膜と、両側の圧搾膜上にそれぞれ配置され該
    圧搾膜とともに両側に掛ける濾布で被われる網状又はシ
    ート状等の排水部材とから成り、一対の圧搾膜間に圧搾
    流体が給排される圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾
    板において、上記排水部材を介して圧搾膜の原液孔周縁
    に一対の原液孔締付板が当てられ、一対の原液孔締付板
    を両側から締め付けることにより一対の圧搾膜の原液孔
    の周縁部が互いに気密に連結されるとともに両側の排水
    部材の原液孔周縁部が圧搾膜と原液孔締付板との間に挟
    まれ、さらに上記排水部材は原液孔締付板に、一端を原
    液孔締付板に固定し他端を排水部材に掛け止める連結部
    材によって連結され、圧搾膜と排水部材とが両側に掛け
    る濾布で被われるように構成されたことを特徴とする圧
    搾式フイルタプレスにおける圧搾濾板。
  2. 【請求項2】 一対の原液孔締付板の外周部の肉厚が原
    液孔周囲部の肉厚より薄肉にされ、この薄肉の外周部の
    面と圧搾膜の原液孔周縁との間に排水部材の原液孔周縁
    が挿入される間隙が形成され、該間隙内に上記排水部材
    の原液孔周縁が挿入されて挟まれるとともに原液孔締付
    板の原液孔周囲部の面は圧搾膜の原液孔周縁に当てて両
    側の上記締付板を締め付けることにより圧搾膜の原液孔
    周縁が気密に連結されることを特徴とする請求項1に記
    載の圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾板。
JP5451892U 1992-07-10 1992-07-10 圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾板 Expired - Lifetime JP2502140Y2 (ja)

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