JP2502131B2 - 写真焼付露光量の決定方法 - Google Patents

写真焼付露光量の決定方法

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JP2502131B2 JP24139188A JP24139188A JP2502131B2 JP 2502131 B2 JP2502131 B2 JP 2502131B2 JP 24139188 A JP24139188 A JP 24139188A JP 24139188 A JP24139188 A JP 24139188A JP 2502131 B2 JP2502131 B2 JP 2502131B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付露光量の決定方法に係り、特に基準
フイルム種の焼付露光条件に基づいて基準フイルム種と
特性が異なるフイルム種の適正な焼付露光条件を自動的
に決定することができる写真焼付露光量の決定方法に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
カラーネガは画面全体としてB(青)、G(緑)、R
(赤)3色光を透過させるが、これらの3色成分の透過
割合は一般的に略等しいか、一定の割合であることが経
験則上知られている。このため、自動プリンタでは次の
式に基づいて焼付光量(露光量)を決定している。
logFj=Kj+Dj …(1) だたし、logFは焼付光量の対数、Kは定数、Dは測光
系で測定したネガの積算透過濃度(LATD)、jはB、
G、Rのいずれの色光である。
しかしながら、上記(1)式に基づいて自動プリンタ
で焼付光量を制御すると、グレーの被写体を撮影した露
光不足ネガからのプリントは適正ネガからのプリントに
比較して全体的に濃度が高く、露光過渡ネガからのプリ
ントが濃度が低くなる。このため、スロープコントロー
ル回路を設けて(1)式のDjを補正して露光量を決定す
るようにしている。一方、上記のようにスロープコント
ロール回路を設けた自動プリンタにおいても、著しく経
時変化したネガ、デイライトと著しく異った光源(蛍光
ランプ、タングステンランプ等)で撮影したネガ(異種
光源ネガ)、カラーフエリアのあるネガ等では、カラー
バランスの不正な不良プリントが生じ易い。このため、
(1)式のDiを補正(カラーコレクシヨン)して露光量
を決定するようにしている。このとき、標準補正(ノー
マルコレクシヨン)に対して過大な補正をハイコレクシ
ヨン、過小な補正をロワードコレクシヨンという。
しかしながら、近年、高感度のフイルムが多数開発さ
れてフイルムの種類は非常に多くなり、数十種類にもな
っている。ところが、各フイルムの焼付条件は必ずしも
一致しておらず、しかも各フイルムに対して自動プリン
タの条件を設定する条件設定用のフイルムは極く限られ
たものしかない。通常、この条件設定用のフイルムは、
グレーの被写体を撮影したネガに相当する部分の周囲に
灰色に近い黄緑色の被写体を撮影したネガに相当する部
分を配置したネガで、基準フイルム種に対して適正露
光、アンダ露光、オーバ露光の3種類が用意されてい
る。従って、このような条件設定用フイルムのない各種
フイルムに対する露光条件の設定は非常に困難で長い経
験と多くの時間を要している。また、高い品質を維持し
てゆくためには各フイルム種の露光条件の管理は不可欠
であるが、フイルムの種類が多いと管理するのが困難で
ある。このため、1つの基準焼付露光条件から各種フイ
ルムの適正な焼付露光条件を自動的に決定するようにす
ることが提案されている。
経時変化したフイルムや異なる特性のフイルム(特性
曲線の形状が異なるフイルム)に対しては、ハイコレク
シヨンで露光量を制御して焼付ければ適正なプリントが
得られ易いことが知られているが、その焼付画質は充分
なものではない。
また、フイルム画面を多数個に分割して測光し、各測
光データを分析して選択した測光データを用いて基準焼
付露光条件を補正して焼付すべきフイルム画像の露光条
件を決定する技術が知られている(特開昭51-94927号公
報、特開昭52-20024号公報、特開昭59-220761号公報、
特開昭61-198144号公報等)。この従来技術によれば、
自動プリンタの測光系の測光部分光感度分布が焼付感材
の分光感度分布に非常に高い精度で一致している場合、
基準フイルム種の焼付露光条件に基づいて特性の異なる
複数種のフイルムの焼付が可能となる。
ところで、上記のように測光系の分光感度分布と露光
系の分光感度分布とが一致している場合には、フイルム
特性曲線のR、G、Bの三本の曲線が直線である場合の
み、基準フイルム種の焼付露光条件により各フイルム種
を適正に焼付露光することが可能である。このため、上
記の方法では特性曲線の非直線部分に対応する露光域で
は良好な焼付画像が得られない、という問題がある。こ
の非直線部分に関して特開昭49-29641号公報にはフイル
ム特性曲線の上、下端における非直線部分を近似的に直
線に補正する電気回路が提案されている。しかし、この
場合、非直線部分を直線に補正しているため、上記と同
様に非直線部分の露光域で良好な焼付画像が得られな
い。
上記の非直線部分で良好な焼付画像が得られない原因
を第14図を参照して更に説明する。基準フイルム種の3
色の特性曲線が、第14図のG、Rの特性曲線と略等しい
ものとすると、基準フイルム種のオーバ露光部の階調は
直線部分の階調に対して軟調になっているため、小さい
スロープコントロール値が設定されている。このため、
上記のような小さいスロープコントロール値を用いて焼
付処理すると、焼付するべきフイルムのBの特性に対し
てスロープコントロール値が小さすぎるため、印画紙の
青感層への露光量が減少してイエロ色材の発色が少なく
なり、仕上りプリントは青味がかった色になりやすくな
り、良好な焼付画像が得られない。
なお、上記ではオーバ露光部について説明したがアン
ダ露光部についてもBの特性曲線は基準フイルム種の特
性曲線からずれているため、同様に良好な焼付画像が得
られない。すなわち、基準フイルム種のR、G、B3色の
濃度バランスに対して焼付けるべきフイルムの3色の濃
度バランスが相違していると濃度バランスが相違してい
る色と補色関係にある色が過不足となって良好な焼付画
像が得られなくなる。
さらに基準フイルムに対し階調の硬いフイルムや、マ
スク濃度の高いフイルムでは、オーバ露光部においても
基準フイルムよりも高い濃度をもつ。従って露光時間も
長く、そのため印画紙の相反則不軌の決定影響を大きく
受ける。通常基準フイルムの露光条件決定においてオー
バのスロープコントロール機能により、相反則不軌は補
正されている。しかしオーバ露光部で基準フイルムより
高い濃度をもつ場合、スロープコントロール機能で印画
紙の相反則不軌を十分補正できない。そのため、オーバ
露光部で基準フイルムより高い濃度を有する色のプリン
ト濃度に不足が生じ、良好な焼付画像が得られない。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、基
準フイルム種の濃度バランスと異なる濃度バランスの相
違を有するフイルム種に対して濃度バランスの相違を補
正すると共に、フイルムの高濃度部の焼付けに際し、印
画紙の相反則不軌の影響を補正することによって良好な
焼付画像が得られるようにした写真焼付露光量の決定方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、焼付けるべきフ
イルムのフイルム画像の全面または一部を多数個に分割
して測光することにより測光データを求めると共に、基
準フイルム種の焼付露光条件と特定の色領域内に属する
測光データに基づいて求めた3色の画像濃度値とにより
焼付露光量を決定する写真焼付露光量の決定方法におい
て、基準フイルム種の3色の濃度バランスに対する前記
焼付けるべきフイルムの3色の濃度バランスの相違に基
づいて、選択した少なくとも1色について前記基準フイ
ルム種の焼付露光条件を修正して露光量を決定すること
を特徴とする。
上記露光量を決定するにあたっては、前記特定の色領
域内に属する測光データから求めた3色の画像濃度値の
うちの1色の画像濃度値と予め定めた設定濃度値とを含
む関数式によって、焼付けるべきフイルムの高濃度部ま
たは低濃度部における濃度バランスの相違を修正するカ
ラー補正値を少なくとも1色について求め、前記基準フ
イルム種の焼付露光条件を修正して露光量を決定するこ
とができる。このカラー補正値は、焼付けるべきフイル
ムの中濃度部から高濃度部または中濃度部から低濃度部
に向かって増大させると効果的である。
このカラー補正値Ajは以下の式に基づいて求めること
ができる。
Aj=k1j(Dj−Daj)/ (Dbj−Daj)+k2j …(2) ただし、jはR、G、Bのいずれか1色を表し、Djは
前記特定の色領域内に属する測光データから求めたjの
画像濃度値、Daj、Dbjは大小関係がDbj>Dajの予め定め
たjの設定濃度値、k1j、k2jは0を含むカラー補正値Aj
の大きさを決定するjの係数である。
また、このカラー補正値AjをDj/Dajを含む式によって
定めることもできる。
更に、前記基準フイルム種の特定濃度域における3色
の階調度の逆数を前記3色の画像濃度値または該画像濃
度値に対応した値に乗算して露光量を決定することがで
きる。
基準フイルム種の3色の濃度バランスと焼付けるべき
フイルムの3色の濃度バランスは、それぞれのフイルム
の3色の階調から決定することができる。
〔作用〕
本発明では、焼付けるべきフイルムのフイルム画像の
全面または一部を多数個に分割して測光することにより
測光データを求める。焼付けるべきフイルムの焼付露光
量は、基準フイルム種の焼付露光条件と特定の色領域に
属する測光データに基づいて求めた3色の画像濃度値と
により決定される。この特定の色領域としては、中性色
を含む低彩度色領域を採用することができる。また、3
色の画像濃度値は、この特定の色領域に属する測光デー
タのみを使用して求めることができるが、特定の色領域
以外の測光データをこの特定の色領域の測光データから
求めた代表値(3色の平均値等)等に変換して用いるよ
うにしてもよい。
焼付けるべきフイルムの3色の濃度バランスが基準フ
イルム種の3色の濃度バランスと相違しているときに
は、濃度バランスの相違に基づいて選択した少なくとも
1色(例えば、相違が最も大きい色)について、基準フ
イルム種の焼付露光条件を修正することにより露光量が
求められる。
露光条件を修正するには、色領域内に属する測光デー
タから求めた上記1色の画像濃度値と予め定めた設定濃
度値とを含む関係式によって求めたカラー補正値を用い
ることにより修正することができる。カラー補正値は焼
付けるべきフイルムの中濃度部(ノーマル濃度部)から
高濃度部または低濃度部に向って増大させるのが効果的
である。通常、濃度バランスの相違は特性曲線の中濃度
部から高濃度部または低濃度部に向って大きくなるた
め、上記のように濃度に応じてカラー補正値を増大させ
ることにより、特性曲線の直線部分での補正効果を少な
くして濃度バランスが相違している濃度域全域の濃度バ
ランスの相違を不連続な色変化なく補正することができ
る。また、例え直線部であっても高濃度部程受ける印画
紙の相反則不軌の影響をフイルム濃度に応じてカラー補
正値を増大させることにより補正することができる。
画像濃度値と設定濃度値との差を用いた関係式による
カラー補正値Ajは次のようになる。
Aj=k1j(Dj−Daj)/ (Dbj−Daj)+k2j …(2) ただし、jはR、G、Bのいずれか1色を表し、Djは
前記特定の色領域内に属する測光データから求めたjの
画像濃度値、Daj、Dbjは大小関係がDbj>Dajの予め定め
たjの設定濃度値、k1j、k2jは0を含むカラー補正値Aj
の大きさを決定するjの係数である。例えば、0≦k1j
≦2.0、0≦k2j≦2.0または0≦k1j≦200、0≦k2j≦20
0等の値である。
設定濃度値Dbjは基準フイルム種の条件設定用フイル
ムのオーバ露光画像の濃度値、設定濃度値Dajは基準フ
イルム種の条件設定用フイルムのノーマル露光画像の濃
度値を使用することが可能である。上記のように、1色
の画像濃度値と予め定めた設定濃度値との差Dj−Dajの
他、比Dj/Dajを用いかつ設定濃度値Dajをノーマル濃度
値としてカラー補正値Ajを定めることができる。
一方、基準フイルム種または基準フイルム種に類似し
た特性を有するフイルムを焼付ける場合には、上記のカ
ラー補正値による補正効果を零または非常に小さくする
ために、基準フイルム種の特定濃度域(例えば、中濃度
域)における3色の階調度の逆数を3色の画像濃度値ま
たは濃度に対応した値に乗算する。これにより、基準フ
イルム種または基準フイルム種に類似した特性を有する
フイルム種を焼付ける場合には、特定の色領域の測光デ
ータから求めた画像濃度値の上記変換により色の片寄り
が零または非常に小さくなり、カラー補正値の影響をわ
ずかしか受けないようになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、基準フイルム種
の3色の濃度バランスに対する焼付けるべきフイルムの
3色の濃度バランスの相違を補正しているため、焼付け
るべきフイルムの1色の特性曲線が基準フイルムの特性
曲線に対し高濃度側で相対的に高くなっている場合(階
調が硬調の場合)、印画紙の相反則不軌の影響を補正し
てこの1色の露光量が他の2色の露光量より増加されて
カラーバランスが一致するようにコントロールされ、逆
に1色の特性曲線が基準フイルムの特性曲線に対して相
対的に低くなっている場合(階調が軟調の場合)、フイ
ルムの特性曲線の非線形性による影響を補正してこの1
色の露光量が他の2色の露光量より減少されてカラーバ
ランスが一致するようにコントロールされ、良好なカラ
ーバランスを得ることができる、という効果が得られ
る。
また、画像濃度値と予め定めた設定濃度値との差また
は比の関数式によってカラー補正値を定め高濃度になる
に従ってカラー補正値による補正効果が大きくなるよう
にすれば、補正を必要としないフイルムの特性曲線の直
線部での補正効果を小さくすると共に高濃度の非直線部
での補正効果を大きくし、更に急激な色変化を防止する
ことができる、という効果が得られる。また基準フイル
ムの高濃度部より高い濃度におけるスロープコントロー
ルで補正できない印画紙の相反則不軌の影響を急激な色
変化なく補正する、という効果も得られる。
そして、画像濃度値等に基準フイルム種の階調値の逆
数を乗算することにより、基準フイルム種において特性
曲線の非線形性に対して低濃度から高濃度に至る濃度バ
ランスを基準としてカラー補正値による補正効果を除く
か、または極小さくし、スロープコントロール値を最適
化することで色および濃度を適正に設定して基準露光条
件とすることができる、という効果が得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明が適用可能な加色式自動カ
ラー写真焼付装置について説明する。第1図に示すよう
に、ネガキヤリアに装填されて焼付部に搬送されたネガ
フイルム20の下方には、ミラーボツクス18及びハロゲン
ランプを備えたランプハウス10が順に配列されている。
ミラーボツクス18とランプハウス10との間には、モータ
16によって回転される回転デイスク14及び赤外カツトフ
イルタ12が挿入されている。
上記回転デイスク14は、第2図に示すようにその円周
近傍にGフイルタ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19か
ら成る色分解フイルタを備えている。これらのGフイル
タ15、Bフイルタ17及びRフイルタ19は、第3図に示す
ように、誘電体多層膜25がコーテイングされた白色ガラ
ス23とR、G、Bのいずれか1色の色ガラス21とを平行
に配列して構成されている。第4図は、色ガラスフイル
タ(保谷硝子社製、R-64フイルタ)21と誘電体多層膜25
とでRの短波長を形成し、熱的に安定した赤外カツトフ
イルタ12でRの長波長を形成している様子を示したもの
である。
ネガフイルム20の上方には、レンズ22、ブラツクシヤ
ツタ24及びカラーペーパ26が順に配列されており、ラン
プハウス10から照射されて赤外カツトフイルタ12、回転
デイスク14上のフイルタ、ミラーボツクス18及びネガフ
イルム20を透過した光線はレンズ22によってカラーペー
パ26上に結像するように構成されている。
上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつ
ネガフイルム20の画像濃度を測光可能な位置に二次元イ
メージセンサ28が配置されている。この二次元イメージ
センサ28は、CCDやMOS等の蓄積型光電変換素子と、この
光電変換素子にネガフイルム20の像を結像させる光学系
と、光電変換素子出力を処理して画像情報として出力す
る信号処理回路とを備えている。このイメージセンサ28
の光電変換素子はネガ像を多数の画素に面分割してR、
G、B3原色を測光し、信号処理回路は、光電変換素子出
力をデジタル信号に変換した後その逆数を対数変換して
濃度信号として出力する。
なお、赤外カツトフイルタ12の特性は第5図(3)の
一点鎖線に示すようになり、回転デイスク用三色光分解
フイルタの相対分光透過率は第5図(3)の実線に示す
ようになる。また2次元イメージセンサ28の相対分光感
度分布は第5図(2)の実線に示すようになり、加色法
における2次元イメージセンサ28の分光感度分布は第5
図(2)の破線に示すようになる。そして、カラーペー
パの相対分光感度分布は第5図(1)の実線に示すよう
になり、加色法におけるカラーペーパの分光感度分布は
第5図(1)の破線に示すようになる。
上記二次元イメージセンサ28は、第1図に示されるよ
うに、二次元イメージセンサ28から出力されたR、G、
Bの各濃度信号(測光データ)を記憶する測光値メモリ
30に接続されている。測光値メモリ30は、フイルム別濃
度蓄積メモリ32及び測光値選択手段38に接続されてい
る。フイルム別濃度蓄積メモリ32にはフイルム分類手段
34が接続され、またフイルム別濃度蓄積メモリ32はフイ
ルム特性決定手段36を介して測光値選択手段38に接続さ
れている。測光値選択手段38は露光コントロール値演算
手段40を介して露光量決定手段44に接続されている。そ
して、露光量決定手段44には、プリント条件メモリ48を
介してプリント条件入力手段46が接続されている。露光
量決定手段44はモータ16を制御して回転デイスク14を回
転させることにより露光量を制御する。
以下第1図の上記各ブロツクについて各々説明しなが
ら本実施例の作用を説明する。
フイルム分類手段34は、一連のフイルムを識別し、他
のフイルムと分類する手段である。メーカー、色材、γ
値、ベース濃度、感光度及び特性曲線の形状等のいくつ
かが共通なネガフイルムは同一フイルム種としてフイル
ムをフイルム毎に分類する。このフイルム分類手段34で
は、ネガフイルムの側端に予め露光されているDXコード
を読み取るDXコード読取装置を用いることができる。こ
のDXコードは、フイルム製造メーカー名、フイルムフア
ミリー等のフイルム種を示す情報をバーコードで表示し
たものであるため、DXコード読取装置を用いることによ
りフイルム種を検出することができ、これによって焼付
けるべきフイルムを特性が同一または類似のフイルム種
毎(フイルムタイプ毎)に分類することができる。ま
た、ネガフイルムの特徴的な波長に対する透過濃度のピ
ーク値を検出することによってフイルムに使用されてい
る色材の特徴を読み取る装置等を用いてフイルムをタイ
プ別に分類することもできる。また、フイルム分類手段
34をキーボードで構成し、操作者の判断によってフイル
ム種を分類し手動で入力するようにしてもよい。さらに
また1本のフイルムの最初と最後を検出して、一連のフ
イルムであることを検出するのみの手段であってもよ
い。
プリント条件入力手段46及びプリント条件メモリ48
は、基準フイルム種、例えば、スーパーHR100(富士写
真フイルム社製、商品名)のR、G、Bのプリント条件
(焼付露光条件)を入力して記憶するものである。この
プリント条件としては、露光量、露光時間、フイルタ
量、光源輝度、光源電圧、スロープコントロール値のう
ちの少なくとも一つを使用することができる。なお、こ
の焼付露光条件を設定するにあたっては、条件設定用フ
イルムを用いて行われる。
フイルム別濃度蓄積メモリ32は、フイルム分類手段34
によって分類されたフイルムタイプ毎に測光値メモリ30
の出力を蓄積して記憶するもので、例えば特開昭61-267
749号公報に記載された技術を使用することができる。
即ち、測光点毎、画面の部分毎または全画面の濃度を積
算して平均値を求めることにより平均的ネガの濃度を求
めて記憶する。別の方法として一連のフイルムについて
のみ、測光値メモリ30の出力を累積し記憶するようにし
てもよい。
フイルム特性決定手段36は、フイルム別濃度蓄積メモ
リ32に記憶されているR、G、Bの濃度に応じてフイル
ムの特性を決定するものである。以下ではフイルムの特
性としてフイルム特性曲線の勾配(γ値)を用いる例に
ついて説明する。まず、基準値(例えば、G濃度または
R、G、Bの平均濃度(R+G+B)/3等)に対するフ
イルム別濃度蓄積メモリ32に記憶されている各R、G、
B濃度の比を求めることによってフイルムの特性曲線を
R、G、B毎に求める。第6図(1)はG濃度に対する
R濃度の特性曲線を示すものであり、第6図(2)は
(R+G+B)/3濃度に対するR濃度の特性曲線を示す
ものである。
そして、これらの特性曲線からフイルムの特性を決定
するには、例えば、第7図(1)に示すように露光アン
ダー部分の勾配γ、露光オーバー部分の勾配γを用
いることができる。また、第7図(2)に示すように勾
配の平均値(γ1+γ2+γ3)/3や第7図(3)に示
す勾配γ1、γ2を用いることもできる。なお上記では
フイルム別濃度蓄積メモリ32とフイルム特性決定手段36
を用いて自動的にフイルム特性を求める方法について説
明したが、両手段を省略して予めフイルム特性をメモリ
(フイルム特性メモリ手段)しておきフイルム分類手段
によりフイルム特性メモリ手段から読み出し測光値選択
手段38に入力してもよい。
測光値選択手段38は、フイルム特性に応じて露光コン
トロール用濃度値演算に用いる測光値を選択するもの
で、フイルム特性決定手段36で決定されたフイルム特性
に応じて、RとGとの差R′−G′、GとBとの差G′
−B′を軸とする色座標上に想定された特定色領域、例
えば中性色(グレー)と肌色を含む色領域に属する測光
値を測光値メモリから選択する。以下特定色領域に対応
するデータを取り出す方法について説明する。まず、平
均的ネガフイルムの3色の濃度R0、G0、B0、3色の平均
濃度D0=(R0+G0+B0)/3を用いて第8図に示す曲線を
R0、G0、B0各々について作成する。また、特定色領域に
近い領域のデータを取り出すために、上記直線に対して
オフセツト量d11、d12、d21、d22、d31、d32を露光アン
ダー、ノーマル露光、露光オーバーの各々について定
め、第8図の破線で示した領域を定める。そして、測光
値R、G、Bの平均値D=(R+G+B)/3を求め、平
均値Dに対する測光値Rが第8図の破線で示した領域内
に含まれているか否かを判断する。同様に測光値G、B
についても第8図の破線で示した領域内の領域に含まれ
ているか否かを判断する。測光値R、G、Bの3色全て
が、平均的ネガフイルムの濃度R0、G0、B0に関して第8
図のように定められた領域に含まれている場合のみその
測光値を選択して露光コントロール用濃度値演算用に用
いる。なお、測光値R、G、Bのうち上記領域に含まれ
ていない測光値は露光コントロール用濃度値演算には用
いないか、または測光値R、G、Bの平均値、第8図の
破線で示す領域内に属する測光値の平均値等に換算して
3色の露光コントロール用濃度値に共通に用いる。ま
た、上記のオフセツト量d11〜d32はフイルム種または勾
配R0/D0、G0/D0、B0/D0によって変更するのが好まし
い。
また、測定値の選択は次のように行ってもよい。すな
わち平均的ネガフイルム濃度R0、G0、B0について第8図
で説明した特性曲線を第9図のように定め、この特性曲
線を用いて測光値R、G、Bについて特開昭60-27352号
公報に示されているような方法でD0に変換してR′、
G′、B′を求める。この変換により平均的ネガフイル
ムと同じカラーバランスを持つ測光値は等しいR′、
G′、B′の濃度に変換される。そしてこのR′、
G′、B′を色度図上で露光コントロール用濃度値演算
に用いるか否かを判断する。なお、露光コントロール用
濃度値演算に用いる測光値を選択するにあたっては、特
開昭61-198144号公報、特開昭61-223731号公報に記載さ
れている測光値の選択的重み付けを行ってもよい。
露光コントロール値演算手段40は、測光値選択手段38
で選択された測光値を用いて露光コントロール用濃度値
を演算するもので、特開昭61-198144号公報、特開昭61-
223731号公報、特開昭61-232442号公報に示されてるよ
うな方法で、測光値を分類しそれに基づいて求めた濃度
値から露光コントロール用濃度値を演算する。即ち、測
光値選択手段38では、第10図に示すように、ステツプ10
0において特定色領域に対応する点を原点とすることに
より画素毎の濃度値の正規化を行う。次のステツプ102
において正規化された濃度値R′、G′、B′を用いて
R′−G′、G′−B′を演算する。次のステツプ104
において色座標テーブルより第11図に示すような色領域
を各測定点(各画素)について決定する。そして、中性
色または肌色を含む色座標上の閉じた領域の色、または
中性色および肌色を含む色座標上の閉じた領域の色(例
えば、第11図の0(中性色)、1、3(肌色)の領域)
の領域に属する測定点を選択する(以上は測定値選択手
段で行われる)。そして、露光コントロール値演算手段
40では、選択された測定点の正規化前の濃度値を加算
し、R、G、Bそれぞれの平均値を求め、この平均値を
露光コントロール用濃度値とする。この露光コントロー
ル用濃度値はカラーフエリアを発生させる濃度値を含ん
でいないことによってカラー補正の程度を低下させるこ
となく露光量の決定に用いることができる。
露光量決定手段44は、プリント条件メモリ48に記憶さ
れている基準フイルム種のプリント条件と露光コントロ
ール値演算手段40で演算された露光コントロール用濃度
値とを用いて焼付けるべきフイルムの露光量を決定する
もので、例えば以下の(9)式に従って露光量を演算す
る。
露光量の演算式について説明する。基準フイルム種の
R、G、B各3色の焼付条件設定用のノーマル濃度(基
準フイルム種の焼付露光条件に相当する)を各々RN、G
N、BN、焼付けすべきネガのR、G、B各3色の露光コ
ントロール用濃度値を各々DR、DG、DBとすると、R、
G、B各3色の露光量er、eg、ebは次のように表され
る。
ここで、dR=DR−RN、dG=DG−GN、dB=DB−BNであ
り、X11〜X33は以下の式で表される係数である。
ただし、SC、SM、SYは各々R、G、Bに対するスロー
プコントロール値であり、dR>0、dG>0、dB>0のと
きSC=SCO、SM=SMO、SY=SYO(ただし、Oはオーバス
ロープを表す)、dR<0、dG<0、dB<0のときSC=SC
U、SM=SMU、SY=SYU(ただし、Uはアンダスロープを
表す)である。また、AR、AG、AB(一般式としてAjで表
す)は各々R、G、Bのカラー補正値(カラーコレクシ
ヨン)である。
次に、上記(3)式を展開して(4)式を代入し、
(dR+dG+dB)/3=dWとして上記(3)式を変形すると
次の(5)式が得られる。
ここで、Aj=1.0のときノーマルコレクシヨン、Aj>
1.0のときハイコレクシヨン,Aj<1.0のときロワードコ
レクシヨンを意味し、本実施例ではこのカラーコレクシ
ヨンAj(AR、AG、AB)を次の式に示すように定める。
ただし、0≦K11、K12、K13≦2.0、 0≦K21、K22、K23≦2.0 でDR<RNのときAR=K21、DG<GNのときAG=K22、DB<BN
のときAB=K23であり、RO、GO、BOは基準フイルムの条
件設定用オーバ濃度値である。K11=0.5、K21=1.0とす
るととき、ARはDRがノーマル濃度RNで1.0、DRがオーバ
濃度ROで1.5となる。なお上式でRN、GN、BN、RO、GO、B
Oは別の濃度値を用いることができるのは当然である。
上記(6)式は中濃度から高濃度になるに従ってカラ
ーコレクシヨンAjの値を大きくするために1色の画像濃
度値と予め定めた設定濃度値とを含む関係式により求め
る一方法であり、この(6)式に限定されるものではな
い。他の方法として、例えば画像濃度値に対するカラー
コレクシヨンAjの値を対応させたテーブル値に基づいて
もよい。また、 AR=K11(DR−DN) AG=K12(DG−DN) AB=K13(DB−DN) などの他の関係式を用いることもできる。これらの関係
式を用いることにより高濃度の非線形露光域や印画紙の
相反則不軌に対して大きく影響して基準フイルム種の焼
付露光条件を補正する。
更に、本実施例では基準フイルム種の濃度バランスを
基準にするためにガンマバランス補正値Pjを用いる。こ
の補正値Pjとしては、基準フイルム種のγ値の逆数に対
応する値を用いればよく、第15図に示すように、ノーマ
ル濃度を基準としたオーバ濃度のR、G、B3色の平均値
dWOを dWO={(RO−RN)+(GO−GN)+(BO−BN)}/3 …
(7) とすると、Pj(PR、PG、PB)は、 となる。これにより3色の傾きの差(即ち濃度バラン
ス)は補正される。
従って、露光量er、eg、ebは次の(9)式に示すよう
になる。
そして、上記(9)式の露光量er、eg、ebに対して自
動プリンタ固有のパラメータや複写感材のパラメータ等
を定めて露光制御値Er、Eg、Ebを決定することができ
る。
また、上記RO、GO、BOに対してRU、GU、BUを適用する
ことによって低濃度部に対しても同様に適用することが
できる。
上記(9)式により焼付けるべきフイルムの露光量を
決定するとき、基準フイルム種ではAjの影響はないか非
常に少なく、焼付けるべきフイルムでは基準フイルムと
の3色の濃度バランスとの差によってAjの影響が得られ
る。Ajは(9)式に限定されることなく、直接基準フイ
ルム種と焼付けるべきフイルムの濃度バランスの差また
は比をとり、Ajを乗じるようにしてもよい。また別の方
法として基準フイルム種のカラーバランスと焼付けるべ
きフイルムのカラーバランスとの差または比に対し、Aj
が働くようにしてもよい。上記基準フイルム種の3色の
濃度バランスと焼付けるべきフイルムの濃度バランスと
は、それぞれのフイルムの3色の階調から決定すること
ができる。
そして、露光量決定手段44は、上記のようにして求め
た露光制御値Er、Eg、Ebに基づいてモータ16を制御する
ことにより焼付露光量を制御する。
なお、本発明はこの実施例によって限定されるもので
はなく、種々の異なる装置や構成に対しても適用できる
ものである。例えば、次に示す白色減色式プリンタや走
査型カラー複写装置、その他のカラー画像作成装置等に
も利用できるものである。
次に本発明が適用可能な白光減色式の自動カラー写真
焼付装置について説明する。なお、第12図において第1
図と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。なお、露光量決定部50は、第1図と同様である。こ
の白光減色式自動カラー写真焼付装置においては、ラン
プハウス10とミラーボツクス18との間に調光フイルタ60
と色光規制フイルタ62とが配置されている。調光フイル
タ60は、周知のようにY(イエロ)フイルタ、M(マゼ
ンタ)フイルタ及びC(シアン)フイルタの3つのフイ
ルタで構成されており、露光量決定部50で制御されてい
ることによって露光量が制御される。また色光規制フイ
ルタ62は、B光長波とG光短波とを規制するBG規制フイ
ルタaと、G光長波とR光短波とを規制するGR規制フイ
ルタbと、紫外カツトフイルタcと、赤外カツトフイル
タdとの4つのフイルタで構成されている。この色光規
制フイルタ62においては、紫外カツトフイルタcとBG規
制フイルタaとの組合せによりB光を形成し、BG規制フ
イルタaとGR規制フイルタbとの組合せによりG光を形
成し、赤外カツトフイルタdとGR規制フイルタbとの組
合せによりR光を形成する。上記色光規制フイルタ62の
透過特性は第13図(3)に示すようになる。
また、2次元イメージセンサ28には次のフイルタが取
付けられる。即ち、BG規制フイルタaの吸収帯において
透過率長波端を有するBフイルタ、BG規制フイルタaの
吸収帯において透過率短波端を有しかつGR規制フイルタ
bの吸収帯において透過率長波端を有するGフイルタ、
GR規制フイルタbの吸収帯において透過率短波端を有す
るRフイルタが用いられる。このR、G、Bフイルタの
透過率特性は第13図(2)の実線に示すようになり、上
記色光規制フイルタ62と組合せた場合の透過率分布は第
13図(2)の破線で示すようになる。このR、G、Bフ
イルタは特願昭61-22155号のようなモザイクパターンや
ストライプ状または市松模様等に各色が配置されて用い
らる。また、上記色光規制フイルタ62で修正したときの
カラーペーパの分光感度は第13図(1)に示すように、
修正前のカラーペーパの分光感度(実線)に対して破線
で示すようになり、第13図(2)で示した測光系の分光
感度分布と略一致する。
そして、このように分光感度分布を一致させた後色光
規制フイルタを用いて測光して上記で説明したよう基準
ネガフイルム種のプリント条件を修正してY、M、Cフ
イルタを用いてプリントすることにより特性の異なるフ
イルム種についても白光減色法によって良好にプリント
することができる。白光減色式プリント法において測光
系と露光系を別々に配置しても当然本発明は適用でき
る。
以上説明したように本実施例によれば、基準フイルム
種の焼付露光条件をフイルム特性に応じて補正すること
で各種フイルムのプリントが良好にできるため、基準フ
イルム種のプリント条件を定めるのみで各種フイルムの
アンダー露光からオーバー露光に対してのプリントを高
品質に行うことができる。また、基準フイルム種の焼付
露光条件を基準にして各種フイルムをプリントしている
ため、ネガ現像機、ネガフイルム、自動カラー写真焼付
装置等の各種の特性が変動した場合にはおいても1つの
プリント条件即ち基準フイルム種のプリント条件のみを
管理すればよいため、容易に適正な管理を行うことがで
きる。また、フイルム種別に適正な条件を自動的に修正
しているため、各種フイルムは適正なプリントが作られ
る。
なお、カラーコレクシヨンAjは、Djの関数、画像濃度
に対するAjのテーブル値で定めてもよく、Ajの決定にお
けるDaj、DbjはRO、RN、GO等の濃度に限定されるもので
なく、XO、XN、XU(X=R、G、B、Oはオーバ濃度、
Nはノーマル濃度、Uはアンダ濃度を示す)の関数から
求めても、多数の画像データから求めた値であっても、
また適切な定数であっても良い。また、Ajを決定する代
わりにAj×スロープコントロール値の値またはAj・Pj×
スロープコントロール値の値を決定しても良い。
また、測光値から求める画像濃度は、画面平均濃度の
他、画面の高濃度部平均濃度、中濃度部平均濃度、低濃
度部平均濃度等の平均濃度を選択的に用いても良い。上
記では、色の片寄りをdWを用いて表したがこれに限定さ
れるものでなく、dWのかわりにdGやその他の一色を用い
たり、各色の色の比を用いることもできる。Ajは他の補
正要因を加えてマトリツクス式としても良い。露光量決
定関数式は上記実施例に限定されるものではない。Pjの
決定は上式に限定されるものでなく、例えば、dWOの代
わりにGO-GNやGO、GNの代わりに別の濃度値を用いても
良い。
また、上記ではR、G、B3色を補正する例について説
明したが、濃度バランスの相違を検出し、相違が所定値
を越える色についてのみAjによる補正を行うようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用可能な加色式自動カラー写真焼付
装置を示す概略図、第2図は第1図の回転デイスクの平
面図、第3図は第2図のフイルタの概略図、第4図はR
フイルタの特性を示す線図、第5図(1)、(2)、
(3)は加色法におけるカラーペーパ、2次元イメージ
センサの分光感度分布等を示す線図、第6図は特性曲線
の例を示す線図、第7図(1)、(2)、(3)はフイ
ルム特性を説明するための線図、第8図は測光値を選択
する領域を示す線図、第9図は測光値を変換する曲線の
線図、第10図は露光コントロール用濃度値を求めるため
の流れ図、第11図は色領域を示す線図、第12図は本発明
が適用可能な白光減色式自動カラー写真焼付装置を示す
概略図、第13図(1)、(2)、(3)は減色法におけ
るカラーペーパ、2次元イメージセンサの分光感度分布
等を示す線図、第14図はGが高濃度側に偏倚したペーパ
の特性曲線を示す線図、第15図はガンマバランス値を説
明するための線図である。 12……赤外カツトフイルタ、14……回転デイスク、18…
…ミラーボツクス、20……ネガフイルム、26……カラー
ペーパ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼付けるべきフイルムのフイルム画像の全
    面または一部を多数個に分割して測光することにより測
    光データを求めると共に、基準フイルム種の焼付露光条
    件と特定の色領域内に属する測光データに基づいて求め
    た3色の画像濃度値とにより焼付露光量を決定する写真
    焼付露光量の決定方法において、基準フイルム種の3色
    の濃度バランスに対する前記焼付けるべきフイルムの3
    色の濃度バランスの相違に基づいて、選択した少なくと
    も1色について前記基準フイルム種の焼付露光条件を修
    正して露光量を決定することを特徴とする写真焼付露光
    量の決定方法。
  2. 【請求項2】前記特定の色領域内に属する測光データか
    ら求めた3色の画像濃度値のうちの1色の画像濃度値と
    予め定めた設定濃度値とを含む関数式によって、焼付け
    るべきフイルムの高濃度部または低濃度部における3色
    の濃度バランスの相違を修正するカラー補正値を少なく
    とも1色について求め、前記基準フイルム種の焼付露光
    条件を修正して露光量を決定する請求項(1)記載の写
    真焼付露光量の決定方法。
  3. 【請求項3】焼付けるべきフイルムの中濃度部から高濃
    度部または中濃度部から低濃度部に向かって前記カラー
    補正値を増大した請求項(2)記載の写真焼付露光量の
    決定方法。
  4. 【請求項4】前記カラー補正値Ajを以下の式に基づいて
    求める請求項(2)記載の写真焼付露光量の決定方法。 Aj=k1j(Dj−Daj)/(Dbj−Daj)+k2j ただし、jは赤色、緑色、青色のいずれか1色を表し、
    Djは前記特定の色領域内に属する測光データから求めた
    jの画像濃度値、Daj、Dbjは大小関係がDbj>Dajの予め
    定めたjの設定濃度値、k1j、k2jは0を含むカラー補正
    値Ajの大きさを決定するjの係数である。
  5. 【請求項5】前記基準フイルム種の特定濃度域における
    3色の階調度の逆数を前記3色の画像濃度値または該画
    像濃度値に対応した値に乗算して露光量を決定する請求
    項(1)記載の写真焼付露光量の決定方法。
  6. 【請求項6】前記基準フイルム種の3色の濃度バランス
    と前記焼付けるべきフイルムの3色の濃度バランスをそ
    れぞれのフイルムの3色の階調から決定する請求項
    (1)記載の写真焼付露光量の決定方法。
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