JP2501121Y2 - レシプロソ― - Google Patents

レシプロソ―

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JP2501121Y2
JP2501121Y2 JP14509389U JP14509389U JP2501121Y2 JP 2501121 Y2 JP2501121 Y2 JP 2501121Y2 JP 14509389 U JP14509389 U JP 14509389U JP 14509389 U JP14509389 U JP 14509389U JP 2501121 Y2 JP2501121 Y2 JP 2501121Y2
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JP
Japan
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plunger
reciprocating
guide
rotation
bearing
Prior art date
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JP14509389U
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JPH0382116U (ja
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尚 小田
芳裕 坂本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は鋸歯ブレードを往復動させることによって切
断作業を行うレシプロソーに関するものである。
【従来の技術】
木材や金属の切断を行うための工具として、レシプロ
ソーと称されるものがある。これは実開昭60−75002号
公報に示されているように、モータの回転運動を往復運
動に変換して、鋸歯ブレードに往復運動を行わせるもの
であるが、この時、鋸歯ブレードの往復運動のガイドが
容易となるように、この種のものでは軸方向に摺動自在
なプランジャーを設けて、このプランジャーに鋸歯ブレ
ードを取り付ける構造をとっている。 そしてプランジャーとして、軸方向移動の支持が容易
となるように、断面円形のものが使用されている場合に
は、プランジャーの軸回りの回転を止める回り止め部材
が必要となる。 第6図は従来の回り止め構造を示すもので、図中4は
プランジャー、6はプランジャー4を支持する軸受12を
両端部に備えた軸受台であり、この軸受台6にはプラン
ジャー4の両側にプランジャー4と平行に位置するガイ
ド部62,62が設けられている。 そしてプランジャー4にはプレート46が固定板47とね
じ48とによって固着されており、このプレート46の両端
がガイド部62,62上に位置することによって、プランジ
ャー4の回り止めがなされている。
【考案が解決しようとする課題】
ここにおいて、軸受台6としては、軽量化や加工性の
点からアルミ材を使用することが多いのであるが、金属
製であるプレート46がアルミ材からなるガイド部62,62
上を摺接すると、軸受台6が摩耗し、プランジャー4に
軸回りの回転についてのがたが生じ、鋸歯ブレード5の
垂直支持ができなくなって切断性能を低下させることに
なるほか、摩耗粉が軸受12の寿命を著しく低下させてし
まうことになる。 これを防ぐために、第6図にも示すように、各ガイド
部62,62に金属製の薄い補強板63,63を夫々配設して軸受
台6の摩耗を防ぐようにしたものもあるが、このものに
おいても、最も信頼性を要する軸受12へのグリス補給が
できず、初期の充填したグリスが飛散してしまえば、プ
ランジャーが焼き付いてしまう可能性が高くなるという
問題点を残している。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところはプランジャーの回り止め及び軸方
向の往復動自在な支持についての信頼性が高いレシプロ
ソーを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、鋸歯ブレードが装着される往復動
自在なプランジャーと、このプランジャーを往復駆動す
る駆動装置とを備えるとともに、プランジャーの両側に
プランジャーと平行に配設されたガイド部材を備えて、
両ガイド部材上に両端を位置させてプランジャーの軸回
りの回り止めを行う回り止め部材がプランジャーに設け
られているレシプロソーにおいて、両ガイド部材上に夫
々耐摩耗性の補強板が配設されて回り止め部材がこの補
強板上に位置するとともに、軸受台に設けられてプラン
ジャーの両端部を支持している軸受間において上記両補
強板が一体に連結されてグリス溜まりを形成しているこ
とに特徴を有している。 [作用] 本考案によれば、回り止め部材とガイド部との間の摺
接によるガイド部の摩耗が補強板によって阻止される上
に、プランジャーの両側に位置する一対のガイド部に夫
々配された補強板を一体に連結している部分が、グリス
溜まりとして機能するものである。 [実施例] 以下本考案を図示実施例に基づいて詳述すると、図中
1は電池パック9が着脱自在とされたハウジングであっ
て、ハンドル部15が一体に形成されているハウジング1
内には、モータ2とギアボックス10とが配設されてお
り、ギアボックス10内に配された軸受12,12によって往
復動自在に支持されているプランジャー4の先端には、
鋸刃ブレード5が連結されるクランプ40が設けられてい
る。 上記ギアボックス10内には、モータ2の出力軸20に固
着されたピニオン21と、軸受11,11によって支持された
軸24と、軸24に夫々ワンウェークラッチ13,13を介して
取り付けられている一対の歯車22,23とが収められてい
る。そして歯車23は上記ピニオン21に直接噛合している
ものの、歯車22は第3図に示すように中間ギア30を介し
てピニオン21に噛合するものとなっており、モータ2の
回転に伴って、両歯車22,23は、互いに逆方向に異なる
回転数で回転する。そして、上記両ワンウェークラッチ
13,13は、軸24に対する歯車22,23の遊転を許す方向が同
一となっているために、軸24はモータ2の回転方向に応
じて、いずれか一方の歯車22,23を通じてのみ回転駆動
される。 上記軸24の先端には、カム板25が固着されており、更
にローラ27が装着されたクランクピン26がカム板25に固
着されている。そして前記プランジャー4の後端部に設
けたフォロア7におけるプランジャー4の長手方向と直
交する方向の長孔70に上記ローラ27が係合している。ま
た鋸歯ブレード5の支持を行う前記一対の軸受12,12
は、ギアボックス10に軸18によって揺動自在とされてい
る軸受台6に設けられており、そして軸受台6には上記
カム板25の上面のカム面に接するローラ62が取り付けら
れているとともに、ばね19によってローラ62がカム板25
に接する方向にばね付勢されている。 今、モータ2を回転させたならば、前述のようにいず
れか一方の歯車22,23を通じて軸24が回転するものであ
り、この時、クランクピン26に装着されたローラ27とフ
ォロア7との係合によって、軸受12,12によってスライ
ド自在に保持されているプランジャー4とこれに取り付
けられた鋸歯ブレード5はその軸方向の往復動を行うも
のであり、これと同時にカム板25とローラ62との係合に
より、軸受台6が軸18を中心に揺動を行うために、鋸歯
ブレード5はその先端が楕円を描くように駆動される。 尚、上記カム板25は第5図に示すようにクランクピン
26側に肉抜26aが設けられることで、回転時のダイナミ
ックバランスがとれるようにされている。またプランジ
ャー4へのフォロア7の取り付けは、第4図に示すよう
に、円筒状パイプとして形成されているプランジャー4
の後端部に軸方向のスリット45,45を形成するととも
に、平面形状が三角形状の板状のフォロア7の先端から
突起71を突設し、この突起71をプランジャー4内に挿入
するとともにスリット45内にフォロア7を差し込んで、
プランジャー4とフォロア7とにスプリングピン72を貫
通させることでなされている。 図中8はメインスイッチ、81は電池パックの固定金
具、82は電池パック9の着脱用のばねであり、66は軸受
台6に接することで軸受台6の揺動範囲を調整するため
の調整レバーである。 さて、プランジャー4の回り止めであるが、これは第
2図に示すように、スプリングピンからなる回り止めピ
ン17をプランジャー4に貫通させるとともに、上記軸受
台6にプランジャー4の両側に位置するガイド部62,62
を設け、プランジャー4と平行となっているこれらガイ
ド部62,62上に補強板63,63を介して回り止めピン17の両
端が位置するようにすることで行っている。 この時、各ガイド部62,62を覆う補強板63,63は、別部
材としてではなく、一体物として形成して、両補強板6
3,63をつないでいる部分がプランジャー4の直下で且つ
一対の軸受12,12間に位置するようにするとともに、上
面側、つまりプランジャー4側に凹溝64を設けて、この
凹溝64をグリス溜まりとしている。図中65は補強板63,6
3を軸受台6に取り付けているフック部である。 薄肉の鋼板からなる補強板63が各ガイド部62を覆って
いるために、回り止めピン17との接触でガイド部62が摩
耗することがないものであり、また両ガイド部62,62を
覆っている補強板63,63をつないでいる部分にグリス溜
まりがあるために、軸受12からのグリス飛散がなく、プ
ランジャー4に焼付が生じることもないものである。そ
して、回り止め部材としてスプリングピンから形成され
てプランジャー4に圧入固定される回り止めピン17を用
いていることから、回り止め部材のプランジャー4への
取り付けも容易なものである。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、回り止め部材とガイ
ド部との間の摺接によるガイド部の摩耗が補強板によっ
て阻止されるものであり、このためにプランジャーに軸
回りの回転がたが生じることがない上に、軸受が摩耗粉
で損傷することもなく、そしてプランジャーの両側に位
置する一対のガイド部に夫々配された補強板をプランジ
ャーの両端部を支持している軸受間において一体に連結
している部分が、グリス溜まりとして機能することか
ら、グリス切れによるプランジャーの焼付も生じにく
く、寿命の低下がないものであって、プランジャーの回
り止め及び軸方向の往復動自在な支持についての信頼性
が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断面図、第2図(a)
(b)(c)は同上の部分破断側面図とX−X線断面図
と分解斜視図、第3図は噛合部分の説明図、第4図は運
動変換部分の破断平面図、第5図はカム板の底面図、第
6図(a)(b)は従来例の部分破断側面図とY−Y線
断面図であって、4はプランジャー、5は鋸歯ブレー
ド、6は軸受台、12は軸受、17は回り止めピン、62はガ
イド部、63は補強板を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋸歯ブレードが装着される往復動自在なプ
    ランジャーと、このプランジャーを往復駆動する駆動装
    置とを備えるとともに、プランジャーの両側にプランジ
    ャーと平行に配設されたガイド部材を備えて、両ガイド
    部材上に両端を位置させてプランジャーの軸回りの回り
    止めを行う回り止め部材がプランジャーに設けられてい
    るレシプロソーにおいて、両ガイド部材上に夫々耐摩耗
    性の補強板が配設されて回り止め部材がこの補強板上に
    位置するとともに、軸受台に設けられてプランジャーの
    両端部を支持している軸受間において上記両補強板が一
    体に連結されてグリス溜まりを形成していることを特徴
    とするレシプロソー。
JP14509389U 1989-12-15 1989-12-15 レシプロソ― Expired - Lifetime JP2501121Y2 (ja)

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JP14509389U JP2501121Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 レシプロソ―

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JPH0382116U JPH0382116U (ja) 1991-08-21
JP2501121Y2 true JP2501121Y2 (ja) 1996-06-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07504596A (ja) * 1992-06-30 1995-05-25 メドトロニック インコーポレーテッド 電気的医療用刺激器と電気的刺激方法

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