JP2500379Y2 - 副 木 - Google Patents
副 木Info
- Publication number
- JP2500379Y2 JP2500379Y2 JP1993049687U JP4968793U JP2500379Y2 JP 2500379 Y2 JP2500379 Y2 JP 2500379Y2 JP 1993049687 U JP1993049687 U JP 1993049687U JP 4968793 U JP4968793 U JP 4968793U JP 2500379 Y2 JP2500379 Y2 JP 2500379Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- splint
- arm
- sides
- cushion
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外科用の副木に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】この種の副木は、実公昭58−4485
号公報に開示されているように、針金製の梯子形状の芯
材の両面にそれぞれ芯材より広幅の帯状の発泡合成樹脂
のクッション材を接着し、患部側になるクッション材面
にパイル地を接着している。
号公報に開示されているように、針金製の梯子形状の芯
材の両面にそれぞれ芯材より広幅の帯状の発泡合成樹脂
のクッション材を接着し、患部側になるクッション材面
にパイル地を接着している。
【0003】この副木を例えば腕に使用する場合、図5
に示すように、副木sを腕aの肘に当接する位置でパイ
ル地6側を内側にして折曲し、腕aに副木sのパイル地
6側を添わせて並列し、図6に横断面を示すように、副
木sの芯材1埋設中央部に腕aを当接し、副木sと腕a
に一端から他端に順次包帯を巻く。その際、副木sは横
断面が長方形状であると共に、腕aは横断面が概略円形
状であるので、図7に横断面を示すように、包帯bによ
って、芯材1が配置されていない副木sのクッション材
の両側部が、それぞれ、腕aの両側面側に湾曲されて、
副木sの上面パイル地6が腕aの下側の皮膚に密着し、
副木sと腕aが固定される。
に示すように、副木sを腕aの肘に当接する位置でパイ
ル地6側を内側にして折曲し、腕aに副木sのパイル地
6側を添わせて並列し、図6に横断面を示すように、副
木sの芯材1埋設中央部に腕aを当接し、副木sと腕a
に一端から他端に順次包帯を巻く。その際、副木sは横
断面が長方形状であると共に、腕aは横断面が概略円形
状であるので、図7に横断面を示すように、包帯bによ
って、芯材1が配置されていない副木sのクッション材
の両側部が、それぞれ、腕aの両側面側に湾曲されて、
副木sの上面パイル地6が腕aの下側の皮膚に密着し、
副木sと腕aが固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、副木を腕に
固定するため、副木と腕に包帯を巻く際、包帯が副木の
クッション材の両側部に巻き付き、包帯によって副木の
クッション材の両側部がそれぞれ腕の両側面側に湾曲さ
れると、副木のクッション材の両側部は、元の位置に復
元しようとする弾性力があるので、包帯を巻き戻す力を
発生する。
固定するため、副木と腕に包帯を巻く際、包帯が副木の
クッション材の両側部に巻き付き、包帯によって副木の
クッション材の両側部がそれぞれ腕の両側面側に湾曲さ
れると、副木のクッション材の両側部は、元の位置に復
元しようとする弾性力があるので、包帯を巻き戻す力を
発生する。
【0005】従って、この巻き戻し力によって、包帯が
きつく巻き付けられず、副木と腕が十分に固定されない
ことがある。
きつく巻き付けられず、副木と腕が十分に固定されない
ことがある。
【0006】即ち、従来の副木は、腕や足等に十分に固
定することが困難である。
定することが困難である。
【0007】本考案の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
を解決することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、針金製の梯子
形状の芯材の両面にそれぞれ芯材より広幅の帯状の発泡
合成樹脂のクッション材を接着し、クッション材の中央
部に芯材を配置し、腕や足等に固定する際、弾性力のあ
るクッション材の両側部を腕や足等の両側面側に湾曲す
る副木において、腕や足等の両側面側に湾曲される弾性
力のあるクッション材の両側部に、それぞれ、複数の切
り込みを間隔を設けて形成したことを特徴とする副木で
ある。
形状の芯材の両面にそれぞれ芯材より広幅の帯状の発泡
合成樹脂のクッション材を接着し、クッション材の中央
部に芯材を配置し、腕や足等に固定する際、弾性力のあ
るクッション材の両側部を腕や足等の両側面側に湾曲す
る副木において、腕や足等の両側面側に湾曲される弾性
力のあるクッション材の両側部に、それぞれ、複数の切
り込みを間隔を設けて形成したことを特徴とする副木で
ある。
【0009】
【作用】本考案の副木においては、弾性力のあるクッシ
ョン材の両側部が、それぞれ、複数の切り込みによって
分断されているので、腕や足等に固定するため、包帯を
巻く際、包帯がクッション材の側部の一の分断部分に巻
き付くと、その分断部分のみが湾曲し、包帯が巻き付い
ていない隣の分断部分は、湾曲しない。即ち、包帯によ
って腕や足等の両側面側に湾曲されるクッション材の両
側部の長さが短い。従って、クッション材の両側部が包
帯を巻き戻す力が弱い。
ョン材の両側部が、それぞれ、複数の切り込みによって
分断されているので、腕や足等に固定するため、包帯を
巻く際、包帯がクッション材の側部の一の分断部分に巻
き付くと、その分断部分のみが湾曲し、包帯が巻き付い
ていない隣の分断部分は、湾曲しない。即ち、包帯によ
って腕や足等の両側面側に湾曲されるクッション材の両
側部の長さが短い。従って、クッション材の両側部が包
帯を巻き戻す力が弱い。
【0010】
【考案の効果】本考案の副木においては、腕や足等に固
定するため、包帯を巻く際、包帯を巻き戻す力が弱いの
で、腕や足等に十分に固定することが容易である。
定するため、包帯を巻く際、包帯を巻き戻す力が弱いの
で、腕や足等に十分に固定することが容易である。
【0011】
【実施例】本例の副木は、図1と図2に示すように、細
長長方形枠形状に湾曲した針金に多数の短い針金を幅方
向に沿って固定して針金製の梯子形状の芯材1を形成
し、図2と図3に示すように、芯材1の下面に芯材1よ
り広幅の帯状のウレタンフォームのクッション材2を接
着し、芯材1の細長長方形枠の針金とクッション材2の
間に帯状のガーゼのような布地3を介在している。
長長方形枠形状に湾曲した針金に多数の短い針金を幅方
向に沿って固定して針金製の梯子形状の芯材1を形成
し、図2と図3に示すように、芯材1の下面に芯材1よ
り広幅の帯状のウレタンフォームのクッション材2を接
着し、芯材1の細長長方形枠の針金とクッション材2の
間に帯状のガーゼのような布地3を介在している。
【0012】芯材1の上面には、図2に示すように、芯
材1より広幅の帯状のラバタンフォームのクッション材
4を接着し、このクッション材4の上面に芯材1より広
幅の帯状のウレタンフォームのクッション材5を接着
し、このクッション材5の上面の全面に綿のタオル地の
ようなパイル地6を接着している。
材1より広幅の帯状のラバタンフォームのクッション材
4を接着し、このクッション材4の上面に芯材1より広
幅の帯状のウレタンフォームのクッション材5を接着
し、このクッション材5の上面の全面に綿のタオル地の
ようなパイル地6を接着している。
【0013】また、本例の副木は、図1〜図3に示すよ
うに、クッション材2,4,5の中央部に芯材1を配置
し、図2に示すように、クッション材2,4,5の左右
の側面をそれぞれ斜面に形成して、横断面を逆台形状に
形成し、図1と図2に示すように、芯材1が配置されて
いないパイル地6,クッション材2,4,5の左右の両
側部に、それぞれ、多数の切り込み7を一定間隔を設け
て形成し、中央部に多数の空気孔8を貫通している。
うに、クッション材2,4,5の中央部に芯材1を配置
し、図2に示すように、クッション材2,4,5の左右
の側面をそれぞれ斜面に形成して、横断面を逆台形状に
形成し、図1と図2に示すように、芯材1が配置されて
いないパイル地6,クッション材2,4,5の左右の両
側部に、それぞれ、多数の切り込み7を一定間隔を設け
て形成し、中央部に多数の空気孔8を貫通している。
【0014】本例の副木を例えば腕に使用する場合、従
来品について図5に示したのと同様に、副木sを腕aの
肘に当接する位置でパイル地6側を内側にして折曲し、
腕aに副木sのパイル地6側を添わせて並列し、図2に
鎖線で示すように、腕aを副木の芯材1埋設中央部に当
接する。次に、図4に概略横断面を示すように、副木s
と腕aに一端から他端に順次包帯bを巻き、包帯bが巻
き付いた副木sのパイル地6,クッション材2,4,5
の左右の両側部をそれぞれ腕aの左右の両側面側に湾曲
して、副木sのパイル地6を腕aの下側の皮膚に密着
し、副木sと腕aを固定する。
来品について図5に示したのと同様に、副木sを腕aの
肘に当接する位置でパイル地6側を内側にして折曲し、
腕aに副木sのパイル地6側を添わせて並列し、図2に
鎖線で示すように、腕aを副木の芯材1埋設中央部に当
接する。次に、図4に概略横断面を示すように、副木s
と腕aに一端から他端に順次包帯bを巻き、包帯bが巻
き付いた副木sのパイル地6,クッション材2,4,5
の左右の両側部をそれぞれ腕aの左右の両側面側に湾曲
して、副木sのパイル地6を腕aの下側の皮膚に密着
し、副木sと腕aを固定する。
【0015】本例の副木は、芯材1が配置されていない
パイル地6,クッション材2,4,5の両側部がそれぞ
れ多数の切り込み7によって分断されているので、腕a
に固定するため、包帯bを巻く際、包帯bがパイル地
6,クッション材2,4,5の側部の一の分断部分に巻
き付くと、その分断部分のみが湾曲し、包帯bが巻き付
いていない隣の分断部分は、湾曲しない。即ち、包帯b
によって腕aの両側面側に湾曲される弾性力のあるクッ
ション材2,4,5の両側部の長さが短い。従って、副
木のクッション材2,4,5の両側部が包帯bを巻き戻
す力が弱く、副木が腕aに十分に固定される。
パイル地6,クッション材2,4,5の両側部がそれぞ
れ多数の切り込み7によって分断されているので、腕a
に固定するため、包帯bを巻く際、包帯bがパイル地
6,クッション材2,4,5の側部の一の分断部分に巻
き付くと、その分断部分のみが湾曲し、包帯bが巻き付
いていない隣の分断部分は、湾曲しない。即ち、包帯b
によって腕aの両側面側に湾曲される弾性力のあるクッ
ション材2,4,5の両側部の長さが短い。従って、副
木のクッション材2,4,5の両側部が包帯bを巻き戻
す力が弱く、副木が腕aに十分に固定される。
【0016】また、本例の副木は、芯材1の左右の両側
の針金と、患部と反対側になるウレタンフォームのクッ
ション材2の間に帯状のガーゼのような布地3を介在し
ているので、左右の両側部を湾曲しても、ラバタンフォ
ームより柔らかいウレタンフォームのクッション材2が
破損し難い。
の針金と、患部と反対側になるウレタンフォームのクッ
ション材2の間に帯状のガーゼのような布地3を介在し
ているので、左右の両側部を湾曲しても、ラバタンフォ
ームより柔らかいウレタンフォームのクッション材2が
破損し難い。
【図1】本考案の実施例の副木の部分平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同例の副木の部分底面図である。
【図4】同例の副木を腕に固定した状態の概略横断面図
である。
である。
【図5】従来の副木を腕に沿って湾曲した状態の側面図
である。
である。
【図6】図5のB−B線断面拡大図である。
【図7】従来の副木を腕に固定した状態の横断面図であ
る。
る。
1 針金製の梯子形状の芯材 2 ウレタンフォームのクッション材 3 ガーゼのような布地 4 ラバタンフォームのクッション材 5 ウレタンフォームのクッション材 7 切り込み
Claims (2)
- 【請求項1】 針金製の梯子形状の芯材の両面にそれぞ
れ芯材より広幅の帯状の発泡合成樹脂のクッション材を
接着し、クッション材の中央部に芯材を配置し、腕や足
等に固定する際、弾性力のあるクッション材の両側部を
腕や足等の両側面側に湾曲する副木において、腕や足等の両側面側に湾曲される弾性力のあるクッショ
ン材の 両側部に、それぞれ、複数の切り込みを間隔を設
けて形成したことを特徴とする副木。 - 【請求項2】 請求項1に記載の副木において、 芯材の両側の針金と、患部と反対側になるクッション材
の間に布地を介在したことを特徴とする副木。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049687U JP2500379Y2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 副 木 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049687U JP2500379Y2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 副 木 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718707U JPH0718707U (ja) | 1995-04-04 |
JP2500379Y2 true JP2500379Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=12838101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049687U Expired - Lifetime JP2500379Y2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 副 木 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500379Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017200120A1 (ko) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | 주식회사 제이원메딕스 | 정형외과용 부목 조립체 및 그 제조방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT367998B (de) * | 1980-04-25 | 1982-08-25 | Ender Hans Georg | Schiene zur reposition und ruhigstellung von finger- und mittelhandfrakturen sowie verfahren zur herstellung der schiene |
JPS584485Y2 (ja) * | 1980-09-05 | 1983-01-26 | 大崎衛生材料株式会社 | 副木 |
JPS6338512U (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-12 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP1993049687U patent/JP2500379Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718707U (ja) | 1995-04-04 |
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