JP2004033685A - 洗浄ブラシ用チャンネルブラシ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被洗浄面に付着した塵埃を清掃する為の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシにおいて、前記チャンネルブラシは、帯鋼、芯線及びブラシ片より構成されてあり、前記ブラシ片を折り込んだ後、前記帯鋼及び前記芯線に挟みつけて形成されてあると共に、前記ブラシ片の少なくとも一方の外側面に、弾性を有する所定幅の接着層を形成した。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被洗浄面に付着した塵埃を清掃する為の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシを、以下図1から図3を用いて説明する。
【0003】
図1は、従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの一例を示す斜視図である。図2は、従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの台座の一例を示す斜視図である。図3は、従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの製作状態を示す斜視図である。図1から図3において1はチャンネルブラシ、2はブラシ片、3は帯鋼、4は台座、5は止め金具、6は爪、7はネジ、8は洗浄ブラシ、9は端部、10は芯線である。この方式において、チャンネルブラシ1は、ブラシ片2を帯鋼3及び芯線10に挟みつけて製作される。台座4は、中空の円筒形状であり、両端近傍に、爪6を有する止め金具5がネジ7にて固定されてある。そして、台座4の外周部に、チャンネルブラシ1を巻き付ける事により、洗浄ブラシ8は製作される。このとき、止め金具5の爪6を、チャンネルブラシ1に倒し込むことにより、台座4にたいしてチャンネルブラシ1を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のチャンネルブラシ1は、ブラシ片2を折り込んで、帯鋼3及び芯線10に挟みつけて製造されてあるので、ブラシ片2は、帯鋼3にて挟みつけられてある部分以外は、材質に応じた所定の毛倒れが、発生する構造であった。その為、毛倒れが少なく、かつ、より毛腰の強いチャンネルブラシが求められていた。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、毛倒れが少なく、かつ、より毛腰の強いブラシ片を有するチャンネルブラシを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、次のように構成したものである。
(1)被洗浄面に付着した塵埃を清掃する為の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシにおいて、前記チャンネルブラシは、帯鋼、芯線及びブラシ片より構成されてあり、前記ブラシ片を折り込んだ後、前記帯鋼及び前記芯線に挟みつけて形成されてあると共に、前記ブラシ片の少なくとも一方の外側面に、弾性を有する所定幅の接着層が形成されてあるものである。
【0007】
(2)上記(1)記載の洗浄ブラシ用チャンネルブラシにおいて、前記接着層は、前記ブラシ片の少なくとも一方の外側面に、前記帯鋼の端部に接合して形成されてあるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図4に実施の形態1を示す。図4は、本発明の実施の形態1の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。図4において、11はチャンネルブラシ、12はブラシ片、13は帯鋼、14は外側面、15は接着層、16はスリット、17は幅、18、19は端部、20は芯線である。
【0009】
本発明の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、図4の如く、断面が概U字形状に形成されてある帯鋼13、芯線20及びブラシ片12より構成されてある。ブラシ片12は、複数のスリット16を有し、弾性を有する合成樹脂発泡体より形成されてあり、端部19を形成するように、折り込んだ後、帯鋼13及び芯線20に挟みつけて形成されてある。ブラシ片12の両外側面14には、チャンネルブラシ11の長手方向にたいして、弾性を有する幅17の接着層15が連続的に形成されてある。その為、ブラシ片12は、接着層15により、幅17にて連結されて形成されてある。また、帯鋼13の材質には、各種冷間あるいは熱間圧延鋼材、アルミニウム合金、ステンレス鋼、マグネシウム合金、チタン合金等が、使用されてある。
【0010】
本発明の実施の形態1の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっている為、チャンネルブラシ11の長手方向にたいして、ブラシ片12の両外側面14に連続的に形成されてある接着層15が、ブラシ片12の両外側面14への毛倒れを防止することができる。また、ブラシ片12は、接着層15により、幅17にて連結されて形成されてある為、ブラシ片12の強度を強くすることができると共に、毛腰を強くすることができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。
【0011】
本発明の実施の形態1の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっているが、ブラシ片12の材料としては、接着層を形成することが可能な材料であるならば、使用する目的に応じて、適時、他に天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、織布、不織布、編物、天然繊維、化学繊維、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ゲル材、フィルム材、メッシュ材、ボア材あるいは紙等を使用しても、何ら支障は無い。また、接着層を形成している接着剤の種類についても、弾性を有する材料ならば、洗浄ブラシ用チャンネルブラシの使用目的に応じて、適時、設定しても何ら支障は無い。
【0012】
また、図5にて実施の形態1の他の実施例を示す。図5は、本発明の実施の形態1の他の実施例の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。図5において、21はチャンネルブラシ、22はブラシ片、23は帯鋼、24は外側面、25、35、45は接着層、26はスリット、27、37、47は幅、28、29は端部、30は芯線である。
【0013】
本発明の実施の形態1の他の実施例の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、図5の如く、断面が概U字形状に形成されてある帯鋼23、芯線30及びブラシ片22より構成されてある。ブラシ片22は、複数のスリット26を有し、弾性を有する合成樹脂発泡体より形成されてあり、端部29を形成するように、折り込んだ後、帯鋼23及び芯線30に挟みつけて形成されてある。ブラシ片22の両外側面24には、チャンネルブラシ21の長手方向にたいして、弾性を有する幅27、37、47の接着層25、35、45が連続的に形成されてある。その為、ブラシ片22は、接着層25、35、45により、幅27、37、47にて連結されて形成されてある。また、幅は、幅27、37、47の順に狭くなるように形成されてある。
【0014】
本発明の実施の形態1の他の実施例の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっている為、チャンネルブラシ21の長手方向にたいして、ブラシ片22の両外側面24に、連続的に形成されてある接着層25、35、45が、ブラシ片22の両外側24への毛倒れを防止することができると共に、毛倒れにたいするブラシ片22の反力を、端部29から端部28に近づく程、強く設定できる。また、ブラシ片22は、接着層25、35、45により、幅27、37、47にて連結されて形成されてある為、ブラシ片22の強度を強くすることができると共に、毛腰を端部29から端部28に近づく程、強くすることができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、長期間にわたり、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。
【0015】
本発明の実施の形態1の他の実施例の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっているが、接着層の本数、幅、形成箇所については、使用する目的に応じて、適時、設定しても、何ら支障は無い。また、接着層の形状についても、洗浄ブラシを使用する目的に応じて、例えば、チャンネルブラシの長手方向にたいして、概波形形状を形成させたりする等、適時、設定しても何ら支障は無い。さらにまた、接着層に使用する接着剤の強度、乾燥時間等についても、例えば、チャンネルブラシを所定の台座等に巻きつけた後、一定時間経過後に完全硬化するような接着剤を選定しても、何ら支障は無い。
【0016】
実施の形態2
図6に実施の形態2を示す。図6は、本発明の実施の形態2の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。図6において、31はチャンネルブラシ、32はブラシ片、33は帯鋼、34は外側面、36はスリット、38、39は端部、40は芯線、55は接着層、57は幅である。
【0017】
本発明の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、図6の如く、断面が概U字形状に形成されてある帯鋼33、芯線40及びブラシ片32より構成されてある。ブラシ片32は、複数のスリット36を有し、弾性を有する合成樹脂発泡体より形成されてあり、端部39を形成するように、折り込んだ後、帯鋼33及び芯線40に挟みつけて形成されてある。ブラシ片32の両外側面34には、チャンネルブラシ31の長手方向にたいして、弾性を有する幅57の接着層55が連続的に形成されてある。また、接着層55は、ブラシ片32の両外側面34に形成されてあると共に、帯鋼33の両端部38にたいしても、接合するように形成されてある。
【0018】
本発明の実施の形態2の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっている為、チャンネルブラシ31の長手方向にたいして、ブラシ片32の両外側面34に形成されてあると共に、帯鋼33の両端部38にたいしても、接合するように形成されてある接着層55が、ブラシ片32の根元からの毛倒れを防止すると共に、ブラシ片32が、帯鋼33の端部38により、ひきちぎられることを防止する。また、ブラシ片32は、接着層55により、幅57にて帯鋼33の端部38と連結されて形成されてある為、ブラシ片32の被洗浄面にたいする加圧力を強くすることができると共に、毛腰を強く保持することができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、より大きな加圧力にて、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。
【0019】
本発明の実施の形態2の洗浄ブラシ用チャンネルブラシは、上記の如くの構成となっているが、接着層55の厚みについては、使用目的に応じて、適時、設定して形成しても、何ら支障は無い。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の洗浄ブラシは次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
【0021】
(1)チャンネルブラシの長手方向にたいして、ブラシ片の両外側面に連続的に形成されてある接着層が、ブラシ片の両外側への毛倒れを防止することができる。また、ブラシ片は、接着層により、所定の幅にて連結されて形成されてある為、ブラシ片の強度を強くすることができると共に、毛腰を強くすることができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。また、チャンネルブラシの長手方向にたいして、複数の弾性を有する所定の幅の接着層を連続的に形成した場合には、接着層が、ブラシ片の両外側への毛倒れを防止することができると共に、毛倒れにたいするブラシ片の反力を、ブラシ片の端部から帯鋼の端部に近づく程、強く、設定できる。また、ブラシ片の強度を強くすることができると共に、毛腰を強くすることができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、長期間にわたり、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。
【0022】
(2)チャンネルブラシの長手方向にたいして、ブラシ片の両外側面に形成されてあると共に、帯鋼の両端部にたいしても、接合するように形成されてある接着層が、ブラシ片の根元からの毛倒れを防止すると共に、ブラシ片が、帯鋼の端部により、ひきちぎられることを防止する。また、ブラシ片は、接着層により、所定の幅にて帯鋼の端部と連結されて形成されてある為、ブラシ片の被洗浄面にたいする加圧力を強くすることができると共に、毛腰を強く保持することができる。その為、被洗浄面に塵埃が強固に付着している場合であっても、より大きな加圧力にて、迅速かつ効果的に掻き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの一例を示す斜視図である。
【図2】従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの台座の一例を示す斜視図である。
【図3】従来の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシの製作状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1の他の実施例の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の洗浄ブラシ用チャンネルブラシを示す斜視図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 チャンネルブラシ
2、12、22、32 ブラシ片 3、13、23、33 帯鋼
4 台座 5 止め金具 6 爪 7 ネジ 8 洗浄ブラシ
9 端部 10、20、30、40 芯線
14、24、34 外側面 15、25、35、45、55 接着層
16、26、36 スリット 17、27、37、47、57 幅
18、19、28、29、38、39 端部
Claims (2)
- 被洗浄面に付着した塵埃を清掃する為の洗浄ブラシに使用するチャンネルブラシにおいて、前記チャンネルブラシは、帯鋼、芯線及びブラシ片より構成されてあり、前記ブラシ片を折り込んだ後、前記帯鋼及び前記芯線に挟みつけて形成されてあると共に、前記ブラシ片の少なくとも一方の外側面に、弾性を有する所定幅の接着層が形成されてあることを特徴とする洗浄ブラシ用チャンネルブラシ。
- 請求項1記載の構成よりなる洗浄ブラシ用チャンネルブラシにおいて、前記接着層は、前記ブラシ片の少なくとも一方の外側面に、前記帯鋼の端部に接合して形成されてあることを特徴とする洗浄ブラシ用チャンネルブラシ。
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Cited By (5)
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2002
- 2002-06-28 JP JP2002225415A patent/JP2004033685A/ja active Pending
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