JP2500210Y2 - キャブオ―バ型トラックのキャブ装架装置 - Google Patents

キャブオ―バ型トラックのキャブ装架装置

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JP2500210Y2
JP2500210Y2 JP1990035953U JP3595390U JP2500210Y2 JP 2500210 Y2 JP2500210 Y2 JP 2500210Y2 JP 1990035953 U JP1990035953 U JP 1990035953U JP 3595390 U JP3595390 U JP 3595390U JP 2500210 Y2 JP2500210 Y2 JP 2500210Y2
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cab
torsion bar
roller
bracket
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淳一 新山
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、キャブオーバ型トラックのキャブ装架装置
に関するものである。
(従来の技術) キャブの下側に配置されているエンジン等の整備及び
点検を容易に行ない得るようにするために、キャブの前
端下側部分を車台フレームの前端付近に枢支したキャブ
オーバ型トラックにおいて、上記キャブをチルトアップ
させる際の作業者の操作力を補助するために、キャブが
通常のチルトダウン位置にあるときに同キャブをチルト
アップ方向に弾性的に付勢するトーションバーを具備し
たキャブ装架装置は従来公知である。
また、乗心地を改善するために、上記キャブの前端下
側部分に一端を固着されたU字状板ばねの他端目玉部
を、上記キャブヒンジブラケットに支持されたキャブチ
ルト軸上に枢支したキャブサスペンション装置も既に提
案されている。
いま、この種キャブ装架装置の構成の一例を第3図の
分解斜視図及び第4図の概略側面図について説明する。
図中符号10は断面形状が溝型をなし車体前後方向に延在
する左右一対のサイドレール12と左右サイドレール12に
両端を固着され車巾方向に配設された複数のクロスメン
バ14とからなる車台フレームであって、同車台フレーム
10の前端部分に左右一組のキャブヒンジブラケット16l
及び16rが固着されている。
上記キャブヒンジブラケット16l及び16rに、夫々車巾
方向に延在し互に平行な上段及び下段のトーションバー
18及び20が装架されている。上段の第1トーションバー
18は、その一方の端部即ち図示の場合左端部に形成され
たスプライン又はセレーション部22を、ブラケット16l
に設けられたスプライン又はセレーションを有する嵌合
孔内に嵌装されることによって軸線周りの回転に関し固
定され、他方の端部即ち右端部は、ブラケット16rの対
応する軸受孔内に回転自在に軸支されている。また、第
1トーションバー18の右端可動端部はブラケット16rの
軸受孔を越えて車体外方に延在し、同延長部に形成され
たスプライン又はセレーション部24に右側即ち第1のト
ーションバーアーム26rの一端が軸線周りの回転に関し
固定的に装架されている。
下段の第2トーションバー20は、その一方の端部即ち
図示の場合右端部に形成されたスプライン又はセレーシ
ョン部28を、ブラケット16rに設けられたスプライン又
はセレーションを有する嵌合孔内に嵌装されることによ
って軸線周りの回転に関し固定され、他方の端部即ち左
端部はブラケット16lの対応する軸受孔内に回転自在に
軸支されている。また同第2トーションバー20の左端可
動端部は、ブラケット16lの上記軸受孔を越えて車体外
方に延在し、同延長部に形成されたスプライン又はセレ
ーション部30に左側の即ち第2のトーションバーアーム
26lが軸線周りの回転に関し固定的に嵌装されている。
一方、キャブCのフロアに固着され車体前後方向に延
在した左右一対のメーンシル又はアンダフレーム32l及
び32rの前端下側部分に夫々ブラケット34を介して左側
及び右側のU字状板ばね36l及び36rの上端部がボルト等
により固着されている。上記左側及び右側板ばね36l及
び36rの他端の目玉部38l及び38rは、夫夫ゴムブッシュ4
0l及び40rを介して前記第1トーションバー18上に枢支
されている。
また、上記第1及び第2のトーションバーアーム26l
及び26rの自由端42l及び42rは、上記メーンシル32l及び
32rの下側に夫々装着された摺動台44に摺動自在に当接
する。
第4図に実線で示されているようにキャブCが、車台
フレーム10の左右サイドレール12間に架設された逆U字
状のキャブブリッジ46にスプリング48を介して弾性的に
係止されている通常状態にあるとき、同キャブCは、そ
の自重を、上記U字状の板ばね36l及び36rのばね力、ト
ーションバーアーム26l及び26rを介して加えられる第1
及び第2トーションバーアーム18及び20のばね力、更に
上記スプリング48のばね力により支持されて車台フレー
ム10上に装架されている。
エンジンの整備、点検等のためにキャブCをチルトア
ップさせる場合、キャブCの後端部をキャブブリッジ46
を係止している図示しないラッチを解錠してキャブCを
第4図に一点鎖線で示すように人力により持上げると、
キャブCがチルト軸即ちこの例の場合第1トーションバ
ー18の周りに図中反時計方向に廻動する。そしてこの廻
動の初期に第1及び第2トーションバー18及び20の捩り
力Ptによって上記チルトアップ操作労力が軽減される。
キャブのチルト廻動角が予め設定された角度に達した
とき、上記第1及び第2トーションバー18及び20の捩り
力が消失し、キャブCの全重量が前端部のU字状板ばね
36l及び36rに作用するので、板ばね36l及び36rが大きく
撓みキャブCは図中に点線矢印Aで示したように下降し
又は沈み込むこととなる。このため、U字状板ばね36l
及び36rに大きな応力が発生し破損の恐れがある。ま
た、上記板ばね36l及び36rを破損の恐れがない丈夫なも
のにすると、ばね定数が大きくなって乗心地が悪くなる
不具合がある。更に、キャブをチルトアップした状態で
同キャブがU字状板ばねにより支持されているので、支
持状態が不安定になる欠点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、前端部
分をU字状板ばねによって車台フレームに支持され、か
つチルトアップ操作労力を軽減するため車台フレームと
キャブとの間にトーションバーを介装したタイプのキャ
ブにおいて、チルトアップ時にU字状板ばねに過大な応
力が発生することを防止し得ると共に、優れた乗心地を
確保することができるようにしたキャブオーバ型トラッ
クのキャブ装架装置を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、車台フレームの
前端付近に配設された左右一組のキャブヒンジブラケッ
ト、その一端を上記キャブヒンジブラケットの一方に固
定されかつ他端を上記キャブヒンジブラケットの他方に
回転可能に支持されてキャブをチルトアップ方向に付勢
するトーションバー、及び一端を上記キャブの前端下側
部分に固着され他端を上記トーションバー又は上記キャ
ブヒンジブラケットに支持された別設のチルト軸に枢支
されたU字状板ばねを具備してなるものにおいて、上記
キャブのチルトアップ回動時に同キャブの前端下側部分
に当接することによりキャブ前端部の下降を制限して上
記U字状板ばねの過大変形を抑止するストッパ部材が、
上記U字状板ばねの上記他端と上記キャブヒンジブラケ
ットとの間に配設された上記トーションバー又は上記チ
ルト軸に外嵌される管状部、同管状部に結合され上記キ
ャブヒンジブラケットに固着されたローラブラケット、
同ローラブラケットに転動自在に支持されたローラ、お
よび通常走行時には上記ローラに当接しない十分な間隙
を存して上記キャブ側に設けられた当接部材から構成さ
れていることを特徴とするキャブオーバ型トラックのキ
ャブ装架装置を提案するものである。
(作用) 本考案によれば、キャブのチルトアップ廻動時に、キ
ャブ前端下側部分がストッパ部材に当接してキャブの下
降が制限され、この結果、U字状板ばねの過大変形が抑
止されてその破損が防止されると共に、チルトアップ時
にキャブが安定的に支持されることとなる。従って、U
字状板ばねには、小さいばね定数の柔かいばねを使用す
ることができ、優れた乗心地を確保することができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図及び第2図について具体
的に説明する。(なお、第3図及び第4図を参照して既
に説明した事項については、再述を省略する。)第1図
は車台フレーム10及びキャブCの下端部前端付近を拡大
して示した左側面図であり、第2図は一部を断面で示し
た第1図の拡大正面図である。
図示のように、左右のキャブヒンジブラケット16l及
び16rに、(但し図では、その左側のブラケット16lが示
されているが、右側のブラケット16rについても実質的
に同一である。)第1トーションバー18の端部に夫々外
嵌される管状部50を具えた板状のローラブラケット52が
ボルト54により固着されている。各ローラブラケット52
の上端部分にローラ軸56が固着され、同ローラ軸56上に
転動自在のローラ58が装着されている。一方、キャブC
のメーンシル32l及び32rの前端部外側面に上記ローラ58
と協働する当接部材60が固着されている。
上記構成によれば、トラックの通常走行時には、キャ
ブ前端下側部分即ちメーンシル32l及び32rの車体外方に
固着された当接部材60とローラ58との間に十分な間隙L
が形成されているので、走行中キャブCは上下方向に弾
性的変位を行なうことができる。次に、第4図を参照し
て前述したように、エンジン等の整備、点検のためにキ
ャブCをチルトアップさせる場合、チルト廻動角が予め
設定された角度即ち第1及び第2トーションバー18及び
20の捩り力が消失する廻動角付近に達すると、上記当接
部材60がローラ58に当接してキャブCの下降即ち沈み込
みが制限され、従ってU字状板ばね36l及び36rが過大な
撓みを起すことがなく、過大変形に基づく破損を確実に
防止することができ、またキャブがチルトアップ状態で
極めて安定的に支持される利点がある。また、板ばね36
l及び36rが過大変形を起さないので、ばね定数が小さい
柔かいばねを安全に使用することができ、優れた乗心地
を確保することができる。
なお、上記実施例においては、キャブCのチルトアッ
プ時に、キャブの前端下側部分に当接してキャブの下降
を制限するストッパ部材としてローラ58が用いられてい
るが、ローラに代え回転しない円筒面等を適宜採用する
ことができる。更に、上記実施例では、トーションバー
18をチルト軸として同トーションバーにU字状板ばね36
l及び36rの目玉部38l及び38rが枢支されているが、トー
ションバーとは別個のチルト軸をキャブヒンジブラケッ
ト16l及び16rに設けることができる。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るキャブオーバ型トラック
のキャブ装架装置は、車台フレームの前端付近に配設さ
れた左右一組のキャブヒンジブラケット、その一端を上
記キャブヒンジブラケットの一方に固定されかつ他端を
上記キャブヒンジブラケットの他方に回転可能に支持さ
れてキャブをチルトアップ方向に付勢するトーションバ
ー、及び一端を上記キャブの前端下側部分に固着され他
端を上記トーションバー又は上記キャブヒンジブラケッ
トに支持された別設のチルト軸に枢支されたU字状板ば
ねを具備してなるものにおいて、上記キャブのチルトア
ップ回動時に同キャブの前端下側部分に当接することに
よりキャブ前端部の下降を制限して上記U字状板ばねの
過大変形を抑止するストッパ部材が、上記U字状板ばね
の上記他端と上記キャブヒンジブラケットとの間に配設
された上記トーションバー又は上記チルト軸に外嵌され
る管状部、同管状部に結合され上記キャブヒンジブラケ
ットに固着されたローラブラケット、同ローラブラケッ
トに転動自在に支持されたローラ、および通常走行時に
は上記ローラに当接しない十分な間隙を存して上記キャ
ブ側に設けられた当接部材から構成されていることを特
徴とし、優れた乗心地を確保しながら、U字状板ばねの
破損を防止しその耐久性及び信頼性を改善することがで
き、更にチルトアップ時にキャブを安定的に支持し得る
等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキャブ装架装置の一実施例を示す
左側面図、第2図は一部を断面で示した第1図の正面
図、第3図は本考案を適用すべきキャブ装架装置の分解
斜視図、第4図は第3図に示したキャブ装架装置の概略
側面図である。 10……車台フレーム、12……サイドレール、16l及び16r
……キャブヒンジブラケット、18……第1トーションバ
ー、20……第2トーションバー、26l及び26r……トーシ
ョンバーアーム、32l及び32r……メーンシル、36l及び3
6r……U字状板ばね、52……ローラブラケット、58……
ローラ(ストッパ部材)、60……当接部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車台フレームの前端付近に配設された左右
    一組のキャブヒンジブラケット、その一端を上記キャブ
    ヒンジブラケットの一方に固定されかつ他端を上記キャ
    ブヒンジブラケットの他方に回転可能に支持されてキャ
    ブをチルトアップ方向に付勢するトーションバー、及び
    一端を上記キャブの前端下側部分に固着され他端を上記
    トーションバー又は上記キャブヒンジブラケットに支持
    された別設のチルト軸に枢支されたU字状板ばねを具備
    してなるものにおいて、上記キャブのチルトアップ回動
    時に同キャブの前端下側部分に当接することによりキャ
    ブ前端部の下降を制限して上記U字状板ばねの過大変形
    を抑止するストッパ部材が、上記U字状板ばねの上記他
    端と上記キャブヒンジブラケットとの間に配設された上
    記トーションバー又は上記チルト軸に外嵌される管状
    部、同管状部に結合され上記キャブヒンジブラケットに
    固着されたローラブラケット、同ローラブラケットに転
    動自在に支持されたローラ、および通常走行時には上記
    ローラに当接しない十分な間隙を存して上記キャブ側に
    設けられた当接部材から構成されていることを特徴とす
    るキャブオーバ型トラックのキャブ装架装置
JP1990035953U 1990-04-03 1990-04-03 キャブオ―バ型トラックのキャブ装架装置 Expired - Lifetime JP2500210Y2 (ja)

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JPH03126769U JPH03126769U (ja) 1991-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882295A (ja) * 1981-11-12 1983-05-17 キヤノン株式会社 表示装置
JPS6251033A (ja) * 1985-08-28 1987-03-05 Nissin Electric Co Ltd 磁気記録媒体製造装置

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