JP2500141B2 - 誤り訂正方法及び装置 - Google Patents

誤り訂正方法及び装置

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JP2500141B2
JP2500141B2 JP5590493A JP5590493A JP2500141B2 JP 2500141 B2 JP2500141 B2 JP 2500141B2 JP 5590493 A JP5590493 A JP 5590493A JP 5590493 A JP5590493 A JP 5590493A JP 2500141 B2 JP2500141 B2 JP 2500141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号の再生
装置における誤り訂正に係り、特に、検査ワード数が多
い場合に好適な誤り訂正方法及び装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ディジタル信号の伝送または記録再生を
行なう場合には、伝送系におけるデータ誤りの発生が問
題となる。そこで、送信または記録時に検査ワードを付
加し、受信または再生時にその検査ワードを用いて誤り
訂正を行なう。検査ワードとしては、能率が良く復号の
しやすいBCH符号等が用いられる。特に、ブロック符
号では、BCH符号の一種であるリード・ソロモン符号
が多く用いられる。さらに、これらの符号によって2重
に符号化を行なうことによって訂正能力を大きくした方
式として、クロス・インターリーブ符号がある。 【0003】図2,図3はクロス・インターリーブ・リ
ード・ソロモン符号(以下、CIRC符号という)の符
号化回路及び復号回路を示す図であって、図2におい
て、1,2は符号器、3,4,5はインターリーブ回
路、6はデータ反転回路であり、また、図3において、
7,8は復号器、9,10,11はデインターリーブ回
路である。 【0004】CIRC符号では、リード・ソロモン符号
による2重符号化を行なっている。図2の符号化回路に
おいては、24ワードの情報ワードに対し、インターリ
ーブ回路3によって第1のインターリーブを行なった
後、符号器1によって4ワードの検査ワードQ1,Q2
3,Q4を付加する。さらに、この24ワードの情報ワ
ード及び4ワードの検査ワードよりなる28ワードの符
号ブロックに対して、インターリーブ回路4によって第
2のインターリーブを行なった後、符号器2によって4
ワードの検査ワードP1,P2,P3,P4を付加する。こ
の24ワードの情報ワード及び8ワードの検査ワードよ
りなる32ワードの符号ブロックは、さらにインターリ
ーブ回路5によって第3のインターリーブが行なわれた
後に送信または記録される。 【0005】なお、検査ワードについては、連続データ
欠落時の誤検出あるいは誤訂正を防ぐために、データ反
転回路6により反転されている。 【0006】図3の復号回路においては、デインターリ
ーブ回路9による上記第3のインターリーブに対応した
デインターリーブ及びデータ反転回路6による検査ワー
ドの反転が行なわれた後、復号器7によって第1の復号
が行なわれる。この第1の復号では、検査ワードP1
4による誤り検出及び訂正が行なわれる。復号器7に
おいて、誤り検出及び訂正が行なわれた24ワードの情
報ワード及び4ワードの検査ワードは、デインターリー
ブ回路10によって上記第2のインターリーブに対応し
たデインターリーブが行なわれた後、復号器8によって
第2の復号が行なわれる。この第2の復号では、検査ワ
ードQ1〜Q4による誤り検出及び訂正が行なわれる。復
号器8によって誤り検出及び訂正が行なわれた24ワー
ドの情報ワードは、デインターリーブ回路11によって
上記第1のインターリーブに対応したデインターリーブ
を行なった後に出力される。 【0007】CIRC符号のように2重符号化を行なう
方式では、2つの異なる符号ブロックによって2回また
はそれ以上の復号を行なうことにより、訂正能力を大き
くすることができる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の復号方
式では、第1の復号及び第2の復号において、1ワード
あるいは2ワードの訂正しか行なっておらず、符号の持
つ訂正能力を十分に利用しているとは言えない。 【0009】本発明の目的は、かかる問題を解消し、符
号の持つ誤り訂正能力を最大限に活用できる誤り訂正方
法及び装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、最小距離がdの符号において、誤り位置
が不明のpワードの誤りと誤り位置がわかっているqワ
ードの誤りとを訂正する場合に、 2p+q=d−1 となるような復号方法を用いる。 【0011】 【作用】誤り位置がわかっているpワードに誤りがある
とし、誤りがあるとしたpワード以外のqワードの誤り
の検出を行ない、誤りがあるとしたpワードと誤りが検
出されたqワードとの誤りの訂正を行なうことにより、
符号の持つ誤り訂正能力を最大限に活用することができ
る。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を前述のCIRC符
号に適用した場合について説明する。 【0013】CIRC符号の復号では、第1の復号にお
いては符号長32ワード、検査ワード数4ワード、第2
の復号においては符号長28ワード、検査ワード数4ワ
ードのガロア体GF(28)上のリード・ソロモン符号
の復号を行なう必要がある。まず、ガロア体GF
(28)上で定義されたリード・ソロモン符号及びその
復号法について説明する。 【0014】GF(2)上の8次既約多項式F(x)の
根の1つをαとすると、GF(2)の元にαのべき乗で
表わされる(28−2)個の元を加えた集合{0,1,
α,α2,……,α254}はGF(28)を構成する。 【0015】GF(28)において、る正の整数をtと
するとき、 【0016】 【数1】 g(x)=(x+1)(x+α)(x+α2)…(x+αzt-1) または(x+α)(x+α2)(x+α2)…(x+αzt) 【0017】を生成多項式とする符号長n=(28
1)、情報ワード数(n−2t)、検査ワード数2tの
符号がリード・ソロモン符号である。即ち、リードソロ
モン符号では、符号語 【0018】 【数2】 C={C0,1,,n-1} 【0019】の多項式表現 【0020】 【数3】 C(x)=C0+C1x+C22+…+Cn-1n-1 【0021】はg(x)で割り切れる。これを次式のよ
うに表わす。 C(x)≡0(mod g(x)) (数4) なお、符号長nは 28−1≧n>2t (数5) の範囲で短縮することができる。このリード・ソロモン
符号では、最小距離は(2t+1)である。 【0022】ここで、数3で表わされる符号語C(x)
に対する受信信号を 【0023】 【数6】 R(x)=r0+r1x+…+rn-1n-1 【0024】とし、この受信信号では、ν個の誤り 【0025】 【数7】 【0026】が発生したとすると、 R(x)=C(x)+E(x)≡E(x) (mod g(x)) (数8) 誤りE(x)は、次式で表わされるシンドロームSk
よって求めることができる。 【0027】 【数9】 【0028】復号手順としては、まず、シンドロームS
kより、誤り位置多項式 【0029】 【数10】 【0030】を求め、その根を求めることにより、誤り
位置i1,i2,……,iνがわかる。数10より、 【0031】 【数11】 σ(αij)=0 【0032】であるから、 【0033】 【数12】 eijαij・kσ(αij)=0 【0034】上式を0≦k≦2t−1(または1≦k≦
2t)について加え合わせると、 【0035】 【数13】 【0036】が成立する。数13を解けば、σiを求め
ることができる。さらに、この誤り位置及び数9より誤
り値ei1,ei2,…eiνを求め、E(x)を求めれ
ば、 C(x)=R(x)+E(x) (数14) により、誤り訂正を行なうことができる。 【0037】最小距離がdの符号においては、誤り位置
が不明のp個の誤りと誤り位置がわかっているq個の誤
りとについて、 2p+q≦d−1 (数15) の範囲で訂正することができる。リード・ソロモン符号
では、最小距離が(2t+1)だから、 2p+q≦2t (数16) の範囲で誤り訂正を行なうことができる。 【0038】次に、t=2で、情報ワード数(n−
4),検査ワード数4,生成多項式が g(x)=(x+1)(x+α)(x+α2)(x+α3) (数17) であるリード・ソロモン符号について、具体的な復号方
法を述べる。 【0039】この場合のシンドロームS0,S1,S2
3は次式のようになる。 S0=R(1) S1=R(α) (数18) S2=R(α2) S3=R(α3) 誤りがない場合には、明らかに S0=S1=S2=S3=0 (数19) となる。 【0040】誤りが1ワード(誤り位置がiとする)の
場合には、数13より、 S0σ1+S1=0 S1σ1+S2=0 (数20) S2σ1+S3=0 従って、 σ1=S1/S0=S2/S1=S3/S2 (数21) また、 【0041】 【数22】 σ(x)=x+αi =x+σ1 【0042】よって、 【0043】 【数23】 αi=S1/S0 【0044】より、誤り位置iが求められる。 【0045】この場合の誤り値は、数9より ei=S0 (数24) となる。 【0046】誤りが2ワード(誤り位置がi1,i2とす
る)の場合には、数13より S0σ2+S1σ1+S2=0 S1σ2+S2σ1+S3=0 (数25) 上式を解くと、 【0047】 【数26】 【0048】となる。従って、誤り位置多項式は 【0049】 【数27】 【0050】となる。σ(x)=0を解くことにより、 【0051】 【数28】 αi1i2 【0052】が得られ、誤り位置i1,i2を求めること
ができる。また、数9より、 【0053】 【数29】 S0=ei1+ei21=αi1i1+αi2i2 【0054】従って、 【0055】 【数30】 【0056】より誤り値ei1,ei2を求めることができ
る。 【0057】誤りが3ワード(誤り位置がi1,i2,i
3とする)場合には、数13より S0σ3+S1σ2+S2σ1+S3=0 (数31) また、 【0058】 【数32】 σ(x)=(x+αi1)(x+αi2)(x+αi2) 【0059】より、 【0060】 【数33】 【0061】従って、誤り位置i1,i2がわかっていれ
ば、数31と数33とにより、 【0062】 【数34】 【0063】によって3番目の誤り位置i3を求めるこ
とができる。また、数9より、 【0064】 【数35】 【0065】従って、 【0066】 【数36】 【0067】より、誤り値ei1,ei2,ei3を求めるこ
とができる。 【0068】誤りが4ワード(誤り位置がi1,i2,i
3,i4とする)の場合には、数9より 【0069】 【数37】【0070】従って、誤り位置i1〜i4がわかっていれ
ば、 【0071】 【数38】 【0072】以上述べたように、検査ワード数が4個の
リード・ソロモン符号の復号方法としては、2個以下の
誤り位置のわからない誤りを訂正する、2個以下の誤り
位置のわかった誤りと1個の誤り位置のわからない誤り
を訂正する、4個以下の誤り位置のわかった誤りを訂正
するという3種類の方法がある。これらの復号方法を組
合せて用いることにより、効率の良い誤り訂正を行なう
ことができる。 【0073】CIRC符号においては、検査ワード数は
4ワード、最小距離は5である。従って、前述したよう
に、誤り位置が不明のpワードの誤りと誤り位置がわか
っているqワードの誤りとを、 2p+q≦4 (数39) の範囲で訂正することができる。 【0074】第1の復号においては、誤り位置が不明で
ある。従って、q=0,p=1または2となり、2ワー
ドまでの誤りを訂正することができる。即ち、第1の復
号では、誤りなしと判定される場合、1ワード訂正を行
なう場合、2ワード訂正を行なう場合、3ワード以上の
誤りがあり訂正不能と判定される場合の4種類の場合が
考えられる。そこで、第1の復号の状態を示すフラグと
して以下のようなものを考える。 誤りなし 1ワード訂正 2ワード訂正 訂正不能 F0 0 1 1 1 F1 0 0 1 1 F2 0 0 0 1 第1の復号においては、誤り位置を行なうと同時に、こ
のようなフラグを各ワードに付加しておく。このように
複数のフラグを付加するのは、復号を行なうときに生じ
る誤検出及び誤訂正の確率が各場合によって異なるから
である。誤検出及び誤訂正の確率は訂正能力が大きい程
高くなる。この確率をP(Fi)とすると、 P(F0)<P(F1)<P(F2) となる。従って、第1の復号において複数の状態を示す
フラグを付加することにより、第2の復号において、訂
正能力及び検出能力がともに優れた誤り訂正を行なうこ
とができる。 【0075】第2の復号においては、第1の復号で付加
されたフラグにより、誤り位置を検知することができ
る。従って、 p=0,q≦4 p=1,q≦2 p=2,q=0 という3種類の訂正方法が考えられる。 【0076】p=0,q≦4の場合には、フラグが付加
されている4ワードまでの誤りを訂正することができ
る。訂正能力は最も高い方式であるが、訂正ブロック内
に第1の復号における誤検出または誤訂正によるフラグ
の付加されていない誤りがあった場合には、誤訂正にな
ってしまう。従って、F0あるいはF1のような誤検出及
び誤訂正の確率の少ないフラグを誤りフラグとして用い
る必要がある。なお、訂正ワード数が3ワード未満の場
合には、シンドロームチェックにより、検出能力を高く
することができる。 【0077】p=1,q≦2の場合、フラグが付加され
ている2ワードまでの誤りと任意の1ワードの誤りの3
ワードまでの誤りとを訂正することができる。この場合
は、フラグの付加されていない1ワードの誤りを訂正す
ることができる。また、フラグが付加されているワード
が3ワード(または、3ワード以下)あった場合に、そ
のうちの2ワード(または、1ワード)を誤り位置のわ
かった誤った誤りとして残りの1ワードの誤り位置を検
出し、その結果がフラグの位置と一致するかどうかのチ
ェックを行なう方法を用いれば、検出能力を高くするこ
とができる。 【0078】p=2,q=0の場合には、任意の2ワー
ドまでの誤りを訂正することができる。この場合には、
フラグの付加されていない誤りがあっても、2ワードま
で訂正することができる。また、検出した誤り位置がフ
ラグの位置と一致するかどうかのチェックを行なえば、
検出能力を高くすることができる。 【0079】第2の復号C2 における、3種類の復号方
法の具体的な適用例を図1に示すフローチャートに従っ
て説明する。 【0080】(1)F0フラグの数が4個以下の場合に
は、フラグが付加されているワードを誤りワードとして
4ワード以下の誤り訂正を行なう。なお、F0フラグが
3個以下の場合には、他の復号方法によってフラグの付
加されていない誤りを検出することにより、検出能力を
向上させることができる。 【0081】(2)F0フラグの数が5個以上でF1フラ
グの数が3個以下の場合には、F1フラグが付加されて
いる2ワード(または、1ワード)を誤りワードとして
1ワードの誤り位置検出を行ない、検出した誤り位置が
フラグの位置と一致した場合または誤りなしとなった場
合に、3ワード以下の誤り訂正を行なう。なお、最初に
決める誤りワードとしては、F2 フラグが付加されてい
るワードを優先する。 【0082】(3)F1フラグの数が5個以上でF1フラ
グの数が4個以上の場合には、2ワードまでの誤り位置
検出を行ない、検出した誤り位置にF1フラグが付加さ
れていた場合に、2ワード以下の誤り訂正を行なう。 【0083】(4)、(3)の場合において、F2 フラ
グの状態によってさらに細かい判断を行なうことによ
り、誤り検出能力を高くすることができる。 【0084】以上述べたように、本発明の復号方法によ
れば、3ワードまたは4ワードまでの誤りを訂正するこ
とができ、従来の2ワードまでの誤り訂正を行なう方法
に比べて訂正能力を高くすることができる。また、フラ
グの状態に応じて最適な復号方法を用いることにより、
誤り検出能力も高くすることができる。 【0085】また、本発明の誤り訂正方式は、CIRC
符号以外の復号、例えば、第2の検査ワードの生成には
巡回符号(CRC符号)を用い、第1の復号では誤り検
出のみを行なうような場合にも適用できる。 【0086】次に、本発明の誤り訂正装置のCIRC符
号に適用した一実施例について説明する。図4はかかる
誤り訂正装置を示すブロック図であって、17〜19は
バスライン、20はシンドローム生成回路、21,22
はROM、25,27,29はRAM、24は演算回
路、26はカウンタ、28は比較回路、30は条件判断
回路、31はプログラムROM、32はアドレスカウン
タである。 【0087】本回路は、3本のバスライン及びそのバス
ラインに接続されている回路と、プログラムにより各回
路の動作をコントロールするコントロール回路とで構成
されている。バスライン17は受信信号や誤りパターン
等のデータをやりとりするデータバス、バスライン18
はデータの位置(ロケーション)等のデータをやりとり
するロケーションバス、バスライン19はデータに付加
されるフラグのデータをやりとりするフラグバスであ
る。また、各バスには、夫々データ入出力端子12、ロ
ケーション入出力端子13、フラグ入出力端子14が接
続されている。 【0088】シンドローム生成回路20は、データ入出
力端子12から入力された受信信号によりシンドローム
0〜S3を生成する。シンドローム生成回路20は、図
5のような回路で構成されている。図5において、42
はEOR回路、44は8ビットラッチである。また、4
3はマトリックス演算回路であり、S0生成回路では
“1”,S1生成回路では“α”,S2生成回路では“α
2”,S3生成回路では“α3”夫々と入力信号との積を
出力する。図4に示したのはS1生成回路の具体例であ
る。 【0089】この回路に、入力端子38から受信信号を
入力し、8ビットラッチ44のクロック入力端子40に
受信信号に同期したクロック信号を入力することによ
り、受信信号を入力し終わった時点で出力端子39にシ
ンドロームが出力される。なお、クリア信号入力端子4
1から入力されるクリア信号は、シンドローム生成を行
なう前に、8ビットラッチ44をクリアする。 【0090】演算回路24は、上記のシンドローム生成
回路20で生成されたシンドロームS0〜S3によって誤
り位置及び誤りパターンを求めるための演算を行なうも
のである。この演算回路24では、ガロア体GF
(28)上での乗算、除算及び加算を行なう。 【0091】 【数40】 X(=αx)とY(=αy) 【0092】のGF(28)上での乗算、除算は以下の
ようになる。 【0093】 【数41】 【0094】図6は乗算/除算回路の具体例を示すもの
であって、48,49はROMであり、入力端子45,
46に入力されたX,Yに対し、夫々x,yを出力す
る。50は加算/減算回路であり、乗算処理の場合には
加算、除算処理の場合には減算を行なう。51はROM
であり、加算/減算回路50の出力x±yに対して、 【0095】 【数42】 α(x ± y) 【0096】を出力端子47に出力する。GF(28
での加算は、図7に示すように、各ビットでmod2の
加算を行なえばよい。 【0097】RAM25は、シンドロームS0〜S3や演
算回路25での演算結果を記憶しておくためのものであ
る。また、23は8入力OR回路であり、データバス1
7上のデータが“0”かどうかを判断するためのもので
ある。 【0098】ROM21,22は、 【0099】 【数43】 iとαi 【0100】の変換を行なうためのROMである。外部
回路とのやりとりを行なう場合には、データの位置はi
=0〜31となるが、前述したように、復号の演算を行
なう場合には 【0101】 【数44】 αi 【0102】の形で取り扱われる。したがって、このR
OM21,22で 【0103】 【数43】 iとαi 【0104】の変換を行なっている。ROM21は、 【0105】 【数45】 i→αi 【0106】の、また、ROM22は 【0107】 【数46】 αi→i 【0108】の夫々変換を行なうROMである。 【0109】カウンタ26は1ブロック内のフラグ数を
カウントするものである。第2の復号では、カウンタ2
6でF0,F1,F2の数をカウントし、その数を比較回
路28によって所定の数と比較し、何ワードの訂正を行
なうか、あるいは訂正を行なうか訂正を行なわないで訂
正不能とするか等の判断を行なう。 【0110】RAM27は、カウンタ26でカウントし
てフラグ数や誤り位置等を記憶しておくためのものであ
る。また、比較回路28は、上述したフラグ数と所定の
数の比較や、復号処理途中におけるデータと定数の比較
に用いられる。 【0111】RAM29は、第2の復号において、デー
タに付加されている第1の復号の結果を示すフラグF0
〜F2を記憶しておくものである。RAM29に記憶さ
れているフラグの状況は、復号によって求められた誤り
位置におけるフラグの有無をチェックするために用いら
れる。 【0112】条件判断回路30は、OR回路23や比較
回路28で判断された結果やRAM29に記憶されてい
るフラグの状況に基づいて、プログラムの分岐を行なう
かどうかを判断するものである。 【0113】プログラムROM31は、上述した各回路
をコントロールして復号を行なうためのプログラムを記
憶しておくものである。プログラムの構成を図8に示
す。1ワードは32ビットで構成されている。 【0114】52は各回路の入力部にあるレジスタのう
ちのデータを記憶するレジスタを選択する。53は各回
路の出力部にあるバッファのうちデータを出力するバッ
ファを選択する。52及び53により、任意の回路から
任意の回路へバスラインを通してデータを転送すること
ができる。54はRAM25またはRAM27へのデー
タの書込みを行なうものである。なお、RAM29への
データの書込みは受信信号の入力時のみに行なわれるた
め、プログラムコントロールする必要はない。55は演
算回路24における乗算、除算の選択等を行なうもので
ある。 【0115】33はRAMのアドレスの決定や各バスラ
イン及び比較回路へ入力する定数を決めるものである。
34はプログラムの分岐を行なう場合の条件を決めるも
のであり、条件判断回路30では、34の内容とOR回
路23,比較回路28,RAM29等の状況を比較して
分岐を行なうかどうかを決定する。35は分岐する場合
の分岐先を決めるものである。 【0116】本発明の回路では、400ワード程度のプ
ログラムでCIRC符号の復号を行なうことができる。 【0117】カウンタ32はプログラムのアドレスをコ
ントロールするものであり、マスタークロック入力端子
15から入力されるクロックにより、プログラムROM
31のアドレスを進め、プログラムを実行させる。ま
た、プログラムの分岐を行なう場合には、分岐命令37
により分岐先アドレス35をカウンタにロードし、プロ
グラムを分岐させる。なお、入力端子16は、プログラ
ムスタート時にカウンタ32をリセットする信号を入力
するものである。 【0118】誤り訂正を行なう手順としては、まず、受
信信号を入力し、シンドロームS0〜S3の生成を行な
い、第2の復号ではフラグ数のカウント、フラグの状態
のRAM29への記憶を行なう。次に、プログラムによ
り復号を行ない、誤り位置及び誤りパターンを求め、先
の数14によって誤りデータの訂正を行なう。また、第
1の復号及び第2の復号において訂正不能となった場合
には、フラグ入出力端子14からデータに付加するフラ
グを出力する。 【0119】以上述べたように、本発明の誤り訂正装置
では、プログラムにより各回路をコントロールする方式
を用いており、回路規模が小さく、また、異なる復号方
法に対しても、プログラムの変更のみによって対処でき
る。 【0120】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤り検出及び訂正に用いられる符号の能力を最大限に活
用することができ、誤り検出能力及び訂正能力を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による誤り訂正方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。 【図2】CIRC符号の符号化回路を示す回路図であ
る。 【図3】CIRC符号の復号回路を示す回路図である。 【図4】本発明による誤り訂正装置の一実施例を示すブ
ロック図である。 【図5】図4におけるシンドローム生成回路の一具体例
を示すブロック図である。 【図6】図4における演算回路の一具体例を示すブロッ
ク図である。 【図7】図6に示した具体例でのGF(28)での加算
を示す図である。 【図8】図4でのプログラムROMに記憶されるプログ
ラムの構成を示す図である。 【符号の説明】 17〜19 バスライン 20 シンドローム生成回路 21,22 ROM 24 演算回路 25 RAM 26 カウンタ 27 RAM 28 比較回路 29 RAM 30 条件判断回路 31 プログラムROM 32 アドレスカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 敬治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 家電研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 家電研究所内 (72)発明者 渋谷 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 家電研究所内

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の情報ワードと該複数の情報ワードに対して付
    加された最小距離がd1(d1は2以上の整数)である第
    1の検査ワードとにより構成される第1の符号ブロック
    の多数個よりなるデータブロックに対して、第1の符号
    ブロックの各々から選ばれたワードからなるデータ系列
    と該データ系列に対して付加された最小距離がd2(d2
    は2以上の整数)である第2の検査ワードとにより、複
    数個の第2の符号ブロックが形成されるように、2重に
    符号化された符号語の復号を行なう誤り訂正方法であっ
    て、 該第2の検査ワードを用いて該第2の符号ブロックの誤
    り検出・訂正を行ない、誤りの検出状態を示すフラグを
    該第2の検査ワードの各々に対して発生し、 該第1の検査ワード及び該フラグを用いて該第1の検査
    ワードが付加された複数の該情報ワードの誤り検出・訂
    正を行なう際に、 2 <d 1 −1であるq 2 個の該フラグが付加されている
    ワードに誤りがあるとし、該第1の検査ワードにより、
    該誤りがあるとしたワード以外の誤りの検出を行ない、 2p 2 +q 2 ≦d 1 −1であるp 2 個のワードに誤りがある
    ことが検出されたときに、p 2 +q 2 個のワードの誤りを
    訂正する ことを特徴とする誤り訂正方法。2.特許請求の範囲第1項において、 前記第1の検査ワードによる前記誤りがあるとしたワー
    ド以外の誤りの検出において、誤り検出されたワード
    に前記フラグが付加されていない場合には、誤り訂正を
    行なわないことを特徴とする誤り訂正方法。3.特許請求の範囲第1項において、 前記第1の検査ワードによる前記誤りがあるとしたワー
    ド以外の誤りの検出において、誤りが検出されない場合
    は、前記誤りがあるとしたワードの誤り訂正を行なう
    ことを特徴とする誤り訂正方法。 .1符号ブロックの情報ワード及び最小距離がd(d
    は2以上の整数)である検査ワードと、これら情報ワー
    ド及び検査ワードに付加されている第1の訂正の状態を
    示すフラグとを用いて第2の訂正を行なう誤り訂正装置
    において、 該情報ワード及び該検査ワードよりシンドロームを生成
    するシンドローム生成回路と、 該情報ワード及び該検査ワードに付加されているフラグ
    の位置を記憶する記憶回路と、 該シンドローム生成回路で生成されたシンドロームの値
    及び該記憶回路に記憶されているフラグ付加されたワ
    ードの位置を用いてガロワ体上の演算を行なう演算回路
    と、 該演算回路を制御し、q<d−1であるq個の該フラグ
    が付加されているワードに誤りがあるとして、該検査ワ
    ードにより、該誤りがあるとしたワード以外の誤りの検
    出を行ない、2p+q≦d−1であるp個のワードに誤
    りがあることが検出されたとき、p+q個のワードの誤
    り訂正を行なう制御回路とよりなることを特徴とする誤
    り訂正装置。
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