JP2500132Y2 - ラジエ―タグリル - Google Patents

ラジエ―タグリル

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Publication number
JP2500132Y2
JP2500132Y2 JP4387191U JP4387191U JP2500132Y2 JP 2500132 Y2 JP2500132 Y2 JP 2500132Y2 JP 4387191 U JP4387191 U JP 4387191U JP 4387191 U JP4387191 U JP 4387191U JP 2500132 Y2 JP2500132 Y2 JP 2500132Y2
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JP
Japan
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wall
radiator grill
horizontal
vertical
front side
Prior art date
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Application number
JP4387191U
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English (en)
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JPH04135859U (ja
Inventor
篤司 小林
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車車体の前端部に装
着されるラジエータグリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は自動車車体1の前端部に装着され
たラジエータグリル2の斜視図である。該ラジエータグ
リルの単品正面図を図3に示す。ラジエータグリル2
は、リム3に囲まれた部分に複数個の横桟4と複数個の
縦桟5とを相互に交差させるとともに、その両端をリム
3に固定して配置した構造である。上記の横桟4と縦桟
5とに囲まれた複数個の区域の中には、前後(図におい
て紙面と垂直な方向)に突き抜けている部分6も有り、
壁7で仕切られている部分(斑点を付して示した)も有
る。
【0003】図3に示したA−A断面を図4(A)に示
し、B−B断面を図4(B)に示す。このラジエータグ
リル2は、車体フレーム8に対して取付部材9によって
支持されている。前述の壁7は、a.上記取付部材9を
連設するためのアダプタとしての役目と、b.エンジン
ルーム内臓物を目隠しする役目とを兼ねている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記の壁7は必要な構
成部材であるが、意匠的な見地からはこの壁7が目立た
ないことが望ましい。この壁7が目立つと、ラジエータ
グリルの奥行感が消失して高級感を阻害し、安っぽい感
じを与える。その上、いかにも壁によって目隠ししてい
るように見える。
【0005】図5(A),(B),(C)は従来例の壁
7の正面側の構造を説明するための断面図である。上記
の正面側とは、これを自動車車体の前端部に装着した場
合に自動車の前方から見られる側であって、図5におい
ては左側が正面側である。図5(A)の従来例では壁7
の正面側に黒色艶消し塗装膜10を設けてある。しか
し、黒色艶消し塗装を施しても、光の反射が完全には無
くならず、外観が壁7の存在を感じさせる。図5(B)
の従来例では壁7の正面側に多数の不規則な小さい凹凸
を設けるとともに黒色(ないし黒に類じした色調)の塗
装を施してある。このように構成しても光の反射が完全
には無くならず、外観が壁7の存在を感じさせる。
【0006】図5(C)の従来例は断面が山形の凹凸を
設けてある。詳しくは、垂直断面がほぼ2等辺3角形を
なす凹凸が並べられており、該2等辺3角形の底辺は垂
直になっている。この面に矢印a,bのように外来光が
入射すると矢印c,dのように斜上方および斜下方に向
けて反射される。このため反射光の一部が目に入って壁
7の存在を感じさせる。
【0007】本考案は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、壁の存在が外観に現われないラジエータグリルを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成として本考案に係るラジエータグリルは、横桟
と縦桟とによって囲まれた空間を仕切る略垂直な壁を有
するラジエータグリルにおいて、上記の壁の前側の面
に、水平な面とオーバハング形斜面とを交互に配設した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、壁の前側(すなわち正面
側)が水平面と下向き斜面(オーバハングした形の斜
面)とによって形成されている。一方、横桟の間から入
射した外来光束は略水平方向であるため、水平面で反射
されても下向き斜面で反射されても「横桟の間を通過し
て眼高位置に至る反射光束」は発生しない。このため、
壁の存在が外観に現われない。
【0010】
【実施例】図1は本考案に係るラジエータグリルの壁7
付近の断面図であって、図の左方が正面側である。壁7
の正面側は、水平面13と、下向きにオーバハングした
斜面14とが交互に配列されている。これを図5(C)
の従来例に比較すると、図1の実施例の壁7の正面側は
水平面と下向き斜面とによって形成されていて上向き斜
面が無い。詳しくは、斜面の上に仮想の垂線を立てたと
き、その垂線が斜面から離れるに従って上昇するような
形の斜面が無い。
【0011】矢印e,e´のように水平に入射した外来
光束は矢印f,f´のように斜下方へ反射されて眼高位
置に達しない。また、矢印g方向の外来光束も矢印hの
ように斜下方へ反射されて眼高位置に達しない。従って
矢印Eye方向に壁7を見たとき、底無しの闇を見た感
じで暗く見え、壁の存在を感じない。
【0012】
【考案の効果】上述の実施例について明らかならしめた
ように、本考案のラジエータグリルは、横桟と縦桟とに
よって囲まれている空間を仕切っている垂直な壁(縦桟
に対しても横桟に対しても垂直であり、地球を基準とし
ても略垂直な壁)が外観に現われない。従ってラジエー
タグリルの高級感を損ねたり目隠ししている感じを与え
たりする虞が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るラジエータグリルの1実施例にお
ける要部断面図
【図2】ラジエータグリルを装着した自動車の斜視図
【図3】ラジエータグリルの一般的な構成の概要を説明
するための正面図
【図4】ラジエータグリルの壁を説明するための断面図
【図5】各種の従来例に係るラジエータグリルの壁付近
の断面図
【符号の説明】
1…自動車の車体、2…ラジエータグリル、3…リム、
4…横桟、5…縦桟、6…突き抜け部、7…壁、13…
水平面、14…オーバハング形の斜面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横桟と縦桟とによって囲まれた空間を仕
    切る略垂直な壁を有するラジエータグリルにおいて、上
    記の壁の前側の面に、水平な面とオーバハング形斜面と
    を交互に配設したことを特徴とするラジエータグリル。
JP4387191U 1991-06-12 1991-06-12 ラジエ―タグリル Expired - Lifetime JP2500132Y2 (ja)

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JPH04135859U JPH04135859U (ja) 1992-12-17
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JP3577018B2 (ja) * 2001-08-31 2004-10-13 本田技研工業株式会社 車両のフロントグリル周りの吸気構造
JP7145803B2 (ja) * 2019-03-27 2022-10-03 株式会社クボタ フロントグリル
US11479071B2 (en) 2019-03-01 2022-10-25 Kubota Corporation Work vehicle and front grill of work vehicle
JP7363491B2 (ja) * 2020-01-08 2023-10-18 日産自動車株式会社 車両用被塗装部品

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