JP2500104Y2 - エンドカバ― - Google Patents
エンドカバ―Info
- Publication number
- JP2500104Y2 JP2500104Y2 JP6397693U JP6397693U JP2500104Y2 JP 2500104 Y2 JP2500104 Y2 JP 2500104Y2 JP 6397693 U JP6397693 U JP 6397693U JP 6397693 U JP6397693 U JP 6397693U JP 2500104 Y2 JP2500104 Y2 JP 2500104Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end cover
- lock spring
- peripheral wall
- pressure receiving
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Insulating Bodies (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、架空配電線の電線端末
部を簡単に絶縁処理できるエンドカバーに関するもので
ある。
部を簡単に絶縁処理できるエンドカバーに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の端末処理には、電線端末部
を合成樹脂製のキャップに挿通し、該合成樹脂製のキャ
ップが外れないように、キャップの開口部と電線端末部
の外周部に絶縁テープを巻回して固定するといった方法
がとられている。
を合成樹脂製のキャップに挿通し、該合成樹脂製のキャ
ップが外れないように、キャップの開口部と電線端末部
の外周部に絶縁テープを巻回して固定するといった方法
がとられている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁テ
ープを巻回すること、また延線の時に巻回されているテ
ープを外すことは非常に作業性の悪いものである。
ープを巻回すること、また延線の時に巻回されているテ
ープを外すことは非常に作業性の悪いものである。
【０００４】本考案は、上記した作業性の悪さを改善
し、電線端末部の絶縁処理をワンタッチで簡単に行える
エンドカバーを提供することを目的としている。
し、電線端末部の絶縁処理をワンタッチで簡単に行える
エンドカバーを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案のエンドカバー
は、上記した目的を達成するため、架空配電線の電線端
末部を絶縁処理するための一端を開口し、他端を閉塞し
た合成樹脂製の筒状をなすエンドカバーにおいて、弾性
のある板片をリング状に屈曲させて互いに交差する板片
両端部を折り曲げて受圧部としたロックスプリングを備
え、そのロックスプリングは、上記エンドカバーの開口
部付近の内周壁に形成した凹溝内に該ロックスプリング
の受圧部が収納されるように内装され、その凹溝と対向
するエンドカバーの外周壁を膨出又は凹設させて、該ロ
ックスプリングを拡張したいとき使用される締付のため
の押圧部としたものである。
は、上記した目的を達成するため、架空配電線の電線端
末部を絶縁処理するための一端を開口し、他端を閉塞し
た合成樹脂製の筒状をなすエンドカバーにおいて、弾性
のある板片をリング状に屈曲させて互いに交差する板片
両端部を折り曲げて受圧部としたロックスプリングを備
え、そのロックスプリングは、上記エンドカバーの開口
部付近の内周壁に形成した凹溝内に該ロックスプリング
の受圧部が収納されるように内装され、その凹溝と対向
するエンドカバーの外周壁を膨出又は凹設させて、該ロ
ックスプリングを拡張したいとき使用される締付のため
の押圧部としたものである。
【０００６】又、上記ロックスプリングの内側には、突
部を設けるとよい。
部を設けるとよい。
【０００７】
【作 用】エンドカバーを電線端末部に装着するには、
上記エンドカバー外周壁に膨出する押圧部を締付工具、
又は手作業で内側方向に押圧すると、内装されたロック
スプリングは拡張するから、電線端末部を拡張したロッ
クスプリングの内側に挿通させる。つぎに、上記締付工
具、又は手による押圧力を取り去ることで、ロックスプ
リングは自己の有する復元弾性力で縮径して、電線の周
囲からしっかりと把持する。そのロックスプリングはエ
ンドカバーに係合係止して常にエンドカバーと一体的結
合がなされる。
上記エンドカバー外周壁に膨出する押圧部を締付工具、
又は手作業で内側方向に押圧すると、内装されたロック
スプリングは拡張するから、電線端末部を拡張したロッ
クスプリングの内側に挿通させる。つぎに、上記締付工
具、又は手による押圧力を取り去ることで、ロックスプ
リングは自己の有する復元弾性力で縮径して、電線の周
囲からしっかりと把持する。そのロックスプリングはエ
ンドカバーに係合係止して常にエンドカバーと一体的結
合がなされる。
【０００８】
【実施例】本考案によるエンドカバー１は図１、或いは
図２に示す様に、一端に開口部２を設け、他端を閉塞し
た筒状のキャップである。該エンドカバー１は、柔軟性
ある合成樹脂で形成されており、図３、及び図４に示す
様に開口部２付近の内周壁には、ロックスプリング３の
受圧部４と嵌合する凹溝５が設けられ、更に底壁６から
エンドカバー１の長手方向に電線当てリブ７が突設され
ている。又、上記凹溝５に対向するエンドカバー１の外
周壁には、エンドカバー１の装着に際しての工具付き当
て用の押圧部８が付設されている。尚、図示の例では、
エンドカバー１内に溜まった雨水等を排出するため、水
抜き穴９を底壁６に設けている。
図２に示す様に、一端に開口部２を設け、他端を閉塞し
た筒状のキャップである。該エンドカバー１は、柔軟性
ある合成樹脂で形成されており、図３、及び図４に示す
様に開口部２付近の内周壁には、ロックスプリング３の
受圧部４と嵌合する凹溝５が設けられ、更に底壁６から
エンドカバー１の長手方向に電線当てリブ７が突設され
ている。又、上記凹溝５に対向するエンドカバー１の外
周壁には、エンドカバー１の装着に際しての工具付き当
て用の押圧部８が付設されている。尚、図示の例では、
エンドカバー１内に溜まった雨水等を排出するため、水
抜き穴９を底壁６に設けている。
【０００９】ロックスプリング３は、図５に示すよう
に、弾力性のある板片をリング状に屈曲させて互いに交
差する板片両端部を折り曲げて受圧部４を形成してお
り、この受圧部４が上記開口部２付近の内周壁に形成し
た凹溝５内に収納されて図４のようにエンドカバー１の
内周壁に内装されている。
に、弾力性のある板片をリング状に屈曲させて互いに交
差する板片両端部を折り曲げて受圧部４を形成してお
り、この受圧部４が上記開口部２付近の内周壁に形成し
た凹溝５内に収納されて図４のようにエンドカバー１の
内周壁に内装されている。
【００１０】又、ロックスプリング３は、図５に限定さ
れるものではなく、図６の（ａ）或は（ｂ）のような形
状のものでもよいし、又（ｃ）のように、一方のリング
口を四角状に変形させたものでもよい。
れるものではなく、図６の（ａ）或は（ｂ）のような形
状のものでもよいし、又（ｃ）のように、一方のリング
口を四角状に変形させたものでもよい。
【００１１】本考案によるエンドカバー１を使って架空
配電線の電線端末部１０に装着するには、以下のように
する。
配電線の電線端末部１０に装着するには、以下のように
する。
【００１２】上記エンドカバー１の外周壁に膨出する押
圧部８を締付工具、又は手作業で内側方向に押圧すると
内装されたロックスプリング３は拡張するから、電線端
末部１０を拡張したロックスプリング３の内側に挿通さ
せ、電線当てリブ７に付き当てる。つぎに上記締付工
具、又は手による押圧力を取り去ることで、ロックスプ
リング３は自己の有する復元弾性力で縮径して電線端末
部１０の周囲からしっかりと把持する。一度挿入したら
抜けにくい構造のため、そのロックスプリング３はエン
ドカバー１に係合係止して常にエンドカバー１と一体的
結合がなされる。
圧部８を締付工具、又は手作業で内側方向に押圧すると
内装されたロックスプリング３は拡張するから、電線端
末部１０を拡張したロックスプリング３の内側に挿通さ
せ、電線当てリブ７に付き当てる。つぎに上記締付工
具、又は手による押圧力を取り去ることで、ロックスプ
リング３は自己の有する復元弾性力で縮径して電線端末
部１０の周囲からしっかりと把持する。一度挿入したら
抜けにくい構造のため、そのロックスプリング３はエン
ドカバー１に係合係止して常にエンドカバー１と一体的
結合がなされる。
【００１３】又、上記電線端末部１０よりエンドカバー
１を取り去る場合には、上記同様の作業でロックスプリ
ング３を拡張し、容易に取り去ることができる。
１を取り去る場合には、上記同様の作業でロックスプリ
ング３を拡張し、容易に取り去ることができる。
【００１４】更に、図７の（ａ）、（ｂ）、或いは
（ｃ）、（ｄ）のようにロックスプリング３の一部を内
側に折り曲げて突部１１を形成することにより、ロック
スプリング３の縮径時に上記突部１１が電線端末部１０
の周囲を拘持するのでより一層確実に電線端末部１０を
把持させることができる。
（ｃ）、（ｄ）のようにロックスプリング３の一部を内
側に折り曲げて突部１１を形成することにより、ロック
スプリング３の縮径時に上記突部１１が電線端末部１０
の周囲を拘持するのでより一層確実に電線端末部１０を
把持させることができる。
【００１５】上記突部１１は、図７に限定されるもので
はなく、図８のように三角状の突片にして、上記ロック
スプリング３の縮径時に突片の先端部が電線の周囲を咬
持するようにしてもよい。
はなく、図８のように三角状の突片にして、上記ロック
スプリング３の縮径時に突片の先端部が電線の周囲を咬
持するようにしてもよい。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、エ
ンドカバーの外周壁を膨出、又は凹設させて押圧部を形
成し、その押圧部は、内装されたロックスプリングの受
圧部が収納される凹溝と対向関係にあるようにしたから
作業者が該押圧部を締付工具、又は手作業で内側方向に
押圧することで、内装されたロックスプリングの両端受
圧部を確実に押して拡張させることが正確に且つ簡単に
行える。拡張したロックスプリング内に電線端末部を挿
入後、上記締付工具、又は手による押圧力を解放すれ
ば、ロックスプリングの復元弾性で電線端末部の把持が
これまた簡単且つ正確に行える。しかも、そのロックス
プリングの両端受圧部は、上記エンドカバーの凹溝内に
収納したからエンドカバーとロックスプリングとの一体
的結合は確実であり、両者が分離されることはないか
ら、従来の絶縁テープを巻回したり、外したりする等の
面倒な作業は不要となり効率アップにつながり、又、ロ
ックスプリングの内面に突部を設ければ、上記突部が電
線端末部の周囲をより強固に拘持するので、ロックスプ
リングによる電線端末部の把持は更に確実なものとな
る。
ンドカバーの外周壁を膨出、又は凹設させて押圧部を形
成し、その押圧部は、内装されたロックスプリングの受
圧部が収納される凹溝と対向関係にあるようにしたから
作業者が該押圧部を締付工具、又は手作業で内側方向に
押圧することで、内装されたロックスプリングの両端受
圧部を確実に押して拡張させることが正確に且つ簡単に
行える。拡張したロックスプリング内に電線端末部を挿
入後、上記締付工具、又は手による押圧力を解放すれ
ば、ロックスプリングの復元弾性で電線端末部の把持が
これまた簡単且つ正確に行える。しかも、そのロックス
プリングの両端受圧部は、上記エンドカバーの凹溝内に
収納したからエンドカバーとロックスプリングとの一体
的結合は確実であり、両者が分離されることはないか
ら、従来の絶縁テープを巻回したり、外したりする等の
面倒な作業は不要となり効率アップにつながり、又、ロ
ックスプリングの内面に突部を設ければ、上記突部が電
線端末部の周囲をより強固に拘持するので、ロックスプ
リングによる電線端末部の把持は更に確実なものとな
る。
【００１７】更に、延線のため上記電線端末部よりエン
ドカバーを取り去るには、上記同様の作業でロックスプ
リングを拡張すればよく、極めて簡単に行うことができ
る。
ドカバーを取り去るには、上記同様の作業でロックスプ
リングを拡張すればよく、極めて簡単に行うことができ
る。
【図１】本考案によるエンドカバー使用状態の正面図で
ある。
ある。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１の断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【図５】図４に示すロックスプリングの斜視図である。
【図６】図５に示すロックスプリングとは異なる例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図７】図６に示すロックスプリングとは異なる例を示
す斜視図、および正面図である。
す斜視図、および正面図である。
【図８】（ａ）は、図７に示すロックスプリングとは異
なる例を示す斜視図で、（ｂ）は、その正面図である。
なる例を示す斜視図で、（ｂ）は、その正面図である。
１ エンドカバー ２ 開口部 ３ ロックスプリング ４ 受圧部 ５ 凹溝 ６ 底壁 ７ 電線当てリブ ８ 押圧部 ９ 水抜き穴 １０ 電線端末部 １１ 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 法亢 盛宣 愛知県名古屋市天白区植田西２丁目213 番地 マルホ産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 架空配電線の電線端末部を絶縁処理す
るために、一端に開口部を設け、他端を閉塞した合成樹
脂製の筒状をなすエンドカバーにおいて、弾性のある板
片をリング状に屈曲させて互いに交差する板片両端部を
折り曲げて受圧部４としたロックスプリング３を備え、
そのロックスプリング３は、上記エンドカバー１の開口
部２付近の内周壁に形成した凹溝５内に該ロックスプリ
ング３の受圧部４が収納されるように内装され、その凹
溝５と対向するエンドカバー１の外周壁を膨出、又は凹
設させて、該ロックスプリング３を拡張したいとき使用
される締付のための押圧部８としたことを特徴とするエ
ンドカバー。 - 【請求項２】 ロックスプリング３の内側に、突部１
１を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
一項記載のエンドカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6397693U JP2500104Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | エンドカバ― |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6397693U JP2500104Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | エンドカバ― |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0736546U JPH0736546U (ja) | 1995-07-04 |
| JP2500104Y2 true JP2500104Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13244830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6397693U Expired - Fee Related JP2500104Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | エンドカバ― |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500104Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP6397693U patent/JP2500104Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0736546U (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |