JP2500074Y2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

Info

Publication number
JP2500074Y2
JP2500074Y2 JP1990401973U JP40197390U JP2500074Y2 JP 2500074 Y2 JP2500074 Y2 JP 2500074Y2 JP 1990401973 U JP1990401973 U JP 1990401973U JP 40197390 U JP40197390 U JP 40197390U JP 2500074 Y2 JP2500074 Y2 JP 2500074Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
compressor
time
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990401973U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0490839U (ja
Inventor
牧男 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP1990401973U priority Critical patent/JP2500074Y2/ja
Publication of JPH0490839U publication Critical patent/JPH0490839U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500074Y2 publication Critical patent/JP2500074Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気調和装置の運転制御
装置に関し、詳しくはサーモOFF時における送風機及
び圧縮機の運転制御に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置においては、少な
くとも空気冷却用に供される空気熱交換器と、該空気熱
交換器の二次側(下流側)に配置された送風量可変な送
風機と、冷房運転時において、室内設定空気温度より吸
込空気温度ほうが低いときにOFF作動するサーモスタ
ットのOFF作動時に、送風機の運転をそのまま続行し
ながら上記空気熱交換器への冷媒循環量を規制するよう
にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、冷房運転時
においてサーモスタットのOFF作動時に空気熱交換器
への冷媒循環量が規制されると、空気熱交換器を介した
空気が次第に暖まり、この空気が、冷房運転中に冷却空
気により冷却されていた送風機に吸込まれ、その空気中
の水分が送風機に結露し、結露水として送風機内に滴下
したり、送風機からの風圧で結露水が送風機外に飛散す
ることになる。
【0004】その場合、例えば実開平1−163755
号公報に開示されるように、空気熱交換器と送風機との
間に設けられた電気ヒータをサーモスタットのOFF作
動と同時に作動させて送風機を加熱することにより、送
風機に結露した水分(結露水)を蒸発させ、送風機内で
の結露水の滴下や、送風機からの風圧による結露水の飛
散を防止するようにしている。
【0005】また、送風機の下流側に、送風機内で滴下
する結露水を送風機内底部に貯溜して結露水の飛散を防
止する結露水飛散防止部材を設けたものもある。
【0006】しかしながら、上記の如きものでは、送風
機内での結露水の滴下を防止したり、送風機からの風圧
による結露水の飛散を防止したりする上で、電気ヒータ
や結露水飛散防止部材などの別途部材を設ける必要があ
るため、コストが嵩さむという欠点がある。
【0007】本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、送風機内での結露水の滴
下を防止しつつ、送風機による結露水の飛散が防止され
るよう,送風機の送風量を効果的に制御することによ
り、コストの低減化を図ろうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案が講じた解決手段は、少なくとも空気冷却用
に供される空気熱交換器(3) と、該空気熱交換器(3) と
の間で冷媒を循環させる圧縮機と、上記空気熱交換器
(3) の二次側に配置され、空調空気を吹出口(26b)より
吹出す送風量可変な送風機(21)と、冷房運転時におい
て、室内設定空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)の
ほうが高いときにON作動してON作動信号を発すると
共に、室内設定空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)
のほうが低いときにOFF作動してOFF作動信号を発
するサーモスタットと、該サーモスタットのOFF作動
開始時に作動を開始し、圧縮機が停止してから再起動す
るまでの所定の必要待機時間の経過後にタイムアップし
てタイムアップ信号を発する圧縮機待機用タイマ手段
と、上記サーモスタットのOFF作動開始時に作動を開
始し、上記必要待機時間よりも短い所定の送風機規制時
間の経過後にタイムアップしてタイムアップ信号を発す
る送風機規制用タイマ手段と、上記サーモスタットから
の作動信号、各タイマ手段からのタイムアップ信号を受
信可能であって、サーモスタットからのOFF作動信号
の受信時、圧縮機待機用タイマ手段からのタイムアップ
信号を受けるまで圧縮機を停止させた状態において、送
風機(21)の運転を超低風量に規制しながら送風機(21)に
発生した結露を蒸発させ、送風機規制用タイマ手段から
のタイムアップ信号を受けると、圧縮機の再起動に先立
って送風機(21)の運転の規制を解除して該送風機(21)の
送風量を増大させ、その後、圧縮機待機用タイマ手段か
らのタイムアップ信号を受けると、圧縮機の再起動を可
能にする制御手段(34)とを備えさせた構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、本考案では、室内設定空気
温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが低いときに
OFF作動するサーモスタットのOFF作動時に圧縮機
が停止されて空気熱交換器(3) への冷媒循環量が規制さ
れると、空気熱交換器(3) を介した空気が次第に室内温
度に戻り、この空気が冷房運転中に冷却空気により冷却
されていた送風機(21)に吸込まれ、その空気中の水分が
送風機(21)に付着して結露する。その場合、送風機(21)
は、サーモスタットのOFF作動開始時から送風機規制
用タイマ手段がタイムアップ信号を発信するまでの間、
制御手段(34)により超低風量で運転されるよう制御され
ており、送風機(21)内を流れる空気は超低風速となって
いる。このため、送風機(21)に付着した結露水が、送風
機(21)内に滴下したり、送風機(21)の風圧で該送風機(2
1)外に飛散することが確実に防止され、また、この結露
水は送風機規制時間の間に徐々に暖められて蒸発する。
また、サーモスタットのOFF時であっても送風機(21)
が駆動していることにより、常に空気調和装置の吸込側
からは室内空気が吸込まれており、このため、室内温度
を検出するためのセンサにより室内空気吸込温度(T2)を
常に正確に検出することができる。更に、圧縮機待機時
間中であっても送風機(21)の結露が蒸発した後には該送
風機(21)の送風量を増大させているので室内の空気調和
が良好に行われる。
【0010】
【考案の効果】以上の如く、請求項1の考案における空
気調和装置の運転制御装置によれば、サーモスタットか
らのOFF作動信号の受信時、送風機(21)の運転を超低
風量に規制しているので、送風機(21)に付着した結露水
を送風機(21)内に滴下させたり、送風機(21)の風圧で送
風機(21)外に飛散させたりすることなく超低風量の空気
によって結露水を所定時間の間にゆっくりと暖めて確実
に蒸発させるので、送風機内への結露水の滴下を防止し
たり、送風機の風圧による結露水の飛散を防止したりす
る上で必要であった従来の電気ヒータや結露水飛散防止
部材などの別途部材が不要となり、よってコストの低減
化を図ることができる。また、サーモスタットのOFF
作動時であっても送風機(21)が駆動しているので、常に
空気調和装置の吸込側からは室内空気が吸込まれてお
り、このため、室内空気吸込温度(T2)を常に正確に検出
することができ、室内設定空気温度(T1)より室内空気吸
込温度(T2)のほうが高くなった時を正確に検出してサー
モスタットのON作動を正確に行わせることができ、信
頼性の高い空調制御を行うことができる。更に、圧縮機
待機用タイマ手段からのタイムアップ信号を受けるまで
圧縮機を停止させた状態において、送風機(21)の運転を
超低風量に規制した後、圧縮機の再起動に先立って送風
機(21)の運転の規制を解除して該送風機(21)の送風量を
増大させているので、室内への送風の復帰が迅速に行わ
れ、該室内の空気調和を良好に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1ないし図3は本考案の一実施例に係る
運転制御装置を備えた空気調和装置を示し、(A) は空気
調和装置の天井埋込み型の室内機であって、この室内機
(A)のケーシング(1) は、横長長方形状の正面板(1a)
と、該正面板(1a)と略一致する形状の背面板(1b)と、同
様に横長長方形状となる左右の側面板(1c),(1d) と、略
正方形状の上面板(1e)及び底面板(1f)とからなる高さの
低い薄箱型に形成されている。上記ケーシング(1) 内の
背面板側には、背面板(1b)に設けられた空気吸込口(2)
に吸入面(3a)を対向させてなる空気熱交換器としての室
内熱交換器(3) が起立して配置されている。尚、(4),…
は、ケーシング(1) の空気吸込口(2) に吸込側通路(図
示せず)を取付けるための空気吸込口合フランジであ
る。
【0013】上記室内熱交換器(3) は、冷房運転時には
蒸発器として作用する一方、暖房運転時には凝縮器とし
て作用するようになっている。また、上記室内熱交換器
(3)は、図示しない室外機内に収納された圧縮機、及び
冷房運転時に凝縮器として作用する室外熱交換器と、室
内機(A) 内の膨脹弁(11)との間が冷媒配管(12)によって
冷媒循環可能に接続されている。そして、上記冷媒配管
(12)は、冷房運転時に圧縮機により圧縮したガス状の冷
媒が室外熱交換器を経て液化されたのち膨脹弁(11)によ
り膨脹した膨脹液化冷媒として室内熱交換器(3) に導か
れるよう,室内熱交換器(3) に設けられた液側配管(13
a) に接続されているとともに、この室内熱交換器(3)
によりガス化した冷媒が再び圧縮機に戻されるよう,室
内熱交換器(3) に設けられたガス側配管(13b) に接続さ
れている。
【0014】また、上記ケーシング(1) 内の正面板側に
は、送風量可変な送風機(21)が配置されている。該送風
機(21)は、ケーシング(1) の左右の側面板(1c),(1d) と
直交する方向へ延びる軸(22)を有するモータ(23)と、該
モータ(23)の軸(22)に取付けられたシロッコファン(24)
とからなる。上記モータ(23)は、断面略コ字状のブラケ
ット(25)を介して正面板(1a)に取付けられている。ま
た、上記シロッコファン(24)はファンケーシング(26)内
に収納され、このファンケーシング(26)には、ケーシン
グ(1) の左右の側面板(1c),(1d) にそれぞれ対抗する吸
引口(26a) が開口して設けられているとともに、ケーシ
ング(1) の正面板(1a)に設けられた空気吹出口(27)に対
向する吹出口(26b) が開口して設けられている。そし
て、上記シロッコファン(24)によりケーシング(1) の正
面板(1a)の空気吸込口(2) から吸込まれた空気は、室内
熱交換器(3) を介して冷却された後、該室内熱交換器
(3) の二次側(下流側)に位置する送風機(21)のファン
ケーシング(26)の吸引口(26a) から吸引されて吹出口(2
6b) を介して空気吹出口(27)より吹出されることにな
る。また、上記室内熱交換器(3) 及びケーシング(1) 内
における冷媒配管(12)の下方には、ドレンパン(28)が設
けられており、このドレンパン(28)には室内熱交換器
(3) により冷却された空気中の水分がドレン水として貯
溜され、その下端部に設けられたドレンソケット(29)に
接続されるパイプ(図示せず)を介してドレン水がケー
シング(1) 外に排出されるようにしている。尚、(33)
は、ケーシング(1)の空気吹出口(27)に吹出側通路(図
示せず)を取付けるための空気吹出口合フランジであ
る。
【0015】さらに、上記ケーシング(1) の左側側面板
(1c)(図1では下側)にはスイッチボックス(31)が取付
けられている。該スイッチボックス(31)には、図示しな
い空気調和装置の運転動作又は停止動作を選択的に切換
える運転/停止切換スイッチと、室外機内における圧縮
機の容量制御により室内熱交換器(3) 内に送給される冷
媒循環量を制御して室内熱交換器(3) を介して送風機(2
1)により室内に吹出す室内設定風量に基づいた室内設定
空気温度(T1)をマニュアルで設定する室内設定温度スイ
ッチとが設けられている。また、本装置には、上記の室
内設定温度スイッチにより設定した室内設定空気温度(T
1)と、上記空気吸込口(2) に設けられた図示しない吸込
空気温度センサにより検出される室内空気吸込温度(T2)
とに基づいて圧縮機を作動又は待機(停止)させる図示
しないサーモスタットが設けられている。該サーモスタ
ットは、空気調和装置の冷房運転時において、室内設定
空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが高いと
きにON作動する一方、室内設定空気温度(T1)より室内
空気吸込温度(T2)のほうが低いときにOFF作動するよ
うになっている。そして、上記サーモスタットは、空気
調和装置の冷房運転時におけるOFF作動時に圧縮機を
停止もしくは低容量運転させて上記室内熱交換器(3) へ
の冷媒循環量を規制するように構成されている。
【0016】そして、上記サーモスタットからのON/
OFF作動信号は、マイクロコンピュータを利用して構
成された制御手段としてのコントロールユニット(34)に
入力されている。さらに、上記コントロールユニット(3
4)には、上記スイッチボックス(31)内の運転/停止切換
スイッチからの運転/停止信号と、空気調和装置の各機
器の性能を保障する保護装置(図示せず)からの作動信
号と、空気調和装置の各機器の異常発生を検出する異常
検出装置(図示せず)からの異常信号とがそれぞれ入力
されている。また、上記送風機(21)のモータ(23)は、室
内が室内設定温度スイッチにより設定した室内設定空気
温度となるよう,室内熱交換器(3) を介して送風機(21)
により吹出される室内設定風量(送風量)がコントロー
ルユニット(34)によって制御されていると共に、サーモ
スタットのOFF作動時に送風機(21)による送風量がコ
ントロールユニット(34)によって制御されるようになっ
ている。
【0017】次に、コントロールユニット(34)による送
風機(21)(モータ(23))の制御を図4に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。このフローでは、空気調和装
置の冷房運転時におけるモータ(23)の制御を説明する。
【0018】先ず、ステップS1において、空気調和装置
が停止状態つまりスイッチボックス(31)内の運転/停止
切換スイッチからの信号が停止信号であることを確認
し、ステップS2で室内設定温度スイッチにより室内設定
空気温度(T1)を設定して空気調和装置の冷房運転を開始
する。次いで、ステップS3において、上記ステップS2の
室内設定空気温度(T1)に室内温度を近付けるような室内
設定風量(設定風量)で送風機(21)を作動させる。その
後、ステップS4において、前回の圧縮機の駆動停止時か
ら再起動までの必要待機時間が経過していない圧縮機待
機中であるか否かを判定し、この判定が圧縮機待機中で
ないNOの場合には、ステップS5で室内設定空気温度(T
1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが高いサーモスタッ
トのON作動条件を判定する。そして、上記ステップS5
の判定が室内設定空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T
2)のほうが低いサーモスタットのOFF作動条件である
NOの場合には、サーモスタットがON作動条件になる
までそのまま待機する一方、室内設定空気温度(T1)より
室内空気吸込温度(T2)のほうが高いサーモスタットのO
N作動条件であるYESの場合には、ステップS6で圧縮
機を作動させる。
【0019】次いで、ステップS7において、室内設定空
気温度(T1)よりも室内空気吸込温度(T2)のほうが低いサ
ーモスタットのOFF作動条件を判定し、この判定が室
内設定空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが
高いサーモスタットのON作動条件であるNOの場合に
は、室内設定空気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)の
ほうが低いサーモスタットのOFF作動条件になるまで
待機する。一方、上記ステップS7の判定が室内設定空気
温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが低いサーモ
スタットのOFF作動条件であるYESの場合には、ス
テップS8で圧縮機を停止させて3分間待機させると共に
送風機(21)の送風量が超低風量となるよう制御し、ステ
ップS9で圧縮機を3分間待機させる圧縮機のタイマ(圧
縮機待機用タイマ手段)のカウントを開始するととも
に、送風量を2分間超低風量とする送風機(21)のタイマ
(送風機規制用タイマ手段)のカウントを開始する。
【0020】その後、ステップS10 において、上記ステ
ップS8で送風量を超低風量とする送風機(21)のタイマが
2分経過してタイムアップしているか否かを判定し、送
風機(21)のタイマが2分経過していないタイマ継続中で
あるNOの場合にはタイムアップするまで待機する一
方、送風機(21)のタイマが2分経過してタイムアップし
たYESの場合には、ステップS11 で送風機(21)をサー
モスタットがOFF作動条件となる前の送風量で制御す
る。次いで、ステップS12 において、室内設定空気温度
(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが高いサーモスタ
ットのON作動条件で且つ圧縮機のタイマが3分経過し
てタイムアップしているか否かを判定し、この判定がサ
ーモスタットのOFF作動条件で且つ圧縮機のタイマが
3分経過していないタイマ継続中であるNOの場合に
は、サーモスタットがON作動条件となり且つ圧縮機の
タイマがタイムアップするまで待機する一方、サーモス
タットがON作動条件で且つ圧縮機のタイマが3分経過
してタイムアップしているYESの場合には、ステップ
S13 で室内設定空気温度(T1)に室内温度が近付けられる
ような室内設定風量で送風機(21)を作動させ、ステップ
S6に戻ることを繰り返す。
【0021】この場合、スイッチボックス(31)内の運転
/停止切換スイッチからの停止信号、保護装置からの作
動信号、異常検出装置からの異常信号のうちの少なくと
も1つの信号がコントロールユニット(34)に入力される
と、その信号が入力された時点で上記フローの制御を中
止するように構成されている。
【0022】したがって、上記実施例では、室内設定空
気温度(T1)より室内空気吸込温度(T2)のほうが低いとき
にOFF作動するサーモスタットのOFF作動時に圧縮
機を待機させて上記室内熱交換器(3) への冷媒循環量が
規制されると、室内熱交換器(3) を介した空気が次第に
暖まり、この空気が室内熱交換器(3) を介した冷却空気
により冷却されていた送風機(21)のファンケーシング(2
6)内に吸込まれ、その空気中の水分がファンケーシング
(26)およびシロッコファン(24)に付着して結露する。そ
の場合、送風機(21)は、サーモスタットのOFF作動開
始時から2分経過するまでの間、コントロールユニット
(34)により超低速で運転されるよう制御されているの
で、ファンケーシング(26)およびシロッコファン(24)に
付着した結露水は、コントロールユニット(34)により制
御された送風機(21)からの空気が超低風量であるため
に、ファンケーシング(26)内に滴下したり、シロッコフ
ァン(24)からの風圧でファンケーシング(26)外に飛散す
ることが確実に防止されている。また、この結露水は、
超低風量の空気によって2分経過するまでの間にゆっく
りと暖められて蒸発する。この結果、従来のように、フ
ァンケーシング内への結露水の滴下を防止したり、シロ
ッコファンの風圧による結露水の飛散を防止したりする
上で必要であった電気ヒータや結露水飛散防止部材など
の別途部材が不要となり、よってコストの低減化を図る
ことができる。
【0023】また、上記実施例では、サーモスタットの
OFF作動条件時に圧縮機を3分間待機させるようにし
たが、サーモスタットのOFF作動条件時に圧縮機が3
分間以上待機するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】室内機内を示す平面図である。
【図2】図1に係る側面図である。
【図3】図1に係る背面図である。
【図4】コントロールユニットによる送風機及び圧縮機
の制御を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
(3) 室内熱交換器(空気熱交換器) (21) 送風機 (34) コントロールユニット(制御手段) (T1) 室内設定空気温度 (T2) 室内空気吸込温度 (26b) 吹出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも空気冷却用に供される空気熱
    交換器(3) と、該空気熱交換器(3) との間で冷媒を循環させる圧縮機
    と、 上記 空気熱交換器(3) の二次側に配置され、空調空気を
    吹出口(26b) より吹出す送風量可変な送風機(21)と、 冷房運転時において、室内設定空気温度(T1)より室内空
    気吸込温度(T2)のほうが高いときにON作動してON作
    動信号を発すると共に、室内設定空気温度(T1)より室内
    空気吸込温度(T2)のほうが低いときにOFF作動してO
    FF作動信号を発するサーモスタットと、 該サーモスタットのOFF作動開始時に作動を開始し、
    圧縮機が停止してから再起動するまでの所定の必要待機
    時間の経過後にタイムアップしてタイムアップ信号を発
    する圧縮機待機用タイマ手段と、 上記サーモスタットのOFF作動開始時に作動を開始
    し、上記必要待機時間よりも短い所定の送風機規制時間
    の経過後にタイムアップしてタイムアップ信号を発する
    送風機規制用タイマ手段と、 上記サーモスタットからの作動信号、各タイマ手段から
    のタイムアップ信号を受信可能であって、サーモスタッ
    トからのOFF作動信号の受信時、圧縮機待機用タイマ
    手段からのタイムアップ信号を受けるまで圧縮機を停止
    させた状態において、送風機(21)の運転を超低風量に規
    制しながら送風機(21)に発生した結露を蒸発させ、送風
    機規制用タイマ手段からのタイムアップ信号を受ける
    と、圧縮機の再起動に先立って送風機(21)の運転の規制
    を解除して該送風機(21)の送風量を増大させ、その後、
    圧縮機待機用タイマ手段からのタイムアップ信号を受け
    ると、圧縮機の再起動を可能にする制御手段(34) とを備
    えていることを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
JP1990401973U 1990-12-26 1990-12-26 空気調和装置の運転制御装置 Expired - Lifetime JP2500074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990401973U JP2500074Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 空気調和装置の運転制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990401973U JP2500074Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 空気調和装置の運転制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0490839U JPH0490839U (ja) 1992-08-07
JP2500074Y2 true JP2500074Y2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=31879988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990401973U Expired - Lifetime JP2500074Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 空気調和装置の運転制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500074Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02118356A (ja) * 1988-10-27 1990-05-02 Toshiba Corp 空気清浄機付空気調和機
JPH0387550A (ja) * 1989-08-31 1991-04-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ヒートポンプ式空気調和機
JP3124142U (ja) * 2006-04-04 2006-08-10 特定非営利活動法人 日本ホームページ協会 分散型電源。

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0490839U (ja) 1992-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3182773B2 (ja) 自動車用空気調和装置
US5678417A (en) Air conditioning apparatus having dehumidifying operation function
JP2023088102A (ja) 空気調和機
JP4656777B2 (ja) 換気装置
JPH11287502A (ja) 空気調和機
JP2012122674A (ja) 多室型空気調和機
JP4228194B2 (ja) 空気調和機の制御方法
AU2019286195B2 (en) Device for eliminating condensate for air conditioners, air conditioner and method for eliminating condensate
KR20120050325A (ko) 에어컨 이슬 생성 방지 방법
JP7094061B2 (ja) 環境試験装置及びその運転方法
JP2500074Y2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH051839A (ja) 空気調和機の制御装置
JP3417364B2 (ja) 調湿換気装置
JP3885877B2 (ja) 空気調和機
JP2001193990A (ja) 温水空気調和機
JP2000025446A (ja) 空調装置
JP3480871B2 (ja) 空気調和機
JPH05248690A (ja) 空気調和装置
JP7193754B2 (ja) 室内機、および、空気調和装置
JP2012122673A (ja) 多室型空気調和機
JPH1163581A (ja) 壁掛型空気調和機用の加湿器
JPH062920A (ja) 空気調和機の制御装置
JPH0317166Y2 (ja)
JP2651388B2 (ja) 冷暖房兼用空気調和機
JPH04297744A (ja) 空気調和機のドレンポンプ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term