JP2024520125A - 小さいフォームファクターの明視野プロジェクター - Google Patents

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Abstract

画像を投影する明視野プロジェクターであって、この明視野プロジェクターは、入射光ビーム101,102を順次発生させる少なくとも一つの光源10~12を備えた光デバイス1と、入射光ビーム101,102をコリメートさせるように構成されたコリメート素子20と、変調器表面領域を有し、コリメートされた入射光ビーム101,102を変調して、変調された光ビーム201,202を投影するように構成された光学式光変調器3とを有し、この明視野プロジェクターは、導波管303を備えた光導波管モジュール30を更に有し、この導波管が、コリメートされた入射光ビーム101,102を導波管303に入力結合させるように構成された入力格子301と、コリメートされた入射光ビーム101,102を導波管303から分離、出力して、複数の拡大光ビーム201,202を発生させるように構成された出力格子302とを備え、これらの複数の拡大光ビーム201,202が、変調器表面領域のほぼ全体を順次照射するように配置されている。

Description

本開示は、画像を投影する明視野プロジェクターに関する。より詳しくは、本開示は、小さいフォームファクターの明視野プロジェクターに関する。本開示は、更に、仮想現実/拡張現実/複合現実用のメガネ及びアプリケーション領域におけるニアアイ明視野投影用途のための明視野プロジェクターに関する。
図1は、コリメート光学系2を用いてそれぞれ平行ビーム101,102にコリメートされる複数の光源(図1には二つの光源11,12が図示されている)を備えた光デバイス1を有する従来技術の明視野プロジェクターを図示している。それらの平行ビーム101,102は、異なるセットの入射角で空間光変調器(SLM)3を順次照射する。それぞれ反射された(又は透過した)ビームは、SLM3の変調によって生成される或る画像情報を運ぶ。場合によっては、コンバイナー光学系5を備えた、中間光学系4は、当初の光源を視点21,22に再画像化する。それらの視点21,22は、明視野アイボックス6を形成して、ユーザーがデジタルシーンの真正の3D描画を見ることを可能にする。
従来技術の明視野プロジェクターは、SLMを照射するために、空間的に分散した光源のアレイを使用しており、視点21,22を形成するために、各光源の波数ベクトルの向きが異なっている。
それらの空間的に分散した光源の大きなアレイは、フォームファクターが小さく、コスト効率の良い明視野プロジェクターを構築することを可能にしない。
本開示は、画像を投影する明視野プロジェクターに関する。
この明視野プロジェクターは、入射光ビームを順次発生させる少なくとも一つの光源を備えた光デバイスと、この入射光ビームをコリメートするように構成されたコリメート素子と、変調器表面領域を有し、コリメートされた入射光ビームを変調して、この変調された光ビームを投影するように構成された光学式光変調器とを有する。この明視野プロジェクターは、コリメートされた入射光ビームを導波管に入力結合させるように構成された入力格子を備えた導波管と、コリメートされた入射光ビームを導波管から分離、出力し、複数の拡大光ビームを発生させるように構成された出力格子とを有する光導波管モジュールを更に有する。これらの複数の拡大光ビームは、変調器表面領域のほぼ全体を順次照射する。
本明細書で開示する明視野プロジェクターは、従来技術の明視野プロジェクターで使用されている光デバイスよりもフットプリントが小さいとともに、サイズが小さいコリメートされた入射光ビームを有する光デバイスを使用することができる。この光デバイスは、更に、より少ない光源を備えることができる。従って、この明視野プロジェクターは、フォームファクターをより小さく、消費電力をより低くするとともに、製造の複雑さとコストをより低下させることができる。これらの利点及びその他の利点は、本明細書に含まれる開示内容から明らかになる。
本発明の実施例は、本明細書に開示されており、図面によって図解する。
従来技術の照射システムの模式図 一つの実施形態による光デバイスと導波管モジュールを備えた照射システムの模式図 光デバイスと導波管モジュールを図示した、図2の明視野プロジェクターの部分詳細図 一つの実施形態による光導波管モジュールにおける光の伝搬例の模式図 一つの実施形態による透過型光ビーム操作ユニットを備えた明視野プロジェクターの模式図 一つの実施形態による反射型光ビーム操作ユニットを備えた明視野プロジェクターの模式図 図6に図示された実施形態の変化形による明視野プロジェクターの模式図 コリメートされた入射光ビームの形成形態の模式図
図2は、一つの実施形態による照射システムを図示している。この明視野プロジェクターは、一つ又は複数の光源を備え、各光源が順次入射光ビームを発生させる光デバイス1と、入射光ビーム101,102をコリメートするように構成されたコリメート素子20とを有する。図2の例では、二つの光源11,12と二つの入射光ビーム101,102が図示されている。
この明視野プロジェクターは、コリメートされた入射光ビーム101,102を変調して、変調された光ビーム201,202を投影するように構成されたSLM3を更に有する。このSLM3は変調器表面領域を有する。
この明視野プロジェクターは、入力格子301、導波管303及び出力格子302を備えた光導波管モジュール30を更に有する。この入力格子301は、コリメートされた入射光ビーム101,102を導波管303に入力結合させるように構成されている。この出力格子302は、コリメートされた入射光ビーム101,102を導波管303から分離、出力して、複数の拡大光ビーム201,202を発生させる。これらの複数の拡大光ビーム201,202が、変調器表面領域のほぼ全体を順次照射する。
図2は、二つの光源11,12を備えた光デバイス1を図示している。しかし、この光デバイス1は、一つ又は二つ以上の光源を備えることができる。例えば、この光デバイス1は、一つの光源、或いは(図示されていない)複数の光源から成るアレイを備えることができる。以下で図8を用いて説明する通り、図2の構成における明視野プロジェクターの光デバイス1の表面領域は、従来技術の明視野プロジェクターの光デバイスの表面領域よりも小さくすることができる。
入射光ビーム101,102をコリメートするコリメート素子20は、単一の光学素子(レンズ)又は二つ以上のレンズのアレイから構成することができる。この光デバイス1が複数の光源11,12から成るアレイを有する場合、コリメート素子20は、マイクロレンズのアレイを備えることができ、このアレイの各光源が、マイクロレンズのアレイの中の一つのマイクロレンズによってコリメートされる。より一般的には、コリメート素子20は、レンズ、ミラー、ホログラム及びコリメーションを実行するそれ以外の光学素子の中の一つ又は複数から構成することができる。
図2に図示されている通り、この明視野プロジェクターは、SLM3によって変調され、拡大され、変調された複数の光ビーム201,202を投影軸170に沿って投影して、入射光ビーム101,102をアイボックス平面124におけるアイボックス領域6内の視点に再画像化するように構成された中間光学系4を更に備えることができる。この明視野プロジェクターは、(視聴者の眼がアイボックス内に位置する場合に)視聴者がデジタルシーンの真正の3D描画を見ることを可能にする。図2では、二つの入射光ビーム101,102に対応する二つの視点21,22が図示されている。
望ましい構成では、光導波管モジュール30は、光学式光変調器3と中間光学系4の間に在る。そのような構成では、出力格子302から分離、出力された複数の拡大光ビーム201,202が、SLM3によって変調されて、アイボックス領域6に向かって反射される。
図1に図示された従来技術の明視野プロジェクターと異なり、これらのコリメートされた光ビーム101,102は、SLM3を直接照射するのではなく、SLM3を照射する前に導波管モジュール30を通過する。
図3は、図2の明視野プロジェクターの部分詳細図を表し、光デバイス1と導波管モジュール30を図示している。この光デバイス1が二つの異なる光源11,21を備え、各光源11,12がコリメート素子20によってコリメートされて、光導波管モジュール30に伝送されるコリメートされた入射光ビーム101,102を発生させることが図示されている。これらのコリメートされた入射光ビーム101,102が、入力格子301によって導波管303に入力結合される。
図4は、光導波管モジュール30における光の伝搬形態の一例を模式的に図示している。図4では、光導波管モジュール30に入射する単一のコリメートされた入射光ビーム101が図示されているが、この例は、複数のコリメートされた入射光ビーム101,102にも適用される。この導波管303は、第一の表面303aと第2の表面303bを有する透光性の基板を備えている。この入力格子301は、第一の表面303aの上又は中に形成される。この入力格子301は、コリメートされた入射光ビーム101,102を受光して、このコリメートされた入射光ビーム101,102を、ガイドされた形の光ビーム101gとして導波管303に入力結合させるように構成されている。このコリメートされた入射光ビーム101,102は、或る入射角θinで入力格子301上に到達する。このガイドされた形の光ビーム101gは、導波管303内での内部全反射によって、第二の表面303bの上又は中に形成された出力格子302に当たるまで伝播する。この導波管303は、或る角度で入射したガイドされた形の光ビーム101gをその角度に対応する効率で抽出するように構成されている。実際には、ガイドされた形の光ビーム101gの一部が、入射角θinで導波管303から出て行く。ガイドされた形の光ビーム101gの一部は、内部全反射によって導波管303内を伝搬し続けて、出力格子302に何度も出会って、その都度同じ入射角θinを有するガイドされた形の光ビーム101gの一部として分離、出力される。この形式の伝搬は、一連の出力サブビームレット1001を発生させ、これらが一緒になって一つの拡大光ビーム201を形成する。
この拡大光ビーム201は、出力サブビームレット1001の向きによって与えられる特定の角度でSLM3上に投影されて、SLM3上で反射され、中間光学系4に向かって伝播する(図2を参照)。この拡大光ビーム201は、SLM3の変調によって規定される画像情報を運ぶ。
図4は、光導波管モジュール30と拡大光ビーム201の断面図を図示している、即ち、拡大光ビーム201が一つの次元でのみ図示されている。実際には、拡大光ビーム201は、SLM3の二次元表面のほぼ全体に渡って拡大させることができ、そのように、拡大光ビーム201は、それ以外の次元にも拡がる。これは、入力格子301と出力格子302の間に(図示されていない)中間格子を使用することによって実現できる。
この入力格子301は、表面レリーフ格子を含む如何なる標準的な回折格子からも構成することができる。出力格子302上で反射された出力サブビームレット1001に由来する、SLM3によって変調されなかった寄生光は、所定の回折次数に対する回折効率がほぼゼロであるブラッグ格子から成る出力格子302を使用することによって最小化することができる。このSLM3上で反射された出力サブビームレット1001の一部が出力格子302と再び(光損失となる)相互作用することを防止するために、SLM3を導波管303に対して相対的に傾斜させることができる。この傾斜は、機械的に実現するか、或いは導波管303の光学的機能として構成することができる。望ましい構成では、入力格子301は、体積位相ホログラフィック格子又は液晶偏光格子から構成することができる。
この拡大光ビーム201,202の均一性は、導波管303の厚さ(第一の表面303aと第2の表面303bを隔てる距離)に対するコリメートされた入射光ビーム101,102のサイズの比率に依存する。望ましい観点において、コリメートされた入射光ビーム101,102のサイズが0.5mm~5mmであるとすることができ、導波管303の厚さが0.2mm~3mmであるとすることができる。
図5は、別の実施形態による明視野プロジェクターを図示している。この明視野プロジェクターは、コリメートされた入射光ビーム101の入射角θinを時間的に順次変化させるように構成された多重化デバイス50を備えている。この光デバイス1は、コリメートされた入射光ビーム101を入射軸171に沿って発生させる。入射角θinは、入射軸171に対して相対的に変化する。この多重化デバイス50は、それぞれが入射軸171に対して相対的に異なる入射角θinを有する複数の多重化光ビーム101mを時間的に順次発生させることを可能にする。
図5の構成では、多重化デバイス50は、光デバイス1と導波管モジュール30の間に配置された透過型光ビーム操作ユニット50を備えている。この透過型光ビーム操作ユニット50は、調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器から構成することができる。
望ましい構成では、この光デバイス1は単一の光源10を備える。この光デバイス1は、単一のコリメートされた入射光ビーム101を入射軸171に沿って発生させるために、コリメート素子20を、例えば、単一のレンズを更に備える。この多重化デバイス50は、複数の多重化光ビーム101mを時間的に順次発生させて、各多重化光ビーム101mが入射軸171に対して相対的に異なる入射角θinを有するように、入射軸171に対して相対的に、単一のコリメートされた入射光ビーム101の入射角θinを時間的に順次変化させる。これらの多重化光ビーム101mは、入力格子301によって導波管303に入力結合される。それぞれが異なる入射角θinを有する、時間的に順次発生させた複数の多重化光ビーム101mが、複数の光源11,12に置き換わって、最終的な明視野アイボックス6内に異なる視点を作り出す。
図6に図示された別の実施形態では、多重化デバイスが、コリメートされた入射光ビーム101を受光して、複数の多重化光ビーム101mを時間的に順次反射させるように構成された反射型光ビーム操作ユニット60から構成されている。図6に図示されている通り、光デバイス1は、又もや上述した通り、単一の光源10を備えることができる。
図6に図示された配置構成では、導波管モジュール30は、反射型光ビーム操作ユニット60と光デバイス1の間に在る。このような構成では、コリメートされた入射光ビーム101は、反射型光ビーム操作ユニット60に到達する前に、導波管303と入力格子301を通過する必要がある。コリメートされた入射光ビーム101が反射型光ビーム操作ユニット60に到達すると、この操作ユニットが複数の多重化光ビーム101mを順次反射させる。そして、多重化された光ビーム101mが、入力格子301を介して導波管303に入力結合される。
コリメートされた入射光ビーム101は、導波管303及び入力格子301を通って進む際に影響を受けるべきではない。このために、光デバイス1は、入射光ビーム101を直線偏光させるように構成された(図示されていない)直線偏光子を備えることができる。この明視野プロジェクターは、直線偏光され、コリメートされた入射光ビーム101を、円偏光され、コリメートされた入射光ビーム101(図6の右側)に変換するように構成された円偏光デバイス70を更に備えることができる。一つの観点では、この円偏光デバイス70は1/4波長板から構成される。
この円偏光され、コリメートされた入射光ビーム101は、ブラッグ偏光格子から成る入力格子301を通過することができる。このブラッグ偏光格子は、単一偏光(+1次)のみを回折させて、それと直交する偏光を回折させないままにする。入力を円偏光にした場合、効率は99%にまで達することができる。図6の例では、入力格子301は、旋回の向きが右旋円以外の偏光を反射することができる。
この反射型光ビーム操作ユニット60は、導波管303と入力格子301を通過したコリメートされた入射光ビーム100を入射軸171に対して相対的な入射角θinが異なる多重光ビーム101mとして反射させる。この多重化光ビーム101mの偏光の旋回の向きが逆転される。反射型光ビーム操作装置60で反射された多重化光ビーム101mは、入力格子301で回折されて、導波管303に入力結合される。
図7は、図6に図示された実施形態の変化形による明視野プロジェクターを図示している。ここでは、反射型光ビーム操作ユニット60が光導波管モジュール30と光デバイス1の間に在る。この反射型光ビーム操作ユニット60は、コリメートされた入射光ビーム101を時間的に順次走査して、入力格子301と相互作用して導波管303に入力結合される多重化光ビーム101mを発生させる。
この多重化デバイス50,60は、二軸操作ミラーなどの機械式動作ユニット、或いは調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器などの非機械式動作ユニットから構成することができる。それぞれが入射軸171に対して相対的に異なる入射角θinを有する複数の多重化光ビーム101mを時間的に順次発生させるように構成された、機械式動作又は非機械式動作の多重化デバイス50,60の別の実施形態も可能である。
複数の多重化光ビーム101mを時間的に順次発生させることは、視点21,22の数とアイボックス6のサイズ及び設計に依存する有用な入射角度θinと操作速度の範囲に関して実行される。望ましい構成では、入射角度θinが±30°~0°であるとすることができ、操作速度(又は操作リフレッシュ速度)が30Hz~1kHz又は30Hz~10kHzであるとすることができる。
表面レリーフ格子から成る入力格子301の効率は、+1次及び-1次においてゼロではない。コリメートされた入射光ビーム101,102は、+1次において入力格子301によって入力結合された場合、入力格子301に向かって(表面レリーフ格子が存在する領域に向かって)反射される。この結果、光の一部が(-1次において)入力結合されずに、望ましくない電力損失を引き起こす。この望ましくない電力損失は、(例えば、0.5mm~5mmの)小さい表面領域を有する入力格子301、(例えば0.5mm~5mmの)小さいサイズを有するコリメートされた入射光ビーム101,102及び(例えば、0.6mm~6mmの)大きな厚さを有する導波管30を使用することによって最小化することができる。しかし、そのような構成の結果、拡大光ビーム201,202の均一性が悪化する。
望ましい構成では、入力格子301は、-1次において効率がほぼゼロであるブラッグ格子から構成される。そのようなブラッグ格子は、電力損失を最小化するとともに、コリメート素子20と光導波管モジュール30の間の間隔を最小化することを可能にする。そのようなブラッグ格子には、体積位相ホログラフィック格子及び偏光液晶ブラッグ格子が含まれるが、これらに限定されない。
この明視野プロジェクターは、RGB明視野プロジェクターなどの複数波長の用途に対して適合させることができる。このために、それぞれコリメートされた入射光ビーム101,102がRGB情報を保有することができる。この光導波管モジュール30は、三つの波長に対して適合させることができる。それに代わって、この光デバイス1が三つの光源を備えて、各光源が三つの周波数の中の一つを有する入射光ビーム101,102を順次発生させることができる。三つの入射光ビーム101,102を組み合わせるために、導波管を使用することができる。
別の考え得る構成は、三つのRGB導波管を積み重ねることから構成される。この場合、有利には、ホログラフィック格子を使用することができる。三つのRGBホログラフィック格子を積み重ねることによって、一つの層で複数RGB動作を多重化することができる。
図8は、コリメートされた入射光ビーム101の形成形態を模式的に図示している。この光デバイス1は、単一の光源11により図示されている。このコリメート素子20は、投影軸170に対して直交する線によって図示されている。アイボックス6内に視点21,22を形成するためには、コリメートされた入射光ビーム101は、SLM3の表面領域をカバーするのに十分な大きさのビームサイズbを有するべきである。この条件は、コリメート素子20がそのビームサイズbと直接関連する有効径(CA)を有することを要求する。図5~図7の構成では、光導波管モジュール30は、コリメートされた入射光ビーム101を拡大させて、拡大光ビーム201を発生させている。従って、この光導波管モジュール30は、コリメート素子20の焦点距離fを短くすることを可能にする。従って、SLM3の表面領域を依然としてカバーしつつ、コリメートされた入射光ビーム101のサイズをより小さくすることができる。光デバイス1が複数の光源11,12から成るアレイを有する場合、光源の間の間隔pは、光導波管モジュール30が無い場合に使用されるアレイと比較して短くすることができる。より一般的には、光導波管モジュール30の拡大により達成されるより短い焦点距離は、(光源のより密なアレイ又は多重化デバイス50,60と組み合わせた単一の光源10を用いた)より小さい光デバイス1を使用することを可能にする。
図5~図7の実施例により図示されている通り、小さい入射光ビーム101を発生させる小型の光デバイスは、入射光ビーム101を時間的に順次操作して、仮想的な入力光源を発生させることができるように、容易に操作することができる。この構成は、光源の大きなアレイを備えた光デバイスを使用する場合と同じ結果を有利な形で達成することができる。従って、本明細書に開示された明視野プロジェクターは、フォームファクターをより小さくして、消費電力を低くするとともに、製造の複雑さとコストを低減することができる。
光デバイス1の別の構成も考えられる。図示されていない構成では、光デバイス1は、フォトニック集積チップから構成することができる。例えば、このフォトニック集積チップが一つ又は複数の集積された導波管を備え、集積された導波管の各々が、一つの光源に接続された入力と、(入射光ビームを発生させる)ポイントライトを放出する出力とを有する。この光源、或いはこれらの光源は、フォトニック集積チップから離すとともに、場合によっては、フォトニック集積チップの面と異なる面内に配置することができる。ポイントライトを放出する複数の出力が一つのアレイを形成するように、複数の集積された導波管を配置することができる。
フォトニック集積チップから成る光デバイス1は、光源のサイズが大きくとも、光源を面内に直接配置することにより得られるアレイよりも密度を高くするとともに、表面を小さくすることができる、ポイントライトを放出するアレイを得ることを可能にする。
一つの考え得る構成では、この明視野プロジェクターが一つの多重化デバイス50,60を備えることができて、一つ又は複数の集積された導波管を備えたフォトニック集積チップから光デバイス1を構成して、各導波管に対して離れた光源から入力することができる。そのような構成では、多重化デバイス50,60は、入力とポイントライトを放出する出力の間に配置することができる。
それに代わって、光デバイス1がPCB表面を有し、この表面上に、光源をアレイ配列で配置することができる。より一般的には、この光デバイス1は、一つの点光源(ポイントライト)を放出するか、或いは点光源(ポイントライト)のアレイを放出するように構成された如何なる表面をも備えることができる。
1 光デバイス
10 単一光源
11,12 光源
101,102 入射光ビーム
101m 多重光ビーム
100g ガイドされた形の光ビーム
170 投影軸
171 入射軸
1001 サブビームレット
2 照射光学系
20 コリメート素子
21,22 視点
201,202 拡大光ビーム
3 空間光変調器
30 光導波管モジュール
301 入力格子
302 出力格子
303 導波管
303a 第一の表面
303b 第二の表面
4 光学部品
5 コンバイナー光学系
6 アイボックス
50 透過型光ビーム操作ユニット
60 反射型光ビーム操作ユニット
70 円偏光素子
θin 入射角
b ビームサイズ
f 焦点距離
p 光源間の間隔
それに代わって、光デバイス1がPCB表面を有し、この表面上に、光源をアレイ配列で配置することができる。より一般的には、この光デバイス1は、一つの点光源(ポイントライト)を放出するか、或いは点光源(ポイントライト)のアレイを放出するように構成された如何なる表面をも備えることができる。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の態様として以下の構成も包含し得る:
1.
画像を投影する明視野プロジェクターであって、この明視野プロジェクターが、
少なくとも一つの光源(10~12)を備え、これらの光源(10~12)の各々が入射光ビーム(101,102)を順次発生させる光デバイス(1)と、
各入射光ビーム(101,102)をコリメートさせるように構成されたコリメート素子(20)と、
変調器表面領域を有し、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を変調して、変調された光ビーム(201,202)を投影するように構成された光学式光変調器(3)と、を有し、
この明視野プロジェクターが、導波管(303)を備えた光導波管モジュール(30)を更に有し、この導波管が、各コリメートされた入射光ビーム(101,102)を導波管(303)に入力結合させるように構成された入力格子(301)と、各コリメートされた入射光ビーム(101,102)を導波管(303)から分離、出力して、複数の拡大光ビーム(201,202)を発生させるように構成された出力格子(302)とを備え、それぞれコリメートされた入射光ビーム(101,102)に関して分離、出力された複数の拡大光ビーム(201,202)が、変調器表面領域のほぼ全体を順次照射するように配置されている当該明視野プロジェクター。
2.
上記1に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の光学式光変調器(3)によって変調された複数の拡大光ビーム(201,202)を投影軸(170)に沿ってアイボックス面(124)内のアイボックス領域(6)に投影するように構成された中間光学系(4)を更に有する当該明視野プロジェクター。
3.
上記2に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の光導波管モジュール(30)が、光学式光変調器(3)と中間光学系(4)の間に在り、
前記の複数の拡大光ビーム(201,202)が、SLM(3)によって変調されて、アイボックス領域(6)に向かって反射される当該明視野プロジェクター。
4.
上記1~3の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の出力格子(302)が、ブラッグ格子、体積位相ホログラフィック格子又は液晶偏光格子から構成される当該明視野プロジェクター。
5.
上記1~4の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記のコリメートされた入射光ビーム(101,102)のサイズが0.5mm~5mmである当該明視野プロジェクター。
6.
上記1~5の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の導波管(303)の厚さが0.2mm~3mmである当該明視野プロジェクター。
7.
上記1~6の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の光源(10~12)が、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を入射軸(171)に沿って発生させ、
この明視野プロジェクターが、入射軸(171)に対して相対的に、コリメートされた入射光ビーム(101,102)の入射角(θ in )を時間的に順次変化させて、複数の多重化された光ビーム(101m)を時間的に順次発生させ、各光ビームが入射軸(171)に対して相対的に異なる入射角(θ in )を有するように構成された多重化デバイス(50,60)を有する当該明視野プロジェクター。
8.
上記7に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の光デバイス(1)が、入射軸(171)に沿って単一のコリメートされた入射光ビーム(101)を発生させるように、単一の光源(10)とコリメート素子(20)を備える当該明視野プロジェクター。
9.
上記7又は8に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の多重化デバイスが、光デバイス(1)と導波管モジュール(30)の間に配置された透過型光ビーム操作ユニット(50)から構成される当該明視野プロジェクター。
10.
上記9に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の透過型光ビーム操作ユニット(50)が、調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器から構成される当該明視野プロジェクター。
11.
上記7又は8に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の多重化デバイスが、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を受光して、複数の多重化された光ビーム(101m)を時間的に順次反射するように構成された反射型光ビーム操作ユニット(60)から構成される当該明視野プロジェクター。
12.
上記11に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の導波管(303)が、反射型光ビーム操作ユニット(60)と光デバイス(1)の間に在り、前記のコリメートされた入射光ビーム(101,102)が、反射型光ビーム操作ユニット(60)に到達する前に、導波管(303)と入力格子(301)を通過し、
前記の順次反射された複数の多重化された光ビーム(101m)が、入力格子(301)を介して導波管(303)に入力結合される当該明視野プロジェクター。
13.
上記12に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記のコリメート素子(20)が、コリメートされた入射光ビーム(101)を直線偏光するように更に構成されており、
この視野プロジェクターが、この直線偏光され、コリメートされた入射光ビーム(101)を、円偏光され、コリメートされた入射光ビーム(101)に変換するように構成された円偏光デバイス(70)を更に有する当該明視野プロジェクター。
14.
上記11に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の反射型光ビーム操作ユニット(60)が導波管(303)と光デバイス(1)の間に在る当該明視野プロジェクター。
15.
上記11~14の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の反射型光ビーム操作ユニット(60)が、二軸操作ミラー、調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器から構成される当該明視野プロジェクター。
16.
上記7~15の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の入射角(θ in )が±30°~0である当該明視野プロジェクター。
17.
上記7~16の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の多重化デバイス(50,60)の操作速度が30Hz~10kHzである当該明視野プロジェクター。
18.
上記1~17の何れか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の入力格子(301)が、-1次において効率がほぼゼロであるブラッグ格子から構成される当該明視野プロジェクター。
19.
上記1~18のいずれか1つに記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の光デバイス(1)が、一つ又は複数の集積された導波管を有するフォトニック集積チップから構成され、集積された導波管の各々が、一つの光源に接続された入力と、入射光ビーム(101,102)を発生させる出力とを有する当該明視野プロジェクター。
20.
上記7及び19に記載の明視野プロジェクターにおいて、
前記の多重化デバイス(50,60)が、集積された導波管の各々の入力とポイントライトを放出する出力の間に在る当該明視野プロジェクター。

Claims (20)

  1. 画像を投影する明視野プロジェクターであって、この明視野プロジェクターが、
    少なくとも一つの光源(10~12)を備え、これらの光源(10~12)の各々が入射光ビーム(101,102)を順次発生させる光デバイス(1)と、
    各入射光ビーム(101,102)をコリメートさせるように構成されたコリメート素子(20)と、
    変調器表面領域を有し、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を変調して、変調された光ビーム(201,202)を投影するように構成された光学式光変調器(3)と、を有し、
    この明視野プロジェクターが、導波管(303)を備えた光導波管モジュール(30)を更に有し、この導波管が、各コリメートされた入射光ビーム(101,102)を導波管(303)に入力結合させるように構成された入力格子(301)と、各コリメートされた入射光ビーム(101,102)を導波管(303)から分離、出力して、複数の拡大光ビーム(201,202)を発生させるように構成された出力格子(302)とを備え、それぞれコリメートされた入射光ビーム(101,102)に関して分離、出力された複数の拡大光ビーム(201,202)が、変調器表面領域のほぼ全体を順次照射するように配置されている当該明視野プロジェクター。
  2. 請求項1に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の光学式光変調器(3)によって変調された複数の拡大光ビーム(201,202)を投影軸(170)に沿ってアイボックス面(124)内のアイボックス領域(6)に投影するように構成された中間光学系(4)を更に有する当該明視野プロジェクター。
  3. 請求項2に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の光導波管モジュール(30)が、光学式光変調器(3)と中間光学系(4)の間に在り、
    前記の複数の拡大光ビーム(201,202)が、SLM(3)によって変調されて、アイボックス領域(6)に向かって反射される当該明視野プロジェクター。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の出力格子(302)が、ブラッグ格子、体積位相ホログラフィック格子又は液晶偏光格子から構成される当該明視野プロジェクター。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記のコリメートされた入射光ビーム(101,102)のサイズが0.5mm~5mmである当該明視野プロジェクター。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の導波管(303)の厚さが0.2mm~3mmである当該明視野プロジェクター。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の光源(10~12)が、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を入射軸(171)に沿って発生させ、
    この明視野プロジェクターが、入射軸(171)に対して相対的に、コリメートされた入射光ビーム(101,102)の入射角(θin)を時間的に順次変化させて、複数の多重化された光ビーム(101m)を時間的に順次発生させ、各光ビームが入射軸(171)に対して相対的に異なる入射角(θin)を有するように構成された多重化デバイス(50,60)を有する当該明視野プロジェクター。
  8. 請求項7に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の光デバイス(1)が、入射軸(171)に沿って単一のコリメートされた入射光ビーム(101)を発生させるように、単一の光源(10)とコリメート素子(20)を備える当該明視野プロジェクター。
  9. 請求項7又は8に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の多重化デバイスが、光デバイス(1)と導波管モジュール(30)の間に配置された透過型光ビーム操作ユニット(50)から構成される当該明視野プロジェクター。
  10. 請求項9に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の透過型光ビーム操作ユニット(50)が、調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器から構成される当該明視野プロジェクター。
  11. 請求項7又は8に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の多重化デバイスが、コリメートされた入射光ビーム(101,102)を受光して、複数の多重化された光ビーム(101m)を時間的に順次反射するように構成された反射型光ビーム操作ユニット(60)から構成される当該明視野プロジェクター。
  12. 請求項11に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の導波管(303)が、反射型光ビーム操作ユニット(60)と光デバイス(1)の間に在り、前記のコリメートされた入射光ビーム(101,102)が、反射型光ビーム操作ユニット(60)に到達する前に、導波管(303)と入力格子(301)を通過し、
    前記の順次反射された複数の多重化された光ビーム(101m)が、入力格子(301)を介して導波管(303)に入力結合される当該明視野プロジェクター。
  13. 請求項12に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記のコリメート素子(20)が、コリメートされた入射光ビーム(101)を直線偏光するように更に構成されており、
    この視野プロジェクターが、この直線偏光され、コリメートされた入射光ビーム(101)を、円偏光され、コリメートされた入射光ビーム(101)に変換するように構成された円偏光デバイス(70)を更に有する当該明視野プロジェクター。
  14. 請求項11に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の反射型光ビーム操作ユニット(60)が導波管(303)と光デバイス(1)の間に在る当該明視野プロジェクター。
  15. 請求項11~14の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の反射型光ビーム操作ユニット(60)が、二軸操作ミラー、調節可能な位相アレイ、液晶(LC)SLM、強誘電体LC-SLM、偏光格子と接続された偏光スイッチ又は音響光学変調器から構成される当該明視野プロジェクター。
  16. 請求項7~15の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の入射角(θin)が±30°~0である当該明視野プロジェクター。
  17. 請求項7~16の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の多重化デバイス(50,60)の操作速度が30Hz~10kHzである当該明視野プロジェクター。
  18. 請求項1~17の何れか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の入力格子(301)が、-1次において効率がほぼゼロであるブラッグ格子から構成される当該明視野プロジェクター。
  19. 請求項1~18のいずれか1項に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の光デバイス(1)が、一つ又は複数の集積された導波管を有するフォトニック集積チップから構成され、集積された導波管の各々が、一つの光源に接続された入力と、入射光ビーム(101,102)を発生させる出力とを有する当該明視野プロジェクター。
  20. 請求項7及び19に記載の明視野プロジェクターにおいて、
    前記の多重化デバイス(50,60)が、集積された導波管の各々の入力とポイントライトを放出する出力の間に在る当該明視野プロジェクター。
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