JP2024514346A - 倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体 - Google Patents

倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

Figure 2024514346000001
本願実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体は、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための、属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムにおける保管エリア属性または物品属性を変更する前に、まず属性予備変更指令により保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出することで、属性変更の安全性および有効性を確認でき、保管エリア属性と物品属性とが適合しないという問題が生じることを防ぐことができる。

Description

本願は２０２１年０４月１９日に中国専利局に出願された、出願番号２０２１１０４１９８１０．０、発明の名称「倉庫システム属性予備変更方法、装置、機器および記憶媒体」の中国専利出願の優先権を主張し、そのすべての内容を援用により本願に組み入れる。
本願はスマート倉庫の技術分野に関し、特に倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
本部分は特許請求の範囲に記載した本願の実施形態の背景または前後関係を示すことを意図している。本部分に含まれるからといって、ここで記載されていることが従来技術であるとは見なされない。
倉庫ロボットに基づく倉庫システムは、スマート操作システムを採用して、システムの指令により荷物の自動取り出しおよび収納を実現するとともに、２４時間連続で稼働でき、人間による管理と操作に取って代わって倉庫の効率を向上させるため、広く利用され人気を博している。
倉庫システムの日常の運営においては、通常は物品ごとに異なる保管エリアに収納して、異なる保管条件の保管エリアのエリア別管理を実現している。具体的な業務のニーズに基づいて、倉庫システムが保管エリアの保管用途を変更したり、あるいは物品の物品情報を調整したりする必要がある場合、従来技術においては通常、保管エリア内の物品を全部出庫し、新たに属性の調整を行ってから、また入庫するというやり方をしている。
しかしながら、実際の運用プロセスにおいては、保管エリア属性または物品属性を変更した後、保管エリアと対応する保管物品とが適合するか否かという問題がある。もし変更後の保管エリア属性または物品属性が適合条件を満たさなければ、新たに調整する必要があり、作業工程の増加や効率の低下、エラー発生率の上昇といった問題を招き、倉庫システム全体の運転効率および安定性を低下させてしまう。
本願は、保管エリアまたは物品の属性変更過程で生じる作業工程の増加、効率の低下、エラー発生率の上昇という問題を解決するための倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供する。
本願実施例の第１の態様により、本願は倉庫システム属性予備変更方法を提供する。前記方法は、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップと、前記保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、前記保管エリアの保管エリア属性または前記保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成するステップと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記物品保管エリアマッピングモデルは適合識別子マッピングを含み、属性予備変更指令に応答して、保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得するステップと、対象保管エリアの保管エリア属性に対応する第１識別子と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性に対応する第２識別子とを特定するステップと、前記第１識別子と前記第２識別子とが所定の適合識別子マッピングで示された識別子マッピング関係に合致する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定するステップと、を含み、前記適合識別子マッピングは、互いに適合する保管エリア属性と物品属性との識別子マッピング関係を表すために用いられ、前記第１適合関係は、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記物品保管エリアマッピングモデルは適合度マッピングを含み、属性予備変更指令に応答して、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得するステップと、前記適合度マッピングに基づいて、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定するステップと、前記適合度が所定の閾値より大きい場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定するステップと、を含み、前記第１適合関係は前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、前記対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出するステップと、前記適合保管エリアが存在する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とがもし第２適合関係にあると判定するステップと、を含み、前記第２適合関係は、前記対象保管エリア内の物品の物品属性と非前記対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、前記方法はさらに、前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とを取得するステップと、前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とに基づいて、前記対象保管エリア内の物品を前記適合保管エリアまで搬送するよう倉庫ロボットに指示するための搬送指示情報を生成するステップと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、前記搬送指示情報を端末機器へ送信するステップを含む。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を表す、設定情報を取得するステップと、前記設定情報に基づいて、物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新するステップと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す、物品品質モニタリング情報を取得するステップと、前記物品品質モニタリング情報に基づいて、前記物品在庫マッピングモデルを構築または更新することを決定するステップと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記保管エリア属性は、保管温度、保管湿度、保管密封度のうちの少なくとも１つを含み、前記物品属性は、物品のタイプ、物品の数量、物品の材質、物品の品質保証期間のうちの少なくとも１つを含む。
本願実施例の第２の態様により、本願は倉庫システム属性予備変更装置を提供する。前記装置は、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出する検出モジュールと、前記保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、前記保管エリアの保管エリア属性または前記保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する生成モジュールと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記物品保管エリアマッピングモデルは適合識別子マッピングを含み、前記検出モジュールは具体的には、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得し、対象保管エリアの保管エリア属性に対応する第１識別子と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性に対応する第２識別子とを特定し、前記第１識別子と前記第２識別子とが所定の適合識別子マッピングで示された識別子マッピング関係に合致する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。前記適合識別子マッピングは、互いに適合する保管エリア属性と物品属性との識別子マッピング関係を表すために用いられ、前記第１適合関係は、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記物品保管エリアマッピングモデルは適合度マッピングを含み、前記検出モジュールは具体的には、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得し、前記適合度マッピングに基づいて、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定し、前記適合度が所定の閾値より大きい場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。前記第１適合関係は前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記検出モジュールはさらに、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、前記対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出し、前記適合保管エリアが存在する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とがもし第２適合関係にあると判定する。前記第２適合関係は、前記対象保管エリア内の物品の物品属性と非前記対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、前記生成モジュールはさらに、前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とを取得し、前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とに基づいて、前記対象保管エリア内の物品を前記適合保管エリアまで搬送するよう倉庫ロボットに指示するための、搬送指示情報を生成する。
選択可能な一実施形態において、前記倉庫システム属性予備変更装置はさらに、前記搬送指示情報を端末機器へ送信する送信モジュールを含む。
選択可能な一実施形態において、前記検出モジュールさらに、異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を表す、設定情報を取得し、前記設定情報に基づいて、前記物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新する。
選択可能な一実施形態において、前記検出モジュールはさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す、物品品質モニタリング情報を取得し、前記物品品質モニタリング情報に基づいて、前記物品在庫マッピングモデルを構築または更新することを決定する。
選択可能な一実施形態において、前記保管エリア属性は、保管温度、保管湿度、保管密封度のうちの少なくとも１つを含み、前記物品属性は、物品のタイプ、物品の数量、物品の材質、物品の品質保証期間のうちの少なくとも１つを含む。
本願実施例の第３の態様により、本願は電子機器を提供する。前記電子機器は、メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されると本願実施例の第１の態様のいずれかに記載の倉庫システム属性予備変更方法を実現するように構成される。選択可能な一実施形態において、前記電子機器は倉庫システムサーバである。
本願実施例の第４の態様により、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ実行指令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されると、本願実施例の第１の態様のいずれかに記載の倉庫システム属性予備変更方法が実現される。
第５の態様として、本願実施例はコンピュータプログラム製品を提供する。前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記第１の態様および第１の態様の各種選択可能な手段に記載の倉庫システム属性予備変更方法が実現される。
本願で提供する倉庫システム属性予備変更方法、装置、電子機器および記憶媒体は、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための、属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、前記保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、前記保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムにおける保管エリア属性または物品属性を変更する前に、まず属性予備変更指令により保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、適合することが確認されると、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムは当該属性変更確認情報に基づいて、属性変更の安全性および有効性を確認でき、保管エリア属性または物品属性の変更後に保管エリア属性と物品属性が適合しないという問題が生じることを防ぎ、属性変更の効率を高め、エラー発生率を下げ、倉庫システム全体の運転効率と安定性を向上させることができる。
以下の図面は明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本願の好適な実施例を示すものであり、明細書と共に本願の原理を説明するために用いられる。
図１は本願実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法の応用シーンの図である。 図２は本願の一実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法のフローチャートである。 図３は本願実施例で提供する第１適合関係の一例の模式図である。 図４は本願の別の実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法のフローチャートである。 図５は本願実施例で提供する第２適合関係の一例の模式図である。 図６は本願の一実施例で提供する倉庫システム属性予備変更装置の構造模式図である。 図７は本願の一実施例で提供する電子機器の模式図である。
上記の図面により本願の明確な実施例を示したが、以下ではより詳細に説明する。これら図面および文字による説明は、なんら本願の構想の範囲を限定するためのものではなく、特定の実施例を参照することによって当業者に本願の概念を説明するためのものである。
ここで例示的な実施例を詳細に説明するが、その例は図面に示されている。以下の説明で図面に言及する場合、部外説明がある場合を除き、異なる図面における同一の符号は同一または類似の要素を示す。以下の例示的な実施例において説明する実施形態は、本願と一致するあらゆる実施形態を代表するものではない。むしろ、それらは「特許請求の範囲」において詳述された本願のいくつかの態様と一致する装置および方法の例にすぎない。
次に、本願実施例の応用シーンを説明する。
図１は本願実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法の応用シーンの図である。図１に示すように、本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法は、スマート倉庫システムの場面に適用できる。スマート倉庫システムには、物品のスケジューリングおよび管理のための倉庫スケジューリングセンターが設置されている。倉庫スケジューリングセンターのスケジューリング機能および管理機能は、倉庫システムサーバにより実現される。さらに、スマート倉庫システムには物品を保管するための複数の保管エリアが含まれ、通常は物品ごとに異なる保管エリアに収納して、異なる保管条件の保管エリアのエリア別管理を実現している。各保管エリアは対応する保管エリア属性を有する。保管エリア属性は、例えば保管エリアの保管条件、保管エリアの位置などである。保管エリアに収納される物品は、例えば荷物を入れるための物品コンテナであり、物品は、例えば物品コンテナの数量、物品コンテナ内に入れられた荷物のタイプなど、対応する物品属性を有している。倉庫システムサーバはユーザの指令を受信すると、システム内で荷物エリアや物品の属性変更を行って、それらが具体的な業務ニーズを満たすようにすることができる。
従来技術においては、ユーザが保管エリア属性または物品属性を変更する必要がある場合、関連保管エリア内の物品をすべて出庫し、保管エリア属性または物品属性に対する属性調整を行ってから、変更後の保管エリア属性または物品属性に基づいて、さきほど出庫した物品に適合する保管エリアを特定し、それから改めて入庫して、属性変更のプロセスを完了する、というのが通常のやり方である。
しかしながら、実際の運用プロセスにおいて、保管エリア属性または物品属性を変更した後、保管エリアと対応する保管物品とが適合するか否かという問題があるため、以下の少なくとも２つの面で問題が起きる。
１つめは、保管エリア属性または物品属性の変更後、関連保管エリア内に、さきほど出庫した物品に適合する保管エリアが必ず存在するとは事前に保証できないため、さきほど出庫した物品を入庫することができず、物品スケジューリングにエラーが出てしまう可能性があることである。その後、さきほどの属性変更指令を撤回するか、あるいは、さきほど出庫した物品に適合する保管エリアが現れるまで再度属性変更を行わなければ、当該物品スケジューリングのエラーを修正することができない。
２つめは、保管エリア属性または物品属性の変更後、もし変更後の保管エリア属性が、前に当該保管エリアに保管されていた物品に依然として適合するか、あるいは変更後の物品属性が、前にそれが保管されていた保管エリアに依然として適合する場合、さきほど出庫した物品を元の保管エリアに入庫することになり、無駄な出入庫操作を一回行ったことになってしまうことである。
上記の２つの面の問題は、いずれも作業工程の増加や効率の低下、エラー発生率の上昇という問題を招き、倉庫システム全体の運転効率と安定性を低下させてしまう。
したがって、属性変更指令の安全性と有効性を確保して上記の問題を回避するために、保管エリア属性または物品属性を変更する前の、倉庫システム属性予備変更方法が目下切望されている。
以下、具体的実施例により本願の技術的手段、および本願の技術手段が如何にして上記の技術的課題を解決するのかを詳細に説明する。以下の複数の具体的実施例は互いに組み合わせることができ、同一または類似する概念またはプロセスについては、いくつかの実施例では繰り返して説明しない場合がある。以下、図面と組み合わせて本願の実施例を詳細に説明する。
図２は本願の一実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法のフローチャートであり、倉庫システムサーバに適用される。図２に示すように、本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法は以下のステップを含む。
ステップＳ１０１：保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための、属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出する。
例示的に、属性予備変更指令は、倉庫システムサーバと通信する端末機器または倉庫システムサーバと通信する他のサーバから送信されたものでもよいし、倉庫システムサーバが生成したものであってもよい。具体的には、例えば端末機器から倉庫システムサーバへ、スマート倉庫システムにおける保管エリアの保管エリア属性、および／または物品の物品属性を変更するための属性変更指令が送信される。倉庫システムサーバは属性変更指令を受信すると、属性予備変更指令を生成するとともに応答し、その後当該属性予備変更指令の結果に応じて、当該属性変更指令を実行するか否かを判断する。
さらに、具体的には、属性予備変更指令は１つの保管エリアに対応するか、または１つの物品に対応しており、属性予備変更指令は、対応する保管エリアの保管エリア属性または対応する物品の物品属性が変更可能か否かをテストするために用いられる。具体的には、ここでいう「対応する保管エリアの保管エリア属性」または「対応する物品の物品属性」が変更可能か否かとは、属性予備変更指令に対応する保管エリアの保管エリア属性、または属性予備変更指令に対応する物品の物品属性が変更された後で、倉庫スケジューリングセンターにおいて、保管エリア属性と、対応する保管エリア内に保管される物品の物品属性とが適合するか否かを指す。保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更された後で、その他の保管エリア属性または物品属性をさらに変更しないという前提の下で、当該保管エリア内の物品をいかに移動させても当該保管エリア内の物品に適合する保管エリアが見つからない場合、上記保管エリア属性と対応する保管エリア内に保管される物品の物品属性とは不適合になる。すなわち、当該保管エリアの保管エリア属性または当該保管エリア内の物品の物品属性は変更することができない。逆の場合は、上記保管エリア属性と対応する保管エリア内に保管される物品の物品属性とは適合する。すなわち、当該保管エリアの保管エリア属性または当該保管エリア内の物品の物品属性は変更可能である。
物品と保管エリアが適合するとは、即ち物品の物品属性と保管エリアの保管エリア属性が適合することであり、例示的に、保管エリア属性は保管温度、保管湿度、保管密封度のうちの少なくとも１つを含み、物品属性は物品タイプ、物品数量、物品の材質、物品の品質保証期間のうちの少なくとも１つを含む。保管エリア属性と物品属性が適合するとは、例えば保管エリアの保管温度で特定の物品タイプの物品を保管することができることである。より具体的には、例えば、保管エリアＡの保管温度が摂氏１０～２０度で、物品ａのタイプが冷蔵製品、物品ｂのタイプが電子製品である場合、保管エリアＡの保管温度は物品ｂの物品タイプと適合する。つまり、保管エリアＡと物品ｂは適合する。
保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かの検出は、物品保管エリアマッピングモデルによって実現できる。物品保管エリアマッピングモデルは、保管エリア属性と物品属性との適合関係を表した数学モデルである。物品保管エリアマッピングモデルは、ユーザが入力した設定情報を受信することによって取得でき、当該設定情報の具体的実施形態は、例えば異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を含むデータであり、より具体的には、例えば、Ａタイプの物品：温度条件ａで保管、Ｂタイプの物品：湿度調整ｂで保管、といったデータである。
選択可能な一実施形態において、物品保管エリアマッピングモデルは、相互に適合する保管エリア属性と物品属性との識別子のマッピング関係を表すための、適合識別子マッピングを含む。物品保管エリアマッピングモデルにより，保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出することは、以下のステップを含む。
ステップＳ１０１１：属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得する。
ステップＳ１０１２：対象保管エリアの保管エリア属性に対応する第１識別子と、対象保管エリア内の物品の物品属性に対応する第２識別子とを特定する。
ステップＳ１０１３：第１識別子と第２識別子とが所定の適合識別子マッピングで示された識別子マッピング関係に合致する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。第１適合関係は、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性が適合することを表す。
例示的に、対象保管エリアとは、属性予備変更指令における対応する保管エリア、または属性予備変更指令における対応する物品が存在する保管エリアである。属性予備変更指令の具体的内容に応じて、属性予備変更指令には対象保管エリアを表す識別子情報、または、対象物品を表す識別子情報が含まれる。対象保管エリアを表す識別子情報、または対象物品を表す識別子情報に基づいて、対応する対象保管エリアまたは対象物品を特定でき、さらに、異なる保管エリアに対応する保管エリア属性および異なる物品に対応する的物品属性を記録した所定のデータによって、対象保管エリアの保管エリア属性および対象保管エリア内の物品の物品属性を特定する。
さらに、異なる保管エリア属性および物品属性に対応して、それぞれ相応の識別子を有している。例えば、対象保管エリアの保管エリア属性に対応するのは第１識別子であり、対象保管エリア内の物品の物品属性に対応するのは第２識別子である。識別子マッピング関係に基づいて、第１識別子と第２識別子とが適合するか否かを判定できる。選択可能な一実施形態において、識別子マッピング関係とは、２つの入力パラメータと１つの出力量を含む関数であり、第１識別子および第２識別子をそれぞれ入力パラメータとして、識別子マッピング関係に対応する関数に入力することで、例えば，両者が適合すれば出力値は１、両者が適合しなければ出力値は０というように、ブール値の形で出力量を得ることができる。なお、適合識別子マッピングで第１識別子と第２識別子とが適合すると判定された場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性は第１適合関係にある。すなわち両者は適合する。
選択可能な別の一実施形態において、物品保管エリアマッピングモデルは、適合度マッピングを含む。適合度マッピングは、保管エリア属性と物品属性との適合度関係を表し、物品保管エリアマッピングモデルにより，保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、以下のステップを含む。
ステップＳ１０１４：属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得する。
ステップＳ１０１５：適合度マッピングに基づいて、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定する。
ステップＳ１０１６：適合度が所定の閾値より大きい場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。第１適合関係は、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
例示的に、本実施形態において、ステップＳ１０１４はステップＳ１０１１と同じであり、適合度マッピングは２つの入力パラメータと１つの出力量を含む関数であり、対象保管エリアの保管エリア属性および対象保管エリア内の物品の物品属性をそれぞれ入力パラメータとして適合度マッピングに対応する関数に入力すれば、１つの数値形式（例えばｉｎｔ型またはｄｏｕｂｌｅ型）の出力量が得られる。当該出力量は、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度であり、当該出力量が大きいほど両者の適合度は高く、逆であれば適合度は低い。適合度が所定の閾値より大きい場合、システムは対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性が第１適合関係にある、すなわち両者が適合すると判定する。選択可能な一実施形態において、所定のフラッグ（Ｆｌａｇ）データと具体的適合度との対応関係により、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあるか否かを判定してもよい。具体的には、例えば，複数の所定のＦｌａｇ値からなる集合に、｛Ａ、Ｂ、Ｃ｝の３つのＦｌａｇ値が存在し、上記のステップにおいて得られた適合度がＡ、Ｂ、Ｃのうちいずれか１つであれば、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性が第１適合関係にあると判定する。適合度がＤであり、適合度がＦｌａｇ値からなる集合内のＦｌａｇ値に合致しない場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とは第１適合関係にない。
さらに、例示的に、図３は本願実施例で提供する第１適合関係の一例の模式図であり、図３のように、上記２つの実施形態において、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にある場合、対象保管エリアの保管エリア属性または対象物品の物品属性を変更した後も、対象保管エリアとそこに収納された物品とは依然として適合状態にある。このような場合、対象保管エリア内に収納された物品に対して出庫操作を行わなくてもよく、無駄な出入庫操作を回避して、倉庫システムの効率を上げることができる。
ステップＳ１０２：保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。
例示的に、ステップＳ１０１によって属性予備変更指令に対応する予備変更した保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合すると判定された場合、すなわち保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能である場合、属性変更確認情報を生成する。当該属性変更確認情報は、後続の属性変更指令の有効性および安全性を確認するために用いられる。選択可能な一実施形態において、属性変更確認情報を生成した後、当該属性変更確認情報を端末機器へ送信して、ユーザに再度端末機器を介して倉庫システムサーバに属性変更指令を送信するよう通知する。選択可能な別の実施形態においては、倉庫システムサーバは当該属性変更確認情報に基づいて、直接属性変更指令を生成するか、あるいは属性予備変更指令に示された対象保管エリアの保管エリア属性または対象物品の物品属性に対して、直接属性変更を行う。
属性変更確認情報が生成されたことは、後続する属性変更指令の安全性および有効性についてテストと確認が行われたことに相当する。したがって、その後に倉庫システムが保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性を変更したときも、変更後に保管エリアと物品が適合しないという問題が起きることはない。
本実施例においては、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に通過応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムにおける保管エリア属性または物品属性を変更する前に、まず属性予備変更指令により保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、適合することが確認された後、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムは当該属性変更確認情報に基づいて、属性変更の安全性を確認でき、保管エリア属性または物品属性の変更後に保管エリア属性と物品属性が適合しないという問題が生じることを防ぎ、属性変更の効率を高め、エラー発生率を下げ、倉庫システム全体の運転効率と安定性を向上させることができる。
図４は本願の別の一実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法のフローチャートである。図４に示すように、本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法は、図２に示す実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法をもとに、ステップＳ１０１をさらに細分化し、物品保管エリアマッピングモデルを取得するステップを加えたものである。本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法は以下のステップを含む。
ステップＳ２０１：属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出する。
ステップＳ２０２：保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にある場合、属性変更確認情報を生成する。
ステップＳ２０３：保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、対象保管エリアに保管されている物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出する。
例示的に、対象保管エリアとは属性予備変更指令における対応する保管エリアであるか、または属性予備変更指令における対応する物品が存在する保管エリアである。属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、当該保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、対象保管エリアと当該対象保管エリア内の物品の物品属性とは適合しない。この場合、対象保管エリア内の物品を適合する他の保管エリアへ移動させることにより、スマート倉庫システムにおける保管エリアと物品とが適合しない問題を解決することができる。具体的には、対象保管エリアに収納されている物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出することにより、対象保管エリア内の物品を適合する他の保管エリアへ移動可能か否かを判定する。
ステップＳ２０４：適合保管エリアが存在する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とがもし第２適合関係にあると判定する。第２適合関係は、対象保管エリア内の物品の物品属性と、非対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定された後、ステップＳ２０５を実行する。
ステップＳ２０５：属性変更確認情報を生成する。
例示的に、図５は本願の実施例で提供する第２適合関係の一例の模式図である。図５に示すように、対象保管エリア内の物品の物品属性が第１適合関係にないと判定した場合、物品保管エリアマッピングモデルにより、スマート倉庫システム内の他の保管エリアに、対象保管エリア内の物品の物品属性に適合する保管エリア、すなわち適合保管エリアが存在するか否かを検出する。適合保管エリアを検出した場合、対象保管エリア内の物品の物品属性と非対象保管エリアの保管エリア属性とが適合すると判定する、すなわち、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定する。
さらに、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあることは、対象保管エリア内の物品を移動させることにより、スマート倉庫システム内の保管エリアと物品との適合を実現できることを意味するので、属性変更の安全性を確認でき、保管エリア属性または物品属性の変更後に保管エリア属性と物品属性が適合しないという問題が生じることを防ぐことができる。したがって、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定された場合と同様に、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定された後、後続の属性変更指令の有効性および安全性を確認するための属性変更確認情報を生成する。
これに対し、適合保管エリアが存在しない場合、すなわち対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にない場合、対象保管エリアの保管エリア属性または対象保管エリア内の物品の物品属性を変更してはならず、さもないと物品属性と保管エリア属性とが適合しないという問題が発生することを意味するので、ステップＳ２０６を実行する。
ステップＳ２０６：適合保管エリアが存在しない場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可しないことを表す、属性変更衝突情報を生成する。
任意選択として、ステップＳ２０３の後にさらに以下のステップを含む。
ステップＳ２０７：適合保管エリアの識別子情報と、対象保管エリア内の物品の識別子情報とを取得し、適合保管エリアの識別子情報と対象保管エリア内の物品の識別子情報とに基づいて、対象保管エリア内の物品を適合保管エリアまで搬送するよう倉庫ロボットに指示するための搬送指示情報を生成する。
例示的に、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、対象保管エリア内の物品を搬送して、その物品属性に適合する適合保管エリアへ移動させる必要がある。したがって、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、適合保管エリアの識別子情報および対象保管エリア内の物品の識別子情報を取得するとともに、当該識別子情報に基づいて搬送指示情報を生成する。当該搬送指示情報は、倉庫ロボットに対象保管エリア内の物品を適合保管エリアまで搬送するよう指示することができる。
ステップＳ２０８：搬送指示情報を端末機器へ送信する。
例示的に、端末機器は倉庫ロボットでもよいし、またはユーザ端末機器でもよい。
選択可能な一実施形態において、搬送指示情報を生成した後、当該搬送指示情報を倉庫ロボットへ送信して、搬送作業を実行するよう倉庫ロボットを制御する。選択可能な別の実施形態においては、搬送指示情報を生成した後、搬送指示情報を属性変更確認情報に追加して、属性変更確認情報が送信または使用されるときに、当該属性変更確認情報を使用する実行機器が当該搬送指示情報を取得できるようにする。選択可能なさらに別の実施形態においては、搬送指示情報を生成した後、搬送指示情報をユーザ端末機器へ送信し、ユーザ端末機器は搬送指示情報に基づいて属性変更指令を生成して、属性変更指令を倉庫システムサーバへ送信し、倉庫システムサーバは、保管エリア属性または物品属性を変更した後、倉庫ロボットを制御して対象保管エリア内の物品の適合保管エリアへの搬送を実行させる。
本実施例においては、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、搬送指示情報を生成して送信することにより、属性変更後に対象保管エリアと対応する物品とが適合しない状況が生じた場合に物品位置に対する自動割り振りを実現して、属性変更指令の有効性および安全性を向上させる。
さらに、属性変更確認情報または属性変更衝突情報を生成した後、属性変更確認情報または属性変更衝突情報に基づいて、後続の属性変更指令を実行するか、あるいはユーザに属性変更の実行が不可であることを通知する。このプロセスについてはここで重ねて説明しない。
任意選択として、ステップＳ２０１の前に以下のステップを含む。
ステップＳ２００：物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品在庫マッピングモデルを構築または更新することを決定する。
例示的に、スマート倉庫システムにはさらに、物品の品質をモニタリングするとともに、モニタリングデータを倉庫スケジューリングセンターの倉庫システムサーバに送るための物品品質モニタリング機器が設置されている。上記モニタリングデータは、物品品質モニタリング情報を含むか、または物品品質モニタリング情報を生成するために用いられる。具体的には、物品品質モニタリング情報は、例えば物品Ａの保管条件ａ（例えば温度、湿度、密封度）における変質発生時間は１２時間である、といった、物品ごとの現在の保管条件下での変質状況を含んでいる。倉庫システムサーバは、モニタリング機器から報告されたモニタリングデータに基づいて物品品質モニタリング情報を取得した後、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品の保管エリアに収納された平均時間履歴を結び付けて、物品ごとの適合する保管条件、すなわち、物品属性と保管エリア属性との適合関係を特定し、さらに物品在庫マッピングモデルを構築または更新する。
本実施例においては、物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて物品在庫マッピングモデルを構築または更新することで、物品在庫マッピングモデルがより精確に物品属性と保管エリア属性との適合関係を表すようにしたので、人間が設定を行う必要がなく、適合関係の精度が高くなり、倉庫システム全体の作業効率を向上させる。
本実施例におけるステップＳ２０１～ステップＳ２０２の実施形態は、本願の図２に示す実施例におけるステップＳ１０１～ステップＳ１０２の対応する技術内容の実施形態と同じなので、ここでは逐一説明しない。
図６は本願の一実施例で提供する倉庫システム属性予備変更装置の構造模式図であって、倉庫システムサーバに適用される。図６に示すように、本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更装置３は、検出モジュール３１と生成モジュール３２を含み、検出モジュール３１は、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出する。生成モジュール３２は、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。
選択可能な一実施形態において，物品保管エリアマッピングモデルは適合識別子マッピングを含み、検出モジュール３１は具体的には、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得し、対象保管エリアの保管エリア属性に対応する第１識別子と、対象保管エリア内の物品の物品属性に対応する第２識別子とを特定し、第１識別子と第２識別子とが所定の適合識別子マッピングで示された識別子マッピング関係に合致する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。適合識別子マッピングは、互いに適合する保管エリア属性と物品属性との識別子マッピング関係を表すために用いられ、第１適合関係は、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、物品保管エリアマッピングモデルは適合度マッピングを含み、検出モジュール３１は具体的には、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得して、適合度マッピングに基づいて、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定し、適合度が所定の閾値より大きい場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定する。第１適合関係は対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、検出モジュール３１はさらに、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出し、適合保管エリアが存在する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とがもし第２適合関係にあると判定する。第２適合関係は、対象保管エリア内の物品の物品属性と非対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、生成モジュール３２はさらに、適合保管エリアの識別子情報および対象保管エリア内の物品の識別子情報を取得し、適合保管エリアの識別子情報および対象保管エリア内の物品の識別子情報に基づいて、対象保管エリア内の物品を適合保管エリアまで搬送するよう倉庫ロボットに指示するための搬送指示情報を生成する。
選択可能な一実施形態において、倉庫システム属性予備変更装置はさらに、搬送指示情報を端末機器へ送信する送信モジュール３３を含む。
選択可能な一実施形態において、検出モジュール３１はさらに、異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を表す設定情報を取得して、設定情報に基づいて、物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新する。
選択可能な一実施形態において、検出モジュール３１はさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品在庫マッピングモデルを構築または更新することを決定する。
選択可能な一実施形態において、保管エリア属性は保管温度、保管湿度、保管密封度のうちの少なくとも１つを含み、物品属性は物品タイプ、物品数量、物品の材質、物品の品質保証期間のうちの少なくとも１つを含む。
なお、検出モジュール３１と生成モジュール３２とは順に接続されており、任意選択として、送信モジュール３３と生成モジュール３２とは接続されている。本実施例で提供する倉庫システム属性予備変更装置３は、図２～図５に示す方法実施例の技術スキームを実行することができ、その実現原理および技術的効果は類似しているため、ここでは重ねて説明しない。
図７は本願の一実施例で提供する電子機器の模式図である。図７に示すように、本実施例で提供する電子機器は、メモリ４１と、プロセッサ４２と、コンピュータプログラムとを含む。
コンピュータプログラムはメモリ４１に記憶され、プロセッサ４２によって実行されて本願の図２～図５に対応する実施例のうちいずれか１つの実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法を実現するように構成される。
メモリ４１とプロセッサ４２は、バス４３を介して接続されている。
選択可能な一実施形態において、電子機器４は倉庫システムサーバである。
関連する説明は、図２～図５に対応する実施例におけるステップに対応する関連記載と効果を参照することで理解されうるため、ここでは再度説明しない。
本願の一実施例で提供するコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されて本願の図２～図５に対応する実施例のうちいずれか１つの実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法を実現する。
コンピュータ可読記憶媒体は、ＲＯＭ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＣＤ－ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶機器などでありうる。
本願の一実施例で提供するコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されると本願の図２～図５に対応する実施例のうちいずれか１つの実施例で提供する倉庫システム属性予備変更方法を実現する。
本願により提供するいくつかの実施例において開示された装置および方法は、その他の形態によって実現できることは理解されよう。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものにすぎず、例えばモジュールの区分は、一種の論理機能の区分であり、実際に具現化する場合は別の区分方法もありうる。例えば、複数のモジュールやアセンブリを結合したり、あるいは別のシステムに集積したりしてもよいし、または一部の特徴を省略したり、実行しなくてもよい。なお、明示した、または論じた相互間の結合、直接結合または通信接続は、なんらかのインタフェース、装置、あるいはモジュールを介した間接結合または通信接続であってもよいし、電気的、機械的、またはその他の形態であってもよい。
当業者であれば、明細書を検討し、ここに開示された出願を実践することで、本願の他の実施案を容易に想到できよう。本願は、本願の一般の原理に則るとともに本願では開示されていない本技術分野における公知の常識または慣用的技術手段を含んでなされた、本願のすべての変形や用途の変更、または適応的な変更を包含することを意図している。明細書および実施例は単に例示的なものとみなされ、本願の真の範囲および主旨は「特許請求の範囲」に示される。
本願は上記の説明や図面に示した精確な構造に限定されず、本願の範囲を逸脱せずにさまざまな修正・変更が可能であることは理解されよう。本願の範囲は「特許請求の範囲」のみによって限定される。
選択可能な一実施形態において、前記物品保管エリアマッピングモデルは適合度マッピングを含み、属性予備変更指令に応答して、保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得するステップと、前記適合度マッピングに基づいて、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定するステップと、前記適合度が所定の閾値より大きい場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定するステップと、を含み、前記第１適合関係は前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、前記対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出するステップと、前記適合保管エリアが存在する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定するステップと、を含み、前記第２適合関係は、前記対象保管エリア内の物品の物品属性と非前記対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記方法はさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す、物品品質モニタリング情報を取得するステップと、前記物品品質モニタリング情報に基づいて、前記物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新することを決定するステップと、を含む。
選択可能な一実施形態において、前記検出モジュールはさらに、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、前記対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出し、前記適合保管エリアが存在する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定する。前記第２適合関係は、前記対象保管エリア内の物品の物品属性と非前記対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、前記検出モジュールはさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す、物品品質モニタリング情報を取得し、前記物品品質モニタリング情報に基づいて、前記物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新することを決定する。
保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かの検出は、物品保管エリアマッピングモデルによって実現できる。物品保管エリアマッピングモデルは、保管エリア属性と物品属性との適合関係を表した数学モデルである。物品保管エリアマッピングモデルは、ユーザが入力した設定情報を受信することによって取得でき、当該設定情報の具体的実施形態は、例えば異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を含むデータであり、より具体的には、例えば、Ａタイプの物品：温度条件ａで保管、Ｂタイプの物品：湿度条件ｂで保管、といったデータである。
例示的に、対象保管エリアとは、属性予備変更指令における対応する保管エリア、または属性予備変更指令における対応する物品が存在する保管エリアである。属性予備変更指令の具体的内容に応じて、属性予備変更指令には対象保管エリアを表す識別子情報、または、対象物品を表す識別子情報が含まれる。対象保管エリアを表す識別子情報、または対象物品を表す識別子情報に基づいて、対応する対象保管エリアまたは対象物品を特定でき、さらに、異なる保管エリアに対応する保管エリア属性および異なる物品に対応する物品属性を記録した所定のデータによって、対象保管エリアの保管エリア属性および対象保管エリア内の物品の物品属性を特定する。
本実施例においては、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムにおける保管エリア属性または物品属性を変更する前に、まず属性予備変更指令により保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出し、適合することが確認された後、属性変更確認情報を生成する。倉庫システムは当該属性変更確認情報に基づいて、属性変更の安全性を確認でき、保管エリア属性または物品属性の変更後に保管エリア属性と物品属性が適合しないという問題が生じることを防ぎ、属性変更の効率を高め、エラー発生率を下げ、倉庫システム全体の運転効率と安定性を向上させることができる。
ステップＳ２０４：適合保管エリアが存在する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定する。第２適合関係は、対象保管エリア内の物品の物品属性と、非対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
ステップＳ２００：物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新することを決定する。
例示的に、スマート倉庫システムにはさらに、物品の品質をモニタリングするとともに、モニタリングデータを倉庫スケジューリングセンターの倉庫システムサーバに送るための物品品質モニタリング機器が設置されている。上記モニタリングデータは、物品品質モニタリング情報を含むか、または物品品質モニタリング情報を生成するために用いられる。具体的には、物品品質モニタリング情報は、例えば物品Ａの保管条件ａ（例えば温度、湿度、密封度）における変質発生時間は１２時間である、といった、物品ごとの現在の保管条件下での変質状況を含んでいる。倉庫システムサーバは、モニタリング機器から報告されたモニタリングデータに基づいて物品品質モニタリング情報を取得した後、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品の保管エリアに収納された平均時間履歴を結び付けて、物品ごとの適合する保管条件、すなわち、物品属性と保管エリア属性との適合関係を特定し、さらに物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新する。
本実施例においては、物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新することで、物品保管エリアマッピングモデルがより精確に物品属性と保管エリア属性との適合関係を表すようにしたので、人間が設定を行う必要がなく、適合関係の精度が高くなり、倉庫システム全体の作業効率を向上させる。
選択可能な一実施形態において、検出モジュール３１はさらに、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出し、適合保管エリアが存在する場合、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定する。第２適合関係は、対象保管エリア内の物品の物品属性と非対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す。
選択可能な一実施形態において、検出モジュール３１はさらに、物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す物品品質モニタリング情報を取得して、物品品質モニタリング情報に基づいて、物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新することを決定する。

Claims (13)

  1. 保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップと、
    前記保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、前記保管エリアの保管エリア属性または前記保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成するステップと、を含む、
    倉庫システム属性予備変更方法。
  2. 前記物品保管エリアマッピングモデルは適合識別子マッピングを含み、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、
    属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得するステップと、
    対象保管エリアの保管エリア属性に対応する第１識別子と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性に対応する第２識別子とを特定するステップと、
    前記第１識別子と前記第２識別子とが所定の適合識別子マッピングで示された識別子マッピング関係に合致する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定するステップと、を含み、
    前記適合識別子マッピングは、互いに適合する保管エリア属性と物品属性との識別子マッピング関係を表すために用いられ、前記第１適合関係は、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す、
    請求項１に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  3. 前記物品保管エリアマッピングモデルは適合度マッピングを含み、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、対象保管エリアの保管エリア属性と対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出するステップは、
    属性予備変更指令に対応する対象保管エリアの保管エリア属性と、前記対象保管エリア内の物品の物品属性とを取得するステップと、
    前記適合度マッピングに基づいて、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性との適合度を特定するステップと、
    前記適合度が所定の閾値より大きい場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にあると判定するステップと、を含み、
    前記第１適合関係は前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが適合することを表す、
    請求項１に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  4. 前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第１適合関係にない場合、前記対象保管エリアに保管された物品の物品属性に対して適合保管エリアが存在するか否かを検出するステップと、
    前記適合保管エリアが存在する場合、前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とがもし第２適合関係にあると判定するステップと、をさらに含み、
    前記第２適合関係は、前記対象保管エリア内の物品の物品属性と非前記対象保管エリアの保管エリア属性とが適合することを表す、
    請求項２または３に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  5. 前記対象保管エリアの保管エリア属性と前記対象保管エリア内の物品の物品属性とが第２適合関係にあると判定した後、さらに、
    前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とを取得するステップと、
    前記適合保管エリアの識別子情報と前記対象保管エリア内の物品の識別子情報とに基づいて、前記対象保管エリア内の物品を前記適合保管エリアまで搬送するよう倉庫ロボットに指示するための搬送指示情報を生成するステップと、を含む、
    請求項４に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  6. 前記搬送指示情報を端末機器へ送信するステップをさらに含む、
    請求項５に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  7. 異なる物品特徴の物品に対応する保管条件を表す、設定情報を取得するステップと、
    前記設定情報に基づいて、前記物品保管エリアマッピングモデルを構築または更新するステップと、をさらに含む、
    請求項１に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  8. 物品の所在箇所の保管条件下での変質状況を表す、物品品質モニタリング情報を取得するステップと、
    前記物品品質モニタリング情報に基づいて、前記物品在庫マッピングモデルを構築または更新することを決定するステップと、を含む、
    請求項１に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  9. 前記保管エリア属性は、保管温度、保管湿度、保管密封度のうちの少なくとも１つを含み、
    前記物品属性は、物品のタイプ、物品の数量、物品の材質、物品の品質保証期間のうちの少なくとも１つを含む、
    請求項１～３のいずれか一項に記載の倉庫システム属性予備変更方法。
  10. 保管エリアの保管エリア属性または保管エリア内の物品の物品属性が変更可能か否かをテストするための属性予備変更指令に応答して、物品保管エリアマッピングモデルに基づいて、保管エリアの保管エリア属性と保管エリア内の物品の物品属性とが適合するか否かを検出する検出モジュールと、
    前記保管エリアの保管エリア属性と前記保管エリア内の物品の物品属性とが適合した場合、前記保管エリアの保管エリア属性または前記保管エリア内の物品の物品属性の変更を許可することを表す、属性変更確認情報を生成する生成モジュールと、を含む、
    倉庫システム属性予備変更装置。
  11. メモリと、プロセッサと、コンピュータプログラムとを含み、
    前記コンピュータプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサによって実行されると請求項１～９のいずれか一項に記載の倉庫システム属性予備変更方法を実現するように構成される、
    電子機器。
  12. コンピュータ実行指令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されると、請求項１～９のいずれか一項に記載の倉庫システム属性予備変更方法が実現される、
    コンピュータ可読記憶媒体。
  13. コンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項１～９のいずれか一項に記載の倉庫システム属性予備変更方法が実現される、
    コンピュータプログラム製品。
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