JP2024509390A - 光学システム、装置、及び端末 - Google Patents

光学システム、装置、及び端末 Download PDF

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Abstract

光学システム、装置、及び端末が提供される。光学システム(200)は、光源モジュール(201)及び光トランスミッタモジュール(202)を備える。光源モジュール(201)は、第1の偏光を出力するように構成されている。第1の偏光は、N個の色の直線偏光を含み、異なる色の直線偏光は、同じ偏光角及び異なる伝送方向を有し、Nは、1よりも大きい整数である。光トランスミッタモジュール(202)は、第1の偏光を受け取り、第1の偏光に基づいて第2の偏光を生成するように構成されている。第2の偏光は、N個の色の格子縞を投射するために使用され、異なる色の格子縞は、異なる空間周波数を有する。光学システムは、格子縞投射及び受光プロセスの簡便性及び効率を向上するように、多周波数格子縞を同期投射するために使用される。光学システムは、インテリジェントドライビング分野、及び、インテリジェントコネクテッドビークル及びインテリジェントビークル等の関連分野に適用されてよい。例えば、システムは、様々な分野において、目標対象を検出及び追跡するために使用されてよい。

Description

本願は、光学技術の分野に関し、特に、光学システム、装置、及び端末に関する。
構造化光測定技術を用いて、目標の三次元プロファイル情報を取得することができる。自律運転の分野において、構造化光測定技術が、シナリオ、例えば、運転者アイデンティティ検証、車内モニタリングシステム、ジェスチャ認識、及び近距離障害物検出に適用されてよい。
位相測定プロフィロメトリ(Phase Measuring Profilometry、PMP)は、非接触、高精度及び速い測定速度の利点を理由に、構造化光測定において広く使用されている。位相測定プロフィロメトリの測定原理は、正弦波格子縞(sine grating stripe)を測定目標に送り、測定目標によって変調された変形正弦波格子縞の画像を取得し、次に、取得された変形画像から測定目標の三次元形状を計算する。
現在、構造化光測定を実行するためにPMPが用いられる場合、異なる位相及び異なる空間周波数を有する格子縞が、測定目標に別々に投射される必要があり、これに対応して、測定目標によって変調することによって取得された変形縞の複数の画像が撮影されて、測定目標の三次元プロファイル情報を計算する。方法の測定プロセスは複雑であり、簡便性が劣っている、及び測定効率が低いという問題が存在する。
本願は、格子縞投射及び受光プロセスの簡便性及び効率を向上するために、多周波数格子縞を同期投射するように構成されている、光学システム、装置、及び端末を提供する。
第1の態様によれば、本願は、光学システムを提供する。光学システムは、光源モジュール及び光トランスミッタモジュールを備える。光源モジュールは、第1の偏光を出力するように構成されており、第1の偏光は、N個の色の直線偏光を含み、異なる色の直線偏光は、同じ偏光角及び異なる伝送方向を有し、Nは、1よりも大きい整数である。光トランスミッタモジュールは、第1の偏光を受け取り、第1の偏光に基づいて第2の偏光を生成するように構成されており、第2の偏光は、N個の色の格子縞を投射するために使用され、異なる色の格子縞は、異なる空間周波数を有する。
この解決手段において、光学システムの光源モジュールは、光トランスミッタモジュールと協働して、複数の色の直線偏光に基づいて、異なる空間周波数の格子縞を投射するために使用される第2の偏光を生成する。したがって、光学システムは、多周波数格子縞を同期投射し、これにより、格子縞投射プロセスを簡略化するとともに格子縞投射の簡便性及び効率を向上することができる。これに対応して、光学システムは、多周波数格子縞の同期受光において受光側をサポートし、これにより、格子縞受光の簡便性及び効率を向上することができる。
可能な設計において、光学システムは、光学検出モジュールをさらに備える。前記光学検出モジュールは、前記第2の偏光に対応する目標偏光を受け取り、前記目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得するように構成されており、前記複数の目標格子縞画像は、前記N個の色のそれぞれに対応する複数の目標格子縞画像を含み、各色に対応する少なくとも2つの目標格子縞画像における格子縞の初期位相は、異なる。
この解決手段において、光学システムは、光学検出モジュールをさらに備える。光学システムは、光を独立に送り及び受け取ってよい。光源モジュール及び光トランスミッタモジュールが協働して第2の偏光を投射した後、光学検出モジュールは、第2の偏光に対応する目標偏光を検出し、目標偏光に基づいて、複数の空間周波数及び複数の初期位相を有する格子縞、すなわち、多周波数多位相格子縞の画像を取得し得る。したがって、光学システムにおいて、多周波数多位相格子縞の複数の画像は、1回の偏光投射及び検出によって決定され得、それにより、多周波数多位相格子縞の投射及び収集の回数を大きく低減することができ、多周波数多位相格子縞測定プロセスの簡便性及び効率を向上することができる。
可能な設計において、目標偏光は、目標対象によって第2の偏光を変調することによって取得される偏光である。
この解決手段において、前述の光学システムは、目標対象に対する簡便かつ効率的なプロファイル測定を実施することができる。光学システムは、第2の偏光を投射することによって多周波数格子縞を目標対象に同期投射することができ、目標対象によって第2の偏光を変調することによって取得される目標偏光を、光学検出モジュールを通して受け取り、多周波数格子縞が目標対象によって変調された後の、対応する多周波数多位相変形格子縞画像を取得して、その多周波数多位相変形格子縞画像に基づいて、目標対象に対して三次元プロファイル測定を実行することができる。
可能な設計において、光学検出モジュールは、結像モジュール及び色偏光検出モジュールを備える。結像モジュールは、目標偏光を受け取るように構成されており、目標偏光は、N個の色の初期目標格子縞を投射するために使用され、初期目標格子縞は、第2の偏光によって投射された格子縞を変調することによって取得される格子縞である。色偏光検出モジュールは、各色に対応する初期格子縞に対して少なくとも2つの異なる位相値の位相シフトを別々に実行し、各色に対応する複数の目標格子縞画像を生成するように構成されている。
この解決手段において、光学検出モジュールにおける結像モジュールは、第2の偏光を変調することによって取得された目標偏光を受け取り、光学検出モジュールにおける色偏光検出モジュールは、結像モジュールによって受け取られた目標偏光に基づいて多周波数多位相格子縞を取得し、その結果、光学検出モジュールが、1つの偏光受光プロセスにおいて多周波数多位相格子縞を取得し、これにより、格子縞受光の効率を向上することができる。
可能な設計において、光源モジュールは、N個の単色光源、N個の角度調整モジュール、及びビーム結合モジュールを有する。前記N個の単色光源のそれぞれは、対応する色の直線偏光を出力するように構成されており;前記N個の角度調整モジュールのそれぞれは、対応する単色光源からの直線偏光の偏光角を目標角度に調整するように構成されており、前記ビーム結合モジュールは、前記第1の偏光を取得するために、前記N個の角度調整モジュールからの直線偏光のN個のビームの伝送方向を目標方向と異なる夾角を有するように調整するように構成されている。
可能な設計において、N個の単色光源は、N個の色と1対1の対応関係にあり、N個の角度調整モジュールは、N個の単色光源と1対1の対応関係にある。
この解決手段において、光源モジュールは、多周波数格子縞を投射するために使用される偏光をさらに生成するために、異なる単色光源によって照射された直線偏光ビームが同じ偏光角を有するが異なる伝送方向を有するように、異なる単色光源によって照射された直線偏光を別々に調整することができる。
可能な設計において、前記角度調整モジュールは、半波長板を含み、前記角度調整モジュールは、前記対応する単色光源及び前記ビーム結合モジュールの間に位置している。
この解決手段において、異なる単色光源及びビーム結合モジュールの間に配置された角度調整モジュールにおいて半波長板が使用され、その結果、単色光源によって照射される直線偏光の偏光角を簡便にかつ迅速に調整することができ、システム設計の複雑性及び素子動作の複雑性が低い。
可能な設計において、前記ビーム結合モジュールは、N-1個のビーム結合素子を含み、前記N-1個のビーム結合素子における第1のビーム結合素子は、前記N個の角度調整モジュールにおける第1の角度調整モジュールからの第1の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールにおける第2の角度調整モジュールからの第2の直線偏光を反射し、前記第1の直線偏光及び前記第2の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている;又は、前記第1のビーム結合素子は、第2のビーム結合素子からの第3の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールの第3の角度調整モジュールからの第4の直線偏光を反射し、前記第3の直線偏光及び前記第4の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている。
この解決手段において、ビーム結合素子は、受け取られた直線偏光を選択的に透過又は反射して、受け取られた直線偏光の伝送方向を調整する。複数の単色光源によって照射された直線偏光の伝送方向は、複数のビーム結合素子を通してそれぞれ調整されてよく、その結果、直線偏光ビームの各ビームの伝送方向が異なり、直線偏光の各ビームによって投射される格子縞の空間周波数は、異なる。
可能な設計において、任意のビーム結合素子は、ダイクロイックビームスプリッタを含む。
この解決手段において、複数のダイクロイックビームスプリッタを使用して、複数の単色光源によって照射される直線偏光の偏光角を簡便にかつ迅速に調整することができ、システム設計の複雑性及び素子動作の複雑性が低い。
可能な設計において、目標方向は、N個の単色光源のうちの1つによって出力される直線偏光の伝送方向である。
この解決手段において、目標方向は、単色光源のうちの1つによって照射される直線偏光の伝送方向に設定され、次に、この方向を基準として用いることによって、別の単色光源によって照射される直線偏光の伝送方向が調整され、その結果、システム設定の動作簡便性を向上することができる。
可能な設計において、光トランスミッタモジュールは、第1の分光モジュール、方向調整モジュール、第2の分光モジュール、及び偏光調整モジュールを有する。第1の分光モジュールは、第1の偏光を受け取り、第1の偏光を第1の方向に沿った第1の直線偏光及び第2の方向に沿った第2の直線偏光に分光するように構成されている。方向調整モジュールは、第2の直線偏光を受け取り、第2の直線偏光の伝送方向を第3の方向に調整するように構成されている。第2の分光モジュールは、第1の分光モジュールからの第1の直線偏光、及び、方向調整モジュールからの第2の直線偏光を受け取り、第1の直線偏光及び第2の直線偏光に干渉することによって取得される干渉光を生成するように構成されている。偏光調整モジュールは、干渉光を受け取り、干渉光の偏光タイプを円形偏光タイプに調整し、それにより第2の偏光を取得するように構成されている。
この解決手段において、光トランスミッタモジュールは、第1の分光モジュールを通して、光源モジュールからの第1の偏光を2つの偏光ビームに分光し、2つの偏光ビームは、次に第2の分光モジュール上に収束される。干渉後、干渉縞を取得することができる。したがって、干渉光を使用して、格子縞を投射することができる。方向調整モジュールは、2つの偏光ビーム間の角度を調整して、干渉光によって投射される格子縞の形状特徴を調整することができる。偏光調整モジュールは、偏光の偏光タイプを調整することによって、偏光によって投射される格子縞を出現させることができる。モジュール間の連携によって、光トランスミッタモジュールは、多周波数縞を投射することができる第2の偏光を出力することができる。
可能な設計において、方向調整モジュールは、第1の反射器及び第2の反射器を有する。第1の反射器は、第1の分光モジュールからの第2の直線偏光を受け取り、受け取られた第2の直線偏光を第2の反射器に反射するように構成されている。第2の反射器は、受け取られた第2の直線偏光を反射し、その結果、反射された後に、第2の直線偏光が第3の方向に沿って第2の分光モジュールに入射するように構成されている。
この解決手段において、方向調整モジュールは、2つの反射器間の連携によって直線偏光の伝送方向を簡便にかつ迅速に調整することができ、システム設計の複雑性及び素子動作の複雑性が低い。
可能な設計において、第2の方向は、第1の方向に対して直交する。
可能な設計において、第1の分光モジュール及び第2の分光モジュールは、偏光ビームスプリッタを含む。
この解決手段において、偏光ビームスプリッタは、光の水平偏光及び垂直偏光を分離するために使用される光学素子であり、偏光ビームスプリッタは、水平偏光及び垂直偏光を結合させてもよい。したがって、2つの偏光ビームスプリッタの連携によって、第1の偏光を簡便にかつ効率的に分光及び続いて結合させ、偏光の干渉を実施することができる。
可能な設計において、光トランスミッタモジュールは、投影モジュールをさらに備え、投影モジュールは、第2の偏光を受け取り、第2の偏光を目標対象に投射するように構成されている。
この解決手段において、光学システムは、目標対象に対してプロファイル検出を実行するように構成されてよい。第2の偏光を生成した後、光学システムは、投影モジュールを通して目標対象に、第2の偏光によって投射される多周波数格子縞を投射して、後続の検出手順を実行してよい。
可能な設計において、光学調整モジュールは1/4波長板を含み、第2の分光モジュール及び投影モジュールの間に位置している。
この解決手段において、第2の分光モジュール及び投影モジュールの間に配置された光学調整モジュールによって1/4波長板が使用され、その結果、光トランスミッタモジュールによって照射される直線偏光の偏光タイプを簡便にかつ迅速に調整することができ、システム設計の複雑性及び素子動作の複雑性が低い。
第2の態様によれば、本願は装置を提供し、装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる光学システムを備える。
第3の態様によれば、本願は端末を提供し、端末は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる光学システムを備える。
可能な設計において、端末は、ビークル、無人航空機、及びロボットのうちのいずれか1つである。
本願による位相測定プロフィロメトリに基づく構造化光システムの概略図である。
本願による光学システムの概略図である。
本願による光源モジュールの概略図である。
本願による光源モジュールの概略構成図である。
本願による光トランスミッタモジュールの概略図である。
本願による光学検出モジュールの概略図である。
本願による色偏光検出モジュールの構造の概略図である。
本願による偏光アレイ及びピクセルアレイの概略図である。
本願による目標格子縞画像の概略図である。
本願による可能な光学システムの概略構成図である。 本願による可能な光学システムの概略構成図である。
本願の実施形態の目的、技術的解決手段、及び利点をより明らかにするために、以下で、添付図面を参照しながら本願の実施形態をさらに詳細に説明する。本願の実施形態の説明における以下の「第1の」及び「第2の」という用語は、説明のために使用されているに過ぎず、示された技術的特徴の相対的な重要性の指示又は暗示又は数の暗示として理解されるものではない。したがって、「第1」又は「第2」によって限定される特徴は、1又は複数の特徴を明示的又は黙示的に含み得る。
本願の実施形態において、「少なくとも1つ」は、1又は複数を意味し、「複数の」は、2つ又はそれよりも多数を意味することが理解されるべきである。「及び/又は」という用語は、関連付けられた対象間の関連関係を表し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合と、A及びBの両方が存在する場合と、Bのみが存在する場合とを表し得、A及びBは、単数形又は複数形であってよい。文字「/」は一般に、関連付けられた対象間の「又は」の関係を示す。「以下の要素(項目)のうちの少なくとも1つ」又はその類似の表現は、単一の項目(要素)又は複数の項目(要素)の任意の組み合わせを含む、これらの項目の任意の組み合わせを示す。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又は、a、b及びcを示し得、ここで、a、b、及びcは単数形又は複数形であり得る。
図1は、位相測定プロフィロメトリに基づく構造化光システムの概略図である。図1に示されているように、現在の構造化光測定技術において、位相測定プロフィロメトリに基づく測定方法の主な原理は、投影器が正弦波格子縞を目標対象に投射し、正弦波格子縞は、目標対象に投射され目標対象によって変調された後に変形される。カメラが、変形格子縞の画像を撮影し、その結果、変形格子縞の画像から目標対象の三次元プロファイル情報を計算することができる。
位相測定プロフィロメトリの実施は、2つのステップ、すなわち、位相シフトに基づく位相抽出及び多周波数縞に基づく位相アンラッピング(phase unwrapping)を主に含む。位相シフトに基づく位相抽出のステップにおいて、目標対象に、異なる初期位相を有する格子縞がそれぞれ投射される必要がある。多周波数縞に基づく位相アンラッピングのステップにおいて、目標対象に、異なる空間周波数を有する格子縞がそれぞれ投射される必要がある。目標対象の三次元プロファイル情報は、上記2つのステップにおいて目標対象によって格子縞を変調することによって取得される、対応する変形格子縞を取得することによって、計算されてよい。
しかしながら、現在の構造化光測定システム又は測定方法において、異なる初期位相を有する格子縞を目標対象に投射すること及び異なる空間周波数を有する格子縞を目標対象にそれぞれ投射することの2つのステップの実施は、時分割である。したがって、検出プロセスにおいて、複数の期間に異なるタイプの格子縞が目標対象にそれぞれ投射され、対応する変形格子縞画像の複数のフレームを収集し、目標対象の三次元プロファイル情報をさらに計算する必要がある。
したがって、現在の構造化光測定システム又は測定方法は、例えば、複雑なプロセス、簡便性が劣っている、及び測定効率が低いという問題を有する。
さらに、前述の方法では、検出プロセスにおいて、変形格子縞画像の複数のフレームが収集される必要がある。したがって、検出精度を確実にするために、測定目標対象は、静止状態を維持する必要がある。したがって、前述の方法は、移動している目標対象の検出に適用することができない。例えば、自律運転シナリオにおいて、移動している目標を結像するための要件を満たすことができない。
前述の問題に基づいて、本願の一実施形態は、光学システムを提供する。光学システムは、多波長多空間周波数格子縞の同期投影を実施することができ、偏光同期位相シフトに基づいて多位相格子縞の検出をさらに実施することができる。
光学システムは、限定されるものではないが、或るシナリオ、例えば、目標検出及び構造化光測定に適用されてよい。本願のこの実施形態において、光学システムは、或る分野、例えば、自律運転、運転支援、及びセキュリティモニタリングに適用されてよい。例えば、光学システムは、ビークル上に配置されてよく、ビークルの周囲にある目標(例えば、歩行者、別のビークル、又は障害物)を検出するように構成されている。別の例として、光学システムは、ビークル内部に配置されてよく、或る機能、例えば、目標検出及び認識、及びビークル内部モニタリングを実施するように構成されている。本願のこの実施形態において、光学システムは、様々な端末、例えば、端末、ロボット、無人航空機、及び車載端末にさらに適用されてよい。
前述のシナリオは、本願のこの実施形態において提供される光学システムが適用され得るシナリオの例に過ぎず、光学システムの適用シナリオに対する制限をなすものではないことに留意されたい。
以下、添付図面を参照しながら、本願のこの実施形態において提供される光学システムを説明する。
図2は、本願の一実施形態による光学システムの概略図である。図2に示されているように、光学システム200は、少なくとも、光源モジュール201及び光トランスミッタモジュール202を備える。
光源モジュール201は、第1の偏光を出力するように構成されており、第1の偏光は、N個の色の直線偏光を含み、異なる色の直線偏光は、同じ偏光角及び異なる伝送方向を有し、Nは、1よりも大きい整数である。光トランスミッタモジュール202は、第1の偏光を受け取り、第1の偏光に基づいて第2の偏光を生成するように構成されており、第2の偏光は、N個の色の格子縞を投射するために使用され、異なる色の格子縞は、異なる空間周波数を有する。
本願のいくつかの実施形態において、光学システム200は、光学検出モジュール203をさらに備えてよい。
光学検出モジュール203は、第2の偏光に対応する目標偏光を受け取り、この目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得するように構成されており、複数の目標格子縞画像は、N個の色のそれぞれに対応する複数の目標格子縞画像を含み、各色に対応する少なくとも2つの目標格子縞画像における格子縞の初期位相は、異なる。
本願のいくつかの実施形態において、目標偏光は、目標対象によって第2の偏光を変調することによって取得された偏光であってよい。具体的に、図2に示されているように、第2の偏光を生成した後、光トランスミッタモジュール202は、第2の偏光を目標対象204に投射してよく、第2の偏光が目標対象204によって変調されて、それにより目標偏光を取得する。光学検出モジュール203は、目標対象204からの目標偏光を受け取り、目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得する。
第2の偏光が目標対象204によって変調されて、それにより目標偏光を取得することは、以下の通りに理解され得る:第2の偏光によって投射されたN個の色の格子縞が目標対象204によって変調された後に変形して、それによりN個の色の目標格子縞を取得し、ここで、N個の色の目標格子縞は、目標偏光によって投射される。
前述の光学システム200において、光源モジュール201は、光トランスミッタモジュール202と協働し、その結果、光トランスミッタモジュール202は、多周波数格子縞(複数の空間周波数を有する格子縞)を投射するために使用される第2の偏光を出力することができ、光学検出モジュール203は、第2の偏光に対応する目標偏光を受け取り、目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得する。1つの態様において、複数の目標格子縞画像は、N個の色の格子縞画像を含み、異なる色の格子縞の空間周波数は、異なる。したがって、多周波数格子縞画像を取得することができる。別の態様において、各色に対応する格子縞画像において、格子縞の異なる初期位相を有する格子縞画像が存在する。したがって、多位相格子縞(複数の初期位相を有する格子縞)画像が取得され得る。このようにして、光学システム200において、異なる空間周波数を有する格子縞を、1回の偏光伝送で同時に投射することができ、異なる空間周波数を有する多周波数格子縞画像及び多位相格子縞画像を、1回の対応する偏光受光で同時に取得することができる。これにより、格子縞投射及び収集の回数が大きく低減し、多周波数多位相格子縞取得プロセスが簡略化し、簡便性及び測定効率が大きく向上する。
さらに、本願の方法において、多周波数格子縞及び多位相格子縞を、1回の偏光投射及び受光のプロセスで同時に取得することができる。したがって、方法は、移動している目標を検出することができ、検出精度を確実にすることができる。
以下、光学システム200における、光源モジュール201、光トランスミッタモジュール202、及び光学検出モジュール203を別々に詳細に説明する。
説明しやすさのために、Nの値が3であり、対応するN個の色が、赤色、緑色、及び青色である一例を、以下で説明のために使用する。
[1.光源モジュール201]
光源モジュール201は、N個の単色光源、N個の角度調整モジュール、及びビーム結合モジュールを備える。N個の単色光源のそれぞれは、対応する色の直線偏光を出力するように構成されている。N個の角度調整モジュールのそれぞれは、対応する単色光源からの直線偏光の偏光角を目標角度に調整するように構成されている。ビーム結合モジュールは、N個の角度調整モジュールからの直線偏光のN個のビームの伝送方向を、目標方向に対して異なる夾角を有するように調整し、それにより第1の偏光を取得するように構成されている。
ビーム結合モジュールは、N-1個のビーム結合素子を含み、N-1個のビーム結合素子における第1のビーム結合素子は、N個の角度調整モジュールにおける第1の角度調整モジュールからの第1の直線偏光を透過し、N個の角度調整モジュールにおける第2の角度調整モジュールからの第2の直線偏光を反射し、第1の直線偏光及び第2の直線偏光の伝送方向を目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている;又は、第1のビーム結合素子は、第2のビーム結合素子からの第3の直線偏光を透過し、N個の角度調整モジュールの第3の角度調整モジュールからの第4の直線偏光を反射し、第3の直線偏光及び第4の直線偏光の伝送方向を目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている。
図3は、本願の一実施形態による光源モジュールの概略図である。
例えば、図3に示されているように、光源モジュール201は、3つの単色光源、及び3つの単色光源と1対1の対応関係にある3つの角度調整モジュールを有する。3つの単色光源は、赤色光源301、緑色光源302、及び青色光源303であり、3つの角度調整モジュールは、赤色光源に対応する第1の角度調整モジュール304、緑色光源に対応する第2の角度調整モジュール305、及び青色光源に対応する第3の角度調整モジュール306である。光源モジュール201は、ビーム結合モジュール307をさらに有する。
例えば、図3に示されているように、主光軸の方向が、基準方向として設定されてよい。
本願のいくつかの実施形態において、第1の角度調整モジュール304、第2の角度調整モジュール305、及び第3の角度調整モジュール306は、半波長板(half-wave plate)をそれぞれ含んでよい。任意選択の実装において、第1の角度調整モジュール304、第2の角度調整モジュール305、及び第3の角度調整モジュール306は、図3に示す半波長板であってよい。
本願のいくつかの実施形態において、第1の角度調整モジュール304は、赤色光源301及びビーム結合モジュール307の間に位置しており、第2の角度調整モジュール305は、緑色光源302及びビーム結合モジュール307の間に位置しており、第3の角度調整モジュール306は、青色光源303及びビーム結合モジュール307の間に位置している。
角度調整モジュールが半波長板である場合、赤色光源301によって照射された赤色直線偏光が第1の角度調整モジュール304を通過した後、赤色直線偏光の偏光角が目標角度に調整される。半波長板の位置が、赤色直線偏光の伝送方向に対して異なる夾角を有する場合、赤色直線偏光の偏光角の調整量は、異なる。目標角度は、設定角度であってよい。同様に、緑色光源302によって照射された緑色直線偏光が第2の角度調整モジュール305を通過した後、緑色直線偏光の偏光角が目標角度に調整され、青色光源303によって照射された青色直線偏光が第3の角度調整モジュール306を通過した後、青色直線偏光の偏光角が目標角度に調整される。
本願のいくつかの実施形態において、ビーム結合モジュール307は、2つのビーム結合素子、すなわち、第3のビーム結合素子308及び第4のビーム結合素子309を有する。
必要に応じて、第3のビーム結合素子308及び第4のビーム結合素子309は、それぞれダイクロイックビームスプリッタを含む。任意選択の実装において、第3のビーム結合素子308及び第4のビーム結合素子309は、図3に示すダイクロイックビームスプリッタであってよい。
ビーム結合素子がダイクロイックビームスプリッタである場合、第3のビーム結合素子308は、第1の角度調整モジュール304からの赤色直線偏光を透過し、第2の角度調整モジュール305からの緑色直線偏光を反射し、2つの直線偏光ビームの伝送方向を目標方向に対して異なる夾角を有するように制御する。第4のビーム結合素子309は、第3のビーム結合素子308からの直線偏光を透過し、第3の角度調整モジュール306からの青色直線偏光を反射し、2つの直線偏光ビームの伝送方向を目標方向に対して異なる夾角を有するように制御する。第4のビーム結合素子309が第3のビーム結合素子308から受け取る直線偏光は、赤色直線偏光及び緑色直線偏光を含む。
直線偏光の伝送方向は、直線偏光の光方向及び主光軸の間の夾角に基づいて校正されてよい。異なる直線偏光が異なる伝送方向を有することは、異なる直線偏光の光及び主光軸の間の夾角が異なると理解されてよい。ダイクロイックビームスプリッタの位置が主光軸に対して異なる夾角を有する場合、入射する直線偏光の伝送方向の調整量は、異なる。したがって、異なる色の直線偏光の伝送方向は、ダイクロイックビームスプリッタの位置を調整することによって制御されてよい。
例えば、図3に示されているように、第4のビーム結合素子309によって照射される偏光は、光源モジュール201によって出力される第1の偏光である。第1の偏光において、三色の直線偏光の伝送方向は、異なる。三色の直線偏光の光方向は、主光軸方向に対して異なる夾角を有すると理解され得るか、又は、三色のうちの任意の2つの直線偏光の光方向の間に夾角があると理解され得、夾角のサイズは、0よりも大きく且つ設定閾値よりも小さくてよく、夾角のサイズは、ダイクロイックビームスプリッタ及び主光軸の間の夾角を調整することによって調整されてよい。光源モジュール201によって出力される第1の偏光は、光トランスミッタモジュール202へと送られ、第2の偏光を生成するために光トランスミッタモジュール202によって使用される。
本願のいくつかの実施形態において、目標方向は、主光軸方向であってもよいし、又は、目標方向は、3つの単色光源のうちの1つによって出力される直線偏光の伝送方向であってもよいし、又は、目標方向は、設定方向である。
3つの単色光源における本願のいくつかの実施形態において、最大でも1つの単色光源によって照射される直線偏光の伝送方向は、主光軸方向又は目標方向と一致する。
以下では、光源モジュール201における素子のレイアウトの2つの例を提供する。
例1:
図3に示されているように、赤色光源301によって照射される赤色直線偏光の伝送方向は目標方向であり、主光軸方向と一致する。緑色光源302によって照射される緑色直線偏光の伝送方向及び青色光源303によって照射される青色直線偏光の伝送方向は、別々に、主光軸方向に対して直交する。
赤色光源301によって照射された赤色直線偏光は、第1の角度調整モジュール304に垂直に入射し、第1の角度調整モジュール304によって調整された後、赤色直線偏光は、ビーム結合素子308及びビーム結合素子309を順に透過する。緑色光源302によって照射された緑色直線偏光は、第2の角度調整モジュール305に垂直に入射し、第2の角度調整モジュール305によって調整された後、緑色直線偏光は、ビーム結合素子308に到達し、反射され、赤色直線偏光のそれとは異なる伝送方向に沿って送られ、ビーム結合素子309を透過する。青色光源303によって照射された青色直線偏光は、第3の角度調整モジュール306に垂直に入射し、第3の角度調整モジュール306によって調整された後、青色直線偏光は、ビーム結合素子309に到達し、反射され、赤色直線偏光及び緑色直線偏光のそれらとは異なる伝送方向に沿って送られる。
ビーム結合素子308に対応するダイクロイックビームスプリッタの回転角度(ダイクロイックビームスプリッタの平面及び主光軸間の夾角)を調整し、ビーム結合素子308によって反射された後に、緑色直線偏光を赤色直線偏光のそれとは異なる伝送方向に送られるように制御してよい。ビーム結合素子309に対応するダイクロイックビームスプリッタの回転角度を調整し、青色直線偏光を、ビーム結合素子309によって反射された後に赤色直線偏光及び緑色直線偏光のそれらとは異なる伝送方向に送られるように制御してよい。
例2:
図4は、本願の一実施形態による光源モジュールの概略構成図である。
図4に示されているように、目標方向は、主光軸方向であり、赤色光源401によって照射される赤色直線偏光の伝送方向、緑色光源402によって照射される緑色直線偏光の伝送方向、及び青色光源403によって照射される青色直線偏光の伝送方向は、主光軸方向に対して異なる夾角を有する。
赤色光源401によって照射された赤色直線偏光は、第1の角度調整モジュール404に垂直に入射し、第1の角度調整モジュール404によって調整された後、赤色直線偏光は、第3のビーム結合素子408及び第4のビーム結合素子409を順に透過する。緑色光源402によって照射された緑色直線偏光は、第2の角度調整モジュール405に垂直に入射し、第2の角度調整モジュール405によって調整された後、緑色直線偏光は、第3のビーム結合素子408に到達し、反射され、赤色直線偏光のそれとは異なる伝送方向に沿って送られ、第4のビーム結合素子409を透過する。青色光源403によって照射された青色直線偏光は、第3の角度調整モジュール406に垂直に入射し、第3の角度調整モジュール406によって調整された後、青色直線偏光は、第4のビーム結合素子409に到達し、反射され、赤色直線偏光及び緑色直線偏光のそれらとは異なる伝送方向に沿って送られる。
第3のビーム結合素子408に対応するダイクロイックビームスプリッタの回転角度を調整し、緑色直線偏光を、第3のビーム結合素子408によって反射された後に赤色直線偏光のそれとは異なる伝送方向に送られるように制御してよい。第4のビーム結合素子409に対応するダイクロイックビームスプリッタの回転角度を調整し、青色直線偏光を、第4のビーム結合素子409によって反射された後に赤色直線偏光及び緑色直線偏光のそれらとは異なる伝送方向に送られるように制御してよい。
前述の実施形態において、光源モジュール201は、複数の単色光源を通して異なる色の直線偏光を別々に生成し、異なる単色光源に対応する角度調整モジュールを通して、異なる色の直線偏光を同じ偏光角及び異なる伝送方向を有するように調整し、その結果、異なる波長及び同じ偏光特徴を有する複数の直線偏光ビームを同時に生成し、それにより、多周波数格子縞を同時に投射するために使用される偏光をさらに生成することができる。
[2.光トランスミッタモジュール202]
図5は、本願の一実施形態による光トランスミッタモジュールの概略図である。図5に示されているように、光トランスミッタモジュール202は、第1の分光モジュール501、方向調整モジュール502、第2の分光モジュール503、及び偏光調整モジュール504を有する。
第1の分光モジュール501は、光源モジュール201からの第1の偏光を受け取り、第1の偏光を第1の方向に沿った第1の直線偏光及び第2の方向に沿った第2の直線偏光に分光するように構成されている。方向調整モジュール502は、第2の直線偏光を受け取り、第2の直線偏光の伝送方向を第3の方向に調整するように構成されている。第2の分光モジュール503は、第1の分光モジュール501から第1の直線偏光、及び、方向調整モジュール502からの第2の直線偏光を受け取り、第1の直線偏光及び第2の直線偏光に干渉することによって取得される干渉光を生成するように構成されている。偏光調整モジュール504は、干渉光を受け取り、干渉光の偏光タイプを円形偏光タイプに調整し、それにより第2の偏光を取得するように構成されている。
本願のいくつかの実施形態において、方向調整モジュールは、第1の反射器505及び第2の反射器506を有する。第1の反射器505は、第1の分光モジュールからの第2の直線偏光を受け取り、受け取られた第2の直線偏光を第2の反射器506に反射するように構成されている。第2の反射器506は、受け取られた第2の直線偏光を反射し、その結果、反射された後に、第2の直線偏光が第3の方向に沿って第2の分光モジュール503に入射するように構成されている。
本願のいくつかの実施形態において、第1の分光モジュール501及び第2の分光モジュール503は、偏光ビームスプリッタを含む。任意選択の実装において、第1の分光モジュール501及び第2の分光モジュール503は、偏光ビームスプリッタであってよい。第1の分光モジュール501に対応する第1の偏光ビームスプリッタ及び第2の分光モジュール503に対応する第2の偏光ビームスプリッタは、対称に分散される。
本願のいくつかの実施形態において、光トランスミッタモジュール202は、投影モジュール507をさらに備え、投影モジュール507は、第2の偏光を受け取り、第2の偏光を目標対象に投射するように構成されている。投影モジュール507は、投影機能を有する投影レンズ又は別の素子を含む。任意選択の実装において、投影モジュール507は、投影機能を有する投影レンズ又は別の素子であってよい。
本願のいくつかの実施形態において、偏光調整モジュール504は、1/4波長板を含み、第2の分光モジュール503及び投影モジュール507の間に位置している。任意選択の実装において、偏光調整モジュール504は、1/4波長板であってよい。
例えば、第1の分光モジュール501及び第2の分光モジュール503の両方が偏光ビームスプリッタである場合、第1の方向は、水平偏光方向であってよく、第2の方向は、第1の方向に対して直交する垂直偏光方向であってよい。光源モジュール201からの第1の偏光を受け取った後、第1の分光モジュール501は、第1の偏光を互いに直交する透過光及び反射光に分光し、透過光は、水平偏光方向における水平偏光(p光(p light))、すなわち、第1の直線偏光であり、反射光は、垂直偏光方向における垂直偏光(s光(s light))である。第1の分光モジュール501によって送られた第1の直線偏光は、第2のビームスプリッタによって送られた後、偏光調整モジュール504に入射する。第1の分光モジュール501によって反射された第2の直線偏光は、第1の反射器505によって反射された後、第2の反射器506に到達し、第2の反射器506によって反射され、次に、第2の分光モジュール503によって反射された後に偏光調整モジュール504に入射する。第1の直線偏光及び第2の直線偏光は干渉され、取得された干渉光が偏光調整モジュールを通過した後、干渉光の偏光タイプは円偏光に変化し、それにより第2の偏光を取得する。
第1の直線偏光及び第2の直線偏光の間の夾角は、第1の反射器505及び/又は第2の反射器506の回転角度(反射器平面及び水平又は垂直方向の間の夾角)を調整することによって調整され、それにより、第1の直線偏光及び第2の直線偏光に基づいて取得された第2の直線偏光によって投射される格子縞の空間周波数を制御してよい。
説明しやすさのために、図5では、1本の線のみを使用して第1の偏光を表していることに留意されたい。実際には、第1の偏光は、三色に対応する、光源モジュール201によって出力される、3つの直線偏光ビームを含む。
目標対象に対してプロファイル検出が実行されるシナリオにおいて、第2の偏光を取得した後、偏光調整モジュールは、第2の偏光を投影モジュール507に送り、投影モジュール507は、第2の偏光を目標対象に投影する。
前述の実施形態において、光トランスミッタモジュール202は、まず、光源モジュール201からの第1の偏光を2つの異なる偏光ビームに分光し、次に、取得された2つの偏光ビームに干渉して第2の偏光を取得して、その結果、第2の偏光は、複数の空間周波数の格子縞を同時に投射して、多周波数格子縞画像及び多位相格子縞画像をさらに取得することができる。
[3.光学検出モジュール203]
図6は、本願の一実施形態による光学検出モジュールの概略図である。図6に示されているように、光学検出モジュール203は、結像モジュール601及び色偏光検出モジュール602を備える。
結像モジュール601は、第2の偏光点に対応する目標偏光を受け取るように構成されている。目標偏光は、N個の色の初期目標格子縞を投射するために使用され、初期目標格子縞は、第2の偏光によって投射された格子縞を変調することによって取得される格子縞である。色偏光検出モジュール602は、各色に対応する初期格子縞に対して少なくとも2つの異なる位相値の位相シフトを別々に実行し、各色に対応する複数の目標格子縞画像を生成するように構成されている。
光学システム200は、目標に対してプロファイル検出が実行されるシナリオに適用され、目標偏光は、目標対象によって第2の偏光を変調することによって取得された偏光であってよい。
具体的に、光トランスミッタモジュール202が第2の偏光を目標対象に投射した後、第2の偏光によって投射された格子縞は、目標対象の変調に起因して変形し、対応する目標偏光を生成する。対応する目標偏光は、光学検出モジュール203において結像モジュール601へと反射され、結像モジュール601を通して色偏光検出モジュール602に送られる。
本願のいくつかの実施形態において、結像モジュール601は、結像素子、例えば、結像レンズを有する。任意選択の実装において、結像モジュール601は、結像レンズであってよい。色偏光検出モジュールは、異なる偏光コーティング及び異なる色コーティングを有する色偏光検出器(又はセンサ)を有してもよいし、又は、多色光源及びピクセルレベルコーティング等を有する色偏光カメラを有してもよい。任意選択の実装において、色偏光検出モジュールは、色偏光検出器であってよい。
図7は、本願の一実施形態による色偏光検出モジュールの構造の概略図である。
本願のこの実施形態において、色偏光検出モジュールは、偏光に基づいて、目標偏光によって投射された格子縞に対して異なる位相シフトを実行し、異なる色の目標偏光を受け取り、それにより多周波数格子縞及び多位相格子縞に対するゲーティングを実装するように構成されている。図7に示されているように、色偏光検出モジュール602のハードウェア構成は、最下層に位置しているピクセルアレイ、中間層に位置している偏光アレイ、及び最上層に位置しているマイクロレンズアレイを含む。マイクロレンズアレイは、目標偏光を透過するように構成されている。偏光アレイは、目標偏光に対して少なくとも2つの異なる位相値の位相シフトを実行し、それにより多位相格子縞信号を取得するように構成されている。ピクセルアレイは、異なる色の目標偏光を別々に受け取り、それにより多周波数格子縞信号を取得するように構成されている。多位相格子縞信号及び多周波数格子縞信号を取得した後に、色偏光検出モジュール602は、これに対応して多周波数格子縞画像及び多位相格子縞画像を生成し、それにより複数の目標格子縞画像を取得する。
図8は、本願の一実施形態による偏光アレイ及びピクセルアレイの概略図である。
目標偏光に対して4つの異なる位相値の位相シフトが実行される一例が、以下で説明のために使用される。
図8に示されているように、偏光アレイの最小処理単位は、ピクセルの単位である。偏光アレイにおいて、各ピクセル単位(pixel unit)は、1つの位相値の位相シフトに対応し、ピクセル単位に対応する位相値の位相シフトが、ピクセル単位に投射された目標偏光に対して実行される。目標偏光に対して、4つの異なる位相値の位相シフトが実行される場合、偏光アレイは、4つの異なる位相値の位相シフトを含み、すなわち、4つの異なる偏光方向のピクセル単位を含み、4つの位相値の位相シフトにそれぞれ対応する4つの隣接するピクセル単位が、1つのグループとして使用され、4つの隣接するピクセル単位に対応する位相値は、0°、45°、90°、及び135°であってよい。
図8に示されているように、ピクセルアレイにおいて、偏光アレイにおける4つのピクセル単位のグループに対応する4つのピクセル単位は、同じ色のコーティングに対応しており、受け取られた目標偏光からの別の色の光信号をフィルタ除去し、ピクセル単位に対応する色の光信号のみを受け取るように構成されている。
図9は、本願の一実施形態による目標格子縞画像の概略図である。赤色、緑色、及び青色偏光を用いることによって格子縞が投射され、目標偏光に対して4つの異なる位相値の位相シフトが実行されるシナリオにおいて、光学検出モジュール203は、目標偏光に基づいて12の異なる目標格子縞画像を取得し得る。図9に示されているように、取得された12の目標格子縞画像は、図9の(a)に示す4つの赤色格子縞画像、図9の(b)に示す4つの緑色格子縞画像、及び図9の(c)に示す4つの青色格子縞画像を含む。(a)に示す4つの赤色格子縞画像において、格子縞の初期位相は、異なる。これは、(b)及び(c)において同じである。図9では、目標対象として人物が用いられている一例が、例示のために使用されている。
前述のようにして、色偏光検出モジュール602は、一度に受け取られた目標偏光に基づいて偏光アレイを通して、同じ空間周波数を有する格子縞に対する位相シフトを実行することによって取得される格子縞を選択的に受け取り、異なる色の格子縞を選択的に受け取り、それにより多周波数格子縞画像及び多位相格子縞画像を同時に取得し得る。これにより、格子縞投射及び収集の回数が大きく低減し、多周波数多位相格子縞取得プロセスが簡略化し、簡便性及び測定効率が大きく向上する。
図10A及び図10Bは、本願の一実施形態による可能な光学システムの概略構成図である。図10A及び図10Bに示されているように、光学システムに含まれるモジュール及び素子に関しては、前述の実施形態における説明を参照されたい。ここでは、詳細について再度説明しない。
図10A及び図10Bに示す光学システムアーキテクチャは、本願のこの実施形態において提供される光学システム200の可能な一実装に過ぎず、本願のこの実施形態において提供される光学システムに対する限定をなすものではないことが理解され得る。
目標対象によって変調することによって取得された複数の格子縞画像を取得した後に、目標対象に対してプロファイル検出が実行されるシナリオに、光学システム200が適用される場合、光学検出モジュール203は、複数の格子縞画像に基づいて、目標対象のプロファイル情報を計算してよい。
図9に示す検出結果に基づいて、光学検出モジュール203は、4ステップ位相シフト方法を用いて、一つのグループとしての図9における概略図(a)、(b)、及び(c)において、4つの格子縞画像を別々に使用して、各グループに対応する位相図を計算し、3つのグループの格子縞画像に対応する位相図に基づいた計算によって位相値を取得し、最終的に、決定された位相値に基づいて目標対象に対してプロファイル検出を実行してよい。
4ステップ位相シフト方法の光強度の式は、以下の通りである。
I(x,y,δ)=A(x,y)+B(x,y)cos[φ(x,y)+δ
I(x,y,δ)は光強度関数であり、A(x,y)は背景光強度であり、B(x,y)は縞の変調深さであり、δは移動位相値であり、φ(x,y)は測定対象の位相であり、測定対象の高さ情報を表している。
標準的な4ステップ位相シフト方法において、格子縞画像のラッピング位相(wrapping phase)が計算され、4つの画像の対応する位相シフトは、それぞれ、δ=0、δ=π/2、δ=π、δ=3π/2である。
前述の式を解くことによって、4ステップ位相シフト式を取得することができる。
Figure 2024509390000002
(x,y)、I(x,y)、I(x,y)、及びI(x,y)は、それぞれ、4つの格子縞画像の光度である。
以下の位相関数は、前述の4つの式を組み合わせて解くことによって取得され得る。
φ(x,y)=arctan(I(x,y)-I(x,y))/(I(x,y)-I(x,y)) -π≦φ≦π
φ(x,y)は、計算されたラッピング位相である。
光学検出モジュール203が、前述の方法を用いることによって格子縞画像の各グループに対応する(ラッピング)位相を計算した後、位相デエンタングルメント(phase de-entanglement)ステップにおいて、合成波長を計算する方法を用いることによって、位相デエンタングルメントが実施されてよい。
目標偏光に対して3つの異なる位相値位相シフトが実行されるシナリオにおいて、図8に示すピクセルアレイは、3つの異なる位相値の位相シフトを含み、すなわち、異なる偏光方向の3つのピクセル単位を含み、3つの位相値の位相シフトにそれぞれ対応する3つの隣接するピクセル単位が1つのグループとして使用される。このようにして、3ステップ位相シフトに関連する計算方法を使用して、目標対象に対してプロファイル検出を実行してよい。ここでは、詳細について再度説明しない。
同じ技術的構想に基づき、本願の一実施形態は、装置をさらに提供する。端末は、本願の実施形態に提供される光学システムを備えてよい。
同じ技術的構想に基づき、本願の一実施形態は、端末をさらに提供する。端末は、本願の実施形態に提供される光学システムを備えてよい。
必要に応じて端末は、ビークル、無人航空機、ロボット、車載端末等であってよい。
当業者が本願の範囲から逸脱することなく多様な修正及び変形を本願に加えることができることは、明らかである。この場合、本願は、それらが以下の請求項及びそれらの均等な技術によって規定される保護範囲に入る限り、本願の実施形態のこれらの修正及び変形を包含することが意図されている。
当業者が本願の範囲から逸脱することなく多様な修正及び変形を本願に加えることができることは、明らかである。この場合、本願は、それらが以下の請求項及びそれらの均等な技術によって規定される保護範囲に入る限り、本願の実施形態のこれらの修正及び変形を包含することが意図されている。
[他の考えられる項目]
(項目1)
光源モジュール及び光トランスミッタモジュールを備え、
前記光源モジュールは、第1の偏光を出力するように構成されており、前記第1の偏光は、N個の色の直線偏光を含み、異なる色の直線偏光は、同じ偏光角及び異なる伝送方向を有し、Nは、1よりも大きい整数である;
前記光トランスミッタモジュールは、前記第1の偏光を受け取り、前記第1の偏光に基づいて第2の偏光を生成するように構成されており、前記第2の偏光は、前記N個の色の格子縞を投射するために使用され、異なる色の格子縞は、異なる空間周波数を有する
光学システム。
(項目2)
前記光学システムは、光学検出モジュールをさらに備え;
前記光学検出モジュールは、前記第2の偏光に対応する目標偏光を受け取り、前記目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得するように構成されており、前記複数の目標格子縞画像は、前記N個の色のそれぞれに対応する複数の目標格子縞画像を含み、各色に対応する少なくとも2つの目標格子縞画像における格子縞の初期位相は、異なる
項目1に記載の光学システム。
(項目3)
前記光学検出モジュールは、結像モジュール及び色偏光検出モジュールを有し;
前記結像モジュールは、前記目標偏光を受け取るように構成されており、前記目標偏光は、前記N個の色の初期目標格子縞を投射するために使用され、前記初期目標格子縞は、前記第2の偏光によって投射された格子縞を変調することによって取得された格子縞である;
前記色偏光検出モジュールは、各色に対応する初期格子縞に対して少なくとも2つの異なる位相値の位相シフトを別々に実行し、各色に対応する前記複数の目標格子縞画像を生成するように構成されている
項目2に記載の光学システム。
(項目4)
前記光源モジュールは、N個の単色光源、N個の角度調整モジュール、及びビーム結合モジュールを有し、
前記N個の単色光源のそれぞれは、対応する色の直線偏光を出力するように構成されており;
前記N個の角度調整モジュールのそれぞれは、対応する単色光源からの直線偏光の偏光角を目標角度に調整するように構成されており;
前記ビーム結合モジュールは、前記第1の偏光を取得するために、前記N個の角度調整モジュールからの直線偏光のN個のビームの伝送方向を目標方向と異なる夾角を有するように調整するように構成されている、
項目1から3のいずれか一項に記載の光学システム。
(項目5)
前記角度調整モジュールは、半波長板を含み、前記角度調整モジュールは、前記対応する単色光源及び前記ビーム結合モジュールの間に位置している、項目4に記載の光学システム。
(項目6)
前記ビーム結合モジュールは、N-1個のビーム結合素子を含み、
前記N-1個のビーム結合素子における第1のビーム結合素子は、前記N個の角度調整モジュールにおける第1の角度調整モジュールからの第1の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールにおける第2の角度調整モジュールからの第2の直線偏光を反射し、前記第1の直線偏光及び前記第2の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている;又は、
前記第1のビーム結合素子は、第2のビーム結合素子からの第3の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールにおける第3の角度調整モジュールからの第4の直線偏光を反射し、前記第3の直線偏光及び前記第4の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている
項目4又は5に記載の光学システム。
(項目7)
前記ビーム結合素子のいずれか1つは、ダイクロイックビームスプリッタを含む、項目6に記載の光学システム。
(項目8)
前記目標方向は、前記N個の単色光源のうちの1つによって出力される直線偏光の伝送方向である、項目4から7のいずれか一項に記載の光学システム。
(項目9)
前記光トランスミッタモジュールは、第1の分光モジュール、方向調整モジュール、第2の分光モジュール、及び偏光調整モジュールを有し、
前記第1の分光モジュールは、前記第1の偏光を受け取り、前記第1の偏光を第1の方向に沿った第1の直線偏光及び第2の方向に沿った第2の直線偏光に分光するように構成されており;
前記方向調整モジュールは、前記第2の直線偏光を受け取り、前記第2の直線偏光の前記伝送方向を第3の方向に調整するように構成されており;
前記第2の分光モジュールは、前記第1の分光モジュールからの前記第1の直線偏光及び前記方向調整モジュールからの前記第2の直線偏光を受け取り、前記第1の直線偏光及び前記第2の直線偏光に干渉することによって取得される干渉光を生成するように構成されており;
前記偏光調整モジュールは、前記干渉光を受け取り、前記干渉光の偏光タイプを円形偏光タイプに調整し、前記第2の偏光を取得するように構成されている
項目1から8のいずれか一項に記載の光学システム。
(項目10)
前記方向調整モジュールは、第1の反射器及び第2の反射器を有し;
前記第1の反射器は、前記第1の分光モジュールから前記第2の直線偏光を受け取り、前記受け取られた第2の直線偏光を前記第2の反射器に反射するように構成されており;
前記第2の反射器は、前記受け取られた第2の直線偏光を反射し、その結果、反射された後に、前記第2の直線偏光が前記第3の方向に沿って前記第2の分光モジュールに入射するように構成されている
項目9に記載の光学システム。
(項目11)
前記第2の方向は、前記第1の方向に対して直交する、項目9又は10に記載の光学システム。
(項目12)
前記第1の分光モジュール及び前記第2の分光モジュールは、偏光ビームスプリッタを含む、項目9から11のいずれか一項に記載の光学システム。
(項目13)
前記光トランスミッタモジュールは、投影モジュールをさらに有し、前記投影モジュールは、前記第2の偏光を受け取り、前記第2の偏光を目標対象に投射するように構成されている、項目9から12のいずれか一項に記載の光学システム。
(項目14)
前記光学調整モジュールは、1/4波長板を含み、前記第2の分光モジュール及び前記投影モジュールの間に位置している、項目13に記載の光学システム。
(項目15)
項目1から14のいずれか一項に記載の光学システムを備える装置。
(項目16)
項目1から14のいずれか一項に記載の光学システムを備える端末。
(項目17)
前記端末は、ビークル、無人航空機、及びロボットのうちのいずれか1つである、項目16に記載の端末。

Claims (17)

  1. 光源モジュール及び光トランスミッタモジュールを備え、
    前記光源モジュールは、第1の偏光を出力するように構成されており、前記第1の偏光は、N個の色の直線偏光を含み、異なる色の直線偏光は、同じ偏光角及び異なる伝送方向を有し、Nは、1よりも大きい整数である;
    前記光トランスミッタモジュールは、前記第1の偏光を受け取り、前記第1の偏光に基づいて第2の偏光を生成するように構成されており、前記第2の偏光は、前記N個の色の格子縞を投射するために使用され、異なる色の格子縞は、異なる空間周波数を有する
    光学システム。
  2. 前記光学システムは、光学検出モジュールをさらに備え;
    前記光学検出モジュールは、前記第2の偏光に対応する目標偏光を受け取り、前記目標偏光に基づいて複数の目標格子縞画像を取得するように構成されており、前記複数の目標格子縞画像は、前記N個の色のそれぞれに対応する複数の目標格子縞画像を含み、各色に対応する少なくとも2つの目標格子縞画像における格子縞の初期位相は、異なる
    請求項1に記載の光学システム。
  3. 前記光学検出モジュールは、結像モジュール及び色偏光検出モジュールを有し;
    前記結像モジュールは、前記目標偏光を受け取るように構成されており、前記目標偏光は、前記N個の色の初期目標格子縞を投射するために使用され、前記初期目標格子縞は、前記第2の偏光によって投射された格子縞を変調することによって取得された格子縞である;
    前記色偏光検出モジュールは、各色に対応する初期格子縞に対して少なくとも2つの異なる位相値の位相シフトを別々に実行し、各色に対応する前記複数の目標格子縞画像を生成するように構成されている
    請求項2に記載の光学システム。
  4. 前記光源モジュールは、N個の単色光源、N個の角度調整モジュール、及びビーム結合モジュールを有し、
    前記N個の単色光源のそれぞれは、対応する色の直線偏光を出力するように構成されており;
    前記N個の角度調整モジュールのそれぞれは、対応する単色光源からの直線偏光の偏光角を目標角度に調整するように構成されており;
    前記ビーム結合モジュールは、前記第1の偏光を取得するために、前記N個の角度調整モジュールからの直線偏光のN個のビームの伝送方向を目標方向と異なる夾角を有するように調整するように構成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の光学システム。
  5. 前記角度調整モジュールは、半波長板を含み、前記角度調整モジュールは、前記対応する単色光源及び前記ビーム結合モジュールの間に位置している、請求項4に記載の光学システム。
  6. 前記ビーム結合モジュールは、N-1個のビーム結合素子を含み、
    前記N-1個のビーム結合素子における第1のビーム結合素子は、前記N個の角度調整モジュールにおける第1の角度調整モジュールからの第1の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールにおける第2の角度調整モジュールからの第2の直線偏光を反射し、前記第1の直線偏光及び前記第2の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている;又は、
    前記第1のビーム結合素子は、第2のビーム結合素子からの第3の直線偏光を透過し、前記N個の角度調整モジュールにおける第3の角度調整モジュールからの第4の直線偏光を反射し、前記第3の直線偏光及び前記第4の直線偏光の伝送方向を前記目標方向に対して異なる夾角を有するように制御するように構成されている
    請求項4又は5に記載の光学システム。
  7. 前記ビーム結合素子のいずれか1つは、ダイクロイックビームスプリッタを含む、請求項6に記載の光学システム。
  8. 前記目標方向は、前記N個の単色光源のうちの1つによって出力される直線偏光の伝送方向である、請求項4から7のいずれか一項に記載の光学システム。
  9. 前記光トランスミッタモジュールは、第1の分光モジュール、方向調整モジュール、第2の分光モジュール、及び偏光調整モジュールを有し、
    前記第1の分光モジュールは、前記第1の偏光を受け取り、前記第1の偏光を第1の方向に沿った第1の直線偏光及び第2の方向に沿った第2の直線偏光に分光するように構成されており;
    前記方向調整モジュールは、前記第2の直線偏光を受け取り、前記第2の直線偏光の前記伝送方向を第3の方向に調整するように構成されており;
    前記第2の分光モジュールは、前記第1の分光モジュールからの前記第1の直線偏光及び前記方向調整モジュールからの前記第2の直線偏光を受け取り、前記第1の直線偏光及び前記第2の直線偏光に干渉することによって取得される干渉光を生成するように構成されており;
    前記偏光調整モジュールは、前記干渉光を受け取り、前記干渉光の偏光タイプを円形偏光タイプに調整し、前記第2の偏光を取得するように構成されている
    請求項1から8のいずれか一項に記載の光学システム。
  10. 前記方向調整モジュールは、第1の反射器及び第2の反射器を有し;
    前記第1の反射器は、前記第1の分光モジュールから前記第2の直線偏光を受け取り、前記受け取られた第2の直線偏光を前記第2の反射器に反射するように構成されており;
    前記第2の反射器は、前記受け取られた第2の直線偏光を反射し、その結果、反射された後に、前記第2の直線偏光が前記第3の方向に沿って前記第2の分光モジュールに入射するように構成されている
    請求項9に記載の光学システム。
  11. 前記第2の方向は、前記第1の方向に対して直交する、請求項9又は10に記載の光学システム。
  12. 前記第1の分光モジュール及び前記第2の分光モジュールは、偏光ビームスプリッタを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の光学システム。
  13. 前記光トランスミッタモジュールは、投影モジュールをさらに有し、前記投影モジュールは、前記第2の偏光を受け取り、前記第2の偏光を目標対象に投射するように構成されている、請求項9から12のいずれか一項に記載の光学システム。
  14. 前記光学調整モジュールは、1/4波長板を含み、前記第2の分光モジュール及び前記投影モジュールの間に位置している、請求項13に記載の光学システム。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の光学システムを備える装置。
  16. 請求項1から14のいずれか一項に記載の光学システムを備える端末。
  17. 前記端末は、ビークル、無人航空機、及びロボットのうちのいずれか1つである、請求項16に記載の端末。
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