JP2024507238A - 折り畳み可能箱 - Google Patents

Abstract

本発明は、折り曲げ又は折り畳み可能箱（１００）を開示する。折り畳み可能箱（１００）は、天板（１０１）と、底板（１０２）と、第１及び第２の対の対向壁（１１２、１１４、１１６及び１１８）と、ひだ状折り曲げ部（１２４）と、を備える。第１の対の対向壁（１１２及び１１４）は、底板（１０２）の左右の縁（１０８及び１１０）から延在し、底板（１０２）に折り畳まれるように構成される。第２の対の対向壁（１１６及び１１８）は、前端縁及び後端縁（１０４及び１０６）から延在し、ひだ状折り曲げ部を使用して第１の対の対向壁（１１２及び１１４）の上で折り畳まれるように構成される。天板（１０１）は折り畳まれた形態の安定性を確保するために、１つ又は複数の留め具（１２０及び１２２）を使用して箱（１００）の周りに巻き付くように構成される。

Description

本明細書で開示される発明は、一般に、折り畳み可能箱に関する。より詳細には、本発明は、ある地点から別の地点に輸送するための折り畳み可能箱に関し、箱が空のとき、実用的な形態に折り曲げることができ、便利な返却の取り扱い、保管、及び輸送のために形態を維持することができる。

現在、箱又はコンテナが物品及び材料の輸送、移動、運搬、運搬、選別、及び保管において一般に使用され、トラック輸送、倉庫保管、製造、ネットショップ輸送、及び家庭用物品輸送などの多様な産業によって使用される。従来の容器は、パレット上に大量に積み重ねるのに適した方法で折り畳むように構成されている。容器は、車両によって製造業者からディーラー、又は家庭に大量に輸送するのに適した方法でパレット上に積み重ねられる。高剛性のプリズム構造によって形成される従来の容器の主な欠点は、使用及び配送後に、折り畳まれた箱のサイズ及び形状が、個々の返却のために取り扱うことを困難にするという事実に起因する。例えば、箱は、折り畳まれている間、その形状及び形態を維持しない。その結果、箱は、再使用されるのではなく廃棄されることが多い。

他の箱はハードケースであり、再使用のために設計されているが、折り畳むことはできない。一般に、容器は大きな空間を占有し、その形状及び形態を保持又は維持する。これらの容器は容器のための大きな場所を占め、再使用又はリサイクル目的のために、個々の取り扱い、保管、及び輸送には不便である。従来の容器は折り畳まれている間、又は折り畳む方法によって、より少ない空間を占めるのに十分な折り曲げ空間を提供するために、いくつかの欠点を有する。これらの問題を克服するために、改良された折り曲げ可能又は折り畳み箱又は容器が必要とされる。

本願出願人の特許文献１は独特の折り畳み可能な様式を有する波形箱を開示しており、それは、標準的な郵便箱のスロットにそれを適合させることによって便利な返却発送を可能にする。加えて、波状の箱は、占める空間が少なく、折り曲げられている間、又は折り曲げる方法によって、その形状及び形態を維持する。しかしながら、箱のための再利用可能な閉鎖機構は、ジッパーなどを適用することによってのみ設計され得る。

特許文献２は、収納箱の内部に収納された製品の混入を防止する仕切り板を用いて収納箱の内部を仕切る折り曲げ式の収納箱を開示している。

折り曲げ式の収納箱は一般に、底板、側板、連結板、接着板、磁石、カバー板、固定板、仕切板を備え、側板は底板折り曲げ線に連結されている。カバー板は、後板折り曲げ線に接続される。磁石は、接続板及び接着板に挿入されてもよい。

しかしながら、上述の従来技術は底板に取り付けられた第２の対の留め具を開示又は教示しておらず、第１の対の留め具は、天板を底板の上に折り曲げによって、箱の折り畳まれた形態で第２の対の留め具と係合する。

上述の課題に鑑みて、折り畳み可能箱の部品の積み重ねを可能にし、それによって、ジッパーを使用することなく折り畳み可能箱を閉じることができる折り曲げ又は折り畳み可能箱を提供することが望ましい。また、通常の箱と同様の積み重なりを有し、したがって、テープ又はステッカーのみで封止することができる折り畳み可能箱の新しい設計が必要とされている。

デンマーク国特許出願公開第１７８７１９号明細書 韓国特許出願公開第２０１１００３６２９２号明細書

本開示の目的は、折り畳まれた箱のサイズを最小限に抑え、箱をしっかりと便利に折り畳んだ状態に保つ閉鎖機構を有する折り畳み可能箱を提供することである。

本発明は、後端縁と反対側の前端縁と、左端縁と反対側の右端縁と、留め具要素を有する外面とを含む底板と、右端縁から延び、右端縁に沿って折り曲げるように構成された右壁と、左端縁から延び、左端縁に沿って折り曲げるように構成された左壁と、前端縁から延び、前端縁に沿って折り曲げるように構成された前壁と、後端縁から延び、後端縁に沿って折り曲げるように構成された後壁と、後壁から延び、折り曲げ線によって第１の部分及び第２の部分を画定する天板であって、第１の部分は折り曲げ線によって第２の部分から仕切られ、相補的な留め具要素を担持する内面を有する天板と、を備え、右壁及び左壁は底板上に折り曲げるように構成され、天板は折り畳まれた形態を提供するために底板上に折り曲げられたとき、右壁及び左壁上に折り曲げるように構成され、天板は折り畳み状態において折り曲げ線に沿って折り曲げられるように構成され、第１の部分における天板の内面が底板の外面に当接し、留め具要素が相補的な留め具要素と係合する。

折り畳み可能箱は右壁と左壁とを有する。右壁及び左壁をまとめて「側壁」と呼ぶことができ、折り畳み可能箱は、一対の対向する壁、例えば対向する側壁を有すると言うことができる。これに対応して、折り畳み可能箱は前壁及び後壁を有し、前壁及び後壁は、一対の対向する壁とも呼ばれ得る。側壁は第１の壁と呼ばれることがあり、前壁及び後壁は、第２の壁と呼ばれることがある。したがって、折り畳み可能箱は、第１の対の対向する壁及び第２の対の対向する壁を有すると言うことができる。

折り畳み可能箱の壁は、縁部に沿って折り曲げるように構成される。それによって、箱は折り畳み可能である。折り畳み可能箱は、折り畳まれた状態及び組み立てられた状態を有することを理解されたい。組み立てられた状態において、折り畳み可能箱の対向する壁は内部区画室を形成する。内部区画室は商品のための容器を提供し、組み立てられた状態の折り畳み可能箱は商品をある地点から別の地点に輸送するのに有用であり、箱が空のとき、実際的な形態、すなわち折り畳まれた状態に折り曲げることができ、便利な返却の取り扱い、保管、及び輸送のためにこの形態を維持することができる。折り畳み可能箱は、単に郵便箱に入れるだけで、持続可能で便利な方法で返却することができる。

箱の折り畳み可能な性質により、箱は、側壁が底板上で折り畳まれた状態として理解される折り畳み状態に折り畳まれ、前壁が側壁上で折り畳まれ、天板が側壁上で折り畳まれる。折り畳まれた状態は圧縮された状態と呼ばれることもあり、本文脈では、２つの用語は互換的に使用され得る。これに対応して、箱は組み立てられた状態とすることができ、これは、壁が互いに折り畳まれていないとき、例えば、箱が広げられているときとして理解されるべきである。天板は任意の状態であってもよく、例えば、天板は箱を閉じることができ、それによって、箱が輸送される物品を封入することを可能にし、又は、天板が組み立てられた状態では折り畳み可能箱を閉じないことがある。

一般的に、底板の形状は矩形、例えば、後端縁と右端縁との間、及び後端縁と左端縁との間の角度はほぼ直角であってもよく、同様に、前端縁と右端縁との間、及び前端縁と左端縁との間の角度は、ほぼ直角であってもよい。底板の縁は、壁が対応する縁に沿って折り曲げることを可能にする任意の形状を有する可能性がある。例えば、縁は直線に従うことができるが、他の形状も考えられる。底板は、矩形形状に限定されず、他の形状、特に多角形形状も意図される。

天板は第１の部分及び第２の部分を画定し、第１の部分は、折り曲げ線によって第２の部分から区画される。折り曲げ線は柔軟性を提供し、天板、例えば第１の部分及び第２の部分が、折り曲げ線に沿って折り曲げることを可能にする。折り曲げ線は一般に直線であるが、折り曲げ線は直線に限定されない。折り曲げ線は、天板の２つの対向する縁の間に延在してもよい。特に、折り曲げ線は前端縁と平行であってもよい。

右壁、左壁、及び前壁は、それぞれ、上端縁を有してもよい。一般に、上端縁は対応する壁がそこから延在し、かつそれに沿って折り曲げるように構成される、それぞれの縁に対向する。したがって、右壁は底板の右端縁とは反対側の上端縁を有することができ、左壁は底板の左端縁とは反対側の上端縁を有することができ、前壁は、底板の前端縁とは反対側の上端縁を有することができる。

本開示の一例では、折り畳み可能箱が右壁の上端縁から延在する右フラップ、左壁の上端縁から延在する左フラップ、及び前壁の上端縁から延在する前フラップのうちの少なくとも１つを有する可能性がある。１つ又は複数のフラップは折り畳み可能箱を閉位置に保持するように、及び／又は折り畳み可能箱の内容物が折り畳み可能箱内に留まることを確実にするように構成され得る。例えば、１つ以上のフラップは折り畳み可能箱が組み立てられた状態にあり、天板が折り畳み可能箱を閉じるときに、天板の内面に当接する当接面を有する可能性がある。当接面及び内面上の対応する位置は、適切な留め具を含むことができる。

底板は外面を有する。底板の外面は箱が組み立てられた状態にあるとき、外部環境に面する底板の側面と理解されるべきであり、外面は、底板の下面とも呼ばれ得る。天板は内面を有する。天板の内面は箱がその組み立てられた状態にあるとき、箱の内部、例えば内部区画室に面する側として理解されるべきであり、内面は天板の上面とも称され得る。

折り畳み可能箱、すなわち、底板、対向する壁の第１及び第２の対、天板、及び任意の部分は、任意の材料から作製され得る。異なるパネル及び壁は同じ材料から作製されてもよいが、同じ材料から作製される必要はない。材料は、剛性又は可撓性を有してもよい。材料は例えば、ポリマー材料、厚紙、紙、木材、金属であってもよい。例えば、異なるパネル及び壁はボード又は材料、例えば、剛性材料又は可撓性材料から作製されてもよい。一例では、異なるパネル及び壁が布地から作製される。

壁は縁部に沿って折り曲げるように構成され、天板は折り曲げ線を備える。隣接する壁及びパネルは縁で接合されて縁に沿って折り曲げることを可能にする、別個の材料片、例えば、布地のプレート又はシートから作製されてもよい。同様に、天板は折り曲げ線に沿って折り曲げることを可能にするために、折り曲げ線で接合された２つの別個の材料片を備えてもよい。また、隣接する壁及びパネル、又は天板が単一の材料片、例えば、縁又は折り曲げ線に沿って改変され、例えば、脆弱化された布地のプレート又はシートから作製され、縁又は折り曲げ線に沿って折り曲げることが可能になることも可能である。

外面は留め具要素を有する。留め具要素はまた、留め具と呼ばれてもよく、２つの用語は、本文脈において互換的に使用されてもよい。内面は、相補的な留め具要素を有する。内面の相補的な留め具要素は、外面の留め具要素と相補的であることを理解されたい。留め具は限定されないが、プッシュボタン、フックアンドループファスナー、フックアンドパイルファスナー、タッチファスナー、磁石、及びそれらの組み合わせなどの任意の係留概念を用いることができる。したがって、留め具要素は相補的な留め具要素と係合することができ、留め具要素及び相補的な留め具要素は、係合可能であると言うことができる。留め具要素及び相補的な留め具要素は、好ましくは解放可能に係留可能である。外面及び内面は、複数の、例えば一対の係合可能な留め具要素を備えてもよい。したがって、底板が２つの留め具要素を備える場合、留め具要素は第１の対の係合可能な留め具と呼ばれることがあり、天板上の相補的な留め具要素は、第２の対の係合可能な留め具と呼ばれることがある。天板上、すなわち外面上に留め具要素を、底板上、すなわち内面上に留め具要素を用いて係留することによって、繰り返し使用することができる閉鎖機構が提供され、それによって、箱の繰り返し寿命を延ばすことを可能にする。

折り畳み可能箱は、ひだ状折り曲げ部を備えてもよい。ひだ状折り曲げ部は、切妻と呼ばれることもある。例えば、折り畳み可能箱は前壁を右壁に接続し、前壁を左壁に接続し、後壁を右壁に接続し、後壁を左壁に接続する１つ以上のひだ状折り曲げ部を備えてもよい。特定の例では、ひだ状折り曲げ部が前壁を右壁に接続し、ひだ状折り曲げ部が前壁を左壁に接続し、ひだ状折り曲げ部が後壁を右壁に接続し、ひだ状折り曲げ部が後壁を左壁に接続する。本文脈において、ひだ状折り畳み部は２つの隣接する壁の間の接続要素として理解されるべきであり、接続要素は２つの隣接する壁が互いに対して移動可能であることを可能にする折り曲げ可能な性質のものである。ひだ状折り曲げ部は、それぞれの壁を構造的に接続したまま、折り畳み可能箱を折り畳み可能な状態から組み立てられた状態に変形させることができる。

折り畳み可能箱は取っ手を更に備えてもよい。取っ手は、折り畳み可能箱を保持するように構成されてもよい。取っ手は、折り畳み可能箱の任意のパネル又は壁、例えば天板に取り付けることができる。一実施形態では、取っ手が左壁、側壁、前壁、又は後壁に縫合される。取っ手は任意の材料、例えば、皮革、プラスチック、ポリエステル樹脂、及び／又は不織布材料を含む材料から作製されてもよい。一実施形態では、取っ手が使用者の手に十分なグリップを提供する。

折り畳み可能箱は例えば天板上に、輸送ラベルを備えてもよい。輸送ラベルは、折りたたみ可能箱の含有量と宛先アドレスを指定する。折り畳み可能箱は例えば、出荷後に折り畳み可能箱を返却するための返却伝票を備えてもよい。返却伝票は例えば、単に郵便箱内にそれを落とすことによって、持続可能で便利な方法で折り畳み可能箱の再利用を単純化する。返却伝票は折り畳み可能箱上の任意の場所、例えば、箱が折り畳まれた状態にあるときに見える場所に配置されてもよい。一実施形態では、返却伝票が折り畳み可能箱を返却住所、例えば返却住所又は私書箱に再送するための詳細を指定する。一実施形態では折り畳み可能箱が輸送ラベル及び返却伝票を備え、返却伝票は輸送ラベルに取り付けられる。

一実施形態では、返却伝票は折り畳み可能箱が組み立てられた状態にあるときには見えないが、折り畳み可能箱が折り畳まれた状態にあるときには見える。一実施形態では、返却伝票が折り畳み可能箱に解放可能に取り付けられる。

別の例では、本開示は、ある地点から別の地点に商品を輸送するために使用される折り畳み可能箱を提供し、第１の部分及び第２の部分を含む少なくとも２つの部分を有する天板と、
前端縁、後端縁、右端縁、及び左端縁を有する底板と、
左右の壁を含む第１の対の対向壁であって、前記第１の対の対向する側壁は前記底板上で折り畳まれる、第１の対の対向壁と、
前壁及び後壁を含む対向する第２の対の対向壁であって、前壁は底板上で折り畳まれた第１の対の対向壁の上部で折り畳まれる、第２の対の対向壁と、を備え、
底板は天板の第２の部分に到達するために少なくとも２つの折り目を備え、天板は折り曲げ位置にあり、折り畳み形態の安定性を確保するために折り畳み可能箱の周りに巻き付けられ、折り畳み可能箱は天板に取り付けられた第１の対の留め具と、底板に取り付けられた第２の対の留め具とを有し、第１の対の留め具は天板を底板の上に折り畳むことによって第２の対の留め具と係合し、それによって、商品をある地点から別の地点にしっかりと輸送するように構成された折り畳み可能箱であり、箱が空のとき、実用的な形態に折り曲げられ、便利な返却の取り扱い、保管、及び輸送のためにこの構成を維持することができる。

折り畳み可能箱は、例えば、縁間にひだ状折り曲げ部を更に備え、第１の対の対向壁及び第２の対の対向壁の折り曲げを可能にするように構成されてもよい。

折り畳み可能箱のさらなる例では、天板の第１の部分が折り畳み可能箱の周りに巻き付くように、折り曲げられた底板の上に折り曲げられる。

折り畳み可能箱の更に別の例では、第１の対の対向壁が底板の右端縁及び左端縁からそれぞれ延在する。

折り畳み可能箱のさらなる例では、第２の対の対向壁が底板の前端縁及び後端縁からそれぞれ延在する。

この概要は、本発明の詳細な説明において更に開示される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。この概要は、特許請求される主題の主要部又は本質的な発明概念を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の技術的範囲を決定することを意図するものでもない。

本発明は、商品をある地点から別の地点に輸送するための折り畳み可能箱を開示し、箱が空であるとき、それは、実用的な形態に折り曲げることができ、便利な返却の取り扱い、保管及び輸送のためにこの形態を維持することができる。一実施形態では、折り畳可能箱が単に郵便箱内に落とすことによって、持続可能で便利な方法で返却することを可能にする。一実施形態では、折り畳み可能箱が天板及び底板を備える。天板は、第１の部分及び第２の部分を含む３つの少なくとも２つの部分を備える。底板は、前端縁、後端縁、右端縁、及び左端縁を備える。

一実施形態では、折り畳み可能箱が第１の対の対向壁及び第２の対の対向壁などの２組の側壁を更に備える。第１の対の対向壁は、右壁及び左壁を含む。第２の対の対向壁は、前壁及び後壁を含む。一実施形態では、各側壁が折り畳み可能箱を閉位置に保持するように構成された、壁の上端縁から延びるフラップを有する。一実施形態では、第１の対の対向壁が底板の右端縁及び左端縁から延びる。一実施形態では、第２の対の対向壁が底板の前端縁及び後端縁から延在する。一実施形態では、折り畳み可能箱は折り曲げ可能な折り畳み可能箱とすることができる。一実施形態では、折り畳み可能箱が第１の対の対向壁及び第２の対の対向壁の折り曲げを可能にするように構成された縁間のひだ状折り曲げ部を更に備える。

一実施形態では、第１の対の対向壁が底板に折り畳まれるか、又は折り曲げるように構成される。一実施形態では、第２の対の対向壁がひだ状折り曲げ部を使用して第１の対の対向壁の上に折り曲げるように構成される。一実施形態では、底板が天板の第２の部分に到達するように折り曲げられる。一実施形態では、天板が第２の対の対向壁から外向きに延在するよう折り曲げるように構成される。一実施形態では、天板が折り畳まれた形態の安定性を確保するために、折り畳み可能箱の周りに巻き付けられる。

一実施形態では、折り畳み可能箱が第１の対の留め具及び第２の対の留め具を有する１つ又は複数の留め具を更に備える。一実施形態では第１の対の留め具が天板に取り付けられ、第２の対の留め具は底板に取り付けられる。一実施形態では、第１の対の留め具が天板を底板の上に折り曲げることによって第２の対の留め具と係合し、それによって、折り畳み可能箱は、４、ある地点から別の地点に商品を確実に輸送するように構成され、箱が空のとき、実用的な形態に折り曲げられ、便利な返却の取り扱い、保管、及び輸送のためにこの形態を維持することができる。

一実施形態では、折り畳み可能箱が取っ手を更に備える。一実施形態では、取っ手が折り畳み可能箱を保持するように構成される。一実施形態では、取っ手が天板の上部に取り付けられる。一実施形態では、取っ手の端部が対向する壁の第２の対のうちの１つに縫合される。一実施形態では、取っ手が皮革、プラスチック、ポリエステル樹脂、及び不織布材料を含む材料のうちのいずれか１つから作製される。一実施形態では、取っ手が使用者の手に十分なグリップを提供する。

本発明の他の目的、特徴及び利点は、下記の詳細な説明によって明らかとなる。しかし、詳細な説明及び特定の実施例（本発明の特定の実施形態を示す）は例示としてのみ与えられる。なぜなら、本発明の精神及び範囲内にある種々の変更及び改変は、この詳細な説明によって当業者に明らかとなるからである。

前述の概要、ならびに以下の本発明の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むとより良く理解される。本発明を説明するために、本発明の例示的な形態を図面に示す。しかしながら、本発明は、本明細書に開示される特定の方法及び構造に限定されない。図面中の数字によって参照される方法又は構造の説明は、本明細書の任意の後続の図面において同じ数字によって示されるその方法又は構造の説明に適用可能である。
図１は本発明の一実施形態における閉位置にある折り畳み可能箱の斜視図を例示的に示す。 図２は本発明の実施形態における開位置にある折り畳み可能箱の斜視図を例示的に示す。 図３は、本発明の実施形態における、折り畳まれた側壁を有する折り畳み可能箱の上面から見た斜視図を例示的に示す。 図４は、本発明の実施形態における、折り畳まれた前壁を有する折り畳み可能箱の上面から見た斜視図を例示的に示す。 図５は、本発明の実施形態における、折り畳まれた底壁を有する折り畳み可能箱の上面から見た斜視図を例示的に示す。 図６は、本発明の一実施形態における、折り畳み可能箱を折り畳むための１つ以上のステップを例示的に示す。

図１を参照すると、折り畳み可能箱１００が閉じた天板１０１を有する組み立てられた状態で示されており、それによって、折り畳み可能箱１００の内部区画室を囲んでいる。内部区画室は図１には示されていない。前端縁１０４を見ることができ、そこから前壁１１６が延びる。前端縁１０４の反対側に、前壁の上縁１１６ａが、天板１０１に近接して見える。

図２を参照すると、天板１０１が持ち上げられ、図２は、折り畳み可能箱１００の内部区画室１０００を示す。底板１０２の内面は、前端縁１０４及び後端縁１０６、右端縁１０８及び左端縁１１０と共に見ることができる。これらの縁から、前壁１１６、後壁１１８、右壁１１２、及び左壁１１４がそれぞれ延在する。壁１１６、１１８、１１２、１１４の各々は対応する上縁１１６ａ、１１８ａ、１１２ａ、１１４ａと共に示され、フラップ１０７はそれぞれ、前壁１１６、右壁１１２、及び左壁１１４から延在することが分かる。天板１０１は、天板１０１が天板１０１の第２の部分１０５から第１の部分１０３を分離する折り曲げ線１２７によって区画されている後壁１１８から延在しているのが見える。

ひだ状折り曲げ部１２４は壁１１６、１１８、１１２、及び１１４を接続しているのが分かり、この実施形態では、部分的に展開された状態で示され、それによって、ひだ状折り曲げ部１２４がどのように展開され、壁１１６、１１８、１１２、１１４が折り畳まれることを可能にするかを示す。留め具要素１２０は、天板１０１の内面１０１ａ上に見ることができる。

ここで図３を見ると、折り畳み可能箱１００は、ひだ状折り曲げ部１２４が完全に広げられた状態で見ることができる。右壁１１２及び左壁１１４は、この実施形態では底板１０２上で折り畳まれる。この状態から、前壁１１６は、図４に見られるように、右壁１１２及び左壁１１４に折り曲げられる。

図５を参照すると、右壁１１２及び左壁１１４は、右壁１１２及び左壁１１４上で折り畳まれるように、底板１０２及び前壁１１６の内側で折り畳まれるものとして想像される。相補的な留め具要素１２２を有する底板１０２の外面１０２ａが示されている。更に、本発明の一実施形態による取っ手１２６を見ることができる。

図６を参照すると、折り畳み可能箱１００の７つの異なる状態が、異なる状態に到達する方法を示す矢印で見ることができる。

図６ｉから始めると、折り畳み可能箱１００は同様に図１に示されるように、天板１０１が閉じた状態で組み立てられた状態にある。組み立てられた状態から、天板１０１は、図６ｉｉにおいて持ち上げられ、折り畳み可能箱１００の内部区画室１０００及び底板１０２を明らかにする。図６ｉｉｉでは右壁１１２及び左壁１１４が底板１０２上に折り畳まれ、図６ｉｖでは、折り畳み可能箱１００は前壁１１６が右壁１１２及び左壁１１４上に折り畳まれている正面斜視図から見ることができる。図６ｖには、図６ｉｖから知られている折り畳み可能箱１００の同様の状態が上面斜視図で示されている。図６ｖｉでは折り畳み可能箱１００がその折り畳み状態で見られ、天板１０１は右壁１１２、左壁１１４、及び前壁１１６上で折り畳まれ、留め具要素１２０を有する底板１０２の外面１０２ａと、相補的な留め具要素１２２を有する天板１０１の内面１０１ａとを明らかにする。図６ｖｉｉでは天板１０１が折り曲げ線１２７に沿って折り曲げられ、天板の内面１０１ａは底板の外面１０２ａに当接する。

更に、図１及び図２は、本発明の一実施形態による、それぞれ閉位置及び開位置にある折り畳み可能箱１００の斜視図を示す。折り畳み可能箱１００はある地点から別の地点に書品を確実に輸送するように構成され、箱が空であるとき、実用的な形態に折り畳むことができ、便利な返却処理、保管、及び輸送のためにこの構成を維持することができる。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が単に郵便箱内に落とすことによって、持続可能で便利な方法で返却することを可能にする。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が天板１０１及び底板１０２を備える。天板１０１は、第１の部分１０３及び第２の部分１０５を含む少なくとも２つの部分を含む。底板１０２は、前端縁１０４と、後端縁１０６と、右端縁１０８と、左端縁１１０とを備える。

一実施形態では、折り畳み可能箱１００が第１の対の対向壁及び第２の対の対向壁などの２組の側壁を更に備える。第１の対の対向壁は、右壁１１２及び左壁１１４を含む。第２の対の対向壁は、前壁１１６及び後壁１１８を含む。一実施形態では各側壁（１１２、１１４、１１６、及び１１８）は折り畳み可能箱１００を閉位置に保持するように構成された、壁（１１２、１１４、１１６、及び１１８）の上端から延びるフラップ１０７を有する。一実施形態では、第１の対の対向壁（１１２及び１１４）が底板１０２の右端縁及び左端縁（１０８及び１１０）から延びる。一実施形態では、第２の対の対向壁（１１６及び１１８）が底板１０２の前端縁及び後端縁（１０４及び１０６）から延びる。一実施形態では、折り畳み可能箱１００は折り曲げ可能な折り畳み可能箱とすることができる。

図３－４を参照すると、本発明の一実施形態によれば、折り畳み可能箱１００の対向する側壁を折り曲げる。図３は、本発明の一実施形態における折り曲げられた第１の対の対向壁（１１２及び１１４）を示す。図４は、本発明の一実施形態における折り曲げられた前壁１１６を示す。一実施形態では、第１の対の対向壁（１１２及び１１４）が底板１０２まで折り畳まれるか又は折り曲げられるように構成される。一実施形態では、第２の対の対向壁（１１６及び１１８）が第１の対の対向壁（１１２及び１１４）の上に折り曲げるように構成される。

一実施形態では、底板１０２が天板１０１の第２の部分１０５に到達するように折り曲げられる。一実施形態では、天板１０１は外側に折り曲げられ、対向する壁（１１６及び１１８）の第２の対から延びるように構成される。一実施形態では、天板１０１が折り畳まれた形態の安定性を確保するために、折り畳み可能箱１００の周りに巻き付けられる。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が第１の対の対向壁（１１２及び１１４）及び第２の対の対向壁（１１６及び１１８）の折り曲げを可能にするように構成された縁（１０４、１０６、１０８、及び１１０）の間にひだ状折り曲げ部１２４を更に備える。

図５は、本発明の一実施形態による、折り曲げられた底壁１１８の斜視図を示す。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が第１の対の留め具１２０及び第２の対の留め具１２２を有する１つ又は複数の留め具を更に備える。一実施形態では第１の対の留め具１２０が天板１０１に取り付けられ、第２の対の留め具１２２は底板１０２に取り付けられる。一実施形態では、第１の対の留め具１２０が天板１０１を底板１０２の上に折り曲げることによって第２の対の留め具１２２と係合し、それによって、折り畳み可能箱１００は商品をある地点から別の地点にしっかりと輸送するように構成され、箱が空であるとき、実用的な形態で折り畳むことができ、便利な返却の取り扱い、保管、及び輸送のためにこの形態を維持する。

一実施形態では、折り畳み可能箱１００が取っ手１２６を更に備える。一実施形態では、取っ手１２６が折り畳み可能箱１００を保持するように構成される。一実施形態では、取っ手１２６が天板１０１の上部に取り付けられる。一実施形態では、取っ手１２６の端部が第２の対の対向壁１１８のうちの１つに縫い付けられる。一実施形態では、取っ手１２６が皮革、プラスチック、ポリエステル樹脂、及び不織布材料を含む材料のうちのいずれか１つで作製される。一実施形態では、取っ手１２６が使用者の手に十分なグリップを提供する。

図６を参照すると、本発明の一実施形態による、折り曲げ技法における一連のステップが例示的に示されている。折り曲げ技法は、折り畳み可能箱１００が標準的な郵便箱を介して物品を輸送又は保管するのに適した箱に折り畳まれた形態をとることを可能にする。折り曲げ技法は、折り曲げられた折り畳み可能箱１００が単に郵便箱内に落とすことによって、持続可能で便利な方法で戻るのに適した形態で折り畳まれることを可能にするように最適化される。

一実施形態では、第１の折り曲げ技法が、様々なステップを含み、１つのステップでは、閉じられた折り畳み可能箱１００が開かれることを含む。別のステップでは、第１の対の対向壁（１１２及び１１４）がひだ状折り曲げ部１２４を使用して底板１０２まで折り曲げられる。別のステップでは、前壁１１６がひだ状折り曲げ部１２４を使用して、第１の対の対向壁（１１２及び１１４）に折り曲げられる。一実施形態では各側壁（１１２、１１４、１１６、及び１１８）は折り畳み可能箱１００を閉位置に保持するように構成された、壁（１１２、１１４、１１６、及び１１８）の上端から延びるフラップ１０７を有する。別のステップでは、底板１０２が天板１０１の壁の第２の部分１０５に到達するように折り曲げられる。別のステップでは、天板１０１が折り畳み可能箱１００の周りに巻き付くように折り曲げられる。一実施形態では、天板１０１が折り曲げられた位置にあり、折り畳まれた形態の安定性を確保するために、折り畳み可能箱１００の周りを包むように後壁１１８から延在する。

一実施形態では、留め具（１２０及び１２２）が物品を収容された状態に保持するために折り畳み可能箱１００に提供される。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が異なる状態の間で再構成可能である。留め具（１２０及び１２２）は押しボタン又はフック及びループ留め具であってもよいが、これらに限定されない。一実施形態では留め具（１２０及び１２２）がフックアンドループ留め具、フックアンドパイル留め具、及びタッチ留め具を含むが、これらに限定されない。一実施形態では、折り畳み可能箱１００が圧縮状態に折り畳まれ、それによって、第１の対の留め具１２０を第２の対の留め具とぴったりと位置決めする。折り畳み可能箱１００が閉位置にある場合、折り畳み可能箱１００が圧縮状態に折り曲げることを防止する。

一実施形態では、折り畳み可能箱１００は、折り畳み可能箱１００の天板１０１上に取り付けられた輸送ラベルを更に備える。輸送ラベルは、折り畳み可能箱１００の内容及び宛先住所を指定する。一実施形態では、折り畳み可能箱１００を単に郵便箱内に落とすことによって、持続可能かつ便利な方法で再利用するために、出荷後に折り畳み可能１００を返却するための返却伝票を更に備える。一実施形態では、返却伝票を輸送ラベルに取り付けることができる。別の実施形態では、返却伝票は箱１００が折り曲げられ又は折り畳まれた形態にあるときに見ることができる折り畳み可能箱１００上の任意の場所に配置することができる。一実施形態では、返却伝票が折り畳み可能箱１００を住所に再送するための返却住所又は私書箱の詳細を指定する。一実施形態では折り畳み可能箱１００が箱の形態であるとき、返却伝票は見えないが、折り畳み可能箱１００が折り曲げられ又は折り畳まれた形態にあるとき、返却伝票は見える。一実施形態では、返却伝票が折り畳み可能箱１００に取り外し可能に取り付けられ、そこから取り外し可能である。

有利には、折り畳まれた形態は容易に保護され、したがって、折り畳み可能箱１００は標準的なパッケージとして、また、折り畳まれた形態で取り扱うことができ、それによって、折り畳み可能箱１００のための持続可能で商業的に実行可能な返却処理が可能になる。更に、この設計は折り畳み可能箱１００を形成するために使用される材料を最小限に抑えることを可能にし、その結果、重量が最小限に抑えられ、生産がより持続可能になる。折り畳み可能箱１００は車両による保管及び輸送中に、より少ないスペースを必要とする。一実施形態では折り畳み可能箱１００が保管バッグ、旅行バッグなどとして使用することができるが、これらに限定されない。一実施形態では、製造者又は取引者がこの折り畳み可能箱１００を物品用の返却包装バッグとして販売することができ、折り曲げられている間、又は市場で折り曲げられた方法／方法によって、占有スペースが少なく、その形状及び形態を維持することができる。

前述の実施例は単に説明の目的のために提供されたものであり、本明細書に開示される概念を限定するものとして解釈されるべきではない。様々な実施形態を参照して概念を説明してきたが、本明細書で使用されてきた用語は限定の用語ではなく、説明及び例示の単語であることが理解される。更に、概念は特定の手段、材料、及び実施形態を参照して本明細書で説明されたが、概念は本明細書で開示された詳細に限定されることを意図せず、むしろ、その概念は添付の特許請求の範囲内にあるような、すべての機能的に等価な構造、方法、及び使用に及ぶ。本明細書の教示の利益を有する当業者はその態様における概念の範囲及び趣旨から逸脱することなく、それに対する多くの修正に影響を及ぼすことができ、変更することができる。

Claims (3)

1. 折り畳み可能箱（１００）であって、
   後端縁（１０６）の反対側にある前端縁（１０４）と、左端縁（１１０）の反対側にある右端縁（１０８）と、留め具要素（１２０）を含む外面（１０２ａ）と、を有する底板（１０２）と、
   前記右端縁（１０８）から延び、該右端縁（１０８）に沿って折り曲げられるように構成された右壁（１１２）と、
   前記左端縁（１１０）から延び、該左端縁（１１０）に沿って折り曲げられるように構成された左壁（１１４）と、
   前記前端縁（１０４）から延び、該前端縁（１０４）に沿って折り曲げられるように構成された前壁（１１６）と、
   前記後端縁（１０６）から延び、該後端縁（１０６）に沿って折り曲げられるように構成された後壁（１１８）と、
   前記後壁（１１８）から延在し、第１の部分（１０３）及び第２の部分（１０５）を画定する天板（１０１）であって、前記第１の部分（１０３）は折り曲げ線（１２７）によって前記第２の部分（１０５）から区画され、相補的な留め具要素（１２０）を担持する内面（１０１ａ）を有する天板（１０１）と、
   を備え、
   前記右壁（１１２）及び前記左壁（１１４）は、前記底板（１０２）上に折り曲げられるように構成され、前記天板（１０１）は、折り畳まれた形態を提供するために、前記右壁（１１２）及び前記左壁（１１４）上に折り曲げられたとき、前記右壁（１１２）及び前記左壁（１１４）上に折り畳まれるように構成され、
   前記天板（１０１）は、折り畳まれた状態で前記折り曲げ線（１２７）に沿って折り曲げるように構成され、前記第１の部分（１０３）における前記天板（１０１）の前記内面（１０１ａ）は、前記底板（１０２）の前記外面（１０２ａ）に当接し、前記留め具要素（１２０）は相補的な前記留め具要素（１２２）と係合する、折り畳み可能箱（１００）。
2. 前記前壁（１１６）を前記右壁（１１２）に対し、前記前壁（１１６）を前記左壁（１１４）に対し、前記後壁（１１８）を前記右壁（１１２）に対し、前記後壁（１１８）を前記左壁（１１４）に対し、少なくとも一つを接続する１つ以上のひだ状折り曲げ部（１２４）を更に備える、請求項１に記載の折り畳み可能箱（１００）。
3. 前記天板（１０１）の前記第１の部分（１０３）は前記折り畳み可能箱（１００）の周りを包むように、折り曲げられた前記底板（１０２）の上に折り曲げられる、請求項１又は２に記載の折り畳み可能箱（１００）。

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