JP2024091082A - ラミネート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貼り合わされる部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減できる手段を提供する。【解決手段】ラミネート装置1は、複数の部材を重ねて貼り合わせる貼合部50と、貼合部50に複数の部材を搬送する搬送部20と、制御部90とを備えている。制御部90は、第1部材101と、第2部材102の後端122を含む一部と、第3部材103の先端123を含む一部とが重なった状態で、貼合部50に貼り合わせを行わせる。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の部材を貼り合わせるラミネート装置に関する。
特許文献1には、印画物を製造する装置が記載されている。この装置では、印刷部は、被記録媒体用ロールから引き出された被記録媒体上に印画像を形成する。印画像が形成された被記録媒体は、第1のカット部で所定の長さにカットされ、ラミネート処理部に搬送され、ラミネート処理部内のガイドロールでラミネート部材用ロールから引き出されたラミネート部材と重ね合わされる。重ね合わされた被記録媒体とラミネート部材とは、加圧加熱ロールで加熱され、第2のカット部で切り離される。
特開2003-211593号公報
第1ロールから引き出された第1部材と搬送された第2部材と第2部材よりも後に搬送された第3部材とを一対のローラを含む貼合部で貼り合わせるラミネート装置がある。第1ロールから引き出された第1部材が貼り合わせ面に接着層を有する場合、第1部材の貼り合わせ面に接する部材がなくなると、第1部材の粘着層が貼合部の一方のローラに接触し、ラミネート装置で動作異常が発生することがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、貼り合わされる部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減できる手段を提供することである。
(1) 本発明のラミネート装置は、複数の部材を重ねて貼り合わせる貼合部と、上記貼合部に上記複数の部材を搬送する搬送部と、制御部とを備えている。上記制御部は、第1部材と、第2部材の後端を含む一部と、第3部材の先端を含む一部とが重なった状態で、上記貼合部に貼り合わせを行わせる。
上記ラミネート装置によれば、第1部材が貼り合わせ面に粘着層を有する場合であって、第2部材と第3部材とを第1部材の貼り合わせ面に貼り合わせる場合、第2部材の後端を含む一部と第2部材よりも搬送方向の上流に位置する第3部材の先端を含む一部とが重なった貼り合わせを行うことにより、第2部材と第3部材との間に隙間ができず、第1部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減できる。
(2) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第2部材の後端を検知する第1センサ部をさらに備え、上記制御部は、上記第1センサ部が上記第2部材の後端を検知した位置から所定の送り量だけ搬送させた位置に、上記第2部材の後端を停止させてもよい。
(3) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第3部材の先端を検知する第2センサ部をさらに備え、上記制御部は、上記第2センサ部が上記第3部材の先端を検知した位置から所定の送り量だけ上記第3部材を搬送させた後に、上記貼合部の動作を開始させてもよい。
(4) 好ましくは、上記貼合部は、第1ローラおよび第2ローラを含むローラ対を含んでいてもよい。
(5) 好ましくは、上記貼合部は、上記第1ローラと上記第2ローラとの間に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材を、上記第1部材、上記第2部材、上記第3部材の順で重なった状態で貼り合わせてもよい。
(6) 好ましくは、上記貼合部は、上記第1ローラと上記第2ローラとの間に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材を、上記第1部材、上記第3部材、上記第2部材の順で重なった状態で貼り合わせてもよい。
(7) 好ましくは、上記第1部材が上記貼合部へ向けて搬送される方向と、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材が上記貼合部から搬送される方向とが形成する角が鈍角であってもよい。
(8) 好ましくは、上記第2部材および上記第3部材が上記貼合部へ向けて搬送される方向と、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材が上記貼合部から搬送される方向とが形成する角が鈍角であってもよい。
(9) 好ましくは、水平方向と、上記第1ローラの中心と上記第2ローラの中心とを結ぶ線分の方向とが形成する鋭角が、40°以上75°以下であってもよい。
(10) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第2部材および上記第3部材が上記第1部材と貼り合わされる貼り合わせ面に当接し、上記第2部材および上記第3部材を上記貼合部に向けてガイドする第1ガイド部をさらに備えていてもよい。
(11) 好ましくは、上記第1ガイド部と上記貼合部との間に、上記第1ガイド部を通過した上記第2部材の後端が浮き上がるための空間が位置してもよい。
(12) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第1部材の貼り合わせ面に当接し、上記第1部材を上記貼合部へ向けてガイドする第2ガイド部をさらに備えていてもよい。
(13) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記貼合部の下流側に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材を切断する切断部をさらに備え、上記切断部は、上記第1部材、第2部材、および第3部材のすべてが重なる部分以外の部分を切断してもよい。
(14) 好ましくは、上記第2部材および上記第3部材は透明フィルムであり、上記ラミネート装置は、上記第3部材に画像を記録する記録部をさらに備えていてもよい。
(15) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第2ローラを駆動する駆動部をさらに備え、上記第1ローラは、上記駆動部からの動力を直接受けない従動ローラであってもよい。
(16) 好ましくは、上記ラミネート装置は、上記第1ローラおよび上記第2ローラを駆動する駆動部をさらに備えていてもよい。
(17) 本発明のラミネート装置は、複数の部材を重ねて貼り合わせるローラを有する貼合部と、第1部材を上記貼合部に搬送する第1搬送部と第2部材および第3部材を上記貼合部に搬送する第2搬送部とを含む搬送部と、制御部とを備えている。上記制御部は、上記第1搬送部にて上記第1部材を上記貼合部に搬送させ、上記第2搬送部にて上記第2部材を上記貼合部に搬送させ、上記第1部材と上記第2部材とを貼り合わせる第1貼合動作を行い、上記第1貼合動作の後に、上記第1部材と上記第2部材とを上記貼合部で保持したまま、上記第2搬送部にて上記第3部材の先端を上記第2部材の後端に近づけるよう上記第3部材を搬送させ、上記第3部材を搬送させた後に、上記第1部材と上記第3部材とを貼り合わせる第2貼合動作を行う。
上記ラミネート装置によれば、第1部材が貼り合わせ面に粘着層を有する場合であって、第2部材と第3部材とを第1部材の貼り合わせ面に貼り合わせる場合、第1部材と第2部材とを貼り合わせ、第1部材と第2部材とを貼合部で保持したまま、第3部材の先端を第2部材の後端に近づけ、第1部材と第3部材とを貼り合わせることにより、第2部材と第3部材との間の隙間が減り、第1部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減できる。なお、この構成では、第1部材、第2部材、および第3部材は、必ずしも重なっていなくてもよい。
(18) 好ましくは、上記制御部は、上記第1貼合動作において、上記第1部材と上記第2部材の先端を含む第1部分との貼り合わせを行った後に上記貼合部の動作を停止させ、上記第2貼合動作において、上記第1部材と上記第2部材から上記第1部分を除いた部分である第2部分との貼り合わせと、上記第1部材と上記第3部材との貼り合わせとを連続した動作で行ってもよい。
本発明によれば、貼り合わされる部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減できる。
図1(A)は、本発明の実施形態に係るラミネート装置1の外観斜視図であり、図1(B)は、ラミネート装置1で作成されるラミネート完成品100の模式断面図である。 図2は、ラミネート装置1の縦断面図である。 図3は、ラミネート装置1のブロック図である。 図4は、ラミネート装置1の制御部90による処理を示すフローチャートである。 図5(A)は、ラミネート装置1において第3部材103の先端123を第2部材102の後端122に近づける様子を示す図であり、図5(B)は、ラミネート装置1の貼合部50における貼り合わせ順序を示す図である。 図6(A)は、ラミネート装置1における方向D1~D4を示す図であり、図6(B)は、方向D1と方向D3とが形成する角θ1、および、方向D2と方向D3とが形成する角θ2を示す図であり、図6(C)は、水平方向DHと方向D4とが形成する鋭角θ3を示す図である。 図7は、ラミネート装置1の第2切断部70の動作を説明するための図である。 図8は、変形例に係るラミネート装置2の縦断面図である。 図9は、ラミネート装置2の貼合部50における貼り合わせ順序を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るラミネート装置1について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、ラミネート装置1が使用可能に設置された状態(図1(A)の状態)を基準として上下方向7が定義され、操作部12および表示部13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、ラミネート装置1を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、および左右方向9は、互いに直交している。
[ラミネート装置1の概要]
図1(A)に示されるように、本実施形態に係るラミネート装置1は、直方体状の筐体11を有する。筐体11の前面には、操作部12および表示部13が位置する。筐体11の前面において、操作部12および表示部13の下方には、排出口14が位置する。ラミネート装置1は、2種類の部材を貼り合わせて、ラミネート完成品100を作成する。
ラミネート装置1には、テープ状の第1部材101と第3部材103とが供給される。図2に示されるように、第1部材101は、円筒状の芯材113に巻かれて、第1ロール111を形成する。第3部材103は、円筒状の芯材114に巻かれて、第2ロール112を形成する。第1ロール111および第2ロール112は、それぞれ、ラミネート装置1の第1ホルダ17および第2ホルダ18に装着される。
第3部材103は、例えば、透明フィルムである。図1(B)に示されるように、第1部材101は、少なくとも一方の面に粘着層を有する部材である。第1部材101は、例えば、テープ層105の一方の面(ラミネート完成品100において第3部材103側の面)に第1粘着層104を有し、テープ層105の他方の面に第2粘着層106を有する台紙である。第2粘着層106を挟んでテープ層105の反対側には、離型シート107が設けられる。
なお、第1部材101および第3部材103の材質は、任意である。第1部材101は、例えば、PETやPVC(塩化ビニル)などの樹脂製の部材、ユポ紙(登録商標)などの合成紙、金属製の部材などでもよい。第1部材101は、透明でも不透明でもよい。第1部材101は、一方の面に粘着層を有し、他方の面に粘着層を有しないものでもよい。また、第1部材101は、第1ロール111から引き出された後に、一方の面に第1粘着層104が形成されたものでもよい。
図2において、貼り合わせ面108は、第1部材101の面のうち第1粘着層104を有するほうの面である。貼り合わせ面109は、第3部材103の面のうち、第1部材101の貼り合わせ面108側にある面である。貼り合わせ面109は、画像が記録される記録面でもある。
ラミネート装置1は、第1部材101の貼り合わせ面108と第3部材103の貼り合わせ面109とを密着させることにより、第1部材101と第3部材103とを貼り合わせる。ラミネート装置1は、貼り合わせ後の部材を所定サイズに切断する。これにより、図1(B)に示されるラミネート完成品100が作成される。作成されたラミネート完成品100は、排出口14から排出される。
図2に示されるように、ラミネート装置1は、筐体11の内部に、搬送部20、記録部30、切断部40、貼合部50、第1ガイド部材61、第2ガイド部材62、および第2切断部70を備えている。これに加えて、ラミネート装置1は、筐体11の内部に、制御部90、および各種のモータを備えている(図3参照)。筐体11内の必要な位置には、第1部材101および第3部材103を支持するガイド部材(図示せず)が設けられている。これにより、第1ホルダ17から貼合部50を経由して第2切断部70に至る搬送路15と、第2ホルダ18から記録部30、切断部40、および貼合部50を経由して、第2切断部70に至る搬送路16とが形成される。
[第1ホルダ17と第2ホルダ18]
第1ホルダ17および第2ホルダ18は、左右方向9に延伸する軸を中心として回転可能な部材である。第1ホルダ17の太さは、第1ロール111の芯材113の内径と同等である。第2ホルダ18の太さは、第2ロール112の芯材114の内径と同等である。第1ホルダ17および第2ホルダ18は、筐体11、または筐体11に固定された部材に固定される。
第1ホルダ17および第2ホルダ18は、筐体11内で互いに離れた位置に位置する。図2に示される構成では、第1ホルダ17は、上下方向7において筐体11内の上方、かつ、前後方向8において筐体11内の前方に位置している。第2ホルダ18は、上下方向7において筐体11内の中央より下、かつ、前後方向8において筐体11内の後方に位置している。なお、筐体11内における第1ホルダ17および第2ホルダ18の位置は、任意である。
ラミネート装置1が動作する前に、第1ホルダ17には第1ロール111が装着され、第2ホルダ18には第2ロール112が装着される。第1ホルダ17は、第1ロール111を回転可能に支持する。第2ホルダ18は、第2ロール112を回転可能に支持する。第1ホルダ17に支持された第1ロール111からは、第1部材101が引き出される。第2ホルダ18に支持された第2ロール112からは、第3部材103が引き出される。
第2ホルダ18は、ホルダ用モータ81(図3参照)から駆動力を受けて、所定の向き(図2では反時計回りの向き)に回転する。これにより、第2ロール112から引き出された第3部材103は、第2ロール112に巻き戻される。
[搬送部20]
搬送部20は、第1引出ローラ21、第2引出ローラ22、第3引出ローラ23、および第4引出ローラ24を含んでいる。これに加えて、貼合部50は、搬送部20としても機能する。第1引出ローラ21および第2引出ローラ22は、ローラ対を形成し、第1ロール111から第1部材101を引き出す。第3引出ローラ23および第4引出ローラ24は、別のローラ対を形成し、第2ロール112から第3部材103を引き出す。
第1引出ローラ21および第2引出ローラ22は、第1ロール111の近傍に位置する。図2に示される構成では、第1引出ローラ21および第2引出ローラ22は、前後方向8において第1ロール111の後に位置する。第1引出ローラ21は、上下方向7において第2引出ローラ22の上、かつ、前後方向8において第2引出ローラ22の後に位置する。第1ロール111から引き出された第1部材101は、第1引出ローラ21と第2引出ローラ22との間を通過する。このとき、第1引出ローラ21は第1部材101の貼り合わせ面108に当接し、第2引出ローラ22は第1部材101の貼り合わせ面108の反対側の面(裏面)に当接する。第1引出ローラ21は、例えば、拍車ローラである。あるいは、第1引出ローラ21において第1部材101に当接する部分に、第1部材101の第1粘着層104から離れやすくする加工が施されていてもよい。
第3引出ローラ23および第4引出ローラ24は、第2ロール112の近傍に位置する。図2に示される構成では、第3引出ローラ23および第4引出ローラ24は、前後方向8において第2ロール112の前に位置する。第3引出ローラ23は、上下方向7において第4引出ローラ24の真上に位置する。第2ロール112から引き出された第3部材103は、第3引出ローラ23と第4引出ローラ24との間を通過する。このとき、第3引出ローラ23は第3部材103の貼り合わせ面109に当接し、第4引出ローラ24は第3部材103の貼り合わせ面109の反対側の面(裏面)に当接する。
第2引出ローラ22および第4引出ローラ24は、搬送用モータ82(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1引出ローラ21および第3引出ローラ23は、それぞれ、第2引出ローラ22および第4引出ローラ24の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。貼合部50に含まれる第2貼合ローラ52(後述)は、貼合用モータ85(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1貼合ローラ51(後述)は、第2貼合ローラ52の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。これにより、第1部材101は搬送路15に沿って搬送され、第3部材103は搬送路16に沿って搬送される。このように搬送部20は、複数の部材を貼合部50に搬送する。
第1引出ローラ21、第2引出ローラ22、および貼合部50は、第1部材101を貼合部50に搬送する第1搬送部の一例である。第3引出ローラ23、第4引出ローラ24、および貼合部50は、第2部材102(後述)および第3部材103を貼合部50に搬送する第2搬送部の一例である。
[記録部30]
記録部30は、第2ロール112より搬送路16の下流側に位置する。記録部30は、上下方向7において搬送路16の上方、かつ、前後方向8において第2ロール112と切断部40との間に位置する。記録部30は、キャリッジ31、および記録ヘッド32を含んでいる。筐体11の内部には、左右方向9に延伸し、両端が筐体11、または筐体11に固定された部材に固定された2本のガイドレール36、37が位置する。キャリッジ31は、ガイドレール36、37の上に載置されている。キャリッジ31は、CRモータ83(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に移動する。
記録ヘッド32は、キャリッジ31に搭載されている。記録ヘッド32の下面には、複数のノズル33が形成されている。キャリッジ31の移動に伴い、記録ヘッド32は左右方向9に移動する。キャリッジ31の移動範囲の下方には、プラテン34が位置する。記録ヘッド32は、左右方向9に移動しながら、ノズル33からインクを吐出させる。これにより、プラテン34上を搬送される第3部材103の記録面でもある貼り合わせ面109に画像が記録される。このように記録部30は、第2ロール112から引き出された第3部材103に画像を記録する。
キャリッジ31には、メディアセンサ35が搭載されている。メディアセンサ35は、発光素子と受光素子(いずれも図示せず)と含んでいる。発光素子は、記録ヘッド32の下面から下向きに光を出射する。受光素子は、発光素子から出射された光がプラテン34、またはプラテン34上を搬送される第3部材103で反射した光を受け取る。プラテン34上に第3部材103が存在するか否かに応じて、受光素子で受信される光の量が変化する。したがって、メディアセンサ35により、第2部材102および第3部材103の端部を検知できる。メディアセンサ35は、第1センサ部および第2センサ部の一例である。
[切断部40]
切断部40は、記録部30より搬送路16の下流側に位置する。切断部40は、上下方向7において搬送路16の上方、かつ、前後方向8において記録部30と貼合部50との間に位置する。切断部40は、カッターキャリッジ41、およびカッター42を含んでいる。筐体11の内部には、ガイドレール36、37と同様の構成を有する2本のガイドレール43、44が位置する。カッターキャリッジ41は、ガイドレール43、44の上に載置されている。カッターキャリッジ41は、切断用モータ84(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に移動する。
カッターキャリッジ41の下方には、カッター42が設けられている。カッターキャリッジ41の移動に伴い、カッター42は左右方向9に移動する。カッター42は、例えば、カッターキャリッジ41が左右方向9に沿った所定の向き(例えば、右向き)に移動するときに、切断部40に搬送された第3部材103を切断する。このように切断部40は、記録部30で画像が記録された第3部材103を切断する。
[貼合部50]
貼合部50は、切断部40より搬送路16の下流側に位置する。貼合部50は、前後方向8において、切断部40と第2切断部70との間に位置する。貼合部50は、第1貼合ローラ51、および第2貼合ローラ52を含んでいる。第1貼合ローラ51は、ラミネート完成品100の厚さに応じた間隔を空けて、上下方向7において第2貼合ローラ52の上、かつ、前後方向8において第2貼合ローラ52の前に位置する。
第1ロール111から引き出された第1部材101は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間に侵入する。このとき、第1部材101の貼り合わせ面108は、後かつ下向きである。記録部30および切断部40を通過した第3部材103は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間において、第1部材101の下に侵入する。このとき、第3部材103の貼り合わせ面109は、前かつ上向きである。
上述されたように、第2貼合ローラ52は、貼合用モータ85(図3参照)から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1貼合ローラ51は、従動ローラであり、第2貼合ローラ52の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52は、第1部材101の貼り合わせ面108と第3部材103の貼り合わせ面109とを密着させることにより、第1部材101と第3部材103とを貼り合わせる。
第2貼合ローラ52は、貼合用モータ85によって駆動される。第2貼合ローラ52は、第1ローラの一例である。第1貼合ローラ51は、貼合用モータ85からの動力を直接受けない従動ローラである。第1貼合ローラ51は、第2ローラの一例である。貼合部50の詳細は、後述される。
[第1ガイド部材61と第2ガイド部材62]
第1ガイド部材61は、搬送路16に沿って貼合部50の手前に位置する。第1ガイド部材61は、上下方向7において貼合部50とほぼ同じ位置、かつ、前後方向8において貼合部50の後に位置する。第1ガイド部材61は、記録部30および切断部40を通過した第3部材103の貼り合わせ面109に当接し、第2部材102および第3部材103を貼合部50に向けてガイドする。第1ガイド部材61は、例えば、拍車ローラである。第1ガイド部材61は、第1ガイド部の一例である。
第2ガイド部材62は、搬送路15に沿って貼合部50の手前に位置する。第2ガイド部材62は、上下方向7において貼合部50の上、かつ、前後方向8において貼合部50とほぼ同じ位置に位置する。第2ガイド部材62は、第1ロール111から引き出された第1部材101の貼り合わせ面108に当接し、第1部材101を貼合部50に向けてガイドする。第2ガイド部材62は、例えば、拍車ローラである。第2ガイド部材62は、第2ガイド部の一例である。
[第2切断部70]
第2切断部70は、貼合部50より搬送路15、16の下流側に位置する。第2切断部70は、上下方向7において貼合部50の下、かつ、前後方向8において貼合部50の前に位置する。第2切断部70は、第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材を切断する。第2切断部70は、貼り合わされた部材を切断可能な任意の構成を有する。第2切断部70は、切断部40と同じく、左右方向9に移動するカッターキャリッジと、カッターとを含む構成を有していてもよく、切断されるべき部材に直交する方向に移動する移動刃と移動刃に対向する固定刃とを含む構成を有していてもよい。第2切断部70は、切断部の一例である。
[第1排出ローラ25と第2排出ローラ26]
第1排出ローラ25および第2排出ローラ26は、排出ローラ対を形成する。第1排出ローラ25および第2排出ローラ26は、上下方向7において第2切断部70の下、かつ、前後方向8において第2切断部70の前に位置する。第1排出ローラ25は、ラミネート完成品100の厚さに応じた間隔を空けて、上下方向7において第2排出ローラ26の上、かつ、前後方向8において第2排出ローラ26の前に位置する。
第2排出ローラ26は、搬送用モータ82から駆動力を受けて、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第1排出ローラ25は、第2排出ローラ26の回転に伴い、左右方向9に延伸する軸を中心として回転する。第2切断部70を通過した部材は、第1排出ローラ25と第2排出ローラ26との間を通過し、排出口14から排出される。
[制御部90とその周辺部]
図3に示されるように、制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、およびEEPROM94を備えている。ROM92には、ラミネート装置1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。EEPROM94には、上記プログラムを実行するときに用いられる各種データが格納されている。RAM93は、CPU91が上記プログラムを実行するときに用いる各種データを一時的に記録する記憶領域や、データやプログラムの展開領域として使用される。ラミネート装置1の電源オン時に、ROM92に格納されたプログラムは、RAM93に複写転送される。CPU91は、RAM93に記憶されたプログラムを実行する。これにより、制御部90は各種の制御を行う。
ASIC95には、操作部12および表示部13が接続されている。操作部12は、操作キーの押下を検出して、押下された操作キーに応じた信号を出力する。制御部90は、操作部12から出力された信号に基づいて、押下された操作キーを識別する。表示部13は、制御部90からの指示に基づいて、ラミネート装置1の動作に関する情報を画面に表示する。
ASIC95には、記録ヘッド32が接続されている。制御部90は、ASIC95を経由して記録ヘッド32に、画像データに応じた信号を出力する。記録ヘッド32は、制御部90から出力された信号に応じて、記録ヘッド32に設けられた複数のノズル33からインクを吐出する。
ASIC95には、メディアセンサ35が接続されている。メディアセンサ35は、受光素子で受信される光の量に応じた信号を出力する。制御部90は、メディアセンサ35から出力された信号に基づいて、搬送路16に沿って搬送される第2部材102および第3部材103の端部を検知する。
ASIC95には、ホルダ用モータ81、搬送用モータ82、CRモータ83、切断用モータ84、および貼合用モータ85が接続されている。ASIC95には、これらのモータを制御する駆動回路が組み込まれている。制御部90は、各モータを回転させるための駆動信号を各モータに対応する駆動回路に出力する。駆動回路は、制御部90から出力された駆動信号に応じた駆動電流を対応するモータへ出力する。これにより、対応するモータが回転する。
制御部90は、ホルダ用モータ81を制御して、第2ホルダ18を回転させ、第2ロール112から引き出された第3部材103を第2ロール112に巻き戻しさせる。制御部90は、搬送用モータ82を制御して、第2引出ローラ22、第4引出ローラ24、および第2排出ローラ26を駆動する。制御部90は、CRモータ83を制御して、キャリッジ31を移動する。制御部90は、切断用モータ84を制御して、カッターキャリッジ41、および第2切断部70を移動する。制御部90は、貼合用モータ85を制御して、第2貼合ローラ52を回転させる。貼合用モータ85は、駆動部の一例である。
[制御部90による処理]
図4が参照されて、制御部90よる処理が説明される。図4に示される処理は、制御部90が、RAM93に記憶されたプログラムを実行することにより実行される。切断部40は、第3部材103を左右方向9に沿って2つの部分に切断する。以下、切断部40が動作して得られる2つの部分のうち、下流側(前後方向8において前側)に位置するものは、「第2部材」と称される。図面では、第2部材には、参照符号102が付される(図5(A)などを参照)。図4に示される処理が実行される前に、第2部材102の先端は、搬送路16において貼合部50の下流側に位置し、第3部材103の先端123は、搬送路16において記録部30の上流側に位置するとする。
制御部90は、図4に示される処理の最初に、貼合部50で第1部材101と第2部材102の先端を含む部分(以下、「第1部分」と称される)とを貼り合わせさせる(S11)。制御部90は、S11において、貼合用モータ85を駆動して、第2貼合ローラ52を回転させることにより、第1部材101と第2部材102の第1部分とを貼り合わせさせる。なお、このとき、第1貼合ローラ51は、第2貼合ローラ52の回転に伴い回転する。
制御部90は、S11において、メディアセンサ35が第2部材102の後端122を検知した位置から所定の送り量だけ搬送させると、貼合用モータ85の駆動を停止する。これにより、制御部90は、メディアセンサ35が第2部材102の後端122を検知した位置から所定の送り量だけ搬送させた位置に、第2部材102の後端122を停止させる。
次に、制御部90は、第3部材103を記録位置に搬送させる(S12)。制御部90は、S12において、搬送用モータ82を駆動して、第4引出ローラ24を回転させることにより、第2ロール112から引き出された第3部材103をプラテン34上の記録位置まで搬送させる。なお、このとき、第2引出ローラ22は駆動されず、第3引出ローラ23は第4引出ローラ24の回転に伴い回転する。
次に、制御部90は、記録部30で第1部材101に画像を記録させる(S13)。制御部90は、S13において、CRモータ83を駆動して、キャリッジ31を左右方向9に移動させながら、記録ヘッド32に記録すべき画像に応じたデータを供給することにより、プラテン34上にある第3部材103に画像を記録させる。制御部90は、1パス分の画像記録が終了すると、搬送用モータ82を駆動して、第3引出ローラ23を回転させることにより、第3部材103を次に画像を記録する位置まで搬送路15に沿って搬送させる。このとき、第2引出ローラ22は駆動されず、第3引出ローラ23は第4引出ローラ24の回転に伴い回転する。制御部90は、第3部材103に1枚分の画像を記録すると、S14へ進む。
次に、制御部90は、第3部材103を貼り合わせ位置に搬送させる(S14)。制御部90は、S14において、搬送用モータ82を駆動して、第4引出ローラ24を回転させることにより、第2ロール112から引き出された第3部材103を貼合部50の貼り合わせ位置まで搬送させる。このとき、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52の間には、第1部材101および第2部材102が位置する。制御部90は、S14において、第1部材101と第2部材102とを貼合部50で保持したままで、第4引出ローラ24にて第3部材103の先端123を第2部材102の後端122に近づける(図5(A)参照)。
次に、制御部90は、第3部材103を切断部40で切断させる(S15)。制御部90は、S15において、切断用モータ84を駆動して、カッターキャリッジ41を左右方向9に移動させることにより、記録部30で画像が記録された第3部材103を左右方向9に切断させる。ここで、第3部材103の切断は、必ずしもこのタイミングで実行されなくてもよい。第3部材103にまだ記録すべき画像が残っている場合には、S15はS17よりも後に実行される。
次に、制御部90は、貼合部50で第1部材101と第2部材102から第1部分を除いた部分(以下、「第2部分」と称される)とを貼り合わせさせる(S16)。制御部90は、S16において、貼合用モータ85を駆動して、第2貼合ローラ52を回転させることにより、第1部材101と第2部材102の第2部分とを貼り合わせさせる。制御部90は、S16において、メディアセンサ35が第3部材103の先端123を検知した位置から所定の送り量だけ第3部材103を搬送させた後に、貼合用モータ85の動作を開始させる。なお、このとき、第1貼合ローラ51は、第2貼合ローラ52の回転に伴い回転する。
次に、制御部90は、貼合部50で第1部材101と第3部材103の先端123を含む部分とを貼り合わせさせる(S17)。制御部90は、S17において、貼合用モータ85を駆動して、第2貼合ローラ52を回転させることにより、第1部材101と第3部材103の先端123を含む部分とを貼り合わせさせる。なお、このとき、第1貼合ローラ51は、第2貼合ローラ52の回転に伴い回転する。制御部90は、S16とS17とを連続した動作で行う。
次に、制御部90は、貼合部50で貼り合わされた部材を第2切断部70で切断させる(S18)。制御部90は、S18において、切断用モータ84を駆動して、第2切断部70に、貼合部50で貼り合わされた部材を切断させる。
次に、制御部90は、第3部材103を第2ロール112に巻き戻す(S19)。制御部90は、S19において、ホルダ用モータ81を駆動して、第2ホルダ18を回転させることにより、切断部40で切断された第3部材103の上流側の部材を第2ロール112に巻き戻しさせる。このとき、制御部90は、第3部材103の上流側の部材を記録部30よりも上流側まで(図2において、記録部30の左側まで)巻き戻しさせる。制御部90は、メディアセンサ35から出力された信号に基づき、第3部材103の先端123を検知する。制御部90は、第3部材103の先端123を検知してから第3部材103を所定量だけ巻き戻した後に、第3部材103の巻き戻しを停止する。
[貼合部50の詳細]
制御部90が図4に示される処理を実行する前に、第1部材101および第2部材102は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間に位置する。制御部90がS11を実行した時点で、第1部材101および第2部材102の後端122を含む第1部分とが貼合部50によって貼り合わされている。このとき、第1部材101の貼り合わせ面108は、後かつ下向きである。また、制御部90がS14を実行することにより、第3部材103は、第3部材103の先端123が第2部材102の後端122に近づくように搬送される。このとき、第3部材103の貼り合わせ面109は、前かつ上向きである。
第3部材103は、所定の剛性を有する。このため、図5(A)に示されるように、第2部材102の後端122は、第2貼合ローラ52の外周面から離れて、第2貼合ローラの外周面から浮き上がる。貼合部50において第1部材101および第3部材103が侵入する側(図5(A)において、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52の左上部分)には、第1ガイド部材61を通過した第2部材102の後端122が浮き上がるための空間63が位置する。
制御部90がS14を実行するとき、第3部材103は前向きに搬送される。このとき第2部材102の後端122は空間63内に浮き上がった状態にあるので、第3部材103は第2部材102の下に侵入する。第1部材101および第3部材103は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間を通過する際に密着し、貼り合わされる。貼合部50は、第1部材101の貼り合わせ面108と、第3部材103の貼り合わせ面109とを密着させることにより、第1部材101と第3部材103を貼り合わせる。
このように制御部90は、第1部材101と、第2部材102の後端122を含む一部と、第3部材103の先端123を含む一部とが重なった状態で、貼合部50に貼り合わせを行わせる(図5(B)参照)。貼合部50は、第1部材101、第2部材102、および第3部材103を、第1部材101、第2部材102、および第3部材103の順で重なった状態で貼り合わせる。
図6が参照されて、貼合部50における角度について説明される。図6(A)に示されるように、第1部材101が貼合部50へ向けて搬送される方向は、「第1方向D1」と称される。第2部材102および第3部材103が貼合部50へ向けて搬送される方向は、「第2方向D2」と称される。第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材が貼合部50から搬送される方向は、「第3方向D3」と称される。第1貼合ローラ51の中心と第2貼合ローラ52の中心とを結ぶ線分の方向は、「第4方向D4」と称される。
ラミネート装置1では、第1方向D1と第3方向D3とが形成する角θ1は、鈍角であることが好ましい。角θ1は、例えば、135°であることが好ましい。第2方向D2と第3方向D3とが形成する角θ2は、鈍角であることが好ましい(図6(B)参照)。水平方向DHと第4方向D4とが形成する鋭角θ3は、40°以上75°以下であることが好ましい(図6(C)参照)。鋭角θ3が小さすぎると、第3部材103が第2部材102の下にうまく入らない。一方、鋭角θが大きすぎると、第3部材103が第2部材102と第2貼合ローラ52との間にうまく入らない。したがって、鋭角θ3は、40°以上75°以下であることが好ましく、例えば、65°であることが好ましい。
[第2切断部70の詳細]
上述されたように、第2切断部70は、貼合部50で複数の部材が貼り合わされた部材を切断する。貼合部50は、第1部材101、第2部材102の後端122を含む一部、および第3部材103の先端123を含む一部が重なった状態で貼り合わせを行う。第2切断部70は、第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材を切断するときに、第1部材101、第2部材102、および第3部材103のすべてが重なる部分以外の部分を切断する。
第1部材101、第2部材102、および第3部材103のすべてが重なる部分以外の部分とは、具体的には、第1部材101と第2部材102とが重なる部分、または第1部材101と第3部材103とが重なる部分である。図7に示される例では、第2切断部70は、第1部材101と第3部材103とが重なり、第2部材102が重なっていない部分Xにおいて、第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材を切断する。
以上の説明では、搬送用モータ82は、第2引出ローラ22、および第4引出ローラ24を駆動し、貼合用モータ85は第2貼合ローラ52を駆動することとした。これに限らず、搬送用モータ82は、第1引出ローラ21および第2引出ローラ22の少なくともいずれかを駆動し、第3引出ローラ23および第4引出ローラ24の少なくともいずれかを駆動してもよい。例えば、搬送用モータ82は、第1引出ローラ21および第2引出ローラ22の両方を駆動してもよく、第1引出ローラ21を駆動し、第2引出ローラ22を駆動しなくてもよい。また、貼合用モータ85は、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52の少なくともいずれかを駆動してもよい。
貼合用モータ85が第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52の両方を駆動する場合に、一方の貼合ローラを他方の貼合ローラに直接接続すると、ニップ荷重が逃げることがある。このため、2個の貼合ローラを貼合用モータ85に個別に接続することが好ましい。ただし、一方の貼合ローラを他方の貼合ローラに直接接続してもよい。
[実施形態の作用効果]
以上に示されるように、本実施形態に係るラミネート装置1は、複数の部材を重ねて貼り合わせる貼合部50と、貼合部50に複数の部材を搬送する搬送部20と、制御部90とを備えている。制御部90は、第1部材101と、第2部材102の後端122を含む一部と、第3部材103の先端123を含む一部とが重なった状態で、貼合部50に貼り合わせを行わせる。
本実施形態に係るラミネート装置1によれば、第1部材101が貼り合わせ面108に第1粘着層104を有する場合であって、第2部材102と第3部材103とを第1部材101の貼り合わせ面108に貼り合わせる場合に、第2部材102の後端122を含む一部と第2部材102よりも搬送方向の上流に位置する第3部材103の先端を含む一部とが重なった貼り合わせを行うことにより、第2部材102と第3部材103との間に隙間ができず、第1部材101の第1粘着層104が貼合部50内の部品に接触することを低減できる。
複数の部材を貼り合わせる貼合部を備えたラミネート装置では、各部材の先端が貼合部に侵入するときに先端の姿勢が安定しない場合がある。この場合、部材の貼り合わせを正しく実行できず、貼り合わせの位置ずれが発生したり、部材のジャムの発生が増加したりすることがある。本実施形態に係るラミネート装置1によれば、部材の粘着層が貼合部内の部品に接触することを低減し、貼り合わせの精度を向上させて、部材のジャムの発生を減少させることができる。
また、ラミネート装置1の制御部90は、S11において、メディアセンサ35が第2部材102の後端122を検知した位置から所定の送り量だけ搬送させた位置に、第2部材102の後端122を停止させる。したがって、メディアセンサ35が第2部材102の後端122を検知した位置に基づき、第2部材102を貼り合わせに適した位置に停止させるため、重なった状態を精度良く再現することができる。また、重なった距離を少なくすることができるため、材料の無駄を少なくすることができる。
また、ラミネート装置1の制御部90は、S16において、メディアセンサ35が第3部材103の先端123を検知した位置から所定の送り量だけ第3部材103を搬送させた後に、貼合部50の動作を開始させる。したがって、メディアセンサ35が第3部材103の先端123を検知した位置に基づき、所定の送り量だけ第3部材103を搬送させた後に貼合部50の動作を開始させるため、第2部材102の後端122を含む一部と第3部材103の先端123を含む一部とが重なった状態を精度良く再現することができる。また、重なった距離を少なくすることができるため、材料の無駄を少なくすることができる。
また、貼合部50は、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52を含むローラ対を含む。したがって、2個のローラによって、第1部材101と、第2部材102の後端122を含む一部と、第3部材103の先端123を含む一部とを貼り合わせできる。また、貼合部50は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間に、第1部材101、第2部材102、および第3部材103を、第1部材101、第2部材102、第3部材103の順で重なった状態で貼り合わせる。したがって、貼合部50において、3つの部材101~103が第1部材101、第2部材102、第3部材103の順に重なった状態で貼り合わされる。これにより、上流から供給された第3部材103の先端123は、第1部材101の第1粘着層104を有する貼り合わせ面108に直接接することなく、第2部材102の後端122を含む一部に接することにより貼り合わせを開始できるので、貼り合わせ動作の開始が安定する。
また、方向D1(第1部材101が貼合部50へ向けて搬送される方向)と方向D2(第2部材102および第3部材103が貼合部50へ向けて搬送される方向)とが形成する角θ1は鈍角である(図7(B))。したがって、貼合部50に含まれるローラ対(第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52)にローラを互いに引き離す方向の力が作用しにくい。また、方向D2と方向D3(第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材が貼合部50から搬送される方向)とが形成する角θ2は鈍角である(図7(B))。したがって、第2部材102の後端122を含む一部の下に、第3部材103の先端123を含む一部が侵入しやすい。
また、水平方向DHと第4方向D4(第1貼合ローラ51の中心と第2貼合ローラ52の中心とを結ぶ線分の方向)とが形成する鋭角θ3は、40°以上75°以下である。したがって、貼合部50に含まれるローラ対にローラを互いに引き離す方向の力が作用しにくく、かつ、第2部材102の後端122を含む一部の下に、第3部材103の先端123を含む一部が侵入しやすい。
また、ラミネート装置1は、第2部材102および第3部材103が第1部材101と貼り合わされる貼り合わせ面109に当接し、第2部材102および第3部材103を貼合部50に向けてガイドする第1ガイド部材61を備えている。したがって、第1ガイド部材61により、第2部材102および第3部材103を貼合部50に向けてガイドできるため、貼合部50に搬送される第2部材102および第3部材103の先端の位置が安定する。
また、第1ガイド部材61と貼合部50との間に、第1ガイド部材61を通過した第2部材102の後端122が浮き上がるための空間63が位置する。したがって、第1ガイド部材61を通過した第2部材102が浮き上がるので、第2部材102の後端122を含む一部の下に、第3部材103の先端123を含む一部が侵入しやすい。
また、ラミネート装置1は、第1部材101の貼り合わせ面108に当接し、第1部材101を貼合部50へ向けてガイドする第2ガイド部材62を備えている。したがって、第2ガイド部材62により、第1部材101を貼合部50に向けてガイドできるため、貼合部50に搬送される第1部材101の先端の位置が安定する。
また、ラミネート装置1は、貼合部50の下流側に位置し、第1部材101、第2部材102、および第3部材103が貼り合わされた部材を切断する第2切断部70を備えている。第2切断部70は、第1部材101、第2部材102、および第3部材103のすべてが重なる部分以外の部分(具体的には、第1部材101と第2部材102とが重なる部分、または第1部材101と第3部材103とが重なる部分)を切断する。したがって、第2切断部70に含まれる切断刃の劣化を抑えることができる。また、切断される部分の厚みが薄いので、切断の失敗を減らし、切断した断面を綺麗な状態にできる。さらに、切断精度を向上することができる。しかしながら、第2切断部70は、第1部材101、第2部材102、および第3部材103のすべてが重なる部分を切断してもよい。
また、第2部材102および第3部材103は透明フィルムであり、ラミネート装置1は、第3部材103に画像を記録する記録部30を備えている。したがって、貼り合わされる3つの部材101~103のうち、第3部材103に画像を記録できる。また、透明フィルムは薄いため、透明フィルムを重ねることで、重なった部分の厚みを抑えることができる。
また、ラミネート装置1は、第2貼合ローラ52を駆動する貼合用モータ85を備え、第1貼合ローラ51は、貼合用モータ85からの動力を直接受けない従動ローラである。したがって、第2貼合ローラ52を貼合用モータ85で駆動し、第2貼合ローラ52の回転に伴い第1貼合ローラ51を回転できる。また、ラミネート装置1は、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52を駆動する貼合用モータ85を備えていてもよい。これにより、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52を同じ貼合用モータ85で駆動できる。
また、本実施形態に係るラミネート装置1は、複数の部材を重ねて貼り合わせるローラを有する貼合部50と、第1部材101を貼合部50に搬送する第1搬送部(第1引出ローラ21、第2引出ローラ22、貼合部50)と第2部材102および第3部材103を貼合部50に搬送する第2搬送部(第3引出ローラ23、第4引出ローラ24、貼合部50)とを含む搬送部20と、制御部90とを備えている。制御部90は、第1搬送部にて第1部材101を貼合部50に搬送させ、第2搬送部にて第2部材102を貼合部50に搬送させ、第1部材101と第2部材102とを貼り合わせる第1貼合動作(S11)を行い、第1貼合動作の後に、第1部材101と第2部材102とを貼合部50で保持したまま、第2搬送部にて第3部材103の先端123を第2部材102の後端122に近づけるよう第3部材103を搬送させ、第3部材103を搬送させた後に、第1部材101と第3部材103とを貼り合わせる第2貼合動作(S14およびS17)を行う。
上記構成のラミネート装置1によれば、第1部材101が貼り合わせ面108に第1粘着層104を有する場合であって、第2部材102と第3部材103とを第1部材101の貼り合わせ面108に貼り合わせる場合、第1部材101と第2部材102とを貼り合わせ、第1部材101と第2部材102とを貼合部50で保持したまま、第3部材103の先端123を第2部材102の後端122に近づけ、第1部材101と第3部材103とを貼り合わせることにより、第2部材102と第3部材103との間の隙間が減り、第1部材101の第1粘着層104が貼合部50内の部品に接触することを低減できる。なお、この構成では、第1部材101、第2部材102、および第3部材103は、必ずしも重なっていなくてもよい。
また、制御部90は、第1貼合動作において、第1部材101と第2部材102の先端を含む第1部分との貼り合わせを行った後に貼合部50の動作を停止させ(S11)、第2貼合動作において、第1部材101と第2部材102から第1部分を除いた部分である第2部分の貼り合わせ(S16)と、第1部材101と第3部材103との貼り合わせ(S17)とを連続した動作で行う。したがって、第1部材101と第2部材102の第1部分との貼り合わせを行った後に貼合部50の動作を停止させ、その後に、第1部材101と第2部材102の第2部分との貼り合わせと、第1部材101と第3部材103との貼り合わせとを連続して行うことにより、第2部材102と第3部材103との間の隙間が減り、第1部材101の第1粘着層104が貼合部50内の部品に接触することを低減できる。
[変形例]
上記実施形態に係るラミネート装置1については、各種の変形例を構成できる。図8に示される変形例に係るラミネート装置2は、ラミネート装置1において、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52の位置、および方向D1~D4を変更したものである。
ラミネート装置2の貼合部50では、第1貼合ローラ51は、ラミネート完成品100の厚さに応じた間隔を空けて、上下方向7において第2貼合ローラ52の上、かつ、前後方向8において第2貼合ローラ52の後に位置する。第1引出ローラ21および第2引出ローラ22は、上下方向7において貼合部50の上、かつ、前後方向8において貼合部50の少し後に位置する。第2切断部70、第1排出ローラ25、および第2排出ローラ26は、上下方向7において貼合部50の上、かつ、前後方向8において貼合部50の前に位置する。方向D1と方向D3とが形成する角θ1は鋭角である。方向D2と方向D3とが形成する角θ2は180°より大きい。
図9に示されるように、ラミネート装置2では、第2部材102の後端122は、第2貼合ローラ52の外周面から離れて、第2貼合ローラの外周面から浮き上がる。貼合部50において第1部材101および第3部材103が侵入する側(図9において、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52の左下部分)には、第1ガイド部材61を通過した第2部材102の後端122が浮き上がるための空間63が位置する。第3部材103が貼合部50に向けて搬送されるとき、第2部材102の後端122は、空間63内に浮き上がった状態にあるので、第3部材103は第2部材102の上に侵入する。
このため、貼合部50は、第1貼合ローラ51と第2貼合ローラ52との間に、第1部材101、第2部材102、および第3部材103を、第1部材101、第3部材103、第2部材102の順で重なった状態で貼り合わせる。したがって、貼合部50において、3つの部材101~103が第1部材101、第3部材103、第2部材102の順に重なった状態で貼り合わされる。これにより、上流から供給された第3部材103の先端123は、第1部材101の第1粘着層104を有する貼り合わせ面108と第2部材102の後端122を含む一部との間に搬送されるため、第3部材103の先端123を第1部材101と第2部材102とが貼り合わされた上流の位置に当接させることができる。これにより、重なった距離の精度を向上することができる。
変形例に係るラミネート装置は、カッターキャリッジ41とカッター42とを含む切断部40に代えて、上下方向7に移動する移動刃と移動刃に対向する固定刃とを含む切断部40を備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第2切断部70を備えていなくてもよい。この場合、3つの部材101~103を貼り合わせた部材が切断されない状態で排出口14から排出される。ユーザは、排出された部材をラミネート装置の外部で、例えばハサミを用いて切断する。
変形例に係るラミネート装置は、第1貼合ローラ51、および第2貼合ローラ52を含む貼合部50に代えて、1個の貼合ローラを含む貼合部を備えていてもよい。1個の貼合ローラを筐体11内の好適な位置に配置することにより、第1ロール111から引き出された第1部材101と記録部30および切断部40を通過した第3部材103とを1個の貼合ローラによって貼り合わせできる。変形例に係るラミネート装置は、第1ガイド部材61を備えていなくてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第2ガイド部材62を備えていなくてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第1排出ローラ25および第2排出ローラ26を備えていなくてもよい。
変形例に係るラミネート装置は、第2部材102の後端122を検知する第1センサ部として、メディアセンサ35に代えて、他のセンサを備えていてもよい。変形例に係るラミネート装置は、第3部材103の先端123を検知する第2センサ部として、メディアセンサ35に代えて、他のセンサを備えていてもよい。第1センサ部と第2センサ部とは、共通のセンサであってもよく、別々のセンサであってもよい。第1センサ部と第2センサ部とは、同じ方式のセンサであってもよく、異なる方式のセンサであってもよい。
変形例に係るラミネート装置は、メディアセンサ35に代えて、キャリッジ31に搭載されておらず、移動しないセンサ(以下、「固定センサ」と称される)を備えていてもよい。固定センサの種類は、任意でよい。固定センサは、例えば、メディアセンサ35と同様に、発光素子と受光素子とを含む光センサであってもよい。このような光センサは、搬送路15の上方または下方に設けられる。あるいは、固定センサは、第1部材101の左端または右端に接触して、第1部材101の端部を検知する接触センサでもよい。このような接触センサは、搬送路15の左方または右方に設けられる。
変形例に係るラミネート装置は、貼合ローラを含む貼合部に代えて、ベルトを含む貼合部を備えていてもよい。方向D1と方向D2とが形成する角θ1は鈍角であることが好ましいが、変形例に係るラミネート装置では、角θ1は90°でもよく、鋭角でもよい。
変形例に係るラミネート装置は、貼合部50に代えて、加熱ロールまたは加熱ロール対を含む貼合部を備えていてもよい。この場合、第1部材101の第1粘着層104は、加熱ロールまたは加熱ロール対によって加熱されることにより、粘着性を有するようになる。また、変形例に係るラミネート装置の貼合部は、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52に加えて(あるいは、第1貼合ローラ51および第2貼合ローラ52に代えて)、複数の部材の貼り合わせに必要な他のローラなどを含んでいてもよい。
上記実施形態に係るラミネート装置1では、第2部材102は、切断部40が第3部材103を切断して得られる2つの部分のうち、下流側に位置するものであることとしたが、第2部材はこれに限定されない。変形例に係るラミネート装置では、第2部材は、例えば、第3部材103とは無関係な、第3部材103とは異なる部材であってもよい。第2部材の材質は、第3部材103と同じでもよく、異なっていてもよい。この変形例に係るラミネート装置では、搬送部は、第3部材103とは別に第2部材を貼合部に搬送する。
上記実施形態に係るラミネート装置1の記録部30は、インクを吐出する記録ヘッド32を有し、所謂シリアルインクジェット方式で画像を記録するものであることとしたが、記録部30の構成はこれに限定されない。変形例に係るラミネート装置の記録部は、例えば、固定されたインクジェットの記録ヘッドを有し、所謂ラインヘッド方式で画像を記録するものでもよい。また、変形例に係るラミネート装置の記録部は、所謂サーマルヘッド方式で画像を記録するものでもよい。また、変形例に係るラミネート装置の記録部は、レーザ光を用いてトナーを被記録媒体に定着させる所謂レーザ方式で画像を記録するものでもよい。
1、2・・・ラミネート装置
20・・・搬送部
30・・・記録部
35・・・メディアセンサ(第1センサ部、第2センサ部)
40・・・切断部
50・・・貼合部
51・・・第1貼合ローラ(第1ローラ)
52・・・第2貼合ローラ(第2ローラ)
61・・・第1ガイド部材(第2ガイド部)
62・・・第2ガイド部材(第1ガイド部)
63・・・空間
70・・・第2切断部(切断部)
85・・・貼合用モータ(駆動部)
90・・・制御部
100・・・ラミネート完成品
101・・・第1部材
102・・・第2部材
103・・・第3部材
108、109・・・貼り合わせ面
122・・・後端
123・・・先端

Claims (18)

  1. 複数の部材を重ねて貼り合わせる貼合部と、
    上記貼合部に上記複数の部材を搬送する搬送部と、
    制御部とを備え、
    上記制御部は、第1部材と、第2部材の後端を含む一部と、第3部材の先端を含む一部とが重なった状態で、上記貼合部に貼り合わせを行わせるラミネート装置。
  2. 上記第2部材の後端を検知する第1センサ部をさらに備え、
    上記制御部は、上記第1センサ部が上記第2部材の後端を検知した位置から所定の送り量だけ搬送させた位置に、上記第2部材の後端を停止させる請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 上記第3部材の先端を検知する第2センサ部をさらに備え、
    上記制御部は、上記第2センサ部が上記第3部材の先端を検知した位置から所定の送り量だけ上記第3部材を搬送させた後に、上記貼合部の動作を開始させる請求項1に記載のラミネート装置。
  4. 上記貼合部は、第1ローラおよび第2ローラを含むローラ対を含む請求項1に記載のラミネート装置。
  5. 上記貼合部は、上記第1ローラと上記第2ローラとの間に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材を、上記第1部材、上記第2部材、上記第3部材の順で重なった状態で貼り合わせる請求項4に記載のラミネート装置。
  6. 上記貼合部は、上記第1ローラと上記第2ローラとの間に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材を、上記第1部材、上記第3部材、上記第2部材の順で重なった状態で貼り合わせる請求項4に記載のラミネート装置。
  7. 上記第1部材が上記貼合部へ向けて搬送される方向と、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材が上記貼合部から搬送される方向とが形成する角が鈍角である請求項1に記載のラミネート装置。
  8. 上記第2部材および上記第3部材が上記貼合部へ向けて搬送される方向と、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材が上記貼合部から搬送される方向とが形成する角が鈍角である請求項1に記載のラミネート装置。
  9. 水平方向と、上記第1ローラの中心と上記第2ローラの中心とを結ぶ線分の方向とが形成する鋭角が、40°以上75°以下である請求項4に記載のラミネート装置。
  10. 上記第2部材および上記第3部材が上記第1部材と貼り合わされる貼り合わせ面に当接し、上記第2部材および上記第3部材を上記貼合部に向けてガイドする第1ガイド部をさらに備えた請求項1に記載のラミネート装置。
  11. 上記第1ガイド部と上記貼合部との間に、上記第1ガイド部を通過した上記第2部材の後端が浮き上がるための空間が位置する請求項10に記載のラミネート装置。
  12. 上記第1部材の貼り合わせ面に当接し、上記第1部材を上記貼合部へ向けてガイドする第2ガイド部をさらに備えた請求項1に記載のラミネート装置。
  13. 上記貼合部の下流側に、上記第1部材、上記第2部材、および上記第3部材が貼り合わされた部材を切断する切断部をさらに備え、
    上記切断部は、上記第1部材、第2部材、および第3部材のすべてが重なる部分以外の部分を切断する請求項1に記載のラミネート装置。
  14. 上記第2部材および上記第3部材は透明フィルムであり、
    上記第3部材に画像を記録する記録部をさらに備えた請求項1に記載のラミネート装置。
  15. 上記第2ローラを駆動する駆動部をさらに備え、
    上記第1ローラは、上記駆動部からの動力を直接受けない従動ローラである請求項4に記載のラミネート装置。
  16. 上記第1ローラおよび上記第2ローラを駆動する駆動部をさらに備えた請求項4に記載のラミネート装置。
  17. 複数の部材を重ねて貼り合わせるローラを有する貼合部と、
    第1部材を上記貼合部に搬送する第1搬送部と第2部材および第3部材を上記貼合部に搬送する第2搬送部とを含む搬送部と、
    制御部とを備え、
    上記制御部は、
    上記第1搬送部にて上記第1部材を上記貼合部に搬送させ、上記第2搬送部にて上記第2部材を上記貼合部に搬送させ、上記第1部材と上記第2部材とを貼り合わせる第1貼合動作を行い、
    上記第1貼合動作の後に、上記第1部材と上記第2部材とを上記貼合部で保持したまま、上記第2搬送部にて上記第3部材の先端を上記第2部材の後端に近づけるよう上記第3部材を搬送させ、
    上記第3部材を搬送させた後に、上記第1部材と上記第3部材とを貼り合わせる第2貼合動作を行うラミネート装置。
  18. 上記制御部は、
    上記第1貼合動作において、上記第1部材と上記第2部材の先端を含む第1部分との貼り合わせを行った後に上記貼合部の動作を停止させ、
    上記第2貼合動作において、上記第1部材と上記第2部材から上記第1部分を除いた部分である第2部分との貼り合わせと、上記第1部材と上記第3部材との貼り合わせとを連続した動作で行う請求項17に記載のラミネート装置。
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