JP2024083867A - インダクタ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル配線層と外部電極との境界部分の応力を低減するインダクタ部品を提供する。【解決手段】インダクタ部品1は、素体10、素体内に設けられ軸AXに沿って螺旋状に巻き回されたコイル、第1外部電極30及び第2外部電極40を備える。素体は、対向する第1端面15及び第2端面16、第1側面及び第2側面並びに端面間及び側面間に接続された底面17及び底面と対向する天面18を含む。軸が底面に平行で、かつ、第1側面及び第2側面に交差するコイルは、軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有する。複数のコイル配線層は、第1外部電極に接続される第1コイル配線層51を有する。軸方向からみて、第1コイル配線層は、天面に対向する天面部510と、第1外部電極と天面部との間に接続される接続部511と、を有する。接続部は、少なくとも一つの曲線部である第1曲線部511a、第2曲線部511b及び第3曲線部511cを含む。【選択図】図4

Description

本開示は、インダクタ部品に関する。
従来、インダクタ部品としては、米国特許第10923259号明細書(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタ部品は、素体と、素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、素体に設けられ、コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極とを有する。コイルは、軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、複数のコイル配線層は、第1外部電極に接続される第1コイル配線層を有する。軸方向からみて、第1コイル配線層は、素体の天面に対向する天面部と、第1外部電極と天面部との間に接続される接続部とを有し、接続部は、直線状に形成されている。
米国特許第10923259号明細書
近年、インダクタ部品の小型化が図られ、また、Q特性を向上するためにコイル配線層の厚みの増加が図られている。このような状況では、素体におけるコイル配線層の体積比率が大きくなり、前記従来のようなインダクタ部品では、素体とコイル配線層の熱膨張係数の差により、焼成時や実装時にコイル配線層の接続部にかかる熱応力が大きくなることがわかった。そして、接続部にかかる熱応力が大きくなるため、接続部と外部電極との境界部分の応力が大きくなることがわかった。
そこで、本開示の目的は、コイル配線層と外部電極との境界部分の応力を低減することができるインダクタ部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第1外部電極に接続される第1コイル配線層を有し、
前記軸方向からみて、前記第1コイル配線層は、前記天面に対向する天面部と、前記第1外部電極と前記天面部との間に接続される接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む。
前記態様によれば、接続部は、曲線部を含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品に熱応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品に曲げ応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。これにより、接続部と外部電極との境界部分の応力を低減できる。
本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第2外部電極に接続される第2コイル配線層を有し、
前記軸方向からみて、前記第2コイル配線層は、前記第1外部電極に対向する第1外部電極対向部と、前記第2外部電極と前記第1外部電極対向部との間に接続され、前記底面に対向する接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む。
前記態様によれば、接続部は、曲線部を含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品に熱応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品に曲げ応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。これにより、接続部と外部電極との境界部分の応力を低減できる。
本開示の一態様であるインダクタ部品によれば、コイル配線層と外部電極との境界部分の応力を低減することができる。
インダクタ部品の第1実施形態を示す斜視図である。 インダクタ部品の第1側面側からみた透視正面図である。 インダクタ部品の分解平面図である。 第1コイル配線層の軸方向からみた正面図である。 第2コイル配線層の軸方向からみた正面図である。 インダクタ部品の第2実施形態を示す第1コイル配線層の軸方向からみた正面図である。 インダクタ部品の第3実施形態を示す第1コイル配線層の軸方向からみた正面図である。 インダクタ部品の第4実施形態を示す第2コイル配線層の軸方向からみた正面図である。
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(第1実施形態)
図1は、インダクタ部品の第1実施形態を示す斜視図である。図2は、インダクタ部品の第1側面側からみた透視正面図である。図3は、インダクタ部品の分解平面図である。図1と図2と図3に示すように、インダクタ部品1は、素体10と、素体10内に設けられ軸AXに沿って螺旋状に巻き回されたコイル20と、素体10に設けられコイル20に電気的に接続された第1外部電極30および第2外部電極40とを有する。なお、便宜上、図2では、構造を容易に理解できるよう、素体およびコイルを透明に描いているが、半透明や不透明であってもよい。
インダクタ部品1は、第1、第2外部電極30,40を介して、図示しない回路基板の配線に電気的に接続される。インダクタ部品1は、例えば、高周波回路のインピーダンス整合用コイル(マッチングコイル)として用いられ、パソコン、DVDプレーヤー、デジカメ、TV、携帯電話、カーエレクトロニクス、医療用・産業用機械などの電子機器に用いられる。ただし、インダクタ部品1の用途はこれに限られず、例えば、同調回路、フィルタ回路や整流平滑回路などにも用いることもできる。
素体10は、略直方体状に形成されている。素体10の表面は、互いに対向する第1端面15および第2端面16と、互いに対向する第1側面13と第2側面14と、第1端面15と第2端面16との間および第1側面13と第2側面14との間に接続された底面17と、底面17と対向する天面18とを含む。底面17は、インダクタ部品1を図示しない実装基板に実装した際に、実装基板側を向く面である。
図示するように、X方向は、第1端面15および第2端面16に直交し、第1端面15から第2端面16に向かう方向である。Y方向は、第1側面13および第2側面14に直交し、第2側面14から第1側面13に向かう方向である。Z方向は、底面17および天面18に直交し、底面17から天面18に向かう方向である。X方向は、素体10の長さ方向ともいい、Y方向は、素体10の幅方向ともいい、Z方向は、素体10の高さ方向ともいう。X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交する方向であって、X,Y,Zの順に並べたとき、左手系を構成する。
素体10は、複数の絶縁層11を積層して構成される。絶縁層11は、例えば、硼珪酸ガラスを主成分とする材料や、フェライト、樹脂などの材料からなる。絶縁層11の積層方向は、素体10の第1、第2端面15,16および底面17に、平行な方向(Y方向)である。すなわち、絶縁層11は、XZ平面に広がった層状である。本願における「平行」とは、厳密な平行関係に限定されず、現実的なばらつきの範囲を考慮し、実質的な平行関係も含む。なお、素体10は、焼成などによって、複数の絶縁層11同士の界面が明確となっていない場合がある。なお、図3では、上から下に向かう方向を積層方向(Y方向)とする。
第1外部電極30および第2外部電極40は、例えば、Ag、Cu、Auやこれらを主成分とする合金などの導電性材料から構成される。第1外部電極30は、第1端面15から底面17にかけて形成されたL字形状である。第1外部電極30は、第1端面15および底面17から露出するように素体10に埋め込まれている。第1外部電極30は、第1端面15に沿って延在する第1端面部31と、第1端面部31に接続され底面17に沿って延在する第1底面部32とから構成される。
第2外部電極40は、第2端面16から底面17にかけて形成されたL字形状である。第2外部電極40は、第2端面16および底面17から露出するように素体10に埋め込まれている。第2外部電極40は、第2端面16に沿って延在する第2端面部41と、第2端面部41に接続され底面17に沿って延在する第2底面部42とから構成される。
第1外部電極30は、素体10(絶縁層11)に埋め込まれた複数の第1外部電極導体層33が積層された構成を有している。第2外部電極40は、素体10(絶縁層11)に埋め込まれた複数の第2外部電極導体層43が積層された構成を有している。第1外部電極導体層33は、第1端面15および底面17に沿って延在しており、第2外部電極導体層43は、第2端面16および底面17に沿って延在している。
これにより、素体10内に第1、第2外部電極30,40を埋め込むことができるため、素体10に外部電極を外付けする構成に比べて、インダクタ部品の小型化を図ることができる。また、コイル20と外部電極30,40を同一工程で形成することができ、コイル20と外部電極30,40との間の位置関係のばらつきを低減することで、インダクタ部品1の電気的特性のばらつきを低減することができる。
図2に示すように、コイル20は、例えば、第1、第2外部電極30,40と同様の導電性材料から構成される。コイル20は、絶縁層11の積層方向に沿って、螺旋状に巻き回されている。コイル20の第1端は、第1外部電極30に接続され、コイル20の第2端は、第2外部電極40に接続されている。なお、本実施形態では、コイル20と第1、第2外部電極30,40とは一体化されており、明確な境界は存在しないが、これに限られず、コイルと外部電極とが異種材料や異種工法で形成されることにより、境界が存在していても良い。
コイル20は、軸AXが底面17と平行であり、かつ、軸AXが第1側面13と第2側面14とを交差するように、軸AXに沿って巻回されている。コイル20の軸AXは、絶縁層11の積層方向(Y方向)と一致する。コイル20の軸AXは、コイル20の螺旋形状の中心軸を意味する。
コイル20は、巻回部20aと、巻回部20aの第1端と第1外部電極30の間に接続された第1引出部20bと、巻回部20aの第2端と第2外部電極40の間に接続された第2引出部20cとを有する。本実施形態では、巻回部20aと第1、第2引出部20b,20cとは一体化されており、明確な境界は存在しないが、これに限られず、巻回部と引出部とが異種材料や異種工法で形成されることにより、境界が存在していても良い。
巻回部20aは、軸AXに沿って螺旋状に巻回されている。つまり、巻回部20aとは、軸AXに平行な方向からみたときにコイル20同士が互いに重なり合う螺旋状に巻回された部分を指す。第1、第2引出部20b,20cとは、重なり合う部分から外れた部分を指す。
コイル20の軸AX方向からみて、コイル20の形状は、コイル20の軸AXを通過しZ方向に平行な直線に対して、左右対称な形状となる。これにより、インダクタ部品1の特性のばらつきを抑制できる。
図3に示すように、コイル20は、軸AXに沿って積層される複数のコイル配線層51~53と、軸AX方向に隣り合うコイル配線層の間に位置し軸AX方向に隣り合うコイル配線層を接続する複数のビア配線層61、62とを有する。複数のコイル配線層51~53は、それぞれ、絶縁層11に設けられ、複数のビア配線層61、62は、それぞれ、絶縁層11に設けられている。
複数のコイル配線層51~53は、それぞれが平面に沿って巻回され、電気的に直列に接続されながら螺旋を構成している。複数のコイル配線層51~53は、それぞれ、軸AX方向(Y方向)に直交する絶縁層11の主面(XZ平面)上に巻回されて形成される。各コイル配線層51~53の巻回数は、1周未満であるが、1周以上であってもよい。
複数のビア配線層61、62は、絶縁層11を厚み方向(Y方向)に貫通する。そして、積層方向に隣り合うコイル配線層は、ビア配線層を介して、電気的に直列に接続される。このように、複数のコイル配線層51~53は、互いに電気的に直列に接続されながら、螺旋を構成している。
具体的に述べると、第1コイル配線層51、第3コイル配線層53、第2コイル配線層52は、Y方向に沿って順に積層されている。第1コイル配線層51の端部は、第1外部電極30の第1外部電極導体層33に接続されている。第2コイル配線層52の端部は、第2外部電極40の第2外部電極導体層43に接続されている。
第1ビア配線層61は、第1コイル配線層51と第3コイル配線層53の間に位置し、第1コイル配線層51の端部と第3コイル配線層53の端部を接続する。第2ビア配線層62は、第3コイル配線層53と第2コイル配線層52の間に位置し、第3コイル配線層53の端部と第2コイル配線層52の端部を接続する。
図4は、第1コイル配線層51の軸AX方向からみた正面図である。図4に示すように、軸AX方向からみて、第1コイル配線層51は、第1外部電極30の第1端面部31に接続される。第1コイル配線層51は、天面18に対向する天面部510と、第1外部電極30(第1端面部31)と天面部510との間に接続される接続部511とを有する。接続部511は、少なくとも一つの曲線部511a、511b、511cを含む。曲線部とは、例えば円弧に相当する。
上記構成によれば、接続部511は、曲線部511a、511b、511cを含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品1に熱応力がかかっても、接続部511にかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品1に曲げ応力がかかっても、接続部511にかかる応力を低減できる。これにより、接続部511と第1外部電極30との境界部分の応力を低減できる。例えば、接続部511と第1外部電極30との境界部分においてクラックの発生を防止できる。
図4に示すように、軸AX方向からみて、天面部510は、天面18に平行な直線部を含む。この実施形態では、天面部510は、直線部のみからなる直線状に形成されている。これによれば、天面部510を製造し易くなり、インダクタ部品1のばらつきを抑制できる。
軸AX方向からみて、接続部511は、天面部510から第1外部電極30に向かって順に、コイル20の径方向外側に凸となる第1曲線部511aと、第1端面15に平行となる直線部511dと、コイル20の径方向外側に凸となる第2曲線部511bと、コイル20の径方向内側に凸となる第3曲線部511cとを有する。第1曲線部511aは、天面部510に接続される。第3曲線部511cは、第1外部電極30の第1端面部31に接続される。第1曲線部511a、第2曲線部511b、第3曲線部511cおよび直線部511dの互いの境界は、図4の点線により示される。上記構成によれば、接続部511は、第1曲線部511a、第2曲線部511bおよび第3曲線部511cを含むので、実装時などにインダクタ部品1に熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部511にかかる応力を低減できる。なお、曲線部511a、511b、511cおよび直線部511dの数量を増減してもよい。
図4に示すように、好ましくは、全ての直線部511dの長さは、全ての曲線部511a、511b、511cの長さの40%以下である。ここで、直線部511dの長さおよび曲線部511a、511b、511cの長さは、それぞれ、接続部511の中心線の延在方向の大きさをいう。中心線は、図4の一点鎖線により示される。上記構成によれば、インダクタ部品1に熱応力や曲げ応力がかかっても、直線部511dの比率が少ないため、接続部511にかかる応力をより低減できる。これにより、接続部511と第1外部電極30との境界部分の応力をより低減できる。
図4に示すように、軸AX方向からみて、天面部510に接続される第1曲線部511aは、コイルの径方向外側に凸となる。上記構成によれば、天面部510に接続される第1曲線部511aにおいて、コイル20の内径の面積が大きくなる。つまり、コイル20の角部においてコイル20の内径が大きくなる。これにより、インダクタンス特性およびQ特性を向上することができる。
図4に示すように、軸AX方向からみて、接続部511は、直線部511dを含み、直線部511dと第1外部電極30との間に少なくとも一つの曲線部を含む。具体的に述べると、接続部511は、直線部511dと第1外部電極30との間に第2曲線部511bおよび第3曲線部511cを含む。これによれば、熱応力や曲げ応力がかかりやすい第1外部電極30付近に曲線部を持つため、接続部511に掛かる応力をより低減できる。
好ましくは、直線部511dは、第1端面15に対向している。これによれば、直線部511dが第1端面15に対向することで、コイル20の内径を広くすることができ、インダクタンスを向上させることができる。
好ましくは、直線部511dと第1外部電極30との間の少なくとも一つの曲線部は、コイル20の径方向内側に凸となる。具体的に述べると、第3曲線部511cは、コイル20の径方向内側に凸となる。これによれば、第3曲線部511cが第1端面15から離れるため、接続部511に掛かる応力をより低減できる。
好ましくは、直線部511dと第1外部電極30との間の少なくとも一つの曲線部は、第1外部電極30に直接接続される。具体的に述べると、第3曲線部511cは、第1外部電極30に直接接続される。これによれば、第3曲線部511cが第1端面15から離れるため、接続部511に掛かる応力をより低減できる。
図5は、第2コイル配線層52の軸AX方向からみた正面図である。図5に示すように、軸AX方向からみて、第2コイル配線層52は、第2外部電極40の第2端面部41に接続される。第2コイル配線層52は、天面18に対向する天面部520と、第2外部電極40(第2端面部41)と天面部520との間に接続される接続部521とを有する。接続部521は、少なくとも一つの曲線部521a、521b、521cを含む。曲線部とは、例えば円弧に相当する。
上記構成によれば、接続部521は、曲線部521a、521b、521cを含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品1に熱応力がかかっても、接続部521にかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品1に曲げ応力がかかっても、接続部521にかかる応力を低減できる。これにより、接続部521と第2外部電極40との境界部分の応力を低減できる。例えば、接続部521と第2外部電極40との境界部分においてクラックの発生を防止できる。
図5に示すように、軸AX方向からみて、天面部520は、天面18に平行な直線部を含む。この実施形態では、天面部520は、直線部のみからなる直線状に形成されている。これによれば、天面部520を製造し易くなり、インダクタ部品1のばらつきを抑制できる。
軸AX方向からみて、接続部521は、天面部520から第2外部電極40に向かって順に、コイル20の径方向外側に凸となる第1曲線部521aと、第1端面15に平行となる直線部521dと、コイル20の径方向外側に凸となる第2曲線部521bと、コイル20の径方向内側に凸となる第3曲線部521cとを有する。第1曲線部521aは、天面部520に接続される。第3曲線部521cは、第2外部電極40の第2端面部41に接続される。第1曲線部521a、第2曲線部521b、第3曲線部521cおよび直線部521dの互いの境界は、図5の点線により示される。上記構成によれば、接続部521は、第1曲線部521a、第2曲線部521bおよび第3曲線部521cを含むので、実装時などにインダクタ部品1に熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部521にかかる応力を低減できる。なお、曲線部521a、521b、521cおよび直線部521dの数量を増減してもよい。
図5に示すように、好ましくは、全ての直線部521dの長さは、全ての曲線部521a、521b、521cの長さの40%以下である。ここで、直線部521dの長さおよび曲線部521a、521b、521cの長さは、それぞれ、接続部521の中心線の延在方向の大きさをいう。中心線は、図5の一点鎖線により示される。上記構成によれば、インダクタ部品1に熱応力や曲げ応力がかかっても、直線部521dの比率が少ないため、接続部521にかかる応力をより低減できる。これにより、接続部521と第2外部電極40との境界部分の応力をより低減できる。
図5に示すように、軸AX方向からみて、天面部520に接続される第1曲線部521aは、コイルの径方向外側に凸となる。上記構成によれば、天面部520に接続される第1曲線部521aにおいて、コイル20の内径の面積が大きくなる。つまり、コイル20の角部においてコイル20の内径が大きくなる。これにより、インダクタンス特性およびQ特性を向上することができる。
図5に示すように、軸AX方向からみて、接続部521は、直線部521dを含み、直線部521dと第2外部電極40との間に少なくとも一つの曲線部を含む。具体的に述べると、接続部521は、直線部521dと第2外部電極40との間に第2曲線部521bおよび第3曲線部521cを含む。これによれば、熱応力や曲げ応力がかかりやすい第2外部電極40付近に曲線部を持つため、接続部521に掛かる応力をより低減できる。
好ましくは、直線部521dは、第2端面16に対向している。これによれば、直線部521dが第2端面16に対向することで、コイル20の内径を広くすることができ、インダクタンスを向上させることができる。
好ましくは、直線部521dと第2外部電極40との間の少なくとも一つの曲線部は、コイル20の径方向内側に凸となる。具体的に述べると、第3曲線部521cは、コイル20の径方向内側に凸となる。これによれば、第3曲線部521cが第2端面16から離れるため、接続部521に掛かる応力をより低減できる。
好ましくは、直線部521dと第2外部電極40との間の少なくとも一つの曲線部は、第2外部電極40に直接接続される。具体的に述べると、第3曲線部521cは、第2外部電極40に直接接続される。これによれば、第3曲線部521cが第2端面16から離れるため、接続部521に掛かる応力をより低減できる。
次に、インダクタ部品1の製造方法について説明する。
図3に示すように、図中上から下に向かって、第1から第3コイル配線層51~53と第1、第2ビア配線層61、62とを絶縁層11と共に交互に積層することで、インダクタ部品1を製造する。また、コイル配線層51~53は、例えばスクリーン印刷により絶縁層11に設けられる。ビア配線層61、62は、例えばフォトリソグラフィ工法またはレーザー工法により絶縁層11に開口部を設けて、例えばスクリーン印刷により開口部に設けられる。
(第2実施形態)
図6は、インダクタ部品の第2実施形態を示す第1コイル配線層の軸方向からみた正面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、コイルの第1コイル配線層の接続部の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態のインダクタ部品1Aのコイル20Aでは、軸AX方向からみて、第1コイル配線層51Aの接続部511Aは、曲線状に形成されている。曲線状とは、直線部を含まず、少なくとも一つの曲線部から構成されることをいう。上記構成によれば、インダクタ部品1Aに熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部511Aは直線部を含まないため、接続部511Aにかかる応力をより低減できる。これにより、接続部511Aと第1外部電極30との境界部分の応力をより低減できる。
好ましくは、接続部511Aは、少なくとも4つの曲線部から構成されている。具体的に述べると、軸AX方向からみて、接続部511Aは、天面部510から第1外部電極30に向かって順に、コイル20Aの径方向外側に凸となる第1曲線部511aと、コイル20Aの径方向内側に凸となる第2曲線部511bと、コイル20Aの径方向外側に凸となる第3曲線部511cと、コイル20Aの径方向内側に凸となる第4曲線部511dとを有する。第1曲線部511aは、天面部510に接続される。第4曲線部511dは、第1外部電極30に接続される。
上記構成によれば、接続部511Aは蛇行状に形成されるため、インダクタ部品1Aに熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部511Aにかかる応力をより低減できる。また、コイル20Aの巻き方の自由度が高くなり、よりQ特性の高い設計を実現できる。なお、接続部の曲線部の数量を増加してもよい。
図示しないが、好ましくは、同様に、軸AX方向からみて、第2コイル配線層52の接続部521(図5参照)は、曲線状に形成されていてもよい。これによれば、インダクタ部品に熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部は直線部を含まないため、接続部にかかる応力をより低減できる。これにより、接続部と第2外部電極40との境界部分の応力をより低減できる。
好ましくは、第2コイル配線層52の接続部521(図5参照)は、少なくとも4つの曲線部から構成されていてもよい。これによれば、接続部は蛇行状に形成されるため、インダクタ部品に熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部にかかる応力をより低減できる。また、コイルの巻き方の自由度が高くなり、よりQ特性の高い設計を実現できる。
(第3実施形態)
図7は、インダクタ部品の第3実施形態を示す第1コイル配線層の軸方向からみた正面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、コイルの第1コイル配線層の接続部の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第3実施形態のインダクタ部品1Bのコイル20Bでは、軸AX方向からみて、第1コイル配線層51Bの第3曲線部511cは、第1外部電極30の第1底面部32に接続される。第3曲線部511cは、コイル20Bの径方向内側に凸となる。第3曲線部511cは、特許請求の範囲に記載の「第2曲線部」の一例に相当する。第1コイル配線層51Bの第1曲線部511a、第2曲線部511bおよび直線部511dは、第1実施形態に記載の第1コイル配線層51の第1曲線部511a、第2曲線部511bおよび直線部511dと同様の構成である。
上記構成によれば、第1底面部32に接続される第3曲線部511cは、コイル20Bの径方向内側に凸となるので、第3曲線部511cを第1端面部31から矢印Aに示すように離れて配置することができる。これにより、第3曲線部511cと第1端面部31との浮遊容量の発生を抑制できる。
また、第3曲線部511cを第1端面部31から離れて配置することができるので、第3曲線部511cと第1端面部31の間のスペースが矢印Aに示すように広くなる。これにより、コイル配線層および外部電極をフォトリソグラフィ工法により製造する場合、現像液の流れが良くなり現像性が向上する。
図示しないが、好ましくは、同様に、軸AX方向からみて、第2コイル配線層52の第3曲線部521c(図5参照)は、第2外部電極40の第2底面部42に接続される。第3曲線部521cは、コイルの径方向内側に凸となる。
上記構成によれば、第2底面部42に接続される第3曲線部は、コイルの径方向内側に凸となるので、第3曲線部を第2端面部41から離れて配置することができる。これにより、第3曲線部と第2端面部41との浮遊容量の発生を抑制できる。
また、第3曲線部を第2端面部41から離れて配置することができるので、第3曲線部と第2端面部41の間のスペースが広くなる。これにより、コイル配線層および外部電極をフォトリソグラフィ工法により製造する場合、現像液の流れが良くなり現像性が向上する。
(第4実施形態)
図8は、インダクタ部品の第4実施形態を示す第2コイル配線層の軸方向からみた正面図である。第4実施形態は、第1実施形態とは、コイルの第2コイル配線層の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、第4実施形態のインダクタ部品1Cのコイル20Cでは、第2コイル配線層52Cは、第2外部電極40に接続される。軸AX方向からみて、第2コイル配線層52Cは、第1外部電極30に対向する第1外部電極対向部523と、第2外部電極40と第1外部電極対向部523との間に接続される接続部521Cとを有する。接続部521Cは、底面17に対向する。接続部521Cは、少なくとも一つの曲線部521a、521b、521cを含む。
上記構成によれば、接続部521Cは、曲線部521a、521b、521cを含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品1Cに熱応力がかかっても、接続部521Cにかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品1Cに曲げ応力がかかっても、接続部521Cにかかる応力を低減できる。これにより、接続部521Cと第2外部電極40との境界部分の応力を低減できる。例えば、接続部521Cと第2外部電極40との境界部分においてクラックの発生を防止できる。
図8に示すように、軸AX方向からみて、接続部521Cは、第1外部電極対向部523から第2外部電極40に向かって順に、コイル20Cの径方向外側に凸となる第1曲線部521aと、底面17に平行となる直線部521dと、コイル20Cの径方向外側に凸となる第2曲線部521bと、コイル20Cの径方向内側に凸となる第3曲線部521cとを有する。第1曲線部521aは、第1外部電極対向部523に接続される。第3曲線部521cは、第2外部電極40の第2底面部42に接続される。上記構成によれば、接続部521Cは、第1曲線部521a、第2曲線部521bおよび第3曲線部521cを含むので、実装時などにインダクタ部品1Cに熱応力や曲げ応力がかかっても、接続部521Cにかかる応力を低減できる。なお、曲線部521a、521b、521cおよび直線部521dの数量を増減してもよい。
好ましくは、第1実施形態と同様に、全ての直線部521dの長さは、全ての曲線部521a、521b、521cの長さの40%以下である。上記構成によれば、インダクタ部品1Cに熱応力や曲げ応力がかかっても、直線部521dの比率が少ないため、接続部521Cにかかる応力をより低減できる。これにより、接続部521Cと第2外部電極40との境界部分の応力をより低減できる。
図示しないが、好ましくは、同様に、軸AX方向からみて、第1外部電極30に接続される第1コイル配線層は、第2外部電極40に対向する第2外部電極対向部と、第1外部電極30と第2外部電極対向部との間に接続される接続部とを有する。接続部は、底面17に対向する。接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む。
上記構成によれば、接続部は、曲線部を含むので、焼成時や実装時にインダクタ部品に熱応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。また、実装時にインダクタ部品に曲げ応力がかかっても、接続部にかかる応力を低減できる。これにより、接続部と第1外部電極30との境界部分の応力を低減できる。例えば、接続部と第1外部電極30との境界部分においてクラックの発生を防止できる。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第4実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。また、コイル配線層の層数を増減してもよく、また、ビア配線層の層数を増減してもよい。また、コイル配線層の天面部および接続部は、直線部を含んでいても、曲線状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、第1外部電極および第2外部電極は、それぞれ、端面部および底面部から構成されるL字電極であるが、底面部から構成される底面電極であってもよい。
本開示は以下の態様を含む。
<1>
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第1外部電極に接続される第1コイル配線層を有し、
前記軸方向からみて、前記第1コイル配線層は、前記天面に対向する天面部と、前記第1外部電極と前記天面部との間に接続される接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む、インダクタ部品。
<2>
素体と、
前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第2外部電極に接続される第2コイル配線層を有し、
前記軸方向からみて、前記第2コイル配線層は、前記第1外部電極に対向する第1外部電極対向部と、前記第2外部電極と前記第1外部電極対向部との間に接続され、前記底面に対向する接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む、インダクタ部品。
<3>
前記軸方向からみて、前記接続部は、直線部を含み、全ての前記直線部の長さは、全ての前記曲線部の長さの40%以下である、<1>または<2>に記載のインダクタ部品。
<4>
前記軸方向からみて、前記少なくとも一つの曲線部は、前記天面部に接続される第1曲線部を含み、前記第1曲線部は、前記コイルの径方向外側に凸となる、<1>に記載のインダクタ部品。
<5>
前記軸方向からみて、前記接続部は、曲線状に形成されている、<1>または<2>に記載のインダクタ部品。
<6>
前記軸方向からみて、前記接続部は、少なくとも4つの前記曲線部から構成されている、<5>に記載のインダクタ部品。
<7>
前記第1外部電極は、前記第1端面に沿って延在する第1端面部と、前記第1端面部に接続され前記底面に沿って延在する第1底面部とから構成され、
前記軸方向からみて、前記少なくとも一つの曲線部は、前記第1底面部に接続される第2曲線部を含み、前記第2曲線部は、前記コイルの径方向内側に凸となる、<1>または<4>に記載のインダクタ部品。
<8>
前記軸方向からみて、前記接続部は、直線部を含み、前記直線部と前記第1外部電極との間に少なくとも一つの前記曲線部を含む、<1>に記載のインダクタ部品。
<9>
前記直線部は、前記第1端面に対向している、<8>に記載のインダクタ部品。
<10>
前記直線部と前記第1外部電極との間の前記少なくとも一つの曲線部は、前記コイルの径方向内側に凸となる、<9>に記載のインダクタ部品。
<11>
前記直線部と前記第1外部電極との間の前記少なくとも一つの曲線部は、前記第1外部電極に直接接続される、<10>に記載のインダクタ部品。
1、1A、1B、1C インダクタ部品
10 素体
11 絶縁層
13 第1側面
14 第2側面
15 第1端面
16 第2端面
17 底面
18 天面
20、20A、20B、20C コイル
20a 巻回部
20b 第1引出部
20c 第2引出部
30 第1外部電極
31 第1端面部
32 第1底面部
33 第1外部電極導体層
40 第2外部電極
41 第2端面部
42 第2底面部
43 第2外部電極導体層
51、51A、51B 第1コイル配線層
52、52C 第2コイル配線層
53 第3コイル配線層
61、62 第1、第2ビア配線層
510、520 天面部
511、511A、511B、521、521C 接続部
511a、521a 第1曲線部
511b、521b 第2曲線部
511c、521c 第3曲線部
511d、521d 直線部
511e 第4曲線部
523 第1外部電極対向部
AX 軸

Claims (11)

  1. 素体と、
    前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
    前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
    を備え、
    前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
    前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
    前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第1外部電極に接続される第1コイル配線層を有し、
    前記軸方向からみて、前記第1コイル配線層は、前記天面に対向する天面部と、前記第1外部電極と前記天面部との間に接続される接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む、インダクタ部品。
  2. 素体と、
    前記素体内に設けられ、軸に沿って螺旋状に巻き回されたコイルと、
    前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
    を備え、
    前記素体は、互いに対向する第1端面および第2端面と、互いに対向する第1側面と第2側面と、前記第1端面と前記第2端面との間および前記第1側面と前記第2側面との間に接続された底面と、前記底面と対向する天面とを含み、
    前記軸は、前記底面に平行でかつ前記第1側面および前記第2側面に交差し、
    前記コイルは、前記軸に沿って積層される複数のコイル配線層を有し、前記複数のコイル配線層は、前記第2外部電極に接続される第2コイル配線層を有し、
    前記軸方向からみて、前記第2コイル配線層は、前記第1外部電極に対向する第1外部電極対向部と、前記第2外部電極と前記第1外部電極対向部との間に接続され、前記底面に対向する接続部とを有し、前記接続部は、少なくとも一つの曲線部を含む、インダクタ部品。
  3. 前記軸方向からみて、前記接続部は、直線部を含み、全ての前記直線部の長さは、全ての前記曲線部の長さの40%以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
  4. 前記軸方向からみて、前記少なくとも一つの曲線部は、前記天面部に接続される第1曲線部を含み、前記第1曲線部は、前記コイルの径方向外側に凸となる、請求項1に記載のインダクタ部品。
  5. 前記軸方向からみて、前記接続部は、曲線状に形成されている、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
  6. 前記軸方向からみて、前記接続部は、少なくとも4つの前記曲線部から構成されている、請求項5に記載のインダクタ部品。
  7. 前記第1外部電極は、前記第1端面に沿って延在する第1端面部と、前記第1端面部に接続され前記底面に沿って延在する第1底面部とから構成され、
    前記軸方向からみて、前記少なくとも一つの曲線部は、前記第1底面部に接続される第2曲線部を含み、前記第2曲線部は、前記コイルの径方向内側に凸となる、請求項1または4に記載のインダクタ部品。
  8. 前記軸方向からみて、前記接続部は、直線部を含み、前記直線部と前記第1外部電極との間に少なくとも一つの前記曲線部を含む、請求項1に記載のインダクタ部品。
  9. 前記直線部は、前記第1端面に対向している、請求項8に記載のインダクタ部品。
  10. 前記直線部と前記第1外部電極との間の前記少なくとも一つの曲線部は、前記コイルの径方向内側に凸となる、請求項9に記載のインダクタ部品。
  11. 前記直線部と前記第1外部電極との間の前記少なくとも一つの曲線部は、前記第1外部電極に直接接続される、請求項10に記載のインダクタ部品。
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