JP2024078345A - 撮像方法および照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】より良い画像を手軽に撮像したいという要望がある。【解決手段】X方向に光源が並んだ少なくとも1列の光源列12と、光源列12からの光をX方向と直行するY方向に集光させるためのロッドレンズ13と、を備えたハンディ照明装置10によって対象を照明すること、ハンディ照明装置10によって照明された対象をハンディデジタルカメラ30で撮像すること、を含む撮像方法。【選択図】図1
Description
本発明は撮像方法および照明装置に関する。
従来から、カメラに取付けられたフラッシュ装置を用いながら対象の撮像を行う技術が知られている(特許文献1)。
近年では、スマートフォン等のタブレットコンピュータ等のハンディデジタルカメラで様々な物、人、生物等の撮像が行われている。また、得られた画像を他人に見せる機会も増えており、インターネット回線を介して画像を他人に見せるシチュエーションも増えている。このため、より良い画像を手軽に撮像したいという要望がある。
第1の態様に係る撮像方法は、X方向に光源が並んだ少なくとも1列の光源列と、前記光源列からの光を前記X方向と直行するY方向に集光させるためのロッドレンズと、を備えたハンディ照明装置によって対象を照明すること、前記ハンディ照明装置によって照明された前記対象をハンディデジタルカメラで撮像すること、を含む。
本発明の第2の態様に係る照明装置は、筐体と、前記筐体内に設けられ、X方向に光源が並んだ1又は複数の光源列と、前記筐体に支持され、前記光源列からの光を前記X方向と直行するY方向に集光させるためのロッドレンズと、を備え、前記筐体は、ユーザが片手で保持できるように形成されている。
本発明の一実施形態に係る照明装置10について図1~図10を参照して以下に説明する。
照明装置10は、図1に示すように、筐体11と、筐体11内に設けられ光源がX方向に並んだ1列の光源列12と、X方向に延びるロッドレンズ13と、を有する。ロッドレンズ13の材質は、アクリル等の透明なプラスチックである。ロッドレンズ13の材質、ガラス、石英、ホウケイ酸ガラス等の他の透明な材質であってもよい。
照明装置10は、図1に示すように、筐体11と、筐体11内に設けられ光源がX方向に並んだ1列の光源列12と、X方向に延びるロッドレンズ13と、を有する。ロッドレンズ13の材質は、アクリル等の透明なプラスチックである。ロッドレンズ13の材質、ガラス、石英、ホウケイ酸ガラス等の他の透明な材質であってもよい。
本実施形態では、図9および図10に示すように、複数の光源列12として5つのLEDアレイを有し、各LEDアレイでは光源(LED)14がX方向に並んでいる。本実施形態では、光源14の光の色温度が4000K~6500Kが使用されると、広い範囲で下記の効果が有効に得られるが、他の色温度の光が出る光源14が用いられてもよい。複数の光源列12の位置はY方向に異なる。また、筐体11内には、複数の光源列12の各々の点灯および非点灯を切り替え可能な回路(切替手段)を有する基板12bと、公知のリチャージャブルバッテリ、乾電池等のバッテリ15が配置されている。本実施形態では光源14が基板12aに実装されているが、光源14が基板12bに実装されてもよい。
ロッドレンズ13は、光源列12からの光をY方向に集光させるためのものである。図9および図10に示すように、Y方向はX方向に直交しており、X方向およびY方向に直交する方向はZ方向である。ここでの集光とは、光源列12からの光を完全に1点や細い線状に集光させることを意味するものではなく、光源列12の各光源14からX方向およびY方向に放射状に広がる光のうち主要な部分をY方向に屈折させることを意味する。
LEDは一般的にその光軸から20°、30°等の角度範囲の光量が多いので、前記主要な部分は、各光源14の光軸から20°、30°等の角度範囲の光と言うこともできる。または、各光源14からの光のうちロッドレンズ13内にダイレクトに入る光と言うこともできる。
LEDは一般的にその光軸から20°、30°等の角度範囲の光量が多いので、前記主要な部分は、各光源14の光軸から20°、30°等の角度範囲の光と言うこともできる。または、各光源14からの光のうちロッドレンズ13内にダイレクトに入る光と言うこともできる。
つまり、ここで述べる集光は、各光源14からの光をその光軸に向けてY方向に屈折させることを言い、ロッドレンズ13を通った後の光がY方向に少し拡がりながら進む場合も含む。図9の例では、ロッドレンズ13のEFL(Effective Focal Length)の位置に中央の光源列12の発光面が配置されている。図9では、中央の光源列12の光源14の光軸から30°の角度範囲の位置で射出された光の光線軌跡のイメージが破線で示されている。なお、図9の光線軌跡のイメージは正確なものでなく、ロッドレンズ13等の機能を説明するための概略図である。図9では、各光源列12の光軸の位置の光の光線軌跡のイメージが一点鎖線で示されている。
図9の場合、中央の光源列12の光源14からの光はロッドレンズ13を通過した後にY方向に関して略平行光となる。中央の光源列12のLED12の発光面がEFLよりもロッドレンズ13に近い位置に配置されていると、ロッドレンズ13を通った後の光がY方向に少し拡がりながら進む。中央の光源列12のLED12の発光面がEFLよりもロッドレンズ13から遠い位置に配置される場合もあり得る。
図9の場合、中央の光源列12の光源14からの光はロッドレンズ13を通過した後にY方向に関して略平行光となる。中央の光源列12のLED12の発光面がEFLよりもロッドレンズ13に近い位置に配置されていると、ロッドレンズ13を通った後の光がY方向に少し拡がりながら進む。中央の光源列12のLED12の発光面がEFLよりもロッドレンズ13から遠い位置に配置される場合もあり得る。
本実施形態のロッドレンズ13の長さは15cm以下であることが好ましく、13cm以下であることがより好ましく、11cm以下であることがさらに好ましい。また、本実施形態のロッドレンズ13は円柱形状レンズであり、その直径は2.5cm以下であり、2cm以下であることが好ましく、1.7cm以下であることがより好ましい。当該寸法は、ユーザが片手で照明装置10を容易且つ疲れずに保持するために有用である。なお、照明装置10の全体の形状等に応じてロッドレンズ13の寸法が上記を少し超える場合もあり得る。この場合でも、ユーザが照明装置10を容易且つ疲れずに保持することができればよい。ロッドレンズ13はガイド13a等を介して筐体11に取付けられている。
筐体11は、アルミニウム等の金属、プラスチック等から成る。本実施形態では筐体11の厚さ方向の第1の側がプラスチック製であり第2の側がアルミニウム製である。筐体1の厚さ方向の第1の側および第2の側は、図3のようにユーザが片手で掴む位置であるとも言える。図3の状態では、第1の側に接触しているユーザの片手の一部の指が二点鎖線で示されて、第2の側にも同様にユーザの当該片手の他の一部又は全部の指が接触している。図2および図3に示すように、第1の側にはメインスイッチ21が設けられ、メインスイッチ21の操作によって光源列12の点灯および消灯が切り替えられる。また、第1の側には切替スイッチ22が設けられ、切替スイッチ22の操作によって各光源列12の点灯および非点灯が切り替えられる。例えば、切替スイッチ22を1回押すと、中央の光源列12のみの点灯から中央側の3つの光源列12の点灯に切り替えられ、切替スイッチ22をもう1回押すと、3つの光源列12の点灯から5つの光源列12の点灯に切り替わる。筐体11にメニュー画面等が設けられ、メニュー画面において点灯する列をユーザが選択できる構成が採用されてもよい。
なお、筐体11に光量操作部が設けられてもよい。光量操作部によって全ての光源列12の光量が調節されてもよく、光量操作部によって一部の光源列12の光量が調節されてもよい。一例では光量調節部はつまみ、スイッチ等であり、つまみ、スイッチ等の操作に応じて基板12b上の回路が上記の光量調整を行う。本実施形態では、前記第1の側に調光スイッチ23が設けられ、調光スイッチ23の操作によって各光源列12からの光の量が変化する。例えば、1段階目の光量で各光源列12から光が射出されている状態で、調光スイッチ23を1回押すと1段階目よりも多い2段階目の光量で各光源列12から光が射出され、調光スイッチ23をもう1回押すと2段階目よりも多い3段階目の光量で各光源列12から光が射出される。
上記のようなハンディな照明装置10を用いた対象の撮像方法の例を下記する。
一例では、図1に示すように、ユーザは皿等に盛られた食べ物(対象)Fを照明装置10によって照明する。この時、例えば皿はレストランのテーブルの上に置かれており、ユーザは一方の手でハンディデジタルカメラ30を用いて皿の中の食べ物を撮像する。ハンディデジタルカメラ30の典型例はカメラ機能付きのスマートフォンである。そして、ユーザは照明装置10を他方の手で保持し、スマートフォン(ハンディデジタルカメラ30)の画面でカメラによって対象がどのように見えているか、つまり対象がデジタル写真としてどのように写るかを確認しながら、他方の手によって照明装置10の位置、角度等を調整する。この時に切替スイッチ22、光量操作部等による調整も行われる。
一例では、図1に示すように、ユーザは皿等に盛られた食べ物(対象)Fを照明装置10によって照明する。この時、例えば皿はレストランのテーブルの上に置かれており、ユーザは一方の手でハンディデジタルカメラ30を用いて皿の中の食べ物を撮像する。ハンディデジタルカメラ30の典型例はカメラ機能付きのスマートフォンである。そして、ユーザは照明装置10を他方の手で保持し、スマートフォン(ハンディデジタルカメラ30)の画面でカメラによって対象がどのように見えているか、つまり対象がデジタル写真としてどのように写るかを確認しながら、他方の手によって照明装置10の位置、角度等を調整する。この時に切替スイッチ22、光量操作部等による調整も行われる。
従来は、スマートフォンに搭載されているライト、フラッシュ装置等を用いて、対象の照明が行われる場合があった。または、レストラン内の照明に合わせて対象を出来るだけ明るい位置に配置することも行われていた。
これに対し、上記の構成および撮像方法では、X方向に光源が並んだ光源列12からの光がロッドレンズ13によって集光されて対象に照射される。このような特徴を有する光によって対象の明るさを調整し易くなり、また、前記集光によって対象の全体又は任意の位置の光量を前記従来例よりも大幅に上げることが可能となる。また、このような特徴を有する光は、対象の狙いの部分を特に明るくすることも可能となり、そのためには照明装置10の位置および姿勢を変えるだけでよい。
これに対し、上記の構成および撮像方法では、X方向に光源が並んだ光源列12からの光がロッドレンズ13によって集光されて対象に照射される。このような特徴を有する光によって対象の明るさを調整し易くなり、また、前記集光によって対象の全体又は任意の位置の光量を前記従来例よりも大幅に上げることが可能となる。また、このような特徴を有する光は、対象の狙いの部分を特に明るくすることも可能となり、そのためには照明装置10の位置および姿勢を変えるだけでよい。
例えば皿が白い場合にその中のパスタの全体の見栄えが向上するように撮像する際に、照明装置10はその調整をし易い。白い皿とパスタとの組み合わせの他にも従来は見栄えを向上させる撮像が難しい状況があった。上記の様々な構成および方法によって、従来とは異なり、ユーザは対象との距離に応じて例えば略帯状光となる照明装置10からの光により対象を照らし、当該帯状光の長手方向が水平方向、垂直方向、又はその他の方向を向くように照明装置10の姿勢も任意に変更しながら、撮像を行うことができる。
上記の様々な構成および方法によって、ユーザは従来とは異なり対象を好みの状態に照明し易くなる、または、好みの状態の照明することが可能となる。そして、ユーザは、場合によっては、従来ではできなかった照明状態で対象を照明することが可能となる。典型的な例では、上記のレストラン内で撮像された画像は、従来と比較し見栄えが各段に向上した画像となる。見栄えが向上することにより、ユーザは映える写真等と称される画像(写真)を得やすくなる。
何れにしても、本実施形態によって、ユーザはより良い画像を手軽に撮像することが可能になる。
何れにしても、本実施形態によって、ユーザはより良い画像を手軽に撮像することが可能になる。
他の例では、ユーザは他のシチュエーションの食べ物、テーブルの上面等の任意の面に置かれた物品、水中の生物又は物品、自然界又は家で育てている草、木、又は生物、人等の様々な対象を照明装置10によって照明し、対象をハンディデジタルカメラ30によって撮像する。これらの場合でも前述と同様の作用効果が達成され得る。
さらに他の例では、ユーザは会社内において対象を照明装置10によって照明し、対象をハンディデジタルカメラ30によって撮像する。会社内における対象は様々であり、照明する対象が実験対象又は研究対象の物、生物等である場合もあり、検査対象の物である場合もある。物は物品および食べ物を含む様々な物であり得る。これらの場合でも前述と同様の作用効果が達成され得る。なお、会社内においては、上記のように撮像された画像の見栄えが向上することもあるが、見たい部分が鮮明に見える画像になると説明される事が多い。逆に言うと、照明装置10の位置および姿勢を様々に変えながら、スマートフォン(ハンディデジタルカメラ30)の画面でカメラによって対象がどのように見えているか(写るか)を確認できる。これは、見たい部分が鮮明に見える画像を得るために有用である。この際に、前記帯状光の長手方向が水平方向、垂直方向、又はその他の方向を向くように任意に照明装置10の姿勢も変更できることは、見たい部分が鮮明に見える画像を得るために極めて有用である。なお、前記の略帯状光は、画像の見栄えの向上のため、または、画像において見たい部分を鮮明にするために貢献する場合が多い。なお、見たい部分を鮮明にすることは、注目箇所とその他の部分とのコントラストを上げることも含む。このためには、注目箇所が暗くなりその他の部分が明るくなる照明状態も有用であり、この場合も本実施形態の構成は有用である。
さらに他の例では、ユーザは会社内において対象を照明装置10によって照明し、対象をハンディデジタルカメラ30によって撮像する。会社内における対象は様々であり、照明する対象が実験対象又は研究対象の物、生物等である場合もあり、検査対象の物である場合もある。物は物品および食べ物を含む様々な物であり得る。これらの場合でも前述と同様の作用効果が達成され得る。なお、会社内においては、上記のように撮像された画像の見栄えが向上することもあるが、見たい部分が鮮明に見える画像になると説明される事が多い。逆に言うと、照明装置10の位置および姿勢を様々に変えながら、スマートフォン(ハンディデジタルカメラ30)の画面でカメラによって対象がどのように見えているか(写るか)を確認できる。これは、見たい部分が鮮明に見える画像を得るために有用である。この際に、前記帯状光の長手方向が水平方向、垂直方向、又はその他の方向を向くように任意に照明装置10の姿勢も変更できることは、見たい部分が鮮明に見える画像を得るために極めて有用である。なお、前記の略帯状光は、画像の見栄えの向上のため、または、画像において見たい部分を鮮明にするために貢献する場合が多い。なお、見たい部分を鮮明にすることは、注目箇所とその他の部分とのコントラストを上げることも含む。このためには、注目箇所が暗くなりその他の部分が明るくなる照明状態も有用であり、この場合も本実施形態の構成は有用である。
また、上記の構成および撮像方法では、X方向に光源が並んだ光源列12からの光がロッドレンズ13によって集光されて対象に照射される。このため、レストラン、会社内等で対象を照明する際に、照明装置10からの光が周囲の人のテーブル、机、顔、目等に届きにくい。より具体的に説明すると、例えばロッドレンズ13が無い照明装置10を用いる場合、各光源14からの光はロッドレンズ13が無い分だけ拡がりながら進んでいく。また、懐中電灯等の光の場合は、その光軸付近の狭いエリアだけが明るく照明されるので、前述のような見栄えの向上のために貢献し難く、又は、見たい部分を鮮明にするために貢献し難い。一方、広いエリアが照明される懐中電灯を用いると、その光が周囲の人のテーブル、机、顔、目等に届き易くなる。これらの場合、ユーザが余計な気を遣う、周囲の人が不快な思いをする等の課題があると考えられる。本実施形態のように照明装置10から光が付近の人のテーブル、机、顔、目等に届きにくいと、上記の課題が低減され又は解決される。
なお、ロッドレンズ13の表面にフロスト加工等の粗面加工が行われていると、ユーザが余計な気を遣う課題、周囲の人が不快な思いをする課題等がより効果的に低減又は解決される。また、当該粗面加工があると、各光源14の画像への映り込みが防止又は抑制される。当該映り込みは、例えば画像内に鏡面部、水面等があり、カメラから鏡面部、水面等を介して光源14があることが見える状況で発生する。これは、画像の見栄えの向上のため、または、画像において見たい部分を鮮明にするために貢献する。
ロッドレンズ13の筐体11から露出している面に前記粗面加工が施されていればよい。または、ロッドレンズ13の筐体から露出している面の近傍に拡散シートが取付けられてもよい。また、ロッドレンズ13の表面において各光源14の光軸から20°又は30°の範囲の光が入るエリアに粗面加工が施されていない方が、上記効果を得やすい。
なお、ロッドレンズ13は、本実施形態のように円柱形状レンズであってもよく、楕円形状レンズであってもよく、Y方向に光を集光するその他の形状のレンズであってもよい。その他の形状のレンズとして、リニアフレネルレンズを用いることも可能である。これらの場合も上記と同様の作用効果を奏するように照明装置10を作成可能である。
なお、ロッドレンズ13は、本実施形態のように円柱形状レンズであってもよく、楕円形状レンズであってもよく、Y方向に光を集光するその他の形状のレンズであってもよい。その他の形状のレンズとして、リニアフレネルレンズを用いることも可能である。これらの場合も上記と同様の作用効果を奏するように照明装置10を作成可能である。
また、三脚に固定するためのネジ穴が照明装置10の筐体11等に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、筐体11にストラップの取付部16が設けられている。このため、ユーザは取付部16にストラップ等を取付けて、照明装置10の落下の防止等を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、筐体11にストラップの取付部16が設けられている。このため、ユーザは取付部16にストラップ等を取付けて、照明装置10の落下の防止等を行うことが可能となる。
本実施形態では、複数の光源列12は互いにY方向の位置が異なる。このため、複数の光源列12の各々の点灯および非点灯が切り替えられると、対象に照射される光の量が変化すると共に、対象に照射される光の方向の変化が発生する。図9に一点鎖線示すように、各光源列12の光軸の位置の光の光線軌跡が進む方向は、光源列12毎に異なる。このため、中央の光源列12だけから光を照射する場合に対して、中央の3つの光源列12から光を照射する場合は、対象に向かう光の方向が増える。このように対象に照射される光の方向が増える場合も、前述の「対象に照射される光の方向の変化」に該当する。光量の変化だけではなく「対象に照射される光の方向の変化」を積極的に発生させる当該構成は、画像の見栄えの向上のため、または、画像において見たい部分を鮮明にするために有利である。
図3に二点鎖線で示すユーザの指のように、ユーザは照明装置10を保持する時に筐体11の厚さ方向の第1の側に片手の一部の指を接触させ、第2の側に当該片手の他の一部又は全部の指を接触させる。このように、ユーザは筐体11においてロッドレンズ13が無い側から筐体11を保持するように構成されている。
また、図3に示すように、筐体11には前記片手の指が配置される位置に滑り止め手段として凹凸が設けられている。図3では滑り止め手段として凸部17が設けられているが、凹部が設けられてもよく、両方が設けられてもよく、凹凸を有する粗面部等が設けられてもよい。
また、図3に示すように、筐体11には前記片手の指が配置される位置に滑り止め手段として凹凸が設けられている。図3では滑り止め手段として凸部17が設けられているが、凹部が設けられてもよく、両方が設けられてもよく、凹凸を有する粗面部等が設けられてもよい。
なお、照明装置10が図11に示す形状等の他の形状を有する場合もある。図11の場合、筐体40は基端側部41と先端側部42とを有し、先端側部42の図11における上面側にロッドレンズ13が配置され、先端側部42の図11における下面側に複数の光源列12および基板12aが配置されている。基板12b、バッテリ15等は基端側部41内に配置されている。この場合でも前述と同様の作用効果を達成できる。
また、一部の光源列12が他の光源列12に対し異なる色の光源(LED)14から構成されていてもよい。この場合、照明装置10は前記切替手段によって射出する光の色を切替えることが可能となる。
また、一部の光源列12が他の光源列12に対し異なる色温度の光源14から構成されていてもよい。この場合、照明装置10は前記切替手段によって射出する光の色温度を切替えることが可能となる。
また、一部の光源列12が他の光源列12に対し異なる色温度の光源14から構成されていてもよい。この場合、照明装置10は前記切替手段によって射出する光の色温度を切替えることが可能となる。
10…照明装置、11…筐体、12…光源列、13…ロッドレンズ、14…光源、15…バッテリ、16…取付部、17…凸部、30…ハンディデジタルカメラ、F…食べ物
Claims (10)
- X方向に光源が並んだ少なくとも1列の光源列と、前記光源列からの光を前記X方向と直行するY方向に集光させるためのロッドレンズと、を備えたハンディ照明装置によって対象を照明すること、
前記ハンディ照明装置によって照明された前記対象をハンディデジタルカメラで撮像すること、
を含む撮像方法。 - 前記対象は食べ物である
請求項1に記載の撮像方法。 - 前記対象は皿に盛られた食べ物である
請求項1に記載の撮像方法。 - レストランにおいて、前記ハンディ照明装置によって照明された前記対象を前記ハンディデジタルカメラであるタブレットコンピュータのカメラで撮像する
請求項1~3の何れかに記載の撮像方法。 - 筐体と、
前記筐体内に設けられ、X方向に光源が並んだ1又は複数の光源列と、
前記筐体に支持され、前記光源列からの光を前記X方向と直行するY方向に集光させるためのロッドレンズと、を備え、
前記筐体は、ユーザが片手で保持できるように形成されている
照明装置。 - 前記筐体は、前記ユーザが一方の手でハンディデジタルカメラを保持および操作して対象を撮像する時に、前記撮像のために前記ユーザが前記片手である他方の手で前記筐体の保持を行うことができるように構成されている
請求項5に記載の照明装置。 - 前記筐体は、その一端側において前記ロッドレンズが露出しており、
前記筐体は、前記ユーザが前記一端側と反対の他端側から前記片手で掴んで前記保持を行うことができるように形成されている
請求項5又は6に記載の照明装置。 - 前記筐体の本体部は略直方体形状を有し、
前記本体部の一端側において前記ロッドレンズが露出しており、
前記本体部は、前記ユーザが前記一端側と反対の他端側から前記片手で掴んで前記保持を行うことができるように形成されている
請求項5又は6に記載の照明装置。 - 前記筐体は、前記保持の時に前記ユーザの前記片手の指が配置される位置に滑り止め手段を有する
請求項5又は6に記載の照明装置。 - 前記複数の光源列の列ごとの点灯および非点灯を切り替えるための切替手段を備える
請求項5又は6に記載の照明装置。
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