JP2024072057A - L字型ディスペンサ及び袋容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ頭部にあるノズル部を支点の1つとして利用して、ポンプを倒立させること。【解決手段】内容液を収容する袋容器の注出口部に着脱可能に取り付けられ、吐出操作により、内容液を略水平方向へ吐出するL字型ディスペンサであって、本体と本体に対向配置された蓋体とにより形成される空間を有し、蓋体に対する吐出操作の停止による蓋体の復元にともない、所定容量の内容液を袋容器から吸入して貯留するポンプ部と、略水平方向へ延設され、蓋体に対する吐出操作の始動による蓋体の変形にともない、ポンプ部に貯留された内容液を吐出するノズル部と、を備え、L字型ディスペンサを取り外して付け替える場合、倒立させて載置面に載置した際に、少なくともノズルの一部と、ポンプ部の一部との2点により倒立状態を維持可能な、L字型ディスペンサとした。【選択図】図1

Description

本発明は、L字型ディスペンサ及び袋容器に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、ポンプ頭部を押下して内容液を吐出するタイプのポンプにおいて、ポンプを倒立させる際には、ポンプ頭部に補助部材を取り付けることが開示されている。また、特許文献2には、ポンプ頭部を押下して内容液を吐出するタイプのポンプにおいて、ポンプを倒立させる際には、ポンプ頭部に出し入れ可能な突出部を設けることが開示されている。さらに、特許文献3には、ポンプ頭部を押下して内容液を吐出するタイプのポンプにおいて、ポンプ頭部の平面部分を利用することが開示されている。
特開2020-196478号公報 特開2019-182470号公報 特開2004-298804号公報
しかしながら、上記特許文献1~3に記載の技術では、ポンプ頭部にあるノズル部を支点の1つとして利用して、ポンプを倒立させることができなかった。
上記目的を達成するため、本発明に係るL字型ディスペンサは、
内容液を収容する袋容器の注出口部に着脱可能に取り付けられ、吐出操作により、前記内容液を略水平方向へ吐出するL字型ディスペンサであって、
本体と前記本体に対向配置された蓋体とにより形成される空間を有し、前記蓋体に対する吐出操作の停止による前記蓋体の復元にともない、所定容量の前記内容液を前記袋容器から吸入して貯留するポンプ部と、
略水平方向へ延設され、前記蓋体に対する吐出操作の始動による前記蓋体の変形にともない、前記ポンプ部に貯留された前記内容液を吐出するノズル部と、
を備え、
前記L字型ディスペンサを取り外して付け替える場合、倒立させて載置面に載置した際に、少なくとも前記ノズルの一部と、前記ポンプ部の一部との2点により倒立状態を維持可能とした。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る袋容器は、
上述のL字型ディスペンサを装着した。
本発明によれば、ポンプ頭部にあるノズル部を支点の1つとして利用して、ポンプを倒立させることができる。
本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサを袋本体に装着し、キャップを閉じた状態の斜視図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサを袋本体に装着し、キャップを開いた状態の斜視図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサの(a)キャップを閉じた状態の上面図、(b)キャップを開いた状態の上面図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサの(a)キャップを閉じた状態の正面図、(b)キャップを開いた状態の正面図、(c)背面図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサの(a)左側面図、(b)右側面図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサの倒立状態を示す(a)左側面図、(b)右側面図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサの倒立状態を示す(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサを袋本体に装着し、さらに、ホルダーに収容した場合の(a)ホルダーを閉じた状態の正面図、(b)ホルダーを開いた状態の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態に係るL字型ディスペンサを装着した袋本体を収容するホルダーの(a)斜視図、(b)背面図、(c)、右側面図、(d)正面図、(e)左側面図、(f)上面図、(g)底面図、(h)開いた状態の左側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている、構成、数値、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
近年、リサイクルの観点からシャンプー、リンス、化粧液、薬液等の内容液を収容する容器として樹脂等の軟質のシート材により形成された袋状の袋容器が用いられている。このような、袋容器の中には、袋容器に収容された内容液を吐出するためのディスペンサを注出口部に取り付けたものがある。このような袋容器においては、収容された内容液を使い終わった後は、ディスペンサを取り外して、他の袋容器に付け替えて再利用することで、使用済みの袋容器のみを廃棄物とすることができるため、環境負荷を減らすことができる。
ディスペンサを付け替える際に、取り付けたれたディスペンサを取り外し、取り外したディスペンサを洗面台等の所定場所に置かなければならない。この場合、ディスペンサに取り付けられた、内容液を吸い上げるためのディップチューブの内周面及び外周面には、内容液が貯留していたり、付着していたりすることがある。このように、内容液が付着等したままのディップチューブを洗面台に置くと、付着等している内容液が洗面台に零れ落ちるので、掃除等の手間が生じたり、また、ディップチューブがベタベタしているので、置きにくかったりする。
そのため、ディスペンサの付け替え時に、ディスペンサを洗面台等に置いた状態で、ディップチューブ等が、洗面台等の載置面に接触しないようなディスペンサが求められていた。
次に、本実施形態のL字型ディスペンサ付き袋容器1について説明する。L字型ディスペンサ20は、内容液を収容する袋容器等に着脱可能に取り付けられ、吐出操作により、内容液を略水平方向へ吐出するための器具である。L字型ディスペンサ20は、ノズル22とポンプ部31とを備えている。また、ポンプ部31は、蓋体23とケーシング30とから構成されている。ポンプ部31は、袋本体10に収容された内容液を一時的に貯留し、ノズル22は、ポンプ部31に貯留された内容液を吐出する。なお、本願で言う「L字型ディスペンサ」とは、ディスペンサが袋容器等に装着された状態において、容器の軸方向と略直交する方向にポンプ部を介してノズルが設けられたものをいう。後述するように、ディスペンサが容器の軸方向略直交する方向は、発明の効果を阻害しない範囲で適宜角度の変更ができるものであっても良い。
図1及び図2に示したように、L字型ディスペンサ付き袋容器1は、袋本体10とL字型ディスペンサ20とを含んで構成されている。袋本体10は、可撓性を有するシート材によって形成され、正面シート11、背面シート12、天面シート13及び底面シート14を有している。正面シート11を基準とすると、背面シート12は、正面シート11に対向する位置に配置され、天面シート13は、正面シート11及び背面シート12の各上端部に接合され、底面シート14は、正面シート11及び背面シート12の各下端部に接合されている。
シート材としては、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などのポリオレフィン樹脂からなる合成樹脂製のフィルム材シート、当該合成樹脂製のフィルム材とアルミニウム等の金属との積層体からなるフィルム材シートを用いることができる。また、当該合成樹脂製のフィルム材にアルミニウム等の金属を蒸着したフィルム材シートを用いることもできる。
袋本体10は、正面シート11、背面シート12、天面シート13及び底面シート14の各端部を熱圧着(ヒートシール)等することで、上端部側と下端部側とのそれぞれにマチ部が形成される。これにより、袋本体10の内部に内容液を収容するための収容空間が形成されるようになっている。
なお、袋本体10に収容される内容液は、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、シャンプー、リンス、トリートメント、染毛剤、香水、飲料液または醤油、味噌、酢、ホイップクリーム等の食品であってもよく、これらには限定されない。
袋本体10の天面シート13には、不図示の注出口部が設けられており、この注出口部に、L字型ディスペンサ20が螺着され、袋本体10にL字型ディスペンサ20を取り付けることができるようになっている。すなわち、注出口部は、略円筒形状となっており、その外周面には雄ネジ部が形成されている。雄ネジ部は、装着部25の内周面に形成された雌ネジ部と螺合するようになっている。L字型ディスペンサ20の袋本体10への取り付けは、雄ネジ部と雌ネジ部とが螺合した状態で、L字型ディスペンサ20を締め込むことにより行われる。なお、袋本体10へ取り付けたL字型ディスペンサ20の取り外しは、上述した取り付けとは逆の手順で行うことができる。
そして、袋本体10に収容された内容液を吐出する場合には、まず、L字型ディスペンサ20のキャップ21の爪部26に指を引っ掛けて、キャップ21を手前に引っ張るようにすると、キャップ21が上方に向けて跳ね上がる。さらに、キャップ21を引っ張ると、キャップ21が、ヒンジ部27を中心に回転し、キャップ21の表面に設けられた係合部28が、係止部29に嵌合し、キャップ21が開かれた状態で固定することができる。
次に、キャップ21を開いたままの状態で、L字型ディスペンサ20の蓋体23を図2の矢印方向である吐出操作方向23aへ押圧すると(吐出操作の始動)、蓋体23とケーシング30とで構成されるポンプ部31に貯留されていた内容液が、ノズル22の先端から水平方向(図2の矢印方向22a)へ吐出される。ここで、内容液が吐出される方向は、水平方向には、限定されず、例えば、上下の斜め方向であってもよい。また、ノズル22を本体としてのケーシング30に対して可動式として、上下の任意の角度方向に内容液を吐出できるようにしてもよい。
そして、蓋体23が押圧された状態では、L字型ディスペンサ20の内部は、陰圧(負圧)となっており、蓋体23の押圧状態を解放すると(吐出操作の停止)、陽圧(正圧)となり、袋本体10に収容されている内容液が、ディップチューブ40を介して所定量吸い上げられる。吸い上げられた内容液は、次に蓋体23が押圧されるまでは、ポンプ部31(L字型ディスペンサ20の内部)に貯留される。そして、所定量の内容液を吐出し終わったら、キャップ21を元の位置にして、キャップ21を閉めると、ノズル22が閉塞され、内容液が漏れ出すことがない。
ここで、蓋体23は、ドーム様の形状となっており、弾性変形可能な部材、例えば、エラストマーにより形成することができる。蓋体23は、操作をしていない状態(自然状態)においては、L字型ディスペンサ20のケーシング30から外方に突出する方向に膨らんでいる。
また、蓋体23は、蓋体23の膨らみを凹ませる方向へ押圧する操作(吐出操作)により、ケーシング30の内部の圧力が上昇し、ケーシング30に貯留された内容液がノズル22から吐出される。また、蓋体23に対する押圧操作(吐出操作)を解除すると、蓋体23が押圧された場合とは反対方向(膨らむ方向)へ向けて動き、ケーシング30内の圧力が低下するようになっている。なお、蓋体23に対する押圧操作が解除された際に、蓋体23が元の形状へと確実に復帰するように、蓋体23とケーシング30との間に、蓋体23を付勢するためのばね部材等を設けてもよい。
蓋体23の押圧操作は、蓋体23の頂面と、蓋体23と対向する位置に配置されたケーシング30の端面とを、ケーシング30の側方から、ユーザの親指と人差し指とで摘まむことにより行われる。1回の吐出操作によりL字型ディスペンサ20から吐出される内容液の量は、数ミリリットル程度である。また、L字型ディスペンサ20の1回の吐出操作による吐出量は、L字型ディスペンサ20のサイズ(ケーシング30のサイズ)を変えることにより、所望の吐出量に変更することができる。
図3~図5を参照して、L字型ディスペンサ20について説明する。上述したように、L字型ディスペンサ20は、ノズル22、蓋体23及びケーシング30を備えている。また、L字型ディスペンサ20において、蓋体23及びケーシング30は、ポンプ部31を構成する。ポンプ部31は、L字型ディスペンサ20の本体としてのケーシング30と、ケーシング30に対向配置された蓋体23とにより形成される空間を有している。そして、ポンプ部31は、蓋体23に対する吐出操作の停止による蓋体23の復元にともない、所定容量の内容液を袋本体(袋容器)から吸入して貯留する。
そして、L字型ディスペンサ20には、装着部25が取り付けられており、装着部25を介して袋本体10の注出口部に取り付けられる構造となっている。つまり、装着部25の内面には、雌ネジが形成されており、これにより、L字型ディスペンサ20が注出口部に螺着される。装着部25の側面には、数本の長さの異なるリブが設けられており、これらが、L字型ディスペンサ20を注出口部に螺着する際の滑り止めとなっており、ユーザは、確実にL字型ディスペンサ20を螺着させることができる。
そして、ポンプ部31には、ディップチューブ40が接続されている。ディップチューブ40は、袋本体10の注出口部に挿入される。これにより、蓋体23に対する吐出操作の始動及び停止などに応じて、袋本体10に収容された内容液が、ディップチューブ40を通過して、ポンプ部31まで吸い上げられる。ディップチューブ40の長さは、L字型ディスペンサ20を取り付ける袋本体10の鉛直方向の長さに応じて、決定されるが、ディップチューブ40の装着部25とは反対側の端部が、袋本体10の底面シート14に接触する程度の長さであればよい。ディップチューブ40の長さが、このような長さであれば、袋本体10に収容された内容液を残らず使い切ることが可能となる。なお、ディップチューブの長さは、ここに示した長さには限定されず、必要に応じて任意の長さとすることができる。
さらに、ポンプ部31は、鉛直方向へ延設された突起部24をさらに備えている。突起部24は、ケーシング30を挟んで、蓋体23とは、反対側の位置に設けられている。突起部24は、四隅が面取りされた、鉛直方向に長く、横幅が、蓋体23の直径よりも短い、矩形形状の所定厚みの板状の部材となっている。突起部上端24aは、ケーシング上端30aと略同じ高さとなる位置まで延設されている。
ここで、突起部24の吐出操作方向23aの長さmは、本体としてのケーシング30の吐出操作方向23aの長さをnとした場合、0.02n≦m≦1.0nとなり、好ましくは、0.03n≦m≦0.5nとなり、さらに好ましくは、0.05n≦m≦0.2nとなる。なお、本実施形態においては、m=0.08nとなっており、例えば、n=17.5mmである。また、突起部24は、例えば、鉛直方向の長さPが、10mm~40mmであり、好ましくは、20mm~25mmであり、横幅Qが、7mm~30mmであり、好ましくは、10mm~20mmである。
ノズル22は、ケーシング30から略水平方向へ延設された、細長い部材となっており、内容液を吐出しない場合には、キャップ21により、隠されており、内容液を吐出する場合には、キャップ21を開くことにより、露出するようになっている。キャップ21は、内容液の漏出を防止したり、ノズル部32の先端(ノズル22及びノズル22の先端)を保護したりするための部材である。そして、ノズル22は、蓋体23に対する吐出操作の始動による蓋体23の変形にともない、ポンプ部31に貯留された内容液を吐出する。なお、ノズル22からの内容液の吐出方向は、ノズル22の延設方向に応じて決まる。例えば、ノズル22が、斜め上方向、斜め下方向に延設されていれば、ノズル22は、ノズル22が延設されている方向へ内容液を吐出するようになる。つまり、この場合、ノズル22は、斜め上方向又は斜め下方向へ内容液を吐出することとなる。
また、ノズル22が、可動式の場合、すなわち、ケーシング30に対して任意の角度に向けることができる場合、ノズル22は、任意の角度方向に対して内容液を吐出できる。ノズル22を斜め方向へ延設する場合もしくは可動式とする場合、その可動範囲(可動域)又は延設範囲は、水平方向を基準とすると、例えば、+45°~-45°の範囲、好ましくは、+30°~-30°の範囲となる。
そして、L字型ディスペンサ20の寸法を示すと、例えば、蓋体23の直径Rは、10mm~50mmであり、好ましくは、20mm~35mmである。また、蓋体23の摘まみ易さの観点から距離Lは、10mm~40mmであり、好ましくは、15mm~30mmである。蓋体23に用いる材料としては、例えば、エラストマー、シリコン、NBRなどがあるが、これらには限定されない。また、ケーシング30に用いる材料としては、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)などの樹脂材料があるが、これらには限定されない。
図6及び図7を参照して、L字型ディスペンサ20の倒立について説明する。袋本体10に収容された内容液を使い切った後、L字型ディスペンサ20を袋本体10から取り外し、新しい袋本体10に付け替える。この場合、内容液を使い切った袋本体10から取り外したL字型ディスペンサ20は、図示したように倒立状態で、作業台などの載置面50に載置される。
L字型ディスペンサ20を倒立させた場合、ノズル部32(キャップ21)、ケーシング上端30a及び突起部上端24aにより、L字型ディスペンサ20の倒立状態が維持される。つまり、キャップ21の爪部26とは対向する位置にある頂部付近と、ケーシング30の鉛直方向の頂部に相当するケーシング上端30aと、突起部24の鉛直方向の頂部に相当する突起部上端24aの3点(3面)により、L字型ディスペンサ20が、載置面50と接触する。これら3点(3面)により、L字型ディスペンサ20が支持されるので、載置面50の上で安定して倒立状態を維持することができる。
このように、L字型ディスペンサ20を倒立状態とすると、ディップチューブ40が鉛直上方を向き、例えば、ディップチューブ40内に残留する内容液は、重力に従って、下方に落ちる。下方に落ちた内容液は、ポンプ部31に流れ込み、また、ノズル22は、キャップ21で閉じられているため、仮に、ポンプ部31に流れ込んだ内容液がさらにノズル22へ流れ込んでも、ノズル22から漏れ出すことがない。そのため、作業台などのL字型ディスペンサ20の載置面を汚すことがない。
また、ディップチューブ40の外周面に付着している内容液についても、外周面に沿って、下方へ流れ落ちるが、内容液が流れ落ちた先には、装着部25の窪みがあるため、ここに、溜まる。ディップチューブ40の外周面に付着した内容液も、装着部25の外へ漏れ出すことがないので、作業台などのL字型ディスペンサ20の載置面を汚すことがない。
上述の説明では、突起部24の形状は、矩形形状としたが、突起部24の形状は、これには限定されず、例えば、三角形形状、多角形形状、円形形状及び楕円形形状などであってもよい。例えば、突起部24の形状を三角形形状とする場合、三角形の頂点が、突起部上端24aに対応する位置へ配置されるようにする。また、突起部24の形状を多角形形状とする場合も、同様に、多角形の頂点が、突起部上端24aに対応する位置へ配置されるようにする。
また、上述の説明では、蓋体23と対向する位置に突起部24を設けて、ノズル部32、ケーシング30及び突起部24の3つの部材の面(3点)を支え(支点)として、L字型ディスペンサ20を倒立させる例について説明をした。しかしながら、例えば、ケーシング30の側面(外周面)の長さ(厚み)を大きくすることにより、ノズル部32(キャップ21)及びケーシング上端30a(ケーシング30の側面(外周面))の2つの部材の面(2点)を支え(支点)として、L字型ディスペンサ20を倒立させてもよい。すなわち、L字型ディスペンサ20を倒立させた際に、ノズル部32及びケーシング上端30a(ケーシング30の側面)により、L字型ディスペンサ20の倒立状態が維持されるようにしてもよい。この場合には、突起部24を設けないか、又は、突起部上端24aの位置をケーシング上端30aの位置よりも低い位置となるようにすればよい。
次に、図8及び図9を参照して、L字型ディスペンサ付き袋容器1の使用形態の一例について説明する。すなわち、L字型ディスペンサ付き袋容器1は、図示したように、ホルダー60に収容して使用される場合がある。L字型ディスペンサ付き袋容器1は、そのまま使用される場合と、図示したように、ホルダー60に収容して使用される場合とがある。L字型ディスペンサ付き袋容器1は、L字型ディスペンサ20の首元にある段差部分をホルダー60の開口部61に嵌め込むことで、ホルダー60に固定される。そして、ホルダー60の蓋部62を閉じると、袋本体10は、ホルダー60の内部に収容され、外部から視認できなくなる。また、L字型ディスペンサ20は、ホルダー60の天面(上面)の開口部61から鉛直上方へ突出しており、全体が視認可能となっている。
L字型ディスペンサ付き袋容器1をホルダー60に収容する場合は、まず、ホルダー60の蓋部62を開いてできるスペースから、L字型ディスペンサ付き袋容器1の袋本体10部分をホルダー60内部に滑り込ませる。次に、L字型ディスペンサ20の首元の段差部分を開口部61に嵌合する。そして、ホルダー60の蓋部62を閉じると、L字型ディスペンサ付き袋容器1が、ホルダー60に収容され、使用可能な状態となる。L字型ディスペンサ付き袋容器1をホルダー60から取り外す際には、上述の手順とは逆の手順により取り外すことができる。また、ホルダー60の蓋部62は、半透明の素材からなっており、蓋部62を閉じて、L字型ディスペンサ付き袋容器1を収容した状態であっても、袋本体10の内容液の残量等を視認できる。
なお、ホルダー60には、開閉式の蓋部62が設けられているが、蓋部62がない形状のホルダー60であってもよい。すなわち、胴部のみからなるホルダー60であってもよく、この場合、L字型ディスペンサ20の首元の段差を、ホルダー60の開口部61に嵌合させて、L字型ディスペンサ付き袋容器1を使用することとなる。この場合、L字型ディスペンサ付き袋容器1は、ホルダー60の背面部と両側面部の一部とからは露出した状態となるので、袋本体10の内容液の残量や、使用方法、注意事項等を容易に視認できる。
なお、袋容器には、上述した容器の他に、例えば、外容器と内袋が剥離容易に積層されたデラミ容器も含むものとする。ここで、デラミ容器は、意図的に最内層を剥離させた容器であり、例えば、粘度の高いコンディショナー、美容液などを残らず使い切ることができる容器である。デラミ容器では、収容された内容液(内容物)が減るにつれて、内袋が収縮するとともに、外容器に設けられた外気取り込み口から空気が入るようになっているが、当該空気は、内容液には触れないようになっている容器でもある。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたL字型ディスペンサまたは袋容器も、本発明の範疇に含まれる。
1 L字型ディスペンサ付き袋容器
10 袋本体
11 正面シート
12 背面シート
13 天面シート
14 底面シート
20 L字型ディスペンサ
21 キャップ
22 ノズル
22a 矢印方向
23 蓋体
23a 吐出操作方向
24 突起部
24a 突起部上端
25 装着部
26 爪部
27 ヒンジ部
28 係合部
29 係止部
30 ケーシング
30a ケーシング上端
31 ポンプ部
32 ノズル部
40 ディップチューブ
50 載置面
60 ホルダー
61 開口部
62 蓋部

Claims (8)

  1. 内容液を収容する袋容器の注出口部に着脱可能に取り付けられ、吐出操作により、前記内容液を略水平方向へ吐出するL字型ディスペンサであって、
    本体と前記本体に対向配置された蓋体とにより形成される空間を有し、前記蓋体に対する吐出操作の停止による前記蓋体の復元にともない、所定容量の前記内容液を前記袋容器から吸入して貯留するポンプ部と、
    略水平方向へ延設され、前記蓋体に対する吐出操作の始動による前記蓋体の変形にともない、前記ポンプ部に貯留された前記内容液を吐出するノズル部と、
    を備え、
    前記L字型ディスペンサを取り外して付け替える場合、倒立させて載置面に載置した際に、少なくとも前記ノズル部の一部と、前記ポンプ部の一部との2点により倒立状態を維持可能な、L字型ディスペンサ。
  2. 前記ポンプ部は、鉛直方向へ延設された突起部をさらに備え、
    前記L字型ディスペンサを倒立させた際に、前記ノズル部及び前記突起部により、倒立状態を維持可能な、請求項1に記載のL字型ディスペンサ。
  3. 前記ポンプ部は、鉛直方向へ延設された突起部をさらに備え、
    前記L字型ディスペンサを倒立させた際に、前記ノズル部、前記本体の上端及び前記突起部の上端により、倒立状態を維持可能な、請求項1に記載のL字型ディスペンサ。
  4. 前記突起部は、前記突起部の上端の高さ位置が、前記本体の上端の高さ位置と略同じとなるように延設されている請求項3に記載のL字型ディスペンサ。
  5. 前記突起部の吐出操作方向の長さmは、前記本体の吐出操作方向の長さをnとした場合、0.02n≦m≦1.0nである請求項2~4のいずれか1項に記載のL字型ディスペンサ。
  6. 前記ノズル部には、先端保護用のキャップが取り付けられている、請求項5に記載のL字型ディスペンサ。
  7. 前記注出口部に挿入され、前記内容液を吸い上げるためのディップチューブをさらに備える請求項6に記載のL字型ディスペンサ。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載のL字型ディスペンサを装着した袋容器。
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