JP2024066601A - シール部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体及び水や水溶液の移動を抑制しつつ、気体の移動は許容するシール部材を提供する。【解決手段】 パイル材をシール本体とするシール部材であって、前記パイル材は、カットパイルであり、前記パイル材は、撥水処理されており、前記パイル材の繊維密度は、600本/mm2以上2700本/mm2以下である、シール部材。【選択図】図1

Description

本発明は、シール部材に関する。
パイル材をシール本体に用いたシール部材が知られている。
例えば、特許文献1には、粉体用のシール部材として、パイル材であるカットパイル織物を用いたシール部材が提案されている。
パイル材を用いたシール部材は、相手材と摺動接触する場合の摺動抵抗が低く、ゴム製のシール本体を備えたシール部材に比べて、摩擦熱を発生しにくいとされている。
特開2021-127832号公報
パイル材は繊維材料であるため、パイル材を用いたシール部材は、一方側の空間から他方側の空間への粉体等の固体の移動は抑制できるものの、水の移動を抑制することは難しいと考えられていた。
本発明は、パイル材をシール本体に採用しつつ、水や水溶液をシールすることができるシール部材を提供する。
(1)本発明のシール部材は、
パイル材をシール本体とするシール部材であって、
上記パイル材は、カットパイルであり、
上記パイル材は、撥水処理されており、
上記パイル材の繊維密度は、600本/mm以上2700本/mm以下である。
(2)上記(1)シール部材において、
上記パイル材の繊維径は、5μm以上40μm以下であることが好ましい。
(3)上記(1)又は(2)のシール部材において、
上記パイル材の材質は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、又はフッ素系繊維である、ことが好ましい。
本発明のシール部材によれば、一方側の空間と他方側の空間との間に設けることで、両空間の間での固体及び水や水溶液の移動を抑制しつつ、両空間の間での気体の移動は許容することができる。
また、本発明のシール部材は、相手材と摺動接触する態様で使用する場合、摺動抵抗を低く抑えることもできる。
本発明の実施形態に係るシール部材の一例を示す斜視図である。 図1のシール部材を環状に撓ませた状態の正面図である。 シール本体の一例を説明する拡大図である。 図1のシール部材の使用例を示す図である。 シール部材の遮水性能の評価に使用した治具を示す斜視図である。 図5のA-A線断面図である。 シール部材の通気性能の評価に使用した治具を示す斜視図である。 図7のB-B線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
本実施形態に係るシール部材は、軸周りに取り付けて使用されるシール部材である。
図1は、本実施形態に係るシール部材の斜視図である。図2は、図1のシール部材を環状に撓ませた状態の正面図である。図3は、シール本体を構成するカットパイル織物の一例を説明する拡大図である。図4は、図1のシール部材の使用例を示す図である。
シール部材100は、パイル材であるカットパイル織編物からなるシール本体110と、支持部材120と、図1には示されない接着層130(図4参照)とを有する。シール本体110は、接着層130を介して支持部材120に固定されている。
上記カットパイル織編物は、撥水処理が施されている。
シール部材100は、図2に示すように、環状に撓ませて使用する。これにより、軸周りに装着することができる。
接着層130の形成には、接着剤や両面テープ等が用いられる。
支持部材120は、シール本体110としてのカットパイル織編物を支持できるものであればよい。
本実施形態のシール部材100は、支持部材120の復元力を利用して、ハウジング等に装着する。そのため、支持部材120は弾性体で構成されていることが好ましい。
一方、支持部材120は、必ずしも弾性体である必要はなく、弾性の乏しい金属製や樹脂製からなるものであってもよい。
上記弾性体は、例えば、形状保持シート、ばね用ステンレス鋼帯等が挙げられる。
上記形状保持シートとしては、例えば、延伸されたポリオレフィン系樹脂を用いたシート等が挙げられる。上記形状保持シートは市販品でもよく、市販品としては、例えば、積水化学工業社製の「フォルテ」等が挙げられる。
ばね用ステンレス鋼帯としては、JIS G 4313(2011)に準拠したばね用ステンレス鋼帯が挙げられる。具体例としては、例えば、SUS薄板等が挙げられる。
上記カットパイル織編物は、基布と、多数のカットパイル糸とを備えている。上記カットパイル織編物は、基布が織物であるカットパイル織物、及び、基布が編物であるカットパイル編物を含む概念である。
本発明の実施形態でシール本体に用いられるカットパイル織編物は、カットパイル織物でもよいし、カットパイル編物でもよい。
図3に示されるシール本体は、カットパイル織物20からなるシール本体110の一例である。
図3に示されるカットパイル織物20において、織物からなる基布23は、表経糸24、表緯糸25、裏経糸26、及び裏緯糸27を有している。
表経糸24及び表緯糸25は、表側(図3中、上側)において図示のように織り込まれ、基布23の表地を構成している。裏経糸26及び裏緯糸27は、表経糸24及び表緯糸25よりも裏側(図3中、下側)において図示のように織り込まれ、基布23の裏地を構成している。
図3において、多数のカットパイル糸28は、基布23の全面にわたって織り込まれたパイル糸をカットして起毛させたものである。本実施形態の各カットパイル糸28は、裏緯糸27に織り込まれた状態で、裏緯糸27に含まれる熱融着糸(図示省略)を溶融させることで、基布23(裏経糸26及び裏緯糸27)に固定されている。
カットパイル織物20は、撥水処理が施されている。この場合、少なくとも各カットパイル糸28に撥水処理が施されていればよい。
各カットパイル糸28は、基布23の表地(表経糸24及び表緯糸25)から表側に向かって起毛している(図3参照)。シール本体110は、各カットパイル糸28が、特に、各カットパイル糸28の毛先が、相手材と接触する。
各カットパイル糸28は、複数の繊維28aを含んでいる。各カットパイル糸28は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、フッ素系繊維、アクリル系繊維、コットン繊維、レーヨン繊維、及びウレタン繊維のうち少なくとも1種類の繊維を含むのが好ましい。各カットパイル糸28は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、又はフッ素系繊維がより好ましい。
カットパイル織物20の繊維密度(単位面積当たりの繊維28aの本数)は、600本/mm以上2700本/mm以下である。
繊維密度が600本/mm未満では、シール部材20のシール性が低く、遮水性能を確保できない。
一方、繊維密度が2700本/mmを超えると、相手材との接触面積が増加し、摩擦抵抗が増加するからである。
カットパイル織物20の繊維径(カットパイル糸28を構成する繊維28aの繊維径)は、5μm以上40μm以下が好ましい。
繊維径が5μm未満になると、カットパイル糸28の柔軟性が高くなり過ぎ、相手材に対するカットパイル糸28の押し付け力が不足し、シール部材20のシール性が低下するからである。
一方、繊維径が40μmを超えると、カットパイル糸28の柔軟性が低くなり過ぎ、カットパイル糸28と相手材との摩擦抵抗が増大するからである。
上記カットパイル織編物は、撥水処理されている。
上記撥水処理は、例えば、撥水剤を含有する撥水処理液にカットパイル織編物を浸漬し、処理液から引き上げた後、乾燥させる方法、撥水剤を含有する撥水処理液を塗布したり、スプレーしたりした後、乾燥させる方法等で行うことができる。
上記撥水処理剤としては、例えば、フッ素系撥水処理剤、シリコーン系撥水処理剤、パラフィン系撥水処理剤等が挙げられる。
上記撥水処理は、例えば、カットパイル織編物を支持部材120に固定する前に行っても良いし、カットパイル織編物を支持部材120に固定した後に行ってもよい。
上記接着剤や上記両面テープとしては、公知のものを用いることができる。上記接着剤や上記両面テープは、カットパイル織編物を支持部材120に固定できるものであればよい。よって、上記接着剤や上記両面テープは、カットパイル織編物、及び支持部材の材質を考慮して適宜選択すればよい。
次に、シール部材110の使用方法を説明する。
シール部材110は、例えば、ハウジング210に貫通孔211が設けられ、この貫通孔211に、軸201が挿通された構造体200に使用される。
具体的には、シール部材110は、支持部材120が貫通孔221の壁面211aに設けられた周方向溝212に嵌め込まれて、シール本体(カットパイル糸の先端)が軸201の周面と接触するように取り付けられる。これによって、シール部材110は、貫通孔221の壁面211aと、軸201の周面との隙間を封止することができる。
このようにシール部材100を取り付けることにより、ハウジング200の外部(第1空間)とハウジング200の内部(第2空間)とをシール部材100で隔離することができる。
シール部材100は、粉体等の固体だけでなく、水や水溶液(以下、水と水溶液を合わせて、水等ともいう)の透過も規制することができるので、第1空間から第2空間への固体及び水等の移動を防止することができる。また、第2空間から第1空間への固体及び水等の移動も防止することができる。
なお、シール部材によって移動が防止させる水溶液は、シール本体に、腐食等のダメージを与えない水溶液が好ましい。シール本体に腐食等のダメージを与える水溶液を封止しようすると、シール部材の耐久性が大きく損なわれることがある。好ましい水溶液としては、例えば、食塩水等が例示できる。
シール部材100は、シール本体に撥水処理されたカットパイル織編物が使用されているため、気体の通過は許容することができる。
従って、図4に示した構造体200に使用した場合、ハウジング200の外部(第1空間)とハウジング200の内部(第2空間)との間での、空気等の気体の移動は許容することができる。
そのため、例えば、ハウジング200の内部(第2空間)からハウジング200の外部(第1空間)に向かって気体が移動するように、第1空間と第2空間との間に圧力差を設けておくことで、外部からハウジング210の貫通孔211に異物等が近づくことを防止することができる。
また、例えば、ハウジング200の外部(第1空間)からハウジング200の内部(第2空間)に向かって気体が移動するように、第1空間と第2空間との間に圧力差を設けておくことで、ハウジング200内部に気体が送り込み続けることができる。これによって、貫通孔211周辺のハウジング210の内壁に異物を付着させにくくできる。
また、図4に示した構造体200にシール部材100を使用した場合、軸201の周面と接触するシール本体110は、撥水処理されたカットパイル織編物である。そのため、軸201が、回転した場合や軸方向に往復運動した場合における、シール本体110と軸201との摺動抵抗を低く抑えることができる。
本発明の実施形態に係るシール部材は、水等の侵入は防止し、空気等の移動は許容される箇所をシールするのに好適に用いられる。
本発明の実施形態に係るシール部材は、例えば、工作機械、電子機器、細胞培養装置等に使用することができる。
次に、本実施形態のシール部材100により得られる効果を検証するために、本発明者らが行った評価試験について説明する。
図5は、シール部材の遮水性能の評価に使用した治具を示す斜視図である。図6は、図5のA-A線断面図である。図7は、シール部材の通気性能の評価に使用した治具を示す斜視図である。図8は、図7のB-B線断面図である。
ここでは、撥水処理されていないカットパイル織物をシール本体に用いたシール部材Aと、撥水処理されたカットパイル織物をシール本体に用いたシール部材Bと、を準備し、両者の遮水性能を比較した。
更に、シール部材Bの通気性能を評価した。
(シール部材A)
図1~4に示した構成のシール部材を製造した。
SUS薄板からなる支持部材の片面に、両面テープを用いてカットパイル織物を固定し、シール部材Aを完成した。
ここで、支持部材としては、SUS304Hからなる、幅4mm×厚さ0.1mmの帯状の薄板を使用した。支持部材の長さは、後述する治具におけるシール部材を取り付けるための貫通孔の周方向長さに応じた寸法とした。
カットパイル織物としては、ポリエステルとナイロンの複合繊維からなるカットパイル糸を備え、カットパイル糸は、繊維密度が1500本/mm、繊維径が7μmで、パイル長4.0mmのカットパイル織物を使用した。
両面テープとしては、日東電工株式会社製、No.5000NSを使用した。
(シール部材B)
カットパイル織物に撥水処理が施されている以外は、シール部材Aと同様のシール部材を製造した。
ここでは、カットパイル織物を撥水処理剤(三木理研工業株式会社製、リケンパラン FG-3700、希釈濃度:3%)に5分間浸漬し、オーブンを用いて80℃で加熱乾燥させた。その後、両面テープを用いて撥水処理されたカットパイル織物を支持部材に固定し、シール部材Bを完成した。
(性能評価1)
シール部材の遮水性能を評価した。
[治具]
図5、6に示した遮水性能評価用の治具300を用いて遮水性能を評価した。
治具300は、貯水空間315を備えた貯水部材310と、蓋部材320とからなる。
貯水部材310は、底板311と底板311上に載置された本体部312とからなり、両者は一体成型されている。
本体部312は、側面313に貯水空間315として機能する凹部(横穴)が設けられている。凹部315は、径の大きい円柱状を有する開口側部分315Aと、径の小さい円柱状を有する底側部分315Bとで構成されている。この凹部315は、軸301が挿入され、底側部分315Bに軸301の一方の端部が嵌め込まれるように構成されている。
底板311は、ボルト穴を有している。
蓋部材320は、貫通孔321を有している。この貫通孔321は、軸301が挿通され、かつシール部材100が取り付けられる。また、貫通孔321の壁面には周方向溝321aが設けられており、この周方向溝321aは、シール部材100の抜け止めとして機能する。
[評価手順]
(1)蓋部320の貫通孔321にシール部材100を固定する。シール部材100は、スリット部が蓋上部に配置されるようにして支持部材を貫通孔321より径の小さい環状に一旦撓ませた後、外力を解放し、支持部材の復元力を利用して周方向溝321aに嵌め込むことによって、貫通孔321に固定する。
その後、貫通孔321に取り付けられたシール部材100の内周側を挿通するように軸301を取り付ける。
(2)(1)とは別に、貯水部材310の凹部315に着色された水を注水する。
(3)その後、凹部315に着色された水を半分程貯めた状態で、軸301が取り付けられた蓋部320を本体部312に密着させ、軸315の一端部を底側部分315Bに嵌め込みつつ、ボルト322で蓋部320を本体部312に固定させる。これによって、蓋部320の貫通孔321及び本体部312の凹部315に軸301が挿通された状態となる。
(4)次に、この状態で底板311を下にして24時間静置する。24時間後、蓋部320と本体部312との対向した部分から水が漏れていないことを確認する。
(5)次に、振動する載置台を有する振動装置(図示せず)の載置台に底板311が下になるように治具300を載置し、ボルト324で治具300を載置台に固定する。
(6)その後、加速度100m/sの条件で、5分間、治具300を振動させ、振動後に軸301とシール部材100との接触部分からの水の漏れの有無を目視で観察した。
[結果]
上記の評価を行った結果、シール部材Bでは振動試験後も水漏れが観察されなかった。
一方、シール部材Aでは、工程(4)の静置の段階でシール部材Aを通過する水漏れが観察された。そのため、シール部材Aは、シール部材Aを通過する水漏れが観察された時点で評価を終了した。
このことから、本発明の実施形態に係るシール部材は、水の移動を抑制できることが明らかとなった。
(性能評価2)
シール部材の通気性能を評価した。
[治具]
図7、8に示した通気性能評価用の治具400を用いて遮水性能を評価した。
本評価で使用した治具400は、内部空間415を備えた中空部材410、蓋部材420、及び軸の飛び出し防止部材425からなる。
中空部材410は、底板411と底板411上に載置された本体部412とからなり、両者は一体成型されている。
本体部412の内部空間415の上側には、コンプレッサー(図示せず)との継手416が取り付けられている。接手416は、内部空間415と連通している。よって、治具400はコンプレッサーからの空気を接手416を介して内部空間415に供給することができる。
本体部412は、側面413に内部空間415を構成する凹部(横穴)が設けられている。この凹部は、径の大きい円柱状を有する開口側部分と415Aと、径の小さい円柱状を有する底側部分415Bとで構成されている。この凹部(内部空間415)は、軸401が挿入され、底側部分415Bに軸401の一方の端部が嵌め込まれるように構成されている。
蓋部材420は、貫通孔421を有している。この貫通孔421は、軸401が挿通され、かつシール部材100が取り付けられる。また、貫通孔421の壁面には周方向溝421aが設けられており、この周方向溝421aは、シール部材100の抜け止めとして機能する。
軸の飛び出し防止部材425は、平面視コの字形の部材であり、軸401を受け止めて、軸の飛び出しを防止する本体部425Aと、本体部425Aの両端のそれぞれから蓋部材420側に延びる取付片425Bとからなる。軸の飛び出し防止部材425は、取付片425Bが蓋部材420にボルト427で固定されることによって、蓋部材420に取り付けられる。軸の飛び出し防止部材425の本体部425Aは、蓋部材420との対向面に、軸401の他方の端部がはめ込まれるように構成された窪み426を備えている。
[評価手順]
(1)蓋部420の貫通孔421にシール部材100を固定する。シール部材100は、スリット部が蓋上部に配置されるようにして支持部材を貫通孔421より径の小さい環状に一旦撓ませた後、外力を解放し、支持部材の復元力を利用して周方向溝421aに嵌め込むことによって、貫通孔421に固定する。
その後、貫通孔421に取り付けられたシール部材100の内周側を挿通するように軸401を取り付ける。
(2)次に、軸401が取り付けられた蓋部420を本体部412に密着させ、軸401の一端部を底側部分415Bに嵌め込みつつ、ボルト422で蓋部420を本体部412に固定させる。これによって、蓋部420の貫通孔421及び本体部412の内部空間415に軸401が挿通された状態となる。
(3)次に、軸の飛び出し防止部材425の本体部425Aの窪み426に軸401の他端部を嵌め込みつつ、軸の飛び出し防止部材425を蓋420の側面にボルト427で固定する。
(4)この状態で、接手416とコンプレッサーを接続し、内部空間415にコンプレッサーの圧力が0.1MPaになるまで空気を供給し、その後、空気の供給を停止する。
(5)空気供給停止後、コンプレッサーの圧力変化を観察した。
[結果]
シール部材Bでは空気供給停止後30秒程度で圧力が0MPaまで減少したことが確認された。このことから、シール部材Bは通気性を有することが確認された。
<その他の実施形態>
本発明の実施形態に係るシール部材は、必ずしも支持部材を備えている必要はなく、シール本体のみで構成されていてよい。
従って、本発明の実施形態に係るシール部材は、撥水処理されたカットパイル織編物のみで構成されていてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
23 基布
28 カットパイル糸
28a 繊維
100 シール部材
110 シール本体
120 支持部材
210 ハウジング
300、400 性能評価用の治具

Claims (3)

  1. パイル材をシール本体とするシール部材であって、
    前記パイル材は、カットパイルであり、
    前記パイル材は、撥水処理されており、
    前記パイル材の繊維密度は、600本/mm以上2700本/mm以下である、シール部材。
  2. 前記パイル材の繊維径は、5μm以上40μm以下である、請求項1に記載のシール部材。
  3. 前記パイル材の材質は、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、又はフッ素系繊維である、請求項1又は2に記載のシール部材。
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