JP2024063949A - コネクタ及びコネクタ接続構造 - Google Patents

コネクタ及びコネクタ接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化することなく、筐体内に設けられた電気回路と効率よく接続できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することを目的とする。【解決手段】機器側コネクタ10は、2つの機器側端子11と、機器筐体60に固定されるオス型ハウジング14とが備えられ、オス型ハウジング14に、貫通孔71に挿通して取り付けられる挿入筒部143が設けられ、機器側端子11は、ハーネス側端子21と接続する端子接続部111と、機器筐体60の内部の電気回路と接続される回路接続部113と、端子接続部111と回路接続部113とを連結する連結部112が備えられ、連結部112は、奥行き方向Dに沿って延設され、回路接続部113は幅方向Wに沿うとともに、互いに離間する向きで配置され、奥行き方向Dから視て先端が挿入筒部143の外形より外側まで突出する長さで形成され、回路接続部113a,113bを奥行き方向Dにおいて異なる位置に配置した。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、モータなどの電装機器やバッテリーなどの電源機器等の電気機器を内部に配置する筐体に取り付けられ、電装機器につながる電気回路と接続されるコネクタ及びコネクタ接続構造に関する。
自動車等に装備された電装機器は、被覆電線を束ねたワイヤーハーネスを介して、別の電装機器や電源装置などの電気機器と接続している。この際、ワイヤーハーネスと電気機器とは、それぞれに装着したコネクタ同士で接続される。
例えば、特許文献1に示すようなハーネス側のコネクタを、モータなどの機器に備えた機器側のコネクタに接続する。
具体的には、ハーネス側のコネクタを、モータなどの機器に備えた機器側のコネクタに嵌合させて固定することで、ハーネス側のコネクタに設けた接続端子と、機器側のコネクタに設けた接続端子とを接続し、ハーネス側のコネクタと機器側のコネクタとを導通可能に接続するものである。
なお、上記機器側のコネクタは、内部に電気機器を設けた筐体に取り付けられるとともに、接続端子は、内部に配置された電気機器につながる電気回路と接続される。そして、接続端子において、電気回路が接続される先端側の部分を外側に折り曲げることで、同方向からの接続作業によって接続端子と電気回路とを接続することができる。
このような機器側のコネクタは、筐体に設けた取付孔に挿通して、取り付けられる。しかしながら、機器側のコネクタを筐体に設けた取付孔に挿通して、取り付けためには、外側に折り曲げた先端側部分を取付孔に貫通させる必要があり、取付孔を大径化する必要があった。取付孔が大径化すると、機器側のコネクタにおいて取付孔に挿通する部分も取付孔に合わせて大径化し、コネクタが大型化することとなった。
特開2018-181404号公報
本発明は、大型化することなく、筐体内に設けられた電気回路と効率よく接続できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することを目的とする。
この発明は、相手方コネクタと嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタであって、少なくとも2つの接続端子と、該接続端子の少なくとも一部を内部に配置するとともに、筐体に固定されるコネクタハウジングとが備えられ、前記コネクタハウジングに、前記筐体に設けられた取付孔に挿通して取り付けられる挿通取付部が設けられ、前記接続端子は、前記相手方コネクタの接続端子と接続する端子接続部と、前記筐体の内部に配置されるとともに、前記筐体内に設けられた電気回路と接続される回路接続部と、前記端子接続部と前記回路接続部とを連結する連結部とが備えられ、前記連結部は、前記取付孔に前記挿通取付部が挿通される挿通方向に沿って延設され、前記回路接続部は、前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する方向に沿って配置されるとともに、前記挿通方向から視て先端が前記挿通取付部の外形より外側まで突出する長さで形成され、複数の前記接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記回路接続部は、前記挿通方向において異なる位置に配置されたことを特徴とする。
またこの発明は、第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させて、それぞれに設けた2つ以上の端子同士を接続するコネクタ接続構造であって、前記第1コネクタは、先端に第1接続端子が装着された2以上の電線と、前記第1接続端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、前記第2コネクタは、少なくとも2つの第2接続端子と、該第2接続端子の少なくとも一部を内部に配置するとともに、筐体に固定されるコネクタハウジングとが備えられ、前記コネクタハウジングに、前記筐体に設けられた取付孔に挿通して取り付けられる挿通取付部が設けられ、前記第2接続端子は、前記第1コネクタの第1接続端子と接続する端子接続部と、前記筐体の内部に配置されるとともに、前記筐体内に設けられた電気回路と接続される回路接続部と、前記端子接続部と前記回路接続部とを連結する連結部とが備えられ、前記連結部は、前記取付孔に前記挿通取付部が挿通される挿通方向に沿って延設され、前記回路接続部は、前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する方向に沿って配置されるとともに、前記挿通方向から視て先端が前記挿通取付部の外形より外側まで突出する長さで形成され、複数の前記第2接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記回路接続部は、前記挿通方向において異なる位置に配置されたこと特徴とする。
上述の前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する方向に沿って配置されるとは、回路接続部が連結部に対して直交する方向、鋭角状あるいは鈍角状に交差する方向に配置されることを含む。前記回路接続部同士は同方向であっても、つまり平行な向きであってもよいし、異なる向きであってもよい。
この発明により、大型化することなく、筐体内に設けられた電気回路と効率よく接続することができる。
詳述すると、相手方コネクタ(第1コネクタ)と嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタ(第2コネクタ)であって、筐体に固定されるコネクタハウジングの内部に少なくとも一部が配置された少なくとも2つの接続端子(第2接続端子)が、前記相手方コネクタ(第1コネクタ)の接続端子(第1接続端子)と接続する端子接続部と、前記筐体の内部に配置されるとともに、前記筐体内に設けられた電気回路と接続される回路接続部と、前記端子接続部と前記回路接続部とを連結する連結部とが備えられている。そして、前記連結部は、前記取付孔に前記挿通取付部が挿通される挿通方向に沿って延設され、前記回路接続部は、前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する方向に沿って配置されている。そのため、複数の接続端子の回路接続部を挿通方向に対して交差する方向に向けて配置でき、筐体内に設けられた電気回路を前記回路接続部に効率よく接続することができる。
また、回路接続部は、前記挿通方向から視て先端が前記挿通取付部の外形より外側まで突出する長さで形成されているものの、複数の前記接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記回路接続部は、前記挿通方向において異なる位置に配置されている。そのため、挿通方向に異なる位置に配置された回路接続部をひとつずつ取付孔に挿通させることができる。したがって、取付孔は、ひとつの回路接続部と他の接続端子の連結部とが通過させることができる径であればよく、複数の回路接続部を同時に通過させる場合に比べて取付孔の径を小径化することができる。よって、取付孔に合わせる前記挿通取付部も小径化でき、コネクタの大型化を抑制することができる。
この発明の態様として、前記筐体内部において、前記連結部の前記挿通取付部から突出する部分を突出連結部とし、複数の前記接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記突出連結部の突出長さが、他の接続端子の前記突出連結部の前記突出長さより長く設定されてもよい。
この発明により、突出連結部の先端に回路接続部を設けることで、回路接続部同士を挿通方向における異なる位置に配置することができる。また、突出連結部の長さを調整することで、回路接続部を挿通方向における所望の位置を設けることができる。
またこの発明の態様として、複数の前記接続端子の前記回路接続部は、前記挿通方向に異なる位置において、前記挿通方向に直交する直交平面に沿って延設されてもよい。
この発明により、前記挿通方向に異なる位置に配置された回路接続部同士を平行に配置することができる。したがって、回路接続部に電気回路を同方向から接続することができる。
またこの発明の態様として、前記接続端子は金属製板材で構成され、前記回路接続部は、前記連結部に対して板厚方向に折り曲げ形成されてもよい。
この発明により、前記回路接続部を、容易に、前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する方向に沿って配置することができる。
またこの発明の態様として、前記挿通方向において異なる位置に配置された前記回路接続部同士の前記挿通方向の間隔が、前記取付孔が設けられた前記筐体の厚みより広く設定されてもよい。
この発明により、ひとつの回路接続部を、取付孔を貫通させた状態において、他の回路接続部は取付孔に挿入されない。そのため、それぞれの回路接続部をかわしながら取付孔に挿通して、前記挿通取付部を取付孔に挿通して取り付けることができる。
またこの発明の態様として、前記取付孔は、前記筐体に取り付けられる、金属製の取付台座に設けられ、複数の前記接続端子の前記回路接続部同士の前記挿通方向の間隔が、前記取付台座の厚みより広く設定されてもよい。
この発明により、ひとつの回路接続部を、取付孔を貫通させた状態において、他の回路接続部は取付台座の取付孔に挿入されない。そのため、それぞれの回路接続部が取付台座に干渉することなく取付孔に挿通して、前記挿通取付部を取付孔に挿通して前記取付台座に取り付けることができる。
この発明によれば、大型化することなく、筐体内に設けられた電気回路と効率よく接続できるコネクタ及びコネクタ接続構造を提供することができる。
コネクタ接続構造の説明図。 分離状態のコネクタ接続構造の斜視図。 分離状態のコネクタ接続構造の斜視図。 ハーネス側コネクタの分解斜視図。 機器側コネクタの分解斜視図。 取付台座に取り付ける前の状態の正面、右側面及び底面から視た機器側コネクタの斜視図。 同状態の背面、右側面及び底面から視た機器側コネクタの斜視図。 取付台座に取り付けられた状態の機器側コネクタの説明図。 右側面による機器側コネクタの説明図。 平面図による機器側コネクタの説明図。 平面図による取付台座への機器側コネクタの取付を説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面とともに詳述する。
なお、図1はコネクタ接続構造1の説明図であり、図2及び図3は分離状態のコネクタ接続構造1の説明図である。詳述すると、図1(a)は正面、右側面及び底面から視たコネクタ接続構造1の斜視図を示し、図1(b)は正面、左側面及び平面から視たコネクタ接続構造1の斜視図を示している。
図2は背面、左側面及び平面から視た分離状態のコネクタ接続構造1の斜視図を示し、図3は正面、右側面及び底面から視た分離状態のコネクタ接続構造1の斜視図を示している。
図4は、背面、右側面及び底面から視たハーネス側コネクタ20の分解斜視図を示している。
図5は正面、右側面及び底面から視た機器側コネクタ10の分解斜視図を示し、図6は取付台座70に取り付ける前の状態の正面、右側面及び底面から視た機器側コネクタ10の斜視図を示し、図7は同状態の背面、右側面及び底面から視た機器側コネクタ10の斜視図を示している。
図8は取付台座70に取り付けられた状態の機器側コネクタ10の説明図を示し、図9は右側面による機器側コネクタ10の説明図を示し、図10は平面図による機器側コネクタ10の説明図を示し、図11は平面図による取付台座70への機器側コネクタ10の取付を説明する説明図を示している。
詳しくは、図8(a)は取付台座70に取り付けられた状態の機器側コネクタ10の正面図を示し、図8(b)は同状態の機器側コネクタ10の背面図を示している。なお、図8(a)において、背面側の貫通孔71及び回路接続部113を破線で図示し、図8(b)において、取付台座70を透過状態で図示している。図9(a)は取付台座70に取り付けられた状態における機器側コネクタ10の右側面図を示し、図9(b)は取付台座70に取り付けられる前の状態の機器側コネクタ10の右側面図を示している。なお、図9において、取付台座70は幅方向Wの中央の縦断面図を示している。
図10(a)は取付台座70に取り付けられた状態における機器側コネクタ10の平面図を示し、図10(b)は取付台座70に取り付けられる前の状態の機器側コネクタ10の平面図を示し、図11(a)乃至図11(e)は取付台座70に機器側コネクタ10を取り付ける途中の各状態の機器側コネクタ10の平面図を示している。なお、図10及び図11において、取付台座70は貫通孔71の中心を通る横断面図を示している。また、図5乃至図11において機器筐体60の図示を省略している。
なお、図1(a)における上下方向を高さ方向Hとし、左下と右上とを結ぶ方向を幅方向Wとし、右下と左上とを結ぶ方向を奥行き方向Dとしている。さらには、上下方向の高さ方向Hにおける上側を上方側Huとし、下側を下方側Hdとしている。また、右下と左上とを結ぶ奥行き方向Dにおける右下側を奥側Dbとし、左上側を手前側Dfとしている。
また、上述の方向は、コネクタ接続構造1の構成の説明において便宜的に、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との脱着方向を奥行き方向Dとしている。また、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を取付ける方向を奥側Db、機器側コネクタ10からハーネス側コネクタ20を取り外す方向を手前側Dfとしている。さらに、奥行き方向Dに対して直交する方向を幅方向W及び高さ方向Hに設定している。しかしながら、機器側コネクタ10、ハーネス側コネクタ20及びコネクタ接続構造1の構成に関して方向を規定するものではない。
本発明のコネクタ接続構造1は、ハーネス側コネクタ20と機器側コネクタ10とを嵌合させて、それぞれに設けた端子同士(機器側端子11,ハーネス側端子21)を接続する接続構造である。
機器側コネクタ10は、2つの機器側端子11と、機器側端子11の少なくとも一部を内部に配置するとともに、機器筐体60に固定されるオス型ハウジング14とが備えられ、オス型ハウジング14に、機器筐体60に取り付けられた取付台座70の貫通孔71に挿通して取り付けられる挿入筒部143が設けられている。
機器側端子11は、ハーネス側コネクタ20のハーネス側端子21と接続する端子接続部111と、機器筐体60の内部に配置されるとともに、機器筐体60の内部に設けられた電装機器につながる電気回路と接続される回路接続部113と、端子接続部111と回路接続部113とを連結する連結部112とが備えられている。
連結部112は、貫通孔71に挿入筒部143が挿通される奥行き方向Dに沿って延設され、回路接続部113a,113bが互いに離間する方向、且つ連結部112に対して交差する幅方向Wに沿って配置されるとともに、奥行き方向Dから視て先端が挿入筒部143の外形より外側まで突出する長さで形成され、2本の機器側端子11の回路接続部113は、奥行き方向Dにおいて異なる位置に配置されている。
これらコネクタ接続構造1、機器側コネクタ10及びハーネス側コネクタ20について以下で詳細に説明する。
コネクタ接続構造1は、図1に示すように、例えば、自動車等に装備されたモータなどの電装機器や電源機器などの電気機器につながる電気回路が接続された機器側コネクタ10と、高圧電線201を束ねたワイヤーハーネス200に装着したハーネス側コネクタ20とを接続し、固定ボルト30で接続状態を固定し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できる接続構造である。
まず、コネクタ接続構造1を構成するハーネス側コネクタ20について、図1乃至図4とともに説明する。
ハーネス側コネクタ20は、上述の機器側コネクタ10に取付けてコネクタ接続構造1を構成し、内部に配置したハーネス側端子21に機器側コネクタ10の機器側端子11を接続するコネクタである。
ハーネス側コネクタ20は、ワイヤーハーネス200、ワイヤーハーネス200を構成する高圧電線201の先端に取り付けたハーネス側端子21、内部ハウジング22、ハウジングシェル23、ハウジングシール24、ハウジングシールカバー25、ワイヤーシール26、シェルシール27及び電線保持部28を備えている。
ハーネス側端子21は、絶縁被覆203で電線導体202を被覆した高圧電線201の先端から露出した電線導体202に装着した高圧用端子である。なお、2本の高圧電線201で構成したワイヤーハーネス200の場合、各高圧電線201にハーネス側端子21を装着しており、ハーネス側コネクタ20には2つのハーネス側端子21を備えている。また、ワイヤーハーネス200は図示省略す編組線で覆われている。
内部ハウジング22は、2つのハーネス側端子21をハーネス側コネクタ20の内部における所定の位置に保持するものであり、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221と、ハーネス挿通筒部221に挿通されたワイヤーハーネス200の先端に設けたハーネス側端子21を保持する保持部本体222とを備えている。なお、内部ハウジング22は樹脂製である。
ハーネス挿通筒部221は、下方側Hdの端部(下端部)が開口された底面視長円状(小判型)の筒状体であり、上方側Huの端部(上端部)は保持部本体222の内部と連通している。
ハーネス挿通筒部221における上方側Hu且つ幅方向Wの中央には、後述する固定ボルト30が奥行き方向Dに貫通できる貫通孔223を設けている。
保持部本体222は、ハーネス挿通筒部221の上方側Huの端部に配置され、奥側Dbが開放された略直方体状であり、内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
保持部本体222は、図4に示すように、外壁222aと内壁222bとの2重壁で構成され、内壁222bの内部にハーネス側端子21を保持するように構成している。
外壁222aと内壁222bとの間は、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを組み付けた状態において、後述する機器側コネクタ10のオス型ハウジング14のフード部142が挿入される空間であり、ハウジングシール24が装着される。
ハウジングシェル23は、内部ハウジング22の外側を覆うとともに、ハーネス側コネクタ20の外形を形成するものである。
ハウジングシェル23は、内部ハウジング22よりひとまわり大きく、ハーネス挿通筒外部231と、シェル本体232とを備えている。
詳しくは、ハーネス挿通筒外部231は、ワイヤーハーネス200を挿通するハーネス挿通筒部221を内部に配置するように、ハーネス挿通筒部221よりひとまわり大きく、下方側Hdの端部が開口された底面視長円状の筒状体であり、上方側Huの端部はシェル本体232の内部と連通している。
なお、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの側は、底面視長円状の筒状体における奥側Dbの下方側Hdの一部を開放した開口部236が設けられている。また、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部には、後述する電線保持部28を備えている。
シェル本体232は、ハーネス挿通筒外部231の上方側Huの端部に配置されるとともに、内部に配置する保持部本体222よりひとまわり大きな、奥側Dbが開放された略直方体形状である。
なお、奥側Dbが開放された略直方体状に形成されたシェル本体232において、ハーネス側端子21が奥側Dbに露出する嵌合開口235としている。また、シェル本体232の上方側Huにカバー部233を備え、高さ方向Hの中央付近に固定ボルト30を奥行き方向Dに挿通するボルト孔237を設けている。
カバー部233は、シェル本体232より上方側Huに突出する正面視三角錐台状であり、機器筐体60に設けられた取付台座70に機器側コネクタ10のオス型ハウジング14を固定する固定凸部144及び固定ボルト15を囲繞するように形成している。
また、内部ハウジング22を内包するハウジングシェル23は、後述する固定ボルト30の螺合固定によって、金属製の取付台座70に取付けられて、電気的且つ物理的に接続され、電磁シールドを奏するように金属製である。
このように構成されたハウジングシェル23は、シェル本体232を高さ方向Hに分割した分割シェルを組み付けて構成している。
ハウジングシール24は、保持部本体222における内壁222bの背面視形状と一致する平面視四角形状のリング状であり、ゴム製である。
ハウジングシール24は、内部ハウジング22における内壁222bに対して外嵌し、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との組付け状態において、後述する機器側コネクタ10のオス型ハウジング14とハーネス側コネクタ20の内部ハウジング22との間を封止するシール材である。
ハウジングシールカバー25は、内部ハウジング22の内壁222bに奥行き方向Dの奥側Dbから取付けて、内部ハウジング22の保持部本体222に配置したハウジングシール24を固定するものである。
ワイヤーシール26は、2本の高圧電線201を挿通する挿通孔261を有し、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201とハーネス挿通筒部221の内面との間を封止するシール部材である。そのため、ワイヤーシール26はハーネス挿通筒部221の内部に配置できる長円状に形成している。
シェルシール27は、内部ハウジング22のハーネス挿通筒部221に外嵌し、ハーネス挿通筒部221とハーネス挿通筒外部231との間を封止するシール部材である。シェルシール27はハーネス挿通筒部221に外嵌できる長円状に形成している。
ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdの端部に備えた電線保持部28は、ハーネス挿通筒部221に挿通した高圧電線201をハーネス挿通筒外部231に保持するものであり、高圧電線201を挿通する電線挿通孔281を有している。
電線挿通孔281は、ワイヤーハーネス200を構成する2本の高圧電線201に対応して、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ設けており、電線挿通孔281は挿通する高圧電線201の外径と同じあるいはわずかに小径に形成している。
また、電線保持部28は、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdにおいて、挿通された高圧電線201を保持する電線挿通孔281を有し、ハーネス挿通筒外部231の下方側Hdにおいて、ハーネス挿通筒外部231と一体で構成された固定側保持部282と、固定側保持部282に対して装着される装着保持部283とが設けられ、固定側保持部282に組み付けた装着保持部283を固定する固定ボルト284を備えている。
装着保持部283を、ハーネス挿通筒外部231の固定側保持部282に組み付け、固定ボルト284を螺合することで、固定側保持部282に対して装着保持部283を固定することができる。
このように各要素を構成したハーネス側コネクタ20を、後述する機器側コネクタ10に嵌合させて接続し、接続状態を固定する固定ボルト30は、取付台座70の固定凸部73に設けた螺合孔74に螺合するネジ軸部31の端部にボルト頭部32が設けられた金属製のボルトである。
なお、ネジ軸部31は、ハーネス側コネクタ20のハウジングシェル23におけるシェル本体232の奥行き方向Dの長さより短く形成されている。
続いて、図1乃至図3に示すように、電気機器を内部に配置する機器筐体60設けられた取付台座70に取付けられる機器側コネクタ10について説明する。
なお、取付台座70は、破線で示す機器筐体60に取付けられ、後述するオス型ハウジング14やハーネス側コネクタ20を固定する台座である。
取付台座70は、正面視中央に奥行き方向Dに貫通する貫通孔71を有する幅方向Wより高さ方向Hに長い縦長の長方形状であり、奥行き方向Dに所定の厚みを有している。
また、取付台座70における正面側の主面を、取付けられるハーネス側コネクタ20を固定するための固定主面72とし、固定主面72における貫通孔71より下方側Hdには、手前側Dfに向かって突出する円柱状の固定凸部73が設けられ、固定凸部73の頂部に、ハーネス側コネクタ20をボルト固定するための固定ボルト30が螺合する螺合孔74を設けている。
貫通孔71より上方側Huの固定主面72には、後述するオス型ハウジング14を固定ボルト15で固定する螺合孔75を幅方向Wの中央に設けている。
このように構成された取付台座70は、後述するハーネス側コネクタ20が取付けられた状態で導電可能に接続され、電磁シールド機能を奏するように、金属製で構成している。
なお、オス型ハウジング14を螺合固定する固定ボルト15が螺合する螺合孔75は、ハーネス側コネクタ20を取付台座70に対して螺合する固定凸部73に設けた螺合孔74とは、取付台座70において、機器側端子11を装着する貫通孔71を挟んで対向する位置に設けられている。
そして、オス型ハウジング14を螺合固定する固定ボルト15が螺合する螺合孔75、機器側端子11を装着する貫通孔71、及びハーネス側コネクタ20を取付台座70に対して螺合する固定凸部73に設けた螺合孔74は、取付台座70において、幅方向Wの中央に配置され、高さ方向Hに沿って、互いに所定間隔を隔てて、この順で一直線上に配置されている。
このように構成された取付台座70は適宜の方法で、電気機器を内部に配置する機器筐体60に取り付けられる。
機器筐体60に設けられた取付台座70に取り付けられる機器側コネクタ10は、図5に示すように、機器側端子11、規制リング12、機器側シール13、オス型ハウジング14及び固定ボルト15を備えている。
機器側端子11は、機器筐体60の内部に配置された電気機器につながる電気回路と接続されるとともに、ハーネス側コネクタ20の内部に配置されるハーネス側端子21と接続されるものであり、幅方向Wに所定間隔を隔てて2つ備えている。
2つの機器側端子11のうち幅方向Wの一方側である第1幅方向Woの機器側端子11を一方側機器側端子11aとし、幅方向Wの他方側である第2幅方向Wsの機器側端子11を他方側機器側端子11bとする。
機器側端子11(11a,11b)は、金属製板材で構成され、端子接続部111(111a,111b)、連結部112(112a,112b)及び回路接続部113(113a,113b)が奥行き方向Dの手前側Dfから奥側Dbに向かってこの順で配置されている。
端子接続部111は、ハーネス側コネクタ20と機器側コネクタ10とを接続することで、ハーネス側端子21と接続する部分である。
連結部112は、端子接続部111と回路接続部113とを連結する部分であり、回路接続部113は、機器筐体60の内部に配置された電気機器とつながる電気回路(図示省略)と接続される部分である。
端子接続部111及び連結部112は、奥行き方向Dに連続して形成されており、板材の主面が高さ方向H及び奥行き方向Dの平面に沿うように形成されている。ハーネス側端子21と接続される端子接続部111は、後述するオス型ハウジング14のフード部142の内側に配置され、端子接続部111と連続する連結部112は、後述するオス型ハウジング14における本体部分141及び挿入筒部143を貫通するとともに、挿入筒部143より奥側Db側に突出する長さで形成されている。なお、連結部112のうち挿入筒部143より奥側Dbに突出する部分を突出連結部114としている。
回路接続部113は、連結部112に対して直角方向に折り曲げて、幅方向W及び高さ方向Hの平面に沿うように形成されている。
なお、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aと他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bとは、連結部112(112a,112b)に対して幅方向Wの異なる方向に折り曲げて形成されている。
具体的には、第1幅方向Woの一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aは、一方側連結部112aに対して第1幅方向Woに向かって直角方向に折り曲げて形成され、第2幅方向Wsの他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bは、他方側連結部112bに対して第2幅方向Wsに向かって直角方向に折り曲げて形成されている。つまり、一方側回路接続部113aと他方側回路接続部113bは、幅方向Wにおいて互いに離間する方向に折り曲げて形成されている。
このように互いに離間するように折り曲げられた回路接続部113の先端は、図8に示すように、奥行き方向Dから視て、後述するオス型ハウジング14の挿入筒部143より幅方向Wの外側に突出する長さで形成されている。
また、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aと、他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bとは、図10に示すように、奥行き方向Dにおいて異なる位置に配置されている。
詳述すると、一方側機器側端子11aの一方側突出連結部114aが他方側機器側端子11bの他方側突出連結部114bより奥側Dbに向かって長く形成されている。
連結部112(114)の奥側Dbの先端を折り曲げて形成された回路接続部113は、他方側突出連結部114bの奥側Dbの先端に設けられた他方側回路接続部113bより、奥側Dbに向かって長く形成された一方側突出連結部114aの奥側Dbの先端に設けられた一方側回路接続部113aが奥側Dbに配置されることとなる。
なお、図10(a)に示すように、手前側Dfの他方側回路接続部113bと奥側Dbの一方側回路接続部113aとの奥行き方向Dの間隔L、より詳しくは、手前側Dfの他方側回路接続部113bの奥側Dbの面と、奥側Dbの一方側回路接続部113aの手前側Dfの面との奥行き方向Dの間隔Lは、上述の取付台座70の厚み、つまり取付台座70の奥行き方向Dの長さLaより広く形成している。
規制リング12は、後述するオス型ハウジング14の挿入筒部143に装着する機器側シール13の奥行き方向Dの位置を規制するものであり、挿入筒部143に外嵌する円筒状に形成している。
機器側シール13は、後述するオス型ハウジング14の挿入筒部143に装着し、オス型ハウジング14の挿入筒部143と取付台座70との間を封止するシール部材であり、リング状のゴム製である。
オス型ハウジング14は、取付台座70に機器側端子11を保持するためのものであり、機器側端子11を保持する本体部分141と、本体部分141で保持する機器側端子11の周囲を囲繞するフード部142と、取付台座70の貫通孔71に挿入する円筒状の挿入筒部143と、オス型ハウジング14を固定ボルト15で取付台座70に固定する固定凸部144とを備えている。
本体部分141は、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置した機器側端子11の連結部112の一部のそれぞれを絶縁した状態で保持する構成である。
フード部142は、手前側Dfが開口され、手前側Dfに向かって突出する周壁状に形成されている。
挿入筒部143は、本体部分141の奥側Dbに配置され、本体部分141とともに、機器側端子11の連結部112の一部を挿通し、保持するように構成している。また、挿入筒部143は、取付台座70の貫通孔71に挿入できるように、貫通孔71よりわずかに小径な円盤状に形成されている。
固定凸部144は、フード部142の上方側Huにおいて、幅方向Wの中央から上方側Huに突出し、オス型ハウジング14を取付台座70の螺合孔75に螺合固定する固定ボルト15を装着する装着孔を設けている。
このように各要素を構成した機器側コネクタ10は、オス型ハウジング14の本体部分141に機器側端子11を組付けるとともに、挿入筒部143に機器側シール13と規制リング12とを外嵌して組み付ける。
具体的には、フード部142の内部に端子接続部111が配置され、本体部分141及び挿入筒部143に連結部112を挿通させ、挿入筒部143より奥側Dbに連結部112が突出するように、機器側端子11をオス型ハウジング14に取り付ける。
このとき、一方側端子接続部111aの一方側回路接続部113aが第1幅方向Woに向かい、他方側端子接続部111bの他方側回路接続部113bが第2幅方向Wsに向かうように、つまり、端子接続部111の回路接続部113が互いに幅方向Wに離間する向きで機器側端子11をオス型ハウジング14に取り付ける。
なお、このようにオス型ハウジング14に取り付けた機器側端子11の回路接続部113の先端は、図8に示すように、奥行き方向Dから視て挿入筒部143より幅方向Wの外側に突出することとなる。
そして、機器側端子11、規制リング12及び機器側シール13を組み付けたオス型ハウジング14の挿入筒部143を取付台座70の貫通孔71に挿入し、固定凸部144に装着した固定ボルト15を螺合孔75に螺合して、取付台座70とオス型ハウジング14とを固定して機器側コネクタ10の組み付けは完了する。
しかしながら、2つの機器側端子11の回路接続部113の先端は挿入筒部143より幅方向Wの外側に突出している。つまり、図10(b)に示すように、回路接続部113の先端同士の長さWxが貫通孔71の直径Wyより長いため、貫通孔71の手前側Dfに配置した機器側コネクタ10を、図10(a)に示すような回路接続部113が貫通孔71より奥側Db側に配置されるように機器側コネクタ10をそのまま装着することができない。
そこで、貫通孔71の手前側Dfに配置した機器側コネクタ10を第2幅方向Wsにずらして、図11(a)に示すように、他方側回路接続部113bより奥側Dbに配置された一方側回路接続部113aを貫通孔71に挿通する。このとき、間隔Lが取付台座70の厚みLaより長い他方側回路接続部113bは取付台座70の手前側Dfに配置される。
この状態で、図11(b)に示すように、一方側連結部112aが貫通孔71の第1幅方向Woに当接する程度に機器側コネクタ10を第1幅方向Woに移動する。
そして、図11(c)に示すように、機器側コネクタ10の手前側Dfを第2幅方向Wsに傾けて、他方側回路接続部113bが貫通孔71に挿通する。これで、図11(d)に示すように、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aも、他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bも、貫通孔71を通過し、取付台座70の奥側Dbである機器筐体60の内部に配置することができる。
そして、図11(d)に示すように、機器側コネクタ10の傾きを戻し、挿入筒部143を貫通孔71に挿入することで、図10(a)に示すように、貫通孔71に対して挿入筒部143が挿通された状態とすることができる。
そして、機器側コネクタ10のオス型ハウジング14は、挿入筒部143が貫通孔71に挿入され、固定ボルト15により固定凸部144で取付台座70に固定されているため、取付台座70に対して確実に安定した状態で固定される。
このように組み付けられた取付台座70に対して組付けられた機器側コネクタ10に対して、ハーネス側コネクタ20を嵌合し、上述の固定ボルト30で固定することで接続完了し、電気的且つ物理的に安定した接続状態を確立できるコネクタ接続構造1は完成する。
詳述すると、機器筐体60の取付台座70に取り付けられた機器側コネクタ10のオス型ハウジング14の内部に保持された機器側端子11と、ハーネス側コネクタ20におけるシェル本体232の内部に保持されたハーネス側端子21とを接続するように、機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を配置する。
そして、機器筐体60に設けられた取付台座70に取り付けられた機器側コネクタ10に対してハーネス側コネクタ20を奥側Dbに移動させて、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを組み付ける。
このとき、シェル本体232の内部に配置された保持部本体222を構成する外壁222aと内壁222bとの間に、機器側コネクタ10のオス型ハウジング14のフード部142が挿入されるとともに、機器側端子11とハーネス側端子21が当接する。
このように機器側コネクタ10に対して組み付けたハーネス側コネクタ20のボルト孔237は、取付台座70に設けた固定凸部73の螺合孔74と奥行き方向Dに対向する。そして、ハーネス側コネクタ20の手前側Dfより、固定ボルト30をボルト孔237に挿入し、固定ボルト30のネジ軸部31を取付台座70の固定凸部73に設けた螺合孔74に螺合させる。これにより、組付けた機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20とを固定ボルト30で螺合固定し、機器側コネクタ10とハーネス側コネクタ20との接続は完了し、コネクタ接続構造1が構成される。
上述したように、ハーネス側コネクタ20と嵌合して、それぞれに設けた端子(11,21)同士を接続してコネクタ接続構造1を構成する機器側コネクタ10は、2つの機器側端子11と、機器側端子11の一部を内部に配置するとともに、機器筐体60に固定されるオス型ハウジング14とが備えられ、オス型ハウジング14に、機器筐体60に設けられた貫通孔71に挿通して取り付けられる挿入筒部143が設けられている。
機器側端子11は、ハーネス側端子21と接続する端子接続部111と、機器筐体60の内部に配置されるとともに、機器筐体60の内部に設けられた電気機器につながる電気回路と接続される回路接続部113と、端子接続部111と回路接続部113とを連結する連結部112とが備えられ、連結部112は、貫通孔71に挿入筒部143が挿通される奥行き方向Dに沿って延設されている。
回路接続部113は、回路接続部113a,113bが互いに離間する幅方向Wの外側、且つ連結部112に対して交差する幅方向Wに沿って配置されるとともに、奥行き方向Dから視て先端が挿入筒部143の外形より外側まで突出する長さで形成されている。そして、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aは、他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bに対して奥行き方向Dにおいて異なる位置に配置されている。したがって、コネクタ接続構造1を構成する機器側コネクタ10は大型化することなく、機器筐体60の内部に設けられた電気機器につながる電気回路と機器側端子11とを効率よく接続することができる。
詳述すると、ハーネス側コネクタ20と嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続する機器側コネクタ10において、機器筐体60に固定されるオス型ハウジング14の内部に少なくとも一部が配置された2つの機器側端子11は、ハーネス側コネクタ20のハーネス側端子21と接続する端子接続部111と、機器筐体60の内部に配置されるとともに、機器筐体60の内部に設けられた電気機器につながる電気回路と接続される回路接続部113と、端子接続部111と回路接続部113とを連結する連結部112とが備えられている。そして、連結部112は、貫通孔71に挿入筒部143が挿通される奥行き方向Dに沿って延設され、回路接続部113は、回路接続部113a,113bが離間する幅方向Wの外側、且つ連結部112に対して交差する幅方向Wに沿って配置されている。そのため、2つの機器側端子11の回路接続部113を奥行き方向Dに対して交差する幅方向Wに向けて配置でき、回路接続部113に機器筐体60の内部に設けられた電気機器につながる電気回路を効率よく接続することができる。
また、回路接続部113は、奥行き方向Dから視て先端が挿入筒部143の外形より外側まで突出する長さで形成されているものの、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aは、奥行き方向Dにおいて異なる位置に配置されている。そのため、図11に示すように、奥行き方向Dに異なる位置に配置された回路接続部113a,113bをひとつずつ貫通孔71に挿通させることができる。したがって、貫通孔71は、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aと他方側機器側端子11bの他方側連結部112bとが通過させることができる径であればよく、回路接続部113a,113bを同時に通過させる場合に比べて貫通孔71の径を小径化することができる。よって、貫通孔71に合わせる挿入筒部143も小径化でき、機器側コネクタ10の大型化を抑制することができる。
また、機器筐体60の内部において、複数の機器側端子11において連結部112の挿入筒部143から突出する部分である突出連結部114のうち一方側突出連結部114aの突出長さが、他方側突出連結部114bの突出長さより長く設定されてもいる。
そのため、突出連結部114の先端に回路接続部113を設けることで、回路接続部113a,113bを奥行き方向Dにおける異なる位置に配置することができる。また、突出連結部114の長さを調整することで、回路接続部113を奥行き方向Dにおける所望の位置を設けることができる。
また、複数の機器側端子11の回路接続部113は、奥行き方向Dに異なる位置において、奥行き方向Dに直交する幅方向W及び高さ方向Hの平面に沿って延設されているため、奥行き方向Dに異なる位置に配置された回路接続部113a,113bを平行に配置することができる。したがって、回路接続部113に対して電気回路を同方向から接続することができる。
また、機器側端子11は金属製板材で構成され、回路接続部113は、連結部112に対して板厚方向に折り曲げ形成されているため、回路接続部113を、容易に、回路接続部113a,113bが離間する幅方向Wの外側、且つ連結部112に対して交差する幅方向Wに沿って配置することができる。
また、貫通孔71は、機器筐体60に取り付けられる、金属製の取付台座70に設けられ、複数の機器側端子11の回路接続部113a,113bの奥行き方向Dの間隔Lが、取付台座70の厚みLaより広く設定されている。そのため、一方側機器側端子11aの一方側回路接続部113aを、貫通孔71を貫通させた状態において、他方側機器側端子11bの他方側回路接続部113bは取付台座70の貫通孔71に挿入されず、図11に示すように、それぞれの回路接続部113が取付台座70に干渉することなく貫通孔71に挿通して、挿入筒部143を貫通孔71に挿通して取付台座70に取り付けることができる。
この発明の構成と、実施形態との対応において、この発明の相手方コネクタ及び第1コネクタはハーネス側コネクタ20に対応し、
以下同様に、
コネクタ及び第2コネクタは機器側コネクタ10に対応し、
接続端子及び第2接続端子は機器側端子11に対応し、
コネクタハウジングはオス型ハウジング14に対応し、
筐体は機器筐体60に対応し、
取付孔は貫通孔71に対応し、
挿通取付部は挿入筒部143に対応し、
相手方コネクタの接続端子はハーネス側端子21に対応し、
端子接続部は端子接続部111に対応し、
回路接続部は回路接続部113に対応し、
連結部は連結部112に対応し、
挿通方向は奥行き方向Dに対応し、
回路接続部同士が離間する方向は、幅方向Wの外側に対応し、
交差方向は幅方向Wに対応し、
突出連結部は突出連結部114に対応し、
少なくともひとつの突出連結部は一方側突出連結部114aに対応し、
他の接続端子の突出連結部は他方側突出連結部114bに対応し、
直交平面は幅方向W及び高さ方向Hの平面に対応し、
回路接続部同士の挿通方向の間隔は間隔Lに対応し、
取付台座は取付台座70に対応し、
筐体の厚み及び取付台座の厚みは厚みLaに対応し、
コネクタ接続構造はコネクタ接続構造1に対応し、
第1接続端子はハーネス側端子21に対応し、
電線は高圧電線201に対応し、
ハウジングはオス型ハウジング14に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の機器側コネクタ10では、2つの機器側端子11を備えたが、3つ以上の機器側端子11を備えてもよい。3つ以上の機器側端子11を備えた場合、すべての回路接続部113が奥行き方向Dにおいて異なる位置に設けてもよいし、少なくとも一つの回路接続部113を他の回路接続部113に対して奥行き方向Dに異なる位置に設けてもよい。
また、機器側端子11において、回路接続部113を、連結部112に対して板厚方向に直角方向に折り曲げて回路接続部113を形成したが、連結部112に対して鋭角状あるいは鈍角状に折り曲げて回路接続部113を形成してもよい。
さらには、複数の機器側端子11の回路接続部113a,113bは、両方とも幅方向W且つ高さ方向Hの平面に沿うように形成され、奥行き方向Dの位置が異なるものの平行に向くように形成されたが、複数の回路接続部113は角度が異なる同方向に向くように形成してもよいし、異なる向きに向くように形成してもよい。
上述の説明では、機器側端子11を金属製板材で構成したが、金属製であれば、筒状でも円柱状、棒状であってもよい。
1…コネクタ接続構造
10…機器側コネクタ
11…機器側端子
14…オス型ハウジング
20…ハーネス側コネクタ
21…ハーネス側端子
60…機器筐体
70…取付台座
71…貫通孔
111…端子接続部
112…連結部
113…回路接続部
114…突出連結部
114a…一方側突出連結部
114b…他方側突出連結部
143…挿入筒部
201…高圧電線
D…奥行き方向
H…高さ方向
W…幅方向
L…間隔
La…厚み

Claims (8)

  1. 相手方コネクタと嵌合して、それぞれに設けた端子同士を接続するコネクタであって、
    少なくとも2つの接続端子と、
    該接続端子の少なくとも一部を内部に配置するとともに、筐体に固定されるコネクタハウジングとが備えられ、
    前記コネクタハウジングに、前記筐体に設けられた取付孔に挿通して取り付けられる挿通取付部が設けられ、
    前記接続端子は、
    前記相手方コネクタの接続端子と接続する端子接続部と、
    前記筐体の内部に配置されるとともに、前記筐体内に設けられた電気回路と接続される回路接続部と、
    前記端子接続部と前記回路接続部とを連結する連結部とが備えられ、
    前記連結部は、前記取付孔に前記挿通取付部が挿通される挿通方向に沿って延設され、
    前記回路接続部は、
    前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する交差方向に沿って配置されるとともに、
    前記挿通方向から視て先端が前記挿通取付部の外形より外側まで突出する長さで形成され、
    複数の前記接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記回路接続部は、前記挿通方向において異なる位置に配置された
    コネクタ。
  2. 前記筐体内部において、前記連結部の前記挿通取付部から突出する部分を突出連結部とし、
    複数の前記接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記突出連結部の突出長さが、他の接続端子の前記突出連結部の前記突出長さより長く設定された
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 複数の前記接続端子の前記回路接続部は、
    前記挿通方向に異なる位置において、前記挿通方向に直交する直交平面に沿って延設された
    請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記接続端子は金属製板材で構成され、
    前記回路接続部は、前記連結部に対して板厚方向に折り曲げ形成された
    請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記挿通方向において異なる位置に配置された前記回路接続部同士の前記挿通方向の間隔が、
    前記取付孔が設けられた前記筐体の厚みより広く設定された
    請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記取付孔は、前記筐体に取り付けられる、金属製の取付台座に設けられ、
    複数の前記接続端子の前記回路接続部同士の前記挿通方向の間隔が、
    前記取付台座の厚みより広く設定された
    請求項5に記載のコネクタ。
  7. 第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させて、それぞれに設けた2つ以上の端子同士を接続するコネクタ接続構造であって、
    前記第1コネクタは、先端に第1接続端子が装着された2以上の電線と、前記第1接続端子が内部に配置され、金属製の金属シェルであるハウジングとが備えられ、
    前記第2コネクタは、少なくとも2つの第2接続端子と、
    該第2接続端子の少なくとも一部を内部に配置するとともに、筐体に固定されるコネクタハウジングとが備えられ、
    前記コネクタハウジングに、前記筐体に設けられた取付孔に挿通して取り付けられる挿通取付部が設けられ、
    前記第2接続端子は、
    前記第1コネクタの第1接続端子と接続する端子接続部と、
    前記筐体の内部に配置されるとともに、前記筐体内に設けられた電気回路と接続される回路接続部と、
    前記端子接続部と前記回路接続部とを連結する連結部とが備えられ、
    前記連結部は、前記取付孔に前記挿通取付部が挿通される挿通方向に沿って延設され、
    前記回路接続部は、前記回路接続部同士が離間する方向、且つ前記連結部に対して交差する交差方向に沿って配置されるとともに、前記挿通方向から視て先端が前記挿通取付部の外形より外側まで突出する長さで形成され、
    複数の前記第2接続端子の前記回路接続部のうち少なくともひとつの前記回路接続部は、前記挿通方向において異なる位置に配置された
    コネクタ接続構造。
  8. 前記筐体における所定箇所に、前記取付孔を有する金属製の取付台座が設けられ、
    前記挿通方向において異なる位置に配置された複数の前記接続端子の前記回路接続部同士の前記挿通方向の間隔が、
    前記取付台座の厚みより広く設定された
    請求項7に記載のコネクタ接続構造。
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