JP2024062162A - 通信装置、制御方法、プログラム、及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の通信装置に設定されている設定情報を新規の通信装置に引き継ぐことを目的とする。【解決手段】情報処理装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置は、前記情報処理装置から送信された、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記他の通信装置に送信する送信手段を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、通信装置、制御方法、プログラム、及びシステムに関する。
既存の無線通信装置を新しい無線通信装置に置き換える場合、既存の無線通信装置に設定されている無線通信に関する設定情報を新しい無線通信装置に引き継ぐ方法が知られている。関連する技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術では、情報処理装置が新しい無線通信装置と無線接続して任意のWEBページにアクセスした際に、情報処理装置の表示部に案内ページが表示される。ユーザがこの案内ページに従って所定の操作を行うことで、既存の無線通信装置に設定されている無線通信に関する設定情報が新しい無線通信装置に複製される。
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、既存の無線通信装置に設定されている無線通信に関する設定情報を新しい無線通信装置に引き継ぐことができない場合がある。
本発明は、既存の通信装置に設定されている設定情報を新規の通信装置に引き継ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、情報処理装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置は、前記情報処理装置から送信された、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記他の通信装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、既存の通信装置に設定されている設定情報を新規の通信装置に引き継ぐことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものではなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る通信システム100の一例を示す構成図である。図1において、通信システム100は、情報処理装置としてのPC201、無線通信装置としてのプリンタ251、及び無線通信装置としてのプリンタ261を備える。なお、本実施の形態では、情報処理装置として、PCを例示しているが、情報処理装置はPCに限定されない。例えば、情報処理装置は、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等の通信装置であっても良い。また、本実施の形態では、無線通信装置として、プリンタを例示しているが、無線通信装置はプリンタに限定されず、PCと無線通信可能な他の装置であってもよい。他の装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、PC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビである。
PC201は、アクセスポイント101と、有線LAN又は無線LANで接続している。LAN(Local Area Network)とは、室内や建物内の機器を結ぶ構内ネットワークのことである。有線LANとは、LANのうち、信号の伝送媒体として通信ケーブルを用いるものである。無線LANとは、LANのうち、信号の伝送媒体として無線通信を行うための電波を用いるものであり、例えば、Wi-Fiのことである。アクセスポイント101は、装置間(例えば、PCとプリンタ間)のデータ通信を中継する装置であり、無線LANルータや無線中継装置である。
プリンタ251及びプリンタ261は、例えば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタである。また、プリンタ251及びプリンタ261は、複写機能、FAX機能、印刷機能、スキャン機能等の複数の機能を備える複合機であっても良い。本実施の形態では、プリンタ261は、どこにも接続されていない状態であり、プリンタ251は、アクセスポイント101に無線LANで接続している。つまり、PC201は、アクセスポイント101を介してプリンタ251と通信可能な状態となっているが、プリンタ261とは通信可能な状態ではない。このようにアクセスポイント101を介して接続する方法を、一般的にインフラストラクチャー(以下、「インフラ」とする。)接続という。インフラ接続が構築されることで、プリンタ251やPC201は、アクセスポイント101によって形成されるネットワークに属する装置と互いに通信することができる。また、アクセスポイント101がインターネットに接続している場合には、プリンタ251やPC201は、アクセスポイント101を介してインターネットを利用することもできる。
プリンタ251には、送信可能情報259が記憶されている。送信可能情報259は、プリンタ251がプリンタ261等の他の装置へ送信することを許可された設定情報であり、例えば、ネットワーク設定情報、印刷設定情報、アカウント設定情報を含む。ネットワーク設定情報は、PC201との無線通信に必要となる情報である。例えば、ネットワーク設定情報は、プリンタ251がPC201と無線通信を行う際に使用されるアクセスポイント101と接続するための接続情報(SSID(Service Set Identifier)、パスワード等)である。印刷設定情報及びアカウント設定情報は、プリンタ251が印刷処理で使用する設定情報である。印刷設定情報は、例えば、プリンタ251で利用可能な用紙の種別を示す設定情報や、印刷時の余白のマージン等の設定情報である。アカウント設定情報は、例えば、クラウド印刷等といった、インターネットを介して印刷を行うサービスを利用する際に使用されるユーザ名やパスワードである。
プリンタ261には、引き継ぎ可能情報リスト269が記憶されている。引き継ぎ可能情報リスト269は、プリンタ261が対応している設定情報、つまり、プリンタ261で設定可能な設定情報の一覧である。
PC201は、ユーザが入力した指示に従って、ネットワーク設定指示をプリンタ251に送信する。プリンタ251は、PC201からネットワーク設定指示を受信すると、データの引き継ぎ先であるプリンタ261に対して、ネットワーク設定情報を送信する。プリンタ261は、プリンタ251から受信したネットワーク設定情報を用いてアクセスポイント101と無線接続する。また、プリンタ251は、データの引き継ぎ先であるプリンタ261に対して、ネットワーク設定情報以外の他の設定情報を送信する。他の設定情報は、データの引き継ぎ先であるプリンタ261が設定可能な設定情報、例えば、印刷設定情報やアカウント設定情報である。なお、本実施の形態では、プリンタ251が、プリンタ261に対して、ネットワーク設定情報及び他の設定情報を送信する構成について説明するが、ネットワーク設定情報のみを送信する構成であっても良い。
本実施の形態では、既存の無線通信装置としてのプリンタ251から新しい無線通信装置としてのプリンタ261に置き換える場合を想定し、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐ処理について説明する。通信システム100では、PC201、プリンタ251、プリンタ261が連携することで、この処理が実現される。
ここで、無線通信に関する設定情報を新しい無線通信装置としてのプリンタ261に引き継ぐことができない場合がある。例えば、新しい無線通信装置としてのプリンタ261及び既存の無線通信装置としてのプリンタ251がそれぞれアクセスポイントを介して情報処理装置としてのPC201と無線通信を行う構成において、PC201がプリンタ261と無線接続を行うことができない場合がある。このように無線接続を行うことができない場合は、例えば、プリンタ261がPC201と無線通信を行えない程離れている場合や、PC201が無線通信機能を備えずアクセスポイントと有線で接続されている場合である。このような場合、PC201では、無線通信に関する情報を引き継ぐための操作方法を示す案内ページが表示されないため、プリンタ251に設定されている無線通信に関する情報をプリンタ261に引き継ぐことができない。
そこで、本実施形態では、データの引き継ぎ元のプリンタ251は、PC201による指示に従って、データの引き継ぎ先を検索する。また、プリンタ251は、PC201と無線通信を行うための接続を切断し、データの引き継ぎ先となるプリンタ261と無線接続を確立する。更に、プリンタ251は、プリンタ251が保持する複数の設定情報のうち、ネットワーク設定情報をプリンタ261へ送信する。このような構成により、PC201が引き継ぎ先のプリンタ261と無線接続を行うことができない場合であっても、ネットワーク設定情報をプリンタ261に送信することができる。つまり、引き継ぎ元のプリンタ251に設定されているネットワーク設定情報を引き継ぎ先のプリンタ261に引き継ぐことができる。
なお通信システム100では、ユーザがPC201、プリンタ251、プリンタ261の何れかに指示を入力すると、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐ処理が実行される。ここで、プリンタ251及びプリンタ261が備える表示部や操作部が小さかったり、プリンタ251及びプリンタ261が表示部や操作部を備えていなかったりする場合がある。このような場合、ユーザがプリンタ251やプリンタ261に指示を入力して、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐ処理を実行させることは困難である。そこで、本実施の形態では、ユーザがPC201に指示を入力して、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐ処理が実行される構成について説明する。なお、ユーザがプリンタ251やプリンタ261に指示を入力して、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐ処理を実行してもよい。
次に、PC201、プリンタ251、プリンタ261のハードウェア構成について説明する。図2は、図1におけるPC201、プリンタ251、プリンタ261のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、PC201は、入力I/F202、CPU203、ROM204、出力I/F205、RAM206、外部記憶装置207、ネットワークI/F208、USBI/F209、及び表示部210を備える。入力I/F202、CPU203、ROM204、出力I/F205、RAM206、外部記憶装置207、ネットワークI/F208、USBI/F209は、バス211を介して互いに接続されている。なお、USBは、Universal Serial Busの略称である。
入力I/F202は、マウスやキーボードであり、これらをユーザが操作することにより、PC201はユーザから各種指示を受け付ける。CPU203は、システム制御部であり、PC201の全体を制御するプロセッサーである。ROM204は、CPU203が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、「OS」とする。)プログラム等の固定データを格納する。本実施の形態では、ROM204に格納されている制御プログラムは、ROM204に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM206は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM206は、図示しないデータバックアップ用の1次電池からの給電によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、PC201の設定情報やPC201の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM206に設けられている。また、RAM206は、CPU203の主メモリ、ワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置207は、印刷実行機能を提供するアプリケーション、プリンタが解釈可能な印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成プログラム等を保存している。また、外部記憶装置207は、ネットワークI/F208やUSBI/F209を介して接続しているプリンタとの間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。後述するセットアップ用プログラムも外部記憶装置207に保存されている。
出力I/F205は、表示部210がデータの表示やPC201の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部210は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)等で構成され、データの表示やPC201の状態の通知を行う。なお、表示部210は、表示部210上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等の操作部を備えていても良い。これにより、表示部210を介してユーザから指示を受け付け可能となる。
ネットワークI/F208は、無線LAN及び有線LANを経由した通信処理を制御する。具体的には、ネットワークI/F208は、アクセスポイント101と無線LANや有線LANによって接続して、データ通信を行う。また、ネットワークI/F208は、後述するアクセスポイント258やアクセスポイント268に接続可能である。USBI/F209は、USBケーブルを経由したUSB接続を制御する。具体的には、USBI/F209は、プリンタや外部アクセスポイント等の装置とUSBによって接続して、データ通信を行う。
また、図2において、プリンタ251は、ネットワークI/F252、RAM253、ROM254、CPU255、プリントエンジン256、及びUSBI/F257を備える。ネットワークI/F252、RAM253、ROM254、CPU255、プリントエンジン256、USBI/F257は、バス250を介して互いに接続されている。
ネットワークI/F252は、プリンタ251が外部装置と無線接続するためのアクセスポイント258を備える。ネットワークI/F252は、無線LAN又は有線LANケーブルを経由した通信処理を制御する。なお、本実施の形態では、無線通信において、無線LANを用いる構成とするが、例えば、Bluetooth等を用いる構成であっても良い。また、ネットワークI/F252は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていても良いし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作しても良い。また、プリンタ251は、複数の通信方式によって通信を行うために、ネットワークI/F252を複数有していても良い。例えば、プリンタ251は、Bluetooth Low Energyや、Near Field Communication、Wi―Fi Aware等の近距離無線通信方式によって通信するインタフェースを更に備えていても良い。
RAM253は、バックアップ電源を必要とするSRAM等で構成される。なお、RAM253は、図示しないデータバックアップ用の1次電池からの給電によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、プリンタ251の設定情報やプリンタ251の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM253に設けられている。また、RAM253は、CPU255の主メモリやワークメモリとしても用いられる。例えば、RAM253は、PC201等から受信した印刷ジョブを一旦保存するための受信バッファとして機能する。
ROM254は、CPU255が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納するメモリ(記憶部)である。本実施の形態では、ROM254に格納されている制御プログラムは、ROM254に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。CPU255は、システム制御部であり、プリンタ251の全体を制御するプロセッサーである。プリントエンジン256は、RAM253に保存された情報やPC201等から受信した印刷ジョブに基づいて、インク等の記録剤を紙等の記録媒体上に付加することで記録媒体上に画像を形成する画像形成処理を実行し、印刷物を出力する。なお、印刷ジョブとは、画像形成処理をプリンタに実行させるためのジョブデータである。
また、図2において、プリンタ261は、ネットワークI/F262、RAM263、ROM264、CPU265、プリントエンジン266、及びUSBI/F267を備える。ネットワークI/F262、RAM263、ROM264、CPU265、プリントエンジン266、及びUSBインタフェース267は、バス260を介して互いに接続されている。
なお、RAM263、ROM264、CPU265、プリントエンジン266、USBインタフェース267は、それぞれプリンタ251におけるRAM253、ROM254、CPU255、プリントエンジン256、USBI/F257と機能及び構成が同じである。
ネットワークI/F262は、プリンタ261が外部装置と無線接続するためのアクセスポイント268を備える。ネットワークI/F262は、無線LAN又は有線LANケーブルを経由した通信処理を制御する。なお、ネットワークI/F262は、プリンタ251と直接無線通信を行っても良く、アクセスポイント101を介してプリンタ251と無線通信を行っても良い。すなわち、ネットワークI/F262は、自身がアクセスポイント268として動作するだけでなく、外部アクセスポイントと接続する子機として動作しても良い。本実施の形態では、一例としてPC201、プリンタ251、プリンタ261の処理の分担を上述したように示したが、この分担の形態に限らず、他の形態であっても構わない。
次に、通信システム100において実行される設定情報の引き継ぎについて説明する。なお、本実施の形態では上述したように、既存の無線通信装置としてのプリンタ251から新しい無線通信装置としてのプリンタ261に置き換える場合を想定し、プリンタ251のネットワーク設定情報をプリンタ261に引き継ぐこととする。また、上述したように、PC201は、アクセスポイント101を介してプリンタ251と通信可能な状態となっているが、プリンタ261とは通信可能な状態ではないこととする。
図3は、図2の表示部210に表示される画面の一例を示す図である。図3に示される各種画面は、設定情報の引き継ぎを行う際に、PC201の表示部210に表示される画面である。図3に示される各種画面は、PC201のCPU203がROM204又は外部記憶装置207に格納されたセットアップ用プログラムを実行することによって表示部210に表示される。セットアップ用プログラムは、プリンタ251やプリンタ261のセットアップを行う際に起動するプログラムであり、ネットワーク設定や、プリンタドライバをインストールする等といった印刷を行うための設定を行うためのプログラムである。
図4は、図1のPC201において実行される引き継ぎ指示処理の手順を示すフローチャートである。図4の引き継ぎ指示処理は、PC201のCPU203がROM204や外部記憶装置207等に格納されたセットアップ用プログラム等のプログラムをRAM206に読み出して実行することによって実現される。図4の引き継ぎ指示処理は、例えば、表示部210に表示された図3(a)のプリンタ引き継ぎ誘導画面301におけるOKボタン302をユーザが押下したことに従って、又はセットアップ用プログラムが起動したことに従って実行される。
図4において、まず、CPU203は、図3(b)の操作ガイド画面303を表示部210に表示させる(ステップS401)。操作ガイド画面303は、データの引き継ぎ先であるプリンタ261をセットアップモードに設定するための操作内容が示された画面である。ユーザが、操作ガイド画面303に従ってプリンタ261における引き継ぎボタン(不図示)を押下すると、プリンタ261はセットアップモードに移行する。セットアップモードとは、プリンタ261のネットワークセットアップを実行するためのモードであり、プリンタ261がネットワーク設定情報を無線通信によって受信することができるモードである。プリンタ261がセットアップモードとして動作する場合、予め定められた所定のSSIDを有する所定のアクセスポイントとして動作する。所定のSSIDは、予め設定されたSSIDであってユーザが変更できないSSIDであり、シリアル番号や機種名等を含む。所定のアクセスポイントは、プリンタ261がセットアップモードである場合のみ使用されるアクセスポイントである。例えば、所定のアクセスポイントは、パスワードが不要なアクセスポイント、又は固定のパスワードで接続可能なアクセスポイントである。PC201やプリンタ251は、所定のアクセスポイントに無線接続可能である。セットアップモードのプリンタ261にPC201やプリンタ251が無線接続した場合、PC201やプリンタ251はプリンタ261と無線通信可能となる。セットアップモードのプリンタ261は、アクセスポイント101を介さずに、PC201やプリンタ251と無線通信を行うことができるが、印刷処理の実行指示を受け付けることはできない。なお、プリンタ261は、プリンタ261の電源が初めて入った場合に、セットアップモードに移行しても良い。ユーザによる引き継ぎボタンの押下に従ってプリンタ261がセットアップモードに移行した後、ユーザが操作ガイド画面303におけるOKボタン304を押下すると、処理はステップS402へ進む。
ステップS402では、CPU203は、データの引き継ぎ元であるプリンタ251に対して、引き継ぎ関連情報取得コマンドを送信する。引き継ぎ関連情報取得コマンドを受信したプリンタ251は、図5の送信制御処理を行う。
図5は、図1のプリンタ251において実行される送信制御処理の手順を示すフローチャートである。図5の送信制御処理は、プリンタ251のCPU255がROM254に格納されたプログラムをRAM253に読み出して実行することによって実現される。
図5において、CPU255は、プリンタ251の周囲に配置されたアクセスポイントの情報を取得する(ステップS501)。ステップS501では、例えば、CPU255は、プリンタ251の周囲に配置されたアクセスポイントから発信されたビーコン信号から、当該アクセスポイントの情報を取得する。プリンタ251の周囲に配置されたアクセスポイントは、例えば、セットアップモードに移行して所定のアクセスポイントとして動作するプリンタ261である。アクセスポイントの情報は、当該アクセスポイントのSSIDやMACアドレスを含む。MACアドレスとは、通信ネットワーク上で各通信主体を一意に識別するために物理的に割り当てられた識別番号である。なお、本実施の形態では、プリンタ251は、PC201から引き継ぎ情報取得コマンドを受信したことに従って、プリンタ251の周囲に配置されたアクセスポイントの情報を取得する構成について説明するが、この構成に限られない。例えば、プリンタ251は、PC201から引き継ぎ情報取得コマンドを受信する前に、予めプリンタ251の周囲に配置されたアクセスポイントの情報を取得しても良い。取得したアクセスポイントの情報は、RAM253等に保存される。
次いで、CPU255は、取得したアクセスポイントの情報の中から、引き継ぎ先のアクセスポイントの情報を抽出する(ステップS502)。具体的に、CPU255は、セットアップモードに移行して所定のアクセスポイントとして動作するプリンタ261の情報を抽出する。
次いで、CPU255は、ステップS502で抽出したアクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259とを含む引き継ぎ関連情報をPC201へ送信し(ステップS503)、送信制御処理を終了する。なお、本実施の形態では、プリンタ251が、引き継ぎ先のアクセスポイントの情報を抽出する処理を行う構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、プリンタ251が、ステップS501で取得した全てのアクセスポイントの情報をPC201へ送信し、PC201が、取得したアクセスポイントの情報の中から、引き継ぎ先のアクセスポイントの情報を抽出しても良い。
図4に戻り、PC201のCPU203は、データの引き継ぎ元であるプリンタ251から引き継ぎ関連情報を受信する(ステップS403)。CPU203は、受信した引き継ぎ関連情報からアクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259とを抽出する処理を行う。次いで、CPU203は、アクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259との抽出を成功したか否かを判別する(ステップS404)。
ステップS404において、アクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259との抽出を失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS413へ進む。ステップS404において、アクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259との抽出を成功したと判別された場合、処理はステップS405へ進む。ステップS405では、CPU203は、図3(c)のプリンタ選択画面305を表示部210に表示させる。プリンタ選択画面305は、プリンタ選択領域306、選択ボタン307で構成される。プリンタ選択領域306には、ステップS403で受信した引き継ぎ関連情報に基づいて引き継ぎ先のプリンタの情報、例えば、セットアップモードに移行して所定のアクセスポイントとして動作するプリンタ261の機種名やシリアル番号等の情報が表示される。例えば、ステップS403で受信した引き継ぎ関連情報に含まれるアクセスポイントの情報が2つ以上であった場合、ユーザは、プリンタ選択領域306に表示された複数の候補の中から、引き継ぎ先のプリンタを選択することができる。なお、この場合、プリンタ選択画面305には、キャンセルボタンが表示されても良い。ユーザがキャンセルボタンを選択した場合、引き継ぎ指示処理は終了する。一方、ユーザが、プリンタ選択領域306に表示された複数の候補の中から引き継ぎ先のプリンタを選択し、更に選択ボタン307を押下した場合、処理はステップS406へ進む。
なお、ステップS403で受信した引き継ぎ関連情報に含まれるアクセスポイントの情報が1つのみである場合、プリンタ選択画面305が表示部210に表示されなくても良い。この場合、当該アクセスポイントの情報に対応するプリンタが引き継ぎ先に決定される。
ステップS406では、CPU203は、図3(d)の引き継ぎ情報選択画面308を表示部210に表示させる。引き継ぎ情報選択画面308は、選択領域309、選択ボタン310で構成される。選択領域309には、ステップS403で受信した引き継ぎ関連情報から抽出した送信可能情報259に含まれる設定情報の一覧が表示される。ユーザが、選択領域309に表示された設定情報の中から引き継ぎ先のプリンタに引き継ぐ設定情報(以下、「引き継ぎ設定情報」という。)を選択し、更に選択ボタン310を押下すると、処理はステップS407へ進む。なお、本実施の形態では、送信可能情報259に含まれる全ての設定情報を引き継ぎ設定情報に決定しても良い。このように送信可能情報259に含まれる全ての設定情報を引き継ぎ設定情報に決定する場合、ステップS406が行われず、引き継ぎ情報選択画面308が表示部210に表示されない。
ステップS407では、CPU203は、データの引き継ぎ元であるプリンタ251に対し、図6のネットワーク設定処理を実行させるための引き継ぎ設定実行コマンドを送信する。この引き継ぎ設定実行コマンドには、ユーザが選択した引き継ぎ先のプリンタを示す情報(以下、「引き継ぎ先プリンタ情報」という。)及び引き継ぎ設定情報が含まれる。CPU203は、ネットワーク設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信するまで待機する。
図6は、図1のプリンタ251において実行されるネットワーク設定処理の手順を示すフローチャートである。図6のネットワーク設定処理は、プリンタ251のCPU255がROM254に格納されたプログラムをRAM253に読み出して実行することによって実現される。
図6において、CPU255は、PC201から受信した引き継ぎ設定実行コマンドから引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報を抽出する処理を行う(ステップS601)。次いで、CPU255は、引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報の抽出を成功したか否かを判別する(ステップS602)。
ステップS602において、CPU255は、引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報の抽出を失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS611へ進む。ステップS602において、引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報の抽出を成功したと判別された場合、処理はステップS603へ進む。
ステップS603では、CPU255は、引き継ぎ先のプリンタとの無線接続処理を行う。具体的に、CPU255は、プリンタ251が接続しているアクセスポイント101の情報を保存し、アクセスポイント101との接続を一旦切断する。これにより、プリンタ251は、PC201と無線通信を行うための接続が切断される。アクセスポイント101との接続を切断した後、CPU255は、引き継ぎ先のプリンタであるプリンタ261と無線接続を行う。なおプリンタ251とプリンタ261との間の接続は、P2Pモードで動作するプリンタ261によって確立されるダイレクト接続である。P2Pモ-ドとは、プリンタが、ネットワ-クを形成する外部装置を介さず、PC201等の他の装置と直接的に通信する形態である。次いで、CPU255は、プリンタ261と無線接続を成功したか否かを判別する(ステップS604)。
ステップS604において、プリンタ261との無線接続が成功したと判別された場合、処理はステップS605へ進む。ステップS605では、CPU255は、データの引き継ぎ先であるプリンタ261に対し、引き継ぎ可能情報リスト269の送信要求を行う。この送信要求を受けたプリンタ261は、引き継ぎ可能情報リスト269をプリンタ251へ送信する。
プリンタ251のCPU255は、プリンタ261から受信した引き継ぎ可能情報リスト269とステップS602で抽出した引き継ぎ設定情報とを比較する(ステップS606)。CPU255は、比較した結果に基づいて、引き継ぎ設定情報を、プリンタ261が引き継ぎ可能な設定情報と、プリンタ261が引き継ぎ不可能な設定情報とに分けてRAM253に保存する。なお、プリンタ261が引き継ぎ可能な設定情報は、プリンタ261が設定可能な設定情報であり、プリンタ261が引き継ぎ不可能な設定情報は、プリンタ261が設定不可能な設定情報である。また、CPU255は、設定パケットを生成する。設定パケットは、例えば、プリンタ261が引き継ぎ可能な設定情報や、プリンタ251と無線接続していたアクセスポイント101と接続するためのネットワーク設定情報(SSID、パスワード)を含む。
次いで、CPU255は、SNMP(Sinmple Network Management Protocol)を用いて、生成した設定パケットをプリンタ261に送信する(ステップS607)。SNMPは、通信機器が属するネットワーク上のデバイス(プリンタを含む)の監視・制御を行うためのプロトコルである。プリンタ251は、SNMPで通信を行うことで、監視・制御対象のデバイスのMIB(Management Information Base)と呼ばれるデータベースの情報の取得及び設定を実施可能である。プリンタ261は、プリンタ251から受信した設定パケットに基づいて、プリンタ251と無線接続していたアクセスポイント101を特定し、特定したアクセスポイント101を検索する。そして、プリンタ261は、検出したアクセスポイント101に対して、設定パケットに含まれるパスワードを用いて接続要求を送信する。この接続要求を受けたアクセスポイント101は、プリンタ261と無線接続を行う。その後、プリンタ261は、設定パケットに含まれるネットワーク設定情報以外の設定情報を反映する処理を行う。この処理を完了すると、プリンタ261とPC201との間でインフラ接続が確立し、プリンタ261における設定情報の設定が完了する。なお、プリンタ251は、PC201に設定されたネットワーク設定情報をPC201から取得し、この情報と自身に設定されたネットワーク設定情報とが一致する場合に、当該ネットワーク設定情報をプリンタ261へ送信しても良い。これにより、PC201と無線接続したアクセスポイントのネットワーク設定情報と異なるネットワーク設定情報が、プリンタ261へ誤って送信されるのを防止することができる。
プリンタ261における設定情報の設定が完了した後、CPU255は、ステップS603で切断していたアクセスポイント101と接続処理を行う(ステップS608)。これにより、プリンタ251は、アクセスポイント101を介してPC201と無線通信可能となる。次いで、CPU255は、無線通信により、引き継ぎ成功通知をPC201へ送信する(ステップS609)。引き継ぎ成功通知には、プリンタ261へ設定情報の引き継ぎを成功したことを示す情報が含まれる。また、引き継ぎ成功通知には、プリンタ261に引き継ぐことができなかった設定情報が含まれる。その後、CPU255は、ネットワーク設定処理を終了する。
ステップS604において、プリンタ261との無線接続を失敗したと判別された場合、ステップS610へ進む。ステップS610では、CPU255は、ステップS603で切断していたアクセスポイント101と接続処理を行う。これにより、プリンタ251は、アクセスポイント101を介してPC201と無線通信可能となる。次いで、CPU255は、無線通信により、引き継ぎ失敗通知をPC201へ送信する(ステップS611)。引き継ぎ失敗通知には、プリンタ261へ設定情報の引き継ぎを失敗したことを示す情報が含まれる。その後、CPU255は、ネットワーク設定処理を終了する。
図4に戻り、PC201のCPU203は、ネットワーク設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信する(ステップS408)。この通知は、ステップS609でプリンタ251が送信した引き継ぎ成功通知又はステップS611でプリンタ251が送信した引き継ぎ失敗通知である。次いで、CPU203は、受信した通知に基づいて、プリンタ261への設定情報の引き継ぎが成功したか否かを判別する(ステップS409)。
ステップS409において、プリンタ261への設定情報の引き継ぎが失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS413へ進む。ステップS409において、プリンタ261への設定情報の引き継ぎが成功したと判別された場合、処理はステップS410へ進む。
ステップS410では、CPU203は、設定情報を引き継いだプリンタ261を検索する。プリンタ261がアクセスポイント101との無線接続に時間がかかる可能性があるため、ステップS410では、時間制限を設け、複数回検索を行っても良い。次いで、CPU203は、ステップS410においてプリンタ261の検出を成功したか否かを判別する(ステップS411)。
ステップS411において、プリンタ261の検出を成功したと判別された場合、処理はステップS412に進む。ステップS412では、CPU203は、設定情報の引き継ぎを完了したことを示す図3(e)の引き継ぎ成功画面311を表示部210に表示させる。引き継ぎ成功画面311には、プリンタ261へ設定情報の引き継ぎを成功したことを示すメッセージが表示される。また、引き継ぎ成功画面311には、プリンタ261に引き継ぐことができなかった設定情報が表示される。なお、引き継ぎ成功画面311には、プリンタ261に引き継ぐことができなかった設定情報が表示されなくても良い。その後、引き継ぎ指示処理は終了する。
ステップS411において、プリンタ261の検出を失敗したと判別された場合、処理はステップS413に進む。ステップS413では、CPU203は、設定情報の引き継ぎを失敗したことを示す図3(f)の引き継ぎ失敗画面312を表示部210に表示させる。その後、引き継ぎ指示処理は終了する。
上述した実施の形態によれば、データの引き継ぎ元のプリンタ251は、PC201による指示に従って、データの引き継ぎ先を検索する。また、プリンタ251は、PC201と無線通信を行うための接続を切断し、データの引き継ぎ先となるプリンタ261と無線接続を確立する。更に、プリンタ251は、プリンタ251が保持する複数の設定情報のうち、ネットワーク設定情報をプリンタ261へ送信する。このような構成により、PC201が引き継ぎ先のプリンタ261と無線接続を行うことができない場合であっても、ネットワーク設定情報をプリンタ261に送信することができる。つまり、引き継ぎ元のプリンタ251に設定されているネットワーク設定情報を引き継ぎ先のプリンタ261に引き継ぐことができる。これにより、PC201とプリンタ261が通信可能となる。
また、上述した実施の形態では、引き継ぎ元のプリンタ251は、当該プリンタ251が保持する複数の設定情報のうち、ネットワーク設定情報と異なる引き継ぎ設定情報を引き継ぎ先のプリンタ261へ送信する。これにより、ネットワーク設定情報の他に、引き継ぎ設定情報も引き継ぎ先のプリンタ261に引き継ぐことができる。
また、上述した実施の形態では、引き継ぎ設定情報は、プリンタ251が保持する複数の設定情報のうち、ユーザに選択された設定情報である。これにより、ユーザが選択した設定情報を引き継ぎ先のプリンタ261に引き継ぐことができる。
また、上述した実施の形態では、引き継ぎ設定情報は、プリンタ251が保持する複数の設定情報のうち、引き継ぎ先のプリンタ261が設定可能な設定情報である。これにより、プリンタ251に保持された設定情報であって引き継ぎ先のプリンタ261が設定可能な設定情報を、プリンタ261に引き継ぐことができる。
上述した実施の形態では、例えば、PC201は、当該PC201と有線LANで接続されたアクセスポイント101を介して、プリンタ251と無線通信を行う。この場合、PC201は、無線通信機能を備えず、有線LANで接続されたアクセスポイント101を介さないと、プリンタ251やプリンタ261と無線通信を行うことができない装置である。このような構成において、アクセスポイント101と接続するためのネットワーク設定情報を、プリンタ251から引き継ぎ先のプリンタ261に容易に引き継ぐことができる。
また、上述した実施の形態では、PC201は、当該PC201と無線LANで接続されたアクセスポイント101を介して、プリンタ251と無線通信を行う。すなわち、PC201は、無線通信機能を備える装置である。このような構成であっても、引き継ぎ先のプリンタ261がPC201と無線通信を行えない程離れていてPC201と無線接続を行うことができない場合に、ネットワーク設定情報をプリンタ251からプリンタ261に引き継ぐことができる。
上述した実施の形態では、プリンタ251及びプリンタ261は、記録媒体に画像を印刷する印刷処理を行う装置である。これにより、既存のプリンタから新しいプリンタに置き換える際に、既存のプリンタに設定されているネットワーク設定情報を新しいプリンタに引き継ぐことができる。
また、上述した実施の形態では、引き継ぎ設定情報は、印刷処理に用いられる設定情報である。これにより、既存のプリンタから新しいプリンタに置き換える際に、既存のプリンタが保持する印刷設定情報を新しいプリンタに引き継ぐことができる。
なお、本実施の形態では、引き継ぎ指示処理を完了した後に、ユーザの合意のもと、CPU203は、データの引き継ぎ元のプリンタ251に対して、電源をOFFにするコマンドを送信しても良い。これにより、印刷を実行する際に、設定情報を引き継いだプリンタ261ではなく、データの引き継ぎ元のプリンタ251を使用して印刷が行われるのを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る通信システムについて説明する。
上述した第1の実施の形態では、引き継ぎ情報選択画面308の選択領域309には、プリンタ251の送信可能情報259に含まれる設定情報の一覧を表示する構成について説明した。しかし、この一覧には、プリンタ261が設定不可能な設定情報も含まれている場合があり、ユーザが引き継ぎ情報選択画面308でプリンタ261が設定不可能な設定情報を選択してしまう懸念がある。そこで、第2の実施の形態では、引き継ぎ情報選択画面308において、データの引き継ぎ先のプリンタ261が設定可能な設定情報のみをユーザに選択させる構成について説明する。なお、第2の実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様の通信システム100が利用されることとし、特に説明がない部分については、上述した第1の実施の形態と同様の構成であるものとする。
図7は、第2の実施の形態におけるPC201によって実行される引き継ぎ指示処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7の引き継ぎ指示処理は、上述した図4の引き継ぎ指示処理と類似する処理であり、以下では、特に、図4の引き継ぎ指示処理と異なる内容について説明する。図7の引き継ぎ指示処理は、図4の引き継ぎ指示処理と同様に、PC201のCPU203がROM204や外部記憶装置207等に格納されたセットアップ用プログラム等のプログラムをRAM206に読み出して実行することによって実現される。図7の引き継ぎ指示処理も、図4の引き継ぎ指示処理と同様に、例えば、表示部210に表示されたプリンタ引き継ぎ誘導画面301におけるOKボタン302をユーザが押下したことに従って、又はセットアップ用プログラムが起動したことに従って実行される。
図7において、まず、ステップS401~S404と同様の処理であるステップS701~S704が行われる。ステップS704において、アクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259との抽出が失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS718へ進む。ステップS704において、アクセスポイントの情報とプリンタ251の送信可能情報259との抽出が成功したと判別された場合、処理はステップS705へ進む。ステップS705では、CPU203は、ステップS405と同様に、プリンタ選択画面305を表示部210に表示させる。
次いで、CPU203は、データの引き継ぎ元のプリンタ251に対し、図8の第1の設定処理を実行させるための引き継ぎ設定実行コマンドを送信する(ステップS706)。この引き継ぎ設定実行コマンドには、ユーザがプリンタ選択画面305で引き継ぎ先のプリンタとして選択したプリンタ261を示す引き継ぎ先プリンタ情報が含まれる。このように、図7の引き継ぎ指示処理では、図4の引き継ぎ指示処理と異なり、ステップS706にてプリンタ251へ送信される引き継ぎ設定実行コマンドには、引き継ぎ設定情報が含まれない。CPU203は、第1の設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信するまで待機する。
図8は、第2の実施の形態におけるプリンタ251によって実行される第1の設定処理の手順を示すフローチャートである。第1の設定処理は、プリンタ251に設定されているネットワーク設定情報をプリンタ261へ引き継ぐための処理である。なお、図8の第1の設定処理は、上述した図6のネットワーク設定処理と類似する処理であり、以下では、特に、上述した図6のネットワーク設定処理と異なる内容について説明する。図8の第1の設定処理も、上述した図6のネットワーク設定処理と同様に、プリンタ251のCPU255がROM254に格納されたプログラムをRAM253に読み出して実行することによって実現される。
図8において、CPU255は、PC201から受信した引き継ぎ設定実行コマンドから引き継ぎ先プリンタ情報を抽出する処理を行う(ステップS801)。次いで、CPU255は、引き継ぎ先プリンタ情報の抽出を成功したか否かを判別する(ステップS802)。
ステップS802において、引き継ぎ先プリンタ情報の抽出を失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS809へ進む。ステップS802において、引き継ぎ先プリンタ情報の抽出を成功したと判別された場合、処理はステップS803へ進む。
ステップ803では、CPU255は、上述したステップS603と同様に、引き継ぎ先のプリンタであるプリンタ261との無線接続処理を行う。次いで、CPU255は、上述したステップS604と同様に、プリンタ261と無線接続を成功したか否かを判別する(ステップS804)。
ステップS804において、プリンタ261との無線接続が成功したと判別された場合、処理はステップS805へ進む。ステップS805では、CPU255は、SNMPを用いて、設定パケットをプリンタ261に送信する。この設定パケットは、プリンタ251と無線接続していたアクセスポイント101と接続するためのネットワーク設定情報(SSID、パスワード)を含む。プリンタ251は、SNMPで通信を行うことで、プリンタ261の情報の取得及び設定を行うことが可能である。プリンタ261は、プリンタ251から受信した設定パケットに基づいて、プリンタ251と接続していたアクセスポイント101を特定し、特定したアクセスポイント101を検索する。そして、プリンタ261は、検出したアクセスポイント101に対して、設定パケットに含まれるパスワードを用いて接続要求を送信する。この接続要求を受けたアクセスポイント101は、プリンタ261と無線接続を行う。なお、第1の設定処理では、図6のネットワーク設定処理と異なり、プリンタ261とアクセスポイント101との無線接続を完了したタイミングで、ネットワーク設定情報以外の設定情報を反映する処理が行われない。アクセスポイント101との無線接続を完了すると、プリンタ261とPC201との間でインフラ接続が確立し、プリンタ261におけるネットワーク設定情報の設定が完了する。
プリンタ261におけるネットワーク設定情報の設定が完了した後、CPU255は、ステップS803で切断していたアクセスポイント101と接続処理を行う(ステップS808)。これにより、プリンタ251は、アクセスポイント101を介してPC201と無線通信可能となる。次いで、CPU255は、引き継ぎ成功通知をPC201へ送信する(ステップS809)。この引き継ぎ成功通知には、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎを成功したことを示す情報が含まれる。その後、第1の設定処理は終了する。
ステップS804において、プリンタ261との無線接続が失敗したと判別された場合、CPU255は、ステップS803で切断していたアクセスポイント101と接続処理を行う(ステップS808)。これにより、プリンタ251は、アクセスポイント101を介してPC201と無線通信可能となる。次いで、CPU255は、引き継ぎ失敗通知をPC201へ送信する(ステップS809)。この引き継ぎ失敗通知には、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎが失敗したことを示す情報が含まれる。その後、第1の設定処理は終了する。
図7に戻り、PC201のCPU203は、第1の設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信する(ステップS707)。この通知は、引き継ぎ成功通知又は引き継ぎ失敗通知である。次いで、CPU203は、受信した通知に基づいて、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎが成功したか否かを判別する(ステップS708)。
ステップS708において、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎが失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS718へ進む。ステップS708において、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎを成功したと判別された場合、処理はステップS709へ進む。ステップS709では、CPU203は、プリンタ251からネットワーク設定情報を引き継いだプリンタ261を検索する(ステップS709)。なお、ステップS709でも、上述したステップS410と同様に、時間制限を設け、複数回検索を行っても良い。次いで、CPU203は、ステップS709においてプリンタ261の検出を成功したか否かを判別する(ステップS710)。
ステップS710において、プリンタ261の検出が失敗したと判別された場合、処理はステップS718へ進む。ステップS718では、CPU203は、上述したステップS413と同様に、引き継ぎ失敗画面312を表示部210に表示させる。その後、引き継ぎ指示処理は終了する。
ステップS710において、プリンタ261の検出を成功したと判別された場合、処理はステップS711へ進む。ステップS711では、CPU203は、引き継ぎ可能情報リスト269の送信を要求するリスト要求コマンドをプリンタ261へ送信する。このリスト要求コマンドを受信したプリンタ261は、引き継ぎ可能情報リスト269をPC201へ送信する。なお、プリンタ261がアクセスポイント101との無線接続を成功したことにより、PC201、プリンタ251、プリンタ261は、同じネットワーク上に存在するデバイスとなり、互いに通信も可能となる。
PC201のCPU203は、プリンタ261から受信した引き継ぎ可能情報リスト269と、ステップS703で受信した引き継ぎ関連情報に含まれるプリンタ251の送信可能情報259とを比較する(ステップS712)。CPU203は、比較した結果、一致した設定情報を引き継ぎ候補情報としてRAM206に保存する。次いで、CPU203は、引き継ぎ情報選択画面308を表示部210に表示させる(ステップS713)。引き継ぎ情報選択画面308の選択領域309には、RAM206に保存された引き継ぎ候補情報が表示される。このように、第2の実施の形態において、引き継ぎ情報選択画面308の選択領域309には、ネットワーク設定情報以外の設定情報であってプリンタ261が設定可能な設定情報のみが表示される。これにより、引き継ぎ情報選択画面308において、プリンタ261が設定可能な設定情報のみをユーザに選択させることができる。ユーザが、選択領域309に表示された設定情報の中から引き継ぎ設定情報を選択し、更に選択ボタン310を押下すると、処理はステップS714へ進む。
ステップS714では、CPU203は、プリンタ251に対して、図9の第2の設定処理を実行させるための引き継ぎ設定実行コマンドを送信する。この引き継ぎ設定実行コマンドには、ユーザがプリンタ選択画面305で引き継ぎ先のプリンタとして選択したプリンタ261を示す引き継ぎ先プリンタ情報と、ユーザが引き継ぎ情報選択画面308で選択した引き継ぎ設定情報が含まれる。CPU203は、第2の設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信するまで待機する。
図9は、第2の実施の形態におけるプリンタ251によって実行される第2の設定処理の手順を示すフローチャートである。第2の設定処理は、引き継ぎ設定情報をプリンタ261へ引き継ぐための処理である。なお、図9の第2の設定処理は、上述した図6のネットワーク設定処理と類似する処理であり、以下では、特に、上述した図6のネットワーク設定処理と異なる内容について説明する。図9の第2の設定処理も、上述した図6のネットワーク設定処理と同様に、プリンタ251のCPU255がROM254に格納されたプログラムをRAM253に読み出して実行することによって実現される。
図9において、上述したステップS601、S602と同様の処理であるステップS901、S902が行われる。
ステップS902において、引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報の抽出を失敗したと判別された場合、処理は後述するステップS907へ進む。ステップS902において、引き継ぎ先プリンタ情報及び引き継ぎ設定情報の抽出を成功したと判別された場合、処理はステップS903へ進む。
ステップS903では、CPU255は、ステップS901で抽出した引き継ぎ先プリンタ情報に基づいて、引き継ぎ先のプリンタであるプリンタ261を検索する。次いで、CPU255は、ステップS903においてプリンタ261の検出を成功したか否かを判別する(ステップS904)。
ステップS904において、プリンタ261の検出を成功したと判別された場合、CPU255は、引き継ぎ設定情報を含む設定パケットを生成する。例えば、引き継ぎ設定情報に印刷設定情報が含まれる場合、設定パケットには、プリンタ251の印刷設定情報が含まれる。次いで、CPU255は、SNMPを用いて、この設定パケットをプリンタ261へ送信する(ステップS905)。プリンタ261は、受信した設定パケットに含まれる設定情報を反映する処理を行う。
次いで、CPU255は、引き継ぎ成功通知をPC201へ送信する(ステップS906)。この引き継ぎ成功通知には、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを成功したことを示す情報が含まれる。その後、第2の設定処理は終了する。
ステップS904において、プリンタ261の検出を失敗したと判別された場合、CPU255は、引き継ぎ失敗通知をPC201へ送信する(ステップS907)。この引き継ぎ失敗通知には、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを失敗したことを示す情報が含まれる。その後、第2の設定処理は終了する。
なお、図9の第2の設定処理に相当する処理を、PC201が実行しても良い。具体的には、PC201のCPU203は、プリンタ251のROM254等に保存されている複数の設定情報の中から、引き継ぎ設定情報をプリンタ251から取得する。次いで、CPU203は、取得した引き継ぎ設定情報をプリンタ261へ送信する。なお、プリンタ251の情報の取得やプリンタ261への情報の送信には、SNMPが用いられる。
図7に戻り、PC201のCPU203は、第2の設定処理の実行結果を示す通知をプリンタ251から受信する(ステップS715)。この通知は、上述したステップS906で送信される引き継ぎ成功通知、又は上述したステップS907で送信される引き継ぎ失敗通知である。次いで、CPU203は、受信した通知に基づいて、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを成功したか否かを判別する(ステップS716)。
ステップS716において、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを成功したと判別された場合、処理はステップS717へ進む。ステップS717では、CPU203は、引き継ぎ成功画面311を表示部210に表示させる。なお、第2の実施の形態では、上述したようにプリンタ261が設定可能な情報の中から引き継ぎ設定情報がユーザによって選択されている。このため、上述した第1の実施の形態と異なり、この引き継ぎ成功画面311には、プリンタ261に引き継ぐことができなかった設定情報は表示されない。その後、CPU203は、引き継ぎ指示処理を終了する。
ステップS716において、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを失敗したと判別された場合、処理はステップS719へ進む。ステップS719では、CPU203は、図3(g)の一部引き継ぎ失敗画面313を表示部210に表示させる。一部引き継ぎ失敗画面313には、プリンタ261へネットワーク設定情報の引き継ぎを成功したことを示すメッセージが表示される。また、一部引き継ぎ失敗画面313には、プリンタ261へ引き継ぎ設定情報の引き継ぎを失敗したことを示すメッセージも表示される。その後、CPU203は、引き継ぎ指示処理を終了する。
以上説明した通り、引き継ぎ設定情報は、データの引き継ぎ先のプリンタ261がネットワーク設定情報を用いてPC201及びプリンタ251と同じネットワークに参加した後の所定のタイミングで、プリンタ261へ送信される。これにより、引き継ぎ情報選択画面308をPC201の表示部210に表示させる構成において、プリンタ261に対する特殊な操作をユーザに強いることなく、PC201は、アクセスポイント101を介した無線通信により、プリンタ261が設定可能な設定情報をプリンタ261から取得することができる。その結果、プリンタ261が設定可能な設定情報の中から引き継ぎ設定情報をユーザに選択させることができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータで連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータで連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
なお、本実施の形態の開示は、以下の構成及び方法及びプログラム及びシステムを含む。
(構成1)情報処理装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置は、前記情報処理装置から送信された、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記他の通信装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする通信装置。
(構成2)前記設定情報は、前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関するネットワーク設定情報であることを特徴とする構成1に記載の通信装置。
(構成3)前記設定情報は、前記ネットワーク設定情報と異なる他の設定情報であることを特徴とする構成2に記載の通信装置。
(構成4)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、ユーザに選択された設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成5)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された設定情報であって前記他の通信装置が設定可能な設定情報の中からユーザに選択された設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成6)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、前記他の通信装置が設定可能な設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成7)前記他の設定情報は、前記所定の無線通信装置が前記ネットワーク設定情報を用いて前記情報処理装置及び前記通信装置と同じネットワークに参加した後の所定のタイミングで、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成8)前記情報処理装置は、前記通信装置が前記ネットワーク設定情報を前記他の通信装置へ送信する処理を完了した後に前記通信装置をシャットダウンさせる手段を更に備えることを特徴とする構成2乃至7のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成9)前記情報処理装置は、当該情報処理装置と有線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする構成1乃至8のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成10)前記情報処理装置は、当該情報処理装置と無線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする構成1乃至9のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成11)前記通信装置及び前記他の通信装置は、プリンタであることを特徴とする構成1乃至10のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成12)前記他の設定情報は、記録媒体に画像を印刷する印刷処理に用いられる設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成13)前記ネットワーク設定情報は、前記情報処理装置に設定されているネットワーク設定情報と一致する場合に、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする構成1乃至7のいずれか一つに記載の通信装置。
(方法1)情報処理装置と通信可能な通信装置の制御方法であって、前記通信装置は、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする制御方法。
(プログラム1)請求項1に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(システム1)情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な第1の通信装置と前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置からなるシステムであって、前記情報処理装置は、前記情報処理装置と前記第2の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報を前記第1の通信装置に送信する指示手段を備え、前記第1の通信装置は、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信する送信手段を備える、ことを特徴とするシステム。
(構成1)情報処理装置と通信可能な通信装置であって、前記通信装置は、前記情報処理装置から送信された、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記他の通信装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする通信装置。
(構成2)前記設定情報は、前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関するネットワーク設定情報であることを特徴とする構成1に記載の通信装置。
(構成3)前記設定情報は、前記ネットワーク設定情報と異なる他の設定情報であることを特徴とする構成2に記載の通信装置。
(構成4)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、ユーザに選択された設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成5)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された設定情報であって前記他の通信装置が設定可能な設定情報の中からユーザに選択された設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成6)前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、前記他の通信装置が設定可能な設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成7)前記他の設定情報は、前記所定の無線通信装置が前記ネットワーク設定情報を用いて前記情報処理装置及び前記通信装置と同じネットワークに参加した後の所定のタイミングで、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成8)前記情報処理装置は、前記通信装置が前記ネットワーク設定情報を前記他の通信装置へ送信する処理を完了した後に前記通信装置をシャットダウンさせる手段を更に備えることを特徴とする構成2乃至7のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成9)前記情報処理装置は、当該情報処理装置と有線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする構成1乃至8のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成10)前記情報処理装置は、当該情報処理装置と無線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする構成1乃至9のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成11)前記通信装置及び前記他の通信装置は、プリンタであることを特徴とする構成1乃至10のいずれか一つに記載の通信装置。
(構成12)前記他の設定情報は、記録媒体に画像を印刷する印刷処理に用いられる設定情報であることを特徴とする構成3に記載の通信装置。
(構成13)前記ネットワーク設定情報は、前記情報処理装置に設定されているネットワーク設定情報と一致する場合に、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする構成1乃至7のいずれか一つに記載の通信装置。
(方法1)情報処理装置と通信可能な通信装置の制御方法であって、前記通信装置は、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする制御方法。
(プログラム1)請求項1に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(システム1)情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な第1の通信装置と前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置からなるシステムであって、前記情報処理装置は、前記情報処理装置と前記第2の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報を前記第1の通信装置に送信する指示手段を備え、前記第1の通信装置は、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信する送信手段を備える、ことを特徴とするシステム。
100 通信システム
201 PC
251 プリンタ
261 プリンタ
201 PC
251 プリンタ
261 プリンタ
Claims (16)
- 情報処理装置と通信可能な通信装置であって、
前記通信装置は、前記情報処理装置から送信された、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記他の通信装置に送信する送信手段を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記設定情報は、前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関するネットワーク設定情報であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記設定情報は、前記ネットワーク設定情報と異なる他の設定情報であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、ユーザに選択された設定情報であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された設定情報であって前記他の通信装置が設定可能な設定情報の中からユーザに選択された設定情報であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記他の設定情報は、前記通信装置の格納手段に格納された複数の設定情報のうち、前記他の通信装置が設定可能な設定情報であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記他の設定情報は、前記他の通信装置が前記ネットワーク設定情報を用いて前記情報処理装置及び前記通信装置と同じネットワークに参加した後の所定のタイミングで、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記情報処理装置は、前記通信装置が前記ネットワーク設定情報を前記他の通信装置へ送信する処理を完了した後に前記通信装置をシャットダウンさせる手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記情報処理装置は、当該情報処理装置と有線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記情報処理装置は、当該情報処理装置と無線LANで接続された無線中継装置を介して、前記通信装置と無線通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記通信装置及び前記他の通信装置は、プリンタであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記他の設定情報は、記録媒体に画像を印刷する印刷処理に用いられる設定情報であることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記ネットワーク設定情報は、前記情報処理装置に設定されているネットワーク設定情報と一致する場合に、前記他の通信装置へ送信されることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 情報処理装置と通信可能な通信装置の制御方法であって、
前記通信装置は、前記情報処理装置と前記通信装置と異なる他の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記他の通信装置に送信する送信ステップを有することを特徴とする制御方法。 - 請求項1に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な第1の通信装置と前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置からなるシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置と前記第2の通信装置との間の通信に関する設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報を前記第1の通信装置に送信する指示手段を備え、
前記第1の通信装置は、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信することを示す指示情報に基づいて、前記設定情報を前記第2の通信装置に送信する送信手段を備える、ことを特徴とするシステム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022169993A JP2024062162A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 通信装置、制御方法、プログラム、及びシステム |
US18/381,270 US20240235938A9 (en) | 2022-10-24 | 2023-10-18 | Communication apparatus communicable with information processing apparatus, control method for communication apparatus, storage medium, and system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022169993A JP2024062162A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 通信装置、制御方法、プログラム、及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024062162A true JP2024062162A (ja) | 2024-05-09 |
Family
ID=90970631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022169993A Pending JP2024062162A (ja) | 2022-10-24 | 2022-10-24 | 通信装置、制御方法、プログラム、及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024062162A (ja) |
-
2022
- 2022-10-24 JP JP2022169993A patent/JP2024062162A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US20240137275A1 (en) | 2024-04-25 |
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