JP2024061187A - 乗物用収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納部に収納される様々な形状の物品を固定可能であり、かつ、見映えを向上させることができる乗物用収納構造を提供する。【解決手段】乗物用内装材14に設けられた収納部20に収納物を収納する乗物用収納構造1であって、前記収納部20は、乗物室内側に向けて開口した開口部17を有するとともに、前記開口部17から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間Rを形成する収納部本体21と、前記開口部17を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部31と、を備え、前記蓋部31は、その板面を貫通して乗物室内面側から機能部品60を取り付けるための複数の取付孔40を有し、前記蓋部31のうち前記収納空間R側の面に、前記収納部本体21内に収納された収納物と前記蓋部31との間に介在して前記収納物に押し当てられるとともに前記複数の取付孔40を塞ぐ塊状の弾性体からなる介在部材50が取り付けられている。【選択図】図5

Description

本明細書に開示する技術は、乗物用収納構造に関する。
下記特許文献1には、車両のラゲッジサイドトリムに設けられた開口を通して収納部内に物品を収納可能な収納構造が開示されている。この収納構造は、物品と干渉する固定用部品と、固定用部品の一端部を支持する第1支持部材と、固定用部品の他端部に係合される第2支持部材とを備えており、固定用部品、第1支持部材、および第2支持部材の少なくとも1つに設けられた弾性部を弾性変形させて固定用部品を第2支持部材に係合させることで、収納部内に物品を固定する構成とされている。
しかし上記構成のものは、固定する物品の押さえ形状(へこみ)を利用して抑える構成のため、固定できる物品が限定される。
一方、乗物の室内意匠面に対して、室内側から機能部品を所望の位置に着脱可能に取り付ける技術が知られている。例えば特許文献2には、ドアトリムに複数の機能部品用取付孔を設け、機能部品から突出する突出部を取付孔に挿通させるとともにスライドさせて孔縁部に係止させることで、機能部品を所望の位置に着脱可能に取り付ける技術が開示されている。
しかし、このような複数の取付孔を、上述した車両の内装材に設けられた収納部の開口を塞ぐ蓋部に適用した場合、取付孔を通して収納部の内側が外部に露出するため、収納物の種類や収納部が設けられる場所によっては、視た目が低下する場合がある。
特開2020-111234号公報 特開2020-157788号公報
本明細書に開示される技術は上記事情に基づいて完成されたものであって、収納部に収納される様々な形状の物品を固定可能であり、かつ、見映えを向上させることができる乗物用収納構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本明細書に開示される技術は、乗物用内装材に設けられた収納部に収納物を収納する乗物用収納構造であって、前記収納部は、乗物室内側に向けて開口した開口部を有するとともに、前記開口部から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間を形成する収納部本体と、前記開口部を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部と、を備え、前記蓋部は、その板面を貫通して乗物室内面側から機能部品を取り付けるための複数の取付孔を有し、前記蓋部のうち前記収納空間側の面に、前記収納部本体内に収納された収納物と前記蓋部との間に介在して前記収納物に押し当てられるとともに前記複数の取付孔を塞ぐ塊状の弾性体からなる介在部材が取り付けられている。
上記構成によれば、収納部内に収納された収納物を、車両の振動等による異音及びがたつきを介在部材により抑制しつつ、固定することができる。しかも、介在部材は、蓋部に対して複数の取付孔を塞ぐように取り付けられるから、取付孔を通して収納部の内側が車室内に露出することがなく、乗員からの見映えが向上する。
前記介在部材は、前記複数の取付孔を一括に取り囲む形で前記蓋部に対して取り付けられていてもよい。
上記構成によれば、蓋部に取り付けられた介在部材のうち複数並んだ各取付孔の周囲に配される部分は蓋部から容易に離隔可能とされるから、複数の各取付孔の周囲が蓋部に取り付けられる構成と比較して、乗物室内側から取付孔に機能部品を取り付ける際の取付作業が容易になる。
前記取付孔は、前記機能部品から突出する突出部の先端側に位置する先端側部を挿入可能な挿入孔部と、前記挿入孔部に連なるとともに、前記先端側部より小径とされて前記先端側部よりも基端側に位置する基端側部を挿通可能な係止孔部と、を備えており、前記収納部内に前記収納物が収納された状態において、前記介在部材は、前記収納物に押し当てられるとともに、前記係止孔部の孔縁部に係止した前記先端側部に対して前記収納空間側から押し当てられていてもよい。
上記構成によれば、取付孔に取り付けられた機能部品は、先端側部に介在部材が押し当てられることにより、車両の振動等による異音及びがたつきが抑えられる。
本明細書に開示する技術によれば、収納部に収納される様々な形状の物品を、車両の振動等による異音及びがたつきを抑制しつつ安定して固定可能であり、かつ、見映えを向上させることが可能な乗物用収納構造を提供することができる。
一実施形態に係る車両用収納構造を採用した車両の荷室を示す斜視図 デッキサイドトリムを車室内側から視た図 収納部の分解斜視図 蓋部を閉じる途中の収納部の縦断面図 蓋部を閉じた状態の収納部の縦断面図 図5の一部拡大縦断面図 蓋部の正面図 蓋部を閉じた状態の収納部の横断面図 図8の一部拡大断面図 他の実施形態に係る車両収納構造を採用したドアトリムを車室内側から視た図
一実施形態の車両用収納構造(乗物用収納構造)1を図1から図9によって説明する。以下の説明において、図1における紙面奥側を車両前方側とし、手前側を車両後方側とする。また、図2における左側を車両前方側とし、右側を車両後方側とする。また、上下とは車両上下方向(図1の上下方向)、右は車両進行方向における右側、左は車両進行方向における左側を、それぞれ意味することとする。さらに、複数の同一部位については、一の部位に符号を付し、他の部位については符号を省略することがある。
図1は、車両(乗物の一例)10の後部に設けられた荷室11を車両後方から視た斜視図である。図1に示すように、この荷室11は、車両後方ドア(図示せず)を開けた状態で車両後部開口12からアクセス可能とされている。荷室11は、床面を構成するデッキボード13と、デッキボード13の車両幅方向両側に配され、デッキボード13の両端部から立ち上がる形態で車両の前後方向かつ上下方向に延在する側壁面を構成する一対のデッキサイドトリム(乗物用内装材の一例)14と、を備えている。
デッキサイドトリム14のうち前方かつ下方には、ホイールハウスに倣う形でホイールハウス部15が設けられている。また、デッキサイドトリム14のうちホイールハウス部15の後方には、左右それぞれに、収納部20が設けられている。以下、右側のデッキサイドトリム14に配された収納部20を基準として説明するが、左側の収納部20も同様の形態である。
収納部20は、図4および図5に示すように、収納部本体21と蓋部31とを備えて構成されている。収納部本体21は、デッキサイドトリム14の主面において開口する開口部17から、車室外側に窪む収納空間Rを形成する部分である。
本実施形態において、収納部本体21は、デッキサイドトリム14の主面を構成する主面部16とは別部材で形成されている。収納部本体21は、デッキサイドトリム14の主面において開口する開口部17の奥方に位置する奥壁22と、車両下方に位置する底壁23と、底壁23と対向する上壁24と、車両前方及び後方に位置する前壁25及び後壁26と、を備える箱型をなしている(図3参照)。なお収納部本体21は、主面部16と一体に形成してもよい。
図4に示すように、収納部本体21の開口である本体開口部27は、主面部16に設けられた開口部17よりやや小さい寸法に設定されており、開口部17の車室外面側に、開口部17に臨む形で配されるように、収納部本体21が主面部16に対して図示しない固定部により固定されている。
本体開口部27の開口縁部には、径方向の外側に向けて延びるフランジ部28が設けられている。また、フランジ部28の外縁には、車室内側に向けて立ち上がる肉厚の立壁29が設けられており、立壁29の車室内側の端面が、主面部16の車室外面に当接している。これにより、主面部16の開口部17と本体開口部27と間に、立壁29の内周面を溝底部とする断面略U字形状の溝部30が、開口部17を取り囲む形で形成されている。
一方、上述した蓋部31は、全体として概ね平坦な板状の蓋部本体32と、蓋部本体の外周縁部から車室外側に向けて立ち上がる蓋部側立壁33とを備える。蓋部本体32は、主面部16の開口部17にぴったり嵌る大きさ、すなわち、主面部16の開口部17と同等あるいは僅かに小さい寸法に設定されている。また、蓋部側立壁33は、蓋部31が主面部16の開口部17を塞いだ状態において、収納部本体21のフランジ部28に当接する立ち上がり寸法とされている(図5参照)。
蓋部側立壁33のうち、蓋部本体32の下縁部から立ち上がる下側立壁33Lには、車両前後方向の全体にわたって下方に向けて突出する係止リブ34が設けられている。この係止リブ34は、蓋部31が主面部16の開口部17を塞いだ状態において、上述した溝部30内に配され、開口部17の下縁部に車室外側から係止する(図5参照)。
また、蓋部側立壁33のうち、蓋部本体32の上縁部から立ち上がる上側立壁33Uには、前後方向の両端部寄りに、上側係止部35が設けられている。上側係止部35は、上側立壁33Uの上面から突出する突出位置と、突出しない退避位置との間で進退可能な片状とされている。上側係止部35は、蓋部31が主面部16の開口部17を塞いだ状態において突出位置とすることで、上述した溝部30内に配され、開口部17の上縁部に車室外側から係止する(図5参照)。また、退避位置とすることで係止を解き、蓋部31の上端をフリーの状態とすることができる(図4参照)。
なお、上側係止部35は、その下方に設けられた操作部36により、係止位置と退避位置との間で移動可能とされている。
この蓋部31には、種々の機能部品を取り付けるための複数の取付孔40が板面を貫通して形成されている。これら複数の取付孔40は、横方向および縦方向に行列状に配されている。具体的には、図7に示すように、横3行縦4列とされている。各取付孔40は、円形状の挿入孔部41と、挿入孔部41の孔縁から外側に延び出した長孔状の複数(本実施例においては3つ)の係止孔部42と、からなる。
これらの取付孔40は、蓋部31に設けられた膨出部37に設けられている。詳細には、蓋部31のうち操作部36の下方には、車両における前後方向(図7の左右方向)に延びて蓋部31の板面から乗物室内側に丘状に膨出する膨出部37が上下方向に並んで3本設けられている。膨出部37は、蓋部31の板面と平行に延在する膨出面37Aを備えており、複数の取付孔40は、この膨出面37Aに設けられている(図6参照)。つまり、1本の膨出部37に、それぞれ、4つの取付孔40が設けられている。
これらの取付孔40には、取付孔40に係合させるための、後述する突出部62を有する機能部品を取り付けることができる。機能部品としては、例えば、種々のものを引っ掛けることが可能なフックや、タブレット等の小物を収納可能な収納ボックス、ティッシュボックスケース60等が挙げられる。図2は、取付孔40にティッシュボックスケース60が取り付けられた例を示している。
以下、突出部62について詳細に説明すると、本実施形態において突出部62はティッシュボックスケース60の背面に2本設けられており、図9に示すように、先端側に位置する先端側部63と、基端側に位置する基端側部64と、を備えている。これら先端側部63および基端側部64は、それぞれ円柱状をなしている。先端側部63の直径D1は、基端側部64の直径D2よりも大きいものとされる。
先端側部63の直径D1は、図7に示す挿入孔部41の直径B1よりもやや小さい値に設定されており、先端側部63を挿入孔部41挿通することが可能となっている。また、基端側部64の直径D2は、係止孔部42の幅B2とほぼ同じ又は幅B2よりもわずかに小さいものとされる。つまり、基端側部64は、係止孔部42内において、係止孔部42の長手方向に沿って変位可能となっている。
機能部品60に設けられた2つの突出部62は、複数の取付孔40のうちのいずれかの高さの2つの取付孔40に対して選択的に挿入される。つまり、どの取付孔40を選択するかによって、機能部品60の蓋部31に対する取り付け高さを変更することができる。
さて、本実施形態において蓋部31の車室外面(収納空間R側の面)には、介在部材50が取り付けられている。介在部材50は、スポンジのように弾性変形可能な柔らかい塊状の発泡材からなり、図3に示すように、全体として略直方体形状をなしている。
介在部材50は、その車両前後方向の寸法L1が本体開口部27の前後方向の寸法よりやや小さく、その上下方向の寸法L2が本体開口部27の上下方向の寸法より小さく、車両幅方向の寸法L3が収納部本体21の幅方向の寸法の約2/3程度の大きさに設定されている(図3参照)。そして、車室内側の面の周端部において、蓋部31に対して粘着材51により取り付けられている。つまり、複数の取付孔40を一括に取り囲む形で、蓋部31に対して取り付けられている。これにより、取付孔40は収納空間R側から介在部材50により塞がれた状態とされとされる。つまり、介在部材50より奥方(収納部本体21の内側)は介在部材50により目隠しされた状態とされる。
また、介在部材50は、取付孔40から外れた周端部が蓋部31に対して粘着材51で取り付けられるため、取付孔40の部分は未接着状態となる。これにより、機能部品を車室内側から着脱する際に介在部材50を押し退けることができ、機能部品の着脱時に介在部材50が支障をきたすことがない。
なお、蓋部31が開口部17を塞ぐ前(図4参照)、あるいは、収納部20内に収納物が収納されていない状態においては、介在部材50のうち膨出部37に対応する部分は、蓋部31(膨出部37の収納空間R側の面)から僅かに離隔した位置に配され、それ以外の部分は蓋部31の収納空間R側の面に当接した状態あるいは隣接した状態とされる。一方、図5に示すように、介在部材50が収納部20内に収納されたペットボトルP等の収納物に押し当てられた状態においては、介在部材50はペットボトルPの外面に沿って弾性変形し、介在部材50のうち膨出部37に対応する部分は、膨出部37の内側に押し込まれた状態とされる(図6参照)。
本実施形態の車両用収納構造1は上述した通りであって、次に、収納部20の利用方法の一例について説明する。この収納部20に例えば収納物としてペットボトルPを収納する際には、まず、開口部17を塞いでいる蓋部31の操作部36を回転させて係止状態を解除し、蓋部31を取り外して収納空間Rを車室内側に開放する。そして、2本のペットボトルPを収納部本体21の内側に立てた状態で並べる。
次に、図4に示すように、蓋部31の下端に設けられた係止リブ34をデッキサイドトリム14の開口部17の内周に形成された溝部30内に斜めに嵌め入れ、蓋部31の下端部を回動中心として上端部を回動させて、開口部17を塞ぐ。この時、介在部材50はペットボトルPに押し付けられ、ペットボトルPの外面に沿う形で弾性変形し、その弾発力により、ペットボトルPを収納部本体21の奥壁22に押さえつける(図5および7参照)。
このように介在部材50がペットボトルPに押し当てられると、介在部材50はその弾発力により全体が変形し、車室内側の面が蓋部31に対して押し付けられる。図6および図9はその様子を示しており、弾性変形前には膨出部37から離隔した位置に配されていた介在部材50は、膨出部37の内側に押し込まれる。この時、図9に示すように取付孔40にティッシュボックスケース60等の機能部品の突出部62が係止している場合には、介在部材50は先端側部63に対して押し当てられる。これにより、ティッシュボックスケース60は蓋部31に対して安定的に取り付けられる。
開口部17が蓋部31により完全に塞がれたら、操作部36を回動操作し、上側係止部35を溝部30内に突出させて、蓋部31を開口部17の縁部に係止する。これにより、収納物(ペットボトルP)の収納操作が完了する。
次に、作用効果について説明する。本実施形態は、デッキサイドトリム14に設けられた収納部20に収納物を収納する車両用収納構造1であって、収納部20は、車室内側に向けて開口した開口部17を有するとともに、開口部17から車室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間Rを形成する収納部本体21と、開口部17を車室内側から閉塞する板状の蓋部31と、を備え、蓋部31は、その板面を貫通して車室内面側からティッシュボックスケース60等の機能部品を取り付けるための複数の取付孔40を有し、蓋部31のうち収納空間R側の面に、収納部本体21内に収納されたペットボトルPと蓋部31との間に介在してペットボトルPに押し当てられるとともに複数の取付孔40を塞ぐ塊状の弾性体からなる介在部材50が取り付けられている。
上記構成によれば、収納部20内に収納されたペットボトルPの車両の振動等による異音及びがたつきを介在部材50により抑制することができる。しかも、介在部材50は、蓋部31に対して複数の取付孔40を塞ぐように取り付けられるから、取付孔40を通して収納部20の内側が車室内に露出することがなく、乗員からの見映えが向上する。
介在部材50は、複数の取付孔40を一括に取り囲む形で蓋部31に対して取り付けられている。このような構成によれば、蓋部31に取り付けられた介在部材50のうち複数並んだ各取付孔40の周囲に配される部分は蓋部31から容易に離隔可能とされるから、複数の各取付孔40の周囲が蓋部31に取り付けられる構成と比較して、車室内側から取付孔40にティッシュボックスケース60等の機能部品を取り付ける際の取付作業が容易になる。
取付孔40は、ティッシュボックスケース60等の機能部品から突出する突出部62の先端側に位置する先端側部63を挿入可能な挿入孔部41と、挿入孔部41に連なるとともに、先端側部63より小径とされて先端側部63よりも基端側に位置する基端側部64を挿通可能な係止孔部42と、を備えており、収納部20内にペットボトルP等の収納物が収納された状態において、介在部材50は、ペットボトルPに押し当てられるとともに、係止孔部42の孔縁部に係止した先端側部63に対して収納空間R側から押し当てられる。
上記構成によれば、取付孔40に取り付けられたティッシュボックスケース60等の機能部品は、先端側部63に介在部材50が押し当てられることにより、車両の振動等による異音及びがたつきが抑えられる。
このように、本実施形態によれば、ペットボトルPや、ボール等の小物が詰められた袋等、多様な物品を収納することが想定され得る収納部20において、その形状によらず好適に収納物を保持することができるとともに、見映えが向上する。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、デッキサイドトリム14に設けた収納部20の車両用収納構造1について示したが、収納構造は、例えば図10に示すように、ドアトリム70等、乗物用内装材の他の部分に設けられた収納部についても適用させることができる。
(2)介在部材50を蓋部31に対して取り付けるための構造は、上記実施形態に限るものでない。例えば、蓋部および介在部材に互いに係合する係合構造を設ける形態とすることもできる。
(3)また、介在部材が蓋部に対して取付孔を一括に取り囲むように取り付けられていない構成も、技術的範囲に含まれる。
(4)上記実施形態では、蓋部31に膨出部37を設け、膨出部37に取付孔40を設ける構成を示したが、取付孔が蓋部の膨出部でない部分に設けられる形態や、蓋部に膨出部が設けられない形態とすることもできる。
(5)介在部材は、取付孔から離隔する位置に配置されていてもよく、密着するように配置されていてもよい。要は、介在部材が、収納部に収納された収納物に押し当てられるとともに、乗物室内側から取付孔を通して収納物が見えない位置に配されていればよい。
1:車両用収納構造(乗物用収納構造)、14:デッキサイドトリム(乗物用内装材)、17:開口部、20:収納部、21:収納部本体、27:本体開口部、31:蓋部、32:蓋部本体、37:膨出部、40:取付孔、41:挿入孔部、42:係止孔部、50:介在部材、51:粘着剤、60:ティッシュボックスケース(機能部品)、62:突出部、63:先端側部、64:基端側部、70:ドアトリム(乗物用内装材)、80:収納ボックス(機能部品)、P:ペットボトル(収納物)、R:収納空間

Claims (3)

  1. 乗物用内装材に設けられた収納部に収納物を収納する乗物用収納構造であって、
    前記収納部は、
    乗物室内側に向けて開口した開口部を有するとともに、前記開口部から乗物室外側に窪んで収納物を収納可能な収納空間を形成する収納部本体と、
    前記開口部を乗物室内側から閉塞する板状の蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、その板面を貫通して乗物室内面側から機能部品を取り付けるための複数の取付孔を有し、
    前記蓋部のうち前記収納空間側の面に、前記収納部本体内に収納された前記収納物と前記蓋部との間に介在して前記収納物に押し当てられるとともに前記複数の取付孔を塞ぐ塊状の弾性体からなる介在部材が取り付けられている乗物用収納構造。
  2. 前記介在部材は、前記複数の取付孔を一括に取り囲む形で前記蓋部に対して取り付けられている請求項1に記載の乗物用収納構造。
  3. 前記取付孔は、
    前記機能部品から突出する突出部の先端側に位置する先端側部を挿入可能な挿入孔部と、
    前記挿入孔部に連なるとともに、前記先端側部より小径とされて前記先端側部よりも基端側に位置する基端側部を挿通可能な係止孔部と、を備えており、
    前記収納部内に前記収納物が収納された状態において、前記介在部材は、前記収納物に押し当てられるとともに、前記係止孔部の孔縁部に係止した前記先端側部に対して前記収納空間側から押し当てられる、請求項1または請求項2に記載の乗物用収納構造。
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