JP2024060686A - 光偏向器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トーションバーのアスペクト比<1である場合に、トーションバーの最大許容回動角を増大させることができる光偏向器を提供する。【解決手段】光偏向器10は、ミラー部11と、ミラー部11の各側から回転軸線Daに沿って延び出るトーションバー12a,12bと、トーションバー12a,12bの外側結合領域36に両側から結合してトーションバー12a,12bを回転軸線Daの回りに往復回動させる内側アクチュエータ13a,13bと、閉じた両端を有し、内側結合領域38及び外側結合領域36に達する長さ範囲にわたり回転軸線Daに沿って延在してトーションバー12a,12bに形成されているスリット20a,スリット20bとを備えている。【選択図】図2A

Description

本発明は、走査装置に装備されて、走査光を出射する光偏向器に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとして製造される光偏向器は、回転軸線の回りに往復回動するミラー部に、入射して来るレーザビームを反射させて、反射光を走査光としてミラー部から出射している(例:特許文献1~3)。
特許文献1の光偏向器は、ミラー部と、ミラー部の回転軸線の延在方向にミラー部に対して各側に1つずつあって、回転軸線に沿ってミラー部から延在する1対のトーションバーと、各トーションバーの先端側端部に結合してトーションバーを回転軸線の回りに往復回動させる圧電アクチュエータとを備えている。
特許文献2の光偏向器は、ミラー部と、ミラー部の回転軸線の延在方向にミラー部に対して各側に2つずつあって、間に等幅の間隙を挟んで回転軸線に沿って平行に延在する計4つのトーションバーと、各トーションバーの先端側端部に結合してトーションバーを回転軸線の回りに往復回動させる圧電アクチュエータとを備えている。
特許文献3の光偏向器では、ミラー部と、ミラー部に対して回転軸線の延在方向の各側に2つずつあって、2つの間の間隔が大きく離間した先端側ほど狭くなるように(つまり、八の字状)穴加工された計4つのトーションバーと、ミラー部を回転軸線に対して垂直方向の両側から回転軸線の回りに往復回動させる静電アクチュエータとを備えている。
特開2009-169290号公報 特開2016-151681号公報 特許第3905539号公報
光偏向器は、回転軸線の回りのミラー部の往復回動角に対応する走査角が大きいことが望ましい。一方、ミラー部の最大往復回動角は、トーションバーが往復回動に伴って破損しないようにするために、トーションバーの最大許容応力により制限される。
ミラー部の厚さ方向から見た方向視を正面視としたとき、正面視におけるトーションバーの幅と、トーションバーの厚さとの比をアスペクト比A.R.(Aspect Ratio)と定義する。トーションバーにおける最大応力の発生箇所、すなわちトーションバーの往復回動に伴い最も破損し易い箇所は、A.R.>1のときは、トーションバーの正面視で回転軸線上の箇所となる。また、A.R.<1のときは、トーションバーの横断面において回転軸線から最も離れている箇所としての隅部となる。
特許文献1の光偏向器は、A.R.<1であり、ミラー部の最大応力の箇所は、ミラー部の横断面の四隅であり、この構造でミラー部の最大往復回動角を増大させるためには、トーションバーの幅を狭くするか、厚さを薄くするしかない。トーションバーの幅や厚さの減少は、ミラー部に生じる高調波を増大させ、ミラー部に異常振動(回転軸線の延在方向や回転軸線に対して垂直方向の振動等)を誘因する。
特許文献2は、ミラー部に対して各側にある2つのトーションバーがミラー部とは反対側の端において幅方向に延在する隙間によって完全に開いてしまっているので、圧電アクチュエータからトーションバーに伝達される回転力の伝達効率が低下してしまう。
特許文献3の光偏向器は、ミラー部の各側の2つのトーションバーがミラー部に結合する結合点が、回転軸線に対して垂直方向に離された2箇所となるので、1箇所のときに比して、トーションバーの回動駆動力又は回動反転時の反転駆動力が増大して、アクチュエータの負荷が増大する。
本発明の目的は、トーションバーのアスペクト比A.R.が、A.R.<1である場合に、従来技術の上記の問題を克服して、トーションバーの最大許容回動角を増大させることができる光偏向器を提供することである。
本発明の光偏向器は、
厚さ方向の一方側にミラー面を有し、前記厚さ方向に対して垂直な回転軸線(Da)の回りに往復回動するミラー部と、
前記回転軸線の延在方向の前記ミラー部の両端の内側結合位置から前記回転軸線に沿って延在している1対のトーションバーと、
前記延在方向に前記内側結合位置から離れた外側結合位置において前記トーションバーの幅方向の両側から結合し、前記外側結合位置において前記トーションバーを前記回転軸線の回りに往復回動させるアクチュエータと、
前記厚さ方向に前記一方側から前記ミラー面を見るときの方向視としての正面視で、前記延在方向の両端が閉じられているとともに、前記両端が前記内側結合位置と前記外側結合位置とに達する長さで範囲では前記回転軸線に沿って延在するように、前記トーションバーに形成されているスリットと、
を備え、
前記トーションバーは、前記正面視で両端間の寸法がWaで、厚さはTaであり、
前記スリットは、前記正面視で幅がWbであり、
(WaーWb)/Ta<1である。
本発明によれば、トーションバーのアスペクト比A.R.が、A.R.<1である光偏向器において、正面視で、延在方向の両端において閉じられているとともに、両端において内側結合領域及び外側結合領域に達する長さ範囲にわたり回転軸線に沿って延在するように、スリットがトーションバーに形成されている。これにより、回転軸線の回りの往復回動時に各トーションバーにかかる応力は、トーションバーの側面と、スリットの内側面との4つに分散されるので、トーションバーに最大許容応力が生じるときの往復回動角を増大させることができる。
光偏向器を正面の斜め前方から見た模式図である。 図1におけるトーションバーとその周辺とを含む範囲を拡大した正面図である。 図2Aの外側結合領域の範囲の拡大図である。 図2Aの内側結合領域の範囲の拡大図である。 図2Aの内側拡張部とは形状の異なる内側拡張部を備える範囲をその両側のトーションバーの内側端部と共に示した正面図である。 図3Aの内側結合領域の拡大図である。 ミラー部の静止状態において図1の軸Axに沿って光偏向器の厚さ方向に切ったときの断面図である。 トーションバーの等幅延在部の位置において図4の断面に対して平行な平面で切ったときの断面図である。 トーションバーのアスペクト比についての説明図である。 スリットが等幅延在部のみから構成されるときのスリット周辺の応力分布図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明は、当業者の設計事項の範囲内で実施形態を種々変更した構成形態を包含する。なお、複数の実施形態間で共通する構成要素については、全図を通して同一の符号を使用する。
(光偏向器/全体)
図1は、光偏向器10を正面の斜め前方から見た模式図である。光偏向器10は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとして、SOI基板から製造される。説明の便宜上、光偏向器10の厚さ方向(ミラー部11の厚さ方向でもある。)に入射光Laの入射側(ミラー部11の厚さ方向にミラー面側)から見た方向視を「正面視」と呼ぶことにする。
図1を参照して、光偏向器10の全体構成を概略的に説明する。光偏向器10の全体構成の詳細は、例えば、本出願人に係る特開2012-201386号公報等に記載されているとおりである。
光偏向器10は、光スキャナとして装備される任意の機器、例えば、プロジェクタ(ピコプロジェクタも含む。)、ヘッドアップディスプレイ、自動車前照灯、又はアイウェア等に装備される。
光偏向器10は、正面視で、左右対称の構造を有しており、ミラー部11、上下のトーションバー12a,12b、左右の内側アクチュエータ13a,13b、可動枠14、左右の外側アクチュエータ15a,15b及び固定枠16を備えている。内側アクチュエータ13a,13b及び外側アクチュエータ15a,15bは、いずれも圧電アクチュエータである。
光偏向器10の構成についての説明の便宜上、ミラー部11の中心Oにおいて直交する軸Ax,Ayを定義する。軸Ax,Ayは、ミラー部11のミラー面(図4の反射膜64)に平行な座標軸として定義されている一方、ミラー部11の直交する2つの回転軸線でもある。また、光偏向器10において、中心Oに近い方及び遠い方をそれぞれ内側及び外側と呼ぶことにする。
円形のミラー部11は、ミラー面として作用する反射膜64(図4)を表面側(ミラー部11の厚さ方向の一方側)に有している。入射光Laは、不図示のレーザ光源から出射されて、ミラー部11に入射し、ミラー部11において反射して、走査光Lbとしてミラー部11から出射する。
トーションバー12a,12bは、軸Ayに沿って延在し、ミラー部11と可動枠14とを相互に結合している。内側アクチュエータ13a,13bは、左右から相互に結合した全体の正面視で上下に長い楕円の周輪郭の形状を有し、個々には、左右の半楕円の楕円弧の形状を有している。
図1の例では、トーションバー12a,12bは、ミラー部11から延び出て、内側アクチュエータ13a,13bとの結合部を超え、可動枠14に達して、可動枠14の内周に結合している。しかしながら、トーションバー12a,12bは、可動枠14の内周に達することなく、内側アクチュエータ13a,13bとの結合部の位置に留まる構造とすることもできる。
可動枠14は、正面視で、左右の内側アクチュエータ13a,13bを相互に結合した全体形状と相似の縦長楕円輪郭形状を有し、ミラー部11、トーションバー12a,12b、及び内側アクチュエータ13a,13bを外側から囲っている。内側アクチュエータ13a,13bは、トーションバー12a,12bと可動枠14との間に介在している。
内側アクチュエータ13a,13bは、不図示の駆動装置から相互に逆位相の共振周波数Fyの正弦波形の駆動電圧が供給されて、トーションバー12a,12bを軸Ayの回りに共振周波数Fyで往復回動させる。
外側アクチュエータ15a,15bは、可動枠14の左右に配設され、可動枠14の外周と固定枠16の内周との間に介在している。外側アクチュエータ15a,15bは、ミアンダパターンで直列に結合した複数の直線状の圧電カンチレバーから構成されている。外側アクチュエータ15a,15bにおいて横方向(矩形の固定枠16の長辺に平行な方向)に外側から内側に順番に番号付けしたとき、奇数番号の圧電カンチレバーと偶数番号の圧電カンチレバーとは、不図示の制御装置からの相互に逆位相の非共振周波数Fx(Fx<Fy)の鋸波や三角波の駆動電圧が供給される。これにより、外側アクチュエータ15a,15bは、横方向の回転軸線(軸Axとは別のもの)の回りに可動枠14を往復回動させる。
光偏向器10の全体の概略的な作用について説明する。
光偏向器10の作動中、トーションバー12(トーションバー12a,12bの総称)及び外側アクチュエータ15(外側アクチュエータ15a,15bの総称)には、不図示の駆動装置から駆動電圧が供給される。これにより、ミラー部11は、軸Ax,Ayの回りにそれぞれ非共振周波数Fx及び共振周波数Fyで往復回動する。Fx及びFyは、例えばそれぞれ60Hz及び25kHzである。
一方、不図示のレーザ光源からレーザビームの入射光Laが、軸Ax,Ayの回りに往復回動しているミラー部11に入射する。これにより、ミラー部11からは、入射光Laの反射光としての走査光Lbが二次元の走査ビームとして出射する。
入射光Laは、赤色、緑色及び青色と異なる色の3つのレーザビームであってもよいし、所定の一色であってもよい。不図示の光源制御装置は、レーザ光源から出射する入射光Laの輝度(強さ)を色ごとに制御可能になっている。
(実施形態のスリットの構成)
図2Aは、図1におけるトーションバー12a,12bとその周辺とを含む範囲の拡大正面図である。Daは、ミラー部11の縦方向の回転軸線であり、図1の軸Ay上を延在している。なお、図2A以降の図では、トーションバー12a,12bの外側の端(中心Oから遠い方の端)は、可動枠14の内周に達することなく、トーションバー12a,トーションバー12bとの結合位置に留まっている。
トーションバー12a,12bにはそれぞれスリット20a,20bが形成されている。ミラー部11、トーションバー12a,12b及び内側アクチュエータ13a,13bを含む範囲では、正面視で、軸Ax(図1)に対して上下対称構造となっている。このため、上側のトーションバー12a及びスリット20aの構成及び作用について、説明し、下側のトーションバー12b及びスリット20bの構成及び作用についての説明は省略する。
図2Aにおいて、スリット20aは、回転軸線Daに沿って延在し、かつ厚さ方向に貫通するように、トーションバー12aに形成されている。スリット20aは、等幅で回転軸線Daに沿って延在している等幅延在部22と、それぞれ等幅延在部22の外側及び内側の端に連設されている外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bとを有している。
ミラー部11とトーションバー12aとの結合部ではミラー部11の円周線が消失している。ミラー部11とトーションバー12aとの境界線を当該消失した円周線上に設定すると、スリット20の等幅延在部22は、内側の方へは、少なくとも当該境界線まで達し、典型的には、当該境界線を越えて、ミラー部11内に進入している。なお、当該境界線は、ミラー部11とトーションバー12aとの結合位置を意味する。
トーションバー12aと内側アクチュエータ13a,13bとは、外側結合領域36において相互に結合している。外側結合領域36は、幅方向に左右の湾曲状外側隅部(第1隅部)30a,30bのそれぞれの左端及び右端より内側で、延在方向に左右の湾曲状外側隅部30a,30bの中心O側の端より外側の領域で、延在方向に内側アクチュエータ13a,13bの外周輪郭より内側の領域として定義される。なお、外側結合領域36は、全体がトーションバー12aとミラー部11との結合位置を意味する。
ミラー部11とトーションバー12aとは、内側結合領域38において相互に結合している。内側結合領域38は、幅方向に左右の湾曲状内側隅部(第2隅部)32a,32bのそれぞれの左端及び右端より内側で、延在方向に左右の湾曲状内側隅部32a,32bの、中心Oから遠い方の端より中心O側の領域として定義される。さらに、内側結合領域38は、ミラー部11内では、回転軸線Daの回りのミラー部11の往復回動時に所定の応力が生じる領域として定義される。なお、内側結合領域38は、全体がトーションバー12aとミラー部11との結合位置を意味する。
湾曲状外側隅部30a,30bは、トーションバー12aの側縁と内側アクチュエータ13a,13bの内周縁との間の隅部に、トーションバー12aの幅方向(回転軸線Daの延在方向及び厚さ方向に対して垂直な方向)にミラー部11の側縁より外側に広がり、かつ外側結合領域36の内側に凸の曲線である第1湾曲線として形成されている。湾曲状内側隅部(第2隅部)32a,32bは、ミラー部11の周縁とトーションバー12aの側縁との間の隅部に、幅方向にミラー部11の側縁より外側に広がり、かつ内側結合領域38の内側に凸の曲線である第2湾曲線として形成されている。
図2B及び図2Cは、それぞれ図2Aの外側結合領域36及び内側結合領域38の範囲の拡大図である。外側結合領域36及び内側結合領域38には、それぞれスリット20aの外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bが形成されている。外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bの効果としての応力緩和については、後述の図7において詳説する。ここでは、図2B及び図2Cを参照して、外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bの構成についてのみ説明する。
図2Bにおいて、正面視で、外側拡張端部24aと等幅延在部22との境界部分を除いて、外側拡張端部24aは円形(第1湾曲輪郭形状の一例)となっている。一方、当該境界部分の輪郭線は、湾曲状外側隅部30a,30bの第1湾曲線からほぼ等幅で並行して延在する輪郭線に設定されている。
外側拡張端部24aの直径は、等幅延在部22の幅(後述の図6のWb)より大きく、外側拡張端部24aは、スリット20aの幅方向に等幅延在部22より広げられている。湾曲状外側隅部30a,30bは、外側拡張端部24aの幅方向拡張に対する補強の意義がある。
図2Cにおいて、内側拡張端部24bは、正面視で回転軸線Daに対して左右対称の形状(第2湾曲輪郭形状の一例)に形成されている。内側拡張端部24bは、ミラー部11の周縁に近い方の外側湾曲輪郭部44a,44bと中心Oに近い方の内側湾曲輪郭部46とにより画成される貫通孔として形成されている。外側湾曲輪郭部44a,44bは、湾曲状内側隅部32a,32bの第2湾曲線からほぼ等幅で並行する輪郭線に設定されている。内側拡張端部24bの、このような輪郭線の意義は、図3A及び図3Cの円柱孔の内側拡張端部24cと対比して後述する。
内側湾曲輪郭部46は、ミラー部11の円と同心円の円弧の輪郭線に設定されている。内側拡張端部24bの幅は、等幅延在部22の幅より大きく、内側拡張端部24bは、スリット20aの幅方向に等幅延在部22より広げられている。湾曲状内側隅部32a,32bは、外側拡張端部24aの幅方向拡張に対する補強の意義がある。
図3Aは、回転軸線Daの延在方向にミラー部11とトーションバー12a,12bの内側端部とを含む範囲の正面図である。図3Bは、内側結合領域38の部分を拡大して示す図である。内側拡張端部24cは、形状は外側拡張端部24aと同じ円柱孔(第2湾曲輪郭形状の別例)であり、内側結合領域38において回転軸線Daに対して左右対称でミラー部11を貫通して形成されている。等幅延在部22と内側拡張端部24cとの境界部は、第2湾曲線に並行して延在する輪郭線に設定されている。
内側拡張端部24cの直径は、等幅延在部22の幅より大きく、内側拡張端部24cは、スリット20aの幅方向に等幅延在部22より広げられている。湾曲状外側隅部30a,30bは、内側拡張端部24cの幅方向拡張に対する補強の意義がある。
(断面構造)
図4は、ミラー部11の静止状態において図1の軸Axに沿って光偏向器10の厚さ方向に切ったときの断面図、図5は、トーションバー12aの等幅延在部22の位置において図4の断面に対して平行な平面で切ったときの断面図である。
図4及び図5において、SOI基板50は、上から順番に酸化膜層51、活性層52、酸化膜層53、ハンドリング層54及び酸化膜層55の5層の積層構造を有している。酸化膜層51、酸化膜層53及び酸化膜層55は、SiOを成分とする。活性層52及びハンドリング層54は、Siを成分とする。ピエゾ素子58は、上から順番に上側電極層59、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)膜層60及び下側電極層61の3層の積層構造を有している。
ミラー部11、トーションバー12a及び固定枠16は、SOI基板50の全層から構成されている。これに対し、内側アクチュエータ13a及び外側アクチュエータ15a,15bは、SOI基板50の上から2層の酸化膜層51及び活性層52と、その上に積層されたピエゾ素子58の3層積層体とから構成されている。ミラー部11は、表面において金属成分の反射膜64により被覆されている。反射膜64は、入射光La(図1)を反射するミラー面の役割をもつ。
図5において、スリット20aの等幅延在部22は、トーションバー12aを厚さ方向に貫通している。図示は省略しているが、スリット20aの外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bも等幅延在部22と同様に、トーションバー12aの外側拡張端部24a及びミラー部11の内側拡張端部24bを厚さ方向に貫通している。
トーションバー12aにおけるスリット20aは、深掘りRIE(Deep RIE)により製造される。典型的な深掘RIEの方法として、高密度プラズマを使い、サンプルを低温に冷やす方法と、ボッシュプロセスと呼ばれるエッチング技術を用いる方法、その両方を用いるものがある。
図示は省略しているが、外側結合領域36における断面の積層構造について説明する。外側結合領域36では、ピエゾ素子58の3層積層体のうち上側の上側電極層59及びPZT膜層60は、エッチングにより除去され、最下層の下側電極層61のみが除去されることなく、残存している。下側電極層61は、アース電圧の層であり、外側結合領域36における下側電極層61の残存の結果、左右の内側アクチュエータ13a,13bの下側電極層61は、外側結合領域36において相互に電気的に接続状態になっている。一方、左右の内側アクチュエータ13a,13bは、上側電極層59及びPZT膜層60において外側結合領域36において分離されるので、個々に駆動電圧が供給されて、個々に駆動可能になっている。
(アスペクト比)
図6は、トーションバー12aのアスペクト比A.R.の説明図である。図6において、各符号の定義は次のとおりである。
Wa:正面視のトーションバー12aの両端幅
Wb:正面視の等幅延在部22の幅
Wc:等幅延在部22により左右に分断されたトーションバー12aの左右の部分の正面視の幅
Ta:トーションバー12aの厚さ
図6から明らかなように、次の(1)式が成り立つ。
の関係は本発明において必須である。
(1)式:Wa=Wb+2・Wc
本発明では、次の(2)式のように、設定されている。
(2)式:(WaーWb)/Ta<1
実施形態の光偏向器10では、高調波抑制の観点から、次の(3)~(6)式のように、寸法を設定することが好ましい。
(3)式:0.1≦(WaーWb)
(4)式:Wb=Wc
(5)式:Wa/Ta<1
(6)式:Wb≦2・Wc
(5)式の意義は、スリット20a,20bは本来的にトーションバー12a,12bの横断面のコーナに損傷が生じるのを防止するために形成されているにもかかわらず、もしWa/Ta≧1であると、損傷がトーションバー12a,12bの回転軸線上に先に生じてしまい、スリット20a,20bの形成の意義が喪失してしまう可能性があるからである。(6)式の意義は、Wb>2・Wcであると、回転軸線Daの延在方向のミラー部11の揺れ(ポンピング)が支配的になるからである。また、Wbは、25μm以上であることが有利である。
特許文献3の幅方向に対向する2つのトーションバーは、八の字状の穴が形成され、トーションバー同士が離れすぎているため、本発明によるところのスリットとは言えないが、数式的にはWb>2・Wcに含まれる。そのため、トーションバーの回動駆動力又は回動反転時の反転駆動力が増大して、アクチュエータの負荷が増大する。
また、スリット20aを形成する前のトーションバーのアスペクト比が、Wa/Ta=(Wa+2・Wc)/Ta<1の場合、回転軸線の回りの往復回動時に当該トーションバーに応力が掛かるが、本発明のスリットをトーションバーに設けることにより、応力を緩和することが可能になる。
(等幅延在部の作用効果)
トーションバー12(トーションバー12a,12bの総称)の作用効果について説明する。最初に、スリット20が、両端の外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bを省略して、中間の等幅延在部22のみを有する構成についての作用効果を説明する。
トーションバー12は、等幅延在部22付きのスリット20(スリット20a,20bの総称)を有する結果、側面の総面積は、幅方向の外側の側面の面積に内側の側面としてのスリット20の内側面の面積が加算されたものとなる。この結果、側面の面積が増大して、側面にかかる応力が分散される。これは、トーションバー12における応力の低下につながり、回転軸線Daの回りのトーションバー12の耐破損の最大許容回動角が増大する。こうして、回転軸線Da回りの走査光Lbの横方向走査角が増大する。
発明者の計算では、スリット20の内側面による応力分散効果により、 回転軸線Daの回りのトーションバー12の単位回動角(単位振れ角:Mpa/deg)は、25%減少した。これは、回転軸線Daの回りのトーションバー12の限界振れ角が1.33倍となったことを意味する。
(応力緩和構造)
図7は、光偏向器10のスリット20a,20bが外側拡張端部24a及び内側拡張端部24b,24cを有さず、等幅延在部22のみを有する構造としたときのスリット20aの周辺の応力分布図である。図7は、シミュレーションの解析結果による画面表示を図で示したものであり、黒っぽい箇所から白っぽい箇所に移るほど、応力が増大していることを示している。
スリット20a,20bにおいて外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bを省略して、等幅延在部22のみが形成されている場合、最大応力点が等幅延在部22の両端に出現している。白色の破線円Ca,Cbは、スリット20aの等幅延在部22の外側端及び内側端を中心とする円として示している。応力の大きい領域は、等幅延在部22の延在方向に等幅延在部22の外側端及び内側端からそれぞれ外側及び内側に広がっていることが分かる。
図7を参照して、内側結合領域38の位置を説明する。前述したように、ミラー部11とトーションバー12aとの結合部ではミラー部11の円周線が消失している。ミラー部11とトーションバー12aとの境界線を当該消失した円周線上に設定すると、内側結合領域38は、当該境界線に対してミラー部11側でかつミラー部11において所定値以上の応力が生じている領域として設定されている。
光偏向器10では、トーションバー12a,12bにおける最大応力が所定の上限以下になるように、等幅延在部22に両端にそれぞれ外側拡張端部24a及び内側拡張端部24b又は内側拡張端部24cが連設されている。
トーションバー12a,12bにおいてミラー部11の方から回転軸線Daに沿って外側方向に伝わってくる応力は、幅方向にスリット20の両側のトーションバー12a,12bの左右部分に分かれて内側結合領域38に並行して伝わって来る。正面視における外側拡張端部24aの円形は、この左右に分かれて並行して伝わってくる応力を左右に適切に分散させて、内側結合領域38における応力を均一化し、かつ最大応力を低減させる作用効果がある。最大応力の低減は、回転軸線Daの回りのミラー部11の最大許容往復動角の増大につながる。
内側拡張端部24cの作用効果を内側拡張端部24bより先に説明する。内側拡張端部24cの作用効果は、外側拡張端部24aと同様である。すなわち、ミラー部11においてトーションバー12a,12b方から回転軸線Daに沿って内側方向に伝わってくる応力は、幅方向にスリット20の両側のトーションバー12a,12bの左右部分に分かれてミラー部11に並行して伝わって来る。正面視で内側拡張端部24cの円形は、外側拡張端部24aと同様に、この左右に分かれて並行して伝わってくる応力を左右に適切に分散させて、内側結合領域38における応力を均一化し、かつ最大応力を低減させる作用効果がある。内側拡張端部24cは、内側拡張端部24bより形状が単純であるので、製造コストが易い利点がある。
なお、外側結合領域36及び内側結合領域38における最大応力を低減させるために、場合によっては、スリット20の外側端及び/又は内側端を図7に図示のものより回転軸線Daに沿ってそれぞれ外側及び内側へ少しだけ移動させてから外側拡張端部24a及び内側拡張端部24b,24cを連設させた方が有利となることがある。そのような場合には、スリット20の外側端及び/又は内側端は、図7に図示のものに固定することなく、適宜、回転軸線Daに沿ってそれぞれ外側結合領域36及び内側結合領域38に深く進入させてから、外側拡張端部24a及び内側拡張端部24b,24cの位置を設定する。
次に内側拡張端部24cに対する内側拡張端部24bの利点を説明する。内側拡張端部24bの内側端は、内側拡張端部24cの内側端より回転軸線Daの延在方向に外側に位置する。このことは、入射光Laのビーム断面がほぼ円形のミラー部11の表面全体に照射されることを意味する。
内側拡張端部24c(図3A及び図3B)において、中心Oに対する最近点は、ミラー部11において深く中心Oの方へ侵入している。このことは、回転軸線Daの延在方向のミラー部11の有効径が減少することを意味し、走査光Lbがスクリーン等の照射領域に生成する画像の解像度の低下の原因になる。これに対し、内側拡張端部24bは、ミラー部11の円周輪郭に沿って形成されて、中心Oに対する最近点を内側拡張端部24cより十分に遠ざけることができる。このため、トーションバー12aは、ミラー部11の有効径の減少を最小限に抑えつつ、トーションバー12a,12bの内側端の応力を緩和する。これにより、ミラー部11の有効径の減少を回避しつつ、回転軸線Daの回りのミラー部11の往復回動角を増大させることができる。
前述の特許文献2の光偏向器では、ミラー部の各側にはトーションバーが1つずつではなく、2つずつ設けられている。すなわち、2つのトーションバーの間には、間隙が形成され、この間隙は、内側、すなわちミラー部側は閉じているものの、外側、すなわちミラー部の反対側では、閉じられることなく、開放されている。これは、トーションバーがミラー部の各側に2つずつ設けられていることを意味する。
これに対し、光偏向器10では、スリット20a,20bは、回転軸線の延在方向の両端において閉じられているので、スリット20a,20bが内周側に形成されているトーションバー12a,12bは、各々2つに分離することなく、1つのトーションバーを維持して、光偏向器10は、ミラー部11の各側にトーションバーを1つのみ備える構成となっている。この結果、光偏向器10における内側アクチュエータ13a,13bからトーションバー12a,12bへの力の伝達効率が特許文献2の光偏向器の各側に2つのトーションバーの構成に比して高まり、発明者の計算によると、回転軸線Da回りのミラー部11の駆動効率が29%向上した。
(変形例)
光偏向器10は、二軸走査式の光偏向器であるが、本発明の光偏向器は、アクチュエータがトーションバーを介してミラー部を回転軸線の回りを往復回動させる構成を備えれば、一軸走査式の光偏向器であってもよい。
スリット20a,20bの外側拡張端部24a及び内側拡張端部24bは、正面視がほぼ円形である。しかしながら、本発明のスリットの外側端部及び内側端部は、正面視が回転軸線Daに対して左右対称の正面視が正多角形(例:正三角形、正方形及び正五角形等)の貫通孔であってもよい。
光偏向器10では、等幅延在部22は、等幅として説明しているが、本発明では、光偏向器10の等幅延在部22の形成箇所の延在部を正面視で全長にわたり等幅の延在部としなくてもよい。例えば、内側アクチュエータ13a,13bによる駆動力が顕著に増大しない程度で、当該延在部の両端は、正面視で同一幅とし、中間は、幅を広げたり、狭くしたりしても構わないし、当該延在部の両端の幅を相互に相違させることもできる。
10・・・光偏向器、11・・・ミラー部、12a,12b・・・トーションバー、13a,13b・・・内側アクチュエータ、14・・・可動枠、20a,20b・・・スリット、22・・・等幅延在部、24a・・・外側拡張端部(外側端部)、24b,24c・・・内側拡張端部(内側端部)、30a,30b・・・湾曲状外側隅部(第1隅部)、32a,32b・・・湾曲状内側隅部(第2隅部)、36・・・外側結合領域、38・・・内側結合領域、44・・・外側湾曲輪郭部、46・・・内側湾曲輪郭部、Da・・・回転軸線。

Claims (8)

  1. 厚さ方向の一方側にミラー面を有し、前記厚さ方向に対して垂直な回転軸線(Da)の回りに往復回動するミラー部と、
    前記回転軸線の延在方向の前記ミラー部の両端の内側結合位置から前記回転軸線に沿って延在している1対のトーションバーと、
    前記延在方向に前記内側結合位置から離れた外側結合位置において前記トーションバーの幅方向の両側から結合し、前記外側結合位置において前記トーションバーを前記回転軸線の回りに往復回動させるアクチュエータと、
    前記厚さ方向に前記一方側から前記ミラー面を見るときの方向視としての正面視で、前記延在方向の両端が閉じられているとともに、前記延在方向の前記内側結合位置と前記外側結合位置との間に含まれる長さ範囲では前記回転軸線に沿って延在するように、前記トーションバーに形成されているスリットと、
    を備え、
    前記トーションバーは、前記正面視で両端間の寸法がWaで、厚さはTaであり、
    前記スリットは、前記正面視で幅がWbであり、
    (WaーWb)/Ta<1である、光偏向器。
  2. 請求項1記載の光偏向器において、
    前記正面視で、前記トーションバーの側縁と前記アクチュエータの側縁との間の第1隅部の側縁は、前記幅方向に前記トーションバーの前記側縁より外側に広がりかつ前記第1隅部の内側に凸の曲線である第1湾曲線で形成され、
    前記スリットは、前記幅方向の幅が前記Wbより広い第1湾曲輪郭形状で、前記外側結合位置を内に含む領域として設定されている外側結合領域内に、形成されている外側端部を有している、光偏向器。
  3. 請求項1記載の光偏向器において、
    前記正面視で、前記ミラー部の側縁と前記トーションバーの側縁との間の第2隅部の側縁は、前記幅方向に前記トーションバーの前記側縁より外側に広がりかつ前記第2隅部の内側に凸の曲線である第2湾曲線で形成され、
    前記スリットは、前記幅方向の幅が前記Wbより広い第2湾曲輪郭形状で、前記内側結合位置を内に含む領域として設定されている内側結合領域内に、形成されている内側端部を有している、光偏向器。
  4. 請求項3記載の光偏向器において、
    前記ミラー部は、前記正面視で円形であり、
    前記正面視で、前記第2湾曲輪郭形状は、前記円形と同心円の円弧で延在する内側湾曲輪郭部と、前記内側湾曲輪郭部より前記ミラー部の周縁側に位置し前記内側湾曲輪郭部の両端から前記第2湾曲線に並行して延在する外側湾曲輪郭部とを含む、光偏向器。
  5. 請求項3又は4記載の光偏向器において、
    前記正面視で、前記トーションバー(の側縁と前記アクチュエータの側縁との間の第1隅部の側縁は、前記幅方向に前記トーションバーの前記側縁より外側に広がりかつ前記第1隅部の内側に凸の曲線である第1湾曲線で形成され、
    前記スリットは、前記幅方向の幅が前記Wbより広い第1湾曲輪郭形状で、前記外側結合位置を内に含む領域として設定されている外側結合領域内に、形成されている外側端部を有している、光偏向器。
  6. 請求項1~4のいずれかに記載の光偏向器において、
    前記スリットは、前記延在方向の前記内側結合位置と前記外側結合位置との間に含まれる長さ範囲では、前記正面視で前記回転軸線に沿って等幅で延在している、光偏向器。
  7. 請求項1~4のいずれか1項に記載の光偏向器において、
    Wa/Ta<1である、光偏向器。
  8. 請求項1~4のいずれか1項に記載の光偏向器において、
    Wb≦2・Wcである、光偏向器。
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