JP2024056247A - ボード取付構造 - Google Patents

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JP2024056247A JP2022162993A JP2022162993A JP2024056247A JP 2024056247 A JP2024056247 A JP 2024056247A JP 2022162993 A JP2022162993 A JP 2022162993A JP 2022162993 A JP2022162993 A JP 2022162993A JP 2024056247 A JP2024056247 A JP 2024056247A
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Abstract

【課題】(i)ボードのぐらつきを抑制できる、(ii)車両側の大幅な変更、改造を伴うことなくボードの多目的な使い方ができる、を達成できる、ボード取付構造の提供。【解決手段】ボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルト50を有する。そのため、ボード20を車両60に強固に固定でき、ボード20のぐらつきを抑制できる。また、固縛用ベルト50を取付けることができる構造が車両側にあれば、それを車両側連結部40として使用できるため、元々ある車両部品を車両側連結部40として使用したり、車両側連結部40として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部40として使用できる。よって、ボード20を車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボード20を車両に固縛することができる。その結果、ボード20を多目的に使用できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ボードを車両に取付ける、ボード取付構造に関する。
特許文献1は、シートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボード(平面部材)で埋める技術を開示している。ボードは、ボード前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛けることでフロントシートのヘッドレストに保持されるとともに、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛けることでリアシートのヘッドレストに取付けられている。
しかし、上記公報開示の技術には、つぎの問題点がある。
(i)ボードの前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛け、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛ける構造では、ボードがぐらついてしまい使用性が悪くなるおそれがある。
(ii)ボードをリアシートとフロントシートとの間を埋めるために使用することのみが想定されているだけで、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用することが想定されていない。すなわち、ボードの多目的な使用が想定されていない。そのため、ボードを多目的に使用する場合、ボードの前側と後側の紐をそれぞれ引っ掛けることができる構造(ヘッドレストと同様の構造)を車両側に設けなければならず、車両側の大幅な変更、改造が必要になってしまう。
実用新案登録第3200763号公報
本発明の目的は、(i)従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる、(ii)車両側の大幅な変更、改造を伴うことなくボードの多目的な使い方ができる、の少なくとも一方を達成できる、ボード取付構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) ボードを車両に取付けるボード取付構造であって、
前記ボードと前記車両のうち前記ボード側に設けられるボード側連結部と、
前記ボードと前記車両のうち前記車両側に設けられており、前記ボードが前記車両に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向で前記ボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられる車両側連結部と、
前記ボード側連結部と前記車両側連結部とを繋ぐことで前記ボードを前記車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトと、
を有するボード取付構造。
上記(1)のボード取付構造によれば、ボードを車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトを有するため、紐を引っ掛ける構造だけでボードが車両に取付けられる場合(従来)に比べて、ボードを車両に強固に固定できる。よって、従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる。
また、車両側連結部が、上下方向および車両前後方向でボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられるため、1本の固縛用ベルトで上下方向と車両前後方向の両方に固縛荷重をかけることができる。
上記構成では、1本の固縛用ベルトを取付けることができる構造(フックのような比較的単純な構造)が車両側にあれば、それを車両側連結部として使用できる。そのため、元々ある車両部品を車両側連結部として使用したり、車両側連結部として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部として使用できる。よって、ボードを車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボードを車両に固縛することができる。その結果、ボードを多目的に使用できる。
本発明実施例1の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。 本発明実施例1の取付構造の、ボードを、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。 本発明実施例2の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。 本発明実施例2の取付構造の、ボードをラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のボード取付構造(以下、単に取付構造ともいう)10を説明する。図1、図2は、本発明実施例1の取付構造を示しており、図3、図4は、本発明実施例2の取付構造を示している。
本発明全実施例にわたって共通または類似する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。なお、図中UPは上方向、FRは車両前方向を示す。
まず、本発明全実施例にわたって共通する部分を説明する。
本発明実施例の取付構造10は、図1、図3に示すように、ボード20を車両60に取付ける構造である。
車両60は、運転席と助手席を有するフロントシート70と、リアシート80と、リアシート80の後の荷室空間であるラゲージ90と、を有している。
フロントシート70は、車両60の乗員スペースの床面61に取付けられている。フロントシート70は、フロントシートレール74に支持されており乗員が着座されるフロントシートクッション71と、フロントシートクッション71の後端部に配置され着座者の背もたれとして利用されるフロントシートバック72と、フロントシートバック72の上方に設けられ着座者の頭部を後側から支持するフロントヘッドレスト73と、を有する。
リアシート80もフロントシート70と同様に、車両60の乗員スペースの床面61に取付けられている。リアシート80は、リアシートレール84に支持されており乗員が着座されるリアシートクッション81と、リアシートクッション81の後端部に配置され着座者の背もたれとして利用されるリアシートバック82と、リアシートバック82の上方に設けられ着座者の頭部を後側から支持するリアヘッドレスト83と、を有する。
リアシートバック82は、図1、図3に示すように、リアシートクッション81に対して、起立状態82a(二点鎖線)と、起立状態82aから車両前側に倒伏された倒伏状態82b(実線)とに、変位可能となっている。リアシートバック82が倒伏状態82bにあるとき、リアシートバック82の背面(上面)82cは、ボード保持凹部82dを除いて、ラゲージ90の床面91と略面一とされている。これは、ラゲージ90からリアシートバック82の背面をつなぐフラットな荷室を提供するためである。
ボード保持凹部82dは、リアシートバック82の背面82cに設けられる凹部であり、ボード20の厚みと同程度の深さを有しており、ボード20の後端部20aを受け入れるとともに保持可能となっている。ボード保持凹部82dは、ボード20の後端部20aを受け入れるとともに保持しているとき、ボード20をリアシートバック82の背面82cと略面一にするために設けられている。ただし、ボード20とリアシートバック82の背面82cとの間に段差があってもよい場合には、ボード保持凹部82dは設けられていなくてもよい。
ラゲージ90は、リアシート80の後方に設けられる荷室である。ラゲージ90の床面91は、乗員スペースの床面61より上方に位置しており、乗員スペースの床面61と段差92を介して連なっている。
ボード20の取付構造10は、ボード20と、ボード側連結部30と、車両側連結部40と、固縛用ベルト50と、を有している。
ボード20は、平板状である。ボード20が車両60に取付けられた状態(取付状態)にあるとき、ボード20のおもて面(上面)20bは平面とされている。ボード20の車両前後方向長さは、倒伏状態82bにあるリアシートバック82の前端部と、フロントシートバック72の背面との間を、上下方向から見たときに埋める程度とされている。ボード20の車両幅方向長さは、たとえば、運転席の車両幅方向外側端部またはその近傍から助手席の車両幅方向外側端部またはその近傍までの長さと同程度とされている。
ボード側連結部30は、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられており、固縛用ベルト50をボード20に繋ぐ(連結する)ために設けられる。ボード側連結部30は、ボード20の裏面20cに1個のみ設けられている。ボード側連結部30は、固縛用ベルト50の一端部を繋ぐことができる形状とされており、たとえばフック形状とされている。
車両側連結部40は、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられており、固縛用ベルト50を車両60に繋ぐ(連結する)ために設けられる。車両側連結部40は、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるとき、ボード20にて上方から覆われる位置にあり、平面視でボード20で隠れる位置にある。
車両側連結部40は、ボード20の使用目的(ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用、ラゲージの棚として使用、等)に対応した車両60の各位置に、固定して設けられている。すなわち、車両側連結部40は、車両60に複数設けられている。車両側連結部40は、固縛用ベルト50の他端部を繋ぐことができる形状とされており、たとえばフック形状とされている。車両側連結部40は、ボード側連結部30と同じ形状であってもよく、異なる形状であってもよい。
なお、車両側連結部40は取付構造10のために車両60に新設されていてもよいし、取付構造10とは無関係に元々あるシートレール74,84、図示略のデッキフックなどの車両部品を、車両側連結部40として使用してもよい。
車両側連結部40は、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向でボード側連結部30とオフセットとなる(異なる)位置に設けられている。なお、図示例では、車両側連結部40がボード側連結部30より下方かつ車両前側に設けられている場合を示している。車両側連結部40は、ボード20が取付状態にあるとき、車両幅方向ではボード側連結部30と同じ位置(略同じ位置を含む)に設けられている。
固縛用ベルト50は、ボード側連結部30と車両側連結部40とを繋ぐことでボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛するために設けられる。固縛用ベルト50は、長さ調整かつ、荷重保持できる構造となっている。固縛用ベルト50は、固縛用ベルト50の長手方向に、弾性変形不能とされていてもよく弾性変形可能となっていてもよい。固縛用ベルト50のボード側連結部30と連結される部分と、固縛用ベルト50の車両側連結部40と連結される部分は、それぞれ、ボード側連結部30や車両側連結部40と連結可能であればその形状は特に限定されるものではないが、たとえばフック形状である。
つぎに、本発明全実施例にわたって共通する作用、効果を説明する。
ボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルト50を有するため、紐を引っ掛ける構造だけでボードが車両に取付けられる場合に比べて、ボード20を車両60に強固に固定できる。よって、従来に比べてボード20のぐらつきを抑制できる。
また、車両側連結部40が、上下方向および車両前後方向でボード側連結部30とオフセットとなる位置に設けられるため、図1の矢印D1,D2にて示すように、1本の固縛用ベルト50で上下方向と車両前後方向の両方に固縛荷重をかけることができる。
上記構成では、1本の固縛用ベルト50を取付けることができる構造(フックのような比較的単純な構造)が車両側にあれば、それを車両側連結部40として使用できるため、元々ある車両部品を車両側連結部40として使用したり、車両側連結部40として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部40として使用できる。よって、ボード20を車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボード20を車両に固縛することができる。その結果、ボード20を多目的に使用できる。すなわち、(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用するだけでなく(図1、図3)、(b)ラゲージ90内で棚として使用したりすることができる(図2の二点鎖線、図4)。
ボード側連結部30がボード20の裏面20cに設けられており、車両側連結部40がボード20にて上方から覆われる位置にあり平面視でボード20で隠れる位置にあるため、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるとき、ボード側連結部30、車両側連結部40および固縛用ベルト50の全てをボード20にて見え難い位置に配置することができる。そのため、取付構造10の見栄え向上の点で有利である。
つぎに、本発明各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕(図1、図2)
本発明実施例1では、取付構造10は、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な脚21を、さらに有する。
脚21は、ボード20の裏面20cに設けられている。脚21は、ボード20の前端部20dと後端部20aに車幅方向に間隔をおいて2本ずつ、計4本設けられている。各脚21は、ボード20に脱着可能もしくは折り畳み可能とされている。なお、図1では、各脚21がボード20に折り畳み可能とされており、ボード20の後端部20aに設けられる脚21が折り畳まれており、ボード20の後端部20aがリアシートバック82に保持されている状態を示している。
本発明実施例1では、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な脚21を、さらに有するため、ボード20が車内の複数の場所で多目的に使用される場合であっても、脚21でボード20の姿勢を保持できる。その結果、(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用したり(図1)、(b)ラゲージ90内で棚として使用したりするだけでなく(図2の二点鎖線)、(c)リア席乗員用の大型車内テーブルとして使用したり(図2の実線)、(d)図示はしないが、車外でテーブルとして使用したりすることができる。
脚21が、ボード20に脱着可能もしくは折り畳み可能とされているため、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるときに脚21の少なくとも一部が周囲の車両部品等と干渉するおそれがある場合には、該少なくとも一部をボード20から取り外す、または折り畳むことで、対応できる。一方、ボード20が車両60に取付けられていない不使用状態にあるときには、ボード20をコンパクトな状態で保管できる。
〔実施例2〕(図3、図4)
本発明実施例2では、取付構造10は、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な保持部材100を、さらに有する。
保持部材100は、フロントシートバック72の背面に設けられる第1の保持部材101と、リアシートバック82の背面82cに設けられる第2の保持部材102と、ラゲージ90の左右両側のデッキサイド93に設けられる第3の保持部材103と、を少なくとも有する。
(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用する場合、図3に示すように、フロントシートバック72の背面に設けられる第1の保持部材101にてボード20の前端部20dが保持され、倒伏状態82bにあるリアシートバック82のボード保持凹部82dにてボード20の後端部20aが保持される。(b)ボード20をラゲージ90内で棚として使用する場合、図4に示すように、リアシートバック82の背面82cに設けられる第2の保持部材102にてボード20の前端部20dが保持され、デッキサイド93に設けられる第3の保持部材103にてボード20の後端部20aが保持される。
本発明実施例2では、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な保持部材100を、さらに有するため、ボード20を保持するための脚が不要になる。そのため、脚を要する場合に比べてボード20の軽量化、コンパクト化を図ることができる。
10 ボード取付構造
20 ボード
30 ボード側連結部
40 車両側連結部
50 固縛用ベルト
60 車両
本発明は、ボードを車両に取付ける、ボード取付構造に関する。
特許文献1は、シートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボード(平面部材)で埋める技術を開示している。ボードは、ボード前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛けることでフロントシートのヘッドレストに保持されるとともに、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛けることでリアシートのヘッドレストに取付けられている。
しかし、上記公報開示の技術には、つぎの問題点がある。
(i)ボードの前端部に設けられる紐をフロントシートのヘッドレストに引っ掛け、ボードの後端部に設けられる別の紐をリアシートのヘッドレストに引っ掛ける構造では、ボードがぐらついてしまい使用性が悪くなるおそれがある。
(ii)ボードをリアシートとフロントシートとの間を埋めるために使用することのみが想定されているだけで、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用することが想定されていない。すなわち、ボードの多目的な使用が想定されていない。そのため、ボードを多目的に使用する場合、ボードの前側と後側の紐をそれぞれ引っ掛けることができる構造(ヘッドレストと同様の構造)を車両側に設けなければならず、車両側の大幅な変更、改造が必要になってしまう。
実用新案登録第3200763号公報
本発明の目的は、(i)従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる、(ii)車両側の大幅な変更、改造を伴うことなくボードの多目的な使い方ができる、の少なくとも一方を達成できる、ボード取付構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) ボードを車両に取付けるボード取付構造であって、
前記ボードと前記車両のうち前記ボード側に設けられるボード側連結部と、
前記ボードと前記車両のうち前記車両側に設けられており、前記ボードが前記車両に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向で前記ボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられる車両側連結部と、
前記ボード側連結部と前記車両側連結部とを繋ぐことで前記ボードを前記車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトと、
を有するボード取付構造。
上記(1)のボード取付構造によれば、ボードを車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトを有するため、紐を引っ掛ける構造だけでボードが車両に取付けられる場合(従来)に比べて、ボードを車両に強固に固定できる。よって、従来に比べてボードのぐらつきを抑制できる。
また、車両側連結部が、上下方向および車両前後方向でボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられるため、1本の固縛用ベルトで上下方向と車両前後方向の両方に固縛荷重をかけることができる。
上記構成では、1本の固縛用ベルトを取付けることができる構造(フックのような比較的単純な構造)が車両側にあれば、それを車両側連結部として使用できる。そのため、元々ある車両部品を車両側連結部として使用したり、車両側連結部として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部として使用できる。よって、ボードを車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボードを車両に固縛することができる。その結果、ボードを多目的に使用できる。
本発明実施例1の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。 本発明実施例1の取付構造の、ボードを、リア席乗員用の車内テーブルとして使用したり、ラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。 本発明実施例2の取付構造の、リアシートバックが車両前側に倒された状態にあるリアシートとフロントシートとの間をボードで埋める場合の、模式側面図である。 本発明実施例2の取付構造の、ボードをラゲージ内で棚として使用する場合の、模式側面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のボード取付構造(以下、単に取付構造ともいう)10を説明する。図1、図2は、本発明実施例1の取付構造を示しており、図3、図4は、本発明実施例2の取付構造を示している。
本発明全実施例にわたって共通または類似する部分には、本発明全実施例にわたって同じ符号を付してある。なお、図中UPは上方向、FRは車両前方向を示す。
まず、本発明全実施例にわたって共通する部分を説明する。
本発明実施例の取付構造10は、図1、図3に示すように、ボード20を車両60に取付ける構造である。
車両60は、運転席と助手席を有するフロントシート70と、リアシート80と、リアシート80の後の荷室空間であるラゲージ90と、を有している。
フロントシート70は、車両60の乗員スペースの床面61に取付けられている。フロントシート70は、フロントシートレール74に支持されており乗員が着座されるフロントシートクッション71と、フロントシートクッション71の後端部に配置され着座者の背もたれとして利用されるフロントシートバック72と、フロントシートバック72の上方に設けられ着座者の頭部を後側から支持するフロントヘッドレスト73と、を有する。
リアシート80もフロントシート70と同様に、車両60の乗員スペースの床面61に取付けられている。リアシート80は、リアシートレール84に支持されており乗員が着座されるリアシートクッション81と、リアシートクッション81の後端部に配置され着座者の背もたれとして利用されるリアシートバック82と、リアシートバック82の上方に設けられ着座者の頭部を後側から支持するリアヘッドレスト83と、を有する。
リアシートバック82は、図1、図3に示すように、リアシートクッション81に対して、起立状態82a(二点鎖線)と、起立状態82aから車両前側に倒伏された倒伏状態82b(実線)とに、変位可能となっている。リアシートバック82が倒伏状態82bにあるとき、リアシートバック82の背面(上面)82cは、ボード保持凹部82dを除いて、ラゲージ90の床面91と略面一とされている。これは、ラゲージ90からリアシートバック82の背面をつなぐフラットな荷室を提供するためである。
ボード保持凹部82dは、リアシートバック82の背面82cに設けられる凹部であり、ボード20の厚みと同程度の深さを有しており、ボード20の後端部20aを受け入れるとともに保持可能となっている。ボード保持凹部82dは、ボード20の後端部20aを受け入れるとともに保持しているとき、ボード20をリアシートバック82の背面82cと略面一にするために設けられている。ただし、ボード20とリアシートバック82の背面82cとの間に段差があってもよい場合には、ボード保持凹部82dは設けられていなくてもよい。
ラゲージ90は、リアシート80の後方に設けられる荷室である。ラゲージ90の床面91は、乗員スペースの床面61より上方に位置しており、乗員スペースの床面61と段差92を介して連なっている。
ボード20の取付構造10は、ボード20と、ボード側連結部30と、車両側連結部40と、固縛用ベルト50と、を有している。
ボード20は、平板状である。ボード20が車両60に取付けられた状態(取付状態)にあるとき、ボード20のおもて面(上面)20bは平面とされている。ボード20の車両前後方向長さは、倒伏状態82bにあるリアシートバック82の前端部と、フロントシートバック72の背面との間を、上下方向から見たときに埋める程度とされている。ボード20の車両幅方向長さは、たとえば、運転席の車両幅方向外側端部またはその近傍から助手席の車両幅方向外側端部またはその近傍までの長さと同程度とされている。
ボード側連結部30は、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられており、固縛用ベルト50をボード20に繋ぐ(連結する)ために設けられる。ボード側連結部30は、ボード20の裏面20cに1個のみ設けられている。ボード側連結部30は、固縛用ベルト50の一端部を繋ぐことができる形状とされており、たとえばフック形状とされている。
車両側連結部40は、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられており、固縛用ベルト50を車両60に繋ぐ(連結する)ために設けられる。車両側連結部40は、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるとき、ボード20にて上方から覆われる位置にあり、平面視でボード20で隠れる位置にある。
車両側連結部40は、ボード20の使用目的(ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用、ラゲージの棚として使用、等)に対応した車両60の各位置に、固定して設けられている。すなわち、車両側連結部40は、車両60に複数設けられている。車両側連結部40は、固縛用ベルト50の他端部を繋ぐことができる形状とされており、たとえばフック形状とされている。車両側連結部40は、ボード側連結部30と同じ形状であってもよく、異なる形状であってもよい。
なお、車両側連結部40は取付構造10のために車両60に新設されていてもよいし、取付構造10とは無関係に元々あるシートレール74,84、図示略のデッキフックなどの車両部品を、車両側連結部40として使用してもよい。
車両側連結部40は、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向でボード側連結部30とオフセットとなる(異なる)位置に設けられている。なお、図示例では、車両側連結部40がボード側連結部30より下方かつ車両前側に設けられている場合を示している。車両側連結部40は、ボード20が取付状態にあるとき、車両幅方向ではボード側連結部30と同じ位置(略同じ位置を含む)に設けられている。
固縛用ベルト50は、ボード側連結部30と車両側連結部40とを繋ぐことでボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛するために設けられる。固縛用ベルト50は、長さ調整かつ、荷重保持できる構造となっている。固縛用ベルト50は、固縛用ベルト50の長手方向に、弾性変形不能とされていてもよく弾性変形可能となっていてもよい。固縛用ベルト50のボード側連結部30と連結される部分と、固縛用ベルト50の車両側連結部40と連結される部分は、それぞれ、ボード側連結部30や車両側連結部40と連結可能であればその形状は特に限定されるものではないが、たとえばフック形状である。
つぎに、本発明全実施例にわたって共通する作用、効果を説明する。
ボード20を車両60に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルト50を有するため、紐を引っ掛ける構造だけでボードが車両に取付けられる場合に比べて、ボード20を車両60に強固に固定できる。よって、従来に比べてボード20のぐらつきを抑制できる。
また、車両側連結部40が、上下方向および車両前後方向でボード側連結部30とオフセットとなる位置に設けられるため、図1の矢印D1,D2にて示すように、1本の固縛用ベルト50で上下方向と車両前後方向の両方に固縛荷重をかけることができる。
上記構成では、1本の固縛用ベルト50を取付けることができる構造(フックのような比較的単純な構造)が車両側にあれば、それを車両側連結部40として使用できるため、元々ある車両部品を車両側連結部40として使用したり、車両側連結部40として使用できる車両部品が無い場合であっても、比較的簡易に新設したものを車両用連結部40として使用できる。よって、ボード20を車内の複数場所に配置しても、車両側の大幅な変更、改造を伴うことなく、それぞれの場所でボード20を車両に固縛することができる。その結果、ボード20を多目的に使用できる。すなわち、(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用するだけでなく(図1、図3)、(b)ラゲージ90内で棚として使用したりすることができる(図2の二点鎖線、図4)。
ボード側連結部30がボード20の裏面20cに設けられており、車両側連結部40がボード20にて上方から覆われる位置にあり平面視でボード20で隠れる位置にあるため、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるとき、ボード側連結部30、車両側連結部40および固縛用ベルト50の全てをボード20にて見え難い位置に配置することができる。そのため、取付構造10の見栄え向上の点で有利である。
つぎに、本発明各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕(図1、図2)
本発明実施例1では、取付構造10は、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な脚21を、さらに有する。
脚21は、ボード20の裏面20cに設けられている。脚21は、ボード20の前端部20dと後端部20aに車幅方向に間隔をおいて2本ずつ、計4本設けられている。各脚21は、ボード20に脱着可能もしくは折り畳み可能とされている。なお、図1では、各脚21がボード20に折り畳み可能とされており、ボード20の後端部20aに設けられる脚21が折り畳まれており、ボード20の後端部20aがリアシートバック82に保持されている状態を示している。
本発明実施例1では、ボード20と車両60のうちボード20側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な脚21を、さらに有するため、ボード20が車内の複数の場所で多目的に使用される場合であっても、脚21でボード20の姿勢を保持できる。その結果、(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用したり(図1)、(b)ラゲージ90内で棚として使用したりするだけでなく(図2の二点鎖線)、(c)リア席乗員用の大型車内テーブルとして使用したり(図2の実線)、(d)図示はしないが、車外でテーブルとして使用したりすることができる。
脚21が、ボード20に脱着可能もしくは折り畳み可能とされているため、ボード20が車両60に取付けられた取付状態にあるときに脚21の少なくとも一部が周囲の車両部品等と干渉するおそれがある場合には、該少なくとも一部をボード20から取り外す、または折り畳むことで、対応できる。一方、ボード20が車両60に取付けられていない不使用状態にあるときには、ボード20をコンパクトな状態で保管できる。
〔実施例2〕(図3、図4)
本発明実施例2では、取付構造10は、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な保持部材100を、さらに有する。
保持部材100は、フロントシートバック72の背面に設けられる第1の保持部材101と、リアシートバック82の背面82cに設けられる第2の保持部材102と、ラゲージ90の左右両側のデッキサイド93に設けられる第3の保持部材103と、を少なくとも有する。
(a)ボード20をリアシート80とフロントシート70との間を埋めるために使用する場合、図3に示すように、フロントシートバック72の背面に設けられる第1の保持部材101にてボード20の前端部20dが保持され、倒伏状態82bにあるリアシートバック82のボード保持凹部82dにてボード20の後端部20aが保持される。(b)ボード20をラゲージ90内で棚として使用する場合、図4に示すように、リアシートバック82の背面82cに設けられる第2の保持部材102にてボード20の前端部20dが保持され、デッキサイド93に設けられる第3の保持部材103にてボード20の後端部20aが保持される。
本発明実施例2では、ボード20と車両60のうち車両60側に設けられておりボード20の姿勢を保持可能な保持部材100を、さらに有するため、ボード20を保持するための脚が不要になる。そのため、脚を要する場合に比べてボード20の軽量化、コンパクト化を図ることができる。
10 ボード取付構造
20 ボード
30 ボード側連結部
40 車両側連結部
50 固縛用ベルト
60 車両

Claims (1)

  1. ボードを車両に取付けるボード取付構造であって、
    前記ボードと前記車両のうち前記ボード側に設けられるボード側連結部と、
    前記ボードと前記車両のうち前記車両側に設けられており、前記ボードが前記車両に取付けられた取付状態にあるときに上下方向および車両前後方向で前記ボード側連結部とオフセットとなる位置に設けられる車両側連結部と、
    前記ボード側連結部と前記車両側連結部とを繋ぐことで前記ボードを前記車両に荷重をかけた状態で固縛する固縛用ベルトと、
    を有するボード取付構造。
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