JP2024052373A - 作業機械 - Google Patents

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JP2024052373A JP2022159051A JP2022159051A JP2024052373A JP 2024052373 A JP2024052373 A JP 2024052373A JP 2022159051 A JP2022159051 A JP 2022159051A JP 2022159051 A JP2022159051 A JP 2022159051A JP 2024052373 A JP2024052373 A JP 2024052373A
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賢人 熊谷
充彦 金濱
克明 小高
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Abstract

【課題】原動機の出力制限下において、複数の油圧アクチュエータの動作速度のバランスを維持することができる作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、予め定められた原動機の出力制限値と、吐出圧センサによって検出された油圧ポンプの吐出圧とに基づいて、油圧ポンプが吐出可能な圧油のポンプ流量制限値を演算し、操作量検出センサによって検出された操作量に基づいて、複数の油圧アクチュエータそれぞれの要求速度を演算し、演算した複数の要求速度を満たすために、油圧ポンプが吐出すべき圧油の流量の推定値であるポンプ流量推定値を演算し、ポンプ流量制限値及びポンプ流量推定値の比に基づいて、複数の要求速度それぞれを補正して複数の目標速度を演算し、複数の油圧アクチュエータそれぞれが目標速度で動作するように、原動機、油圧ポンプ、及び複数の流量制御弁の少なくとも1つを制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、複数の油圧アクチュエータを備える作業機械に関する。
油圧ショベルなどの作業機械は、作業装置を構成するブーム、アームなどの各リンクが回転または直進ジョイントにより連結され、油圧アクチュエータ(例えば、油圧モータ、油圧シリンダ)により回転または並進運動する。油圧アクチュエータは、原動機(例えば、エンジン、電動モータ)により回転駆動される油圧ポンプから供給される作動油によって動作する。
作業装置の速度、加速度、力を制御するためには、各ジョイントに加わる回転トルクまたは推力を制御する必要がある。一方、原動機の出力エネルギー及びトルクには上限があるため、油圧アクチュエータの駆動エネルギーが過大になる場合は、可変容量の油圧ポンプの吐出容量を減じるなどして、原動機の出力エネルギーの上限を上回らないように制御する必要がある。
このような課題を解決するために、例えば特許文献1には、エネルギー制限値を現在のポンプ吐出圧で除して流量制限値を算出することで、原動機の出力エネルギーを超えない範囲でポンプの吐出容量を制御する方法が開示されている。
特許第5985165号公報
しかしながら、複数の油圧アクチュエータを複合動作させる場合において、特許文献1の方法でエネルギー制限を行うと、各油圧アクチュエータの動作速度のバランスが崩れる可能性がある。その結果、作業機械の動作がユーザの意図しないものになるという課題を生じる。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、原動機の出力制限下において、複数の油圧アクチュエータの動作速度のバランスを維持することが可能な作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動力を発生させる原動機と、前記原動機の駆動力によって圧油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプの吐出圧を検出する吐出圧センサと、前記油圧ポンプから供給される圧油によって動作する複数の油圧アクチュエータと、複数の前記油圧アクチュエータそれぞれに対する圧油の給排量を制御する複数の流量制御弁と、複数の前記油圧アクチュエータをそれぞれ操作する操作装置と、前記操作装置による操作量を検出する操作量検出センサと、前記原動機、前記油圧ポンプ、及び複数の前記流量制御弁の少なくとも1つを制御するコントローラとを備える作業機械において、前記コントローラは、予め定められた前記原動機の出力制限値と、前記吐出圧センサによって検出された前記油圧ポンプの吐出圧とに基づいて、前記油圧ポンプが吐出可能な圧油のポンプ流量制限値を演算し、前記操作量検出センサによって検出された前記操作量に基づいて、複数の前記油圧アクチュエータそれぞれの要求速度を演算し、演算した複数の前記要求速度を満たすために、前記油圧ポンプが吐出すべき圧油の流量の推定値であるポンプ流量推定値を演算し、前記ポンプ流量制限値及び前記ポンプ流量推定値の比に基づいて、複数の前記要求速度それぞれを補正して複数の目標速度を演算し、複数の前記油圧アクチュエータそれぞれが前記目標速度で動作するように、前記原動機、前記油圧ポンプ、及び複数の前記流量制御弁の少なくとも1つを制御することを特徴とする。
本発明によれば、原動機の出力制限下において、複数の油圧アクチュエータの動作速度のバランスを維持することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
油圧ショベルの側面図である。 油圧ショベルの駆動回路を示す図である。 油圧ショベル1のハードウェア構成図である。 コントローラの機能ブロック図である。 要求速度演算部の詳細図である。 回転数制御部の詳細図である。 出力制限部の詳細図である。 油圧シリンダに適用される目標圧演算部の詳細図である。 油圧モータに適用される目標圧演算部の詳細図である。 メータイン制御を行うバルブ制御部の詳細図である。 メータアウト制御を行うバルブ制御部の詳細図である。 ポンプ制御部の詳細図である。 油圧ショベルに搭載された油圧回路の概略図である。 複合動作させる油圧アクチュエータの他の組み合わせを示す駆動路図である。
本発明に係る油圧ショベル1(作業機械)の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、ホイールローダ、クレーン、ダンプトラック等でもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
図1は、油圧ショベル1の側面図である。図1に示すように、油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2により支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2及び上部旋回体3は、車体の一例である。下部走行体2は、無限軌道帯である左右一対のクローラ4を備える。そして、走行モータ5の駆動により、左右一対のクローラ4が独立して回転する。その結果、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラ4に代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、旋回モータ6によって旋回可能に下部走行体2に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム7と、旋回フレーム7の前方左側に配置されたキャブ(運転席)8と、旋回フレーム7の後部に配置されたカウンタウェイト9と、旋回フレーム7の前方中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機10(作業装置)とを主に備える。
キャブ8には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。そして、キャブ8の内部空間には、オペレータが着席するシートと、シートに着席したオペレータにより操作される操作装置が配置されている。
操作装置は、油圧ショベル1を動作させるためのオペレータの操作を受け付ける。オペレータによって操作装置が操作されることによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機10が動作する。なお、操作装置の具体例としては、レバー、ステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダル、スイッチ等が挙げられる。操作装置は、例えば図3を参照して後述するように、ブーム操作レバー41と、アーム操作レバー42と、ECダイヤル43とを少なくとも含む。
フロント作業機10は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム11と、ブーム11の先端に回動可能に支持されたアーム12と、アーム12の先端に回動可能に支持されたバケット13と、ブーム11を駆動させるブームシリンダ14と、アーム12を駆動させるアームシリンダ15と、バケット13を駆動させるバケットシリンダ16とを含む。カウンタウェイト9は、フロント作業機10との重量バランスを取るためのもので、上面視円弧形状を成す重量物である。
走行モータ5、旋回モータ6、ブームシリンダ14、アームシリンダ15、及びバケットシリンダ16は、作動油(圧油)が給排されることによって動作する油圧アクチュエータ(油圧アクチュエータ)の一例である。すなわち、油圧ショベル1は、複数の油圧アクチュエータを備える。但し、油圧アクチュエータの具体例は、これらに限定されない。
図2は、油圧ショベル1の駆動回路を示す図である。なお、図2では、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15を駆動するための油圧回路のみを図示しているが、油圧ショベル1は、他の油圧アクチュエータ(すなわち、走行モータ5、旋回モータ6、バケットシリンダ16)を駆動するための油圧回路も備えている。図2に示すように、油圧ショベル1は、エンジン20(原動機)と、作動油タンク21と、油圧ポンプ22(油圧ポンプ)と、方向制御弁23、24と、メータイン制御弁25、26と、開口量制御弁27、28と、リリーフ弁29と、ブリードオフ弁30と、圧力センサ31、32、33、34、35とを主に備える。
エンジン20は、油圧ショベル1を駆動するための駆動力を発生させる。但し、駆動源の具体例は、エンジン20に限定されず、電動モータなどでもよい。作動油タンク21は、作動油を貯留する。油圧ポンプ22は、エンジン20の駆動力によって回転し、作動油タンク21に貯留された作動油を吐出する。油圧ポンプ22は、斜板式または斜軸式などの可変容量型である。油圧ポンプ22の吐出容量は、レギュレータ22aによって制御される。
方向制御弁23、メータイン制御弁25、及び開口量制御弁27は、ブームシリンダ14を動作(伸縮)させるための油圧部品である。方向制御弁24、メータイン制御弁26、及び開口量制御弁28は、アームシリンダ15を動作(伸縮)させるための油圧部品である。これらの油圧部品の構成は共通するので、以下、ブームシリンダ14を動作させるための油圧部品23、25、27について説明する。
方向制御弁23は、油圧ポンプ22からブームシリンダ14に至る流路上で、且つブームシリンダ14から作動油タンク21に至る流路上に配置されている。方向制御弁23は、コントローラ50の制御に従って、ブームシリンダ14への作動油の供給方向を制御する電磁比例制御弁である。より詳細には、方向制御弁23は、ポート23a、23bに指令電流が供給されることによって、停止位置Aと、伸長位置B、縮小位置Cとの間を移動するスプールを備える。
停止位置Aは、ブームシリンダ14への作動油の給排を停止する位置である。伸長位置Bは、油圧ポンプ22から吐出された作動油をブームシリンダ14のボトム室に供給し、ブームシリンダ14のロッド室から排出された作動油を作動油タンク21に還流させる位置である。これにより、ブームシリンダ14が伸長する。縮小位置Cは、油圧ポンプ22から吐出された作動油をブームシリンダ14のロッド室に供給し、ブームシリンダ14のボトム室から排出された作動油を作動油タンク21に還流させる位置である。これにより、ブームシリンダ14が縮小する。また、スプールが停止位置Aに近づくほど、ブームシリンダ14に対する作動油の給排量が減少する。一方、スプールが伸長位置Bまたは縮小位置Cに近づくほど、ブームシリンダ14に対する作動油の給排量が増加する。
方向制御弁23のスプールの初期位置(ポート23a、23bの両方に指令電流が供給されていないときの位置)は、停止位置Aである。また、方向制御弁23のスプールは、ポート23aに指令電流が供給されることによって、停止位置Aから伸長位置Bに向かって移動する。また、方向制御弁23のスプールは、ポート23bに指令電流が供給されることによって、停止位置Aから縮小位置Cに向かって移動する。さらに、方向制御弁23のスプールは、ポート23a、23bに供給される指令電流が大きくなるほど、伸長位置Bまたは縮小位置Cに近づく。一方、ポート23a、23bへの指令電流の供給が停止されることによって、方向制御弁23のスプールが停止位置Aに戻る。
メータイン制御弁25は、油圧ポンプ22から方向制御弁23に至る流路上に配置されている。言い換えると、メータイン制御弁25は、方向制御弁23の上流側に配置されている。メータイン制御弁25は、油圧ポンプ22によって吐出される作動油のうち、方向制御弁23を通じてブームシリンダ14に供給される作動油の流量を制御する。より詳細には、メータイン制御弁25は、開口量制御弁27によって背圧が制御されることによって、方向制御弁23に供給される圧油の流量を増減させる。
開口量制御弁27は、メータイン制御弁25の背圧を制御することによって、メータイン制御弁25を通じて油圧ポンプ22から方向制御弁23に供給される作動油の流量(すなわち、メータイン制御弁25の開口量)を制御する。開口量制御弁27は、コントローラ50の制御に従って、メータイン制御弁25を通過する作動油の流量を制御する電磁比例制御弁である。開口量制御弁27は、指令電流が供給されることによって、供給位置Dと、遮断位置Eとの間を移動するスプールを備える。
供給位置Dは、メータイン制御弁25の背圧ポートを開放して、メータイン制御弁25を通じて油圧ポンプ22から方向制御弁23に作動油を供給する位置である。遮断位置Eは、メータイン制御弁25の背圧ポートを閉塞して、メータイン制御弁25を通じて油圧ポンプ22から方向制御弁23への作動油の供給を遮断する位置である。開口量制御弁27のスプールが供給位置Dに近づくほど方向制御弁23への作動油の供給量が増加し、開口量制御弁27のスプールが遮断位置Eに近づくほど方向制御弁23への作動油の供給量が減少する。
開口量制御弁27のスプールの初期位置(指令電流が供給されていないときの位置)は、供給位置Dである。また、開口量制御弁27のスプールは、指令電流が供給されることによって、供給位置Dから遮断位置Eに移動する。さらに、開口量制御弁27のスプールは、供給される指令電流が大きくなるほど、遮断位置Eに近づく。一方、指令電流の供給が停止されることによって、開口量制御弁27のスプールが供給位置Dに戻る。
方向制御弁23、メータイン制御弁25、及び開口量制御弁27は、ブームシリンダ14に対する作動油の給排量を制御する流量制御弁の一例である。但し、流量制御弁の具体的な構成は前述の例に限定されず、コントローラ50によって直接的または間接的に制御される1以上の弁によって構成されていればよい。また、本実施形態に係る流量制御弁は、油圧アクチュエータに供給する作動油の流量を制御する、所謂「メータイン制御」を行うものである。但し、油圧アクチュエータに対する作動油の流量の制御方法はメータイン制御に限定されず、油圧アクチュエータから排出される作動油の流量を制御する、所謂「メータアウト制御」であってもよい。
リリーフ弁29は、油圧ポンプ22から吐出される吐出圧が設定圧になった場合、油圧回路を保護する目的により、圧油を作動油タンク21に還流させるものである。また、ブリードオフ弁30は、コントローラ50の制御に従って、油圧ポンプ22から吐出された圧油の一部の流量を調整し、その調整された流量を作動油タンク21に還流させるものである。
圧力センサ31(吐出圧センサ)は、油圧ポンプ22から吐出される吐出圧(以下、「ポンプ吐出圧Pp」と表記する。)を検出する。また、圧力センサ32、34は、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15のボトム室に対して給排される作動油の圧力を検出する。さらに、圧力センサ33、35は、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15のロッド室に対して給排される作動油の圧力を検出する。以下、圧力センサ32~35によって検出される圧力を、実測圧Pactと表記する。そして、圧力センサ31~35は、検出した圧力を示す圧力信号をコントローラ50に出力する。
図3は、油圧ショベル1のハードウェア構成図である。図3に示すように、油圧ショベル1は、CPU51(Central Processing Unit)と、メモリ52とを有するコントローラ50を備える。メモリ52は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはこれらの組み合わせで構成される。コントローラ50は、メモリ52に格納されたプログラムコードをCPU51が読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。
但し、コントローラ50の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
コントローラ50は、圧力センサ31~35と、姿勢センサ36~39と、ブーム操作レバー41と、アーム操作レバー42と、ECダイヤル43から取得した各種信号に基づいて、エンジン20と、レギュレータ22aと、方向制御弁23、24と、開口量制御弁27、28と、ブリードオフ弁30とを制御する。すなわち、コントローラ50は、エンジン20の回転数と、油圧ポンプ22の吐出容量と、方向制御弁23、24、開口量制御弁27、28、及びブリードオフ弁30の開口量(供給する指令電流の大きさ)とを制御する。また、コントローラ50は、開口量制御弁27、28を制御することによって、メータイン制御弁25、26の開口量を間接的に制御する。
姿勢センサ36~39は、油圧アクチュエータによって駆動されるジョイントの姿勢を検出し、検出結果を示す姿勢信号をコントローラ50に出力する。例えば、姿勢センサ36は上部旋回体3の旋回角を検出し、姿勢センサ37はブーム11の対地角を検出し、姿勢センサ38はブーム11に対するアーム12の角度を検出し、姿勢センサ39はアーム12に対するバケット13の角度を検出する。以下、これらの角度を「ジョイント角度θ」と表記する。但し、姿勢センサ36~39によって検出される姿勢の具体例は、前述の例に限定されない。
ブーム操作レバー41は、ブーム11を起伏(換言すれば、ブームシリンダ14を伸縮)させるオペレータの操作を受け付ける。より詳細には、ブーム操作レバー41は、ブームシリンダ14の伸縮方向と、ブームシリンダ14の伸縮量(伸縮速度)とを指示するオペレータの操作を受け付ける。例えば、ブーム操作レバー41を後側に倒伏させる操作は、ブームシリンダ14を伸長させる指示(正の符号)に対応し、ブーム操作レバー41を前側に倒伏させる操作は、ブームシリンダ14を縮小させる指示(負の符号)に対応する。また、ブーム操作レバー41の操作量は、ブームシリンダ14の伸縮量(伸縮速度)の絶対値に対応する。
アーム操作レバー42は、アーム12を回動(換言すれば、アームシリンダ15を伸縮)させるオペレータの操作を受け付ける。より詳細には、アーム操作レバー42は、アームシリンダ15の伸縮方向と、アームシリンダ15の伸縮量(伸縮速度)とを指示するオペレータの操作を受け付ける。例えば、アーム操作レバー42を右側に倒伏させる操作は、アームシリンダ15を伸長させる指示(正の符号)に対応し、アーム操作レバー42を左側に倒伏させる操作は、アームシリンダ15を縮小させる指示(負の符号)に対応する。また、アーム操作レバー42の操作量は、アームシリンダ15の伸縮量(伸縮速度)の絶対値に対応する。
伸縮方向及び伸縮量(伸縮速度)の組み合わせは、操作量oの一例である。但し、操作量oの具体例は、前述の例に限定されない。ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42などの操作装置は、操作装置に対する操作量oを示す操作信号を、コントローラ50に出力する。ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42は、それぞれの操作量oを検出して操作量oを出力する操作量検出センサを有する。なお、走行モータ5、旋回モータ6、及びバケットシリンダ16のそれぞれを操作する各操作レバーは、それぞれの操作量oを出力するそれぞれの操作量検出センサをさらに備える。また、操作装置は、レバーの形態に限定されず、ペダルやスイッチなどでもよい。さらに、操作量検出センサは、キャブ8内に設けられた操作レバー等の操作装置から出力される電流値に基づき操作量oを検出する構成に限定されず、遠隔操作装置から通信回線を通じて外部サーバを介して操作量oを検出する構成としてもよい。上記した各操作レバーからの操作信号に基づき、コントローラ50内での処理にて各操作レバーの操作量oを演算することにより、結果として操作量oを検出する構成としてもよい。
ECダイヤル(エンジンコントロールダイヤル)43は、ダイヤル操作によりエンジン20の要求回転数Wを任意に設定するものである。また、ECダイヤル43は、ダイヤル操作により設定された要求回転数Wを示す回転数指令信号を、コントローラ50に出力する。ECダイヤル43は、エンジン20の要求回転数Wを設定するエンジン回転数設定装置の一例である。なお、エンジン回転数設定装置は、ダイヤルの形態に限定されず、スイッチ、タッチパネルなどでもよい。さらに、エンジン回転数設定装置は、キャブ8内に設けられたダイヤル等から要求回転数Wを設定することに限定されず、エンジン回転数設定装置を備えた遠隔操作装置から通信回線を通じて外部サーバを介して要求回転数Wを設定する構成にしてもよい。
図4は、コントローラ50の機能ブロック図である。図4に示すように、コントローラ50は、要求速度演算部61と、回転数制御部62と、ヤコビ行列演算部63と、出力制限部64と、ジョイントトルク演算部65は、目標圧演算部66と、実測圧演算部67と、バルブ制御部68と、ポンプ制御部69とを主に備える。図4に示す各機能ブロック61~69は、例えば、メモリ52に記憶されたプログラムをCPU51が実行することによって実現される。
図4に示す各機能ブロック61~69は、複数の油圧アクチュエータを並行して動作させる(以下、「複合動作」と表記する。)場合に、各油圧アクチュエータの動作速度のバランスを維持しつつ、エンジン20の出力が出力制限値Eの範囲に収まるように、エンジン20、油圧ポンプ22、方向制御弁23、24、及び開口量制御弁27、28の少なくとも1つを制御する。以下、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の複合動作の例を説明する。
要求速度演算部61は、ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42を通じて取得した操作量oに基づいて、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の要求速度vを演算する。要求速度vとは、ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42の操作量に対応するブームシリンダ14及びアームシリンダ15の伸縮速度である。
図5は、要求速度演算部61の詳細図である。図5に示すように、要求速度演算部61は、油圧アクチュエータそれぞれに対応する要求速度テーブル611、612を有する。要求速度テーブル611は、ブーム操作レバー41を通じて取得した操作量oとブーム11の要求速度vr-Bmとの予め定められた対応関係を保持している。要求速度テーブル612は、アーム操作レバー42を通じて取得した操作量oとアーム12の要求速度vr-Amとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、要求速度テーブル611、612は、操作量oが大きくなるほど、要求速度vr-Bm、vr-Amが速くなる関係を保持している。
なお、図示は省略するが、メモリ52には、走行モータ5、旋回モータ6、及びバケットシリンダ16に対応する要求速度テーブルも記憶されている。また、要求速度演算部61は、油圧アクチュエータ毎に個別の要求速度テーブルを有していてもよいし、複数の操作量の入力に対して複数の要求速度を出力する多次元テーブルを有していてもよい。
要求速度演算部61は、要求速度テーブル611に基づいて、ブーム操作レバー41を通じて取得した操作量oに対応する要求速度vr-Bmを演算する。また、要求速度演算部61は、要求速度テーブル612に基づいて、アーム操作レバー42を通じて取得した操作量oに対応する要求速度vr-Amを演算する。そして、図4に示すように、要求速度演算部61は、演算した要求速度v(vr-Bm、vr-Amを含むベクトル)を、出力制限部64に出力する。
回転数制御部62は、ECダイヤル43を通じて取得した要求回転数Wに基づいて、目標回転数WE-t及び出力制限値Eを演算する。目標回転数WE-tは、エンジン20の回転数の目標値である。出力制限値Eは、エンジン20を目標回転数WE-tで回転させたときの出力の制限値(限界値)である。
図6は、回転数制御部62の詳細図である。図6に示すように、回転数制御部62は、目標回転数テーブル621と、出力制限値テーブル622とを有する。目標回転数テーブル621は、要求回転数Wと目標回転数WE-tとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、目標回転数テーブル621は、要求回転数Wが下限値より小さいときに目標回転数WE-tが最小値で一定し、要求回転数Wが上限値より大きいときに目標回転数WE-tが最大値で一定し、要求回転数Wが下限値及び上限値の間で要求回転数Wが大きいほど目標回転数WE-tが大きくなる関係を保持している。出力制限値テーブル622は、目標回転数WE-tと出力制限値Eとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、出力制限値Eは、目標回転数WE-tが大きくなるほど、出力制限値Eが大きくなる関係を保持している。
回転数制御部62は、目標回転数テーブル621に基づいて、要求回転数Wに対応する目標回転数WE-tを演算する。また、回転数制御部62は、出力制限値テーブル622に基づいて、目標回転数WE-tに対応する出力制限値Eを演算する。そして、図4に示すように、回転数制御部62は、演算した目標回転数WE-tをポンプ制御部69に出力し、演算した出力制限値Eを出力制限部64に出力する。また、回転数制御部62は、演算した目標回転数WE-tをエンジンコントローラ(図示省略)に出力して、エンジン20の回転数が目標回転数WE-tになるように制御する。
ヤコビ行列演算部63は、姿勢センサ37、38によって検出されたジョイント角度θに基づいて、ヤコビ行列Jを演算する。ヤコビ行列Jは、油圧アクチュエータの変位速度を目標ジョイント角速度ベクトルω’tに変換(換言すれば、リンク角速度系をアクチュエータ速度系に変換)する変換係数である。ヤコビ行列Jを演算する具体的な方法は、例えば非特許文献1に記載されているように既に周知なので、詳細な説明は省略する。そして、ヤコビ行列演算部63は、演算したヤコビ行列Jをジョイントトルク演算部65に出力する。
出力制限部64は、要求速度演算部61から取得した要求速度vと、回転数制御部62から取得した出力制限値Eと、圧力センサ31によって検出されたポンプ吐出圧Ppとに基づいて、目標速度vと、目標加速度v’と、目標ポンプ流量Qp-tとを演算する。目標速度vは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれの伸縮速度の目標値(vt-Bm、vt-Am)である。目標加速度v’は、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるための加速度の目標値(v’t-Bm、v’t-Am)である。目標ポンプ流量Qp-tは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度v-Bm、vt-Amで伸縮させるために必要な油圧ポンプ22の吐出容量の目標値である。
図7は、出力制限部64の詳細図である。図7に示すように、出力制限部64は、演算部641~646を有する。
演算部641は、出力制限値Eをポンプ吐出圧Ppで除すことによって、ポンプ流量制限値Qlimを演算する。ポンプ流量制限値Qlimは、エンジン20の出力が出力制限値Eに収まる油圧ポンプ22の吐出容量の上限値(限界値)である。そして、演算部641は、演算したポンプ流量制限値Qlimを演算部643に出力する。
演算部642は、要求速度演算部61から取得した要求速度v(vr-Bm、vr-Am)と、対応する油圧アクチュエータの油路断面積S(S-Bm、S-Am)との積を積算することによって、ポンプ流量推定値Qestを演算する。ポンプ流量推定値Qestは、要求速度演算部61で演算した複数の要求速度vr-Bm、vr-Amを満たすために、油圧ポンプ22が吐出すべき作動油の流量の推定値である。そして、演算部642は、演算したポンプ流量推定値Qestを演算部643、646に出力する。
演算部643は、ポンプ流量制限値Qlimをポンプ流量推定値Qestで除すことによって(すなわち、ポンプ流量制限値Qlim及びポンプ流量推定値Qestの比)、速度制限ゲインKを演算する。速度制限ゲインKは、要求速度v及びポンプ流量推定値Qestを補正するための補正係数である。出力制限値Eの範囲内で油圧アクチュエータの動作を制限する場合、ポンプ流量制限値Qlimはポンプ流量推定値Qestより小さくなるので、速度制限ゲインKは0≦K<1となる。そして、演算部643は、最小値選択部647に出力する。
最小値選択部647は、演算部643から出力された速度制限ゲインKと、予め定められた固定値(=1)とのうち、小さい方の値を選択する。そして、最小値選択部647は、選択した値を速度制限ゲインKとして演算部644、646に出力する。すなわち、最小値選択部647は、演算部643から出力された速度制限ゲインKが1未満の場合に、この速度制限ゲインKをそのまま出力する。一方、最小値選択部647は、演算部643から出力された速度制限ゲインKが1以上の場合に、速度制限ゲインKに1を代入して出力する。
演算部644は、複数の要求速度vr-Bm、vr-Amそれぞれに速度制限ゲインKを乗じることによって、目標速度v(vt-Bm、vt-Amを含むベクトル)を演算する。すなわち、演算部644は、ポンプ流量制限値Qlim及びポンプ流量推定値Qestの比に基づいて、複数の要求速度vr-Bm、vr-Amそれぞれを補正して、複数の目標速度vt-Bm、vt-Amを演算する。そして、演算部644は、演算した目標速度vを演算部645及びジョイントトルク演算部65に出力する。
演算部645は、複数の要求速度vr-Bm、vr-Amそれぞれを時間tで微分することによって、要求加速度v’(v’r-Bm、v’r-Amを含むベクトル)を演算する。そして、演算部645は、演算した要求加速度v’をジョイントトルク演算部65に出力する。
演算部646は、ポンプ流量推定値Qestに速度制限ゲインKを乗じることによって、目標ポンプ流量Qp-tを演算する。すなわち、演算部646は、ポンプ流量制限値Qlim及びポンプ流量推定値Qestの比に基づいて、ポンプ流量推定値Qestを補正して目標ポンプ流量Qp-tを演算する。そして、演算部646は、演算した目標ポンプ流量Qp-tをポンプ制御部69に出力する。
ジョイントトルク演算部65は、姿勢センサ37、38によって検出されたジョイント角度θと、ジョイント角度θを時間微分して得られるジョイント角速度θ’と、出力制限部64から取得した目標速度v及び目標加速度v’tとを、下記式1、2に代入することによって、目標トルクftを演算する。目標トルクftは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15を目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させた際のトルクの目標値(ft-Bm、ft-Bm)である。
Figure 2024052373000002
Figure 2024052373000003
まず、ジョイントトルク演算部65は、目標速度vt-Bm、vt-Amそれぞれと、ヤコビ行列Jとを式1に代入して、目標ジョイント角速度ベクトルω’tを演算する。また、ジョイントトルク演算部65は、ジョイント角度θと、ジョイント角速度θ’と、目標ジョイント角速度ベクトルω’tとを式2の運動方程式に代入して、目標トルクftを演算する。そして、ジョイントトルク演算部65は、演算した目標トルクftを目標圧演算部66に出力する。
ここで、式2の右辺のうち、第1項はリンク部材の慣性項であり、第2項は中心力・コリオリ力項(C)及び摩擦項(D)であり、第3項は重力項(gは重力加速度)である。なお、各項の係数を演算するためのリンク部材寸法、重量、摩擦、その他の情報は既知とする。ジョイントトルク演算部65による演算方法は、計算トルク法として知られ、例えば、非特許文献2に記載されているように既に周知なので、詳細な説明は省略する。
目標圧演算部66は、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれに給排される圧油の目標圧(目標メータイン圧Pmi-t、目標メータアウト圧Pmo-t)を、対応する目標速度vに基づいて演算する。より詳細には、目標圧演算部66は、ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42を通じて取得した操作量oと、ジョイントトルク演算部65から取得した目標トルクftとに基づいて、目標メータイン圧Pmi-tと、目標メータアウト圧Pmo-tと、メータインフラグσmiとを演算する。
目標メータイン圧Pmi-tは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれに供給する作動油の圧力の目標値である。目標メータアウト圧Pmo-tは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれから排出する作動油の圧力の目標値である。メータインフラグσmiは、ボトム室またはロッド室のどちらに作動油を供給するかを示す値である。
図8は、油圧アクチュエータのうち油圧シリンダ(すなわち、ブームシリンダ14、アームシリンダ15、バケットシリンダ16)に適用される目標圧演算部66の詳細図である。図9は、油圧アクチュエータのうち油圧モータ(すなわち、走行モータ5、旋回モータ6)に適用される目標圧演算部66の詳細図である。図8及び図9に示すように、目標圧演算部66は、目標圧演算テーブル661、662を有する。目標圧演算テーブル661、662は、操作量o及び目標トルクftの組み合わせと、目標メータイン圧Pmi-t、目標メータアウト圧Pmo-t、メータインフラグσmiの演算方法との対応関係を保持する。
図8及び図9に示すように、目標圧演算部66は、操作量oが正の閾値th1以上の場合に、メータインフラグσmiにボトム(=1)を設定する。一方、目標圧演算部66は、操作量oが負の閾値-th1以下の場合に、メータインフラグσmiにロッド(=-1)を設定する。一方、操作量oが正の閾値th1未満で且つ負の閾値-th1より大きい場合は、油圧アクチュエータが停止していると判断される。そして、図4に示すように、目標圧演算部66は、演算したメータインフラグσmiを実測圧演算部67に出力する。
また、目標圧演算部66は、操作量o及び目標トルクftの組み合わせに応じて、目標メータイン圧Pmi-t、目標メータアウト圧Pmo-tを演算する。ここで、定数p_buf1、p_buf2は、キャビテーションを起こさないための最低圧として予め設定する固定値ある。また、定数S、Sは、それぞれ油圧シリンダのボトム側(S)及びロッド側(S)の断面積である。さらに、モータ容積qは、油圧モータのモータ容積であって、減速機がある場合は減速比を考慮した値である。すなわち、油圧シリンダと油圧モータとでは、目標メータイン圧Pmi-t、目標メータアウト圧Pmo-tの演算式が異なる。そして、図4に示すように、目標圧演算部66は、演算した目標メータイン圧Pmi-t、目標メータアウト圧Pmo-tをバルブ制御部68及びポンプ制御部69に出力する。
実測圧演算部67は、圧力センサ32~35によって検出された実測圧Pactと、目標圧演算部66から取得したメータインフラグσmiとを、下記式3に代入することによって、実測メータイン圧Pmi、実測メータアウト圧Pmoを演算する。実測メータイン圧Pmiは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15に供給される作動油の実測値である。実測メータアウト圧Pmoは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15から排出される作動油の実測値である。
Figure 2024052373000004
なお、式3において、実測圧Paはボトム側の圧力センサ32、34によって検出された実測圧であり、実測圧Pbはロッド側の圧力センサ33、35によって検出された実測圧である。そして、実測圧演算部67は、演算した実測メータイン圧Pmi、実測メータアウト圧Pmoをバルブ制御部68に出力する。
図10は、メータイン制御を行うバルブ制御部68の詳細図である。図10のバルブ制御部68は、ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42を通じて取得した操作量oと、目標圧演算部66から取得した目標メータイン圧Pmi-tと、実測圧演算部67から取得した実測メータイン圧Pmiと、圧力センサ31によって検出されたポンプ吐出圧Ppと、メータイン油路体積Vmiと、メータイン油路体積変化量V’miとに基づいて、バルブ開口指令iを演算する。バルブ制御部68は、メータイン開口制限値テーブル681Aと、演算部682A~685Aと、バルブ開口指令テーブル686Aとを有する。
メータイン油路体積Vmiは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれに供給すべき作動油の体積である。メータイン油路体積変化量V’miは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれに単位時間当たりに供給すべき作動油の体積である。バルブ開口指令iは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために必要なメータイン制御弁25、26それぞれの開口量を示す値(例えば、開口量制御弁27、28それぞれに供給する指令電流の大きさ)である。
油圧アクチュエータが油圧シリンダの場合、メータイン油路体積Vmi、メータイン油路体積変化量V’miは、下記式4によって特定される。一方、油圧アクチュエータが油圧モータの場合、メータイン油路体積Vmi、メータイン油路体積変化量V’miは、下記式5によって特定される。なお、初期体積Va0、Vb0は、それぞれ油圧シリンダのボトム側(Va0)及びロッド側(Vb0)における油路体積の初期値である。また、シリンダ変位Xcは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の変位量である。また、Smi、Smoは、それぞれメータイン側シリンダ断面積、メータアウト側シリンダ断面積である。さらに、qは、上述した油圧モータのモータ容積である。
Figure 2024052373000005
Figure 2024052373000006
メータイン開口制限値テーブル681Aは、操作量oとメータイン開口制限値Ami-limとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、メータイン開口制限値テーブル681Aは、操作量oが大きいほど、メータイン開口制限値Ami-limが大きくなる関係を保持している。メータイン開口制限値Ami-limは、メータイン制御弁25、26における開口面積の制限値である。そして、メータイン開口制限値テーブル681Aに基づいて特定されたメータイン開口制限値Ami-limは、演算部685Aに出力される。
演算部682Aは、目標メータイン圧Pmi-tから実測メータイン圧Pmiを減じて演算部683Aに出力する。演算部682Aは、PID(Proportional-Integral-Differential)制御によって、演算部682Aの演算結果からフィードバック制御量Vを演算し、演算したフィードバック制御量Vを演算部684Aに出力する。演算部684Aは、実測メータイン圧Pmiと、ポンプ吐出圧Ppと、メータイン油路体積Vmiと、メータイン油路体積変化量V’miと、フィードバック制御量Vとを、下記式7に代入することによって、目標メータイン開口量A’mi-tを演算する。目標メータイン開口量A’mi-tは、メータイン制御弁25、26における開口面積の目標値である。
より詳細には、フィードバック制御量Vの圧力変化を実現するためのメータイン開口量をAmi、作動油の体積弾性係数をKβ、作動油の密度をρ、定数cとすると、式6が成立する。そして、式6をフィードバック制御量Vについて整理すると、式7が得られる。そして、演算部684Aは、演算した目標メータイン開口量A’mi-tを演算部685Aに出力する。
Figure 2024052373000007
Figure 2024052373000008
演算部685Aは、メータイン開口制限値Ami-lim及び目標メータイン開口量A’mi-tの小さい方の値を、バルブ開口指令テーブル686Aに出力する。バルブ開口指令テーブル686Aは、演算部685Aの出力値とバルブ開口指令iとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、バルブ開口指令テーブル686Aは、演算部685Aの出力値が大きいほど、バルブ開口指令iが大きくなる関係を保持している。そして、バルブ制御部68は、バルブ開口指令テーブル686Aに基づいて特定されたバルブ開口指令iによって、開口量制御弁27、28の開口量を制御する。例えば、バルブ制御部68は、バルブ開口指令iで示される指令電流を開口量制御弁27、28に供給する。
図11は、メータアウト制御を行うバルブ制御部68の詳細図である。図11のバルブ制御部68は、ブーム操作レバー41及びアーム操作レバー42を通じて取得した操作量oと、目標圧演算部66から取得した目標メータアウト圧Pmo-tと、実測圧演算部67から取得した実測メータアウト圧Pmoと、排出側圧Pretと、メータアウト油路体積Vmoと、メータアウト油路体積変化量V’moとに基づいて、バルブ開口指令iを演算する。バルブ制御部68は、メータアウト開口制限値テーブル681Bと、演算部682B~685Bと、バルブ開口指令テーブル686Bとを有する。
メータアウト油路体積Vmoは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれから排出すべき作動油の体積である。メータアウト油路体積変化量V’moは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれから単位時間当たりに排出すべき作動油の体積である。排出側圧Pretは、作動油タンク21に排出される作動油の圧力(通常は、作動油タンク21内の圧力)である。バルブ開口指令iは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために必要なメータアウト側の流量制御弁(例えば、図13の流量制御弁72)の開口量を示す値である。
油圧アクチュエータが油圧シリンダの場合、メータアウト油路体積Vmo、メータアウト油路体積変化量V’moは、上記式4によって特定される。一方、油圧アクチュエータが油圧モータの場合、メータアウト油路体積Vmo、メータアウト油路体積変化量V’moは、上記式5によって特定される。
メータアウト開口制限値テーブル681Bは、操作量oとメータアウト開口制限値Amo-limとの予め定められた対応関係を保持している。より詳細には、メータアウト開口制限値テーブル681Bは、操作量oが大きいほど、メータアウト開口制限値Amo-limが大きくなる関係を保持している。メータアウト開口制限値Amo-limは、流量制御弁72における開口面積の制限値である。そして、メータアウト開口制限値テーブル681Bに基づいて特定されたメータアウト開口制限値Amo-limは、演算部685Bに出力される。
演算部684Bは、実測メータアウト圧Pmoと、排出側圧Pretと、メータアウト油路体積Vmoと、メータアウト油路体積変化量V’moと、フィードバック制御量Vとを、下記式9に代入することによって、目標メータアウト開口量A’mo-tを演算する。目標メータアウト開口量A’mo-tは、流量制御弁72における開口面積の目標値である。より詳細には、式8をフィードバック制御量Vについて整理すると、式9が得られる。そして、演算部684Bは、演算した目標メータアウト開口量A’mo-tを演算部685Bに出力する。
Figure 2024052373000009
Figure 2024052373000010
なお、演算部682B~685Bの処理内容は、使用する具体的なパラメータが異なるものの、図10に示す演算部682A~685Aと共通する。また、バルブ開口指令テーブル686Bは、入力される具体的なパラメータが異なるものの、基本的な内容は図10に示すバルブ開口指令テーブル686Aと共通する。すなわち、図10及び図11に示すバルブ制御部68は、複数の流量制御弁それぞれの開口量を、対応する目標圧及び実測圧に差に基づいて制御する。
ポンプ制御部69は、圧力センサ31によって検出されたポンプ吐出圧Ppと、出力制限部64から取得した目標ポンプ流量Qp-tと、回転数制御部62から取得した目標回転数WE-tと、目標圧演算部66から取得した目標メータイン圧Pmi-tとに基づいて、目標ポンプ容量qp-tを演算する。目標ポンプ容量qp-tは、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15それぞれを目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために必要な油圧ポンプ22の吐出容量の目標値である。
図12は、ポンプ制御部69の詳細図である。図12に示すように、ポンプ制御部69は、演算部691~695を有する。
演算部691は、複数の目標メータイン圧Pmi-tのうちの最大値を演算部692に出力する。演算部692は、演算部691から取得した最大値からポンプ吐出圧Ppを減じて、演算部693に出力する。演算部693は、PID制御によって、演算部692の演算結果からポンプ流量補正値Zを演算し、演算したポンプ流量補正値Zを演算部694に出力する。演算部693は、目標ポンプ流量Qp-tにポンプ流量補正値Zを加算して、補正後の目標ポンプ流量Q’p-tを演算し、補正後の目標ポンプ流量Q’p-tを演算部695に出力する。演算部695は、補正後の目標ポンプ流量Q’p-tを目標回転数WE-tで除して、目標ポンプ容量qp-tを演算する。そして、ポンプ制御部69は、演算した目標ポンプ容量qp-tの作動油が油圧ポンプ22から吐出されるように、レギュレータ22aを制御する。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の要求速度vr-Bm、vr-Amを共通の速度制限ゲインKで除して、目標速度vt-Bm、vt-Amを演算する。これにより、エンジン20の出力を出力制限値Eに制限しても、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の伸縮速度(すなわち、ブーム11及びアーム12の動作速度)のバランスを維持することができる。
その結果、アーム12は、オペレータが意図するより移動速度が遅くなるものの、オペレータの意図した軌跡に沿って移動する。これにより、例えば、バケット13の先端で土砂をならすために、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15を複合動作させてバケット13の先端を水平移動させる水平引き動作のような場合でも、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15の互いの動作速度のバランスを維持することができる。
なお、上記の実施形態では、開口量制御弁27、28に供給する指令電流の大きさを調整することによって、間接的にメータイン制御弁25、26の開口量を制御する例を説明した。しかしながら、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15を目標速度vt-Bm、vt-Amで伸縮させるために、直接制御する対象は前述の例に限定されない。他の例として、メータイン制御弁25、26を電磁比例弁として直接制御してもよい。
また、上記の実施形態では、図13に示す油圧回路の概略図において、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15への作動油の供給量Amiを制御するメータイン側の流量制御弁71の開口量を制御する例を説明したが、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15からの作動油の排出量Amoを制御するメータアウト側の流量制御弁72の開口量を制御してもよい。
さらに、上記の実施形態では、ブームシリンダ14及びアームシリンダ15を複合動作させる例を説明したが、複合動作させる油圧アクチュエータの組み合わせは、前述の例に限定されない。図14は、複合動作させる油圧アクチュエータの他の組み合わせを示す駆動路図である。
図14に示すように、複合動作の他の例として、バケット13で掬い上げた土砂をダンプトラックの荷台に積み込む際に、旋回モータ6とブームシリンダ14とを並行して動作させることが考えられる。なお、旋回モータ6に対して作動油を給排させるための方向制御弁74、メータイン制御弁75、開口量制御弁76、及び圧力センサ77、78の構成、配置、及び役割は、前述した方向制御弁23、メータイン制御弁25、開口量制御弁27、及び圧力センサ32、33と共通する。
このような複合動作に前述の処理を適用すれば、バケット13で掬い上げた土砂をダンプトラックの荷台に積み込むような場合でも、オペレータが意図した軌跡に沿ってバケット13を移動させることができるので、バケット13がダンプトラックに接触するのを防止することができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル(作業機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 クローラ
5 走行モータ(油圧アクチュエータ)
6 旋回モータ(油圧アクチュエータ)
7 旋回フレーム
8 キャブ
9 カウンタウェイト
10 フロント作業機
11 ブーム
12 アーム
13 バケット
14 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ)
15 アームシリンダ(油圧アクチュエータ)
16 バケットシリンダ(油圧アクチュエータ)
20 エンジン(原動機)
21 作動油タンク
22 油圧ポンプ(油圧ポンプ)
22a レギュレータ
23,24 方向制御弁(流量制御弁)
25,26 メータイン制御弁(流量制御弁)
27,28 開口量制御弁(流量制御弁)
29 リリーフ弁
30 ブリードオフ弁
31~35,77,78 圧力センサ
36~39 姿勢センサ
41 ブーム操作レバー(操作装置、操作量検出センサ)
42 アーム操作レバー(操作装置、操作量検出センサ)
43 ECダイヤル(エンジン回転数設定装置)
50 コントローラ
51 CPU
52 メモリ

Claims (3)

  1. 駆動力を発生させる原動機と、
    前記原動機の駆動力によって圧油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプの吐出圧を検出する吐出圧センサと、
    前記油圧ポンプから供給される圧油によって動作する複数の油圧アクチュエータと、
    複数の前記油圧アクチュエータそれぞれに対する圧油の給排量を制御する複数の流量制御弁と、
    複数の前記油圧アクチュエータをそれぞれ操作する操作装置と、
    前記操作装置による操作量を検出する操作量検出センサと、
    前記原動機、前記油圧ポンプ、及び複数の前記流量制御弁の少なくとも1つを制御するコントローラとを備える作業機械において、
    前記コントローラは、
    予め定められた前記原動機の出力制限値と、前記吐出圧センサによって検出された前記油圧ポンプの吐出圧とに基づいて、前記油圧ポンプが吐出可能な圧油のポンプ流量制限値を演算し、
    前記操作量検出センサによって検出された前記操作量に基づいて、複数の前記油圧アクチュエータそれぞれの要求速度を演算し、
    演算した複数の前記要求速度を満たすために、前記油圧ポンプが吐出すべき圧油の流量の推定値であるポンプ流量推定値を演算し、
    前記ポンプ流量制限値及び前記ポンプ流量推定値の比に基づいて、複数の前記要求速度それぞれを補正して複数の目標速度を演算し、
    複数の前記油圧アクチュエータそれぞれが前記目標速度で動作するように、前記原動機、前記油圧ポンプ、及び複数の前記流量制御弁の少なくとも1つを制御することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    複数の前記油圧アクチュエータそれぞれに対して給排される圧油の実測圧を検出する複数の圧力センサを備え、
    前記コントローラは、
    複数の前記油圧アクチュエータそれぞれに給排される圧油の目標圧を、前記目標速度に基づいて演算し、
    複数の前記流量制御弁それぞれの開口量を、前記目標圧及び前記実測圧に差に基づいて制御することを特徴とする作業機械。
  3. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記流量制御弁は、
    前記油圧アクチュエータへの圧油の供給方向を制御する方向制御弁と、
    前記油圧ポンプから前記方向制御弁に至る流路上に配置されて、前記方向制御弁を通じて前記油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御するメータイン制御弁とを含み、
    前記コントローラは、前記方向制御弁及び前記メータイン制御弁の少なくとも一方を制御することを特徴とする作業機械。
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