JP2024039761A - 床構造 - Google Patents

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JP2024039761A
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雅文 川上
Masafumi Kawakami
浩樹 梯
Hiroki Kakehashi
健一郎 大蘆
Kenichiro Oashi
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Abstract

【課題】重量床衝撃音の低減性を向上する床構造を提供する。【解決手段】床版10の上に並べられる複数の第一支持部材20と、複数の第一支持部材20に周縁部31を支えられ、隙間71を設けて並べられて床版10の上方に保持される複数の第一ボード30と、複数の第一ボード30と第一隙間71とを覆う複数の被覆材40と、被覆材40の上に並べられる複数の第二支持部材45と、複数の第二支持部材45に周縁部51を支えられ、第二隙間73を設けて並べられて被覆材40の上方に保持される複数の第二ボード50と、複数の第二ボード50の直上に設けられた複数の表面材60と、を備え、第一ボード30と第二ボード50とがパーティクルボードで成り、被覆材40が、第一ボード30の上面に敷いたアスファルト系制振材41と、このアスファルト系制振材41に重ねた石膏ボード42と、を備え、複数の第二支持部材45が石膏ボード42に載置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、建築物の床版上に施工される遮音性の高い床構造に関する。
集合住宅の床やオフィスビルのフロアなどの床構造は、歩行面を構成するフローリング或いはカーペットと平板或いはコンクリートスラブ等の床版との間に空間部を設けて、遮音性を高めている。
図9は従来の床構造100を示している。床構造100は、床版としてのコンクリートスラブ110の上に立設した支持脚120を介して敷設されるパーティクル材で成る複数のボード130と、ボード130の上に複数の支持台座135を介して敷設されるパーティクル材で成る複数のボード140と、ボード140の上に敷設される遮音シート151と、遮音シート151の上に配置された石膏ボード152と、石膏ボード152の上に配置されるフローリングボード160と、を備えている。
床構造100では、コンクリートスラブ110とボード130と間に第一の空間部(第一空気層S1″)を設けると共に、ボード130とボード140との間に第二の空間部(第二空気層S2″)を設けている。この床構造100は、床への衝撃音として、子供が飛んだり跳ねたりする際や床面上に重量物を落下させた場合など、柔らかくて重い衝撃により生じる重量床衝撃音の低減性に優れている。このような床構造100が特許文献1に開示されている。
特開2018-12936号公報
集合住宅やオフィスビルなどの二重床の構造としては、重量床衝撃音の低減性をより一層向上することが望まれる。
そこで、本発明は、重量床衝撃音の低減性を向上する床構造を提供することを目的とする。
本発明の床構造は、床版の上に並べられる複数の第一支持部材と、複数の前記第一支持部材に周縁部を支えられ、且つ第一隙間を設けて並べられて前記床版の上方に保持される木製の複数の第一ボードと、複数の前記第一ボードと前記第一隙間とを覆う複数の被覆材と、前記被覆材の上に並べられる複数の第二支持部材と、複数の前記第二支持部材に周縁部を支えられ、且つ第二隙間を設けて並べられて前記被覆材の上方に保持される木製の複数の第二ボードと、複数の前記第二ボードの上に設けられる複数の表面材と、を備えている。
本発明では、第一空気層(空間)が第一ボード下に構成され、第二空気層(空間)が第二ボードと被覆材との間に構成されていて、被覆材で複数の前記第一ボードと前記第一隙間とを覆うことで、第一空気層(空間)と第二空気層(空間)とが連通することを遮断する。このように第一空気層(空間)と第二空気層(空間)との空気連通を遮断した状態では、第二ボードが発する振動が第一空気層の空気を振動させることを低減する遮蔽物として第一ボードが機能する。
例えば、前記被覆材としては、ゴム製シート、アスファルト系制振材、パーティクルボード、合板、石膏ボード、セメント板の何れかであり、或いはそれらの少なくとも二つを重ねて設けられ、好ましくは板状のアスファルト系制振材を用いる。
本発明の床構造は、好ましくは、前記第一ボードと前記第二ボードとがパーティクルボードで成り、前記被覆材が、前記第一ボードの上に敷いたアスファルト系制振材と、このアスファルト系制振材に重ねた石膏ボードと、を備え、複数の前記第二支持部材が、前記石膏ボードに載置されている。
本発明の床構造は、好ましくは、複数の前記第二ボードとこれら前記第二ボード間の前記第二隙間とを覆う複数のアスファルト系制振材を、前記第二ボードと前記表面材との間に設けている。
本発明の床構造は、好ましくは、前記被覆材と前記第二ボードとの間に構成された空間に、遮音材を設けている。例えばグラスウール、ロックウール或いは樹脂の発泡成形品などを遮音材として用いることができる。
本発明によれば、重量床衝撃音の低減性を向上させることができる。
本発明の第一実施形態と第二実施形態に係る床構造の平面図である。 図1のA1-A1線に沿った本発明の第一実施形態に係る床構造の断面図である。 図1のA2-A2線に沿った本発明の第一実施形態に係る床構造の断面図である。 (a)は本発明の第一実施形態に係る床構造の作用を説明するための図であり、(b)は従来の床構造の作用を説明するための図である。 (a)は図1のA3-A3線に沿った本発明の第二実施形態に係る床構造の断面図であり、(b)は図1のA4-A4線に沿った第二実施形態に係る床構造の断面図である。 (a)は本発明の第二実施形態に係る床構造の作用を説明するための図であり、(b)は従来の床構造の作用を説明するための図である。 本発明の第二実施形態の変形例に係る床構造を示す断面図である。 (a)は、実験を行う建築物の断面図であり、(b)は発明実施例1の床構造の断面図であり、(c)は比較例1の床構造の断面図であり、(d)は比較例2の床構造の断面図である。 従来の床構造の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
(第一実施形態)
図1~図3に示すように、第一実施形態の床構造1は、コンクリート製のスラブ10の上に縦横に間隔をおいて並べられる複数の第一支持部材20と、複数の第一支持部材20に支えられた複数の第一ボード30と、複数の第一ボード30を覆う複数の被覆材40と、被覆材40の上に縦横に間隔をおいて並べられる複数の支持台座45(第二支持部材)と、複数の支持台座45に支えられた複数の第二ボード50と、複数の第二ボード50の上に設けられた複数の表面材60と、を備えている。
なお、図1の平面図では、敷設された第一ボード30上の被覆材40と支持台座45と第二ボード50と表面材60それぞれの一部を示し、これらによって第一ボード30の一部が覆われている状態を表している。
第一支持部材20は、スラブ10から立ち上がる支持脚21と、この支持脚21によって高い位置に保持されて第一ボード30を載せる板状のパネル載置部22と、を備えている。
支持脚21は、図2に示すように、スラブ10上に配置される防振ゴム製の防振台座21Aと、この防振台座21Aに垂直に支持されるアジャスターボルト21Bとを備えている。パネル載置部22は、中央に図示省略の貫通孔が形成された平面視正方形のブロック状に形成されており、その貫通孔内に、アジャスターボルト21Bに螺合可能な雌ねじ部材が固定されて、パネル載置部22がアジャスターボルト21Bに設けられている。第一支持部材20は、アジャスターボルト21Bを回すことでパネル載置部22の高さが変わり、第一ボード30の高さやレベルを調整することができる。パネル載置部22は、木製或いは樹脂製であり、例えば廃材などから得られる木片チップを接着剤で固めたパーティクルボードを利用できる。
第一ボード30は、例えばパーティクルボード、合板などの板であり、好ましくはJISA5908で規定する曲げ強さが縦方向18.0N/mm以上、横方向18.0N/mm以上、厚さが20mm以上40mm以下の素地パーティクルボード(無研磨板、研磨板)を利用する。図示例では、第一ボード30は、厚さが20mmで矩形状に形成されており、第一ボード30として、長さの異なる二つのボードを用いている。
第一ボード30は所定のサイズに形成されていて、敷設する際に建築物の部屋(空間)の大きさに合わせて、サイズを調整して用いることができる。
床構造1では、複数の第一ボード30が縦方向と横方向とに複数並べられている。これらの複数の第一ボード30は第一支持部材20によってレベルを調整されて、スラブ10の上方に保持される。第一ボード30は短辺縁と長辺縁とが成す角部と、長辺縁の長手方向の途中の箇所と、第一支持部材20に載せて、周縁部31が第一支持部材20に支えられている。第一支持部材20によって第一ボード30を支える箇所は限定されるものではなく、周縁部より内側の箇所も支えるよう、第一支持部材20の数を増やしてもよい。
床構造1では、第一ボード30はその周りの第一ボード30や建築物の壁15から離して配置されており、並設した第一ボード30の間には隙間71(第一隙間に相当)ができ、また壁15に寄せた第一ボード30ではその周縁部31と壁15との間にも隙間72が設けられている。
例えば隙間71としては第一ボード30の周縁部31同士の間隔が12mmに設定されており、また隙間72としては第一ボード30の周縁部31と壁15との間隔が12mmに設定されているが、これらの隙間71,72の間隔は異なる寸法(例えば20mm)に設定することもできる。
なお、床構造1では、後述の図5(a)に示す根太ユニット90を好ましくは設けており、この根太ユニット90によって、壁15寄りの第一ボード30で壁15に沿った周縁部31の一部を支えている。根太ユニット90に代えて組み合わせた材木で第一ボード30を支えてもよい。図1では、ハッチングを付して壁15の断面を表している。
被覆材40は、第一ボード30を覆うと共に、並設した第一ボード30の間にできる隙間71を覆うものである。
被覆材40としては、ゴム製シート、アスファルト系制振材、石膏ボード、セメント板、合板、パーティクルボードなどの何れか或いはそれらの組み合わせを用いることができる。被覆材40の寸法は限定されるものではなく、厚さが4mm以上であり、長辺Lが910mm以上1000mm以下、短辺Wが450mm以上500mm以下の矩形状に形成されている。
ゴム製シート、アスファルト系制振材、石膏ボード、セメント板、合板、パーティクルボードは、それぞれ構成や材料が限定されるものではなく、各種のものを利用することができる。
被覆材40も所定のサイズに形成されていて、敷設する際に建築物の部屋(空間)の大きさに合わせて、サイズを調整して用いることができる。
図示例の被覆材40は、第一ボード30の上面に設けられたアスファルト系制振材41と、このアスファルト系制振材41に重ねて設けられた石膏ボード42と、からなる。アスファルト系制振材は、アスファルトに鉄粉を混ぜ不織布を表裏の面に設けて板状に形成されており、アスファルト系制振材41の厚さは例えば4mm以上12mm以下である。また石膏ボード42はJISA6901に規定する厚さ12.5mmの『普通硬質せっこうボード(GB-R-H)』である。なお、図1では、複数のアスファルト系制振材41の境界を省略し、また複数の石膏ボード42の境界も省略しているが、複数のアスファルト系制振材41は並設するアスファルト系制振材41との間に隙間を形成しないように、第一ボード30の上面に敷かれている。複数の石膏ボード42も、好ましくは、並設する石膏ボード42との間に隙間を形成しないように、アスファルト系制振材41の上面に設けられている。
第二支持部材としての支持台座45は、ブロック状に形成されていて、被覆材40に当接する下面451と、この下面451の反対側に形成されていて第二ボード50を載せる上面452と、を備え、例えば平面視で正方形を呈する。支持台座45は木製或いは樹脂製であり、例えば第一ボード30と同じパーティクルボードを利用することができる。また、支持台座45は、図2に示すように、水平方向では第一支持部材20と同じ位置に配置され、さらに第一支持部材20と支持台座45とが鉛直線上に揃えられた状態に配置される。
第二ボード50は、例えばパーティクルボードや合板などの板であり、好ましくはJISA5908で規定する曲げ強さが縦方向18.0N/mm以上、横方向18.0N/mm以上、厚さが20mm以上40mm以下の素地パーティクルボード(無研磨板、研磨板)を利用する。図示例では、第二ボード50は、厚さが20mmで矩形状に形成されている。
第二ボード50は所定のサイズに形成されていて、敷設する際に建築物の部屋(空間)の大きさに合わせて、サイズを調整して用いることができる。
床構造1では、複数の第二ボード50が縦方向と横方向とに複数並べられている。これらの複数の第二ボード50は支持台座45によって被覆材40の上方に保持される。第二ボード50は短辺縁と長辺縁とが成す角部と、長辺縁の長手方向の途中の箇所とを支持台座45に載せて、複数の支持台座45(第二支持部材)に支えられている。
なお、支持台座45は、被覆材40の上面で壁15に寄せた位置にも設けられていてこれらの支持台座45が壁15寄りに設けた第二ボード50で壁15に沿った周縁部51の一部を支えている。
床構造1では、図1及び図2に示すように、第二ボード50はその周りの第二ボード50や壁15から離して配置されており、並設した第二ボード50の間には隙間73(第二隙間に相当)ができ、また壁15に寄せた第二ボード50ではその周縁部51と壁15との間にも隙間74が設けられている。
例えば隙間73としては第二ボード50の周縁部51同士の間隔が12mmに設定されており、また隙間74としては第二ボード50の周縁部51と壁15との間隔が12mmに設定されているが、これらの隙間73,74の間隔は異なる寸法(例えば20mm)に設定することもできる。
複数の第二ボード50の配置は、第一ボード30と同じレイアウトで被覆材40の上に配置してもよいし、第一ボード30とは異なるレイアウトでもよい。
表面材60は、複数の第二ボード50の直上に設けられていて、滑らかな面が居室空間に表れる単層或いは複層のフローリングを構成するフローリングボードである。
このように構成された床構造1は、例えば集合住宅向け乾式遮音床用として施工される。
(施工方法)
床構造1は、例えばスラブ10の上に所定間隔で第一支持部材20の支持脚21を並べて配置する。また、各第一支持部材20のパネル載置部22の上面22Aに第一ボード30を載せて、ビスや釘でパネル載置部22に固定する。このとき支持脚21のアジャスターボルト21Bの上端を各第一ボード30の隙間71に配置する。
そして、第一ボード30の上から必要に応じて工具を用いてアジャスターボルト21Bを回転してパネル載置部22を上下に動かすことで、各第一ボード30の高さを揃えると共に上面が水平になるようにレベル調整し、さらにねじの緩みを防止するためにアジャスターボルト21Bの上端を接着剤で固定する。これにより、複数の第一ボード30がスラブ10の上方に保持される。
次に、被覆材40を第一ボード30の上に配置する。具体的には、アスファルト系制振材41同士の間に隙間ができないように複数のアスファルト系制振材41を複数の第一ボード30の上面に敷いて、アスファルト系制振材41で複数の第一ボード30の上面と第一ボード30間の複数の隙間71とを覆う。さらに複数の支持台座45を被覆材40上に置く。このとき、複数の支持台座45はそれぞれが第一支持部材20の上方に配置する。支持台座45をビスや釘で石膏ボード42に固定した後、支持台座45の上面452に第二ボード50を載せてビスなどで第二ボード50を支持台座45に固定する。これにより、複数の第二ボード50が石膏ボード42の上方に保持される。最後に、複数の表面材60を複数の第二ボード50の直上に敷設すれば床構造1が完成する。
床構造1では、図2に示すように、スラブ10と第一ボード30との間に第一の空間部(第一空気層S1)が形成され、被覆材40と第二ボード50との間に第二空間部(第二空気層S2)が形成される。
この床構造1において、スラブ10の上面と第一ボード30の下面との間の第一空気層S1は、設備配管や配線等の設置状況にもよるが、例えば厚さT1が45mm以上1200mm以下とされ、被覆材40の上面と第二ボード50の下面との間の第二空気層S2は、例えば厚さT2が10mm以上60mm以下とされ、好ましくは12mm以上30mm以下とされる。
図4(a)は、表面材60の上方の離れた位置にある一点鎖線で示す重量物W1を表面材60に落下させたときの重量衝撃音の伝搬の状態を表しており、重量床衝撃音は第一ボード30、被覆材40などによって低減されて、第一空気層S1やスラブ10に伝搬する。
本発明の第一実施形態の床構造1によれば、複数の第一ボード30と、並設した第一ボード30との間に設けられる隙間71とを、被覆材40で覆うことで、第二空気層S2(空間)が第一空気層S1(空間)と連通することを遮断する。これにより、第一ボード30を介して第一空気層S1へ伝搬する重量衝撃音v、さらに並設する第一ボード30の間に設けられた隙間71を通ってスラブ10へ伝搬する重量衝撃音の低減化を図ることができる。このように第一空気層S1(空間)と第二空気層S2(空間)との空気連通が遮断された状態では、第一ボード30が重量床衝撃音を低減する遮蔽物としての機能を発揮する。これにより階下への伝搬も一層低減することができる。
従来の床構造100では、図4(b)に示すように、複数のボード130と、並設したボード130との間に設けられる隙間171とを、被覆材40で覆っていない。このように、第一空気層S1′(空間)と第二空気層S2′(空間)とが連通した状態では、隙間171から第一空気層S1′へ伝搬する重量床衝撃音v2′が大きく存在し、ボード130が重量床衝撃音を低減する遮蔽物としての機能が低減し得る。
なお、本発明の第一実施形態の床構造1では、第二空気層S2から被覆材40へ伝搬する中間音vmは、従来の床構造100における第二空気層S2′からボード130へ伝搬する中間音vm′(<vm)よりも大きいが、第二空気層S2の直下に被覆材40を設けることで、第一空気層S1へ伝搬する重量衝撃音vは床構造100の重量衝撃音v1′よりも低減される。
(第二実施形態)
図5の(a)と(b)とは図1のA3-A3線とA4-A4線とに沿った第二実施形態の床構造2の断面図であり、床構造2は、第一実施形態の床構造1と比べて、遮音材80を被覆材40と第二ボード50との間の第二の空間(第二空気層S2)に設けている。
第一実施形態の床構造1と同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
遮音材80は、被覆材40の主構成材料とは異なる材料で構成されたものである。遮音材80としては、例えばグラスウール、ロックウール或いは樹脂の発泡成形品などを用いることができ、グラスウール、ロックウールであれば形状は綿状、或いはボード状に形成されたものを利用でき、ポリスチレンなどでボード状に発泡成形されたものも利用できる。
なお、図5(a)において、符号90は根太ユニットであり、根太ユニット90は、スラブ10上に配置される防振ゴム製の防振台座91と、この防振台座91に垂直に支持されるアジャスターボルト92と、長手方向に距離を置いて複数のアジャスターボルト92で支えらえた横材93と、を備えている。横材93はアジャスターボルト92によって、上面の高さや水平をレベル調整することができ、この上面931には、壁15寄りに設けた第一ボード30の周縁部31の一部が載せられている。この横材93は、壁15から離して、壁15に沿って設けられている。また、図5(a)において、符号95はゴム又は発泡ポリエチレンなどで構成された弾性体であり、横材93と壁15とに挟まれている。弾性体95は、例えば横材93の一方の端側と他方の端側とに設けられ、図5(b)に示すように、横材93の長手方向の中間の位置などでは弾性体95は設けられていない。また、符号96は壁15に設けた巾木である。
図6(a)は、表面材60の上方の離れた位置にある一点鎖線で示す重量物W1を表面材60に落下させたときの重量床衝撃音の伝搬の状態を表しており、重量床衝撃音は遮音材80と被覆材40によって一層低減されて、第一空気層S1やスラブ10に伝搬する。
本発明の第二実施形態の床構造2によれば、複数の第一ボード30と、並設した第一ボード30との間に設けられる隙間71とを、被覆材40で覆うと共に、遮音材80を第二空気層S2に収容することで、第一ボード30を介して第一空気層S1へ伝搬する重量床衝撃音v21、さらに第一ボード30間の隙間71や第一ボード30と壁15との間の隙間72を通ってスラブ10へ伝搬する重量床衝撃音v23の低減化を図ることができる。これにより階下への伝搬も一層低減することができる。
従来の床構造100では、図6(b)に示すように、複数のボード130と、並設したボード130との間に設けられる隙間171とを、被覆材40で覆っていないことで、さらにボード130と上方のボード140との間の第二空気層S2′に遮音材80を収容していないことで、ボード130から第一空気層S1′へ伝搬する重量床衝撃音v21′(>v21)が大きくなり、ボード130間の隙間171から第一空気層S1′へ伝搬する重量床衝撃音v22′やボード130と壁15との間の隙間172から第一空気層S1′へ伝搬する重量床衝撃音v23′が大きく存在し得る。
なお、床構造2では、第二ボード50から第二空気層S2へ伝搬する中間音vm2が、遮音材80で緩和され、第一ボード30と壁15との間の隙間72を通ってスラブ10へ伝搬する重量床衝撃音v23も、従来の床構造100における重量床衝撃音v23′よりも低減し得る(v23<v23′)。
また、遮音材80を第二空気層S2に設けることで、軽量床衝撃音を、第一実施形態の床構造1よりも低減することができる。
第二空気層S2の厚さT2を前記の10mm以上60mm以下に設定すると、遮音材80として、スラブ10上に配置する従来のグラスウールよりも薄いものを利用することができ、また第二空気層S2に高い充填率で収容することができる。これにより、遮音性が向上し、さらに製造コストが低減する。
さらに、床構造2では第一空気層S1を利用して、給水用の配管P1などをスラブ10上に配置して、仮に配管P1などに漏水が生じたとしても、遮音材80が第二空気層S2に収容されていることで水を吸収することを回避できる。
本発明は、前記の説明や図示例に限らず、実施をすることができる。
本発明は、住宅に限らず木造建築の平板で成る床版上に設置できることは勿論であり、さらに鉄骨や直交集成板(Cross Laminated Timber:以下,CLT板)などで躯体を構成した建築物で床版が鉄骨やCLT板で支えられていて、石膏ボードや平板などからなる床版にも施工することができる。また、本発明は、床版がCLT板で構成された建築物にも利用することができる。第一支持部材、第二支持部材の配置、またこれらに支えられる第一ボードや第二ボードの配置、居室空間の間取りなども図示例に限るものではない。
前記の実施形態では表面材60としてフローリングボードを挙げたが、表面材としてはカーペットや塩ビ製シート等も利用することができる。
また第一実施形態と第二実施形態の床構造1,2においてアスファルト系制振材を第二ボード50と表面材60との間に設けてもよい。図7に示す床構造2Aは第二実施形態の変形例であり、第二ボード50と表面材60との間に、アスファルト系制振材400を設けている。アスファルト系制振材400が第二ボード50と表面材60との間に設けられており、またアスファルト系制振材400は第二ボード50間の隙間73を覆っている。アスファルト系制振材400は、好ましくは、第二ボード50上で隙間なく敷設される。アスファルト系制振材400を第二ボード50上に設けることで、第二ボード50の遮蔽物としての機能も向上して、振動を一層低減することができる。また、アスファルト系制振材41,400それぞれの厚さを4mmとすると、各厚さを8mmにする場合と比べて、製造コストを低減することができる。なお、図7では第二実施形態の床構造2と同じ構成に同じ符号を付している。
本発明は、一般の住宅やマンションに限らず、オフィスのフロアとしても利用することができる。
第一支持部材としては、防振ゴム製の防振台座21Aなどの支持脚の下端を載せるパーティクルボードや合板などで構成された台座を設けたものも利用することができ、この台座を床版上に配置してもよい。
第一ボード30としては、セメント板、ALC(autoclaved lightweight aerated concrete)板、石膏ボードなどを用いてもよい。
セメント板は、例えばJISA5441(2003)に規定する押出成形セメント板を第一ボード30として利用することができる。
石膏ボードは、例えば芯に無機質の繊維などを混入して強化したJISA6901に規定する『強化せっこうボード(GB-F)』を利用でき、例えば厚さは21mmである。
ALC板は、例えばJISA5416(2016)に規定する厚さ35mm以上75mm未満の薄形パネルを利用することができる。
例えば第一ボード30がセメント板などである床構造1では、図1に示すように、鉛直線上に配置された第一支持部材20や支持台座45(第二支持部材)において、第二ボード50からの荷重を第一ボード30の周縁部31に押し付ける支持台座45の下面451と第一ボード30の周縁部31を受けるパネル載置部22の上面22Aとが上下の方向に並んで設けられている。これにより、表面材60からの荷重は、第一ボード30において、常に第一支持部材20で支えられた周縁部31、具体的には周縁部31の一部で受けることになり、荷重が第一支持部材20で支えられていない第一ボード30の中央の箇所や二つの第一支持部材20の間に位置する箇所に作用することはない。よって、荷重によって第一ボード30に亀裂などが生じて第一ボード30が損壊することが防止される。さらに、第一ボード30が成人男性の平均体重程度の荷重に対する強度を有するため、施工の際には、作業者が第一ボード30上で作業を行うことができる。なお、壁寄りに設けられる第一ボード30は、図5(a)に示すように、壁15と対向する第一ボード30の一方の長辺側の壁際縁部31Aを有していて、床構造では第二ボード50からの荷重を壁際縁部31Aに押し付ける支持台座45の下面451と、壁際縁部31Aを受ける横材93の上面931とが上下の方向に並んで設けられる。これにより、表面材60から荷重は、常に横材93で支えられた壁際縁部31A、具体的には壁際縁部31Aの一部で受けることになり、荷重が横材93で支えられていない第一ボード30の中央の箇所や根太ユニット90と第一支持部材20との間に位置する箇所に作用することはない。
被覆材40を構成するセメント板は、例えば厚さが8mmのスラグせっこう板(JISA5430に規定する『繊維強化セメント板』)を用いることができ、好ましくは工場などから副産物として発生する高炉水砕スラグや石膏、古紙などの再生材料から製造されたものを利用するとよい。
アスファルト系制振材の形状は、板状に限らず、丸めることが可能なシート状であってもよい。
(実験内容)
建築物の床版にフローリングを有する床構造を構成して、軽量床衝撃音と重量床衝撃音の測定を行った。
(床版の構造)
図8(a)に示すように、建築物の構造面としての床版200は、CLT板210と、このCLT板210の上面210Aに積層した石膏ボード211,212と、CLT板210の下面210Bに積層した石膏ボード214,215とを備えている。石膏ボード211,212,214,215はそれぞれ『強化せっこうボード(JISA6901)』であり、厚みは石膏ボード211,212,214が21mm、石膏ボード215が25mmである。CLT板の鉛直線に沿った寸法h1は210mmである。
衝撃音の測定を行う下の階では、二枚の石膏ボード214,215の下方に垂木などで支えられて天井を構成する二枚の石膏ボード216,217を備えている。上の石膏ボード214,215と下の石膏ボード216,217とこれらの間に設けられる天井裏の空間を含めた鉛直線に沿った寸法h2が490mmである。石膏ボード216、217はそれぞれ『強化せっこうボード(JISA6901)』であり、厚みは12.5mmである。
(床構造)
床版200に設ける床構造としては、本発明を適用したものを発明実施例1,2とし、従来の二重構造のものを比較例1とし、フローリングを直に床版に設置した非二重構造のものを比較例4とした。
発明実施例1,2の床構造と比較例1,2の床構造の詳細は以下のとおりである。
(発明実施例1)
発明実施例1の床構造は、図8(b)に示すように、床版200上に複数並べられた支持脚221及びパネル載置部222と、壁15の居室空間側の面に沿って設けられた根太ユニット290と、これらの支持脚221とパネル載置部222及び根太ユニット290に支えられて敷設されたパーティクルボード230と、パーティクルボード230を覆うアスファルト系制振材241と、アスファルト系制振材241に重ねて設けた石膏ボード242と、石膏ボード242の上面で縦横に間隔をおいて並べられたパーティクル材で成る複数の支持台座245と、これら支持台座245に支えられて敷設されたパーティクルボード250と、パーティクルボード250の上に敷設される表面材260と、から構成されている。
パーティクルボード230はパネル載置部222を介して支持脚221に支えらえている。
パーティクルボード230とパーティクルボード250とは、それぞれJISA5908で規定する曲げ強さが縦方向18.0N/mm、横方向18.0N/mmである。パーティクルボード230、パーティクルボード250、パネル載置部222及び支持台座245はそれぞれ厚さが20mmに設定されている。アスファルト系制振材241はアスファルトに鉄粉を混ぜ不織布を表裏の面に設けて板状に形成されており、アスファルト系制振材41の厚さは8mmである。石膏ボード242としては、『普通硬質せっこうボード(JISA6901)』で厚さが12.5mmのものを用いた。表面材260は、厚さが12mmの複層フローリングボードを利用した(各床構造で共通)。
この床構造において、パーティクルボード230が床版200の上方に保持されており、第一空気層S11が床版200の上面とパーティクルボード230の下面との間に構成され、その厚さt1は88.5mmに設定されている。
複数のパーティクルボード230はそれぞれ周りの部材(壁15やパーティクルボード230)から離れて設けられており、並設するパーティクルボード230の隙間271の間隔g1は12mmであり、壁15寄りのパーティクルボード230は壁15との隙間272の間隔g2も12mmに設定されている。
アスファルト系制振材241は、パーティクルボード230の上面と隙間271とを覆っており、複数のアスファルト系制振材241はそれらの間に隙間を設けずに複数のパーティクルボード230の上面に敷かれている。複数の石膏ボード242も、複数のアスファルト系制振材241の上面に、隙間を設けずに敷いた。
支持台座245とパネル載置部222及び支持脚221は鉛直線上に並ぶように設けられている。
複数のパーティクルボード250が複数の支持台座245によって石膏ボード242の上方に保持されており、第二空気層S12が石膏ボード242の上面とパーティクルボード250の下面との間に構成され、その厚さt2は20mmに設定されている。
複数のパーティクルボード250はそれぞれ周りの部材(壁15やパーティクルボード250)と離して設けられており、パーティクルボード230と同様に、並設するパーティクルボード250の隙間273の間隔g3は12mmであり、壁15寄りのパーティクルボード250の壁15との隙間274の間隔g4も12mmに設定されている。
(発明実施例2)
発明実施例2の床構造は、発明実施例1の床構造の第二空気層S12としての空間にグラスウールを設けている。その他の構造は、発明実施例1の床構造と同じである。
(比較例1)
比較例1の床構造は、図8(c)に示すように、床版200上に縦横に一定の間隔をおいて複数並べられるように立設された支持脚221及びパネル載置部222と、壁15の居室空間側の面に沿って設けられた根太ユニット290と、これらの支持脚221及び根太ユニット290に支えられて敷設されたパーティクルボード230と、パーティクルボード230の上面で縦横に間隔をおいて並べられたパーティクル材で成る複数の支持台座235′と、これら支持台座235′に支えられて敷設されたパーティクルボード240′と、パーティクルボード240′を覆うシート状のアスファルト系制振材シート251′と、アスファルト系制振材251′に重ねて設けた石膏ボード252′と、石膏ボード252′の上に敷設される表面材260と、から構成されている。
パーティクルボード230はパネル載置部222を介して支持脚221に支えらえている。
パーティクルボード230とパーティクルボード240′とは、それぞれJISA5908で規定する曲げ強さが縦方向18.0N/mm2、横方向18.0N/mm2である。パーティクルボード230とパーティクルボード240′とパネル載置部222及び支持台座235′はそれぞれ厚さが20mmに設定されている。アスファルト系制振材251′はアスファルトに鉄粉を混ぜ不織布を表裏の面に設けて板状に形成されており、アスファルト系制振材251′の厚さは8mmである。石膏ボード252′としては、『普通硬質せっこうボード(JISA6901)』で厚さが12.5mmのものを用いた。
この床構造において、パーティクルボード230が床版200の上方に保持されており、第一空気層S11が床版200の上面とパーティクルボード230の下面との間に構成され、その厚さt1は88.5mmに設定されている。
複数のパーティクルボード230はそれぞれ周りの部材(壁15やパーティクルボード230)から離れて設けられており、並設するパーティクルボード230の隙間271の間隔g1は12mmであり、壁15寄りのパーティクルボード230は壁15との隙間272の間隔g2も12mmに設定されている。
支持台座235′とパネル載置部222及び支持脚20は鉛直線上に並ぶように設けられている。
複数のパーティクルボード240′が複数の支持台座235′によってパーティクルボード230の上方に保持されており、第二空気層S12′がパーティクルボード230の上面とパーティクルボード240′の下面との間に構成され、その厚さt2′は20mmに設定されている。
複数のパーティクルボード240′はそれぞれ周りの部材(壁15やパーティクルボード240′)と離して、設けられており、パーティクルボード230と同様に、並設するパーティクルボード240′の隙間273の間隔g3は12mmであり、壁15寄りのパーティクルボード240′の壁15との隙間274の間隔g4も12mmに設定されている。
アスファルト系制振材251′は、パーティクルボード240′の上面と隙間271とを覆っており、また複数のアスファルト系制振材251′を複数のパーティクルボード230の上面に、隙間を設けずに敷かれている。複数の石膏ボード252′も、複数のアスファルト系制振材251′の上面に、隙間を設けずに敷かれている。
(比較例2)
比較例2の床構造は、図8(d)に示すように、床版200上に表面材260を設けて構成されている。比較例2の床構造は、表面材260と床版200との間に空気層を設けておらず、非二重構造である。
(衝撃音の測定方法)
タッピングマシンを表面材260の上に置いて、ハンマーを表面材260に当てて、軽量床衝撃音の測定(JISA1418-1(2000)の『建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法』)を行った。
バングマシンを表面材260の上に置いて、タイヤを表面材260に当てて、重量床衝撃音の測定(JISA1418-2(2019)の『建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法』)を行った。
軽量床衝撃音と重量床衝撃音の測定結果を表1に示す。
Figure 2024039761000002
(評価)
発明実施例1,2は、重量物による衝撃音を低減することができた。特に周波数が63kHzの帯域では、発明実施例1は比較例1に比べて2.6dB低減できることを確認した。また、発明実施例2はグラスウールを第二空気層S12に設けることで、周波数が63kHzの帯域で発明実施例1よりも1.7dB低減できることを確認した。
発明実施例1では、重量物による衝撃音を低減する一方で、軽量物による衝撃音が比較例1よりも大きいことを確認した。この増加に関して、グラスウールを第二空気層S12に設けた発明実施例2では、軽量物による衝撃音が発明実施例1よりも低減した。
グラスウールを第二空気層S12に設けることで、軽量床衝撃音と重量床衝撃音の何れも音量が低減できた。
1,2,2A 床構造
10 スラブ(床版)
20 第一支持部材
21 支持脚
22 パネル載置部
30 第一ボード
40 被覆材
41,400 アスファルト系制振材
42 石膏ボード
45 支持台座(第二支持部材)
50 第二ボード
55 石膏ボード
60 表面材
71 隙間(第一隙間)
72 隙間
73 隙間(第二隙間)
74 隙間
80 遮音材
S1 第一空気層
S2 第二空気層

Claims (6)

  1. 床版の上に並べられる複数の第一支持部材と、
    複数の前記第一支持部材に周縁部を支えられ、且つ第一隙間を設けて並べられて前記床版の上方に保持される複数の第一ボードと、
    複数の前記第一ボードと前記第一隙間とを覆う複数の被覆材と、
    前記被覆材の上に並べられる複数の第二支持部材と、
    複数の前記第二支持部材に周縁部を支えられ、且つ第二隙間を設けて並べられて前記被覆材の上方に保持される複数の第二ボードと、
    複数の前記第二ボードの上に設けられる複数の表面材と、
    を備えていることを特徴とする、床構造。
  2. 前記被覆材としては、ゴム製シート、アスファルト系制振材、パーティクルボード、セメント板、合板、石膏ボードの何れかであり、或いはそれらの少なくとも二つを重ねて設けられていることを特徴する、請求項1に記載の床構造。
  3. 前記第一ボードと前記第二ボードとがパーティクルボードで成り、
    前記被覆材が、前記第一ボードの上に敷いたアスファルト系制振材と、このアスファルト系制振材に重ねた石膏ボードと、を備え、
    複数の前記第二支持部材が、前記石膏ボードに載置されていることを特徴とする、請求項2に記載の床構造。
  4. 複数の前記第二ボードと前記第二隙間とを覆う複数のアスファルト系制振材を前記第二ボードと前記表面材との間に設けたことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の床構造。
  5. 前記被覆材と前記第二ボードとの間に構成された空間に、遮音材を設けたことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の床構造。
  6. 複数の前記第二ボードと前記第二隙間とを覆う複数のアスファルト系制振材を前記第二ボードと前記表面材との間に設けたことを特徴とする、請求項5に記載の床構造。
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